JPH09238043A - 圧電共振部品とその製造方法 - Google Patents
圧電共振部品とその製造方法Info
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- JPH09238043A JPH09238043A JP4257796A JP4257796A JPH09238043A JP H09238043 A JPH09238043 A JP H09238043A JP 4257796 A JP4257796 A JP 4257796A JP 4257796 A JP4257796 A JP 4257796A JP H09238043 A JPH09238043 A JP H09238043A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 圧電共振子を封止板で挟み込んで積層して構
成した圧電共振部品において、安定した振動空間と良好
な密封性を得られ、かつ安価な圧電共振部品とその製造
方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 封止板4または圧電共振子1に面する領
域に、不均一な形状を有する複数の固形物を混入した樹
脂層5を形成し、前記圧電共振子1の振動電極2近傍領
域に振動空間を形成する。
成した圧電共振部品において、安定した振動空間と良好
な密封性を得られ、かつ安価な圧電共振部品とその製造
方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 封止板4または圧電共振子1に面する領
域に、不均一な形状を有する複数の固形物を混入した樹
脂層5を形成し、前記圧電共振子1の振動電極2近傍領
域に振動空間を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電共振子を封止
板と共に積層した圧電共振部品とその製造方法に関す
る。
板と共に積層した圧電共振部品とその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より知られている圧電共振部品は、
特開平2−309707号公報等に開示されているよう
に、圧電共振子の2つの主面に特定パターンの電極と引
き出し電極が形成されて成る圧電共振子を、圧電共振子
に面する側に凹部が形成されている2つの封止板間に積
層して、この積層体の端面に外部電極を形成することに
よって構成している。このような圧電共振部品の構造例
を図6に示す。
特開平2−309707号公報等に開示されているよう
に、圧電共振子の2つの主面に特定パターンの電極と引
き出し電極が形成されて成る圧電共振子を、圧電共振子
に面する側に凹部が形成されている2つの封止板間に積
層して、この積層体の端面に外部電極を形成することに
よって構成している。このような圧電共振部品の構造例
を図6に示す。
【0003】図6は圧電共振子と封止板の積層前の分解
斜視図である。同図において11は圧電共振子、12、
13はそれぞれその主面に形成された振動電極および引
き出し電極が設置されている。14は封止板であり、圧
電共振子11に面する側に凹部が形成されており、その
凹部周辺部に樹脂層15を塗布し圧電共振子11と接着
する。
斜視図である。同図において11は圧電共振子、12、
13はそれぞれその主面に形成された振動電極および引
き出し電極が設置されている。14は封止板であり、圧
電共振子11に面する側に凹部が形成されており、その
凹部周辺部に樹脂層15を塗布し圧電共振子11と接着
する。
【0004】図7(a)は圧電共振子11を2つの封止
板14間に積層し、外部電極を形成した状態を表してい
る。また図7(b)は図7(a)にA−A面における部
分断面図である。このように封止板14の凹部と樹脂層
15によって圧電共振子11上の振動電極12による振
動を阻害しないように空間を確保している。
板14間に積層し、外部電極を形成した状態を表してい
る。また図7(b)は図7(a)にA−A面における部
分断面図である。このように封止板14の凹部と樹脂層
15によって圧電共振子11上の振動電極12による振
動を阻害しないように空間を確保している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】封止板14に凹部を設
けるためには、凹部の加工が必要となり工数の増加によ
るコストが高くなる。特に、封止板14を磁器で構成す
る時は、その凹部を磁器の焼成前に形成しなければなら
ず、コスト高になるばかりか、焼成による変形や歪みが
生じ易く、寸法精度の高い封止板を得ることができな
い。
けるためには、凹部の加工が必要となり工数の増加によ
るコストが高くなる。特に、封止板14を磁器で構成す
る時は、その凹部を磁器の焼成前に形成しなければなら
ず、コスト高になるばかりか、焼成による変形や歪みが
生じ易く、寸法精度の高い封止板を得ることができな
