JPH09236516A - ブレーキテスタのブレーキ制御回路 - Google Patents

ブレーキテスタのブレーキ制御回路

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JPH09236516A
JPH09236516A JP8045727A JP4572796A JPH09236516A JP H09236516 A JPH09236516 A JP H09236516A JP 8045727 A JP8045727 A JP 8045727A JP 4572796 A JP4572796 A JP 4572796A JP H09236516 A JPH09236516 A JP H09236516A
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JP
Japan
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brake
stroke
output
detector
master cylinder
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Pending
Application number
JP8045727A
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English (en)
Inventor
Masuo Sato
益男 佐藤
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マスタシリンダの動作を速くしてもブレーキ
圧力にオーバシュートが生じず、トータルとして速く安
定したトルク制御又はブレーキ圧力制御を行う。 【解決手段】 関数発生器2の出力を受けた処理部24
は信号処理を行い、その処理信号をストロークバイアス
回路25へ送り、ストロークバイアス回路25は階段状
に立ち上がるストロークバイアス信号をマスタシリンダ
16のサーボ弁17へ送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車等のブレ
ーキの性能を実車に搭載したのと同様な条件で試験する
ブレーキテスタのブレーキ制御回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種のブレーキテスタは、ブレーキペ
ダルなどをマスタシリンダを用いて操作し、このマスタ
シリンダによってトルクなどの設定値に対応した操作圧
を供試ブレーキに加えるものである。ところで、マスタ
シリンダのストロークとブレーキ圧力との関係は一般に
図4の曲線Aのようになり、ストロークがS〜S0を越
えると圧力が徐々に発生する。従って、Pkg/cm2
で圧力を制御するときは、ストロークをS点まで進めれ
ばよい。しかし、ブレーキのシリンダ径や油圧配管の径
や長さなどの相違により曲線Aは曲線B,Cに変化す
る。又、マスタシリンダの動作速度が遅い場合と速い場
合のブレーキ圧力の変化は図5の特性線D,Eに示すよ
うになり、オーバシュート点D1,E1は動作速度が速い
場合の方が大きくなる。
【0003】従来のブレーキテスタにおいては、供試ブ
レーキが停止中(ロータが回転しない状態)に数秒間の
決められた時間でマスタシリンダにより通常の数10%
程度の圧力を発生させ、そのときの図4のような圧力と
ストロークとの関係のデータをサンプリングしておき、
運転時は圧力設定に相当するストローク量をバイアスと
して先に出力した後に圧力を制御し、トータルとして速
い制御を行っている。トルク制御の場合、トルク設定値
にブレーキ効率T/Pを乗じた値を圧力設定としてい
る。ここで、Tはブレーキトルク、Pはブレーキ圧力で
あり、T/Pはブレーキの設定値又は前回までの計測デ
ータに基づき演算する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のブ
レーキテスタにおいては、ストロークバイアスを図3に
示すように直線的に立ち上がるようにしており、マスタ
シリンダの動作速度が速い場合には図5に示すようにブ
レーキ圧力にオーバシュートが生じる。これはブレーキ
配管の中に残ったエアや配管の一部に使用したゴムホー
ス等が原因と考えられているが、ブレーキ圧力の速くて
オーバシュートがない制御が要求されるため、ストロー
クバイアスの制御を速くすることができず、従ってトー
タルとしてブレーキ制御の速い制御を行うことができな
かった。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めに成されたものであり、ブレーキのトルク制御やブレ
ーキ圧力制御を速い速度でかつオーバシュートなく行う
ことができるブレーキテスタのブレーキ制御回路を得る
