JPH09238167A - 受信回路 - Google Patents

受信回路

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JPH09238167A
JPH09238167A JP4194796A JP4194796A JPH09238167A JP H09238167 A JPH09238167 A JP H09238167A JP 4194796 A JP4194796 A JP 4194796A JP 4194796 A JP4194796 A JP 4194796A JP H09238167 A JPH09238167 A JP H09238167A
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signal
level
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JP4194796A
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Katsuichi Kuroki
勝一 黒木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続して同様なレベルの信号を検出した場
合、受信回路の動作基準電圧のずれを回避でき、消費電
力を低減でき、弱電界時の受信特性を改善できる受信回
路を実現する。 【解決手段】 受信回路に連続信号判別回路60および
チャージ制御回路70を設け、検出回路40の出力端子
OUT に同様なレベルの信号が連続して出力された場
合、連続信号判別回路60によってチャージ制御回路7
0に制御信号SC を送信し、チャージ制御回路70が制
御信号SC に応じて、チャージ回路50aにチャージ電
流Ic の発生を停止させる制御信号SP を出力するの
で、同様なレベルの信号を連続して検出した場合、受信
信号の平均電圧の変動による動作基準電圧VB のずれを
防止でき、さらにチャージ電流Ic の発生を停止するこ
とによって受信回路の消費電力を低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、データ
通信用の端末機器などに使用されている受信回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】データ通信用の端末機器などに使用され
ている受信回路、たとえば、FSK(Frequency Shift
Keying)信号などの受信回路においては、検波器のばら
つき、受信周波数のずれ、または受信機のローカル発振
器の温度特性などによって、検波器の出力信号にオフセ
ット電圧が存在する。これのオフセットの量は、周波数
に換算すると、たとえば、約±3kHz程度である。
【0003】図4はFSK信号受信回路の受信周波数の
ずれによる生じたオフセット電圧の変化を示すグラフで
ある。図示のように、受信回路に受信回路の中心周波数
0 よりΔfだけずれた周波数fINの信号が入力された
場合、受信回路のオフセット電圧にΔVのずれが生じて
しまう。
【0004】従来、このオフセット電圧の影響を除去す
るため、キャパシタを用いてオフセット電圧をカットす
る方法が採用されている。しかし、通過する信号の周波
数が数百Hz程度であるので、キャパシタの容量が大き
な値が必要となり、立ち上がり時間が長くなる問題があ
る。
【0005】そこで、検波器以降の回路の動作基準電圧
を決めるためにキャパシタで動作基準電圧をカットしな
い帰還回路が設けられている。帰還回路において、二つ
の時定数を切り換えて電源立ち上げ時と通常受信時の微
調整を行っている。たとえば、通常受信時に長い時定数
を用いて帰還を行うことによって回路の動作基準電圧を
制御し、立ち上げ時に短い時定数を用いて立ち上がり時
間を短縮させる。
【0006】図5はこのような帰還回路が設けられたF
SK信号受信回路の一例を示す回路図である。図5にお
いて、10は電流型検波器出力回路、20は電流/電圧
変換回路、30はローパスフィルタ、40はコンパレー
タによって構成された検出回路、50はチャージ回路、
1は動作基準電圧を供給するキャパシタ、2は検出回路
40に参照電圧VREF を供給する電圧源をそれぞれ示し
ている。
【0007】図5に示すように、検波器出力回路10に
よって得られた出力電流ID が電流/電圧変換回路20
に入力される。電流/電圧変換回路20はキャパシタC
