JPH09238519A - 作業機 - Google Patents

作業機

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JPH09238519A
JPH09238519A JP5041396A JP5041396A JPH09238519A JP H09238519 A JPH09238519 A JP H09238519A JP 5041396 A JP5041396 A JP 5041396A JP 5041396 A JP5041396 A JP 5041396A JP H09238519 A JPH09238519 A JP H09238519A
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Hiroto Kimura
木村  浩人
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 苗植付装置の分離状態で機体前部のバランサ
を取外さない場合には機体の走行によるバランス状態の
悪化を解消する。 【解決手段】 作業装置判別機構で苗植付装置が分離状
態にあることを判別し、かつ、バランサセンサ46でバ
ランサが分離状態にあることを判別した場合には変速レ
バ−による設定に拘わらず機体が所定速度以上へ増速す
ることを阻止する速度規制手段Eを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用型の走行機体
の後端に昇降自在、かつ、着脱自在に作業装置を備え、
該走行機体の前部位置にバランサを備えた作業機に関
し、詳しくは、走行機体に対して作業装置を連結した際
と分離した際とにおいて機体バランスを向上する技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のように構成された作業機と
して田植機を例に挙げることが可能であり、従来からの
田植機では作業装置としての苗植付装置を分離した際に
は機体前部のバランサを取り外すことで機体前部への重
心の偏位を解消して前後方向での重量バランスの向上を
図り得るように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】田植機を例に挙げる
と、走行機体の後端に配置される苗植付装置を分離した
状態では機体前部に備えたバランサの重量の作用によっ
て前車輪の接地荷重が大きくなると共に、後車輪の接地
荷重が小さくなるので、機体を走行させた際には後車輪
が浮き上がってスリップしやすくなるばかりでなく、機
体の姿勢も不安定になりやすく改善の余地がある。特
に、前車輪をローリング自在に構成したものでは苗植付
装置を分離した状態で旋回を行う際には前車輪部が大き
くローリングする結果、後車輪の左右の一方を地面から
浮き上がらせて旋回が行い難くなると同時に機体の左右
方向でのバランスも悪化させることに繋がる。
【0004】この不都合を解消するには機体から苗植付
装置を分離した際には機体前部のバランサを取外し、分
離状態の苗植付装置を機体に連結した際にはバランサも
取付けることが有効であるが、バランサの分離と連結と
の操作を作業者が忘れることもあり、有効な対策が望ま
れている。
【0005】本発明の目的は、走行機体の後端位置の作
業装置が連結された状態でも分離された状態でも走行機
体の姿勢を安定させて走行させ得る作業機を合理的に構
成する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴(請
求項1)は冒頭に記したように、乗用型の走行機体の後
端に昇降自在、かつ、着脱自在に作業装置を備え、該走
行機体の前部位置に着脱自在にバランサを備えた作業機
において、前記走行機体に対して作業装置が装着状態に
あるか分離状態にあるかを判別する作業装置判別機構
と、走行機体に対してバランサが装着状態にあるか分離
状態にあるかを判別するバランサ判別機構と、走行機体
の走行速度を任意の値に設定する変速操作具を備とを備
えると共に、作業装置判別機構、バランサ判別機構夫々
の判別結果に基づき、変速操作具で設定された走行速度
を得る非規制状態と、変速操作具の設定に優先して制限
された走行速度を得る、若しくは、走行を不能にする規
制状態とに切換え自在な速度規制手段を備えている点に
あり、その作用は次の通りである。
【0007】本発明の第2の特徴(請求項2)は、前記
速度規制手段が、前記作業装置判別機構で作業装置が分
離状態にあることを判別し、かつ、前記バランサ判別機
構でバランサが装着状態であることを判別した場合に
は、規制状態に切換わるよう制御動作を設定している点
にあり、その作用は次の通りである。
【0008】本発明の第3の特徴(請求項3)は、前記
速度規制手段が、前記作業装置判別機構で作業装置が装