い。
【0006】そして、変形や歪みが大きい封止板14と
圧電共振子11とを単に樹脂層15を塗布して接着する
だけでは、封止板14自体のそりやうねり等のために、
封止板14と圧電共振子11との間に樹脂層15が充分
行き渡らず、密封性が悪く、耐水、耐湿性に劣るという
欠点がある。
圧電共振子11とを単に樹脂層15を塗布して接着する
だけでは、封止板14自体のそりやうねり等のために、
封止板14と圧電共振子11との間に樹脂層15が充分
行き渡らず、密封性が悪く、耐水、耐湿性に劣るという
欠点がある。
【0007】この欠点を防ぐ目的で、封止板の面精度を
上げるために研削、研磨等の加工を行った場合、工数の
増加によるコスト高となり、また樹脂層15の量を増や
した場合、密封性は向上するが、封止板の凹部から圧電
共振子の振動電極側に接着剤がしみ出して振動を妨げて
圧電共振子の特性を劣化させるという欠点もある。
上げるために研削、研磨等の加工を行った場合、工数の
増加によるコスト高となり、また樹脂層15の量を増や
した場合、密封性は向上するが、封止板の凹部から圧電
共振子の振動電極側に接着剤がしみ出して振動を妨げて
圧電共振子の特性を劣化させるという欠点もある。
【0008】本発明は、安定した振動空間と良好な密封
性を得られ、かつ安価な圧電共振部品とその製造方法を
提供することを目的としている。
性を得られ、かつ安価な圧電共振部品とその製造方法を
提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、振動励振用の振動電極と引き出し電極が2
つの主面に設置されている圧電共振子を、前記圧電共振
子の主面を保護する少なくとも2枚の封止板で挟み込ん
で積層して構成した圧電共振部品において、前記封止板
と前記圧電共振子の間に、不均一な形状を有する複数の
固形物を混入した樹脂層を介在させて、前記圧電共振子
の前記振動電極近傍領域に振動空間を形成したことを特
徴とする圧電共振部品である。
に本発明は、振動励振用の振動電極と引き出し電極が2
つの主面に設置されている圧電共振子を、前記圧電共振
子の主面を保護する少なくとも2枚の封止板で挟み込ん
で積層して構成した圧電共振部品において、前記封止板
と前記圧電共振子の間に、不均一な形状を有する複数の
固形物を混入した樹脂層を介在させて、前記圧電共振子
の前記振動電極近傍領域に振動空間を形成したことを特
徴とする圧電共振部品である。
【0010】さらに、本発明の圧電共振部品の製造方法
は、振動励振用の振動電極と引き出し電極が2つの主面
に設置されている圧電共振子を、前記圧電共振子の主面
を保護する少なくとも2枚の封止板で挟み込んで積層す
る圧電共振部品の製造方法において、前記封止板の前記
圧電共振子と接する面に、前記振動電極近傍領域に振動
空間が形成されるように、樹脂層を印刷する工程と、前
記樹脂層を半硬化状態にする工程と、前記半硬化状態の
樹脂層が形成された前記封止板の前記振動空間形成面
と、前記圧電共振子の前記振動電極とが相対するよう
に、前記圧電共振子を前記封止板で挟持する工程と、前
記半硬化状態の樹脂層を本硬化させる工程とから、積層
構造の圧電共振部品を形成することを特徴とするもので
ある。
は、振動励振用の振動電極と引き出し電極が2つの主面
に設置されている圧電共振子を、前記圧電共振子の主面
を保護する少なくとも2枚の封止板で挟み込んで積層す
る圧電共振部品の製造方法において、前記封止板の前記
圧電共振子と接する面に、前記振動電極近傍領域に振動
空間が形成されるように、樹脂層を印刷する工程と、前
記樹脂層を半硬化状態にする工程と、前記半硬化状態の
樹脂層が形成された前記封止板の前記振動空間形成面
と、前記圧電共振子の前記振動電極とが相対するよう
に、前記圧電共振子を前記封止板で挟持する工程と、前
記半硬化状態の樹脂層を本硬化させる工程とから、積層
構造の圧電共振部品を形成することを特徴とするもので
ある。
【0011】さらに、本発明の第2の圧電共振部品の製
造方法は、振動励振用の振動電極と引き出し電極が2つ
の主面に設置されている圧電共振子を、前記圧電共振子
の主面を保護する少なくとも2枚の封止板で挟み込んで
積層する圧電共振部品の製造方法において、前記圧電共
振子の主面に、前記振動電極近傍領域に振動空間が形成
されるように、前記振動電極近傍領域を除いて樹脂層を
印刷する工程と、前記樹脂層を半硬化状態にする工程
と、2つの主面に前記半硬化状態の樹脂層が形成された
前記圧電共振子を前記封止板で挟持する工程と、前記半
硬化状態の樹脂層を本硬化させる工程とから、積層構造
の圧電共振部品を形成することを特徴とするものであ
る。
造方法は、振動励振用の振動電極と引き出し電極が2つ
の主面に設置されている圧電共振子を、前記圧電共振子
の主面を保護する少なくとも2枚の封止板で挟み込んで
積層する圧電共振部品の製造方法において、前記圧電共
振子の主面に、前記振動電極近傍領域に振動空間が形成
されるように、前記振動電極近傍領域を除いて樹脂層を
