JP3479435B2 - ドロッパピン式糸切れ検出装置 - Google Patents

ドロッパピン式糸切れ検出装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、織機におけるドロ
ッパピン式の糸切れ検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】織機において経糸切れになったことを検
出する装置として、ドロッパピン式糸切れ検出装置があ
る(たとえば、実公昭631−11261号公報)。こ
の種の糸切れ検出装置は、図5に示すドロッパ装置10
を用いる。
【0003】ドロッパ装置10は、一対の電極12と、
ドロッパピン14とを備える。電極12は、両電極12
の間に配置された電気絶縁体16により電気的に絶縁さ
れており、またドロッパピン14に通されている。ドロ
ッパピン14は、これに通された経糸18に受けられて
いる。
【0004】このようなドロッパ装置10を用いる糸切
れ検出装置は、両電極12がドロッパピン14により短
絡されたことに基づいて、糸切れ信号を出力する。この
種の糸切れ検出装置において、ドロッパピン14は、こ
れに通された経糸18の切断や消耗に起因して電極12
を短絡させるのみならず、経糸の緩み、織機の振動等に
よっても電極12に接触し、両電極12を短絡させるこ
とがある。
【0005】このことから、従来の糸切れ検出装置で
は、コンデンサを用いた積分回路を設け、コンデンサの
充電電圧を閾値と比較し、その比較結果に応じて糸切れ
信号を発生する回路構成としている。このようにすれ
ば、ドロッパピンが両電極に接触しても、直ぐには糸切
れ信号が出力されず、充電状態がコンデンサの時定数に
より定まる速度で所定時間続き、それによりコンデンサ
の充電電圧が所定の値に達したことにより糸切れ信号が
出力される。
【0006】このような装置において、装置の感度、す
なわち糸切れありと検知するタイミングはコンデンサの
時定数を変更することにより調整することができ、また
それら時定数は積分回路の抵抗値を変更することにより
調整することができる。
【0007】
【解決しようとする課題】しかし、従来の上記装置で
は、抵抗値を手動で変更することにより時定数を変更し
なければならず、最適な時定数の設定が困難である。こ
のため、従来の上記装置では、装置の感度調整のための
作業が面倒であり、感度を正確な値に設定することが難
しい。
【0008】本発明は、容易な感度調整を可能にするこ
とを目的とする。
【0009】
【解決手段、作用及び効果】本発明のドロッパピン式糸
切れ検出装置は、電気的に絶縁された一対の電極が短絡
されているときにその旨を意味するドロッパ信号を出力
するドロッパ信号発生手段と、コンデンサと、該コンデ
ンサに接続された充電手段と、コンデンサに接続された
放電手段と、コンデンサの出力を閾値と比較し、その比
較結果を基に糸切れ信号を発生する判定手段と、パルス
列特性を変更可能のパルス列信号を発生するパルス列信
号発生手段とを含む。
【0010】充電手段及び放電手段のいずれか一方はド
ロッパ信号の発生時に作動可能におかれ、充電手段及び
放電手段の他方はドロッパ信号の未発生時に作動可能に
おかれ、充電手段および放電手段の少なくとも一方はド
ロッパ信号とパルス列信号とのアンド条件により作動さ
れる。
【0011】充電手段及び放電手段の一方がドロッパ信
号の発生時及び未発生時のいずれか一方においてパルス
列信号により作動される場合、充電手段及び放電手段の
他方はドロッパ信号の発生時及び未発生時のいずれか他
方においてドロッパ信号のみにより作動される。充電手
段及び放電手段の両者がドロッパ信号の発生時または未
発生時にパルス列信号により作動される場合、充電手段
はドロッパ信号の発生時及び未発生時のいずれか一方に
おいてパルス列信号により作動され、放電手段はドロッ
パ信号の発生時及び未発生時のいずれか他方においてパ
ルス列信号により作動される。
【0012】パルス列信号のパルス列特性としては、パ
ルス幅、パルス周波数等を用いることができる。これら
のパルス列特性を変更すると、コンデンサの充放電の時
間、充放電の周波数等が変化するから、コンデンサの充
電状態または放電状態が変化し、コンデンサの充電電圧
が判定手段の閾値に達するタイミングが変化する。
【0013】上記の結果、パルス列信号のパルス列特性
