JPH09236823A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH09236823A
JPH09236823A JP4507296A JP4507296A JPH09236823A JP H09236823 A JPH09236823 A JP H09236823A JP 4507296 A JP4507296 A JP 4507296A JP 4507296 A JP4507296 A JP 4507296A JP H09236823 A JPH09236823 A JP H09236823A
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Masahiko Akiyama
政彦 秋山
Yutaka Nakai
豊 中井
Takeshi Hioki
毅 日置
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示装置での消費電力の低減。良好な画
質の獲得。回路の高精細化。 【解決手段】 単位画素には、画素選択用トランジスタ
1、これを選択する走査線2、画素の状態を決める信号
を供給する信号線3、がそれぞれゲートおよびソースの
接続される。ドレインにはゲート部には強誘電体が設け
られたnチャネル型トランジスタ4、pチャネル型トラ
ンジスタ5のゲートが接続される。nチャネル型、pチ
ャネル型トランジスタ4、5のソース側を2つの配線
7、8にそれぞれ接続し、ドレイン側を相互に接続して
液晶6に電圧を印加するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイは、薄型で低消費電力
であり、ノート型パソコンなどに広く用いられている。
特に消費電力が小さいことが他のCRT、プラズマディ
スプレイなどのディスプレイと比べて優れた特徴であ
り、今後は携帯情報機器への応用が期待されている。
【0003】携帯機器の場合、ディスプレイの消費電力
が500mW以下、できれば数mWと小さいことが望ま
しい。この要求に対して、従来はTN型液晶の単純マト
リクス型でバックライトが不要で消費電力の小さい反射
型を用いてきた。しかし、TN型では偏光板が必要であ
り反射率が30%程度と暗いこと、単純マトリクス型で
は画素数を増やすとコントラストが下がりさらに見にく
くなるなどの問題がある。そこで、液晶表示に偏光板を
用いないPCGH(相変化ゲストホスト型)モードを用
いてアクティブマトリクスによる駆動を行うことによ
り、反射率が高く、コントラストも高い表示を得ること
が試みられている。
【0004】図7にこのような従来例の構成を示す。同
図に示す回路構成は、従来の透過型TN液晶のアクティ
ブマトリクスと同等であり、信号線71、ゲート線72
およびその交点にある薄膜トランジスタTFT73によ
り、各画素の液晶74および蓄積容量線75に接続され
た蓄積容量76に電荷を与える。液晶74には交流を印
加する必要があり、対向基板の対向電極77の電圧を中
心に正電圧、負電圧となるように信号線電圧を与えて実
現している。
【0005】このような液晶ディスプレイでは、表示が
全く変化しない場合でも交流電圧を印加する必要がある
ため、フレーム周期で選択されるごとに画素電位を書換
えている。容量に交流を印加する場合の消費電力は、 P=f×V2 ×C (周波数f;電圧V;容量C) であるから、周波数が高いほど、電圧が高いほど、容量
が大きいほど消費電力が大きい。
【0006】液晶ディスプレイで交流駆動する場合に
は、各画素の駆動周波数はフレーム周波数、信号線の駆
動周波数はフレーム周波数と走査線本数の積、信号線ド
ライバICの駆動周波数は、画面の総画素数とフレーム
周波数の積の値、もし分割駆動すればさらに分割数で割
った値、となる。現状で、対角10.4インチのカラーVG
A(640×RGB×480画素)では信号線ICの消
費電力は1W程度であるから、A4サイズで150dpi相当
の高精細LCDの画素数ではVGAの6.25倍の1600
×1200画素程度となり、2〜3W以上と大きくなっ
てしまうことが予想される。これでは携帯情報機器に用
いるのはバッテリの使用時間が短く、問題がある。
