JP3296385B2 - 電池の電圧検出回路 - Google Patents
電池の電圧検出回路Info
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- JP3296385B2 JP3296385B2 JP15457394A JP15457394A JP3296385B2 JP 3296385 B2 JP3296385 B2 JP 3296385B2 JP 15457394 A JP15457394 A JP 15457394A JP 15457394 A JP15457394 A JP 15457394A JP 3296385 B2 JP3296385 B2 JP 3296385B2
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- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02J—CIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
- H02J7/00—Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
- H02J7/0013—Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries acting upon several batteries simultaneously or sequentially
- H02J7/0014—Circuits for equalisation of charge between batteries
-
- H—ELECTRICITY
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- H02J7/00—Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
- H02J7/0029—Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries with safety or protection devices or circuits
- H02J7/00302—Overcharge protection
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
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- H02J7/00—Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
- H02J7/0029—Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries with safety or protection devices or circuits
- H02J7/00306—Overdischarge protection
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は充電可能な電池、例えば
リチウムイオン電池を備えた電池ユニットに関し、特に
電池の過充電や過放電を検出して該電池を保護する電圧
検出回路に関する。
リチウムイオン電池を備えた電池ユニットに関し、特に
電池の過充電や過放電を検出して該電池を保護する電圧
検出回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】充電可能な電池のうち、特にリチウムイ
オン電池は、過充電、過放電に弱いため、過充電状態、
過放電状態を検出して充電、放電を禁止する保護回路が
不可欠である。
オン電池は、過充電、過放電に弱いため、過充電状態、
過放電状態を検出して充電、放電を禁止する保護回路が
不可欠である。
【０００３】図４を参照して、保護回路を備えたリチウ
ムイオン電池による電池ユニットについて説明する。こ
の電池ユニット４０は、ここでは直列接続した２個のリ
チウムイオン電池４１，４２（以下、電池と呼ぶ）のみ
が図示されているが、電池は１個あるいは３個以上の場
合もある。いずれにしても、各電池４１，４２にはそれ
ぞれ、過充電検出回路４３−１，４３−２と過放電検出
回路４４−１，４４−２が並列に接続されている。
ムイオン電池による電池ユニットについて説明する。こ
の電池ユニット４０は、ここでは直列接続した２個のリ
チウムイオン電池４１，４２（以下、電池と呼ぶ）のみ
が図示されているが、電池は１個あるいは３個以上の場