を調整することにより、装置の感度調整を行うことがで
きる。上記のパルス列特性は、パルス幅変調器、パルス
周波数変調器等、市販されている回路により変更するこ
とができ、また数値設定器のような適宜な手段を用いて
容易に設定することができる。
【0014】本発明によれば、パルス列信号のパルス列
特性を変更することによりコンデンサの充電または放電
を制御するようにしたから、装置の感度調整を容易に行
うことができる。
【0015】パルス列信号の幅(デューティー比)を変
更すると、パルス列信号中の1つのパルスによる充電時
間または放電時間が変化し、その結果コンデンサの最大
充電電圧が変化する。パルス列信号の周波数を変更する
と、パルス列信号中の1つのパルスによる充放電の繰り
返し周波数が変化し、その結果コンデンサの最大充電電
圧が変化する。パルス列信号の幅および周波数を変更す
ると、パルス列信号の1つのパルスによる充電時間また
は放電時間が変化するとともに、充放電の繰り返し周波
数が変化し、その結果コンデンサの最大充電電圧が変化
する。
【0016】充電手段及び放電手段の両者を異なるパル
ス列信号に基づいて作動させることもできる。このよう
にすれば、コンデンサの充電状態及び放電状態を別々に
調整することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1を参照するに、経糸検出装置
20は、ドロッパ信号DRを発生するドロッパ信号発生
回路22と、充放電用のコンデンサ24と、コンデンサ
24の充放電のための2つのスイッチング回路26,2
8と、コンデンサ24の充放電を調整する2つのパルス
列信号発生回路30,32と、コンデンサ24の端子間
電圧を基に糸切れ信号を発生する判定回路34と、コン
デンサ24の時定数を決定する2つの抵抗器36,38
と、判定回路34に閾値SLを供給する閾値回路40
と、ドロッパ信号DRを反転するインバータ42とを含
む。
【0018】ドロッパ信号発生器22は、図5に示すド
ロッパ装置10を用いる。図4に示すように、ドロッパ
装置10の一方の電極12は直流電源44の正側端子
(+V)に抵抗器46を介して接続されており、他方の
電極12は直流電源44の負側端子(アース端子)に抵
抗器48を介して接続されている。ドロッパ装置10の
他方の電極12は、また、演算増幅器50の一方の入力
端子に接続されている。演算増幅器50の他方の入力端
子は直流電源44の負側端子に接続されており、これに
より演算増幅器50は抵抗器48と並列に接続されてい
る。
【0019】ドロッパ信号発生器22は、ドロッパ装置
10の電極12が短絡されていないと、その旨を意味す
る真理値“0”の信号を演算増幅器50から出力する。
これに対し、ドロッパ装置10の電極12がドロッパピ
ン14により短絡されると、ドロッパ信号発生器22
は、その旨を意味する真理値“1”のドロッパ信号DR
を演算増幅器50から出力する。
【0020】ドロッパ信号DRは、スイッチング回路2
6に供給されるとともに、インバータ42において反転
された後スイッチング回路28に供給される。ドロッパ
信号DRの一例を図2に示す。
【0021】スイッチング回路26は、コンデンサ24
の充電回路であり、抵抗器36を介して直流電源(図示
せず)の正側端子(+V)に接続されている。スイッチ
ング回路26は、コンデンサ24と抵抗器36との間に
直列に配置された2つのアナログスイッチ52,54を
備える。一方のスイッチ52はドロッパ信号DRの出力
によりオン状態とされ、他方のスイッチ54はパルス列
信号発生回路30で発生されたパルス列信号PW1によ
りオン・オフされる。
【0022】スイッチング回路28は、コンデンサ24
の放電回路であり、抵抗器38を介して直流電源(図示
せず)の負側端子(アース端子)に接続されているとと
もに、コンデンサ24の正側端子に接続されている。ス
イッチング回路28は、コンデンサ24と抵抗器38と
の間に直列に配置された2つのアナログスイッチ56,
58を備える。一方のスイッチ56はドロッパ信号DR
のインバータ42への出力によってオフ状態とされ、他
方のスイッチ58はパルス列信号発生回路32で発生さ
れたパルス列信号PW2により開閉される。
【0023】パルス列信号発生回路30は、パルス列特
性を設定する設定器60と、該設定器に設定されたパル
