JP5544923B2 - 保護回路および電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、二次電池の過充電状態や過放電状態を検出して二次電池を保護する保護回路に係り、特に、過充電状態や過放電状態の検出に必要な消費電力を低減する技術に関する。
充電可能な二次電池としてリチウムイオン電池が知られている。リチウムイオン電池は、高い電圧が得られ、エネルギー密度が高いのに加え、浅い充放電を繰り返すと容量が減少してしまうメモリ効果が小さいことから、携帯電話、ノートパソコン、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistants)等の携帯機器に広く使用されている。
一般に、二次電池では、品質維持や安全性確保のために充放電を監視する保護回路が必要であるが、特にリチウムイオン電池は、通常使用領域の電圧範囲と、過充電状態・過放電状態の危険領域の電圧範囲とが非常に接近しているのに加え、過充電状態・過放電状態による品質劣化や安全性への影響が大きいことから、過充電状態と過放電状態を検出するための電圧検出を高精度、例えば、数10mVのレベルで常時行なう必要がある。そして、過充電状態を検出すると充電をオフにし、過放電状態を検出すると放電をオフにすることでリチウムイオン電池を保護するようにしている。
リチウムイオン電池等の二次電池を利用した携帯機器では、駆動時間を延ばすために、消費電力を削減することが求められている。このため、充放電を監視する保護回路においても消費電力を削減することが望ましい。特許文献1には、二次電池の電圧と基準電圧とを高精度に比較することによって過充電状態及び過放電状態を検出する過充電検出回路及び過放電検出回路において、消費電力を低減するために、過充電検出回路及び過放電検出回路の動作を連続的ではなく所定の間隔を空けて周期的に行なうことが記載されている。
特開平8−23639号公報
ところで、近年、二次電池は、腕時計等のより小型な機器にも用いられるようになっている。この場合、二次電池自身も小型化しなければならず、電池容量も少なくなる。このような電池容量の少ない二次電池を用いた機器でも、駆動時間を延ばして商品性を高めるために、保護回路においても一層の省電力化が求められている。
特許文献1に記載された過充電検出回路及び過放電検出回路の動作間隔をさらに広げることで、消費電力を低減することは可能であるが、その分、危険領域の検出が遅れるおそれがあり、品質の維持や安全性の確保が不十分となる。
そこで、本発明は、正常動作の限度電圧の検出精度を保ちつつ、消費電力を低減することができる保護回路を提供することを解決課題とする。
この課題を解決するために、本発明によれば、充電用の電力を発生する電源と、端子電圧が上限電圧以下であることが正常動作の条件となる二次電池と共に用いられる保護回路であって、前記二次電池と前記電源とを電気的に接続する第1経路に設けられた第1スイッチング素子と、前記二次電池と負荷とを電気的に接続する第2経路と、前記二次電池の端子電圧を検出する電圧検出回路と、前記二次電池の端子電圧を監視し、当該端子電圧が前記上限電圧を上回ったことを検出すると、前記第1スイッチング素子がオフ状態になるように前記第1スイッチング素子を制御する過充電検出回路と、前記電圧検出回路によって検出された前記二次電池の端子電圧に応じて前記過充電検出回路の監視動作間隔を制御する制御回路とを備え、前記電圧検出回路は、前記制御回路が制御する監視動作間隔よりも長い間隔で前記二次電池の端子電圧を検出する保護回路が提供される。
本発明によれば、電圧検出回路が、制御回路が制御する監視動作間隔よりも長い間隔で二次電池の端子電圧を検出し、過充電検出回路の監視動作間隔を二次電池の端子電圧に応じて制御することにより、二次電池の状態に応じた監視動作を行なうことができる。これにより、正常動作の限度電圧の検出精度を保ちつつ、消費電力を低減することができるようになる。
また、この課題を解決するために、本発明によれば、充電用の電力を発生する電源と、端子電圧が下限電圧以上であり且つ上限電圧以下であることが正常動作の条件となる二次電池と共に用いられる保護回路であって、前記二次電池と前記電源とを電気的に接続する第1経路に設けられた第1スイッチング素子と、前記二次電池と負荷とを電気的に接続する第2経路に設けられた第2スイッチング素子と、前記二次電池の端子電圧を検出する電圧検出回路と、前記二次電池の端子電圧を監視し、当該端子電圧が前記上限電圧を上回ったことを検出すると、前記第1スイッチング素子がオフ状態になるように前記第1スイッチング素子を制御する過充電検出回路と、前記二次電池の端子電圧を監視し、当該端子電圧が前記下限電圧を下回ったことを検出すると、前記第2スイッチング素子がオフ状態になるように前記第2スイッチング素子を制御する過放電検出回路と、前記電圧検出回路によって検出された前記二次電池の端子電圧に応じて前記過充電検出回路及び前記過放電検出回路の監視動作間隔を制御する制御回路とを備え、前記電圧検出回路は、前記制御回路が制御する監視動作間隔よりも長い間隔で前記二次電池の端子電圧を検出する保護回路が提供される。
本発明によれば、電圧検出回路が、制御回路が制御する監視動作間隔よりも長い間隔で二次電池の端子電圧を検出し、過充電検出回路および過放電検出回路の監視動作間隔を二次電池の端子電圧に応じて制御することにより、二次電池の状態に応じた監視動作を行なうことができる。これにより、正常動作の限度電圧の検出精度を保ちつつ、消費電力を低減することができるようになる。
本発明に係る発光装置は、発光素子と、電源線と前記発光素子との間に電気的に接続された第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタと前記発光素子とを電気的に接続する素子導通部と、前記第1のトランジスタのゲート電極と前記第1のトランジスタのドレインとの間に電気的に接続された第2のトランジスタと、前記第1のトランジスタのゲート電極と前記第2のトランジスタのソースまたはドレインとを電気的に接続する接続部と、を備え、前記電源線は、第1の方向に延在し、前記素子導通部は、第1の配線部分を有し、 前記第1のトランジスタのソースまたはドレインと前記第1の配線部分とは第1のコンタクトホールを介して電気的に接続され、前記接続部は、第2の配線部分を有し、前記第2のトランジスタのソースまたはドレインと前記第2の配線部分とは第2のコンタクトホールを介して電気的に接続され、平面視において、前記第1の方向に交差する第2の方向において、前記第1のコンタクトホールおよび前記第2のコンタクトホールは、前記電源線に対して前記第1のトランジスタが設けられた側に位置しており、前記第1の配線部分および前記第2の配線部分は、前記電源線と同層に設けられている、ことを特徴とする。
