JP2541134Y2 - エアブレーキの制御装置 - Google Patents

エアブレーキの制御装置

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JP2541134Y2
JP2541134Y2 JP1990103561U JP10356190U JP2541134Y2 JP 2541134 Y2 JP2541134 Y2 JP 2541134Y2 JP 1990103561 U JP1990103561 U JP 1990103561U JP 10356190 U JP10356190 U JP 10356190U JP 2541134 Y2 JP2541134 Y2 JP 2541134Y2
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air
pressure
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brake
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博 寺田
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、ブレーキダイナモメータ試験機や各種シミ
ュレータ(シャーシシミュレータ、パワトレーンシミュ
レータ、エンジンシミュレータ)で使用するエアブレー
キの制御装置に関する。
B.考案の概要 本考案は、エアブレーキバルブのエア圧を液圧に変換
してブレーキの入力一定制御を行うエアブレーキの制御
装置において、 液圧制御系を設けてエアブレーキバルブのストローク
制御を行うことにより、 入力一定制御の応答性を高めかつ一定にしたものであ
る。
C.従来の技術 エアブレーキはエアブレーキバルブのエア圧制御出力
をエア圧/液圧変換してブレーキの操作シリンダ又はピ
ストンの操作力を得る。第2図は大型車両をエア・オー
バ・ハイドロリック・ブレーキの配管構成を示す。エア
コンプレッサ1からのエア圧をリザーブタンク2に蓄積
し、エアブレーキバルブ3の操作レバー3Aのストローク
制御によって調整したエア圧を取り出し、このエア圧を
エア・オーバ・ハイドロリック・ブースタ4によってエ
ア圧/液圧変換し、この液圧によってフロントブレーキ
5及びリヤブレーキ6のシリンダ又はピストンを操作す
ることで制動力を発生させる。
このようなエアブレーキの制御装置は、第3図に示す
制御系に構成される。エアブレーキバルブ3の操作レバ
ー3Aは油圧サーボアクチェータによるストローク制御が
行われ、ストローク制御増幅器7と油圧サーボバルブ8
と油圧アクチェータ9とストローク検出器10と油圧ユニ
ット11によりストローク指令に一致する操作レバー3Aの
ストローク制御量を得る。このストローク指令にはエア
圧制御系によって与えられ、エア圧制御増幅器12とエア
ブレーキバルブ3の出力になるエア検出器13によって構
成される。この制御系のエア圧指令は出力・トルク設定
器14から与えられるか、又はトルク制御系を設けたトル
ク制御の場合にはトルク制御増幅器15から与えられ、ト
ルク制御にはブレーキ5の制動トルクをトルク検出器16
で検出する。
ブレーキ試験にはブレーキ5の操作圧力を設定器14の
設定値に一致させる入力(圧力)一定制御と、ブレーキ
5の制動トルクを設定器14の設定値に一致させる出力
(トルク)一定制御とが切換えられてブレーキ性能評価
試験が行われる。このうち、入力一定制御のエア圧力制
御ではブースタ4へのエア圧入力と液圧出力が理論的に
比例することに基づいてエア制御系によるエアブレーキ
バルブ3のエア圧制御で入力一定制御を得る。
D.考案が解決しようとする課題 エアブレーキはエア圧力を制御量として含むため、エ
アの物理的な要因から圧縮による圧力伝達の遅れがあ
り、JASO規格にも応答遅れ時間が規定されている。
しかし、ブレーキダイナモメータでブレーキ試験を行
う場合には、エアの圧力伝達遅れがあると、ブレーキ性
能試験での操作過渡時における指令値に対する追従性が
悪くなり、精度良い試験ができなくなる。同様に、各種
シミュレータで制動手段としてエアブレーキを使用する
ときにエアブレーキの応答遅れがシミュレータの性能を
低下させる。
従来のエアブレーキの制御装置において、入力圧一定
制御を行う場合、エア圧力の過渡応答遅れがそのまま制
御系の遅れとなり、正確度や再現性など精度上の問題が
ある。また、出力トルク一定制御では出力トルクとブレ
ーキ操作液圧の関係があり、エア圧の応答遅れが精度上
に大きく影響を及ぼしている。さらに、エア圧力の設定
に対するエア圧応答時間は第4図に示すように該設定値
によって応答時間t1,t2のように異なるため、試験条件
によって制御系のゲイン調整で応答を合わせることを必
要とし、調整に手間取る問題があった。
本考案の目的は、応答性を高めかつ一定にしたブレー
キ制御を得るエアブレーキの制御装置を提供することに
ある。
E.課題を解決するための手段と作用 本考案は、前記目的を達成するため、エアブレーキバ
ルブのストローク制御でエア出力圧を制御するストロー
ク制御系と、前記エアブレーキバルブのエア出力圧指令
とその検出値とを比較して前記ストローク制御系のスト