ス列特性を有するパルス列信号を発生するパルス列信号
発生器62とを備える。パルス列特性は、パルス幅(デ
ューティー比)、パルス周波数等であり、また経糸の緩
み状況(経糸の設定張力値、経糸の糸種)、織機の振動
状況を考慮しつつ、数値として設定器60に設定するこ
とができる。
【0024】パルス列信号発生回路32も、パルス列特
性を設定する設定器64と、該設定器に設定されたパル
ス列特性を有するパルス列信号を発生するパルス列信号
発生器66とを備える。パルスの、幅、周波数等のパル
ス列特性は、具体的な数値として設定器64に設定する
ことができる。
【0025】設定器60及び64は、それぞれ、設定さ
れた数値に対応する電圧をアナログ値またはデジタル値
として出力する公知の回路である。設定器60,64の
設定値は、手動で変更することができる。
【0026】パルス列信号発生器62及び66は、それ
ぞれ、対応する設定器60及び64の設定値を基に図2
に示すようなパルス列特性を有するパルス列信号PW1
及びPW2を発生し、該パルス列信号を対応するスイッ
チング回路26及び28に供給する。このようなパルス
列信号発生器62,66として、パルス幅変調器、パル
ス周波数変調器、パルス位相(位置)変調器等、市販さ
れている既知の回路を用いることができる。
【0027】上記のようなパルス変調器をパルス列信号
発生器62,66として用いた場合、パルスの、幅、周
波数等、パルス列特性はキャリアパルスの対応する特性
を変調すればよい。両パルス列信号PW1,PW2の一
例を図2に示す。
【0028】コンデンサ24は、スイッチング回路26
のスイッチ52,54がともにオンのとき充電し、スイ
ッチング回路28のスイッチ56,58がともにオンの
とき放電する。コンデンサ24の出力(端子間)電圧の
一例を図2に示す。
【0029】判定回路34は、図2に示すように、コン
デンサの出力信号が閾値回路40に設定された閾値SL
を越えていると真理値“1”の糸切れ信号を出力する。
このような判定回路34として、演算増幅器のような比
較器を用いることができる。判定回路34は、コンデン
サ24の出力信号と閾値SLとを、アナログ的に比較す
る回路であってもよいし、デジタル的に比較する回路で
あってもよい。糸切れ信号の一例を図2に示す。閾値回
路40に設定した閾値SLは、手動で設定し直すことが
できる。
【0030】図示の例では、RC回路であることから、
充電時定数及び放電時定数は、それぞれ、抵抗器36及
び38の抵抗値とコンデンサ24の容量により決定され
る。このため、抵抗器36または38を可変抵抗器と
し、充電時定数または放電時定数を変更するようにして
もよい。そのように構成すれば、パルス列特性を変更す
ることによる装置の感度調整の範囲をより広くすること
ができる。
【0031】以下、図2を参照して、糸切れ検出装置2
0の動作を説明する。
【0032】先ず、図2(A)に示すように、パルス列
信号PW1,PW2のパルス幅(デューティー比)が1
00%である場合について説明する。
【0033】図2(A)に示すようなパルス列信号PW
1が出力されると、ハイレベルの信号が持続するから、
スイッチ54はオン状態を持続し、スイッチ52は真理
値“1”のドロッパ信号DRによりオン状態になり、ス
イッチング回路26はドロッパ信号DRの入力期間作動
する。これに対し、スイッチ58はパルス列信号PW2
が出力される間オン状態を持続し、スイッチ56はドロ
ッパ信号DRによりオフ状態になるから、スイッチング
回路26はドロッパ信号DRが入力されない期間作動す
る。
【0034】このため、図2(A)に示す例の場合、コ
ンデンサ24は、ドロッパ信号DRが発生されている期
間スイッチング回路26の作動により充電し、ドロッパ
信号DRが発生されない期間スイッチング回路28の作
動により放電する。その結果、コンデンサ24の出力は
図2(A)に示すように変化し、その出力が閾値SLを
越えたことにより糸切れ信号が判定回路34から出力さ
れる。
【0035】次に、図2(B)に示すように、PW1の
パルス幅及び周波数がそれぞれ50%及びf1であり、
PW2のパルス幅が100%である場合について説明す
る。
【0036】図2(B)に示すようなドロッパ信号DR
が出力されると、スイッチ52及び54はそれぞれドロ
ッパ信号DR及びパルス列信号PW1が入力されるたび