より具体的には、第1電圧を前記下限電圧より高く前記上限電圧より低い電圧、第2電圧を前記第1電圧より高く前記上限電圧より低い電圧としたとき、前記制御回路は、検出された前記二次電池の端子電圧が前記第1電圧から前記第2電圧までにある場合は、検出された前記二次電池の端子電圧が前記下限電圧以上前記第1電圧未満又は検出された前記二次電池の端子電圧が前記第2電圧を超え前記上限電圧以下の場合と比較して、前記過充電検出回路及び前記過放電検出回路の監視動作間隔が長くなるように制御することができる。
すなわち、過放電状態および過充電状態に近い場合は、過充電検出回路及び前記過放電検出回路の監視動作間隔を短くすることで、正常動作の限度電圧の検出精度を保ち、過放電状態および過充電状態に遠い場合は、過充電検出回路及び前記過放電検出回路の監視動作間隔を長くすることで、消費電力を低減するようにしている。
また、第1電圧を前記下限電圧より高く前記上限電圧より低い電圧、第2電圧を前記第1電圧より高く前記上限電圧より低い電圧としたとき、前記制御回路は、検出された前記二次電池の端子電圧が前記第1電圧以上である場合、検出された前記二次電池の端子電圧が前記第1電圧未満である場合と比較して、前記過放電検出回路の監視動作間隔が長くなるように制御し、検出された前記二次電池の端子電圧が前記第2電圧未満の場合、検出された前記二次電池の端子電圧が前記第2電圧以上である場合と比較して、前記過充電検出回路の監視動作間隔が長くなるように制御するようにしてもよい。
すなわち、過充電状態に遠い場合は、過充電検出回路の監視動作を長くし、過放電状態に遠い場合は、過放電検出回路の監視動作を長くすることにより、消費電力を一層低減することができる。
また、前記制御回路は、前記過充電検出回路が、前記二次電池の端子電圧が前記上限電圧を上回ったことを検出すると、前記過放電検出回路の監視動作を停止させるように制御し、前記過放電検出回路が、前記二次電池の端子電圧が前記下限電圧を下回ったことを検出すると、前記過充電検出回路の監視動作を停止させるように制御するようにしてもよい。
さらに、第3電圧を前記下限電圧より高く前記上限電圧より低い電圧、第4電圧を前記第3電圧より高く前記上限電圧より低い電圧としたとき、前記制御回路は、検出された前記二次電池の端子電圧が前記第4電圧より低い場合、前記過充電検出回路の監視動作を停止させるように制御し、検出された前記二次電池の端子電圧が前記第3電圧より高い場合、前記過放電検出回路の監視動作を停止させるように制御するようにしてもよい。
すなわち、過充電状態に遠い場合は、過充電検出回路の監視動作を停止し、過放電状態に遠い場合は、過放電検出回路の監視動作を停止することにより、消費電力を一層低減することができる。
このとき、前記制御回路は、検出された前記二次電池の端子電圧が前記第4電圧以上である場合、検出された前記二次電池の端子電圧が大きくなるにつれ、前記過充電検出回路の監視動作間隔を単調減少させ、前記検出電圧が前記第3電圧以下である場合、検出された前記二次電池の端子電圧が小さくなるにつれ、前記過放電検出回路の監視動作間隔を単調減少させるようにしてもよい。
また、この課題を解決するために、本発明によれば、充電用の電力を発生する電源と、端子電圧が下限電圧以上であり且つ上限電圧以下であることが正常動作の条件となる二次電池と、負荷と、上記の保護回路と、を備えた電子機器が提供される。
本実施形態の保護回路を備えた電子機器の構成を示すブロック図である。 リチウムイオン電池の電圧と状態との関係の一例を説明する図である。 二次電池の電圧と動作タイミングとの関係を説明する図である。 動作タイミングと消費電流との関係について説明する図である。 電池電圧検出回路による電圧検出の動作間隔と過充電検出回路および過放電検出回路検出動作間隔との関係を示すタイミング図である。 過充電検出回路および過放電検出回路の回路構成例を示す図である。 過充電検出回路および過放電検出回路の回路構成の別例を示す図である。 タイミング信号発生回路による過充電検出回路と過放電検出回路の動作間隔制御の第1実施例を示すフローチャートである。 第1実施例の制御内容を示す図表である。 第1実施例の別例の制御内容を示す図表である。 タイミング信号発生回路による過充電検出回路と過放電検出回路の動作間隔制御の第2実施例を示すフローチャートである。 第2実施例の制御内容を示す図表である。 タイミング信号発生回路による過充電検出回路と過放電検出回路の動作間隔制御の第3実施例を示すフローチャートである。 第3実施例の制御内容を示す図表である。 第3実施例の別例の制御内容を示す図表である。 本実施形態の保護回路を備えた電子機器の構成の別例を示すブロック図である。 電子機器の一例たる腕時計の斜視図である。 電子機器の一例たる携帯電話機の斜視図である。 電子機器の一例たる携帯情報端末の斜視図である。 変型例に係る保護回路を備えた電子機器の構成の別例を示すブロック図である。
<1.実施形態>
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態の保護回路を備えた電子機器の構成を示すブロック図である。本図に示すように電子機器10は、充電可能な二次電池100、保護回路200、充電用電源300、負荷400を備えており、二次電池100は、保護回路200を介して、充電用電源300および負荷400と電気的に接続されている。電子機器10は、二次電池100を駆動電源として動作する機器であり、例えば、腕時計、携帯電話、携帯情報端末等とすることができる。
二次電池100は、本実施形態では、リチウムイオン電池を用いるものとする。ただし、二次電池100は、リチウムイオン電池以外の二次電池であってもよく、本発明は、リチウムイオンポリマー電池等にも効果的に適用することができる。
図2は、二次電池100として用いるリチウムイオン電池の端子電圧と電池状態との関係の一例を示す図である。本図に示すように、リチウムイオン電池は、2.60V〜4.20Vが、正常動作を行なう電圧範囲である通常使用領域となっている。4.20V〜4.25Vは、過充電領域とされ、この電圧範囲では過充電により特性が劣化してしまう。4.25Vを超えると、電池が危険な状態になるため、使用禁止の危険領域となる。また、1.00〜2.60Vは、過放電領域とされ、この電圧範囲では過放電により特性が劣化してしまう。1.00Vを下回ると、電池が危険な状態になるため、使用禁止の危険領域となる。
