JP2012170174A - 2次電池保護回路、2次電池を用いる装置及び2次電池保護方法 - Google Patents

2次電池保護回路、2次電池を用いる装置及び2次電池保護方法 Download PDF

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Abstract

【課題】消費電力を低減した2次電池保護回路を提供する。
【解決手段】2次電池の電圧の状態を検出する検出部と、制御部と、を含み、2次電池の電圧の状態は、第1の状態、第2の状態又は第3の状態のいずれかにあり、検出部は、2次電池の電圧の状態が第1の状態であることを検出する第1の検出部と、2次電池の電圧の状態が第2の状態であることを検出する第2の検出部とを有し、制御部は、2次電池の電圧の状態が第1の状態にあるときは第2の検出部の動作を停止させ、2次電池の電圧の状態が第2の状態にあるときは第1の検出部の動作を停止させることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、2次電池を制御するための回路、装置及び方法に関するものであり、例えば2次電池の状態を監視若しくは保護するための回路、装置及び方法に関する。
従来、様々な用途に2次電池が使用されている。2次電池のマーケットとしては、比較的大型の2次電池を用いる自動車分野、農業・建設機械分野、産業機械分野、自動車・二輪・電車などの移動体機械分野、エネルギー分野などの分野や、比較的小型の2次電池を用いるノートパソコン、携帯電話、電子辞書、電子ブックなどの携帯型電子機器の分野、ソーラーパネルを有する腕時計などの分野がある。しかしながら、いずれの分野においても2次電池に対する充電の制御、2次電池における放電の制御が必要であり、これらの制御を適切に行うことで効率よく2次電池を使用することができる。たとえば、特許文献1には、放電制御用スイッチ素子に過大な電流を流すことなく、またIC内で設定された過電流検出用の基準電圧を変更することなしに過電流を確実に検出して過電流保護を行うことができる2次電池の保護回路装置を提供することが記載されている。
特開平11−127543号公報
しかしながら、2次電池の保護回路は該2次電池から電力の供給を受けて常時動作しており、このことが2次電池からの電力供給の時間を短くする要因のひとつとなっている。
本発明は、上記の課題の少なくとも一部を解決するためになされてものであり、以下の適用例又は実施形態として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例にかかる2次電池保護回路は、2次電池の電圧の状態を検出する検出部と、制御部と、を含み、前記電圧の状態は、第1の状態、第2の状態又は第3の状態のいずれかにあり、前記検出部は、前記電圧の状態が前記第1の状態であることを検出する第1の検出部と、前記電圧の状態が前記第2の状態であることを検出する第2の検出部とを有し、前記制御部は、前記電圧の状態が前記第1の状態にあるときは前記第2の検出部の動作を停止させ、前記電圧の状態が前記第2の状態にあるときは前記第1の検出部の動作を停止させることを特徴とする。
この構成によれば、2次電池保護回路の検出部が、2次電池の電圧の状態が第1の状態であることを検出する第1の検出部と、2次電池の電圧状態が第2の状態であることを検出する第2の検出部とを含み、2次電池保護回路の制御部が、該第1の状態を検出したときには第2の検出部の動作を停止させ、該第2の状態を検出した場合には第1の検出部の動作の停止させることで、2次電池の状態に合わせて検出部を動作させることができる。これにより、2次電池保護回路における消費する電力の低減化を図ることができる。
[適用例2]
上記適用例にかかる2次電池保護回路において、前記第1の状態は、前記2次電池が過充電の状態であり、前記第2の状態は、前記2次電池が過放電の状態であり、前記第3の状態は、前記2次電池が前記第1の状態及び前記第2の状態のいずれでもない状態であることが好ましい。
この構成によれば、第1の状態が過充電の状態であり、第2の状態が過放電の状態であり、第3の状態が第1の状態及び第2の状態のいずれでもない状態であることから、第3の状態は2次電池を使用するのに適切な電圧の状態にあることになる。これにより、第1の状態から第2の状態に移行する場合には第3の状態を経由し、第2の状態から第1の状態に移行するにも第3の状態を経由することになる。従って、第3の状態に移行したときに停止させた第1の検出部若しくは第2の検出部の動作を再開させることで、2次電池の電圧の状態の監視に支障を出さずに2次電池保護回路において消費する電力の低減化を図ることができる。
[適用例3]
上記適用例にかかる2次電池保護回路において、前記検出部における前記2次電池の電圧の状態の検出は、所定の時間間隔で行われることが好ましい。
この構成によれば、検出部における検出を所定の時間間隔で行うことにより、常時検出を行う場合に比べて2次電池保護回路における消費電力を低減することができる。
[適用例4]
上記適用例にかかる2次電池保護回路において、前記所定の時間間隔は、前記第1の状態、前記第2の状態及び前記第3の状態の各々において、所定の値に設定されることが好ましい。
この構成によれば、2次電池の電圧の状態を検出する所定の時間間隔が、第1の状態、第2の状態及び第3の状態の各々において別々に設定できることで、それぞれの状態においての2次電池の電圧の状態の検出を適切な時間間隔で行うことができる。また、所定の時間間隔は2次電池により動作する装置の特性を考慮して設定することができる。
