JPH09236458A - ステッピングモータ - Google Patents

ステッピングモータ

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Publication number
JPH09236458A
JPH09236458A JP4197596A JP4197596A JPH09236458A JP H09236458 A JPH09236458 A JP H09236458A JP 4197596 A JP4197596 A JP 4197596A JP 4197596 A JP4197596 A JP 4197596A JP H09236458 A JPH09236458 A JP H09236458A
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JP
Japan
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pointer
press
stepping motor
rotation
rotary shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP4197596A
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English (en)
Inventor
Koichi Sato
浩一 佐藤
Hiroyasu Numaya
宏康 沼屋
Koichi Jinushi
浩一 地主
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステッピングモータの回転軸に指針を圧入す
るときに、指針軸を固定した状態で指針の圧入および基
準点への微調整ができるステッピングモータを提供する
こと。 【解決手段】 指針1を圧入固定する回転軸11の端部
とは反対側の端部に、微小な凹凸からなる回転防止部1
6を形成したものである。この回転防止部16は、回転
軸11よりその直径を小さく形成したものである。そし
て、挟持手段17で回転防止部16を挟持することによ
り、指針1の圧入および指針の基準点への微調整を行う
ときに、滑ることなく確実にステッピングモータ2の回
転軸11を挟持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PM(永久磁石)
型ステッピングモータに関し、例えば指示計器の可動部
として用いられるステッピングモータに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の指示計器には、計器本体
に交差コイル式の計器本体を用いていた。一般にこの種
の計器本体は、例えば特公平2−55748号公報で開
示されるように合成樹脂製の上部フレームと下部フレー
ムとでボビンケースを形成し、このボビンケースに磁石
を内蔵し、この磁石に貫挿した回転軸の下端を下部フレ
ームで軸支する構造となっている。
【0003】前記構造において、回転軸に指針を固定す
る場合、回転軸が回動自在な状態で指針を回転軸に圧入
固定するため、その圧入時の圧入力によって指示計器の
基準点、例えば車両の速度計は零点表示位置であり、液
面計ではE点目盛位置に対して指針の指示位置がずれて
しまうことがあった。これを補正するために、例えば、
指示計器の可動部側を機械的な微調整手段によって指針
の指示位置のずれを補正するようにしたり、あるいは他
の微調整手段として、電気式指示計器にあっては、可変
抵抗器等の微調整により基準点位置を設定した位置に定
めるようにしていた。
【0004】従って、指針の圧入時のずれを防止するた
めに、個別の機械的あるいは電気的な基準点調整手段を
必要とし、構成部品点数が増加したり、部品構成が煩雑
になりやすかった。
【0005】さらに、従来よりOA機器、家電製品、自
動車等の分野におけるアクチュエータ部品として、PM
型ステッピングモータが広く用いられており、正逆回転
制御が容易で、駆動トルクによっては小型化も容易なこ
とから、近年では交差コイル式計器本体に変わる計器の
本体である可動部として注目されてきている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このステッピングモー
タに、歯車などの減速機構を設けることなく、永久磁石
等からなるロータを備えた回転軸に直接指針を固定する
場合に、前記交差コイル式計器本体の指針固定時の問題
点と同様の問題点があった。
【0007】そこで、本発明は前記問題点を解決するも
ので、ステッピングモータの回転軸に指針を圧入すると
きに、指針軸を確実に固定した状態で指針の圧入および
基準点への微調整ができるステッピングモータを提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、ロータを備えるとともに端部に指針を圧
入固定する回転軸に回転防止部を設け、この回転防止部
を挟持手段により固定した状態で前記指針の圧入および
前記指針の基準点への調整を行うものである。
【0009】また、前記回転防止部を回転軸の端部に形
成したものである。
【0010】また、ロータを備えた回転軸に指針を圧入
および前記指針の基準点への調整を行うときに、前記回
転軸を挟持手段で挟持する回転防止部を回転軸の端部に
設けたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】指針を圧入固定する回転軸の指針
の圧入固定される端部とは反対側の端部に、回転軸より
その直径を小さく形成し、微小な凹凸からなる回転防止