合もある。いずれにしても、各電池４１，４２にはそれ
ぞれ、過充電検出回路４３−１，４３−２と過放電検出
回路４４−１，４４−２が並列に接続されている。
【０００４】過充電検出回路４３−１，４３−２はそれ
ぞれ、電池４１，４２の端子電圧を第１の基準電圧と比
較し、第１の基準電圧よりも高くなると過充電と判定し
てスイッチＳ１をオフとすることにより、端子Ｐ１，Ｐ
２に接続された充電装置との接続を断として充電を禁止
する。
ぞれ、電池４１，４２の端子電圧を第１の基準電圧と比
較し、第１の基準電圧よりも高くなると過充電と判定し
てスイッチＳ１をオフとすることにより、端子Ｐ１，Ｐ
２に接続された充電装置との接続を断として充電を禁止
する。
【０００５】一方、過放電検出回路４４−１，４４−２
はそれぞれ、電池４１，４２の端子電圧を第２の基準電
圧と比較し、第２の基準電圧よりも低くなると過放電と
判定してスイッチＳ２をオフとすることにより、端子Ｐ
１，Ｐ２に接続された負荷との接続を断として放電を禁
止する。
はそれぞれ、電池４１，４２の端子電圧を第２の基準電
圧と比較し、第２の基準電圧よりも低くなると過放電と
判定してスイッチＳ２をオフとすることにより、端子Ｐ
１，Ｐ２に接続された負荷との接続を断として放電を禁
止する。
【０００６】ところで、過充電検出回路４３−１，４３
−２、過放電検出回路４４−１，４４−２のいずれにお
いても、電圧の比較は図５に示すような比較回路により
行われている。この比較回路は、定電流源５１に接続し
た基準電圧発生用のツェナーダイオードＺＤ１、ブリー
ダ抵抗Ｒ１，Ｒ２、コンパレータ５２により構成されて
いる。この比較回路による検出精度は、基準電圧の精
度、ブリーダ抵抗Ｒ１，Ｒ２の抵抗比、コンパレータ５
２のオフセット電圧より決まる。
−２、過放電検出回路４４−１，４４−２のいずれにお
いても、電圧の比較は図５に示すような比較回路により
行われている。この比較回路は、定電流源５１に接続し
た基準電圧発生用のツェナーダイオードＺＤ１、ブリー
ダ抵抗Ｒ１，Ｒ２、コンパレータ５２により構成されて
いる。この比較回路による検出精度は、基準電圧の精
度、ブリーダ抵抗Ｒ１，Ｒ２の抵抗比、コンパレータ５
２のオフセット電圧より決まる。
【０００７】また、このような比較回路をＩＣ化した場
合には、ツェナーダイオードＺＤ１として、バンドギャ
ップツェナーダイオードを使用することが多い。加え
て、要求される検出電圧の精度は、製造工程に起因する
バラツキの範囲より狭いので、周知のように、トリミン
グ技術により絶対値の合わせ込みを行うと共に、製造過
程でのバラツキを低減させるための回路やパターニング
時の工夫が施されている。
合には、ツェナーダイオードＺＤ１として、バンドギャ
ップツェナーダイオードを使用することが多い。加え
て、要求される検出電圧の精度は、製造工程に起因する
バラツキの範囲より狭いので、周知のように、トリミン
グ技術により絶対値の合わせ込みを行うと共に、製造過
程でのバラツキを低減させるための回路やパターニング
時の工夫が施されている。
【０００８】パターニング時の工夫としては、トランジ
スタに関しては、例えばコンパレータ５２を構成する差
動対用のトランジスタのマッチング精度を向上させるた
めに、トランジスタサイズを大きくする。また、形状の
影響、ストレスの影響を低減させるために、トランジス
タを交互に配置するというように、配置に工夫してい
る。抵抗については、パターンの長さ、幅を均一にした
り、配置に工夫している。
スタに関しては、例えばコンパレータ５２を構成する差
動対用のトランジスタのマッチング精度を向上させるた
めに、トランジスタサイズを大きくする。また、形状の
影響、ストレスの影響を低減させるために、トランジス
タを交互に配置するというように、配置に工夫してい
る。抵抗については、パターンの長さ、幅を均一にした
り、配置に工夫している。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】ここで、抵抗比を上げ
るためには、抵抗のパターン幅を大きくした方が精度が
上がるが、消費電流を低減するには高抵抗を必要する。
高抵抗を得るために抵抗のパターン幅を大きくすると、
ＩＣ内での専有面積が増加するデメリットが発生する。
とは言え、この種の電池ユニットでは、サイズよりも消
費電力の低減化に重きがおかれており、従来の比較回路
では、消費電流を低減することを優先させて高抵抗を使
用するようにしている。
るためには、抵抗のパターン幅を大きくした方が精度が
上がるが、消費電流を低減するには高抵抗を必要する。
高抵抗を得るために抵抗のパターン幅を大きくすると、
ＩＣ内での専有面積が増加するデメリットが発生する。
とは言え、この種の電池ユニットでは、サイズよりも消
