JPH09238730A - 封印部材 - Google Patents

封印部材

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JPH09238730A
JPH09238730A JP8084796A JP8479696A JPH09238730A JP H09238730 A JPH09238730 A JP H09238730A JP 8084796 A JP8084796 A JP 8084796A JP 8479696 A JP8479696 A JP 8479696A JP H09238730 A JPH09238730 A JP H09238730A
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JP
Japan
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hole
opening
closing member
sealing member
fitting
Prior art date
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Pending
Application number
JP8084796A
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English (en)
Inventor
Masao Nozawa
正夫 野沢
Tomohisa Ishida
智久 石田
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YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実に封印することができ、取扱も容易なも
のにする。 【解決手段】 透孔18を有した開閉部材17と、この
開閉部材17の閉じ位置に固定されその一部に透孔22
が形成された固定片20とを有し、開閉部材17と固定
片20の少なくとも何れか一方が他方の透孔18,22
に挿通可能に形成された被開閉部材14に取り付けられ
る。開閉部材17の透孔18又は固定片20の透孔22
に挿通可能な挿通部24と、この挿通部24と一体に形
成され開閉部材17の透孔18及び固定片20の透孔2
2に対して挿通不能な膨大部26が設けられている。挿
通部24を透孔18又は透孔22に挿通した状態で挿通
部24によるループを形成して所定個所で固定する固定
手段28,29,44,46,50を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スライドファス
ナ等の摘み部分やその他の開閉部材の先端部等に取り付
けられる封印部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばスライドファスナの開閉を
封印する封印部材は、実開平51−97008号公報に
開示されているように、スライドファスナの終端部に、
スライダーの摘みの透孔に挿通される突起を固定して設
け、スライドファスナを閉じた際に、その摘みを上記突
起の透孔に挿通し、この摘みの先端部の透孔に、錠を挿
通して開閉不能とするものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の場
合、鞄を開けるためには、錠を開く鍵が必要であり、操
作が面倒であるとともに、例えば搬送用のバッグに設け
る場合、送り側と受け側の双方に同一の鍵が必要であ
り、しかも鞄の種類が多くなると、鍵の選択や操作も煩
雑になるいう問題があった。また、使用した錠を送り側
へ返送しなければならず、管理も面倒なものであった。
さらに、錠により封印した場合、合鍵により錠が一旦開
けられた後、再度施錠されれば、その開封の事実がわか
らず、封印としての信頼性が劣るという問題があった。
【0004】この発明は、上記従来の技術に鑑みてなさ
れたものであり、取扱が容易で、封印状態にあることを
確実に認識することができる封印部材を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、スライドフ
ァスナの摘み等の開閉部材と、この開閉部材に形成され
た透孔と、この開閉部材の閉じ位置に固定され上記開閉
部材の透孔に挿通可能であって挿通位置より先端側に透
孔が形成された固定片とを有した被開閉部材に取り付け
られるもので、上記固定片の透孔に挿通可能な挿通部
と、この挿通部と一体に形成され上記開閉部材の透孔及
び固定片の透孔に対して挿通不能な膨大部が設けられ、
上記挿通部を上記固定片の透孔に挿通した状態で上記挿
通部によりループを形成して所定個所で固定する固定手
段を設けた封印部材である。
【0006】また、上記開閉部材の閉じ位置に固定され
上記開閉部材が挿通可能な透孔を有した固定片を備えた
被開閉部材に取り付けられるもので、上記開閉部材の透
孔に挿通可能な挿通部と、この挿通部と一体に形成され
上記開閉部材の透孔及び固定片の透孔に対して挿通不能
な膨大部が設けられ、上記開閉部材を上記固定片の透孔
に挿通した状態で、上記挿通部を上記開閉部材の透孔に
挿通してループを形成して所定個所で固定する固定手段
を設けた封印部材である。
【0007】上記固定手段は、上記挿通部の一端部と上
記膨大部の一側面に形成された係合部と被係合部とから
なり、これらを互いに強固に係合させることにより上記
挿通部によるループが形成されるものである。また、上
記固定手段は、上記挿通部の一端部の嵌合孔と上記膨大