このため、本実施形態では、通常使用領域の上限である4.20Vを過充電検出電圧と称し、通常使用領域の下限である2.60Vを過放電検出電圧と称して、正常動作の限度電圧の検出対象とする。もちろん、これらの数値は例示であり、二次電池100の特性や電子機器10の用途等に適応させるものとする。
図1の説明に戻って、保護回路200は、二次電池100の電圧に基づいて二次電池100の過充電状態、過放電状態を検出し、二次電池100の保護動作を行なう。具体的には、過充電状態を検出した場合には、充電用電源300との電気的な接続を遮断し、過放電状態を検出した場合には、負荷400との電気的な接続を遮断する。
充電用電源300は、二次電池100の充電に用いるための電源であり、例えば、ソーラーセルを用いることができる。ただし、充電用電源300は、電子機器10内に備えずに、充電器や定電圧電源等を用いて電子機器10の外部に設けるようにしてもよい。
負荷400は、二次電池100から電力を供給される機能部であり、電子機器10を腕時計に適用した場合には、腕時計本体が相当し、電子機器10を携帯電話に適用した場合には、携帯電話本体が相当する。
本実施形態において、保護回路200は、過充電検出回路210、過放電検出回路220、電池電圧検出回路230、タイミング信号発生回路240、充電制御用スイッチ250、放電制御用スイッチ260、ダイオード270を備えている。
充電制御用スイッチ250は、二次電池100と充電用電源300とを電気的に接続する経路に設けられたスイッチング素子である。放電制御用スイッチ260は、二次電池100と負荷400とを電気的に接続する経路に設けられたスイッチング素子である。本実施形態では、いずれもスイッチング素子としてトランジスタを用いている。
過充電検出回路210は、二次電池100の端子電圧を監視し、過充電検出電圧を上回ったことを検出すると、充電を停止するために、充電制御用スイッチ250をオフにする。過充電検出電圧を上回ったことの検出は、例えば、分圧された二次電池100の電圧と過充電検出電圧に対応した基準電圧とを比較することで行なうことができる。なお、ノイズ等による誤検出を防ぐために、複数回の検出結果に基づいて判定を行なうようにしてもよい。
過放電検出回路220は、二次電池100の端子電圧を監視し、過放電検出電圧を下回ったことを検出すると、放電を停止するために、放電制御用スイッチ260をオフにする。過放電検出電圧を回ったことの検出は、例えば、分圧された二次電池100の電圧と過放電検出電圧に対応した基準電圧とを比較することで行なうことができる。なお、ノイズ等による誤検出を防ぐために、複数回の検出結果に基づいて判定を行なうようにしてもよい。
電池電圧検出回路230は、二次電池100の端子電圧を検出する。電池電圧検出回路230は、連続的に二次電池100の電圧を検出する必要はなく、所定の間隔、例えば、60秒間隔で二次電池100の電圧を検出することができる。電池電圧検出回路230は、例えば、電圧比較器、A/Dコンバータ等を用いて構成することができる。
ダイオード270は、充電用電源300の電圧が二次電池100の電圧よりも低い状態になったときに、二次電池100から充電用電源300に電流が流れ、充電用電源300に悪影響を与えることを防止するために用いている。
タイミング信号発生回路240は、過充電検出回路210の監視動作タイミングと、過放電検出回路220の監視動作タイミングとを、電池電圧検出回路230の電圧検出結果に応じて制御する。すなわち、本実施形態では、過充電検出回路210および過放電検出回路220の監視動作タイミングを、二次電池100の電圧に応じて変化させるようにしている。過充電検出回路210および過放電検出回路220の監視動作タイミングは、同期させてもよいし、非同期であってもよい。また、二次電池100の特性等に応じて、過充電検出回路210の監視動作タイミングおよび過放電検出回路220の監視動作タイミングのいずれか一方を変化させるようにしてもよい。
より具体的には、タイミング信号発生回路240は、二次電池100が過充電状態、過放電状態になるおそれがある状況では、二次電池100の電圧の監視間隔が短くなるように監視動作タイミングを変化させることで、正常動作の限度電圧の検出精度を保ち、すぐには過充電状態、過放電状態になるおそれがない状況では、二次電池100の電圧の監視間隔が長くなるように監視動作タイミングを変化させることで、消費電力を低減させる。
ここでは、簡単のため、タイミング信号発生回路240が制御する過充電検出回路210および過放電検出回路220の監視動作タイミングは、「ベタ」「1秒周期」「10秒周期」のいずれかを設定するものとする。すなわち、図3に示すように、通常使用領域の2.7Vから4.1Vまで、0.1V刻みで、過充電検出回路210および過放電検出回路220のそれぞれについて「ベタ」「1秒周期」「10秒周期」のいずれかを設定する。本図では、通常使用領域においては、充電制御用スイッチ250、放電制御用スイッチ260のいずれもオン(ON)となるようにしている。なお、「ベタ」とは、常時、監視動作を行っている状態の意味である。
また、過充電検出電圧である4.2Vが検出された場合は、過充電検出回路210の監視動作タイミングを「1秒周期」とし、過放電検出回路220を動作停止にする。このとき、過充電検出回路210が過充電検出電圧を検出し、二次電池100を保護するために充電制御用スイッチ250をオフ(OFF)にする。
過放電検出電圧である2.6Vが検出された場合は、端子電圧が過充電検出電圧である4.2Vに遷移する可能性が極めて低いため過充電検出回路210を動作停止にし、過放電検出回路220の監視動作タイミングを「10秒周期」とする。このとき、過放電検出回路220が過放電検出電圧を検出し、二次電池100を保護するために放電制御用スイッチ260をオフにする。
ここで、監視動作タイミングの「ベタ」「1秒周期」「10秒周期」それぞれの場合に、検出回路(過充電検出回路210、過放電検出回路220)で消費される電流について具体的に説明する。なお、1回の検出動作は、0.1秒で行なわれ、その間、3.0μAの電流が検出回路に流れるものとする。
図4(a)は、「ベタ」すなわち動作間隔0で連続的に二次電池100の電圧を検出する場合に検出回路に流れる電流を示している。本図の例では、「ベタ」の場合、1秒当り3.0μA消費されることになる。