印刷する工程と、前記樹脂層を半硬化状態にする工程
と、2つの主面に前記半硬化状態の樹脂層が形成された
前記圧電共振子を前記封止板で挟持する工程と、前記半
硬化状態の樹脂層を本硬化させる工程とから、積層構造
の圧電共振部品を形成することを特徴とするものであ
る。
【0012】さらに、本発明の第3の圧電共振部品の製
造方法は、振動励振用の振動電極と引き出し電極が2つ
の主面に設置されている圧電共振子を、前記圧電共振子
の主面を保護する第1、第2の少なくとも2枚の封止板
で挟み込んで積層する圧電共振部品の製造方法におい
て、前記圧電共振子の一方の主面に、前記振動電極近傍
領域に振動空間が形成されるように、前記振動電極近傍
領域を除いて第1の樹脂層を印刷する工程と、前記第1
の封止板の前記圧電共振子と接する面に、前記振動電極
近傍領域に振動空間が形成されるように、第2の樹脂層
を印刷する工程と、前記第1、第2の樹脂層を半硬化状
態にする工程と、前記圧電共振子の前記第1の樹脂層を
印刷していない他方の主面と前記第1の封止板の前記第
2の樹脂層を印刷している面とが相対し、かつ前記圧電
共振子の前記第1の樹脂層を印刷している一方の主面と
第2の封止板とが相対するように、前記圧電共振子を前
記第1、第2の封止板で挟持する工程と、前記半硬化状
態の前記第1、第2の樹脂層を本硬化させる工程とか
ら、積層構造の圧電共振部品を形成することを特徴とす
るものである。
造方法は、振動励振用の振動電極と引き出し電極が2つ
の主面に設置されている圧電共振子を、前記圧電共振子
の主面を保護する第1、第2の少なくとも2枚の封止板
で挟み込んで積層する圧電共振部品の製造方法におい
て、前記圧電共振子の一方の主面に、前記振動電極近傍
領域に振動空間が形成されるように、前記振動電極近傍
領域を除いて第1の樹脂層を印刷する工程と、前記第1
の封止板の前記圧電共振子と接する面に、前記振動電極
近傍領域に振動空間が形成されるように、第2の樹脂層
を印刷する工程と、前記第1、第2の樹脂層を半硬化状
態にする工程と、前記圧電共振子の前記第1の樹脂層を
印刷していない他方の主面と前記第1の封止板の前記第
2の樹脂層を印刷している面とが相対し、かつ前記圧電
共振子の前記第1の樹脂層を印刷している一方の主面と
第2の封止板とが相対するように、前記圧電共振子を前
記第1、第2の封止板で挟持する工程と、前記半硬化状
態の前記第1、第2の樹脂層を本硬化させる工程とか
ら、積層構造の圧電共振部品を形成することを特徴とす
るものである。
【0013】また、樹脂層を印刷する工程において、前
記樹脂層には不均一な形状を有する複数の固形物が混入
していることを特徴とするものである。
記樹脂層には不均一な形状を有する複数の固形物が混入
していることを特徴とするものである。
【0014】また、樹脂層を半硬化状態にする工程の後
に、不均一な形状を有する複数の固形物を混入させるこ
とを特徴とするものである。
に、不均一な形状を有する複数の固形物を混入させるこ
とを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1から図5を用いて説明する。
て図1から図5を用いて説明する。
【0016】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1の圧電共振部品の切り欠き斜視図である。図2
(a)は圧電共振部品の斜視図であり、図2(b)は図
2(a)のA−A面での部分断面図である。図1および
図2において、1は圧電共振子であり、圧電共振子1の
両主面には振動電極2と引き出し電極3がそれぞれ形成
されている。振動電極2に外部から電圧を印加すると振
動電極2の近傍のみが振動する振動モードが励振され
る。圧電共振子1と封止板4との間には樹脂層5が層状
に設置されており、圧電共振子1の振動を阻害しないよ
うに振動空間を形成している。この樹脂層5には形状と
寸法が均一でない固形物が混入されている。また引き出
し電極3は、図2(b)のBで示した2箇所でその端面
において外部電極6と電気的に接続されている。
態1の圧電共振部品の切り欠き斜視図である。図2
(a)は圧電共振部品の斜視図であり、図2(b)は図
2(a)のA−A面での部分断面図である。図1および
図2において、1は圧電共振子であり、圧電共振子1の
両主面には振動電極2と引き出し電極3がそれぞれ形成
されている。振動電極2に外部から電圧を印加すると振
動電極2の近傍のみが振動する振動モードが励振され
る。圧電共振子1と封止板4との間には樹脂層5が層状
に設置されており、圧電共振子1の振動を阻害しないよ
うに振動空間を形成している。この樹脂層5には形状と
寸法が均一でない固形物が混入されている。また引き出
し電極3は、図2(b)のBで示した2箇所でその端面
において外部電極6と電気的に接続されている。
【0017】固形物の形状と寸法がほぼ均一な場合で、
圧電共振子1及び封止板4が理想的な平板であれば、固