【0007】この問題に対して双安定の強誘電性液晶
(SSFLC)を用いると液晶にメモリ性があり、表示
が変らない限り電圧の供給を停止することができること
が知られており、消費電力の低減が可能である。
【0008】しかし、双安定の強誘電性液晶では、衝撃
により配向が乱れて表示不良が発生する問題があり、携
帯型表示デバイスとしては採用できない。さらにメモリ
性を持った液晶では表示品位(コントラスト、反射率な
ど)が制限されることが多く、たとえばSSFLCでは
偏光板の使用が不可欠の表示モードであり、反射率は3
0%程度と暗い画面しか得られない問題もあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、パソ
コンの画面や携帯情報機器の画面などでは静止画が多く
画面が書き変らなくも信号線に交流を供給することにな
り、電力を無駄に消費していることになる。
【0010】そこで、本発明では上述の問題点を解決
し、電力消費を低減することを目的とする。
【0011】さらに、本発明では画素回路の簡略化を図
ることで高精細化を実現することも目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、請求項1記載の本発明は、第1および第2の電極間
に挟まれた液晶層と、第1の電位を供給する第1の電位
供給手段と、第2の電位を供給する第2の電位供給手段
と、表示信号を保持する強誘電体と、前記強誘電体に保
持された表示信号に応じて、前記第1または第2の電位
を前記第1の電極に印加する手段と、前記第2の電極に
基準電位を印加する手段とを具備するものである。
【0013】ここで、第1の電極とは例えば画素電極、
第2の電極とは例えば対向電極、基準電位とは例えば対
向電極の電位のことで、例えばグランド電位である。
【0014】第1の電位、第2の電位は、異なる電位で
あることを意味する。第1の電位、第2の電位は、一方
が直流で他方が交流、あるいは両方が直流または交流で
あってもよい。
【0015】第1の電位供給手段、第2の電位供給手段
は、例えば給電線路のような形態である。第1の電位供
給手段、第2の電位供給手段ばかりでなく、第3の電位
供給手段、第4の電位供給手段等を設け、これらに供給
される電位も選択的に液晶に印加するようにしてもよ
い。
【0016】表示信号は、例えば信号線を介して信号線
駆動回路より印加される。信号線と強誘電体との間に
は、例えばゲートが走査線に接続されたFETを介挿す
る。
【0017】「強誘電体に保持された表示信号に応じ
て、前記第1または第2の電位を前記第1の電極に印加
する手段」は、例えばスイッチング素子のような形態で
あるが、制御素子のような形態であっても構わない。ス
イッチング素子としては、一対のpチャネルとnチャネ
ルの電界効果トランジスタがある。そして、例えばpチ
ャネルおよびnチャネルの電界効果トランジスタのゲー
トに同じ信号を印加するだけで、相反的に一方をオン、
他方をオフさせることができ、第1の電極に印加する電
圧を選択することができる。
【0018】強誘電体は、例えば電界効果トランジスタ
の例でいうと、電界効果トランジスタのゲート絶縁膜と
してもよいが、電界効果トランジスタとは別個の素子と
しても構わない。
【0019】請求項2に係る本発明は、第1の電位を供
給する第1の電位供給線路と、第2の電位を供給する第
2の電位供給線路と、ゲートに表示信号を保持する強誘
電体を有し、前記第1の電位供給線路と液晶との間にソ
ース−ドレインが介挿されたpチャネルの電界効果トラ
ンジスタと、ゲートに前記表示信号を保持する強誘電体
を有し、前記第2の電位供給線路と前記液晶との間にソ
ース−ドレインが介挿されたnチャネルの電界効果トラ
ンジスタとを具備する。
【0020】請求項3に係る本発明は、第1の電位を供
給する第1の電位供給線路と、第2の電位を供給する第
2の電位供給線路と、表示信号を保持する強誘電体コン
デンサと、ゲートに前記強誘電体コンデンサに保持され
た電位が印加され、前記第1の電位供給線路と液晶との
間にソース−ドレインが介挿されたpチャネルの電界効
果トランジスタと、ゲートに前記強誘電体コンデンサに
保持された電位が印加され、前記第2の電位供給線路と
前記液晶との間にソース−ドレインが介挿されたnチャ