[適用例5]
本適用例にかかる2次電池を用いる装置は、上述した2次電池保護回路と、前記2次電池と、を含むことを特徴とする。
この構成によれば、2次電池を用いる装置が上述した2次電池保護回路を有することで、2次電池の保護のために使用される電力の低減化を図った装置を構成することができる。
[適用例6]
本適用例にかかる2次電池保護方法は、2次電池の電圧の状態が第1の状態にあることを検出する第1の検出部と、前記2次電池の電圧の状態が第2の状態にあることを検出する第2の検出部と、を用い、前記2次電池の電圧の状態を検出する第1の工程と、前記2次電池の電圧の状態を、前記第1の状態、前記第2の状態、又は、前記第1の状態及び前記第2の状態のいずれでもない状態である第3の状態、のいずれかであるかを判定する第2の工程と、前記2次電池の電圧の状態が前記第1の状態であるときに前記第2の検出部を停止させる第3の工程と、前記2次電池の電圧の状態が前記第2の状態であるときに前記第1の検出部を停止させる第4の工程と、を含み、前記第1の状態は、前記2次電池が過充電の状態であり、前記第2の状態は、前記2次電池が過放電の状態であることを特徴とする。
この方法によれば、過充電の状態である第1の状態を検出する第1の検出部と過放電の状態である第2の状態を検出する第2の検出部とを用い、2次電池の電圧の状態検出を行う第1の工程と、2次電池の電圧の状態を判定する第2の工程と、2次電池の電圧の状態が第1の状態にあるときに第2の検出部の動作を停止させる第3の工程と、2次電池の電圧の状態が第2の状態のときに第1の検出部の動作を停止させる第4の工程と、を含むことで、2次電池保護回路の消費電力の低減化を図ることができる。2次電池が第1の状態から第2の状態に移行するときは第3の状態を経由する。また、2次電池が第2の状態から第1の状態に移行するときには第3の状態を経由する。従って、停止させた第1の検出回路若しくは第2の検出回路は、第1の状態若しくは第2の状態から第3の状態に移行したときに動作を再開させることでよい。
[適用例7]
上記適用例にかかる2次電池保護方法において、前記第1の工程において、前記2次電池の電圧の状態の検出は所定の時間間隔で行われ、前記所定の時間間隔は、前記第1の状態、前記第2の状態及び前記第3の状態の各々において、所定の値に設定されることが好ましい。
この方法によれば、第1の工程における検出を所定の時間間隔で行うことにより、常時検出を行う場合に比べて2次電池保護回路における消費電力を低減することができる。所定の時間間隔は2次電池により動作する装置の特性を考慮して決定することが好ましい。
2次電池保護回路を有する装置の概略ブロック図。 2次電池保護回路における制御方法を示すフローチャート。 電圧状態の検出回路を示す図。 検出回路におけるタイミングチャート。 検出回路におけるタイミングチャート。 検出回路におけるタイミングチャート。 検出回路におけるタイミングチャート。 太陽電池を有する装置の2次電池保護回路を有する装置の概略ブロック図。
以下、本発明の実施形態について図を用いて説明する。尚、以降の実施形態の説明について、信号などの状態を示すのに「オン」若しくは「オフ」と記載することがある。「オン」はその信号に定義された機能が有効となっている状態を示し、「オフ」はその信号に定義された機能が有効でない状態を示すものとする。必ずしも「オン」がハイレベルの信号を示すものではなく、同様に必ずしも「オフ」がローレベルの信号を示すものではない。
(第1実施形態)
図1に、本発明を適用した装置100の概略ブロック図を示す。装置100は、放電制御回路110、充電制御回路120、保護回路130及び2次電池140を有する。また、図示はしていないが、装置100は、装置100としてのファンクションを実行するための機能部、2次電池140に充電電力を供給するための電源供給部を有する。尚、該電源供給部は、装置100外部から電力の供給を受けるものでもよい。
電源線11は2次電池140からの電力取出し及び2次電池140への充電電力の供給に用いられるものである。電源線11は放電制御回路110に接続されており、上述した機能部への電力の供給は放電制御回路110を介して行われる。また、電源線11は充電制御回路120に接続されており、上述した電源供給部から2次電池140への充電電力の供給は充電制御回路120を介して行われる。また、電源線11は、2次電池140の状態確認のために保護回路130にも接続されている。
保護回路130は、過放電検出回路131、過充電検出回路132、サンプリング信号生成回路133、及び、動作制御回路134を有する。電源線11は、過放電検出回路131及び過充電検出回路132に接続されている。過放電検出回路131及び過充電検出回路132は共に電源線11の電圧レベルを確認するための回路であり、過放電検出回路131は、電源線11の電圧が所定の電圧以下になったことを検出し、過充電検出回路132は、電源線11の電圧が所定の電圧以上になったことを検出する。
サンプリング信号生成回路133は、電源線11の電圧状態をサンプリングするためのタイミング信号18を生成する回路である。タイミング信号18は、動作制御回路134に出力され、過放電検出回路131における電源線11のサンプリングタイミングを規定する信号(以降、過放電サンプリング信号、と呼ぶ)及び過充電検出回路132における電源線11のサンプリングタイミングを規定する信号(以降、過充電サンプリング信号、と呼ぶ)を生成する基となる信号として使用される。過放電サンプリング信号並びに過充電サンプリング信号の時間間隔は、装置100の機能に応じて適宜定義することでよいが、2秒程度に設定することが好ましい。サンプリングの時間間隔をこのように設定することにより、電源線11の電圧状態を常時検出する場合に比較して、保護回路130の消費する電力を低減することが可能となる。