部を形成したものである。そして、挟持手段で回転防止
部を挟持することにより、確実にステッピングモータの
回転軸を挟持し、指針の圧入および基準点への微調整を
行うことができる。なお、前記回転防止部は、回転軸の
端部に限定されるものではなく、回転軸の中途に設けて
もよい。
【0012】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明するが、いずれの実施例も本発明によるステッピン
グモータを車両用計器の可動部として用いる場合を示し
ている。
【0013】図1において、ステッピングモータを計器
本体として用いた計器は、例えば自動車等の車両の走行
速度を計測指示する速度計からなるもので、図示しない
速度センサからの信号に応じて指針1を駆動するステッ
ピングモータ2と、目盛や文字等の図示しない意匠部が
形成され、この意匠部上を指針1が回動移動することに
より対比判読を可能とする文字板3と、この文字板3の
後方に配設され、図示しない光源からの光を指針1や前
記意匠部等へ導き照明する導光体4とから構成されてい
る。
【0014】ステッピングモータ2は、概ね第1の励磁
コイル5が巻装された樹脂製の第1の環状ボビン6をS
EC,SPC,パーマロイ等の鉄系金属材料からなる第
1の環状ヨーク7内部に収納してなる第1のステータA
と、第2の励磁コイル8が巻装された樹脂製の第2の環
状ボビン9を同じくSEC,SPC,パーマロイ等の鉄
系金属材料からなる第2の環状ヨーク10内部に収納し
てなる第2のステータBと、回転軸11が中心に固着さ
れると共に一定ピッチで複数の磁極が着磁された永久磁
石からなるロータ12と、このロータ12の回転軸11
を支持する一対の支持プレート13,14とから構成さ
れている。
【0015】第1の環状ヨーク7は、略カップ状に形成
された第1の外ヨーク7aと、この第1の外ヨーク7a
の開口側内径よりもわずかに小さい外径を有する略平板
状の第1の内ヨーク7bとからなり、これら第1の外,
内ヨーク7a,7bは、外ヨーク7a内に第1の環状ボ
ビン6を収納し、且つ外ヨーク7aと内ヨーク7bとの
間に第1の環状ボビン6を挟装した状態で配置される。
【0016】第2の環状ヨーク10も第1の環状ヨーク
7と同様に、略カップ状に形成された第2の外ヨーク1
0aと、この第2の外ヨーク10aの開口内径よりもわ
ずかに小さい外径を有する略平板状の第2の内ヨーク1
0bとからなり、これら第2の外,内ヨーク10a,1
0bは、外ヨーク10a内に第2の環状ボビン9を収納
し、且つ外ヨーク10aと内ヨーク10bとの間に第2
の環状ボビン9を挟装した状態で配置される。
【0017】このように、各環状ボビン6,9と各環状
ヨーク7,10とから構成される各ステータA,Bは、
互いに同心的に積層配置されると共に各外ヨーク7a,
10aの両開口側が電気溶接されて中心に中空部Sを形
成し、この中空部Sに内にロータ12を回転自在に収納
するもので、ロータ12は回転軸11を通じて一対の支
持プレート13,14に軸支される。
【0018】そしてステータA,Bの中空部Sに配置さ
れたロータ12は、ロータ12の磁極と、速度センサか
らの信号に応じて各ヨーク7a,7b,10a,10b
に設けた極歯に導かれる各励磁コイル5,8の励磁極と
の磁気的な吸引,反発作用により所定ピッチずつ回転
し、回転軸11を介して指針1を駆動する。
【0019】各支持プレート13,14は、共に金属材
料からなり、その略中央には回転軸11の軸方向に部分
的に突出し回転軸11を軸支する筒状の軸受部13a,
14aが形成され、また、支持プレート13の両端に
は、回転軸11の軸方向に突出し、各タッピングネジ1
5が螺合すると共に文字板3と導光体4とが固定される
取付部13bが形成されている。
【0020】回転軸11の図1中上側の端部には、指針
1が圧入固定されており、他方の端部を、支持プレート
14の軸受部14aから貫通突出させて設けてある。こ
の支持プレート14から突出させた回転軸11には、回
転防止部16を備えている。この回転防止部16には、
回転軸11方向に微小な凹凸、いわゆるローレット加工
を施してある。
【0021】この回転軸11に指針1を圧入固定する時
には、ステッピングモータ2の支持プレート14から突
出した回転軸11を、基準点を示す位置でコレットチャ
ック等の挟持手段17により回転軸11を挟持し、回転
方向の動きを規制した状態で回転軸11に指針1を浅く
仮圧入し、指針1を回転軸11に対して回動させて文字
板3の基準点である位置に指針1が一致するように微調
整を行う。この調整作業の後、さらに圧入力を加えて本
圧入を行い指針1を所定の高さまで正確に圧入固定す
る。
【0022】挟持手段17を回転軸11で挟持する時
に、滑り止めのローレット加工を施された回転防止部1
6を固定することにより、回転軸11が回転することな
く、指針1の圧入固定作業持および圧入固定後の微調整
持に確実な回転軸11の固定ができる。
【0023】また、回転軸11の下端に形成した回転防
止部16は、ステッピングモータ2完成後も常に突出し
ているので、例えば、支持プレート14に図示しない硬
質の回路基板を取り付けた後にでも、前記回路基板に回
転軸11に対応した貫通孔などを形成してあれば、この
貫通孔を介して指針1の微調整を行うことができる。
【0024】なお、本発明の回転防止部16は、前記実
施例に限定されるものではなく、例えば、図3,4に示
すものでもよい。図3に示す第2実施例は、回転防止部
16を第1実施例のローレット加工に代えて、回転軸1
1の直径よりも小さく円柱の一部を取り除いた断面形状
がDの字形状のもので、図4に示す第3実施例は、第2