ネルの電界効果トランジスタとを具備する。
【0021】請求項4に係る本発明は、第1の電位を供
給する第1の電位供給線路と、第2の電位を供給する第
2の電位供給線路と、表示信号を保持する第1の強誘電
体コンデンサと、前記表示信号を保持する第2の強誘電
体コンデンサと、ゲートに前記第1の強誘電体コンデン
サに保持された電位が印加され、前記第1の電位供給線
路と液晶との間にソース−ドレインが介挿されたpチャ
ネルの電界効果トランジスタと、ゲートに前記第2の強
誘電体コンデンサに保持された電位が印加され、前記第
2の電位供給線路と前記液晶との間にソース−ドレイン
が介挿されたnチャネルの電界効果トランジスタとを具
備する。
【0022】請求項5に係る本発明は、画素電極と、こ
の画素電極により覆われ、表示信号に基づく電位をこの
画素電極に印加する駆動素子とを有する液晶表示装置に
おいて、前記駆動素子が、前記表示信号を保持する強誘
電体を持つことを特徴とする。 駆動素子としては、例
えば電界効果トランジスタがある。そして、例えば電界
効果トランジスタが表示信号を保持する強誘電体を持つ
ので、画素電極と電界効果トランジスタのゲートとの間
の寄生容量の変動に対して電界効果トランジスタの電気
的特性は無視できるものとなる。この結果、表示品質が
向上する。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る液晶表示装置
の1画素の等価回路図を示す。
【0024】同図に示すように、単位画素には、画素選
択用トランジスタ1、これを選択する走査線2、画素の
状態を決める信号を供給する信号線3、がそれぞれゲー
トおよびソースの接続される。
【0025】画素選択用トランジスタ1のドレインには
nチャネル型トランジスタ4、pチャネル型トランジス
タ5のゲートが接続される。トランジスタ4、5のゲー
ト部には強誘電体が設けられ、内部分極の状態によって
トランジスタがオン、オフを保持することができる。強
誘電体はトランジスタのゲート絶縁膜の一部に設けるこ
ととした。nチャネル型、pチャネル型トランジスタ
4、5のソース側を2つの配線7、8にそれぞれ接続
し、ドレイン側を相互に接続して液晶6に電圧を印加す
るようにする。液晶6の他方の電位は対向電極9となっ
ている。
【0026】配線7に対向電極9の電位を中心に60H
z程度の交流を印加し、配線7を対向電極9と同じ電位
とすると、ゲート信号がオン(図2A)、走査信号パル
スが印加(図2B)のときでトランジスタ4がオン(図
2D)しているときには液晶6に所定の交流電圧が印加
され(図2E)、ゲート信号オフ(図2A)、走査信号
パルスがオフ(図2B)のときでトランジスタ5がオン
(図2C)しているときには液晶6には電圧が印加され
ない状態を得る(図2E)。この2つの状態はトランジ
スタ4、5によってメモリされているので画像が変化し
なければ、信号線3に高周波の交流を印加する必要がな
く、低消費電力が実現される。トランジスタ4、5は同
じゲート電位を印加しても相反的に動作するので画素回
路が大幅に簡略される。信号線を2本にして2つのトラ
ンジスタを独立に制御することも可能であるが、それに
比べて外部駆動回路が簡略になるとともに、画素の高集
積化が図られる。
【0027】なお、配線7、8には上記の信号のかけ方
に限定されない。両者とも直流の電位とすることもかま
わない。
【0028】図3は図1の回路を実現した画素の平面
図、図4は図3のA−A’断面図を示す。図3の30X(X=
1 〜9)は図1の番号Xと対応させている。なお、図3の
309 は画素電極を示す。
【0029】図4を用いて本発明の主要なプロセスを説
明する。まず、絶縁性基板401 にアモルファスシリコン
膜を堆積し、エキシマレーザアニールにより多結晶化さ
せ、島状にパターニングする。nチャネルトランジスタ
407 およびpチャネルトランジスタ408 のチャネル領域
402 は多結晶シリコン(膜厚70nm)である。なお、本例
ではn-ch、p-chともノンドープの多結晶シリコンとした
がTFTのしきい値電圧制御のためにn-ch,p-ch それぞ
れ独立にわずかにドーピングしてもよい。
【0030】続いて強誘電体を含むゲート絶縁膜405 を