着状態にあることを判別し、かつ、前記バランサ判別機
構でバランサが分離状態であることを判別した場合に
は、規制状態に切換わるよう制御動作を設定している点
にあり、その作用は次の通りである。
【0009】本発明の第4の特徴(請求項4)は、乗用
型の走行機体の後端に昇降自在、かつ、着脱自在に作業
装置を備え、該走行機体の前部位置にバランサを備えた
作業機において、前記作業装置が装着状態にあるか分離
状態にあるかを判別する作業装置判別機構と、前記バラ
ンサを機体後部側に移動させる位置変更機構と、このバ
ランサの位置を判別するバランサ位置判別機構と、走行
機体の走行速度を任意の値に設定する変速操作具を備え
ると共に、作業装置判別機構、バランサ位置判別機構夫
々の判別結果に基づき、変速操作具で設定された走行速
度を得る非規制状態と、変速操作具の設定に優先して制
限された走行速度を得る、若しくは、走行を不能にする
規制状態とに切換え自在な速度規制手段を備えている点
にあり、その作用は次の通りである。
【0010】本発明の第5の特徴(請求項5)は、前記
作業装置判別機構で作業装置が分離状態にあることを判
別し、かつ、前記バランサ位置判別機構でバランサが前
部位置にあることを判別した場合には、前記速度規制手
段が規制状態に切換わるよう制御動作を設定している点
にあり、その作用は次の通りである。
【0011】本発明の第6の特徴(請求項6)は、前記
作業装置判別機構で作業装置が装着状態にあることを判
別し、かつ、前記バランサ位置判別機構でバランサが後
部位置にあることを判別した場合には、前記速度規制手
段が規制状態に切換わるよう制御動作を設定している点
にあり、その作用は次の通りである。
【0012】〔作用〕上記第1の特徴(請求項1)によ
ると、作業装置判別機構とバランサ判別機構とを備えて
いるので、例えば、作業装置、あるいは、バランサの一
方が分離状態にある状態で、この状態を作業者が認識せ
ずに走行機体を走行させようとした場合にも、速度規制
手段が走行機体の走行速度を、変速操作具で設定された
走行速度より低い速度に設定する、若しくは、走行を不
能にすることが可能になる。つまり、本発明では作業者
が作業装置、バランサが分離状態にあるか連結状態にあ
るかを確認しなくとも作業装置、バランサの状態に応じ
て自動的な速度制限、あるいは、走行の阻止を可能にす
るものとなる。
【0013】上記第2の特徴(請求項2)によると、作
業装置が分離され、バランサが装着された状態にある場
合には、作業装置判別手段とバランサ判別機構とで、こ
の状態が判別されると共に、走行速度規制手段の規制作
動によって走行機体の走行速度を、変速操作具で設定さ
れた走行速度より低い速度に設定する、若しくは、走行
機体の走行を不能にする結果、走行機体がアンバランス
な状態での高速走行を回避し得るものとなる。
【0014】上記第3の特徴(請求項3)によると、作
業装置が装着状態で、バランサが分離状態にある場合に
は、作業装置判別手段とバランサ判別機構とで、この状
態が判別されると共に、走行速度規制手段の規制作動に
よって走行機体の走行速度を、変速操作具で設定された
走行速度より低い速度に設定する、若しくは、走行機体
の走行を不能にする結果、走行機体がアンバランスな状
態での高速走行を回避し得るものとなる。
【0015】上記第4の特徴(請求項4)によると、作
業装置判別機構とバランサ位置判別機構とを備えている
ので、例えば、作業装置に対するバランサの位置が不適
正な位置にある状態で、この状態を作業者が認識せずに
走行機体を走行させようとした場合にも、速度規制手段
が走行機体の走行速度を、変速操作具で設定された走行
速度より低い速度に設定する、若しくは、走行を不能に
することが可能になる。つまり、本発明では作業者が作
業装置の有無、バランサの位置を確認しなくとも作業装
置、バランサの位置に応じて自動的な速度制限、あるい
は、走行の阻止を可能にするものとなる。
【0016】上記第5の特徴(請求項5)によると、作
業装置が分離され、バランサが前部位置にある場合に
は、作業装置判別手段とバランサ位置判別機構とで、こ
の状態が判別されると共に、走行速度規制手段の規制作
動によって走行機体の走行速度を、変速操作具で設定さ
れた走行速度より低い速度に設定する、若しくは、走行
機体の走行を不能にする結果、走行機体がアンバランス
な状態での高速走行を回避し得るものとなる。
【0017】上記第6の特徴(請求項6)によると、作
業装置が装着状態で、バランサが後部位置にある場合に
は、作業装置判別手段とバランサ位置判別機構とで、こ
の状態が判別されると共に、走行速度規制手段の規制作
動によって走行機体の走行速度を、変速操作具で設定さ
れた走行速度より低い速度に設定する、若しくは、走行
機体の走行を不能にする結果、走行機体がアンバランス