1 、抵抗素子R1 および演算増幅器OPA1 によって構
成されている。電流/電圧変換回路20によって、検波
器出力回路によって入力された電流ID が電圧VD に変
換され、次段のローパスフィルタ30に入力される。
【0008】ローパスフィルタ30によって、電圧VD
に含まれている高調波成分が除去され、低周波成分のみ
が含まれる電圧VL となり、次段の検出回路40に入力
される。検出回路40において、ローパスフィルタ30
から入力された電圧VL と電圧源2から供給された参照
電圧VREF とが比較され、その結果として、たとえば、
データ“0”とデータ“1”の2値のデータに対応する
ローレベルとハイレベルの信号が出力される。
【0009】さらに、ローパスフィルタ30の出力電圧
L と電圧源2の参照電圧VREF がともにチャージ回路
50に入力される。チャージ回路50において、チャー
ジ電流Ic が発生されてキャパシタ1に入力され、キャ
パシタ1がこのチャージ電流Ic によって充電される。
その結果、動作基準電圧VB が設定され、電流/電圧変
換回路20に入力される。
【0010】上述したように、チャージ回路50および
動作基準電圧VB 発生用キャパシタ1によって帰還回路
が構成され、ローパスフィルタ30の出力電圧VL に応
じたチャージ電流Ic が発生され、動作基準電圧VB
設定される。そして動作基準電圧VB が電流/電圧変換
回路20にフィードバック(帰還)され、検波器出力信
号のオフセット成分による影響が除去される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の受信回路では、受信信号がハイレベルとローレベル
の信号が同様な割合で送られてきた場合は問題がない
が、連続的にハイレベルまたはローレベルの信号が送ら
れてきたとき、検波器出力電流ID の平均値が変化する
ため、ローパスフィルタ30の出力電圧VL の平均レベ
ルも変化する。この結果、帰還回路によって設定された
動作基準電圧VB が変動し、出力信号のデューティずれ
により受信感度が低下し、受信ミスが発生してしまうと
いう問題がある。
【0012】図6は検出回路40によって検出された受
信信号および受信回路の動作基準電圧VB を示す波形図
である。図6(a)はハイレベルおよびローレベルの信
号が同様な割合で受信したときの状態を示しており、受
信信号の平均電圧レベルがほぼ一定に保たれているた
め、これに応じて設定された動作基準電圧VB が一定の
レベルに保持される。
【0013】図6(b)は連続して同一レベル、たとえ
ば、ハイレベルの信号を検出した場合の状態を示してい
る。図示のように、連続してハイレベルの信号を検出し
たとき、受信信号の平均電圧レベルVM が上昇して、受
信回路の動作基準電圧VB より高くなる。そして、帰還
回路によって受信信号の平均電圧レベルVM に応じて受
信回路の動作基準電圧VB が設定されるため、図6
(c)に示すように、受信回路の動作基準電圧VB が基
準値より高くなる。
【0014】このため、受信回路の出力信号のデューテ
ィずれにより受信感度が低下し、受信ミスが発生してし
まう。たとえば、POCSAGなどの2値のページャシ
ステムでは、受信回路の動作基準電圧のずれに対する許
容範囲が大きく、動作基準電圧に微小なずれが生じても
特に問題にならないが、2値以上の多値信号を扱うたと
えばFLEXなどのシステムでは、検波器の出力信号に
応じて検出回路によって2値以上の信号を検出する必要
があるため、受信回路の動作基準電圧のずれに対する許
容範囲は小さく、受信回路の動作基準電圧のずれによる
受信ミスの発生率が高くなる。
【0015】通常動作時帰還回路の時定数をさらに長く
し、受信信号の平均レベルの変化に伴う動作基準電圧V
B のずれを抑制するなどの対策が提案されたが、これで
は、電源立ち上げ後の動作基準電圧の調整に時間がかか
るという問題がある。
【0016】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、連続して同様なレベルの信号が
検出した場合、受信回路の動作基準電圧のずれを回避で
き、消費電力が低減でき、弱電界時の受信特性を改善で
きる受信回路を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、検波器の出力信号に基づき少なくとも2
値のデータに対応する第1のレベルおよび第2のレベル
の信号を検出する検出回路を備え、かつ、上記検波器の
出力信号の平均レベルに応じて受信回路の動作基準電圧