形物の寸法により樹脂層の厚さがほぼ一定に決まり、封
止性も良好なものを得ることができる。
圧電共振子1及び封止板4が理想的な平板であれば、固
形物の寸法により樹脂層の厚さがほぼ一定に決まり、封
止性も良好なものを得ることができる。
【0018】しかしながら一般には、圧電共振子1及び
封止板4にはそりやうねりがあるために、そりやうねり
の量と固形物の寸法との関係で、固形物の寸法によりか
えって樹脂層5の厚さむらを助長し密封性を損なう恐れ
がある。
封止板4にはそりやうねりがあるために、そりやうねり
の量と固形物の寸法との関係で、固形物の寸法によりか
えって樹脂層5の厚さむらを助長し密封性を損なう恐れ
がある。
【0019】そこで本実施の形態1では、形状寸法が均
一でない固形物を混入させることで、圧電共振子1と封
止板4にそりやうねりがあっても固形物が適度に分散
し、固形物の形状と寸法がほぼ均一な場合に比べて樹脂
層5の厚みむらを助長する割合は小さく、気密性を損な
う割合が小さくすることができる。
一でない固形物を混入させることで、圧電共振子1と封
止板4にそりやうねりがあっても固形物が適度に分散
し、固形物の形状と寸法がほぼ均一な場合に比べて樹脂
層5の厚みむらを助長する割合は小さく、気密性を損な
う割合が小さくすることができる。
【0020】次に固形物の寸法は、圧電共振子の振幅
と、圧電共振子及び封止板のそりやうねりの大きさによ
って決まる。
と、圧電共振子及び封止板のそりやうねりの大きさによ
って決まる。
【0021】樹脂層に混入する固形物の寸法は、圧電振
動子の振動を妨げないようにするためには、振幅よりも
大きな寸法が必要である。また圧電共振子や封止板のそ
りとうねりのうちの最も大きな値よりも小さな寸法の固
形物だけなら、接着時に圧電共振子や封止板のそりやう
ねりの影響を受けて、十分な気密性を得ることができな
い。
動子の振動を妨げないようにするためには、振幅よりも
大きな寸法が必要である。また圧電共振子や封止板のそ
りとうねりのうちの最も大きな値よりも小さな寸法の固
形物だけなら、接着時に圧電共振子や封止板のそりやう
ねりの影響を受けて、十分な気密性を得ることができな
い。
【0022】そこで本実施の形態1では、圧電共振子や
封止板のそりとうねりのうちの最も大きな値より、3倍
程度の大きさの固形物とそれよりも小さい寸法の固形物
を樹脂層に混入していれば、接着時に圧電共振子や封止
板のそりやうねりの影響を受ける割合が少なく、十分な
気密性を得ることができる。
封止板のそりとうねりのうちの最も大きな値より、3倍
程度の大きさの固形物とそれよりも小さい寸法の固形物
を樹脂層に混入していれば、接着時に圧電共振子や封止
板のそりやうねりの影響を受ける割合が少なく、十分な
気密性を得ることができる。
【0023】尚、本実施の形態1では、1つの圧電共振
子を2つの封止板で挟持した場合について述べたが、複
数の圧電共振子を挟持する場合においても同様な効果が
ある。
子を2つの封止板で挟持した場合について述べたが、複
数の圧電共振子を挟持する場合においても同様な効果が
ある。
【0024】(実施の形態2)図3は本発明の実施の形
態2の圧電共振子と封止板との積層前の状態を表す分解
斜視図ある。同図において1は圧電共振子であり、圧電
共振子1の2つの主面に振動電極2と引き出し電極3が
それぞれ形成されている。4は封止板であり、5は圧電
共振子1の振動空間を形成した樹脂層である。
態2の圧電共振子と封止板との積層前の状態を表す分解
斜視図ある。同図において1は圧電共振子であり、圧電
共振子1の2つの主面に振動電極2と引き出し電極3が
それぞれ形成されている。4は封止板であり、5は圧電
共振子1の振動空間を形成した樹脂層である。
【0025】熱硬化性樹脂層の場合、その樹脂層の種類
に応じた温度で所定時間以上加熱することによって硬化
させる。加熱する温度によって、硬化に要する時間と硬
化後の強度は異なるが、熱硬化性樹脂層の硬化に要する
過程は、おおよそ室温から温度を上昇させると一旦粘度
が大きくなり、ある温度を越えると再び粘度が小さくな
って完全に硬化する。この完全に硬化する前の再度粘度
が小さくなりはじめるあたりの温度で特定の時間加熱す
ると、樹脂層はゲル状に半硬化した状態になる。
に応じた温度で所定時間以上加熱することによって硬化
させる。加熱する温度によって、硬化に要する時間と硬
化後の強度は異なるが、熱硬化性樹脂層の硬化に要する
過程は、おおよそ室温から温度を上昇させると一旦粘度
が大きくなり、ある温度を越えると再び粘度が小さくな
って完全に硬化する。この完全に硬化する前の再度粘度
が小さくなりはじめるあたりの温度で特定の時間加熱す
ると、樹脂層はゲル状に半硬化した状態になる。
【0026】この特性を利用して、本発明の実施の形態
2における圧電共振部品の製造方法は、封止板4の圧電
共振子1に面する側に、圧電共振子の振動空間を形成で
きる形状に樹脂層5を印刷等により塗布して、前記温度
と時間で加熱して半硬化状態にする。
