JPH06129923A - ブレーキのトルク制御装置 - Google Patents

ブレーキのトルク制御装置

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Publication number
JPH06129923A
JPH06129923A JP4279597A JP27959792A JPH06129923A JP H06129923 A JPH06129923 A JP H06129923A JP 4279597 A JP4279597 A JP 4279597A JP 27959792 A JP27959792 A JP 27959792A JP H06129923 A JPH06129923 A JP H06129923A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torque
brake
oil
hydraulic pressure
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4279597A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Suzuki
雅彦 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP4279597A priority Critical patent/JPH06129923A/ja
Publication of JPH06129923A publication Critical patent/JPH06129923A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブレーキのトルク制御において、外乱による
トルク異常を抑制する。 【構成】 トルク制御アンプ11に油圧指令を得、この
油圧指令から油圧制御アンプ13にストローク指令を
得、供試ブレーキに相当する係数器16の操作油圧を制
御するにおいて、供試ブレーキの油圧/トルク特性と逆
特性になる推定油圧演算部19Aに推定油圧出力を得、
油圧指令からブレーキの応答遅れの特性を有してフィル
タ演算部19Bに油圧信号を得、両演算部の出力の偏差
から偏差演算部19Cに外乱推定値を得て油圧指令を加
算補正する。これにより、ブレーキの油圧/トルク特性
をノミナル値化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ブレーキの耐
久,性能試験を行うブレーキテストシステムに係り、特
にブレーキのトルク制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ブレーキテストシステムは、図4に示す
構成にされる。供試ブレーキ1のホイール1Aはフライ
ホイール2とダイナモメータ3によって回転駆動され、
ホイール1Aに押当てられるパッド1Bが受ける制動ト
ルクはトルクメータ4によって検出される。
【0003】ブレーキパッド1Bは油圧アクチュエータ
によって油圧操作され、マスタシリンダ5Aの油圧によ
りホイール1Aへの押当て操作力が制御される。マスタ
シリンダ5Aはストロークシリンダ5Bによってストロ
ーク操作され、このストロークは制御装置6によるスト
ローク制御でなされる。このためのストローク検出器7
によるストロークのフィードバックがなされる。
【0004】また、ブレーキの操作力をマスタシリンダ
5Aの油圧で行うときは油圧検出器8の検出信号を制御
装置6へのフィードバック信号とし、さらにはトルク制
御を行うときはトルクメータ4の検出トルクを制御装置
6へのフィードバック信号とする。
【0005】また、ブレーキの操作力を油圧に代えて空
気圧制御とする場合もある。
【0006】従来の制御装置6の等価ブロックは図5に
示すものになる。同図は、ブレーキトルク制御系にな
り、ブレーキトルク設定値に対しトルクメータ4に相当
するトルク検出フィルタ10からフィードバック信号を
得てトルク制御アンプ11により比例積分(PI)演算
をし、この演算結果を油圧指令とし、油圧検出器8に相
当する油圧検出フィルタ12からのフィードバック信号
を得て油圧制御アンプ13により比例積分演算をし、こ
の演算結果をストローク指令としてストローク制御系1
4によるストローク制御を行う。
【0007】油圧/ストローク係数器15は油圧制御装
置5A,5Bが発生する油圧とストロークの変換特性に
相当し、ストローク入力に対する油圧出力を得る。トル
ク/油圧係数器16はブレーキ1が発生するトルクと油
圧の変換特性に相当し、油圧入力に対するトルク出力を
得る。
【0008】油圧/トルク係数器17及びストローク/
油圧係数器18はトルク指令に対するストローク補正を
得る。この補正はブレーキトルク設定の変化に対する応
答を高速化するよう油圧制御と供試ブレーキを含めた油
圧とストロークの関係を事前に測定しておき、トルク指
令の変化に係数器17,18を通してフィードフォワー
ドによるストローク補正する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のトルク制御で
は、油圧が発生した後にトルク/油圧係数器16にトル
クとして出力されるが、この係数器16の係数はブレー
キの温度変化やパッドの摩耗,回転数等によって変化し
てしまう。
【0010】この変化により、トルク制御系のゲインが
変化し、トルク指令の変化時にオーバシュートを発生し
たり、定常トルク制御での不安定トルクの発生になる問
題があった。
【0011】本発明の目的は、外乱によるトルク異常を
抑制する制御装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題の解決
を図るため、ブレーキトルク指令と供試ブレーキのトル
ク検出値からトルク制御系に油圧指令を得、この油圧指
令によって供試ブレーキの操作油圧を制御する油圧制御
系を備えたブレーキのトルク制御装置において、供試ブ
レーキの油圧/トルク変換特性と逆特性を有して該供試
ブレーキのトルク検出値から油圧制御入力を推定する推
定油圧演算部と、前記供試ブレーキと同じ遅れ特性を有