が設定される受信回路であって、上記検出回路により連
続して同様なレベルの信号を検出するとき、上記動作基
準電圧のレベルの変動を抑制する制御手段を有する。
【0018】また、本発明では、検波器の出力信号に基
づき少なくとも2値のデータに対応する第1のレベルお
よび第2のレベルの信号を検出する検出回路を備え、か
つ、上記検波器の出力信号の平均レベルに応じて受信回
路の動作基準電圧が設定される受信回路であって、連続
して同様なレベルの信号入力があるとき、上記動作基準
電圧のレベルの変動を抑制する制御手段を有する。
【0019】本発明によれば、たとえば、動作基準電圧
が検波器の出力信号の平均レベルに応じて設定される受
信回路において、検出回路によって、受信信号をたとえ
ば、データの“0”とデータの“1”とに対応するロー
レベルとハイレベルの信号として検出される。検出回路
によって連続して同様なレベルの信号が検出されたと
き、制御回路によって受信回路の動作基準電圧が一定の
レベルに保持される。これによって、同様なレベルの信
号が連続して受信された場合、受信信号の平均レベルの
変動による受信回路動作基準電圧のずれを防止でき、受
信回路の特性を改善できる。なお、ここで同様なレベル
の信号というのは、たとえば、同じハイレベルの信号あ
るいは同じローレベルの信号のことをいう。
【0020】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本発明に係る受信回路の一実施形態を示す回路
図であり、たとえば、FSK信号受信回路の一例を示す
回路図である。図1において、10は電流型検波器の出
力回路、20は電流/電圧変換回路、30はローパスフ
ィルタ、40はコンパレータによって構成された検出回
路、50aはチャージ回路、60は連続信号判別回路、
70はチャージ制御回路、1は動作基準電圧を供給する
キャパシタ、2は検出回路40に参照電圧VREF を供給
する電圧源をそれぞれ示している。
【0021】図1に示すように、電流型検波器出力回路
10は、たとえば、受信したFSK信号の周波数偏位に
応じた電流ID を出力し、電流/電圧変換回路20に入
力する。電流/電圧変換回路20はキャパシタC1 、抵
抗素子R1 および演算増幅器OPA1 によって構成され
ている。キャパシタC1 と抵抗素子R1 とが演算増幅器
OPA1 の入力端子“−”と出力端子との間に並列に接
続されている。演算増幅器OPA1 の入力端子“+”が
キャパシタ1の正の電極に接続され、また、キャパシタ
1の負の電極が接地されている。電流/電圧変換回路2
0は、検波器出力回路10から得られた検波電流ID
検波電圧VD に変換し、電流/電圧変換回路20の次段
にあるローパスフィルタ30に入力する。
【0022】ローパスフィルタ30はキャパシタC2
3 ,C4 、抵抗素子R2 ,R3 ,R4 および出力バッ
ファBUF1 によって構成されている。抵抗素子R2
3 ,R4 と出力バッファBUF1 とが直列に接続さ
れ、キャパシタC2 の一方の電極が抵抗素子R2 と抵抗
素子R3 との接続点に接続され、他方の電極が接地され
ている。キャパシタC4 の一方の電極が出力バッファB
UF1 の入力端子に接続され、他方の電極が接地されて
いる。また、キャパシタC 3 の一方の電極が抵抗素子R
3 と抵抗素子R4 との接続点に接続され、他方の電極が
出力バッファBUF1 の出力端子に接続されている。
【0023】ローパスフィルタ30は入力された電圧V
D の中に含まれている高調波成分を除去し、低周波成分
のみが含まれている電圧VL を出力バッファBUF1
介して検出回路40に入力する。
【0024】検出回路40はたとえば、演算増幅器OP
2 によって構成され、演算増幅器OPA2 の入力端子
“−”がローパスフィルタ30の出力端子に接続され、
演算増幅器OPA2 の入力端子“+”が参照電圧VREF
を供給する定電圧源2に接続されている。このため、ロ
ーパスフィルタ30の出力電圧VL が参照電圧VREF
りレベルが高い場合、検出回路40の出力端子TOUT
ハイレベルの信号が出力され、一方、ローパスフィルタ
30の出力電圧VL が参照電圧VREF によりレベルが低
い場合、検出回路40の出力端子TOUT にローレベルの
信号が出力される。このように、検出回路40によっ
て、受信された信号を、たとえば、それぞれデータの
“0”とデータの“1”とに対応するローレベルとハイ
レベルの2値信号に変換する。