な状態での高速走行を回避し得るものとなる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図面に基づいて説明する。図1に示すように、ステア
リング操作される駆動型の前車輪1、及び、駆動型の後
車輪2を備えた走行機体3の前部にエンジン4を搭載す
ると共に、この走行機体3の後部にエンジン4からの動
力が伝えられる静油圧式の無段変速装置5、及び、ミッ
ションケース6を配置し、又、走行機体3の中央部にス
テアリングハンドル7と運転座席8とを配置し、走行機
体3の後端部に対しリフトシリンダ9で駆動昇降するリ
ンク機構10を介して作業装置としての苗植付装置Aを
連結して作業機としての田植機を構成する。又、この田
植機では前車輪1の車軸ケース11が走行機体3のフレ
ーム系に対して前後軸芯周りでローリング自在に支持さ
れ(支持構造は詳述せず)、苗植付装置Aがリンク機構
10に対して前後軸芯X周りでローリング自在に支持さ
れている。
【0019】前記苗植付装置Aは、走行機体3からの動
力が伝えられる伝動ケース13を有すると共に、この伝
動ケース13からの動力をチェーンェース14を介して
ロータリケース15に伝える伝動系が形成され、植付作
動時には苗載せ台16に載置されたマット状苗Wをロー
タリケース15に備えた植付アーム17の植付爪によっ
て切出して圃場面に植え付ける作動を行い、下部に複数
の整地フロート18を備えて8条植え用に構成されてい
る。又、この苗植付装置Aの後部にはペース肥料を送る
ポンプ19と、このポンプ19からのペースト肥料を圃
場面下に送り込むよう深層用と浅層用との複数の施肥ノ
ズル20とで成る施肥装置Bを備え、この施肥装置Bに
対しては走行機体3の前部左右に配置した肥料タンク2
1からのペースト状の肥料がホース22を介して供給さ
れるように構成されている。
【0020】図2に示すように、苗植付装置Aの複数の
整地フロート18のうち左右方向での中央のものを植付
深さ調節軸23と一体揺動するアーム24の後端位置に
対して横向きの支軸25周りで揺動自在に苗植付装置A
の側に支持してその前部が上下動自在となるよう構成す
ると共に、この整地フロート18の前部を下方に向けて
付勢するバネ26を備え、又、アーム24に対してポテ
ンショメータ型のフロートセンサ27を、その操作軸2
7A周りで揺動自在に備え、このフロートセンサ27の
操作軸27Aの操作アーム28と整地フロート18と一
体揺動する部材29とをロッド30を介して連係するこ
とで、支軸25周りでの該整地フロート18の揺動姿勢
を計測できるよう構成してある。このフロートセンサ2
7は整地フロート18の揺動姿勢に基づいて圃場面を基
準にした苗植付装置Aの上下方向への偏位量を計測し
て、この偏位量を所定の値内に収めるよう前記リフトシ
リンダ9を制御する自動昇降制御に用いられる。
【0021】図1、に示すように、前記運転座席8の右
側部に苗植付装置Aの昇降制御の起動及び停止と、ミッ
ションケース6に内蔵された植付クラッチ(図示せず)
の入り切り操作とを行う昇降レバー33を備えると共
に、ステアリングハンドル7の左側部には前記無段変速
装置5を変速操作する主変速レバー34を備え、運転座
席8の左側部には前記ミッションケース6の内部のギヤ
変速系を変速操作する副変速レバー35を備えている。
【0022】前記主変速レバー34は図1、図8に示す
ように、「中立」位置を挟んで「前進」位置と「後進」
位置との間で無段階に操作自在に構成され、この主変速
レバー34の基端には操作位置を計測するポテンショメ
ータ型の主変速センサ34Sを備えている。又、前記副
変速レバー35は、後方側で苗植付作業に適した低速の
走行速度を得る「植付」位置と、前方側で路上での移動
に適した高速の走行速度を得る「移動」位置とに切換操
作自在に構成され、この副変速レバー35を「植付」位
置に操作したことを検出する副変速スイッチ35Sを備
えている。尚、この主変速レバー34、及び、副変速レ
バー35夫々が請求項1の変速操作具に相当する。
【0023】この田植機ではリンク機構10の後端に対
して苗植付装置Aを着脱自在に構成してある。つまり、
図3(イ),(ロ)に示すように、リンク機構10の後
端の縦リンク10Vの上端に係合片36を形成してあ
り、この縦リンク10Vの中間部の左右側面には横向き
の支軸37周りで揺動自在、かつ、係合方向にバネ(図
示せず)で付勢されたフック38を備えてある。又、苗
植付装置側の縦フレーム39の上部には前記係合片36
に対して吊下げ状態に支持される横向き姿勢で軸状の係
合部材40を形成してあり、この縦フレーム39の左右
側面には前記フック38と係脱自在な係合ピン41を形
成してある。尚、苗植付装置Aは縦フレーム39の下端
に形成したボス部39Aにおいて前後向き姿勢の前記軸
芯X周りでローリング自在に支持されている。
【0024】この構成からリンク機構10に対して苗植