堆積する。本例ではECR-CVD で堆積したシリコン酸化膜
(膜厚50nm)とチタン酸バリウム( BaTiO3 )強誘電体
膜(膜厚20〜400nm )の積層とした。強誘電体単層でも
よく、強誘電体の上に絶縁膜を設けたもの、3層にした
もの、強誘電体と常誘電体の間に中間電極を設けたもの
などもよい。強誘電体としては、PZT( [Pb(Zr,Ti)O
3 ] )などのペロブスカイト型酸化物の他、層状酸化物
(Bi4 Ti3 O 12など)を用いてもよく、有機材料(ビニ
ィデンフルオライド(VDF;vinylidene fluoride) とトリ
フロエチレン(TrFE;trifluoroethylene)の混合物など)
でもよい。成膜方法として、スパッタ法、ゾル・ゲル
法、レーザアブレーション法、CVD法、などを用いる
ことができる。
【0031】その上にゲート電極406 を形成し、イオン
ドーピングでソース、ドレイン領域を形成する。n-chT
FT407 ではソース、ドレイン領域403 に燐を、p-chT
FT408 ではソース、ドレイン領域404 にボロンを、そ
れぞれドープした。また、それぞれLDD構造とし、ソ
ース、ドレイン領域とチャネルとの間に中濃度不純物領
域を設けた。全体をシリコン酸化膜ないしシリコン窒化
膜などの層間絶縁膜409 で覆い、スルーホールを開けた
後にソース、ドレイン電極およびこれと接続される配線
410,411,412 を形成した。その上にアクリル樹脂、BC
B(ベンゾシクロブテン)などの第2の層間絶縁膜413
と堆積し、スルーホールを開けた後に画素電極414 を形
成した。
【0032】以上でTFTアレイが完成し、ガラスない
しプラスチックなどの対向基板417および対向電極416
との間に液晶を配置して表示装置が完成する。
【0033】液晶には、ゲストホスト型液晶を用いた。
ホスト液晶を90〜360度回転させたもの、配向がラ
ンダムになるアモルファスゲストホスト型などがコント
ラスト、反射率を高める上で有効である。また、TN型で
もよく、コレステリック液晶を用いた選択反射−透過モ
ードでもよく、強誘電性液晶、反強誘電性液晶、高分子
分散型液晶、OCBモード液晶、などを用いてもよい。
表示方式も自由であり、光学的な変化の分類でいえば、
透過−吸収を得るもの、透過−散乱を得るもの、散乱−
吸収を得るもの、などいずれでもよい。画素の素子数が
多いので素子の上に絶縁膜を設けて画素電極を形成した
反射型が望ましいが、画素サイズによっては透過型でも
可能である。モノクロでもカラー表示でも当然かまわな
い。液晶層は単層でも多層でもよい。
【0034】図4の構造では画素電極がTFT部および
配線を覆うようにしているが、本発明のように液晶には
常時(画素を選択していない期間)決められた信号が供
給されるされるため、従来例と異なり、画素電極と信号
線、走査線、その他の配線との寄生容量によるノイズの
問題がなく、設計が容易となる。つまり、従来は、画素
電極でTFT部等を覆うようにした場合、画素電極とT
FT部等との間に寄生容量が発生し、TFT部等の電気
的特性に悪影響を与え、表示品質等に悪影響を与えてい
た。これに対して、本発明では、画素電極の下に強誘電
体を含むトランジスタを配置したので、寄生容量による
表示品質等の劣化はなくなる。
【0035】図1の選択トランジスタは1つの場合に限
らず、縦横に設けた走査線の交点のみに信号線電圧が印
加されるようなANDを取る2つのトランジスタの回路
などを用いることもできる。また、1つの選択線の情報
を読み取り、画素選択および信号受信を行う回路として
もよい。
【0036】以上の実施例ではトランジスタを多結晶シ
リコンTFTとしたが、アモルファスシリコンTFTで
もよく、微結晶シリコンでもシリコン−ゲルマニウム合
金などでもよい。トランジスタ構造はプレーナ型に限ら
ず、スタッガ型、逆スタッガ型でもよく、セルフアライ
ン型に限らず、非セルフアライン型でも構わない。
【0037】図5は本発明の他の例の画素部の回路図を
示す。本例では、nチャネルトランジスタ505 およびp
チャネルトランジスタ503 は通常の電界効果トランジス
タでチャネル部が多結晶シリコンまたは、アモルファス
シリコンでできており、ソース、ドレイン領域の不純物