にオン状態になるから、スイッチング回路26はドロッ
パ信号DR及びパルス列信号PW1が同時に入力される
期間作動する。これに対し、スイッチ58はオン状態を
持続し、スイッチ56はドロッパ信号DRによりオフ状
態になるから、スイッチング回路28はドロッパ信号D
Rが入力されない期間作動する。
【0037】このため、図2(B)に示す例の場合、コ
ンデンサ24は、ドロッパ信号DR及びパルス列信号P
W1の発生時が重なる期間スイッチング回路26の作動
により充電し、ドロッパ信号DRが発生されない期間ス
イッチング回路28の作動により放電する。その結果、
コンデンサ24は充電電圧が閾値SLを越える前に放電
を開始するから、コンデンサ24の出力は図2(B)に
示すように変化し、糸切れ信号は判定回路34から出力
されない。
【0038】次に、図2(C)に示すように、パルス列
信号PW1のパルス幅及び周波数がそれぞれ50%及び
f1であり、パルス列信号PW2のパルス幅及び周波数
がそれぞれ50%及びf2である場合について説明す
る。ただし、f1>f2であるものとする。
【0039】図2(C)に示すようなドロッパ信号DR
が出力されると、スイッチ52,54はそれぞれドロッ
パ信号DR及びパルス列信号PW1によりオン状態にな
るから、スイッチング回路26はドロッパ信号DR及び
パルス列信号PW1の発生時が重なる期間作動する。こ
れに対し、スイッチ56がドロッパ信号DRによりオフ
状態になり、スイッチ58がパルス列信号PW2により
オン状態になるから、スイッチング回路26はドロッパ
信号DRの未発生時とパルス列信号PW2の発生時とが
重なる期間作動する。
【0040】このため、図2(C)に示す例の場合、コ
ンデンサ24は、ドロッパ信号DR及びパルス列信号P
W1の発生時が重なる期間スイッチング回路26の作動
により充電し、ドロッパ信号DRの未発生時とパルス列
信号PW2の発生時とが重なる期間スイッチング回路2
8の作動により放電する。その結果、コンデンサ24の
出力は図2(C)に示すように変化し、その出力値が閾
値SLに達したことにより糸切れ信号が判定回路34か
ら出力される。
【0041】PW2のパルス幅が100%である場合、
PW1のパルス列特性を変更することにより、糸切れ
を検出することができる。図3は、PW1のパルス幅及
び周波数がそれぞれ85%及びf1であり、PW2のパ
ルス幅が100%である例を示す。
【0042】図3に示すようなドロッパ信号DRが出力
されると、スイッチング回路26,28は図2(B)の
場合と同様に作動する。しかし、図3に示す例では、ス
イッチ54のオン時間がオフ時間に比べて長くなるか
ら、ドロッパ信号の発生時における充電時間が放電時間
に比べて長くなり、その結果コンデンサ24の充電電圧
は閾値SLに達し、糸切れ信号が判定回路40から出力
される。
【0043】上記のように、スイッチング回路26及び
28をそれぞれドロッパ信号あり及びなしの条件下でパ
ルス列信号により作動させるならば、パルス列信号のパ
ルス列特性を変更することにより、スイッチング回路の
作動時間、作動周期等を調整することができ、それによ
り、充電時間、充電周期、放電時間、放電周期等の充電
状態及び放電状態を調整することができる。
【0044】パルス列信号のパルス列特性を変更する
と、糸切れありと検出する検出感度、すなわち装置の感
度が必然的に調整されるから、最適な充電状態及び放電
状態に調整して真の糸切れだけを検出することができ
る。その結果、経糸の緩み、織機の振動等による電極へ
のドロッパピンの瞬間的な接触に起因する誤検出を防止
することができるし、ドロッパピンが落下したにもかか
わらず、織機の振動により電極へのドロッパピンの間欠
的な接触に起因する未検出を防止ことができる。
【0045】検出感度は、パルス列特性としてデジタル
化することができる。このため、パルス列特性を調整デ
ータとして登録しておくことにより、パルス列特性を手
動で設定することなく、誤検出及び未検出が織物に影響
することを防止することができる。なお、調整データ
は、織物の種類毎または経糸の種類毎に登録しておき、
製織される織物の種類または仕掛けられた経糸の種類に
対応する調整データをパルス列特性設定器に出力するよ
うにしてもよい。
【0046】糸切れ検出装置20は、スイッチング回路
26及び28がそれぞれドロッパ信号DRとパルス列信