費電力の低減化に重きがおかれており、従来の比較回路
では、消費電流を低減することを優先させて高抵抗を使
用するようにしている。
【００１０】本発明の課題は、従来方式よりも更に消費
電力の低減化を図ることのできる電池ユニットに適した
電圧検出回路を提供することにある。
電力の低減化を図ることのできる電池ユニットに適した
電圧検出回路を提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、充電可
能な電池を備え、該電池には過充電検出回路と過放電検
出回路を接続すると共に、これらの検出回路が過充電、
過放電を検出するとオフとされるスイッチを接続して成
る電池ユニットにおいて、前記二つの検出回路のうち少
なくとも前記過充電検出回路に、その動作タイミングを
規定する時間ｔ１の第１のタイミング信号を供給するタ
イミング信号供給手段と、前記第１のタイミング信号に
より動作した前記過充電検出回路の出力信号を処理して
過充電の有無を判定し、過充電と判定した時に前記スイ
ッチをオフとする処理回路とを接続して成り、前記タイ
ミング信号供給手段は、時間間隔ｔ０（但し、ｔ１＜＜
ｔ０）で前記第１のタイミング信号を定期的に供給し、
前記タイミング信号供給手段は更に、前記処理回路に対
してその動作タイミングを規定する時間ｔ２の第２のタ
イミング信号を供給し、該第２のタイミング信号は前記
第１のタイミング信号の供給時間内に供給されると共
に、前記第２のタイミング信号の立上がりが前記第１の
タイミング信号の立上がりよりも遅く、かつ前記第２の
タイミング信号の立下がりが前記第１のタイミング信号
の立下がりよりも早くなるようにして、前記処理回路に
おける前記過充電検出回路からの出力信号取り込みに前
記第１のタイミング信号の前後においてそれぞれ禁止時
間Δｔを設定したことを特徴とする電池の電圧検出回路
が得られる。
能な電池を備え、該電池には過充電検出回路と過放電検
出回路を接続すると共に、これらの検出回路が過充電、
過放電を検出するとオフとされるスイッチを接続して成
る電池ユニットにおいて、前記二つの検出回路のうち少
なくとも前記過充電検出回路に、その動作タイミングを
規定する時間ｔ１の第１のタイミング信号を供給するタ
イミング信号供給手段と、前記第１のタイミング信号に
より動作した前記過充電検出回路の出力信号を処理して
過充電の有無を判定し、過充電と判定した時に前記スイ
ッチをオフとする処理回路とを接続して成り、前記タイ
ミング信号供給手段は、時間間隔ｔ０（但し、ｔ１＜＜
ｔ０）で前記第１のタイミング信号を定期的に供給し、
前記タイミング信号供給手段は更に、前記処理回路に対
してその動作タイミングを規定する時間ｔ２の第２のタ
イミング信号を供給し、該第２のタイミング信号は前記
第１のタイミング信号の供給時間内に供給されると共
に、前記第２のタイミング信号の立上がりが前記第１の
タイミング信号の立上がりよりも遅く、かつ前記第２の
タイミング信号の立下がりが前記第１のタイミング信号
の立下がりよりも早くなるようにして、前記処理回路に
おける前記過充電検出回路からの出力信号取り込みに前
記第１のタイミング信号の前後においてそれぞれ禁止時
間Δｔを設定したことを特徴とする電池の電圧検出回路
が得られる。
【００１２】
【００１３】
【００１４】なお、前記処理回路は、前記過充電の判定
回数が複数回連続した時に前記スイッチをオフとしても
良い。
回数が複数回連続した時に前記スイッチをオフとしても
良い。
【００１５】
【作用】本発明においては、少なくとも過充電検出回路
が定周期で短時間だけオンとされて過充電検出動作を行
うことにより、保護回路における消費電力は大幅に低減
される。
が定周期で短時間だけオンとされて過充電検出動作を行
うことにより、保護回路における消費電力は大幅に低減
される。
【００１６】
【実施例】図１〜図３を参照して本発明の一実施例につ
いて説明する。図１において、電池ユニット１は、ここ
では２個の直列接続されたリチウムイオン電池（以下、
電池と呼ぶ）１１，１２を備えており、これらのそれぞ
れに電圧検出回路を構成する要素として、第１の基準電
圧による電圧監視を行う過充電検出回路１３−１，１３
−２と第２の基準電圧による電圧監視を行う過放電検出
回路１４−１，１４−２が並列接続されている。これら
の過充電検出回路１３−１，１３−２、過放電検出回路
１４−１，１４−２は、図４に示された従来のものと同
じでも良い。
いて説明する。図１において、電池ユニット１は、ここ
では２個の直列接続されたリチウムイオン電池（以下、
電池と呼ぶ）１１，１２を備えており、これらのそれぞ
れに電圧検出回路を構成する要素として、第１の基準電