動作制御回路134は、過放電検出回路131及び過充電検出回路132から送られてくる情報を解析すると共に、過放電検出回路131及び過充電検出回路132に対する制御を行う。過放電検出回路131から送られてくる情報が過放電状態信号16である。同様に、過充電検出回路132から送られてくる情報が過充電状態信号14である。動作制御回路134は、過放電状態信号16及び過充電状態信号14を基にして2次電池140の電圧状態を判定し、該判定を基に過放電検出回路131並びに過充電検出回路132に対して適切な制御を行う。該制御は、動作制御回路134から過放電検出回路131に出力される制御信号(以降、過放電検出制御信号、と呼ぶ)、並びに動作制御回路134から過充電検出回路132に出力される制御信号(以降、過充電検出制御信号、と呼ぶ)により行われる。過放電検出制御信号及び過放電サンプリング信号は、第1制御信号17に含まれる。同様に過充電検出制御信号及び過充電サンプリング信号は、第2制御信号15に含まれる。
電源線11の電圧状態と2次電池140の電圧状態とは高い相関性を持つことから、動作制御回路134は、過放電状態信号16及び過充電状態信号14により電源線11の電圧状態を把握することで2次電池140の電圧状態を判定する。即ち、過放電状態信号16がオンのときは2次電池140が過放電の状態にあると判定され、過充電状態信号14がオンのときは2次電池140が過充電の状態にあると判定される。過放電状態信号16及び過充電状態信号14が共にオフであるときは、2次電池140の電圧状態は適正な状態(過放電の状態になく且つ過充電の状態にない)にあると判定される。言うまでもないが、2次電池140が過放電の状態であり且つ過充電の状態であることはない。
動作制御回路134は、2次電池140が過放電の状態にあると判定した場合には、過充電検出制御信号により過充電検出回路132の動作を停止させる。これは、2次電池140が過放電の状態にあるときに、2次電池140が過充電の状態にあることが検出されることがないからである。2次電池140が過放電の状態にあるときに過充電検出回路132の動作を停止させることにより、保護回路130における消費電力を少なくすることができる。また、動作制御回路134は、2次電池140が過充電の状態にあると判定した場合には、過放電検出回路131の動作を停止させる。これは、2次電池140が過充電の状態にあるときに、2次電池140が過放電の状態であることが検出されることがないからである。過放電検出回路131の動作を停止させることにより、保護回路130の消費電力を少なくすることができる。尚、2次電池140が過放電の状態でなくなったときは、動作制御回路134は、過充電検出制御信号を介して過充電検出回路132に対する動作開始の指示を行う。同様に、2次電池140が過充電の状態でなくなったときは、動作制御回路134は、過放電検出制御信号を介して過放電検出回路131に対する動作開始の指示を行う。
尚、上述したように、装置100の機能部への電力供給は放電制御回路110を介して行われるが、動作制御回路134において2次電池140の電圧状態が過放電の状態にあると判定されたときには、過放電制御信号12を介して放電制御回路110に機能部への電力供給の停止が指示されるようにしてもよい。また、上述したように、2次電池140への充電電力は充電制御回路120を介して供給されるが、動作制御回路134において2次電池140の電圧状態が過充電の状態にあると判定されたときには、過充電制御信号13を介して充電制御回路120に充電電力供給の停止が指示されるようにしてもよい。尚、図示してはいないが、充電制御回路120は、電源線11からの電流の逆流を防ぐための逆流防止回路を有する。
また、タイミング信号18を出力するサンプリング信号生成回路133は、他の部分を動作させる電圧よりも低い電圧で動作させることが好ましい。これは、サンプリング信号生成回路133はタイミングを規定する信号を生成する部分であることから、他の部分の動作に伴うクロストークなどの影響を少なくすることが好ましいことと、接続される信号線の数が他の部分に比べて少ないこととから、他の部分から分離して形成するのが好ましいからである。このため、異なる電圧で動作させることを容易に行うことができ、サンプリング信号生成回路133を他の部分よりも低い電圧で動作させることは、装置100全体が消費する電力に対する保護回路130が消費する電力の割合を下げることができるからである。
図2に保護回路130における制御方法の一部を示したフローチャートを示す。図2に示したフローチャートは主に動作制御回路134で実行される。尚、図2に示したのは概略フローチャートであり、本実施形態の説明に必要な部分のみ記載したものである。該フローチャートにおいて、2次電池140における過放電の状態を第1の状態、2次電池140における過充電の状態を第2の状態、2次電池140における通常の状態(過放電の状態でなく且つ過充電の状態でもない)を第3の状態と記載した。尚、以降の記載において、フローチャートと同様に、2次電池140における過放電の状態を第1の状態、2次電池140における過充電の状態を第2の状態、2次電池140における通常の状態を第3の状態と記載することがある。