のキャリアが電子か正孔かでnチャネルかpチャネルか
が決まる。強誘電体はゲート電極に接続された強誘電体
コンデンサ504,506 によって構成されている。
【0038】この一対のトランジスタのゲートに電圧を
与えるのに、2つの選択用トランジスタ501,502 があ
り、1つの走査線510 ともう1つの走査線511 の両方が
ハイレベル(トランジスタ501,502 がnチャネルの場
合)の時に信号線512 からの電圧がかかるようになって
いる。これにより、任意画素のみに信号を与えることが
できる。
【0039】本例では、強誘電体とトランジスタが分離
されており、プロセス的に作りやすい特徴がある。
【0040】なお、強誘電体コンデンサとトランジスタ
は平面的に離れていてもいなくてもよい。すなわちゲー
ト電極とチャネルの間に強誘電体と常誘電体からなるゲ
ート絶縁膜を配し、その間に中間電極を設けることも可
能である。また、強誘電体に接する電極にはITOなど
の酸化物電極を採用できる。
【0041】トランジスタの構造はプレーナ型にかぎら
ず、スタッガ型、逆スタッガ型などいずれでもよく、半
導体には多結晶シリコンなどの他に単結晶シリコン、微
結晶シリコン、シリコン−ゲルマニウム合金、Te,C
dSeなどの半導体でもよい。 また、図5では、各ト
ランジスタ507,508 のゲートにそれぞれ強誘電体コンデ
ンサ504,506 が接続されていたが、図6に示すように選
択用トランジスタ601のドレインと2つのトランジスタ6
02,603 のゲート間を1つの強誘電体コンデンサ604 を
介して接続してもよい。
【0042】図8にさらに他の例を示す。この例では、
液晶に印加する電圧が2種より多い種類、例えば4種類
を印加することができる。同図では、液晶812 に対して
pチャネル、nチャネルの一対のトランジスタ802,803
があり、これには強誘電体がゲート絶縁膜に儲けtr荒
れている。強誘電体の分極が反転することでトランジス
タ803 がオンとなるゲート電圧をVth1 、同時にトラン
ジスタ802 はオンからオフとなるようにする。
【0043】トランジスタ803 には、pチャネル、nチ
ャネルの一対のトランジスタ804,805 が接続され、同時
に強誘電体を含み、ただししきい値電圧がトランジスタ
802,803 と異なったVth2 を持つ。
【0044】トランジスタ805 には、pチャネル、nチ
ャネルの一対のトランジスタ806,807 が接続され、Vth
3 、Vth3'のしきい値電圧を持つ。これらのゲートは、
接続され、画素選択用トランジスタ801 によって駆動さ
れる。
【0045】画素選択用トランジスタ801 からの信号が
十分負になっていれば、トランジスタ802 はオンとな
る。そこで、液晶812 は、信号線808 の信号が印加され
る。Vth1 <Vth2 <Vth3 とすれば、符号816 の電圧
がVth1 を越えるとトランジスタ802 がオフし、トラン
ジスタ803 がオンしているので、信号線809 の信号が液
晶812 に印加される。符号816 の電圧がVth2 を越える
とトランジスタ804 がオフし、トランジスタ805 がオン
する。トランジスタ806 はオンしたままなので信号線81
0 の信号が液晶812 に印加される。符号816 の電圧がV
th3 を越えるとトランジスタ806 がオフし、トランジス
タ807 がオンするため、信号線811 の信号が液晶812 に
印加される。
【0046】このようにすることで、4種類の信号を切
り替えてかつメモリ性を持たせることができる。Vthを
変える方法として、強誘電体の膜厚を変える他に、常誘
電体ゲート絶縁膜の膜厚を変える方法もある。また、チ
ャネルにドーピングすることでもよい。図5、図6のよ
うに強誘電体コンデンサを接続する方法でもよい。これ
により、階調を得ることができる。
【0047】なお、信号線808,809,810,811 の信号は、
各画素に外部から印加するようにすればよいが、例えば
信号線808,811 の信号のみを外部から与えて、信号線80
9,810,の信号については画素内で分割抵抗や容量分割で
作ることができる。
【0048】その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