圧による電圧監視を行う過充電検出回路１３−１，１３
−２と第２の基準電圧による電圧監視を行う過放電検出
回路１４−１，１４−２が並列接続されている。これら
の過充電検出回路１３−１，１３−２、過放電検出回路
１４−１，１４−２は、図４に示された従来のものと同
じでも良い。
【００１７】本実施例では、過充電検出回路１３−１，
１３−２における消費電力を低減させる手段として、保
護回路１０にタイミング信号発生回路１５とデータ処理
部１５とを備えたことを特徴とする。タイミング信号発
生回路１５は、過充電検出回路１３−１，１３−２にそ
れぞれ、それらの動作タイミングを規定する時間ｔ１
（例えば、０．２ｍｓ）の第１のタイミング信号を定周
期で発生して供給すると共に、データ処理部１５に対し
てはその動作タイミングを規定する時間ｔ２の第２のタ
イミング信号を定周期で発生して供給する。特に、第１
のタイミング信号と第２のタイミング信号の発生は、図
２に示すように、ｔ１＞ｔ２とすると共に、第２のタイ
ミング信号の立上がりが第１のタイミング信号の立上が
りよりも遅く、かつ第２のタイミング信号の立下がりが
第１のタイミング信号の立下がりよりも早くなるように
している。これは、過充電検出回路１３−１，１３−２
の動作時間の前後は不安定要素があることを考慮して、
データ処理部１５における過充電検出回路１３−１，１
３−２からのデータ取り込みに禁止時間Δｔを設定する
ためである。
１３−２における消費電力を低減させる手段として、保
護回路１０にタイミング信号発生回路１５とデータ処理
部１５とを備えたことを特徴とする。タイミング信号発
生回路１５は、過充電検出回路１３−１，１３−２にそ
れぞれ、それらの動作タイミングを規定する時間ｔ１
（例えば、０．２ｍｓ）の第１のタイミング信号を定周
期で発生して供給すると共に、データ処理部１５に対し
てはその動作タイミングを規定する時間ｔ２の第２のタ
イミング信号を定周期で発生して供給する。特に、第１
のタイミング信号と第２のタイミング信号の発生は、図
２に示すように、ｔ１＞ｔ２とすると共に、第２のタイ
ミング信号の立上がりが第１のタイミング信号の立上が
りよりも遅く、かつ第２のタイミング信号の立下がりが
第１のタイミング信号の立下がりよりも早くなるように
している。これは、過充電検出回路１３−１，１３−２
の動作時間の前後は不安定要素があることを考慮して、
データ処理部１５における過充電検出回路１３−１，１
３−２からのデータ取り込みに禁止時間Δｔを設定する
ためである。
【００１８】すなわち、過充電検出回路１３−１，１３
−２は、タイミング発生回路１４からの第１のタイミン
グ信号により動作状態となって、定周期で時間ｔ１だけ
過充電の検出動作を行い、過充電を検出するとそれを表
わす過充電検出信号をデータ処理部１５に出力する。一
方、データ処理部１５では、第２のタイミング信号によ
り過充電検出回路１３−１，１３−２が動作状態となっ
ている時間ｔ１のうちの時間ｔ２に過充電検出回路１３
−１，１３−２からの過充電検出信号の有無を監視し、
過充電検出回路１３−１，１３−２の少なくとも一方か
ら過電流検出信号を受けるとＦＥＴによるスイッチＳ１
１にこれをオフとするゲート制御信号を出力する。この
ことにより、電池１１，１２は端子Ｐ１１，Ｐ１２に接
続された充電装置から切り離され、充電が禁止される。
−２は、タイミング発生回路１４からの第１のタイミン
グ信号により動作状態となって、定周期で時間ｔ１だけ
過充電の検出動作を行い、過充電を検出するとそれを表
わす過充電検出信号をデータ処理部１５に出力する。一
方、データ処理部１５では、第２のタイミング信号によ
り過充電検出回路１３−１，１３−２が動作状態となっ
ている時間ｔ１のうちの時間ｔ２に過充電検出回路１３
−１，１３−２からの過充電検出信号の有無を監視し、
過充電検出回路１３−１，１３−２の少なくとも一方か
ら過電流検出信号を受けるとＦＥＴによるスイッチＳ１
１にこれをオフとするゲート制御信号を出力する。この
ことにより、電池１１，１２は端子Ｐ１１，Ｐ１２に接
続された充電装置から切り離され、充電が禁止される。
【００１９】過放電検出回路１４−１，１４−２におい
ては、従来同様、電池１１，１２の電圧を常時監視し、
その電圧が第２の基準電圧よりも低くなると過放電と判
定してハイレベルの過放電検出信号を出力する。ここで
は、過放電検出回路１４−１，１４−２の出力を２入力
アンドゲート１６を通してスイッチＳ１２に接続してい
ることにより、２つの過放電検出回路１４−１，１４−
２の少なくとも一方からローレベルの過放電検出信号が
出力された時にスイッチＳ１２がオフとなり、電池１
１，１２が端子Ｐ１１，Ｐ１２に接続された負荷から切
り離され、放電が禁止される。過放電検出信号をローレ