保護回路130において2次電池140の保護動作がスタートする。まず、ステータスリセットが行われる(S01)。ステータスリセットは、2次電池140の電圧状態を示すレジスター(以降、ステータス、と呼ぶ)を初期状態に設定することである。本実施形態におけるステータスの初期状態は第3の状態である。
次に、過放電検出回路131及び過充電検出回路132の各々のサンプリング時間間隔の設定を行う(S02)。ここで、過放電検出回路131のサンプリング時間間隔を第1インターバル、過充電検出回路132のサンプリング時間間隔を第2インターバルと呼ぶことにする。ステータスの初期状態が第3の状態であることから、ここで設定される第1インターバル及び第2インターバルは第3の状態に用いられる値として定義されているものである。続いて、動作制御回路134は、第1制御信号17を介して過放電検出回路131の動作の開始を、第2制御信号15を介して過充電検出回路132の動作の開始を指示する(S03)。
次に、動作制御回路134において、ステータスの読み出し(S04)及びステータスが第3の状態であるかどうかのチェック(S05)が行われる。ステータスが第3の状態から変化しない限り、動作制御回路134においてS04及びS05の処理が繰り返される。過放電検出回路131は、第1インターバルが経過すると電源線11の電圧状態が過放電の状態であるかどうかを検出し、検出された結果が過放電状態信号16を介して動作制御回路134に伝達される。その後、動作制御回路134において検出された結果がステータスに反映される。同様に、過充電検出回路132は、第2インターバルが経過すると電源線11の電圧状態が過充電の状態であるかどうかを検出し、検出された結果が過充電状態信号14を介して動作制御回路134に伝達される。その後、動作制御回路134において検出された結果がステータスに反映される。
S05の処理において、ステータスが第3の状態でない場合は、ステータスが第1の状態であるかどうかのチェックが行われる(S06)。ステータスが第1の状態である場合には、過充電検出回路132の動作が停止される(S13)。次に、第1インターバルに第1の状態に用いられる値を設定する(S14)。そしてステータスの読み出し(S15)、ステータスが第1の状態であるかどうかのチェックが行われる(S16)。S15及びS16の処理は、ステータスが第1の状態にあることを示す間繰り返される。
S16において、ステータスが第1の状態から変化したことを検出すると、第1インターバル及び第2インターバルの各々は、第3の状態に用いられる値に設定される(S17)。これは、第1の状態から第2の状態にいきなり変化することはなく、第1の状態から変化する場合は第3の状態となるからである。その後、停止していた過充電検出回路132を始動し(S18)、ステータスリード(S04)に進む。
S06の処理においてステータスが第1の状態にない場合は、ステータスは第2の状態にあることになる。ステータスが第2の状態にある場合は、過放電検出回路131が停止される(S07)。次に、第1インターバルに第2の状態に用いられる値を設定する(S08)。そしてステータスの読み出し(S09)、ステータスが第2の状態であるかどうかのチェックが行われる(S10)。S09及びS10の処理は、ステータスが第2の状態にあることを示す間繰り返される。S10において、ステータスが第2の状態から変化したことを検出すると、第1インターバル及び第2インターバルの各々は、第3の状態に用いられる値に設定される(S11)。これは、第1の状態から第2の状態にいきなり変化しないのと同様に第2の状態から第1の状態にいきなり変化しないからであり、第2の状態から変化する場合は第3の状態となるからである。その後、停止していた過放電検出回路131を始動し(S12)、ステータスリード(S04)に進む。
上述したように、2次電池140の電圧の状態を第1の状態(過放電の状態)、第2の状態(過充電の状態)及び第3の状態(通常の状態)に分けて管理し、それぞれの状態に応じて所定の時間間隔で電源線11の電圧状態を検出し、且つ、それぞれの状態に応じて過放電検出回路131及び過充電検出回路132の動作を停止させることで、保護回路130で消費する電力の低減化を図ることができる。
(第2実施形態)
本実施形態は、第1実施形態で説明した過放電検出回路131若しくは過充電検出回路132における電源線11の電圧の状態のサンプリングを行う回路の例を示すものである。尚、本実施形態を含め、以降の実施形態の説明にあたっては、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付与し、説明を省略する。
図3に、過放電検出回路131若しくは過充電検出回路132における回路の一部を示す。図3には、基準電圧生成部202、オペアンプ204、スイッチ201、スイッチ205、継続時間検出回路206、電源線11、サンプリング信号21、検出継続信号22及び検出信号23が示されている。過放電検出回路131及び過充電検出回路132は類似の構成を有する。例えば、図3で示した部分においては抵抗r1及び抵抗r2の抵抗値の組み合わせが異なるだけである。
抵抗r1はスイッチ201を介して電源線11に接続される。抵抗r1及び抵抗r2の抵抗の比率によりオペアンプ204の+端子に入力される第1の電位が決められる。該第1の電位とオペアンプ204の−端子に入力される基準電圧生成部202の出力である第2の電位との差分がオペアンプ204の出力に反映され、該オペアンプ204の出力が継続時間検出回路206の入力となる。継続時間検出回路206の出力である検出信号23の状態は、過放電状態信号16若しくは過充電状態信号14に反映される。尚、サンプリング信号21は、第1実施形態における過放電サンプリング信号若しくは過充電サンプリング信号に対応する信号である。尚、検出継続信号22は、過放電サンプリング信号若しくは過充電サンプリング信号と同様に、第1制御信号17若しくは第2制御信号15に含まれる信号である。