部の取付孔、及びこの嵌合孔と取付孔に嵌合する嵌合突
起とからなり、上記挿通部の先端部を上記膨大部側のス
リットに差し込んで、上記嵌合孔と取付孔とを合わせ
て、上記嵌合突起を緊密にこれらの孔に嵌合させて取り
外し不能とし、上記挿通部によるループを形成するもの
である。
【0008】上記固定手段は、所定個所に強度の弱い脆
弱部が形成され、上記固定手段の係合を解除して封印を
開けようとすると、容易にこの脆弱部が破断するもので
ある。さらに、上記膨大部には、平な表示部が形成され
ているものである。
【0009】この発明の封印部材は、開閉部材と固定片
とを連結状態で外れなくするとともに、その連結による
封印を解除する際には、挿通部または固定手段の一部を
破断しないと解除できないものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。図1〜図3は、この発
明の第一実施形態を示すもので、この実施形態の封印部
材10は、図1に示すようにスライドファスナ12を有
した被開閉部材である鞄14に用いられるもので、開閉
部材であるスライダ16の摘み17を利用して封印する
ものである。また封印される対象は、鞄14のスライド
ファスナ12であり、その一端部には、スライダ16に
よりスライドファスナ12を閉じた状態で、スライダ1
6の摘み17の先端部の透孔18に挿通される固定片2
0が設けられている。さらに、固定片20の先端部に
も、透孔22が形成されている。固定片20は、摘み1
7の透孔18に挿通可能であって、透孔22が形成され
ているものであれば良く、その形状や材質は問わないも
のである。
【0011】この実施形態の封印部材10は、樹脂によ
り一体成形されたもので、図示するように、摘み17の
透孔18に挿通可能な細長い挿通部24と、挿通部24
と一体に形成され摘み17の透孔18及び固定片20の
透孔22に対しては挿通不能な膨大部26を有してい
る。さらに、挿通部24を固定片20の透孔22に挿通
した状態で、挿通部24によりループを形成し、挿通部
24の先端部を膨大部26に固定する固定手段である係
合部28と、膨大部26に設けられた固定手段である被
係合部29が設けられている。
【0012】係合部28は、被係合部29内に嵌合可能
な大きさであり、その四方の端面には、各々係合凸部3
0を有し、被係合部29の係合凹部31に係合する。そ
して、係合部28は、係合状態で被係合部29と面一と
なる。また、膨大部26には、表面が平な表示部34が
形成され、捺印やその他の表示を可能にしている。一
方、挿通部24の係合部28側の端部は、二又状に形成
され強度が弱く容易に破断される脆弱部36として形成
されている。
【0013】この脆弱部36は、この封印を破ろうとし
て係合部28と被係合部29との係合を外そうとした場
合に、この脆弱部36に力がかかると容易に破断してし
まうようにしたものである。これにより、封印を無断で
破ろうとした場合に、この脆弱部36が破断してその事
実が確実にわかるようになっている。
【0014】この実施形態の封印部材10は、図1に示
すように、挿通部24によるループが形成されるもの
で、使用に際して、スライダ16の摘み17の透孔18
に、固定片20を挿通し、固定片20の透孔22に挿通
部24を通し、係合部28と被係合部29とを係合させ
てスライドファスナ12を封印するものである。この封
印状態で、係合部28の係合凸部30は被係合部29の
係合凹部31に強く係合し、表面が面一となるので、こ
の係合部28を外すことはできなくなるものである。
【0015】そして、封印を解除する際には、挿通部2
4を破断して挿通部24を透孔22から外し、摘み17
を固定片20から離すものである。また、必要に応じ
て、表示部34に送り主の印等を押すことにより、受け
手側で、確実に送り主を認識することができ、さらに、
印以外の他の表示を行なうようにしても良く、封印を解
く際に、確実にその鞄14の送り主を認識して解除する
ことができる。
【0016】この実施形態の封印部材10によれば、安
価に形成することができ、しかも、確実な封印が可能で
あり、表示部34により、誤って封印を解除することも
防止することができる。さらに、封印を解除するには、
挿通部24を切断しないと解除できず、挿通部24と脆
弱部36とが接続しているかぎり封印がなされれている
ことが確実にわかり、信頼性の高い封印が可能となる。
【0017】次にこの発明の第二実施形態について、図
4〜図6に基づいて説明する。ここで、上述の実施の形
態と同様の部材は同一の符号を付して説明を省略する。
この実施の形態の封印部材40は、膨大部26から伸び
た細い連結部材42を有している。連結部材42の先端
部には、固定手段である嵌合部43が形成され、嵌合部
43の一側面に固定手段である嵌合突起44が形成され
ている。
【0018】また、挿通部24の先端部には、嵌合突起
44が嵌合する固定手段としての嵌合孔46が形成され
ている。そして、膨大部26の側面には、挿通部24の
先端部を収容可能な固定手段としてのスリット48が形
成され、このスリット48の中央部には、膨大部26の
一側面に連通して固定手段である取付孔50が設けられ
ている。取付孔50は、嵌合部43が緊密に嵌合可能な
大きさの穴に形成され、嵌合部43が嵌合された状態
で、嵌合部43の表面と膨大部26の表面とが面一にな
るように形成されている。
【0019】そして、連結部材42は、嵌合突起44が
取付孔に嵌合した状態で、この嵌合部43を引き抜こう
とすると容易に切れてしまう脆弱部36として機能す
る。これにより、嵌合部43を引き抜いて封印を無断で