2における圧電共振部品の製造方法は、封止板4の圧電
共振子1に面する側に、圧電共振子の振動空間を形成で
きる形状に樹脂層5を印刷等により塗布して、前記温度
と時間で加熱して半硬化状態にする。
【0027】続いて封止板4で圧電共振子1を挟んで特
定の加圧力で加圧すると、半硬化した樹脂層5が圧電共
振子1と封止板4のそりやうねりに沿って変形して、圧
電共振子1と封止板4との密着性が向上する。また、印
刷時の樹脂層5の粘度を考慮して振動空間を設定すれ
ば、樹脂層の流れ込みが少ない振動空間が形成できる。
定の加圧力で加圧すると、半硬化した樹脂層5が圧電共
振子1と封止板4のそりやうねりに沿って変形して、圧
電共振子1と封止板4との密着性が向上する。また、印
刷時の樹脂層5の粘度を考慮して振動空間を設定すれ
ば、樹脂層の流れ込みが少ない振動空間が形成できる。
【0028】半硬化の状態で封止板4で圧電共振子1を
挟んで特定の温度と時間で加熱することで樹脂層を完全
硬化させることにより、樹脂層が振動電極2の近傍に流
れることなく、一定の形状の振動空間を安定に形成する
ことができる。このような圧電共振部品の製造方法をと
ることにより、気密性が高く特性の安定した圧電共振部
品を得ることができる。
挟んで特定の温度と時間で加熱することで樹脂層を完全
硬化させることにより、樹脂層が振動電極2の近傍に流
れることなく、一定の形状の振動空間を安定に形成する
ことができる。このような圧電共振部品の製造方法をと
ることにより、気密性が高く特性の安定した圧電共振部
品を得ることができる。
【0029】また、形状寸法が均一でない固形物を混入
させた樹脂層を用いることで、圧電共振子と封止板にそ
りやうねりがあっても固形物も適度に分散し、樹脂層の
厚みむらを助長する割合は小さく、気密性を損なう割合
が小さくすることができる。
させた樹脂層を用いることで、圧電共振子と封止板にそ
りやうねりがあっても固形物も適度に分散し、樹脂層の
厚みむらを助長する割合は小さく、気密性を損なう割合
が小さくすることができる。
【0030】また、半硬化状態の樹脂層に、形状寸法が
均一でない固形物を混入させることにより、圧電共振子
と封止板にそりやうねりがあっても固形物も適度に分散
し、樹脂層の厚みむらを助長する割合は小さく、気密性
を損なう割合が小さくすることができる。
均一でない固形物を混入させることにより、圧電共振子
と封止板にそりやうねりがあっても固形物も適度に分散
し、樹脂層の厚みむらを助長する割合は小さく、気密性
を損なう割合が小さくすることができる。
【0031】尚、1枚の圧電共振子と2枚の封止板とを
積層した例で説明したが、複数の圧電共振子を積層する
場合にも同様に適用することができる。
積層した例で説明したが、複数の圧電共振子を積層する
場合にも同様に適用することができる。
【0032】(実施の形態3)図4は本発明の実施の形
態3における圧電共振子と封止板との積層前の状態を表
す分解斜視図ある。同図において1は圧電共振子であ
り、圧電共振子1の2つの主面に振動電極2と引き出し
電極3がそれぞれ形成されている。4は封止板であり、
5は圧電共振子1の振動空間を形成した樹脂層である。
態3における圧電共振子と封止板との積層前の状態を表
す分解斜視図ある。同図において1は圧電共振子であ
り、圧電共振子1の2つの主面に振動電極2と引き出し
電極3がそれぞれ形成されている。4は封止板であり、
5は圧電共振子1の振動空間を形成した樹脂層である。
【0033】本発明の実施の形態3における圧電共振部
品の製造方法は、圧電共振子1の2つの主面上に振動空
間を形成できる形状の樹脂層5を印刷等により塗布し
て、特定の温度と時間で加熱して半硬化状態にする。
品の製造方法は、圧電共振子1の2つの主面上に振動空
間を形成できる形状の樹脂層5を印刷等により塗布し
て、特定の温度と時間で加熱して半硬化状態にする。
【0034】続いて封止板4で圧電共振子1を挟んで特
定の加圧力で加圧すると、半硬化した樹脂層5が圧電共
振子1と封止板4のそりやうねりに沿って変形して、圧
電共振子1と封止板4との密着性が向上する。また、印
刷時の樹脂層5の粘度を考慮して振動空間を設定すれ
ば、樹脂層の流れ込みが少ない振動空間が形成できる。
この状態で特定の温度と時間で加熱することで、樹脂層
を完全硬化させる。
定の加圧力で加圧すると、半硬化した樹脂層5が圧電共
振子1と封止板4のそりやうねりに沿って変形して、圧
電共振子1と封止板4との密着性が向上する。また、印
刷時の樹脂層5の粘度を考慮して振動空間を設定すれ
ば、樹脂層の流れ込みが少ない振動空間が形成できる。
この状態で特定の温度と時間で加熱することで、樹脂層
を完全硬化させる。
【0035】本実施の形態3は、前記実施の形態2と同
様の効果に加えて、封止板4で圧電共振子1を挟持する
時の位置決めが容易になる。
様の効果に加えて、封止板4で圧電共振子1を挟持する
時の位置決めが容易になる。
【0036】前記実施の形態2の場合には、封止板4の