上述したように、サンプリング信号21は、電源線11のサンプリングを規定する信号である。サンプリング信号21がオンの期間において、スイッチ201及びスイッチ205がオンとなり、基準電圧生成部202において第2の電位が基準値に保たれる。スイッチ201がオンとなることにより、電源線11が抵抗r1に接続され第1の電位が生成され、スイッチ205がオンとなることによりオペアンプ204の動作電流が供給される。
抵抗r1並び抵抗r2の設定を適切に行うことにより第1の電位を調整することで、過放電検出回路131における第2の電位と、過充電検出回路132における第2の電位とを同じ電位とすることが可能である。オペアンプ204の出力はアナログ信号であるが、過放電検出回路131におけるオペアンプ204の出力は、電源線11が過放電の状態の電位となったときに継続時間検出回路206がローレベルと検出する電位となるように調整される。また、過充電検出回路132におけるオペアンプ204の出力は、電源線11が過充電の状態の電位となったときに継続時間検出回路206がハイレベルとして検出する電位となるように調整される。
検出継続信号22は、オペアンプ204の出力をサンプリングし、該サンプリングを基にしたカウントを行うためのタイミング信号として使用される。電源線11の電圧の状態は、過放電の状態と通常の状態との境界付近では、2次電池140の内部インピーダンス若しくは何らかの一時的な要因により一時的に過放電の状態になってから通常の状態に戻ることがある。このため、連続した複数回のサンプリングで過放電の状態が連続して検出された場合に2次電池140の電圧の状態が第3の状態から第1の状態に移行したと判断するのが好ましい。このため、過放電検出回路131における継続時間検出回路206は、検出継続信号22に基づいたサンプリングで、所定の回数(n1回)連続して過放電の状態が検出されたときに検出信号23がオンとなるように構成されている。上述したように、過放電検出回路131の検出信号23で示される状態は過放電状態信号16に反映される。動作制御回路134は、過放電状態信号16により、2次電池140が第1の状態になったことを判定することができる。また、オンとなった検出信号23は、オペアンプ204の出力が所定の回数(m1回)連続して通常の状態が検出されたときに検出信号23がオフとなるように構成されている。
同様に、過充電検出回路132における継続時間検出回路206において、検出継続信号22に基づくサンプリングで所定の回数(n2回)連続して過充電の状態が検出されたときに検出信号23がオンとなる。該検出信号23の状態が過充電状態信号14に反映され、動作制御回路134は、過充電状態信号14により2次電池140が第2の状態になったことを判定することができる。尚、過充電検出回路132においても、オンとなった検出信号23は、オペアンプ204の出力が所定の回数(m2回)連続して通常の状態が検出されたときに検出信号23がオフとなるように構成されている。
次に、タイムチャートを用いて、保護回路130の動作の説明を行う。図4は、2次電池140が第3の状態から第1の状態に移行するときの過放電検出回路131並びに過充電検出回路132における信号の一部の変化を記載したタイミングチャートである。図5は、2次電池140が第1の状態から第3の状態に移行するときの過放電検出回路131並びに過充電検出回路132における信号の一部の変化を記載したタイミングチャートである。図6は、2次電池140が第3の状態から第2の状態に移行するときの過充電検出回路132並びに過放電検出回路131における信号の一部の変化を記載したタイミングチャートである。図7は、2次電池140が第2の状態から第3の状態に移行するときの過充電検出回路132並びに過放電検出回路131における信号の一部の変化を記載したタイミングチャートである。尚、図4〜図7に示した矢印tは時間の経過を示すものである。また、本実施形態において、上述したn1回並びにn2回を2回とし、m1回並びにm2回を3回とした。
図4〜図7に記載した内部カウンターは、電源線11の状態をカウントするカウンターである。図示はしていないが、過放電検出回路131並びに過充電検出回路132のいずれにおいても、継続時間検出回路206に含まれる該内部カウンターは、電源線11が過放電の状態若しくは過充電の状態にあることを検出したときはインクリメントカウンターとして動作し、電源線11が通常の状態にあることを検出したときにはデクリメントカウンターとして動作する。
ここで、タイミングチャートに記載した信号について簡単に補足説明を行う。
サンプリング信号21(過放電サンプリング信号若しくは過充電サンプリング信号)は、所定の時間間隔でオン(図4においてはハイレベル)となり、該オンとなっている時間が電源線11の電圧状態を検出するのに十分な長さの信号である。所定の時間間隔及びオンとなっている時間は装置固有の仕様により異なってくるが、概ね所定の時間間隔が2秒程度、オンとなっている時間は10m秒程度でよい。図4〜図7にはサンプリング信号21を周期的な信号として記載したが、これはひとつの実施例に過ぎず必ずしも周期的の信号とする必要はない。たとえば、第1の状態、第2の状態及び第3の状態で異なる周期のものとしてもかまわない。また、状態が変化してから一定の時間を過ぎると所定の時間間隔をより長く設定するようにしてもかまわない。サンプリング信号21がオンの間スイッチ201及び205の各々がオンとなりオペアンプ204の出力が有効となる。これにより、過放電検出回路131及び過充電検出回路132は、動作中であってもサンプリング信号21がオフの間は実質的には動作停止の状態にある。従って、図4〜図7のフローチャートには、オペアンプ204の出力を有効となる期間のみに記載した。