ベルで規定しているのは、過放電検出回路１４−１，１
４−２はそれぞれ、過放電検出時に動作を停止して電力
消費量をできるだけ少なくするように構成されているか
らである。
ては、従来同様、電池１１，１２の電圧を常時監視し、
その電圧が第２の基準電圧よりも低くなると過放電と判
定してハイレベルの過放電検出信号を出力する。ここで
は、過放電検出回路１４−１，１４−２の出力を２入力
アンドゲート１６を通してスイッチＳ１２に接続してい
ることにより、２つの過放電検出回路１４−１，１４−
２の少なくとも一方からローレベルの過放電検出信号が
出力された時にスイッチＳ１２がオフとなり、電池１
１，１２が端子Ｐ１１，Ｐ１２に接続された負荷から切
り離され、放電が禁止される。過放電検出信号をローレ
ベルで規定しているのは、過放電検出回路１４−１，１
４−２はそれぞれ、過放電検出時に動作を停止して電力
消費量をできるだけ少なくするように構成されているか
らである。
【００２０】なお、本実施例では、保護回路１０を１チ
ップＩＣで実現しており、電池ユニット１内の各部との
接続のために、端子ＶＨ，ＶＬ，ＧＮＤ，ＧＤ，ＣＳ，
ＧＣを有している。
ップＩＣで実現しており、電池ユニット１内の各部との
接続のために、端子ＶＨ，ＶＬ，ＧＮＤ，ＧＤ，ＣＳ，
ＧＣを有している。
【００２１】図２から明らかなように、本実施例では過
充電検出回路の動作時間ｔ１と動作停止時間、すなわち
待機時間ｔ０との関係をｔ１＜＜ｔ０とするので、図３
に示すように動作時の消費電流をかなり大きくとっても
平均の消費電流は大幅に低減される。これは、過充電検
出器１３−１，１３−２が動作している時の消費電流を
大きくできるので、比較回路に従来のような高抵抗を使
用する必要が無くなることを意味する。
充電検出回路の動作時間ｔ１と動作停止時間、すなわち
待機時間ｔ０との関係をｔ１＜＜ｔ０とするので、図３
に示すように動作時の消費電流をかなり大きくとっても
平均の消費電流は大幅に低減される。これは、過充電検
出器１３−１，１３−２が動作している時の消費電流を
大きくできるので、比較回路に従来のような高抵抗を使
用する必要が無くなることを意味する。
【００２２】なお、実施例では過充電検出回路１３−
１，１３−２側のみを周期的にオン、オフ動作させるよ
うにしているが、これは過充電検出回路１３−１，１３
−２は過放電検出回路１４−１，１４−２に比べて高精
度が要求されるので、消費電力が大きく、周期的なオ
ン、オフ動作による消費電力の低減効果が大きいからで
ある。過放電検出回路１４−１，１４−２側は高抵抗を
使用して消費電流を小さくすることで消費電力の低減化
を図れるが、過放電検出回路１４−１，１４−２もタイ
ミング信号発生回路１４、データ処理部１５と同様の構
成により周期的にオン、オフ動作させるようにしても良
い。
１，１３−２側のみを周期的にオン、オフ動作させるよ
うにしているが、これは過充電検出回路１３−１，１３
−２は過放電検出回路１４−１，１４−２に比べて高精
度が要求されるので、消費電力が大きく、周期的なオ
ン、オフ動作による消費電力の低減効果が大きいからで
ある。過放電検出回路１４−１，１４−２側は高抵抗を
使用して消費電流を小さくすることで消費電力の低減化
を図れるが、過放電検出回路１４−１，１４−２もタイ
ミング信号発生回路１４、データ処理部１５と同様の構
成により周期的にオン、オフ動作させるようにしても良
い。
【００２３】また、実施例では、データ処理部１５は時
間ｔ２内に過電流検出信号を受けるとスイッチＳ１１を
オフとするようにしているが、待機時間ｔ０（例えば、
１０ｍｓ）を利用して不感応時間の設定も可能となる。
すなわち、データ処理部１５はある時間ｔ１において過
電流検出信号を受けても過充電状態とは判定せず、次の
時間ｔ１においても引き続き過電流検出信号を受けた場
合に過充電状態と判定してスイッチＳ１１をオフとする
ようにしても良い。勿論、過充電状態の判定を何回の過
充電検出信号の受信で行うかは任意である。
間ｔ２内に過電流検出信号を受けるとスイッチＳ１１を
オフとするようにしているが、待機時間ｔ０（例えば、
１０ｍｓ）を利用して不感応時間の設定も可能となる。
すなわち、データ処理部１５はある時間ｔ１において過
電流検出信号を受けても過充電状態とは判定せず、次の
時間ｔ１においても引き続き過電流検出信号を受けた場
合に過充電状態と判定してスイッチＳ１１をオフとする
ようにしても良い。勿論、過充電状態の判定を何回の過
充電検出信号の受信で行うかは任意である。
【００２４】更に、本電池ユニット１をマイコン等と組
み合わせて使用する場合には、マイコン等からのクロッ
ク信号の利用が可能であるので、タイミング信号発生回