号発生回路30及び32からのパルス列信号PW1及び
PW2とにより作動するから、パルス列特性をスイッチ
ング回路毎に調整して、コンデンサ24の充電状態及び
放電状態を別々に調整することができる。
【0047】しかし、パルス列信号発生回路をスイッチ
ング回路26及び28に共通に接続して、同じパルス列
信号によりコンデンサ24の充電状態及び放電状態を調
整してもよい。また、スイッチング回路26及び28の
いずれか一方のみをドロッパ信号とパルス列信号とによ
り作動させ、他方をドロッパ信号のみにより作動させて
もよい。
【0048】上記の実施例では、充電用のスイッチング
回路26をドロッパ信号の発生時に作動させ、放電用の
スイッチング回路28をドロッパ信号の未発生時に作動
可能させているが、充電用のスイッチング回路26をド
ロッパ信号の未発生時に作動させ、放電用のスイッチン
グ回路28をドロッパ信号の発生時に作動可能させても
よい。この場合、ドロッパ装置の電極が短絡されていな
いとき充電状態となり、電極が短絡されているとき放電
状態となるから、コンデンサの出力が閾値SL以下に低
下したことにより糸切れ信号を発生するように構成され
る。
【0049】それゆえに、本発明においては、充電手段
及び放電手段を以下のように作動させることができる。
【0050】充電手段及び放電手段のいずれか一方はド
ロッパ信号の発生時にパルス列信号により作動され、充
電手段及び放電手段の他方はドロッパ信号の未発生時に
作動される。
【0051】充電手段及び放電手段のいずれか一方はド
ロッパ信号の発生時により作動され、充電手段及び放電
手段の他方はドロッパ信号の未発生時にパルス列信号に
より作動される。
【0052】充電手段及び放電手段のいずれか一方はド
ロッパ信号の発生時にパルス列信号により作動され、充
電手段及び放電手段の他方はドロッパ信号の未発生時に
パルス列信号により作動される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る糸切れ検出装置の一実施例を示す
電気回路のブロック図である。
【図2】図1の装置の動作を説明するためのタイムチャ
ートの一実施例を示す図である。
【図3】タイムチャートの他の実施例を示す図である。
【図4】ドロッパ信号発生回路の一実施例を示す図であ
る。
【図5】ドロッパ装置に一実施例を示す図である。
【符号の説明】
10 ドロッパ装置 12 電極 14 ドロッパピン 16 絶縁体 18 経糸 20 糸切れ検出装置 34 判定回路 40 閾値回路 42 インバータ 52,54,56,58 アナログスイッチ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的に絶縁された一対の電極が短絡さ
    れているときにその旨を意味するドロッパ信号を出力す
    るドロッパ信号発生手段と、コンデンサと、該コンデン
    サに接続された充電手段と、前記コンデンサに接続され
    た放電手段と、前記コンデンサの出力を閾値と比較し、
    その比較結果を基に糸切れ信号を発生する判定手段と、
    パルス列特性を変更可能のパルス列信号を発生するパル
    ス列信号発生手段とを含み、 前記充電手段及び前記放電手段のいずれか一方は前記ド
    ロッパ信号の発生時に作動可能におかれ、前記充電手段
    及び前記放電手段の他方は前記ドロッパ信号の未発生時
    に作動可能におかれ、前記充電手段及び前記放電手段の
    少なくとも一方は前記パルス列信号により作動される、
    ドロッパピン式糸切れ検出装置。
  2. 【請求項2】 前記パルス列特性は、パルス幅及びパル
    ス周波数の少なくとも1つから選択される、請求項1に
    記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記充電手段及び前記放電手段の両者が
    ともに前記パルス列信号により作動される、請求項1ま
    たは2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記充電手段及び前記放電手段は、異な
    るパルス列信号に基づいて作動する、請求項3に記載の
    装置。
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