JPH09238997A - 鍼保持具付携帯用鍼管 - Google Patents

鍼保持具付携帯用鍼管

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JPH09238997A
JPH09238997A JP5339996A JP5339996A JPH09238997A JP H09238997 A JPH09238997 A JP H09238997A JP 5339996 A JP5339996 A JP 5339996A JP 5339996 A JP5339996 A JP 5339996A JP H09238997 A JPH09238997 A JP H09238997A
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acupuncture
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rear end
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Naonori Maeda
直則 前田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鍼を鍼管に固定する際に誤って鍼先を曲げた
り折損したりするおそれがなく、取り扱いが容易で安全
且つ衛生的な鍼保持具付携帯用鍼管を提供する。 【解決手段】 内部に鍼2を収容する鍼管3と、前記鍼
管3を挿通可能な2つの透孔4A,4Bが形成されてい
る弾性変形可能な鍼保持具4とを備えている。前記鍼保
持具4の一方の透孔4Aに鍼管3の後端部を貫通し、他
方の透孔4Bに鍼管3後端から突出させた鍼2の後端を
挿通して、鍼保持具4の弾性復元力によって鍼管3後端
部内壁面に鍼2の後端部を押し付けて固定保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯時に鍼を鍼管
内に固定保持する構造を備えた鍼保持具付携帯用鍼管に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、診療所以外の場所で患者に鍼灸治
療を施す場合に使用する携帯用鍼管としては、例えば実
開平7−27574号公報に記載されているように、鍼
を鍼管内に固定した状態で携帯できるようにしたものが
知られている。
【0003】これは、図6に示すように、鍼11を立て
た状態で鍼管12の上端から挿入した鍼の下端部を、前
記鍼管12の下端からその内部へ圧入した鍼管栓蓋13
の楔状の周面と鍼管12の内周壁との間で挟圧して、鍼
11が携帯中に鍼管12内で遊動しないように保持する
構造になっている。なお、前記鍼管栓蓋13はストッパ
14によって鍼管12下端によって定位置に装着され
る。
【0004】前記携帯用鍼管によれば、携帯中に鍼が鍼
管内に固定され、鍼先が鍼管外に突出して折損したり汚
損するおそれがないので、極めて安全且つ衛生的に携行
することができるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記実
開平7−27574号公報に記載されている構造の携帯
用鍼管では、鍼を鍼管栓蓋によって鍼管内に固定保持し
ているため、鍼を使用する際に鍼管から鍼管栓蓋を取り
外す必要があり、非能率的であるとともに鍼管から分離
された小さな鍼管栓蓋を紛失するおそれがあった。
【0006】また、細い鍼先を小さな鍼管栓蓋と鍼管内
周壁との間に挟み込んで固定しているため、様々な長さ
の鍼に適合するように、鍼管を複数種類用意する必要が
あるとともに、固定する際に誤って鍼先を曲げたり折損
したりするおそれがあった。
【0007】そこで、本発明は、前述した従来の携帯用
鍼管の問題点を解消し、鍼を鍼管に固定する際に誤って
鍼先を曲げたり折損したりするおそれがなく、取り扱い
が容易で安全且つ衛生的な鍼保持具付携帯用鍼管を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的のため、本発明
の鍼保持具付携帯用鍼管は、内部に鍼を収容する鍼管
と、前記鍼管を挿通可能な2つの透孔が形成されている
弾性変形可能な鍼保持具とを備えている。そして、前記
鍼保持具の一方の透孔には前記鍼管の後端部を貫通し、
他方の透孔には鍼管後端から突出させた鍼の後端を挿通
して、鍼保持具の弾性復元力により鍼管内に鍼を保持す
るように構成したものである。
【0009】
【作用】鍼を持ち運ぶ場合には、鍼管内に鍼を収容し、
鍼管の後端から鍼の後端部を僅かに突出させた状態で、
鍼保持具の一方の透孔を鍼管の後部に挿通させる。そし
て、鍼保持具を指で弾性変形させて他方の透孔に鍼管か
ら突出している鍼の後端を挿通させて鍼保持具を放す
と、鍼保持具はその弾性復元力によって平坦な形状に戻
ろうとするため、他方の透孔に挿通されている鍼の後端
部を鍼管内壁面の片側に押し付け、摩擦力によって固定
保持する。
【0010】鍼を使用する場合には、再び指で鍼保持具
を弾性変形させて、鍼の後端部を鍼保持具から開放し、
鍼管の後端部が鍼保持具の2つの透孔を貫通する位置ま
で鍼保持具を鍼管に沿って滑らせて鍼保持具から指を放
すと、鍼保持具はその弾性復元力によって鍼管の後端部
に固定されるので、そのまま、患者に鍼治療を施すこと
ができる。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の1実施例を説
明する。図1は、鍼を収容した状態の鍼保持具付携帯用
鍼管の斜視図であって、鍼保持具付携帯用鍼管1は、内
部に鍼2を収容する鍼管3と、前記鍼管3の後端から突
出している鍼3の後端部を鍼管3に対して固定保持する
鍼保持具4とから構成されている。