圧電共振子1に面する側に樹脂層5があるために、圧電
共振子1上の振動電極2に対して、樹脂層5が形成する
振動空間との位置合わせが必要となるが、本実施の形態
3の場合には、実際に振動する圧電共振子1に樹脂層5
を印刷し半硬化させるために、実施の形態2に比べて位
置合わせが容易である。
圧電共振子1に面する側に樹脂層5があるために、圧電
共振子1上の振動電極2に対して、樹脂層5が形成する
振動空間との位置合わせが必要となるが、本実施の形態
3の場合には、実際に振動する圧電共振子1に樹脂層5
を印刷し半硬化させるために、実施の形態2に比べて位
置合わせが容易である。
【0037】また、形状寸法が均一でない固形物を混入
させた樹脂層を用いることで、圧電共振子と封止板にそ
りやうねりがあっても固形物も適度に分散し、樹脂層の
厚みむらを助長する割合は小さく、気密性を損なう割合
が小さくすることができる。
させた樹脂層を用いることで、圧電共振子と封止板にそ
りやうねりがあっても固形物も適度に分散し、樹脂層の
厚みむらを助長する割合は小さく、気密性を損なう割合
が小さくすることができる。
【0038】また、半硬化状態の樹脂層に形状寸法が均
一でない固形物を混入させることにより、圧電共振子と
封止板にそりやうねりがあっても固形物も適度に分散
し、樹脂層の厚みむらを助長する割合は小さく、気密性
を損なう割合が小さくすることができる。
一でない固形物を混入させることにより、圧電共振子と
封止板にそりやうねりがあっても固形物も適度に分散
し、樹脂層の厚みむらを助長する割合は小さく、気密性
を損なう割合が小さくすることができる。
【0039】尚、1枚の圧電共振子と2枚の封止板とを
積層した例で説明したが、複数の圧電共振子を積層する
場合にも同様に適用することができる。
積層した例で説明したが、複数の圧電共振子を積層する
場合にも同様に適用することができる。
【0040】(実施の形態4)図5は本発明の実施の形
態4における圧電共振子と封止板との積層前の状態を表
す分解斜視図ある。同図において1は圧電共振子であ
り、圧電共振子1の2つの主面に振動電極2と引き出し
電極3がそれぞれ形成されている。4は封止板であり、
5は圧電共振子1の振動空間を形成した樹脂層である。
態4における圧電共振子と封止板との積層前の状態を表
す分解斜視図ある。同図において1は圧電共振子であ
り、圧電共振子1の2つの主面に振動電極2と引き出し
電極3がそれぞれ形成されている。4は封止板であり、
5は圧電共振子1の振動空間を形成した樹脂層である。
【0041】本発明の実施の形態4における圧電共振部
品の製造方法は、圧電共振子1の2つの主面のうちの一
方の主面上に振動空間を形成できる形状の樹脂層5を印
刷等により塗布して、特定の温度と時間で加熱して半硬
化状態にする。加えて、封止板4の圧電共振子に面する
側にも振動空間を形成できる形状の樹脂層5を印刷等に
より塗布して、特定の温度と時間で加熱して半硬化状態
にする。
品の製造方法は、圧電共振子1の2つの主面のうちの一
方の主面上に振動空間を形成できる形状の樹脂層5を印
刷等により塗布して、特定の温度と時間で加熱して半硬
化状態にする。加えて、封止板4の圧電共振子に面する
側にも振動空間を形成できる形状の樹脂層5を印刷等に
より塗布して、特定の温度と時間で加熱して半硬化状態
にする。
【0042】続いて封止板4で圧電共振子1を挟んで特
定の加圧力で加圧すると、半硬化した樹脂層5が圧電共
振子1と封止板4のそりやうねりに沿って変形して、圧
電共振子1と封止板4との密着性が向上する。また、印
刷時の樹脂層5の粘度を考慮して振動空間を設定すれ
ば、樹脂層の流れ込みが少ない振動空間が形成できる。
定の加圧力で加圧すると、半硬化した樹脂層5が圧電共
振子1と封止板4のそりやうねりに沿って変形して、圧
電共振子1と封止板4との密着性が向上する。また、印
刷時の樹脂層5の粘度を考慮して振動空間を設定すれ
ば、樹脂層の流れ込みが少ない振動空間が形成できる。
【0043】つまり、半硬化の状態で封止板4で圧電共
振子1を挟んで特定の温度と時間で加熱することで樹脂
層を完全硬化させることにより、樹脂層が振動電極2の
近傍に流れることなく、一定の形状の振動空間を安定に
形成することができる。
振子1を挟んで特定の温度と時間で加熱することで樹脂
層を完全硬化させることにより、樹脂層が振動電極2の
近傍に流れることなく、一定の形状の振動空間を安定に
形成することができる。
【0044】本実施の形態4は、前記実施の形態2と同
様の効果に加えて、圧電共振子上に樹脂層を形成してい
る側について、封止板4で圧電共振子1を挟持する時の
位置決めが容易になる。
様の効果に加えて、圧電共振子上に樹脂層を形成してい
る側について、封止板4で圧電共振子1を挟持する時の
位置決めが容易になる。
【0045】また、圧電共振子の2つの主面のうちの一
方の主面のみに樹脂層を形成するために、樹脂層を印刷
し半硬化させる工程で、圧電共振子を上下逆にする作業
が不要になる。