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るブレーキテスタのブレーキ制御回路は、供試ブレーキ
のブレーキ圧力を設定する圧力設定器と、ブレーキ圧力
を検出する圧力検出器と、ブレーキ圧力の設定値と検出
値の偏差を検出する第1の偏差検出器と、供試ブレーキ
にブレーキ圧力を加えるマスタシリンダと、圧力検出器
の出力に応じてマスタシリンダへの階段状に立ち上がる
ストロークバイアスを出力するストロークバイアス手段
と、マスタシリンダのストロークを検出するストローク
検出器と、第1の偏差検出器の出力にストロークバイア
ス手段の出力を加算しストローク検出器の出力を減算す
る加減算部と、加減算部の出力に応じてマスタシリンダ
を制御する手段を設けたものである。
【0007】又、請求項2に係るブレーキテスタのブレ
ーキ制御回路は、供試ブレーキのトルクを設定するトル
ク設定器と、供試ブレーキのトルクを検出するトルク検
出器と、トルクの設定値と検出値の偏差を検出する第2
の偏差検出器を設け、この第2の偏差検出器の出力を請
求項1のブレーキ圧力の設定値に代えて用いたものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面とともに説明する。図1はこの実施形態によるブレー
キテスタのブレーキ制御回路の回路図を示し、1はトル
ク又はブレーキ圧力の設定器、2は関数発生器、3は立
上り時間設定器、4は第2の偏差検出器、5は第1の偏
差検出器、6は加減算部、7はトルクアンプ、8は油圧
アンプ、9,10はスイッチであり、図示状態がオフ状
態である。11はストロークアンプ、12はサーボアン
プ、13はサーボ弁、14は供試ブレーキであり、ロー
タ14aとブレーキシュー14bとから構成されてい
る。ロータ14a側にはモータが連結されるとともに、
ブレーキシュー14b側にはトルクメータ15が連結さ
れ、トルクメータ15はトルクアーム15aとロードセ
ル15bとから構成されている。
【0009】又、16はブレーキシュー14bにブレー
キ圧力を加えるマスタシリンダ、17はマスタシリンダ
16のストローク量を検出するストローク検出器、18
はアンプ、19はマスタシリンダ16が加えるブレーキ
圧力を検出するブレーキ圧力検出器、20,21はそれ
ぞれブレーキ圧力検出器19及びロードセル15bの検
出値を出力するストレインアンプ、22,23はアン
プ、24は関数発生器2の出力を入力され、ストローク
バイアス回路25に処理信号を送る処理部であり、CP
U(コンピュータ)やPLC(シーケンサ)などにより
構成されている。
【0010】次に、上記構成の動作を説明する。ブレー
キテスタとしては、供試ブレーキ14のロータ14aを
モータにより回転させ、マスタシリンダ16によりブレ
ーキシュー14bにブレーキ圧力を加え、停止までの時
間性能や耐久性能の試験が行われる。供試ブレーキ14
のトルク制御の場合にはスイッチ9,10を図示のオフ
状態とする。この場合、設定器1はトルク制御値を設定
する。この設定値は関数発生器2に入力され、関数発生
器2は入力に応じた関数を発生し、立上り時間設定器3
はその立上り時間を設定する。供試ブレーキ14のトル
クはトルクメータ15、ストレインアンプ21及びアン
プ23により検出され、関数発生器2の出力とアンプ2
3の出力との偏差が第2の偏差検出器4により検出され
る。この偏差はトルクアンプ7により増幅される。
【0011】一方、供試ブレーキ14へブレーキ圧力
(油圧)を加えるマスタシリンダ16のブレーキ圧力は
ブレーキ圧力検出器19により検出され、ストレインア
ンプ20及びアンプ22を介して第1の偏差検出器5に
入力される。第1の偏差検出器5においては、アンプ2
2の出力とトルクアンプ7の出力との偏差が求められ、
この偏差は油圧アンプ8により増幅される。又、マスタ
シリンダ16のストロークがストローク検出器17によ
り検出され、アンプ18により増幅される。又、関数発
生器2の出力は制御部24及びストロークバイアス回路
25に加えられ、これに応じて処理部24は処理信号を
ストロークバイアス回路25へ送り、ストロークバイア
ス回路25から図2に示すように階段状に立上がるスト
ロークバイアスが発生させる。
【0012】加減算部6においては、油圧アンプ8の出
力とストロークバイアス回路25の出力とを加算したも
のとアンプ18の出力との偏差が求められ、この偏差は
ストロークアンプ11及びサーボアンプ12により増幅
され、サーボ弁13に加えられる。これに応じてサーボ
弁13の弁開度が定められ、マスタシリンダ16は供試
ブレーキ14のトルクが設定値となるように油圧を発生
し、供試ブレーキ14にブレーキ圧力を加える。
【0013】次に、スイッチ9を切り換えると、制御回
路はブレーキ圧力制御回路となる。この場合、設定器1