【0025】チャージ回路50aはローパスフィルタ3
0からの出力電圧VL と電圧源1からの参照電圧VREF
を受け、これらの信号に応じてチャージ電流Ic を発生
しキャパシタ1に入力する。
【0026】連続信号判別回路60は検出回路40の出
力信号を判別し、検出回路40の出力端子TOUT に同様
なレベルの信号、たとえば、同じハイレベルあるいはロ
ーレベルの信号または同様な周波数偏位の信号が連続し
て出力された場合、チャージ制御回路70に制御信号S
C を出力する。
【0027】チャージ制御回路70は連続信号判別回路
60から制御信号SC を受けると、チャージ回路50a
に対して、チャージ電流Ic の出力を停止させる制御信
号S P を出力する。そして、チャージ回路50aはチャ
ージ制御回路70からの制御信号SP を受けると、チャ
ージ電流Ic の出力を停止する。
【0028】キャパシタ1はチャージ回路50aによっ
て発生されたチャージ電流Ic によって充電され、動作
基準電圧VB を発生し電流/電圧変換回路20に入力す
る。すなわち、チャージ回路50aおよびキャパシタ1
によって、帰還回路が構成され、ローパスフィルタ30
の出力電圧VL に応じて発生された動作基準電圧V B
電流/電圧変換回路20にフィードバックする。
【0029】次に、上述した受信回路の構成に基づき、
本受信回路のタイミングチャートを示す図2を参照しな
がら、本第1の実施形態における受信回路の動作につい
て説明する。図2(a)は受信回路への電源電圧VCC
供給タイミングを示している。図2(b)はバッテリセ
ーブモードにおける電源電圧VCCの供給タイミングを示
している。図3(c)は電源電圧VCC立ち上げ後のクィ
ックチャージのタイミングを示している。そして図3
(d)はチャージ回路50aにおけるチャージ電流Ic
の停止のタイミングを示している。
【0030】図2(a)に示すように、時間t0 におい
て、受信回路に電源電圧VCCが供給され、受信回路が電
源電圧VCCによって立ち上げられる。そして、図2
(c)に示すように、A区間において、電源電圧VCC
立ち上げと同時に、チャージ回路50aによって、短い
時定数を用いてキャパシタ1に対して、クィックチャー
ジのためのチャージ電流IcAが発生され、これによって
キャパシタ1が高速にチャージされ、動作基準電圧VB
がこのクィックチャージによって設定される。なお、電
源電圧VCC立ち上げ後のクィックチャージによって設定
された動作基準電圧VB が最大受信信号の検波出力に相
当する誤差電圧が残っているが、次のB区間において小
さなチャージ電流Ic によって補正される。
【0031】そして、電源投入後、受信回路は間欠受信
が行われる。図2(b)のB区間に示すように、受信回
路が受信とバッテリセーブモードを繰り返しながら間欠
受信を行い、受信すべき信号を待つ。そして、時間t1
において受信すべき信号が検出されると、図2(b)の
C区間に示すように、受信回路の動作はバッテリセーブ
モードから通常の受信モードに切り換えられ、電源電圧
が連続的に受信回路に供給され、受信回路において連続
的に受信動作が行われる。
【0032】そして、このような状態において、受信回
路では検波器によって、たとえば受信信号の周波数偏位
に応じた電流ID が出力され、電流/電圧変換回路20
に入力される。そして、電流/電圧変換回路20によっ
て電流ID に対応する電圧V D が後段のローパスフィル
タ30に出力される。ローパスフィルタ30によって、
入力信号に含まれている高周波成分が除去され電圧VL
として出力される。
【0033】コンパレータによって構成された検出回路
40において、ローパスフィルタ30から入力された受
信信号のレベルを示す電圧VL と電圧源2によって供給
された参照電圧VREF とが比較され、たとえば、電圧V
L のレベルが参照電圧VREFより高い場合、データの
“1”に対応するハイレベルの信号が出力端子TOUT
出力され、電圧VL のレベルが参照電圧VREF より低い
場合、データの“0”に対応するローレベルの信号が出
力端子TOUT に出力される。
【0034】このとき、検出回路40の出力信号が、た
とえば、ハイレベルとローレベルとを同様な割合を有す
る信号である場合には、連続信号判別回路60では、チ
ャージ回路50aを動作モードに保持すべき信号をチャ
ージ制御回路70に出力する。チャージ制御回路70は
連続信号判別回路60からの制御信号を受けて、チャー
ジ回路50aにチャージ動作を保持するよう制御する。