方の主面のみに樹脂層を形成するために、樹脂層を印刷
し半硬化させる工程で、圧電共振子を上下逆にする作業
が不要になる。
【0046】また、形状寸法が均一でない固形物を混入
させた樹脂層を用いることで、圧電共振子と封止板にそ
りやうねりがあっても固形物も適度に分散し、樹脂層の
厚みむらを助長する割合は小さく、気密性を損なう割合
が小さくすることができる。
させた樹脂層を用いることで、圧電共振子と封止板にそ
りやうねりがあっても固形物も適度に分散し、樹脂層の
厚みむらを助長する割合は小さく、気密性を損なう割合
が小さくすることができる。
【0047】また、半硬化状態の樹脂層に、形状寸法が
均一でない固形物を混入させることにより、圧電共振子
と封止板に、そりやうねりがあっても固形物も適度に分
散し、樹脂層の厚みむらを助長する割合は小さく、気密
性を損なう割合が小さくすることができる。
均一でない固形物を混入させることにより、圧電共振子
と封止板に、そりやうねりがあっても固形物も適度に分
散し、樹脂層の厚みむらを助長する割合は小さく、気密
性を損なう割合が小さくすることができる。
【0048】尚、1枚の圧電共振子と2枚の封止板とを
積層した例で説明したが、複数の圧電共振子を積層する
場合にも同様に適用することができる。
積層した例で説明したが、複数の圧電共振子を積層する
場合にも同様に適用することができる。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、封止板は
平板であるために加工し易く製造コストを低減すること
ができる。また、絶縁体層が直接圧電共振子に形成され
るため、振動空間の位置精度が高まり作業性も向上す
る。またこれに伴い接着剤の塗布および封止板の貼り合
わせ時の位置合わせに高度の作業管理も要求されない。
さらに、振動空間を確保するに要する最低限の空間を設
けることができるため、全体をより小型化することがで
きる。
平板であるために加工し易く製造コストを低減すること
ができる。また、絶縁体層が直接圧電共振子に形成され
るため、振動空間の位置精度が高まり作業性も向上す
る。またこれに伴い接着剤の塗布および封止板の貼り合
わせ時の位置合わせに高度の作業管理も要求されない。
さらに、振動空間を確保するに要する最低限の空間を設
けることができるため、全体をより小型化することがで
きる。
【図1】本発明の実施の形態1における圧電共振部品の
切り欠き斜視図
切り欠き斜視図
【図2】(a)は同実施の形態1における圧電共振部品
の斜視図 (b)は図2(a)のA−A面での部分断面図
の斜視図 (b)は図2(a)のA−A面での部分断面図
【図3】本発明の実施の形態2における圧電共振部品の
積層前の分解斜視図
積層前の分解斜視図
【図4】本発明の実施の形態3における圧電共振部品の
積層前の分解斜視図
積層前の分解斜視図
【図5】本発明の実施の形態4における圧電共振部品の
積層前の分解斜視図
積層前の分解斜視図
【図6】従来の圧電共振部品の積層前の分解斜視図
【図7】(a)は従来の圧電共振部品の斜視図 (b)は図7(a)のA−A面での部分断面図
1 圧電共振子 2 振動電極 3 引き出し電極 4 封止板 5 樹脂層 6 外部電極
フロントページの続き (72)発明者 十河 寛 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 長谷 裕之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 池田 弘康 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】振動励振用の振動電極と引き出し電極が2
つの主面に設置されている圧電共振子を、前記圧電共振
子の主面を保護する少なくとも2枚の封止板で挟み込ん
で積層して構成した圧電共振部品において、 前記封止板と前記圧電共振子の間に、不均一な形状を有
する複数の固形物を混入した樹脂層を介在させて、前記
圧電共振子の前記振動電極近傍領域に振動空間を形成し
たことを特徴とする圧電共振部品。 - 【請求項2】振動励振用の振動電極と引き出し電極が2
つの主面に設置されている圧電共振子を、前記圧電共振
子の主面を保護する少なくとも2枚の封止板で挟み込ん
で積層する圧電共振部品の製造方法において、 前記封止板の前記圧電共振子と接する面に、前記振動電
極近傍領域に振動空間が形成されるように、樹脂層を印
刷する工程と、前記樹脂層を半硬化状態にする工程と、
前記半硬化状態の樹脂層が形成された前記封止板の前記
振動空間形成面と、前記圧電共振子の前記振動電極とが
相対するように、前記圧電共振子を前記封止板で挟持す
る工程と、前記半硬化状態の樹脂層を本硬化させる工程
とから、積層構造の圧電共振部品を形成することを特徴
とする圧電共振部品の製造方法。 - 【請求項3】振動励振用の振動電極と引き出し電極が2
つの主面に設置されている圧電共振子を、前記圧電共振
子の主面を保護する少なくとも2枚の封止板で挟み込ん