ローク指令を得るエア圧制御系と、前記エアブレーキバ
ルブのエア出力圧をエア圧/液圧変換するエア・オーバ
・ハイドロリック・ブースタと、前記ブースタからの液
圧によって制動制御されるブレーキと、前記ブレーキの
トルク指令とその検出値とを比較して前記エア圧制御系
のエア圧指令を得るトルク制御系とを備えたエアブレー
キの制御装置において、 前記ブースタの液圧を検出する液圧検出器と、前記エ
ア圧制御系からの出力を液圧指令として前記液圧検出器
の検出信号と比較して前記ストローク制御系のストロー
ク指令を得る液圧制御増幅器と、前記ブレーキの操作圧
力一定制御時に、前記ストローク制御系へのストローク
指令を前記エア圧制御系から前記液圧制御増幅器の出力
に切換える切換スイッチとを備え、液圧制御系によって
エア圧/液圧変換器の液圧を制御することにより、エア
ブレーキバルブの制御を入力一定圧指令値に拘わらず全
開指令による一定かつ高い応答に一致させる。
F.実施例 第1図は本考案の一実施例を示す制御ブロック図であ
る。同図が第3図と異なる部分は、ブレーキ5の操作液
圧を制御する液圧制御系を設けた点にある。液圧制御増
幅器17はエア圧制御増幅器12の後段に設けられ、エア圧
/液圧変換器としてのブースタ4の操作液圧が液圧検出
器18で検出され、これを圧力設定値との比較によるスト
ローク制御を行うための液圧フィードバック信号にす
る。切換スイッチ19A,19Bは液圧制御とエア圧制御の切
換えに使用される。また、進み補償回路20は液圧指令の
進みを補償を行う。
こうした構成において、液圧制御による制動を開始す
ると、開始直後には液圧が零のためエアブレーキバルブ
3は全開指令が与えられたときと同様に一定かつ最小の
遅れ時間(第4図参照)t1で最大エア圧に向かって上昇
し、このエア圧に対してブースタ4の液圧出力は比例し
て上昇し、液圧の遅れも一定かつ最小になる。従って、
圧力設定器14による試験圧力設定値がどのような設定値
にもなるもエア圧立上り時間(応答)が一定でかつ最小
値になり、高い応答性と一定の遅れ時間になる制御出力
にしながら最終的な制御出力は設定器14の設定圧力に一
致する。このとき、エアブレーキバルブ3の調整エアは
単なる駆動力源になり、制御出力は液圧制御になる。
なお、進み補償回路20は応答性を一層高めるためのも
ので、この応答性向上にはエアブレーキバルブ3の出力
配管長等を必要最小限に短くする等による手段も効果的
になる。
また、実施例において、トルク制御系を省略した入力
圧一定制御のみの制御装置に適用して同等の作用硬化を
奏する。
G.考案の効果 以上のとおり、本考案によれば、液圧制御系を設けて
エアブレーキバルブのストローク指令とするようにした
ため、入力一定制御における指令値に拘わらずエアブレ
ーキバルブのエア圧の応答が一定かつ高められる。これ
により、ブレーキ性能試験や各種シミュレータでの追従
性を高めると共に再現性を高め精度良い試験・シミュレ
ーションを可能にする。さらに、試験条件による制御系
のゲイン調整等を不要にして試験を容易にする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す制御ブロック図、第2
図はエア・オーバ・ハイドロリック・ブレーキの配管構
成図、第3図は従来のエアブレーキの制御ブロック図、
第4図はエア圧力の応答時間特性図である。 3…エアブレーキバルブ、4……エア・オーバ・ハイド
ロリック・ブースタ、5,6…ブレーキ、7…ストローク
制御増幅器、12…エア圧制御増幅器、14…圧力/トルク
設定器、15…トルク制御増幅器、17…液圧制御増幅器、
18…液圧検出器。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアブレーキバルブのストローク制御でエ
    ア出力圧を制御するストローク制御系と、前記エアブレ
    ーキバルブのエア出力圧指令とその検出値とを比較して
    前記ストローク制御系のストローク指令を得るエア圧制
    御系と、前記エアブレーキバルブのエア出力圧をエア圧
    /液圧変換するエア・オーバ・ハイドロリック・ブース
    タと、前記ブースタからの液圧によって制動制御される
    ブレーキと、前記ブレーキのトルク指令とその検出値と
    を比較して前記エア圧制御系のエア圧指令を得るトルク
    制御系とを備えたエアブレーキの制御装置において、 前記ブースタの液圧を検出する液圧検出器と、前記エア
    圧制御系からの出力を液圧指令として前記液圧検出器の
    検出信号と比較して前記ストローク制御系のストローク
    指令を得る液圧制御増幅器と、 前記ブレーキの操作圧力一定制御時に、前記ストローク
    制御系へのストローク指令を前記エア圧制御系から前記
    液圧制御増幅器の出力に切換える切換スイッチとを備え
    たことを特徴とするエアブレーキの制御装置。
JP1990103561U 1990-10-01 1990-10-01 エアブレーキの制御装置 Expired - Lifetime JP2541134Y2 (ja)

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