付装置Aを連結する際には、リンク機構10を下降させ
ることで地上等に置かれた状態の苗植付装置Aの係合部
材40と係合可能な高さまで係合片38を下降させた状
態で走行機体3を後進させて係合部材40と係合片36
とを係合させてリンク機構10を上昇駆動することで、
苗植付装置Aの自重によってバネの付勢力に抗して係合
ピン41がフック38と係合状態に達して連結が完了す
るものとなっており、又、リンク機構10から苗植付装
置Aを分離する際には、苗植付装置Aが地面等に接触す
る高さまで下降させた状態でフック38のレバー部38
Aを人為操作して該フック38と係合ピン41との係合
を解除した状態でリンク機構10を更に下降させて係合
部材40と係合片36とを完全に分離状態に切換た状態
で走行機体3を少し前進させることで分離が完了するも
のとなる。
【0025】又、走行機体3の前部の左右位置には走行
機体の前後方向でのバランスを向上させるためのバラン
サ44を着脱自在に備えている。つまり、図4〜図6に
示すように、走行機体3のフレーム3Fの前部の左右の
両側面には図※に示すように、平面視で矩形の枠体45
を固設してあり、バランサ44は鉄材等の比重の大きい
素材に係合凹部44Aと接当部44Bとを一体形成した
もので構成してあり、このバランサ44の係合凹部44
Aを枠体45の前端部45Aに対して上方から係合さ
せ、その自重による力で該バランサ44の接当部44B
を枠体45の後端部45Bの下面に接当させることで安
定した姿勢に装着できるものとなっており、枠体45に
対するバランサ44の装着個数によって重量の調節を行
えるものとなっている。尚、この枠体45にはバランサ
44の有無を判別するよう発光部46Aと受光部46B
とを有した光センサ型のバランサセンサ46(請求項1
のバランサ判別機構の一例)を備えている。
【0026】この田植機では苗植付装置Aを分離した状
態で機体前部にバランサ44を装着した状態、あるい
は、苗植付装置Aを連結した状態でバランサ44を分離
した状態で機体3を走行させようとした場合には高速走
行を制限するよう構成され、この制御系、及び、制御動
作を以下に説明する。
【0027】図8に示すように制御系が構成され、この
制御系ではマイクロプロセッサCPUを有した制御装置
47に対して前記主変速センサ34Sと、前記副変速ス
イッチ35Sと、前記昇降レバー33の操作位置を計測
する昇降レバーセンサ33Sと、前記フロートセンサ2
7と、前記バランサセンサ46とからの信号が入力する
系が形成されると共に、前記無段変速装置5を変速操作
する電動式の変速モータ48と、前記リフトシリンダ9
を制御する電磁弁49とに制御信号を出力する系が形成
され、更に、無段変速装置5の操作位置をフィードバッ
クする変速センサ50、リンク10機構の揺動量から苗
植付装置Aの対機体高さをフィードバックするポテンシ
ョメータ型にリンクセンサ10Sからの信号が入力する
系が形成されている。
【0028】又、この制御系では苗植付装置Aが走行機
体3から分離されたことを専用のスイッチ類を備えるこ
と無く、フロートセンサ系からの信号電圧の変化に基づ
いて判別するように構成されている。つまり、図9に示
すように、フロートセンサ27の制御装置47に対する
信号線51には苗植付装置Aを走行機体3から分離した
際に分離されるコネクタ52が介装され、この信号線5
1の信号は制御装置内のA/D変換器53、入力ポート
54を介してマイクロプロセッサCPUに入力される。
又、該フロートセンサ27の電源側に対して同図に示す
如く、直列に抵抗器55を介装する、あるいは、フロー
トセンサ27の機械的な作動限界を設定することで、整
地フロート18が端部まで揺動してもフロートセンサ2
7からA/D変換器53に入力される信号電圧が電源電
圧に達することのないよう構成され、更に、コネクタ5
2を基準にして制御装置47の側の信号線51にプルア
ップ抵抗Rを介して電源電圧を印加することで、コネク
タ52の分離時には信号線51の電圧が略電源電圧まで
上昇するものとなっている。このことから信号線51の
電圧が略電源電圧まで上昇するとマイクロプロセッサC
PUで苗植付装置Aが分離されたと判断するものとなっ
ている(このように苗植付装置Aの存否を判別するため
のハードウエアとソフトウエアとで請求項1の作業装置
判別機構が構成されている)。
【0029】図10のフローチャートに示すように変速
制御ルーチンが設定され、この制御動作では前述のよう
にフロートセンサ27の系の電圧に基づいて苗植付装置
Aが装着状態にあるか、分離状態にあるかを判別すると
共に、装着状態にある場合、ない場合夫々の場合ともバ
ランサセンサ46からの信号に基づいて走行機体3の前
部にバランサ44が備えられているか、取り外されてい
るかを判別し(#101〜#103ステップ)、この判
別で苗植付装置Aを装着した状態でバランサ44を取外