検出継続信号22は、継続時間検出回路206においてオペアンプ204の出力のサンプリングタイミングを規定する信号として用いられる。また、このタイミングで内部カウンターの値の更新が行われる。オペアンプ204の出力はアナログ信号である。過放電検出回路131においては、該アナログ信号の電位レベルが、過放電検出回路131の継続時間検出回路206に設定された境界条件th1よりも低ければ電源線11は過放電の状態にあると認識され、内部カウンターの値が更新される。過充電検出回路132においては、該アナログ信号の電位レベルが、過充電検出回路132の継続時間検出回路206に設定された境界条件th2よりも高ければ電源線11は過充電の状態にあると認識され、内部カウンターの値が更新される。
それぞれのタイミングチャートについて説明する。
図4のタイミングチャートは、2次電池140が第3の状態から第1の状態に移行するときの状態を示したものである。図4のタイミングチャートの最初の部分においては、電源線11の過放電の状態が検出されていないものとする。従って内部カウンターの値は0である。
図4−(a)において、オペアンプ204の出力はth1よりも高いレベルなので電源線11は通常の状態にあると判定される。内部カウンターの値は初期値の0であることから値の更新は行われない。
図4−(b)において、オペアンプ204の出力がth1よりも低いレベルなので電源線11は過放電の状態にあると判定される。内部カウンターがインクリメントされ1となる。この段階では、まだ検出信号23はオフのままである。
図4−(c)において、オペアンプ204の出力がth1よりも高いレベルなので電源線11は通常の状態にあると判定される。内部カウンターの値がデクリメントされて0に戻る。
図4−(d)において、再びオペアンプ204の出力がth1よりも低いレベルなので電源線11は過放電の状態にあると判定される。内部カウンターの値が0から1に変化する。この段階では、まだ検出信号23はオフのままである。
図4−(e)において、オペアンプ204の出力がth1よりも低いレベルなので電源線11は過放電の状態にあると判定される。内部カウンターの値が3に変化し、検出信号23がオンとなる。検出信号23がオンになったことが、過放電状態信号16に反映され、動作制御回路134は2次電池140の電圧状態が第1の状態に移行したと判断し、過充電検出回路132に対するサンプリング信号21及び検出継続信号22の出力を停止する。これにより過充電検出回路132の動作は停止する。
ここで、内部カウンターの値が1から3に変化したことについて説明する。上述したように、内部カウンターは、第1の状態にあるときにはデクリメントカウンターとして機能する。第1の状態から第3の状態に移行したと判断するためには、電源線11の状態が通常の状態であることが連続してm1回検出される必要がある。上述したように本実施形態においては、m1回を3回と規定した。従って、電源線11が第1の状態になったことが判定されたときには内部カウンターの値はデクリメントを行うときの初期値である3に設定されることが効率がよい。
図5のフローチャートは、2次電池140が第1の状態から第3の状態に移行するときの状態を示したものである図5のタイミングチャートの最初の部分においては、電源線11における通常の状態が検出されていないものとする。従って、内部カウンターの値は3である。
図5−(f)において、オペアンプ204の出力はth1よりも低いレベルなので電源線11は過放電の状態にあると判定されるが、内部カウンターの値がデクリメントカウンターとして機能する場合の初期値であることから、内部カウンターの更新は行われない。
図5−(g)において、オペアンプ204の出力がth1よりも高いレベルなので電源線11は通常の状態にあると判定され、内部カウンターがデクリメントされ2となる。この段階では、まだ検出信号23はオンのままである。
図5−(h)において、オペアンプ204の出力がth1よりも低いレベルなので電源線11は過放電の状態にあると判定され、内部カウンターの値がインクリメントされて3となる。
図5−(j)において、オペアンプ204の出力がth1よりも高いレベルなので電源線11は通常の状態にあると判定され、内部カウンターの値がデクリメントされて2に変化する。この段階では、まだ検出信号23はオンのままである。
図5−(k)において、オペアンプ204の出力がth1よりも高いレベルなので電源線11は通常の状態にあると判定され、内部カウンターの値がデクリメントされて1に変化する。この段階では、まだ検出信号23はオンのままである。
図5−(m)において、オペアンプ204の出力がth1よりも高いレベルなので電源線11は通常の状態にあると判定され、内部カウンターの値がデクリメントされて0に変化する。内部カウンターの値が0になると検出信号23がオフとなり、これが過放電状態信号16に反映され、動作制御回路134により過充電検出回路132に対してのサンプリング信号21及び検出継続信号22の出力が開始され、過充電検出回路132の動作が再開する。
図6のタイミングチャートは、2次電池140が第3の状態から第2の状態に移行するときの状態を示したものである。図6のタイミングチャートの最初の部分においては、電源線11の過充電の状態が検出されていないものとする。従って内部カウンターの値は0である。