これにより、チャージ回路50aおよびキャパシタ1に
よって構成された帰還回路においては、ローパスフィル
タ30の出力電圧VL に応じて、チャージ回路50aに
よりチャージ電流Ic が発生され、そして、キャパシタ
1がチャージ電流Ic によって充電され、動作基準電圧
B が発生され、電流/電圧変換回路20を構成する演
算増幅器OPA1 の入力端子“+”に入力される。この
結果、受信信号のレベルに応じて受信回路の動作基準電
圧VB が設定され、動作基準電圧VB と検波器出力信号
にあるオフセットとが相殺され、受信回路の中心周波数
のずれまたは受信回路の温度特性により生じたオフセッ
ト電圧のずれによる影響が回避できる。
【0035】一方、検出回路40の出力信号が同様なレ
ベルの信号、たとえば、同じハイレベルあるいはローレ
ベルの信号または同様な周波数偏位の信号が連続した場
合、ローパスフィルタ30の出力電圧VL の平均値が変
化するので、電圧VL がそのまま帰還回路によって電流
/電圧変換回路20にフィードバックされると、動作基
準電圧VB が変動し、検出回路40の出力信号にずれが
生じる。
【0036】検出回路40は出力端子TOUT に同様なレ
ベルの信号が連続して出力された場合、連続信号判別回
路60によって、図2(d)のC区間に示すように、同
様なレベルの信号が連続して検出されたことを示す制御
信号SC がチャージ制御回路70に出力される。チャー
ジ制御回路70によって、制御信号SC を受けた場合、
チャージ回路50aに対して、制御信号SP が出力され
る。チャージ制御回路70から制御信号SP を受けた場
合、チャージ回路50aによってチャージ電流Ic の出
力が停止されるので、ローパスフィルタ30の出力電圧
L の平均電圧の変動による動作基準電圧VB への影響
が防止される。
【0037】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、受信回路に連続信号判別回路60およびチャージ制
御回路70を設け、検出回路40の出力端子TOUT に連
続して同一レベルの信号が出力されたとき、連続信号判
別回路60によってチャージ制御回路70に制御信号S
C を送信し、チャージ制御回路70が制御信号SC に応
じて、チャージ回路50aにチャージ電流Ic の発生を
停止させる制御信号SPを出力するので、同様な信号を
連続して受信した場合、受信信号の平均電圧の変動によ
る動作基準電圧VB のずれを防止でき、さらにチャージ
電流Ic の発生を停止することによって回路の消費電力
を低減できる。
【0038】第2実施形態 図3は本発明に係る受信回路の第2の実施形態を示す回
路図である。図3においては、図1に示す第1の実施形
態を示す回路図とほぼ同様な構成を有するので、ここで
は、本第2の実施形態と図1に示す第1の実施形態との
相違点についてのみ説明を行う。
【0039】図3に示すように、本実施形態において
は、チャージ回路50aの動作がチャージ制御回路70
aからの制御信号SP によって制御される。チャージ制
御回路70aは、たとえば、マイクロコンピュータ(以
下、マイコンという)が組み込まれ、信号検出および信
号推定の機能を有する機能ブロックによって構成されて
いる。
【0040】チャージ制御回路70aによって、受信回
路の受信信号を、たとえば、一定の間隔で検出し、それ
に対してマイコンによって検出信号に対する判断が行わ
れる。同様なレベルの信号、たとえば、同じハイレベル
あるいはローレベルの信号または同様な周波数偏位の信
号が連続して受信回路によって受信された場合に、チャ
ージ回路50aに対して、チャージ電流Ic の発生を停
止させる制御信号SPが出力される。
【0041】チャージ回路50aにおいて、チャージ制
御回路70aから制御信号SP を受けたとき、チャージ
電流Ic の発生が停止される。この結果、連続して同様
な信号が受信回路によって受信された場合に、チャージ
回路50aからのチャージ電流Ic によってチャージさ
れるキャパシタ1によって発生された動作基準電圧V B
が一定のレベルに保持され、受信信号の平均値の変化に
よる受信回路の動作基準電圧VB のずれが防止される。
【0042】なお、電源投入時およびバッテリセーブモ
ード時における本第2の実施形態の受信回路の動作が前
述した第1の実施形態の動作と略同であり、ここでその
詳細の説明を省略する。
【0043】以上説明したように、受信回路に信号検出
および信号推定の機能を有する機能ブロックによって構