図4(b)は、「1秒周期」で二次電池100の電圧を検出する場合に検出回路に流れる電流を示している。検出時間は0.1秒であり、その後の0.9秒は検出動作は休止し、電流は消費されない。本図の例では、「1秒周期」の場合、1秒当り0.3μA消費されることになる(3.0μA×0.1秒/1秒)。
図4(c)は、「10秒周期」で二次電池100の電圧を検出する場合に検出回路に流れる電流を示している。検出時間は0.1秒であり、その後の9.9秒は検出動作は休止し、電流は消費されない。本図の例では、「10秒周期」の場合、1秒当り0.03μA消費されることになる(3.0μA×0.1秒/10秒)。
仮に、二次電池100の容量を10mAHとし、負荷400で消費する電流を0.5μAとすると、検出回路が過充電検出回路210、過放電検出回路220の2つ使用されていることを考慮して、「ベタ」の場合の駆動時間を求めると、10mAH[電池容量]/(0.5μA[負荷動作]+3μA[過充電検出]+3μA[過放電検出])/24時間=64日=約2ヶ月となる。
同様に、「1秒周期」の場合の駆動時間を求めると、10mAH[電池容量]/(0.5μA[負荷動作]+0.3μA[過充電検出]+0.3μA[過放電検出])/24時間=379日=約1年となる。
また、「10秒周期」の場合の駆動時間を求めると、10mAH[電池容量]/(0.5μA[負荷動作]+0.03μA[過充電検出]+0.03μA[過放電検出])/24時間=744日=約2年となる。
したがって、検出回路の監視動作タイミングをできるだけ10秒周期にすることにより、消費電力を削減し、駆動時間を延ばすことが可能となる。
また、本実施形態では、図5に示すように、電池電圧検出回路230による二次電池100の電圧検出の動作間隔が、過充電検出回路210および過放電検出回路220の監視動作間隔よりも長くなるように制御している。すなわち、過充電検出回路210および過放電検出回路220の監視動作が、1秒周期、10秒周期、ベタのいずれかであるのに対して、電池電圧検出回路230の検出動作は、60秒周期としている。
これは、前述のように、電池電圧検出回路230における電圧検出結果は、二次電池100が過充電状態あるいは過放電状態になるおそれの判定に用いるものであるため、電池電圧検出回路230の電圧検出精度は、過充電検出回路210および過放電検出回路220の検出精度ほどの高精度は要求されないためである。これにより、電池電圧検出回路230による二次電池100の電圧検出で消費される電力量を低減させることができる。
なお、過充電検出回路210および過放電検出回路220は、例えば、図6に示すような回路で構成することができる。本図の例では、いずれの検出回路も、二次電池100の電圧VBを抵抗R11(R21)と抵抗R12(R22)とで分圧した電圧を、コンパレータCmp1(Cmp2)を用いて検出電圧に対応した基準電圧V1(V2)と比較することで、検出電圧を上回ったこと(下回ったこと)を検出し、ラッチ回路211(221)を介して、充電制御用スイッチ250(放電制御用スイッチ260)を制御するようにしている。ここで、括弧なし符号は、過充電検出回路210の構成を示し、括弧内符号は、過放電検出回路220の構成を示している。
基準電圧V1(V2)との比較による監視動作は、タイミング信号発生回路240からタイミング信号TS1(TS2)によってオンオフが連動して切替えられるスイッチSw11(Sw21)とスイッチSw12(Sw22)によってコンパレータCmp1(Cmp2)への電源供給を入切することで監視動作間隔が制御される。
すなわち、「ベタ」で監視動作を行なう場合には、スイッチSw11(Sw21)とスイッチSw12(Sw22)は、常時オンにし、「1秒周期」で監視動作を行なう場合には、スイッチSw11(Sw21)とスイッチSw12(Sw22)は、1秒周期でオンオフを繰り返し、「10秒周期」で監視動作を行なう場合には、スイッチSw11(Sw21)とスイッチSw12(Sw22)は、10秒周期でオンオフを繰り返すようにする。
あるいは、過充電検出回路210および過放電検出回路220は、図7に示すような回路で構成してもよい。本図の例では、破線矩形Cに示すように、二次電池100の電圧VBを分圧する抵抗を抵抗R1、抵抗R2、抵抗R3で構成し、過充電検出回路210と過放電検出回路220とで共用するようにしている。このような構成とすることで、検出回路における消費電力を一層低減させることができる。
次に、タイミング信号発生回路240による過充電検出回路210と過放電検出回路220の監視動作間隔の具体的な制御内容について説明する。
図8は、タイミング信号発生回路240による過充電検出回路210と過放電検出回路220の動作間隔制御の第1実施例を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、電池電圧検出回路230による二次電池100の電圧検出動作毎に行なわれる。
まず、タイミング信号発生回路240は、電池電圧検出回路230が検出した二次電池100の電圧を取得する(S101)。そして、取得した電圧が、2.7V〜4.1Vの通常状態であるかどうかを判断する(S102)。この結果、2.7V〜4.1Vの範囲外であれば(S102:No)、二次電池100の保護動作を行なう(S103)。
保護動作は、ここでは、4.2V以上であれば、過充電検出回路210の監視動作間隔を1秒周期とする。この場合、端子電圧が直ちに過放電検出電圧に遷移する可能性は極めて低いので過放電検出回路220の監視動作を停止させるものとする。このとき、過充電検出回路210が過充電検出電圧を検出すると、充電制御用スイッチ250をオフにし、充電を停止する。また、2.7V未満であれば、過放電検出回路220の監視動作間隔を10秒周期とする。この場合、端子電圧が直ちに過充電検出電圧に遷移する可能性は極めて低いので、過充電検出回路210の監視動作を停止させる。このとき、過放電検出回路220が過放電検出電圧を検出すると、放電制御用スイッチ260をオフにし、放電を停止する。
一方、2.7V〜4.1Vの範囲内の通常状態であれば(S102:Yes)、さらに、取得した電圧が、3.0V〜3.8Vの範囲内であるかどうかを判定する(S104)。ここで、3.0V〜3.8Vは、過充電状態、過放電状態のいずれからも遠い電圧範囲である。
その結果、3.0V〜3.8Vの範囲内であれば(S104:Yes)、過充電検出回路210および過放電検出回路220の監視動作間隔を10秒周期にする(S105)。これは、3.0V〜3.8Vの範囲内であれば、すぐに過充電状態、過放電状態になるおそれがほとんどないことから、消費電力削減のために過充電検出電圧および過放電検出電圧の監視間隔を広げても安全性や、品質保持に影響は与えないと考えられるためである。