解除しようとすると、脆弱部36が破断しその事実が確
実に判明するようになっている。
【0020】この実施形態の封印部材40は、図4に示
すように、挿通部24によるループを形成し、挿通部2
4の先端部を膨大部26のスリット48に差し込み、嵌
合孔46と取付孔50を一致させ、嵌合部43を透孔5
0に差し込み嵌合突起44を嵌合孔46に嵌合さて固定
する。この状態で、嵌合部43は膨大部26の取付孔5
0に緊密に嵌合し、外れない状態となる。
【0021】この実施形態の封印部材40も、挿通部2
4を切断して封印を解除するものであり、連結部42が
封印の無断解除を判明させる脆弱部部36となるもので
ある。従って、この実施形態の封印部材40によって
も、上記実施形態と同様の効果を得ることができ、封印
状態の確実な表示と、容易な取扱を可能にしている。
【0022】なお、この発明の封印部材を使用する開閉
部材は、スライドファスナの摘み以外に、鞄の開閉部分
の先端部やベルト部分の先端部等に取り付けて、この封
印部材を使用可能なものである。また、封印部材の挿通
部が挿通される透孔は、開閉部材と被開閉部材の固定片
の何れに形成された透孔でも良く、開閉部材と封印部材
の双方に形成された透孔のうち、一方の透孔に挿通され
た方の透孔に挿通部が挿通されるものである。さらに、
固定手段は適宜選択可能なものであり、挿通部によるル
ープの形成位置や先端部の連結個所も膨大部以外に、挿
通部の途中にしても良く、封印解除に際しては、その構
成の一部を破断させないと解除できない構造であれば良
い。また、表示部も、適宜の位置に設けることができ
る。
【0023】
【発明の効果】この発明の封印部材は、挿通部によるル
ープを形成することで容易に封印が可能であり、封印解
除に際しては、挿通部を切断しない限り封印解除不能で
あり、しかも無断で係合部を外して封印を開けようとし
ても脆弱部が切れてその封印を解除しようとした事実が
容易に判明するようにしたものである。しかも、封印部
材の取扱も容易であり、表示部を設けることにより、信
頼性の高いものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施形態の封印部材の使用状態
を示す斜視図である。
【図2】この発明の第一実施形態の封印部材の表面側の
斜視図(a)と裏面側の斜視図(b)である。
【図3】この発明の第一実施形態の封印部材の正面図
(a)と、正面図(a)のA−A線断面図(b)と、背
面図(c)である。
【図4】この発明の第二実施形態の封印部材の使用状態
を示す斜視図である。
【図5】この発明の第二実施形態の封印部材の表面側の
斜視図(a)と裏面側の斜視図(b)である。
【図6】この発明の第二実施形態の封印部材の正面図
(a)と、正面図(a)のB−B線断面図(b)と、背
面図(c)である。
【符号の説明】
10,40 封印部材 12 スライドファスナ 14 鞄(被封印部材) 16 スライダ(開閉部材) 17 摘み(開閉部材) 18,22 透孔 20 固定片 24 挿通部 26 膨大部 28 係合部 29 被係合部 36 脆弱部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透孔(18)を有した開閉部材(17)
    と、この開閉部材(17)の閉じ位置に固定されその一
    部に透孔(22)が形成された固定片(20)とを有
    し、上記開閉部材(17)と固定片(20)の少なくと
    も何れか一方が他方の透孔(18,22)に挿通可能に
    形成された被開閉部材(14)に取り付けられる封印部
    材(10,40)において、上記開閉部材(17)の透
    孔(18)又は上記固定片(20)の透孔(22)に挿
    通可能な挿通部(24)と、この挿通部(24)と一体
    に形成され上記開閉部材(17)の透孔(18)及び上
    記固定片(20)の透孔(22)に対して挿通不能な膨
    大部(26)が設けられ、上記挿通部(24)を上記透
    孔(18)又は上記透孔(22)に挿通した状態で上記
    挿通部(24)によるループを形成して所定個所で固定
    する固定手段(28,29,44,46,50)を設け
    たことを特徴とする封印部材。
  2. 【請求項2】 上記固定手段(28,29)は、上記挿
    通部(24)の一端部と上記膨大部(26)の一側面に
    形成され、互いに強固に係合して上記挿通部(24)に
    よるループを形成する請求項1記載の封印部材。
  3. 【請求項3】 上記固定手段(44,46,50)は、
    上記挿通部(24)の一端部の嵌合孔(46)と上記膨
    大部(26)の取付孔(50)、及びこの嵌合孔(4
    6)と取付孔(50)に嵌合する嵌合突起(44)とか
    らなり、上記挿通部(24)の先端部を上記膨大部(2
    6)側に位置させて上記嵌合孔(46)と取付孔(5
    0)とを合わせて、上記嵌合突起(44)を緊密に嵌合
    させて、上記挿通部(24)によるループを形成する請
    求項1記載の封印部材。
  4. 【請求項4】 上記固定手段(28,29,44,4
    6,50)の係合を解除しようとして封印を開けようと
    した場合に容易に破断する脆弱部(36)を有している
    請求項2,又は3記載の封印部材。
  5. 【請求項5】 上記膨大部(26)には、所定の表示が
    可能な表示部(34)が形成されている請求項1,2,
    3又は4記載の封印部材。
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