図6−(n)において、オペアンプ204の出力はth2よりも低いレベルなので電源線11は通常の状態にあると判定される。内部カウンターの値は初期値の0であることから値の更新は行われない。
図6−(p)において、オペアンプ204の出力がth2よりも高いレベルなので電源線11は過充電の状態にあると判定される。内部カウンターがインクリメントされ1となる。この段階では、まだ検出信号23はオフのままである。
図6−(q)において、オペアンプ204の出力がth2よりも低いレベルなので電源線11は通常の状態にあると判定される。内部カウンターの値がデクリメントされて0に戻る。
図6−(r)において、再びオペアンプ204の出力がth2よりも高いレベルなので電源線11は過充電の状態にあると判定される。内部カウンターの値が0から1に変化する。この段階では、まだ検出信号23はオフのままである。
図6−(s)において、オペアンプ204の出力がth2よりも高いレベルなので電源線11は過充電の状態にあると判定される。内部カウンターの値が3に変化し、検出信号23がオンとなる。検出信号23がオンになったことが、過充電状態信号14に反映され、動作制御回路134は2次電池140の電圧状態が第2の状態に移行したと判断し、過放電検出回路131に対するサンプリング信号21及び検出継続信号22の出力を停止する。これにより過放電検出回路131の動作が停止する。ここで、内部カウンターの値が1から3に変化したことについては、過放電検出回路131における場合と同様である。
図7のタイミングチャートは、2次電池140が第2の状態から第3の状態に移行するときの状態を示したものである図7のタイミングチャートの最初の部分においては、電源線11における通常の状態が検出されていないものとする。従って、内部カウンターの値は3である。
図7−(t)において、オペアンプ204の出力はth2よりも高いレベルなので電源線11は過充電の状態にあると判定されるが、内部カウンターの値がデクリメントカウンターとして機能する場合の初期値であることから、内部カウンターの更新は行われない。
図7−(u)において、オペアンプ204の出力がth2よりも低いレベルなので電源線11は通常の状態にあると判定され、内部カウンターがデクリメントされ2となる。この段階では、まだ検出信号23はオンのままである。
図7−(v)において、オペアンプ204の出力がth2よりも高いレベルなので電源線11は過充電の状態にあると判定され、内部カウンターの値がインクリメントされて3となる。
図7−(w)において、オペアンプ204の出力がth2よりも低いレベルなので電源線11は通常の状態にあると判定され、内部カウンターの値がデクリメントされて2に変化する。この段階では、まだ検出信号23はオンのままである。
図7−(x)において、オペアンプ204の出力がth2よりも低いレベルなので電源線11は通常の状態にあると判定され、内部カウンターの値がデクリメントされて1に変化する。この段階では、まだ検出信号23はオンのままである。
図7−(y)において、オペアンプ204の出力がth2よりも低いレベルなので電源線11は通常の状態にあると判定され、内部カウンターの値がデクリメントされて0に変化する。内部カウンターの値が0になると検出信号23がオフとなり、これが過充電状態信号14に反映されて動作制御回路134に伝達され、動作制御回路134により過放電検出回路131に対してのサンプリング信号21及び検出継続信号22の出力が開始され、過放電検出回路131の動作が再開する。
尚、内部カウンターにおけるカウントの仕方は、上述した方法に限られるものではない。例えば、第1の状態、第2の状態及び第3の状態の各々において状態が変わったときは、内部カウンターの値を0に戻して所定に値になるまでインクリメントし、該所定の値になったときに更に状態が変化したと判断することでもよい。
本実施例の説明に図3を流用する。本実施例は、実施例1におけるオペアンプ204をコンパレーター204に置き換えた例である。コンパレーター204は、第1の電位と第2の電位との比較を行い、比較結果をオン又はオフを示すデジタル信号として継続時間検出回路206に出力する。第1の電位が第2の電位よりも高ければ継続時間検出回路206に出力する信号はオンとなり、第1の電位が第2の電位よりも低ければ継続時間検出回路206に出力する信号はオフとなる。また、第1の電位と第2の電位が等しい場合には、過放電検出回路131における該出力はオンとなり、過充電検出回路132における該出力はオフとなる。尚、第1の電位及び第2の電位は実施例1で説明したものと同じである。
過放電検出回路131の場合は、コンパレーター204からの信号がオフの場合が過放電の状態と判定され、コンパレーター204からの信号がオンの場合が通常の状態と判定される。また。過充電検出回路132の場合は、コンパレーター204からの信号がオンの場合に過充電の状態と判定され、コンパレーター204からの信号がオフの場合に通常の状態と判定される。
実施例1で説明した境界条件th1及び境界条件th2は、本実施例においては、いずれも継続時間検出回路206において信号のハイレベル又はローレベルの境界である電位となる。本実施例の説明として記載した以外は実施例1と同じであり、他の説明を省略する。
(第3実施形態)
本実施形態は、充電用の電力供給源として太陽電池150を用いた場合の例である。太陽電池150を有する装置を便宜上装置200とし、装置200の概略ブロック図を図8に示す。装置200は、太陽電池150の出力を監視する電力監視回路160を有する。