して前記油圧指令を求めるフィルタ演算部と、前記フィ
ルタ演算部の出力と推定油圧演算部の出力との偏差を外
乱推定値として前記油圧指令に加算する偏差演算部とを
備えたことを特徴とする。
【0013】
【作用】ブレーキの油圧/トルク変換特性と逆特性を持
つ外乱推定オブザーバによってブレーキの制御入力を推
定し、この制御入力と実際の制御入力との偏差を外乱と
して該制御入力に加算補正することにより、外乱分を補
償した制御状態を得る。以下、ロバスト制御手法のオブ
ザーバによる制御を詳細に説明する。
【0014】図1はロバスト制御手法による制御系の等
価ブロックを示し、制御ゲインGを持つ制御系Aによっ
て入出力特性Pを持つ制御対象(ブレーキ)Bを目標値
rに制御するにおいて、外乱オブザーバOBは制御対象
Bの特性推定値又は測定値Pnの逆数1/Pnを有して
制御対象出力yを入力し、これを制御対象Bの入力から
引算し、ローパスフィルタによるゲインQと遅れを加え
た外乱dの推定値dPを制御入力に加算する。
【0015】このブロック図より、以下の関係が成立す
る。
【0016】
【数1】
【0017】この(3)式に(4)式を代入すると、
【0018】
【数2】
【0019】上記(5)式において、ローパスフィルタ
ではTQ時間後にQ≒1と考えることができるため、
(5)式は(6)式のようになる。
【0020】
【数3】
【0021】この(6)式をブロック図で表わすと、図
2に示すようになり、制御対象Bは特性Pnにノミナル
値化され、外乱dの要素は無くなる。
【0022】
【実施例】図3は本発明の一実施例を示すブロック図で
ある。同図が図5と異なる部分は、外乱推定オブザーバ
19を設けた点にある。
【0023】オブザーバ19は、ブレーキの油圧/トル
ク変換特性とは逆特性を有してトルク検出フィルタ10
からの入力に対して推定油圧出力を得る推定油圧演算部
19Aと、供試ブレーキの油圧/トルク変換の遅れと同
じ時定数にされた遅れを有して油圧指令を検出するフィ
ルタ演算部19Bと、演算部19Bの出力から演算部1
9Aの出力の偏差を得て油圧指令の加算入力とする偏差
演算部19Cとを備える。
【0024】本実施例によれば、外乱推定オブザーバ1
9によりブレーキの油圧/トルク変換特性をノミナル値
化し、これによりブレーキの油圧/トルク変換特性が固
定のもの、即ち外乱による変化が生じないものとなり、
外乱に対しトルク制御ゲインを一定にして切換時のトル
クのオーバシュートや定常時の不安定現象を無くすこと
ができる。
【0025】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、外乱推
定オブザーバによってブレーキ特性をノミナル値化する
ようにしたため、ブレーキの温度,摩耗,制動速度等に
よる外乱の発生にもトルク制御ゲインを常に一定にし、
トルク指令の変化にもオーバシュートを無くしたトルク
制御及び定常制御でのトルク不安定現象を無くしたトル
ク制御ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を原理的に説明するための制御ブロック
図。
【図2】図1の等価ブロック図。
【図3】本発明の一実施例を示すブロック図。
【図4】ブレーキテストシステム。
【図5】従来の等価ブロック図。
【符号の説明】
11…トルク制御アンプ 13…油圧制御アンプ 19…外乱推定オブザーバ 19A…推定油圧演算部 19B…フィルタ演算部 19C…偏差演算部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキトルク指令と供試ブレーキのト
    ルク検出値からトルク制御系に油圧指令を得、この油圧
    指令によって供試ブレーキの操作油圧を制御する油圧制
    御系を備えたブレーキのトルク制御装置において、 供試ブレーキの油圧/トルク変換特性と逆特性を有して
    該供試ブレーキのトルク検出値から油圧制御入力を推定
    する推定油圧演算部と、 前記供試ブレーキと同じ遅れ特性を有して前記油圧指令
    を求めるフィルタ演算部と、 前記フィルタ演算部の出力と推定油圧演算部の出力との
    偏差を外乱推定値として前記油圧指令に加算する偏差演
    算部と、を備えたことを特徴とするブレーキのトルク制
    御装置。
JP4279597A 1992-10-19 1992-10-19 ブレーキのトルク制御装置 Pending JPH06129923A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4279597A JPH06129923A (ja) 1992-10-19 1992-10-19 ブレーキのトルク制御装置

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JP4279597A JPH06129923A (ja) 1992-10-19 1992-10-19 ブレーキのトルク制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06129923A true JPH06129923A (ja) 1994-05-13

Family

ID=17613206

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4279597A Pending JPH06129923A (ja) 1992-10-19 1992-10-19 ブレーキのトルク制御装置

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JP (1) JPH06129923A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006300685A (ja) * 2005-04-20 2006-11-02 Meidensha Corp シャシーダイナモメータ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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