している場合には機体3の走行速度の上限を速度0.5
メータ/秒とした規制値(L)として設定し、苗植付装
置Aを装着した状態でバランサ44を備えている場合、
及び、図7に示すように、苗植付装置Aを分離した状態
でバランサも取外している場合には規制値(L)をクリ
ヤし、苗植付装置Aを分離した状態でバランサを備えて
いる場合には、機体3の走行速度の上限を速度0.25
メータ/秒とした規制値(L)として設定する(#10
4〜#106ステップ)。尚、前述のように設定される
規制値は機体3の前後バランスの崩れが大きいほど走行
速度の上限を低くするよう設定される。又、走行速度の
上限を設定する制御動作の#104、及び、#106ス
テップで請求項1の速度規制手段Eが構成されている。
【0030】次に、主変速センサ34S、副変速スイッ
チ35Sとからの信号に基づいて設定速度(S)を判別
すると共に、規制値(L)が設定されているかを判別
し、設定されている場合には、設定速度(S)が規制値
(L)より大きい値に設定されているかを判別し、大き
い値に設定されている、あるいは、等しいと判別された
場合には、規制値(L)を制御目標にセットし、又、規
制値(L)が設定されていない場合、及び、規制値が設
定された場合で設定速度(S)が規制値(L)より小さ
い値に設定されていると判別した場合には設定速度
(S)を制御目標にセットし、このようにセットされた
制御目標に対応する信号値が前記変速センサ50で検出
されるまで前記変速モータ48を駆動して変速制御を終
了するものとなっている(#107〜#112ステッ
プ)。
【0031】このような制御を行うことによって苗植付
装置Aを装着した状態でバランサ44を取付けた適正な
状態、及び、苗植付装置Aを分離した状態で、バランサ
44も取外した適正な状態では主変速レバー5、副変速
レバー35の操作に対応した走行速度での走行を可能に
すると同時に、苗植付装置Aを分離した状態でありなが
らバランサ44の取外さない場合には機体3の走行速度
を0.25メータ/秒以上に上昇させることを不能と
し、苗植付装置Aを装着した状態でありながらバランサ
44の取付けない場合には機体3の走行速度を0.5メ
ータ/秒以上に上昇させることを不能として、走行によ
って機体3の姿勢を崩すことがないものとなっている。
特に、当該田植機のように前車輪1の系がローリング自
在に構成されたものでは機体3の前後方向でのバランス
が均衡していない場合には機体旋回時に前車輪のローリ
ングによって後車輪2の一方の地面から浮き上がる現象
を発生させることもあるが、走行機体3の前後方向での
バランスが均衡していない場合には高速走行が不能にな
るので後車輪2を浮き上がらせる現象も発生させ難く良
好な姿勢を維持した走行を可能にするものとなってい
る。
【0032】以下、本発明の第2の実施の形態を図面に
基づいて説明する。この第2発明の実施の形態では第1
の実施の形態と基本的な部分に変わりがなく(変わりの
ない部分については第1の実施の形態と共通の番号・符
号を附している)、肥料タンク21の下面に一体的に鉄
等の比重の大きい素材で成るバランサ44を備えると共
に、この肥料タンク21を機体3の前部位置と機体3の
後部位置との2位置に切換自在に構成した点に差を有す
る。
【0033】つまり、図11〜図13に示すように、走
行機体3のフレーム3Fの前後方向での中央位置の側面
に縦軸芯Y1周りで前方に向かう姿勢と後方に向かう姿
勢とに切換自在な揺動アーム59(請求項4の位置変更
機構の一例)を形成すると共に、この揺動アーム59の
揺動端部に縦軸芯Y2周りで揺動自在に前記肥料タンク
21を備えてある。又、揺動アーム59には該揺動アー
ム59の揺動姿勢からバランサ44(肥料タンク21)
の位置を計測するバランサ位置センサ60(請求項4の
バランサ位置判別機構の一例)を備えてあり、このバラ
ンサ位置センサ60からの信号は図14に示すように、
制御装置47に入力される。又、この制御系では、バラ
ンサ位置センサ60からの信号の入力系以外の構成は前
記第1の実施の形態と何ら変わるところがなく制御動作
は以下の通りである。
【0034】つまり、図15のフローチャートに示すよ
うに変速制御ルーチンが設定され、この制御動作では前
述のようにフロートセンサ27の系の電圧に基づいて苗
植付装置Aが装着状態にあるか、分離状態にあるかを判
別すると共に、装着状態にある場合、ない場合夫々の場
合ともバランサ位置センサ60からの信号に基づいて走
行機体3の前部にバランサ44が位置するか、後部に位
置するかを判別し(#201〜#203ステップ)、こ
の判別で苗植付装置Aを装着した状態でバランサ44が
後部位置にある場合には機体3の走行速度の上限を速度
0.5メータ/秒とした規制値(L)として設定し、苗
植付装置Aを装着した状態でバランサ44を前部位置に
設定している場合、及び、苗植付装置Aを分離した状態