本実施例は、電力監視回路160が上述した第3の状態において動作している場合における制御の1例を示すものである。
電力監視回路160は、太陽電池150の出力を監視し、監視結果を状態信号19を介して動作制御回路134に伝達する。動作制御回路134は、監視結果により太陽電池150から供給される充電の電力が2次電池140に充電を行うのに不足していると判断した場合には、過充電検出回路132の動作を停止させる。これにより、保護回路130で消費する電力の低減を図ることができる。その後、動作制御回路134が、監視結果により太陽電池150から供給される充電の電力が2次電池140に充電を行うのに十分であると判断した場合には、過充電検出回路132の動作を開始させる。
本実施例は、電力監視回路160が上述した第2の状態において動作している場合における制御の1例を示すものである。第2の状態であるので、上述したように過充電検出回路132は停止の状態にある。
電力監視回路160は、太陽電池150の出力を監視し、監視結果を状態信号19を介して動作制御回路134に伝達する。動作制御回路134は、状態信号19により太陽電池150から供給される充電の電力が2次電池140に充電を行うのに不足していると判断した場合には、過放電検出回路131の動作を停止させる。これにより、保護回路130で消費する電力の低減を図ることができる。その後、動作制御回路134が、監視結果により太陽電池150から供給される充電の電力が2次電池140に充電を行うのに十分であると判断した場合には、過放電検出回路131の動作を開始させる。
尚、上述した第1の状態においては、電力監視回路160を停止させておくことでもよい。
以上、本発明の適用例、実施形態及び実施例の説明を行ったが、本発明は上記の説明の内容に限定されるものでなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で広く適用可能である。
11…電源線、12…過放電制御信号、13…過充電制御信号、14…過充電状態信号、15…第2制御信号、16…過放電状態信号、17…第1制御信号、18…タイミング信号、19…状態信号、21…サンプリング信号、22…検出継続信号、23…検出信号、100…装置、110…放電制御回路、120…充電制御回路、130…保護回路、131…過放電検出回路、132…過充電検出回路、133…サンプリング信号生成回路、134…動作制御回路、140…2次電池、150…太陽電池、160…電力監視回路、200…装置、201…スイッチ、202…基準電圧生成部、204…オペアンプ,コンパレーター、205…スイッチ、206…継続時間検出回路。

Claims (7)

  1. 2次電池の電圧の状態を検出する検出部と、
    制御部と、を含み、
    前記電圧の状態は、第1の状態、第2の状態又は第3の状態のいずれかにあり、
    前記検出部は、前記電圧の状態が前記第1の状態であることを検出する第1の検出部と、前記電圧の状態が前記第2の状態であることを検出する第2の検出部とを有し、
    前記制御部は、前記電圧の状態が前記第1の状態にあるときは前記第2の検出部の動作を停止させ、前記電圧の状態が前記第2の状態にあるときは前記第1の検出部の動作を停止させることを特徴とする2次電池保護回路。
  2. 前記第1の状態は、前記2次電池が過充電の状態であり、
    前記第2の状態は、前記2次電池が過放電の状態であり、
    前記第3の状態は、前記2次電池が前記第1の状態及び前記第2の状態のいずれでもない状態であることを特徴とする請求項1に記載の2次電池保護回路。
  3. 前記検出部における前記2次電池の電圧の状態の検出は、所定の時間間隔で行われることを特徴とする請求項1又は2に記載の2次電池保護回路。
  4. 前記所定の時間間隔は、前記第1の状態、前記第2の状態及び前記第3の状態の各々において、所定の値に設定されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の2次電池保護回路。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の2次電池保護回路と、
    前記2次電池と、を含むことを特徴とする2次電池を用いる装置。
  6. 2次電池の電圧の状態が第1の状態にあることを検出する第1の検出部と、
    前記2次電池の電圧の状態が第2の状態にあることを検出する第2の検出部と、を用い、
    前記2次電池の電圧の状態を検出する第1の工程と、
    前記2次電池の電圧の状態を、前記第1の状態、前記第2の状態、又は、前記第1の状態及び前記第2の状態のいずれでもない状態である第3の状態、のいずれかであるかを判定する第2の工程と、
    前記2次電池の電圧の状態が前記第1の状態であるときに前記第2の検出部を停止させる第3の工程と、
    前記2次電池の電圧の状態が前記第2の状態であるときに前記第1の検出部を停止させる第4の工程と、を含み、
    前記第1の状態は、前記2次電池が過充電の状態であり、
    前記第2の状態は、前記2次電池が過放電の状態であることを特徴とする2次電池保護方法。
  7. 前記第1の工程において、前記2次電池の電圧の状態の検出は所定の時間間隔で行われ、
    前記所定の時間間隔は、前記第1の状態、前記第2の状態及び前記第3の状態の各々において、所定の値に設定されることを特徴とする請求項6に記載の2次電池保護方法。
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