3.0V〜3.8Vの範囲内でなければ(S104:No)、過充電検出回路210および過放電検出回路220の監視動作間隔を1秒周期にする(S106)。この場合、過充電状態、過放電状態になるおそれがあることから、過充電検出電圧および過放電検出電圧の監視動作間隔を狭めるようにしている。
図8のフローチャートから導かれるように、第1実施例では、図9に示すような制御が行なわれることになる。すなわち、第1電圧を過放電検出電圧より高く過充電検出電圧より低い電圧(例えば、3.0V)とし、第2電圧を第1電圧より高く過充電検出電圧より低い電圧(例えば、3.9V)としたとき、タイミング信号発生回路240は、電池電圧検出回路230が検出した二次電池100の電圧が第1電圧から第2電圧までにある場合は、二次電池100の電圧が過放電検出電圧以上第1電圧未満または二次電池100の電圧が第2電圧を超え過充電検出電圧以下の場合と比較して、過充電検出回路210および過放電検出回路220の監視動作間隔が長くなるように制御する。
なお、過充電状態に近い電圧では、すぐに過放電状態になるおそれはほとんどなく、過放電状態に近い電圧では、すぐに過充電状態になるおそれはほとんどないことから、第1実施例の変形例として、図10に示すような制御を行なってもよい。
すなわち、電池電圧検出回路230が検出した二次電池100の電圧が第1電圧以上である場合、二次電池100の電圧が第1電圧未満である場合と比較して、過放電検出回路220の監視動作間隔が長くなるように制御し、二次電池100の電圧が第2電圧未満の場合、二次電池100の電圧が第2電圧以上である場合と比較して、過充電検出回路210の監視動作間隔が長くなるように制御するようにしてもよい。
図11は、タイミング信号発生回路240による過充電検出回路210と過放電検出回路220の監視動作間隔制御の第2実施例を示すフローチャートである。第1実施例と共通の内容については説明を簡略化する。
まず、タイミング信号発生回路240は、電池電圧検出回路230が検出した二次電池100の電圧を取得する(S201)。そして、取得した電圧が、2.7V〜4.1Vの通常状態であるかどうかを判断する(S202)。この結果、2.7V〜4.1Vの範囲外であれば(S202:No)、二次電池100の保護動作を行なう(S203)。
一方、2.7V〜4.1Vの範囲内の通常状態であれば(S202:Yes)、さらに、取得した電圧が、3.0V〜3.8Vの範囲内であるかどうかを判定する(S204)。その結果、3.0V〜3.8Vの範囲内であれば(S204:Yes)、過充電検出回路210および過放電検出回路220の監視動作間隔を10秒周期にする(S205)。以上の処理は、第1実施例と同様である。
3.0V〜3.8Vの範囲内でなければ(S204:No)、さらに、取得した電圧が、3.9V〜4.1Vの範囲内であるかどうかを判定する(S206)。その結果、3.9V〜4.1Vの範囲内であれば(S206:Yes)、過充電検出回路210の監視動作をベタで行ない、過放電検出回路220の監視動作間隔を10秒周期にする(S205)。3.9V〜4.1Vの範囲は、過充電状態に近いため、すぐに過放電状態になるおそれはほとんどない。そこで、過充電検出回路210の監視動作をベタで行なうことで過充電検出電圧の検出精度を確保し、過放電検出回路220の監視動作を疎に行なうことで消費電力の低減を図っている。
一方、3.9V〜4.1Vの範囲内でなければ(S206:No)、すなわち、二次電池100の電圧が2.7V〜2.9Vの場合は、過充電検出回路210の動作間隔を10秒周期にし、過放電検出回路220の検出動作をベタで行なう(S208)。2.7V〜2.9Vの範囲は、過放電状態に近いため、すぐに過充電状態になるおそれはほとんどない。そこで、過充電検出回路210の検出動作を疎に行なうことで消費電力の低減を図り、過放電検出回路220の検出動作をベタで行なうことで過放電検出電圧の検出精度を確保している。
図11のフローチャートから導かれるように、第2実施例では、図12に示すような制御が行なわれることになる。すなわち、電池電圧検出回路230が検出した二次電池100の電圧が第1電圧以上である場合、二次電池100の電圧が第1電圧未満である場合と比較して、過放電検出回路220の監視動作間隔が長くなるように制御し、二次電池100の電圧が第2電圧未満の場合、二次電池100の電圧が第2電圧以上である場合と比較して、過充電検出回路210の監視動作間隔が長くなるように制御する。
図13は、タイミング信号発生回路240による過充電検出回路210と過放電検出回路220の監視動作間隔制御の第3実施例を示すフローチャートである。第1実施例、第2実施例と共通の内容については説明を簡略化する。
まず、タイミング信号発生回路240は、電池電圧検出回路230が検出した二次電池100の電圧を取得する(S301)。そして、取得した電圧が、2.7V〜4.1Vの通常状態であるかどうかを判断する(S302)。この結果、2.7V〜4.1Vの範囲外であれば(S302:No)、二次電池100の保護動作を行なう(S303)。
一方、2.7V〜4.1Vの範囲内の通常状態であれば(S302:Yes)、さらに、取得した電圧が、3.5V〜4.1Vの範囲内であるかどうかを判定する(S304)。その結果、3.5V〜4.1Vの範囲内であれば(S304:Yes)、過放電状態から遠く、すぐに過放電状態になるおそれはほとんどないため、過放電検出回路220を動作停止にする(S305)。これにより、過放電検出回路220における消費電力を一層低減させることができる。
そして、さらに、取得した電圧が、3.5V〜3.8Vの範囲内であるかどうかを判定する(S306)。その結果、3.5V〜3.8Vの範囲内であれば(S306:Yes)、過充電状態からも遠く、すぐに過充電状態になるおそれはほとんどないため、過充電検出回路210の監視動作間隔を10秒周期にする(S307)。一方、3.5V〜3.8Vの範囲内でなければ(S306:No)、過充電状態に近いため、過充電検出回路210の監視動作間隔を1秒周期にする(S308)。
また、処理(S304)の判断の結果、3.5V〜4.1Vの範囲内でなければ(S304:No)、過充電状態から遠く、すぐに過充電状態になるおそれはほとんどないため、過充電検出回路210を動作停止にする(S309)。これにより、過充電検出回路210における消費電力を一層低減させることができる。