でバランサ44を後部位置に設定している場合には規制
値をクリヤし、苗植付装置Aを分離した状態でバランサ
44が前部位置にある場合には、機体3の走行速度の上
限を速度0.25メータ/秒とした規制値(L)として
設定する(#204〜#206ステップ)。尚、前述の
ように設定される規制値(L)は機体3の前後バランス
の崩れが大きいほど走行速度の上限を低くするよう設定
される。又、走行速度の上限を設定する制御動作の#2
04、及び、#206ステップで請求項4の速度規制手
段Eが構成されている。
【0035】次に、主変速センサ34S、副変速スイッ
チ35Sとからの信号に基づいて設定速度(S)を判別
すると共に、規制値(L)が設定されているかを判別
し、設定されている場合には、設定速度(S)が規制値
(L)より大きい値に設定されているかを判別し、大き
い値に設定されている、あるいは、等しいと判別された
場合には、規制値(L)を制御目標にセットし、又、規
制値(L)が設定されていない場合、及び、規制値
(L)が設定された場合で設定速度(S)が規制値
(L)より小さい値に設定されていると判別した場合に
は設定速度(S)を制御目標にセットし、このようにセ
ットされた制御目標に対応する信号値が前記変速センサ
50で検出されるまで前記48変速モータを駆動して変
速制御を終了するものとなっている(#207〜#21
2ステップ)。
【0036】このような制御を行うことによって苗植付
装置Aを装着した状態でバランサ44が機体前部に位置
する適正な状態、及び、苗植付装置Aを分離した状態
で、バランサ44が後部に位置する適正な状態では主変
速レバー34、副変速レバー35の操作に対応した走行
速度での走行を可能にすると同時に、苗植付装置Aを分
離した状態でありながらバランサ44が前部に位置する
場合には機体3の走行速度を0.25メータ/秒以上に
上昇させることを不能とし、苗植付装置Aを装着した状
態でありながらバランサ44が後部に位置する場合には
機体3の走行速度を0.5メータ/秒以上に上昇させる
ことを不能として、走行によって機体3の姿勢を崩すこ
とがないものとなっている。特に、当該田植機のように
前車輪1の系がローリング自在に構成されたものでは走
行機体3の前後方向でのバランスが均衡していない場合
には機体旋回時に前車輪1の系のローリングによって後
車輪2の一方の地面から浮き上がる現象を発生させるこ
ともあるが、走行機体3の前後方向でのバランスが均衡
していない場合には高速走行が不能になるので後車輪2
を浮き上がらせる現象も発生させ難く良好な姿勢を維持
した走行を可能にするものとなっている。
【0037】〔別実施の形態〕本発明は上記実施の形態
以外に、例えば、第1の実施の形態の別実施の形態とし
て、図16に示すように、苗植付装置Aを取外した状態
のリンク機構10の後端に対して、機体前部から取外し
たバランサ44を装着できるよう構成して苗植付装置A
の分離時には走行機体3の前後方向でのバランスを最良
に維持できるよう構成すると共に、機体3の前部位置に
対するバランサ44の有無を検出する前バランサセンサ
61と、リンク機構10の後端に対するバランサ44の
有無を検出する後バランサセンサ62とを設けること
で、苗植付装置Aの有無、バランサ44の位置に応じて
走行速度の制御を行うことも可能である。
【0038】つまり、この別実施の形態では図17に示
すように、制御装置47に対して前バランサセンサ61
と後バランサセンサ62とからの信号の入力系を形成し
てあり(この2つのセンサからの信号の入力系以外の構
成は前記第1の実施の形態と何ら変わるところがな
い)、制御動作は以下の通りである。
【0039】図18のフローチャートに示すように変速
制御ルーチンが設定され、この制御動作では前述のよう
にフロートセンサ27の系の電圧に基づいて苗植付装置
Aが装着状態にあるか、分離状態にあるかを判別すると
共に、装着状態にある場合には前バランサセンサ61か
らの信号に基づいて走行機体3の前部にバランサ44が
位置するかを判別し、更に、苗植付装置Aが分離状態に
ある場合には前バランサセンサ61からの信号に基づい
て走行機体3の前部にバランサ44が位置するかを判別
し、走行機体3の前部にバランサ44が位置しない場合
には、走行機体3の後部にバランサ44が位置するかを
判別する(#301〜#104ステップ)。
【0040】この判別で苗植付装置Aを装着した状態で
バランサ44を取外している場合には機体3の走行速度
の上限を所定の速度に規制する規制値(L)を設定し
(#305ステップ)、苗植付装置Aを装着した状態で
機体前部にバランサ44を備えている場合、及び、苗植
付装置Aを分離した状態でリンク機構10にバランサ4
4を取付けている場合には規制値(L)をクリヤし(#
306ステップ)、苗植付装置Aを分離した状態でバラ