路１４を省略することができる。
み合わせて使用する場合には、マイコン等からのクロッ
ク信号の利用が可能であるので、タイミング信号発生回
路１４を省略することができる。
【００２５】また、本発明はリチウムイオン電池に限ら
ず、過充電や過放電からの保護を必要とする充電可能な
電池全般に適用可能である。
ず、過充電や過放電からの保護を必要とする充電可能な
電池全般に適用可能である。
【００２６】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば保護回路における過充電検出回路、過放電検出回路の
うち少なくとも消費電力の大きい過充電検出回路に対し
て周期的に短時間だけオンとなるように動作させること
により、検出に伴なう消費電力を大幅に低減させること
ができる。このことにより、電池ユニット未使用時の電
池容量低下を抑制することができ、その分負荷側での使
用容量を増やすことができる。
ば保護回路における過充電検出回路、過放電検出回路の
うち少なくとも消費電力の大きい過充電検出回路に対し
て周期的に短時間だけオンとなるように動作させること
により、検出に伴なう消費電力を大幅に低減させること
ができる。このことにより、電池ユニット未使用時の電
池容量低下を抑制することができ、その分負荷側での使
用容量を増やすことができる。
【図１】本発明が適用された電池ユニットのブロック構
成図である。
成図である。
【図２】図１に示されたタイミング信号発生回路から過
充電検出回路とデータ処理部に供給される第１、第２の
タイミング信号の波形を示した図である。
充電検出回路とデータ処理部に供給される第１、第２の
タイミング信号の波形を示した図である。
【図３】図１に示された過充電検出回路における消費電
流を説明するための波形図である。
流を説明するための波形図である。
【図４】従来の電池ユニットのブロック構成図である。
【図５】図４に示された過充電検出回路に含まれる比較
回路を示した図である。
回路を示した図である。
１，４０ 電池ユニット １１，１２，４１，４２ リチウムイオン電池 ５１ 定電流源 ５２ コンパレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−40779（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−327168（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−276682（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−271233（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−96650（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H02J 7/00 - 7/10
Claims (2)
- 【請求項１】 充電可能な電池を備え、該電池には過充
電検出回路と過放電検出回路を接続すると共に、これら
の検出回路が過充電、過放電を検出するとオフとされる
スイッチを接続して成る電池ユニットにおいて、 前 記二つの検出回路のうち少なくとも前記過充電検出回
路に、その動作タイミングを規定する時間ｔ１の第１の
タイミング信号を供給するタイミング信号供給手段と、
前記第１のタイミング信号により動作した前記過充電検
出回路の出力信号を処理して過充電の有無を判定し、過
充電と判定した時に前記スイッチをオフとする処理回路
とを接続して成り、 前記タイミング信号供給手段は、時間間隔ｔ０（但し、
ｔ１＜＜ｔ０）で前記第１のタイミング信号を定期的に
供給し、 前記タイミング信号供給手段は更に、前記処理回路に対
してその動作タイミングを規定する時間ｔ２の第２のタ
イミング信号を供給し、該第２のタイミング信号は前記
第１のタイミング信号の供給時間内に供給されると共
に、前記第２のタイミング信号の立上がりが前記第１の
タイミング信号の立上がりよりも遅く、かつ前記第２の
タイミング信号の立下がりが前記第１のタイミング信号
の立下がりよりも早くなるようにして、前記処理回路に
おける前記過充電検出回路からの出力信号取り込みに前
記第１のタイミング信号の前後においてそれぞれ禁止時
間Δｔを設定した ことを特徴とする電池の電圧検出回
路。 - 【請求項２】 請求項１記載の電圧検出回路において、
前記処理回路は、前記過充電の判定回数が複数回連続し
た時に前記スイッチをオフとすることを特徴とする電池
の電圧検出回路。
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