そして、さらに、取得した電圧が、2.7V〜2.9Vの範囲内であるかどうかを判定する(S310)。その結果、2.7V〜2.9Vの範囲内であれば(S310:Yes)、過放電状態に近いため、過放電検出回路220の監視動作間隔を1秒周期にする(S311)。一方、2.7V〜2.9Vの範囲内でなければ(S310:No)、過放電状態からも遠く、すぐに過放電状態になるおそれはほとんどないため、過放電検出回路220の監視動作間隔を10秒周期にする(S307)。
図13のフローチャートから導かれるように、第3実施例では、図14に示すような制御が行なわれることになる。すなわち、第5電圧を過放電検出電圧より高く過充電検出電圧より低い電圧(例えば、3.5V)としたとき、タイミング信号発生回路240は、二次電池100の端子電圧が第5電圧より低い場合、過充電検出回路210の動作を停止させるように制御すると共に、二次電池100の端子電圧が低下するにつれ、過放電検出回路220監視動作間隔を単調減少させる。一方、二次電池100の端子電圧が第5電圧より高い場合、過放電検出回路220の動作を停止させるように制御すると共に、二次電池100の端子電圧が上昇するにつれ、過充電検出回路210の監視動作間隔を単調減少させる。
なお、すぐには過充電状態、過放電状態になるおそれがない状態において検出回路の停止時間を増やすことにより、消費電力の低減を図るために、第3実施例の変形例として、図15に示すような制御を行なってもよい。すなわち、第3電圧を過放電検出電圧より高く過充電検出電圧より低い電圧(例えば、3.0V)とし、第4電圧を第3電圧より高く、過充電検出電圧より低い電圧(例えば、3.9V)としたとき、タイミング信号発生回路240は、二次電池100の検出電圧が第4電圧より低い場合、過充電検出回路210の動作を停止させるように制御し、二次電池100の検出電圧が第3電圧より高い場合、過放電検出回路220の動作を停止させるように制御してもよい。さらに、タイミング信号発生回路240は、二次電池100の検出電圧が第4電圧以上の場合、過充電検出回路210の監視動作間隔を単調減少させ、二次電池100の検出電圧が第3電圧以下の場合、過放電検出回路220の監視動作間隔を単調減少させてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、正常動作の限度電圧の検出精度を保ちつつ、消費電力を低減することができる保護回路200が提供される。
<2.変形例>
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に述べる各種の変形が可能である。
(1)上述した実施形態では、保護回路200内のタイミング信号発生回路240が、過充電検出回路210の監視動作の間隔および過放電検出回路220の監視動作の間隔を制御していたが、図16に示すように、負荷410内に制御回路411を設け、制御回路411が、保護回路201の電池電圧検出回路230から二次電池100の電圧を取得して、過充電検出回路210の監視動作の間隔および過放電検出回路220の監視動作の間隔を、タイミング信号発生回路241を介して制御するようにしてもよい。
(2)上述した実施形態及び変形例では、過充電検出回路210を用いて二次電池100の端子電圧を監視し、過充電検出電圧を上回ったことを検出すると、充電制御用スイッチ250をオフにした。また、過放電検出回路220を用いて二次電池100の端子電圧を監視し、過放電検出電圧を下回ったことを検出すると、放電制御用スイッチ260をオフにした。これは、高電位側と低電位側に危険領域が存在するリチウムイオン電池などを二次電池100として使用することを前提とするものである。本発明はこれに限定されるものではなく、高電位側に危険領域があり、低電位側に危険領域がないニッケル・カドミウム電池などを二次電池100として使用してもよい。この場合には、低電位側の危険領域がないので、過放電保護回路220及び放電制御用スイッチ260を省略することができる。
この場合、保護回路200は、充電用の電力を発生する充電用電源300と、端子電圧が上限電圧以下であることが正常動作の条件となる二次電池100と共に用いられることを前提とする。そして、保護回路200は、二次電池100と充電用電源300とを電気的に接続する第1経路に設けられた充電制御用スイッチ250と、前記二次電池100と負荷400とを電気的に接続する第2経路と、二次電池100の端子電圧を検出する電池電圧検出回路230と、二次電池の端子電圧を監視し、当該端子電圧が上限電圧を上回ったことを検出すると、充電制御用スイッチ250がオフ状態になるように制御する過充電検出回路210と、電池電圧検出回路230によって検出された二次電池100の端子電圧に応じて過充電検出回路210の監視動作間隔を制御するタイミング信号発生回路240とを備える。
(3)上述した実施形態及び変形例では、通常領域から過充電領域へ遷移する場合と、過充電領域から通常領域へ遷移する場合とで、同じ過充電検出電圧を用いた。本発明はこれに限定されるものではなく、第1過充電検出電圧を上回ると通常状態から過充電状態へ遷移し、第2過充電検出電圧を下回ると過充電状態から通常状態へ遷移させてもよい。この場合、第1過充電検出電圧を第2過充電検出電圧より高電圧に設定する。このように状態遷移にヒシテリシス特性を持たせることによって、制御系を安定させることができる。
また、第1過放電検出電圧を下回ると通常領域から過放電領域へ遷移し、第2過放電検出電圧を上回ると過放電領域から通常領域へ遷移させてもよい。この場合、第1過放電検出電圧を第2過放電検出電圧より低電圧に設定する。このように状態遷移にヒシテリシス特性を持たせることによって、制御系を安定させることができる。
(4)上述した実施形態及び変形例では、保護回路200,201にダイオード270を設け、二次電池100と充電用電源300とを接続する第1経路と、二次電池100と負荷410とを接続する第2経路とを独立して設けた。本発明はこれに限定されるものではなく、第1経路と第2経路とが共用されるものであってもよい。
図20に変型例に係る保護回路205を用いた電子機器の回路構成を示す。この例では、第1端子T1と第2端子T2とを接続する1つの経路に充電制御用スイッチ251と放電制御用スイッチ261とが設けられている。また、ダイオード271が充電用電源300と第2端子T2との間に設けられており、負荷400は第2端子T2と接続されている。
ここで、タイミング発生回路240は、二次電池100の端子電圧が過放電検出電圧以上で過充電検出電圧以下の通常状態において、充電制御用スイッチ251及び放電制御用スイッチ261がオン状態になるように制御する。