実施例からさらに一部を取り除いた断面形状がほぼ楕円
形状のものである。前記各実施例においても、前記第1
実施例と同様に回転軸11の確実な固定を行うことがで
きる。
【0025】なお、前記各実施例の回転防止部16は、
回転軸11より径が小さく形成されているが、本発明の
要旨はこれに限定されるものではなく、回転防止部16
は、回転軸11と同等の径でもよい。
【0026】また、前記各実施例の回転防止部16は、
回転軸11の下端にのみ形成されているが、他の実施例
として、回転軸11の中途に形成してもよく。例えば、
回転軸11のステッピングモータ2と文字板3との間に
対応する部分に形成してもよい。
【0027】以上のように本実施例によれば、回転軸1
1に回転防止部16を形成したことにより、指針1の圧
入固定時および圧入固定後の指針1の微調整を回転防止
部16を挟持手段17により確実に保持することがで
き、他の基準点調整手段を必要する事がなくなるととも
に、回転防止部16を設けたことにより、回転軸11固
定時に回転軸がずれることを防止することができ、指針
の圧入固定および指針の微調整を正確に行える。
【0028】なお、前記各実施例においては、回転防止
部16は、ステッピングモータ2の下面から突出してい
るが、支持プレート14の軸受部14aを内側に引っ込
めた形状とし、回転軸11の突出した下端部をステッピ
ングモータ2の下面より突出しない構造とする事によ
り、ステッピングモータ2の薄型化をはかることができ
る。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、ロータ
を備えるとともに端部に指針を圧入固定する回転軸に回
転防止部を設け、この回転防止部を挟持手段により固定
した状態で前記指針の圧入および前記指針の基準点への
調整を行うことにより、指針の圧入固定時および圧入固
定後の指針の微調整を回転防止部を前記挟持手段により
確実に保持することができ、他の基準点調整手段を必要
する事がなくなるとともに、回転軸固定時に回転軸がず
れることを防止することができ、指針の圧入固定および
指針の微調整を正確に行うことができる。
【0030】また、本発明は、前記回転防止部を回転軸
の指針固定部とは反対の端部に形成したことにより、図
示しない硬質の回路基板を取り付けた後にでも、前記回
路基板に回転軸に対応した貫通孔などを形成してあれ
ば、この貫通孔を介して指針の微調整を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のステッピングモータの第1実施例を示
す断面図である。
【図2】同実施例の要部斜視図である。
【図3】第2実施例を示す要部斜視図である。
【図4】第3実施例を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
1 指針 2 ステッピングモータ 12 ロータ 16 回転防止部 17 挟持手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータを備えるとともに端部に指針を圧
    入固定する回転軸に回転防止部を設け、この回転防止部
    を挟持手段により固定した状態で前記指針の圧入および
    前記指針の基準点への調整を行うことを特徴とするステ
    ッピングモータ。
  2. 【請求項2】 前記回転防止部を回転軸の端部に形成し
    たことを特徴とする請求項1記載のステッピングモー
    タ。
  3. 【請求項3】 ロータを備えた回転軸に指針を圧入およ
    び前記指針の基準点への調整を行うときに、前記回転軸
    を挟持手段で挟持する回転防止部を回転軸の端部に設け
    たことを特徴とするステッピングモータ。
JP4197596A 1996-02-29 1996-02-29 ステッピングモータ Pending JPH09236458A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4197596A JPH09236458A (ja) 1996-02-29 1996-02-29 ステッピングモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4197596A JPH09236458A (ja) 1996-02-29 1996-02-29 ステッピングモータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09236458A true JPH09236458A (ja) 1997-09-09

Family

ID=12623205

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4197596A Pending JPH09236458A (ja) 1996-02-29 1996-02-29 ステッピングモータ

Country Status (1)

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JP (1) JPH09236458A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7520242B2 (en) * 2003-09-26 2009-04-21 Microcomponents Sa Micromotor arrangement for driving a pointer-type indicating device

Cited By (1)

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