で積層する圧電共振部品の製造方法において、 前記圧電共振子の主面に、前記振動電極近傍領域に振動
空間が形成されるように、前記振動電極近傍領域を除い
て樹脂層を印刷する工程と、前記樹脂層を半硬化状態に
する工程と、2つの主面に前記半硬化状態の樹脂層が形
成された前記圧電共振子を前記封止板で挟持する工程
と、前記半硬化状態の樹脂層を本硬化させる工程とか
ら、積層構造の圧電共振部品を形成することを特徴とす
る圧電共振部品の製造方法。 - 【請求項4】振動励振用の振動電極と引き出し電極が2
つの主面に設置されている圧電共振子を、前記圧電共振
子の主面を保護する第1、第2の少なくとも2枚の封止
板で挟み込んで積層する圧電共振部品の製造方法におい
て、 前記圧電共振子の一方の主面に、前記振動電極近傍領域
に振動空間が形成されるように、前記振動電極近傍領域
を除いて第1の樹脂層を印刷する工程と、前記第1の封
止板の前記圧電共振子と接する面に、前記振動電極近傍
領域に振動空間が形成されるように、第2の樹脂層を印
刷する工程と、前記第1、第2の樹脂層を半硬化状態に
する工程と、前記圧電共振子の前記第1の樹脂層を印刷
していない他方の主面と前記第1の封止板の前記第2の
樹脂層を印刷している面とが相対し、かつ前記圧電共振
子の前記第1の樹脂層を印刷している一方の主面と第2
の封止板とが相対するように、前記圧電共振子を前記第
1、第2の封止板で挟持する工程と、前記半硬化状態の
前記第1、第2の樹脂層を本硬化させる工程とから、積
層構造の圧電共振部品を形成することを特徴とする圧電
共振部品の製造方法。 - 【請求項5】樹脂層を印刷する工程において、前記樹脂
層には不均一な形状を有する複数の固形物が混入してい
ることを特徴とする請求項2乃至請求項4記載の圧電共
振部品の製造方法。 - 【請求項6】樹脂層を半硬化状態にする工程の後に、不
均一な形状を有する複数の固形物を混入させることを特
徴とする請求項2乃至請求項4記載の圧電共振部品の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4257796A JPH09238043A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 圧電共振部品とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4257796A JPH09238043A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 圧電共振部品とその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09238043A true JPH09238043A (ja) | 1997-09-09 |
Family
ID=12639931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4257796A Pending JPH09238043A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 圧電共振部品とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09238043A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006080341A1 (ja) * | 2005-01-28 | 2006-08-03 | Kyocera Corporation | 圧電発振素子及びそれを用いた圧電発振部品 |
-
1996
- 1996-02-29 JP JP4257796A patent/JPH09238043A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006080341A1 (ja) * | 2005-01-28 | 2006-08-03 | Kyocera Corporation | 圧電発振素子及びそれを用いた圧電発振部品 |
JPWO2006080341A1 (ja) * | 2005-01-28 | 2008-08-07 | 京セラ株式会社 | 圧電発振素子及びそれを用いた圧電発振部品 |
US7626317B2 (en) | 2005-01-28 | 2009-12-01 | Kyocera Corporation | Piezoelectric oscillation element and piezoelectric oscillation component using the same |
JP4802184B2 (ja) * | 2005-01-28 | 2011-10-26 | 京セラ株式会社 | 圧電発振素子及びそれを用いた圧電発振部品 |
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