成されたチャージ制御回路70aを備え、連続して同様
なレベルの信号が受信回路によって受信されたと判断し
た場合にチャージ制御回路70aがチャージ回路50a
にチャージ電流Ic の発生を停止させる制御信号SP
出力し、これを受けてチャージ電流Ic の発生が停止
し、キャパシタ1によって設定された動作基準電圧VB
が一定のレベルに保持されるので、受信信号の平均レベ
ルの変化による受信回路の動作基準電圧VB のずれを防
止できる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の受信回路
によれば、連続して同様な信号を受信した場合、受信回
路の動作基準電圧のずれを回避でき、消費電力が低減で
き、弱電界時の受信特性を改善できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る受信回路の第1の実施形態を示す
回路図である。
【図2】受信回路のタイミングチャートである。
【図3】本発明に係る受信回路の第2の実施形態を示す
回路図である。
【図4】FSK検波器の入力周波数対オフセット電圧の
関係を示すグラフである。
【図5】従来のFSK信号受信回路の一例を示す回路図
である。
【図6】同様な信号を連続して受信したときの動作基準
電圧VB の変動を示す波形図である。
【符号の説明】
10…電流型検波器の出力回路、20…電流/電圧変換
回路、30…ローパスフィルタ、40…検出回路、5
0,50a…チャージ回路、60…連続信号判別回路、
70,70a…チャージ制御回路、1…動作基準電圧を
供給するキャパシタ、2…定電圧源、C1 ,C2
3 ,C4 …キャパシタ、R1 ,R2 ,R3 ,R4 …抵
抗素子、BUF1 …バッファ、TOUT …出力端子、VCC
…電源電圧、GND…接地電位。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検波器の出力信号に基づき少なくとも2
    値のデータに対応する第1のレベルおよび第2のレベル
    の信号を検出する検出回路を備え、かつ、上記検波器の
    出力信号の平均レベルに応じて受信回路の動作基準電圧
    が設定される受信回路であって、 上記検出回路により連続して同様なレベルの信号を検出
    するとき、上記動作基準電圧のレベルの変動を抑制する
    制御手段を有する受信回路。
  2. 【請求項2】 上記動作基準電圧はキャパシタと当該キ
    ャパシタに対してチャージ電流を発生するチャージ電流
    発生回路とによって設定され、上記制御手段は上記検出
    回路の出力が連続する同様なレベルの信号の検出を示す
    とき、上記チャージ電流発生回路のチャージ電流の発生
    を停止させる請求項1に記載の受信回路。
  3. 【請求項3】 検波器の出力信号に基づき少なくとも2
    値のデータに対応する第1のレベルおよび第2のレベル
    の信号を検出する検出回路を備え、かつ、上記検波器の
    出力信号の平均レベルに応じて受信回路の動作基準電圧
    が設定される受信回路であって、 連続して同様なレベルの信号入力があるとき、上記動作
    基準電圧のレベルの変動を抑制する制御手段を有する受
    信回路。
  4. 【請求項4】 上記動作基準電圧はキャパシタと当該キ
    ャパシタに対してチャージ電流を発生するチャージ電流
    発生回路とによって設定され、上記制御手段は上記検出
    回路の出力が連続する同様なレベルの信号の検出を示す
    とき、上記チャージ電流発生回路のチャージ電流の発生
    を停止させる請求項3に記載の受信回路。
JP4194796A 1996-02-28 1996-02-28 受信回路 Pending JPH09238167A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006246424A (ja) * 2005-03-02 2006-09-14 Hynix Semiconductor Inc 半導体素子のデータ入力バッファ

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JP2006246424A (ja) * 2005-03-02 2006-09-14 Hynix Semiconductor Inc 半導体素子のデータ入力バッファ

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