あれば様々な変形をすることは可能である。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
液晶ディスプレイでの消費電力を低減することができ
る。液晶には所定の電位が常時印加されるので、良好な
画質が得られる。また、回路が簡略となり高精細化が実
現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画素部の回路図。
【図2】 本発明に係る液晶表示装置の駆動タイミイグ
チャート。
【図3】 本発明に係る画素部の平面図。
【図4】 本発明に係る画素部の断面図。
【図5】 本発明の他の例に係る画素部の回路図。
【図6】 本発明の他の例に係る画素部の回路図。
【図7】 従来の画素部の回路図。
【図8】 本発明の他の例に係る画素部の回路図。
【符号の説明】
1 画素選択薄膜トランジスタ 2 走査線 3 信号線 4 ゲートに強誘電体を含むnチャネル型薄膜トラン
ジスタ 5 ゲートに強誘電体を含むpチャネル型薄膜トラン
ジスタ 6 液晶 7、8 信号供給線 9 対向電極

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2の電極間に挟まれた液晶
    層と、 第1の電位を供給する第1の電位供給手段と、 第2の電位を供給する第2の電位供給手段と、 表示信号を保持する強誘電体と、 前記強誘電体に保持された表示信号に応じて、前記第1
    または第2の電位を前記第1の電極に印加する手段と、 前記第2の電極に基準電位を印加する手段とを具備する
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 第1の電位を供給する第1の電位供給線
    路と、 第2の電位を供給する第2の電位供給線路と、 ゲート部に表示信号を保持する強誘電体を有し、前記第
    1の電位供給線路と液晶との間にソース−ドレインが介
    挿されたpチャネルの電界効果トランジスタと、 ゲー
    トに前記表示信号を保持する強誘電体を有し、前記第2
    の電位供給線路と前記液晶との間にソース−ドレインが
    介挿されたnチャネルの電界効果トランジスタとを具備
    することを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 第1の電位を供給する第1の電位供給線
    路と、 第2の電位を供給する第2の電位供給線路と、 表示信号を保持する強誘電体コンデンサと、 ゲートに前記強誘電体コンデンサに保持された電位が印
    加され、前記第1の電位供給線路と液晶との間にソース
    −ドレインが介挿されたpチャネルの電界効果トランジ
    スタと、 ゲートに前記強誘電体コンデンサに保持された電位が印
    加され、前記第2の電位供給線路と前記液晶との間にソ
    ース−ドレインが介挿されたnチャネルの電界効果トラ
    ンジスタとを具備することを特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 第1の電位を供給する第1の電位供給線
    路と、 第2の電位を供給する第2の電位供給線路と、 表示信号を保持する第1の強誘電体コンデンサと、 前記表示信号を保持する第2の強誘電体コンデンサと、 ゲートに前記第1の強誘電体コンデンサに保持された電
    位が印加され、前記第1の電位供給線路と液晶との間に
    ソース−ドレインが介挿されたpチャネルの電界効果ト
    ランジスタと、 ゲートに前記第2の強誘電体コンデンサに保持された電
    位が印加され、前記第2の電位供給線路と前記液晶との
    間にソース−ドレインが介挿されたnチャネルの電界効
    果トランジスタとを具備することを特徴とする液晶表示
    装置。
  5. 【請求項5】 画素電極と、 この画素電極により覆われ、表示信号に基づく電位をこ
    の画素電極に印加する駆動素子とを有する液晶表示装置
    において、 前記駆動素子が、前記表示信号を保持する強誘電体を持
    つことを特徴とする液晶表示装置。
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