また、タイミング発生回路240は、二次電池100の端子電圧が過放電検出電圧を下回る過放電状態において、充電制御用スイッチ251がオン状態で放電制御用スイッチ261がオフ状態になるように制御する。この場合、放電制御用スイッチ261と並列に形成される寄生ダイオードを介して充電電流を二次電池100に供給することができる。
また、タイミング発生回路240は、二次電池100の端子電圧が過充電検出電圧を上回る過充電状態において、充電制御用スイッチ251がオフ状態で放電制御用スイッチ261がオン状態になるように制御する。この場合、充電制御用スイッチ251と並列に形成される寄生ダイオードを介して放電電流を負荷400に供給することができる。
<3.電子機器>
上述した実施形態及び変形例説明した保護回路は、各種の電子機器に適用することができる。
図17に、本発明に係る保護回路を備えた電子機器を適用した腕時計の構成を示す。腕時計2000は、文字板2002および指針2003からなる時刻表示部を備える。文字板2002の一部には開口が形成され、ソーラーセル2004が設けられている。ソーラーセル2004は、上述した充電用電源300の一例である。また、腕時計2000には、リュウズ2005やボタン2006,2007が設けられている。腕時計2000の駆動電源として、二次電池100が用いられ、二次電池100を過充電状態、過放電状態から保護するために、本発明に係る保護回路が用いられる。
図18に、本発明に係る保護回路を備えた電子機器を適用した携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001およびスクロールボタン3002、ならびに液晶装置3003を備える。携帯電話機3000の駆動電源として、二次電池100が用いられ、二次電池100を過充電状態、過放電状態から保護するために、本発明に係る保護回路が用いられる。
図19に、本発明に係る保護回路を備えた電子機器を適用した携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。携帯情報端末4000は、複数の操作ボタン4001およびスクロールボタン4002、ならびに液晶装置4003を備える。携帯情報端末4000の駆動電源として、二次電池100が用いられ、二次電池100を過充電状態、過放電状態から保護するために、本発明に係る保護回路が用いられる。
なお、本発明に係る保護回路が適用される電子機器としては、図17から図1に示したもののほか、腕時計、プロジェクタ、テレビ、ビデオカメラ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電子ペーパー、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、プリンタ、スキャナ、複写機、ビデオプレーヤ、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。
10…電子機器、100…二次電池、200,201…保護回路、210…過充電検出回路、211…ラッチ回路、220…過放電検出回路、230…電池電圧検出回路、240,241…タイミング信号発生回路、250…充電制御用スイッチ、260…放電制御用スイッチ、270…ダイオード、300…充電用電源、400,410…負荷、411…制御回路、2000…腕時計、3000…携帯電話機、4000…携帯情報端末。

Claims (10)

  1. 充電用の電力を発生する電源と、端子電圧が上限電圧以下であることが正常動作の条件となる二次電池と共に用いられる保護回路であって、
    前記二次電池と前記電源とを電気的に接続する第1経路に設けられた第1スイッチング素子と、
    前記二次電池と負荷とを電気的に接続する第2経路と、
    前記二次電池の端子電圧を検出する電圧検出回路と、
    前記二次電池の端子電圧を監視し、当該端子電圧が前記上限電圧を上回ったことを検出すると、前記第1スイッチング素子がオフ状態になるように前記第1スイッチング素子を制御する過充電検出回路と、
    前記電圧検出回路によって検出された前記二次電池の端子電圧に応じて前記過充電検出回路の監視動作間隔を制御する制御回路とを備え
    前記電圧検出回路は、前記制御回路が制御する監視動作間隔よりも長い間隔で前記二次電池の端子電圧を検出する、
    ことを特徴とする保護回路。
  2. 充電用の電力を発生する電源と、端子電圧が下限電圧以上であり且つ上限電圧以下であることが正常動作の条件となる二次電池と共に用いられる保護回路であって、
    前記二次電池と前記電源とを電気的に接続する第1経路に設けられた第1スイッチング素子と、
    前記二次電池と負荷とを電気的に接続する第2経路に設けられた第2スイッチング素子と、
    前記二次電池の端子電圧を検出する電圧検出回路と、
    前記二次電池の端子電圧を監視し、当該端子電圧が前記上限電圧を上回ったことを検出すると、前記第1スイッチング素子がオフ状態になるように前記第1スイッチング素子を制御する過充電検出回路と、
    前記二次電池の端子電圧を監視し、当該端子電圧が前記下限電圧を下回ったことを検出すると、前記第2スイッチング素子がオフ状態になるように前記第2スイッチング素子を制御する過放電検出回路と、
    前記電圧検出回路によって検出された前記二次電池の端子電圧に応じて前記過充電検出回路及び前記過放電検出回路の監視動作間隔を制御する制御回路と、
    を備え
    前記電圧検出回路は、前記制御回路が制御する監視動作間隔よりも長い間隔で前記二次電池の端子電圧を検出する、
    ことを特徴とする保護回路。
  3. 充電用の電力を発生する電源と、端子電圧が下限電圧以上であり且つ上限電圧以下であることが正常動作の条件となる二次電池と共に用いられる保護回路であって、
    前記二次電池と前記電源とを電気的に接続する第1経路に設けられた第1スイッチング素子と、
    前記二次電池と負荷とを電気的に接続する第2経路に設けられた第2スイッチング素子と、
    前記二次電池の端子電圧を検出する電圧検出回路と、
    前記二次電池の端子電圧を監視し、当該端子電圧が前記上限電圧を上回ったことを検出すると、前記第1スイッチング素子がオフ状態になるように前記第1スイッチング素子を制御する過充電検出回路と、
    前記二次電池の端子電圧を監視し、当該端子電圧が前記下限電圧を下回ったことを検出すると、前記第2スイッチング素子がオフ状態になるように前記第2スイッチング素子を制御する過放電検出回路と、