ンサ44をリンク機構10に取付けていない場合には走
行速度3の上限を所定の速度に規制する規制値(L)を
設定し(#307ステップ)、苗植付装置Aを分離した
状態でバランサ44を走行機体3の前部に取付けている
場合には走行を不能にするよう変速制御を行わない。
【0041】次に、主変速センサ34S、副変速スイッ
チ35Sとからの信号に基づいて設定速度(S)を判別
すると共に、規制値(L)が設定されているかを判別
し、設定されている場合には、設定速度(S)が規制値
(L)より大きい値に設定されているかを判別し、大き
い値に設定されている、あるいは、等しいと判別された
場合には、規制値(L)を制御目標にセットし、又、規
制値(L)が設定されていない場合、及び、規制値が設
定された場合で設定速度(S)が規制値(L)より小さ
い値に設定されていると判別した場合には設定速度
(S)を制御目標にセットし、このようにセットされた
制御目標に対応する信号値が前記変速センサ50で検出
されるまで前記変速モータ48を駆動して変速制御を終
了するものとなっている(#308〜#313ステッ
プ)。尚、走行速度の上限を設定する制御動作の#30
5,#307ステップ、及び、#303ステップから走
行を不能にする制御の流れ夫々で請求項1の速度規制手
段Eが構成されている。
【0042】このような制御を行うことによって苗植付
装置Aを装着した状態でバランサ44を走行機体3の前
部に取付けた適正な状態、及び、苗植付装置Aを分離し
た状態で、バランサ44をリンク機構10の取付けた適
正な状態では主変速レバー34、副変速レバー35の操
作に対応した走行速度での走行を可能にすると同時に、
苗植付装置Aを分離した状態でありながら走行機体3の
前部のバランサの取外しを行わない場合には機体3を全
く行えないようにして走行によって機体3のバランスが
大きく崩れる現象を回避するものとなっており、更に、
苗植付装置Aを装着した状態でありながら走行機体3の
前部にバランサ44の取付けない場合、及び、苗植付装
置Aを分離した状態でありながらバランサ44をリンク
機構10に取付けない場合には機体3の走行速度を0.
5メータ/秒程度以上に上昇させることを不能として、
走行によって機体3に姿勢を崩すことがないものとなっ
ている。特に、当該田植機のように前車輪1がローリン
グ自在に構成されたものでは走行機体の前後方向でのバ
ランスが均衡していない場合には機体旋回時に前車輪の
ローリングによって後車輪1の一方の地面から浮き上が
る現象を発生させることもあるが、走行機体3の前後方
向でのバランスが均衡していない場合には高速走行が不
能になるので後車輪1を浮き上がらせる現象も発生させ
難く良好な姿勢を維持した走行を可能にするものとなっ
ている。
【0043】又、本発明ではバランサ44が適切な位置
にない場合には走行を不能にするよう制御動作を設定す
ることも可能であり、苗植付装置Aが分離されたことを
検出する専用のセンサ類を備えることも可能である。
【0044】
【発明の効果】従って、走行機体に対する作業装置の状
態、バランサの状態を作業者が認識しなくとも走行速度
の規制で走行機体の安定化を図り得る作業機が構成され
た(請求項1)。又、走行機体に作業装置が連結された
状態でも分離された状態でもバランサとの関係が適正な
場合には、走行機体の姿勢を安定させて走行させ、夫々
の関係が不適正であることを作業者が関係を認識してい
なくとも走行の制限によって走行機体の姿勢を大きく崩
すことがない作業機が構成された(請求項2、3)。
【0045】走行機体に対する作業装置の状態、バラン
サの位置を作業者が認識しなくとも走行速度の規制で走
行機体の安定化を図り得る作業機が構成された(請求項
4)。又、走行機体に作業装置が連結された状態でも分
離された状態でもバランサとの関係が適正な場合には、
走行機体の姿勢を安定させて走行させ、夫々の関係が不
適正であることを作業者が関係を認識していなくとも走
行の制限によって走行機体の姿勢を大きく崩すことがな
い作業機が構成された(請求項5、6)。
【0046】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の全体側面図
【図2】フロートセンサの位置を示す側面図
【図3】(イ)はリンク機構に対して苗植付装置を連結
した状態の着脱構造の側面図 (ロ)はリンク機構から苗植付装置を分離した状態の着
脱構造の側面図
【図4】枠体とバランサとの構造を示す斜視図
【図5】枠体にバランサを支持した状態の断面図
【図6】バランサと苗植付装置を備えた田植機の概略図
【図7】バランサと苗植付装置を分離した状態の田植機
の概略図
【図8】制御系のブロック回路図
【図9】フロートセンサの信号系を表すブロック回路図
【図10】変速制御ルーチンのフローチャート
【図11】第2の実施の形態で苗植付装置を連結しバラ
ンサを前部に位置させた状態の田植機の概略図