はマスタシリンダ16から供試ブレーキ14に加えられ
る油圧(ブレーキ圧)を設定し、設定器1の出力とアン
プ22の出力との偏差が第1の偏差検出器5により求め
られ、この偏差は油圧アンプ8により増幅される。処理
部24及びストロークバイアス回路25は関数発生器2
の出力を受けてやはり階段状に立上がるストロークバイ
アスを発生し、以後前記と同様にしてマスタシリンダ1
6から供試ブレーキ14に加えられるブレーキ圧力が設
定値になるように制御される。
【0014】上記実施形態によれば、供試ブレーキ14
のトルク制御又はブレーキ圧力の制御において、マスタ
シリンダ16のストロークバイアスを階段状に立ち上が
るようにしており、マスタシリンダ16の動作を速くし
てもブレーキ圧力にオーバシュートが生じず、トータル
として速く安定した制御を行うことができる。
【0015】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1,2に
よれば、供試ブレーキにブレーキ圧力を加えるマスタシ
リンダのストロークバイアスを階段状に立ち上がるよう
にしており、マスタシリンダの動作を速くしてもブレー
キ圧力にオーバシュートは生じず、トータルとして速く
安定した制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるブレーキテスタのブレーキ制御
回路の回路図である。
【図2】この発明によるブレーキテスタのマスタシリン
ダのストローク制御特性図である。
【図3】従来のブレーキテスタのマスタシリンダのスト
ローク制御特性図である。
【図4】ブレーキテスタのマスタシリンダのストローク
とブレーキ圧力との関係図である。
【図5】ブレーキテスタのマスタシリンダの動作が遅い
場合と速い場合のブレーキ圧力の変化図である。
【符号の説明】
1…設定器 4…第2の偏差検出器 5…第1の偏差検出器 6…加減算部 9,10…スイッチ 13…サーボ弁 14…供試ブレーキ 15…トルクメータ 16…マスタシリンダ 17…ストローク検出器 19…ブレーキ圧力検出器 24…処理部 25…ストロークバイアス回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供試ブレーキのブレーキ圧力を設定する
    圧力設定器と、供試ブレーキのブレーキ圧力を検出する
    圧力検出器と、ブレーキ圧力の設定値と検出値の偏差を
    検出する第1の偏差検出器と、供試ブレーキにブレーキ
    圧力を加えるマスタシリンダと、圧力設定器の出力に応
    じてマスタシリンダへの階段状に立ち上がるストローク
    バイアスを出力するストロークバイアス手段と、マスタ
    シリンダのストロークを検出するストローク検出器と、
    第1の偏差検出器の出力にストロークバイアス手段の出
    力を加算しストローク検出器の出力を減算する加減算部
    と、加減算部の出力に応じてマスタシリンダを制御する
    手段を備えたことを特徴とするブレーキテスタのブレー
    キ制御回路。
  2. 【請求項2】 供試ブレーキのトルクを設定するトルク
    設定器と、供試ブレーキのトルクを検出するトルク検出
    器と、トルク設定器の出力とトルク検出器の出力との偏
    差を検出する第2の偏差検出器と、供試ブレーキのブレ
    ーキ圧力を検出する圧力検出器と、第2の偏差検出器の
    出力と圧力検出器の出力との偏差を検出する第1の偏差
    検出器と、供試ブレーキにブレーキ圧力を加えるマスタ
    シリンダと、トルク設定器の出力に応じてマスタシリン
    ダへの階段状に立ち上がるストロークバイアスを出力す
    るストロークバイアス手段と、マスタシリンダのストロ
    ークを検出するストローク検出器と、第1の偏差検出器
    の出力にストロークバイアス手段の出力を加算しストロ
    ーク検出器の出力を減算する加減算部と、加減算部の出
    力に応じてマスタシリンダを制御する手段を備えたこと
    を特徴とするブレーキテスタのブレーキ制御回路。
JP8045727A 1996-03-04 1996-03-04 ブレーキテスタのブレーキ制御回路 Pending JPH09236516A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010071854A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Central Japan Railway Co 基礎ブレーキ装置の押付力検出装置、基礎ブレーキ効率算出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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