    前記電圧検出回路によって検出された前記二次電池の端子電圧に応じて前記過充電検出回路及び前記過放電検出回路の監視動作間隔を制御する制御回路と、
    を備え、
    第1電圧を前記下限電圧より高く前記上限電圧より低い電圧、第2電圧を前記第1電圧より高く前記上限電圧より低い電圧としたとき、
    前記制御回路は、
    検出された前記二次電池の端子電圧が前記第1電圧から前記第2電圧までにある場合は、
    検出された前記二次電池の端子電圧が前記下限電圧以上前記第1電圧未満の場合と比較して、前記過放電検出回路の監視動作間隔が長くなるように制御すると共に、
    検出された前記二次電池の端子電圧が前記第2電圧を超え前記上限電圧以下の場合と比較して、前記過充電検出回路の監視動作間隔が長くなるように制御する、
    ことを特徴とする保護回路。
  4. 充電用の電力を発生する電源と、端子電圧が下限電圧以上であり且つ上限電圧以下であることが正常動作の条件となる二次電池と共に用いられる保護回路であって、
    前記二次電池と前記電源とを電気的に接続する第1経路に設けられた第1スイッチング素子と、
    前記二次電池と負荷とを電気的に接続する第2経路に設けられた第2スイッチング素子と、
    前記二次電池の端子電圧を検出する電圧検出回路と、
    前記二次電池の端子電圧を監視し、当該端子電圧が前記上限電圧を上回ったことを検出すると、前記第1スイッチング素子がオフ状態になるように前記第1スイッチング素子を制御する過充電検出回路と、
    前記二次電池の端子電圧を監視し、当該端子電圧が前記下限電圧を下回ったことを検出すると、前記第2スイッチング素子がオフ状態になるように前記第2スイッチング素子を制御する過放電検出回路と、
    前記電圧検出回路によって検出された前記二次電池の端子電圧に応じて前記過充電検出回路及び前記過放電検出回路の監視動作間隔を制御する制御回路と、
    を備え、
    第1電圧を前記下限電圧より高く前記上限電圧より低い電圧、第2電圧を前記第1電圧より高く前記上限電圧より低い電圧としたとき、
    前記制御回路は、
    検出された前記二次電池の端子電圧が前記第1電圧以上である場合、検出された前記二次電池の端子電圧が前記第1電圧未満である場合と比較して、前記過放電検出回路の監視動作間隔が長くなるように制御し、
    検出された前記二次電池の端子電圧が前記第2電圧未満の場合、検出された前記二次電池の端子電圧が前記第2電圧以上である場合と比較して、前記過充電検出回路の監視動作間隔が長くなるように制御する、
    ことを特徴とする保護回路。
  5. 充電用の電力を発生する電源と、端子電圧が下限電圧以上であり且つ上限電圧以下であることが正常動作の条件となる二次電池と共に用いられる保護回路であって、
    前記二次電池と前記電源とを電気的に接続する第1経路に設けられた第1スイッチング素子と、
    前記二次電池と負荷とを電気的に接続する第2経路に設けられた第2スイッチング素子と、
    前記二次電池の端子電圧を検出する電圧検出回路と、
    前記二次電池の端子電圧を監視し、当該端子電圧が前記上限電圧を上回ったことを検出すると、前記第1スイッチング素子がオフ状態になるように前記第1スイッチング素子を制御する過充電検出回路と、
    前記二次電池の端子電圧を監視し、当該端子電圧が前記下限電圧を下回ったことを検出すると、前記第2スイッチング素子がオフ状態になるように前記第2スイッチング素子を制御する過放電検出回路と、
    前記電圧検出回路によって検出された前記二次電池の端子電圧に応じて前記過充電検出回路及び前記過放電検出回路の監視動作間隔を制御する制御回路と、
    を備え、
    第3電圧を前記下限電圧より高く前記上限電圧より低い電圧、第4電圧を前記第3電圧より高く前記上限電圧より低い電圧としたとき、
    前記制御回路は、
    検出された前記二次電池の端子電圧が前記第4電圧より低い場合、前記過充電検出回路の監視動作を停止させるように制御し、
    検出された前記二次電池の端子電圧が前記第3電圧より高い場合、前記過放電検出回路の監視動作を停止させるように制御する、
    ことを特徴とする保護回路。
  6. 前記電圧検出回路は、前記制御回路が制御する監視動作間隔よりも長い間隔で前記二次電池の端子電圧を検出することを特徴とする請求項に記載の保護回路。
  7. 前記制御回路は、
    前記過充電検出回路が、前記二次電池の端子電圧が前記上限電圧を上回ったことを検出すると、前記過放電検出回路の監視動作を停止させるように制御し、
    前記過放電検出回路が、前記二次電池の端子電圧が前記下限電圧を下回ったことを検出すると、前記過充電検出回路の監視動作を停止させるように制御する、
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の保護回路。
  8. 第3電圧を前記下限電圧より高く前記上限電圧より低い電圧、第4電圧を前記第3電圧より高く前記上限電圧より低い電圧としたとき、
    前記制御回路は、
    検出された前記二次電池の端子電圧が前記第4電圧より低い場合、前記過充電検出回路の監視動作を停止させるように制御し、
    検出された前記二次電池の端子電圧が前記第3電圧より高い場合、前記過放電検出回路の監視動作を停止させるように制御する、
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の保護回路。
  9. 前記制御回路は、
    検出された前記二次電池の端子電圧が前記第4電圧以上である場合、検出された前記二次電池の端子電圧が大きくなるにつれ、前記過充電検出回路の監視動作間隔を単調減少させ、
    前記検出電圧が前記第3電圧以下である場合、検出された前記二次電池の端子電圧が小さくなるにつれ、前記過放電検出回路の監視動作間隔を単調減少させる、
    ことを特徴とする請求項に記載の保護回路。
  10. 充電用の電力を発生する電源と、
    端子電圧が下限電圧以上であり且つ上限電圧以下であることが正常動作の条件となる二次電池と、
    負荷と、
    請求項1乃至のうちいずれか1項に記載の保護回路と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
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