【図12】第2の実施の形態で苗植付装置を分離しバラ
ンサを後部に位置させた状態の田植機の概略図
【図13】第2の実施の形態の田植機の平面図
【図14】第2の実施の形態の制御系のブロック回路図
【図15】第2の実施の形態の変速制御ルーチンのフロ
ーチャート
【図16】別実施の形態で苗植付装置を分離しバランサ
をリンク機構に連結した状態の田植機の概略図
【図17】別実施の形態の制御系のブロック回路図
【図18】別実施の形態の変速制御ルーチンのフローチ
ャート
【符号の説明】
3 走行機体 34,35 変速操作具 44 バランサ 46 バランサ判別機構 59 位置変更機構 60 バランサ位置判別機構 A 作業装置 E 速度規制手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗用型の走行機体(3)の後端に昇降自
    在、かつ、着脱自在に作業装置(A)を備え、該走行機
    体(3)の前部位置に着脱自在にバランサ(44)を備
    えた作業機であって、 前記走行機体(3)に対して作業装置(A)が装着状態
    にあるか分離状態にあるかを判別する作業装置判別機構
    と、走行機体(3)に対してバランサ(44)が装着状
    態にあるか分離状態にあるかを判別するバランサ判別機
    構(46)と、走行機体(3)の走行速度を任意の値に
    設定する変速操作具(34),(35)を備とを備える
    と共に、作業装置判別機構、バランサ判別機構(46)
    夫々の判別結果に基づき、変速操作具(34),(3
    5)で設定された走行速度を得る非規制状態と、変速操
    作具(34),(35)の設定に優先して制限された走
    行速度を得る、若しくは、走行を不能にする規制状態と
    に切換え自在な速度規制手段(E)を備えている作業
    機。
  2. 【請求項2】 前記速度規制手段(E)が、前記作業装
    置判別機構で作業装置(A)が分離状態にあることを判
    別し、かつ、前記バランサ判別機構(46)でバランサ
    (44)が装着状態であることを判別した場合には、規
    制状態に切換わるよう制御動作を設定している請求項1
    記載の作業機。
  3. 【請求項3】 前記速度規制手段(E)が、前記作業装
    置判別機構で作業装置(A)が装着状態にあることを判
    別し、かつ、前記バランサ判別機構(46)でバランサ
    (44)が分離状態であることを判別した場合には、規
    制状態に切換わるよう制御動作を設定している請求項1
    記載の作業機。
  4. 【請求項4】 乗用型の走行機体(3)の後端に昇降自
    在、かつ、着脱自在に作業装置(A)を備え、該走行機
    体(3)の前部位置にバランサ(44)を備えた作業機
    であって、 前記作業装置(A)が装着状態にあるか分離状態にある
    かを判別する作業装置判別機構と、前記バランサ(4
    4)を機体後部側に移動させる位置変更機構(59)
    と、このバランサ(44)の位置を判別するバランサ位
    置判別機構(60)と、走行機体(3)の走行速度を任
    意の値に設定する変速操作具(34),(35)を備え
    ると共に、作業装置判別機構、バランサ位置判別機構
    (60)夫々の判別結果に基づき、変速操作具(3
    4),(35)で設定された走行速度を得る非規制状態
    と、変速操作具(34),(35)の設定に優先して制
    限された走行速度を得る、若しくは、走行を不能にする
    規制状態とに切換え自在な速度規制手段(E)を備えて
    いる作業機。
  5. 【請求項5】 前記作業装置判別機構で作業装置(A)
    が分離状態にあることを判別し、かつ、前記バランサ位
    置判別機構(60)でバランサ(44)が前部位置にあ
    ることを判別した場合には、前記速度規制手段(E)が
    規制状態に切換わるよう制御動作を設定している請求項
    4記載の作業機。
  6. 【請求項6】 前記作業装置判別機構で作業装置(A)
    が装着状態にあることを判別し、かつ、前記バランサ位
    置判別機構(60)でバランサ(44)が後部位置にあ
    ることを判別した場合には、前記速度規制手段(E)が
    規制状態に切換わるよう制御動作を設定している請求項
    4記載の作業機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008079515A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Kubota Corp 水田用作業機

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