【0012】図2は、前記鍼保持具付携帯用鍼管1の分
解斜視図であって、鞘状の鍼管3の内部に収容される鍼
2は、皮膚に刺し入れる先端側の鍼本体2Aは、細くし
なやかに形成されており、後端側の鍼柄2Bは、金属ま
たはプラスチックで前記鍼本体2Aより大径に形成され
ている。前記鍼管3の長さは、前記鍼柄2Bの後端部を
3〜5mm程度鍼管3の後端から外部に突出させた状態
で、鍼本体2Aの鍼先が鍼管3内に収まる程度に設定さ
れている。
【0013】また、鍼保持具4は同図に示すように、弾
性変形可能な合成樹脂や金属の薄板によって細長い形状
に形成されていて、自然な状態では平坦な薄板状になっ
ている。前記鍼保持具4には、その長手方向に2つの透
孔4A,4Bが隣り合って形成されており、本実施例で
は、これらの透孔は鍼保持具4の長手方向に細長い長孔
として形成されている。鍼保持具4は細長い薄板形状と
することによって、合成樹脂や金属の薄板から打ち抜き
加工によって容易且つ安価に製作することができるとと
もに、曲げに対する大きな弾性変形が可能となってい
る。
【0014】鍼管3内に鍼2を収容して固定保持する場
合には、先ず、図3(a)のように鍼保持具4の一方の
透孔4Aに鍼管3の後端部を挿通する。このとき、鍼2
の後端部を3〜5mm程度突出させておく。
【0015】次いで、同図(b)のように、鍼保持具4
を指で他方の透孔4Bが鍼2の後端部を越える位置まで
弾性変形させ、このまま他方の透孔4Bの縁が、鍼2の
後端部の外周面に対向するように鍼保持具4を鍼管3に
沿ってその先端側に滑らせる。ここで指を放して鍼保持
具4を開放すると、同図(c)のように、鍼保持具4は
その弾性復元力によって、平坦な形状に戻ろうとするた
め、他方の透孔4Bに挿通されている鍼2の後端部が前
記透孔4Bの縁部によって鍼管3の内壁面の片側に押し
付けられて摩擦力によって固定保持される。
【0016】また、鍼2を使用する場合には、図4に示
すように再び指で鍼保持具4を弾性変形させて、鍼2の
後端部を鍼保持具4の透孔4Bの縁部から開放し、鍼管
3の後端部が鍼保持具4の2つの透孔4A,4Bを両方
とも貫通する位置まで鍼保持具4を鍼管3に沿って滑ら
せてから鍼保持具4から指を放すと、鍼保持具4はその
弾性復元力によって鍼管3の後端部外周面に摩擦力で固
定される。患者への針治療は、鍼保持具4を鍼管3に装
着した状態でそのまま行うことができる。
【0017】さらに、鍼2の使用後に鍼管3内に再び固
定保持する場合には、鍼管3の後端から鍼2の後端部を
突出させた状態で鍼保持具4を後方に滑らせて、透孔4
Bを鍼管3の後端から外し、鍼2の後端部に係止させて
図3(c)の位置に戻せばよい。
【0018】なお、前記実施例では細長い鍼保持具の長
手方向に細長く形成されている2つの長孔状の透孔を有
するものを示したが、これらの透孔は、鍼保持具を屈曲
変形した状態で鍼管後端部が2つの透孔を貫通して針状
保持具が保持される大きさ及び形状を有していればよ
く、鍼保持具の外形輪郭もその機能を損なわない範囲で
自由に選択することが可能であり、例えば、図5に示す
ように、鍼2を鍼管3に固定保持するために、ばね線材
を曲げ成形して2つの透孔4’A,4’Bの周縁の輪郭
のみを形成した鍼保持具4’を用いてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上に説明したように本発明の鍼保持具
付携帯用鍼管によれば、鍼管を挿通可能な2つの透孔が
形成されている弾性変形可能な鍼保持具によって、鍼管
の後端部から外部に突出させた鍼の後端部を押さえて、
鍼管内に鍼を固定保持する構造としたため、鍼を鍼管に
固定する際に、誤って鍼先を曲げたり折損したりするお
それがなく、また、数種類の長さの鍼に対して同一長さ
の鍼管を使用することができ、鍼の長さに適合する鍼管
を多種類用意する必要がない。
【0020】さらに、針治療を行う場合には、鍼保持具
を鍼の後端部から離して、そのまま鍼管の先端側に滑ら
せ鍼保持具を鍼管の後端部に保持させたまま鍼先を鍼管
先端から突出させることができるため、鍼の鍼管に対す
る固定・開放操作が極めて簡単となり、治療時間が短縮
されるとともに、鍼先が直接指等に触れることがないの
で安全且つ衛生的に取り扱うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の鍼保持具付携帯用鍼管の1実施例を
示す斜視図。
【図2】 本発明の鍼保持具付携帯用鍼管の1実施例を
示す分解斜視図。
【図3】 鍼保持具の固定操作手順を示す図。
【図4】 鍼保持具の開放操作手順を示す図。
【図5】 本発明の鍼保持具付携帯用鍼管の他の実施例
を示す斜視図。
【図6】 従来の携帯用鍼管の鍼保持構造を示す斜視
図。
【符号の説明】
1 鍼保持具付携帯用鍼管 2
鍼 2A 鍼本体 2B
鍼柄 3 鍼管 4,4’
鍼保持具 4A,4B,4’A,4’B 透孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に鍼を収容する鍼管と、 前記鍼管を挿通可能な2つの透孔が形成されている弾性
    変形可能な鍼保持具とを備え、 前記鍼保持具の一方の透孔には前記鍼管の後端部を貫通
    し、他方の透孔には鍼管後端から突出させた鍼の後端を
    挿通して、鍼保持具の弾性復元力により鍼管内に鍼を保
    持するように構成したことを特徴とする鍼保持具付携帯
    用鍼管。
JP5339996A 1996-03-11 1996-03-11 鍼保持具付携帯用鍼管 Expired - Lifetime JP2756243B2 (ja)

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