JPH09238870A - 窓ガラスの清掃装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 本発明は、窓ガラスの清掃において、濡れ
雑巾で拭いた後にガラス表面に残る水膜を水切りへらで
取り除く時に、ガラス表面を流下する水滴を防止して、
窓ガラスの清掃作業を効率良く行う装置に関するもので
ある。 【構 成】 硬質ゴム板の水切りへら１の片側面に、吸
水力の強いフエルトあるいはスポンジ状の吸水マット２
を貼り合わせ、これを硬質プラスチツクあるいわ金属製
の定着板３と固定板４とで狭合しビス５で固着し、定着
板３には取手６を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、窓ガラスの清掃にお
いて、濡れ雑巾で拭いた後にガラス表面に残る水膜を取
り除く装置に関するものである。装置は硬質ゴム板の片
側面に吸水力の強いフエルトあるいはスポンジ状の吸水
板を張り合わせた水切りへらである。家庭および高層ビ
ルの窓ガラスを効率良く清掃するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の水切りへらは、硬質ゴム板のみで
ガラス表面の水膜をかき寄せる方法がとられていた。し
かしこの方法ではかき寄せた水滴がガラス表面を流下
し、窓枠や床面に流れるため、その都度雑巾で拭き取る
煩わしさがあり、清掃作業の妨げとなつていた。特に木
製窓枠においては、木部を変色させる恐れがあつた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ガラス表面の水膜を、
水切りへらでかき寄せた時に生ずる水滴の流下を防止
し、窓ガラスの清掃を効率良く実施できる装置であり、
社会的要望に充分こたえる発明である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明の構成を説明する
と、 （イ） 短冊形の硬質ゴム板製水切りへら１の片側面
に、同形の吸水マット２を重ねる。 （ロ） 水切りへら１の先端は、吸水マット２の先端
より吸水マット２の厚さ寸法程度突出させて貼り合わせ
る。 （ハ） 水切りへら１と吸水マット２を、硬質プラス
チックあるいは金属製の定着板３と固定板４で狭合し、
ビス５で固着する。 （ニ） 定着板３に取手６を取り付ける。 以上のように装置する。

【０００５】

【作用】窓ガラス表面に残つた水膜は、この状態にある
かぎり流下することはないが、水切りへらでかき寄せる
と集められた水はガラス表面を流下する。しかし水切り
へら先端近くにある吸水マットの先端より水は吸水され
てマット内に保水され、ガラス表面を流下することはな
く水切り作業が容易に出来る。

【０００６】

【実施例】吸水マットは水切りへらをすべらす進行方向
側の片側面に貼り合わせ、水切りへらでかき寄せた水を
吸水マットで吸水する。これを水切りへらの両側面に吸
水マットを貼り合わせて使用することも出来る。この場
合は水切りへらを上下左右にガラス面より離すことなく
連続して使用することが出来る。

【０００７】

【発明の効果】水切りへらでかき寄せられた水は順次に
吸水マットに吸水され、煩わしい水垂れがなく窓ガラス
の清掃が効率良く美しく出来る。長さ１７センチメート
ルの水切りへらに、同等の長さで幅１センチメートル、
厚さ０．２センチメートルの吸水マットを取り付けて実
験をした結果、ガラス面積１平方メートルの水切りを水
垂れなく作業が出来た。なお吸水マットには吸水量の限
界があるため、限界になつたと思われる面積の水切りを
行ったら、乾いた雑巾で吸水マットを軽く押さえるだけ
で繰り返し使用出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図

【符号の説明】

１は水切りへら ２は吸水マット ３は定着板 ４は固定板 ５はビス ６は取手

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】（イ） 短冊形の硬質ゴム板製水切りへ
   ら１の片側面に、同形の吸水マット２を重ねる。 （ロ） 水切りへら１の先端は、吸水マット２の先端
   より吸水マット２の厚さ寸法程度突出させて貼り合わせ
   る。 （ハ） 水切りへら１と吸水マット２を、硬質プラス
   チックあるいは金属製の定着板３と固定板４とで狭合し
   て、ビス５で固着する。 （ニ） 定着板３に取手６を取り付ける。 以上の如く構成された、窓ガラスの清掃装置。