JPH09236410A - 被検査対象検出装置 - Google Patents

被検査対象検出装置

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JPH09236410A
JPH09236410A JP4316396A JP4316396A JPH09236410A JP H09236410 A JPH09236410 A JP H09236410A JP 4316396 A JP4316396 A JP 4316396A JP 4316396 A JP4316396 A JP 4316396A JP H09236410 A JPH09236410 A JP H09236410A
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JP4316396A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Nishihara
一寛 西原
Mitsutoshi Nomura
光俊 野村
Katsuya Shibata
克也 柴田
Masanori Sasaki
将範 佐々木
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Idec Izumi Corp
Original Assignee
Idec Izumi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センシング領域およびその周辺近傍に光を照
射することにより、センシング領域を間接的に示すカラ
ーセンサにおいて、確実に色登録および色検出を行な
う。 【解決手段】 ハロゲンランプ51から発せられた光
は、レンズ53、55を介してシャドウマスク57に照
射される。シャドウマスク57は、窓部75部分だけの
光を通過させる。通過した光は、レンズ58、59、反
射板61、ハーフミラー67、レンズ69を介して、被
検査対象111に照射される。シャドウマスク57によ
りハロゲンランプ51から発せられた光は遮光される。
これにより、登録および検出の際、被検査対象を位置さ
せるセンシング領域が目視可能に示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、検出可能領域お
よびその周辺近傍に光を照射することにより、前記検出
可能領域を間接的に示して、被検査対象が前記検出可能
領域に属するか否かを判断できるようにした被検査対象
検出装置に関し、特に、前記検出可能領域の特定化に関
する。
【0002】
【従来技術】従来、所定の検出可能領域に光を照射する
際、照射する範囲を前記検出可能領域とほぼ同じ範囲と
することにより、前記検出可能領域の位置を照射範囲を
用いて判断できるカラーセンサが知られている。なお、
検出可能領域とは、該カラーセンサにおける光電変換処
理が可能な領域をいう。
【0003】図11に、カラーセンサの一例であるカラ
ーセンサ120の全体構成図を示す。カラーセンサ12
0は、検出可能領域およびその周辺近傍に光を照射する
ことにより、検出可能領域を間接的に示して、被検査対
象が前記検出可能領域に属するか否かを判断できるよう
にしたセンサであり、被検査対象が登録色と同じ色彩の
物体か否かを検出する。
【0004】カラーセンサ120の機能について、図1
1を用いて説明する。ハロゲンランプ51からの光は、
レンズ68a、レンズ68bを介して、ハーフミラー6
7で反射され、レンズ69を介して被検査対象111に
照射される。かかる照射によって、図12Aに示すよう
に、検出可能領域76およびその周辺が照射される。
【0005】図11に示す被検査対象111にて反射さ
れた光は、ハーフミラー67、レンズ63を介してカラ
ーセンサ用フォトダイオード122に与えられる。Rア
ンプ123、Gアンプ124、Bアンプ125でそれぞ
れR、G、Bの各成分について、データ処理がなされ、
A/D変換器47でデジタルデータに変換される。マイ
クロプロセッサ129は、検出対象の色彩が、予め登録
されている色彩と同一であるか否かを判断し、検出され
た色彩と登録されている色彩が同じ場合には、一致信号
を入出力回路130を介して出力する。一致していない
場合には、不一致信号を出力する。
【0006】検出可能領域76にはベルトコンベア等を
用いて、被検査対象111が移動させられる。これによ
り、登録色と同じ色彩の被検査対象を識別することがで
きる。
【0007】このようなカラーセンサ120を用いるこ
とにより、撮像手段および表示手段を備えた画像処理装
置を用いることなく、簡易な装置で、所定の色彩を有す
る被検査対象を検出することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記カ
ラーセンサ120においては、検出対象の寸法を測定す
ることができないという問題があった。
【0009】出願人は、かかる問題を解決するために、
カラーセンサ用フォトダイオード122の代りにライン
センサを用いた長さ検出可能センサを考えた。この長さ
検出可能センサは、シリンドリカルレンズを用いて、図
12Bに示すように照射領域78を形成するように、照
射を行なう。このように、カラーセンサ120を用いる
とともに、照射領域78によって検出可能領域76を間
接的に示すことにより、被検査対象111をいずれに位
置するようすればよいのか判断することができる。これ
により、被検査対象111の寸法L2を検出できる。
【0010】しかしながら、このラインセンサを用いた
長さ検出可能センサにおいても、図12Cに示すような
状態で、被検査対象111を検出した場合には、誤った
寸法L3を検出することとなる。
【0011】また、前記長さ検出可能センサにおいて
は、検出対象の色彩を登録する際に、つぎの様な問題も
発生する。例えば、図13Aに示すような下地141が
青色で一部黄色の部分142を有し、部分142が長さ
L4である物体を検出する為に、あらかじめこれを登録
するものとする。
【0012】まず、あらかじめ、ラインセンサの一部の
素子を登録対象素子として決定しておく。通常は、中央
部の数素子が登録対象素子とされる。これにより、中央
部の数素子分に対応する登録対象素子領域160が、決
定される。ラインセンサで検出された色彩データは、一
旦ラインメモリに記憶され、全素子のうち登録対象素子
領域160で検出された色彩データの平均値を求め、こ
れを登録対象色として記憶しておく。そして、ラインメ
モリ中に、この登録対象色の素子領域がいくつ連続して
いるかで、寸法L4を特定する。
【0013】この場合に、図13Bに示すように、部分
142の寸法L4が小さい場合、部分142が前記登録
対象素子領域160に属さないように登録操作がなされ
るおそれがある。また、図13Cに示すように、一部凹
形状となっている場合等も、同様である。
【0014】この発明は、簡単にかつ確実に被対象物を
検出することができる被検査対象検出装置を提供するこ
とを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の被検査対象検
出装置においては、検出可能領域およびその周辺近傍に
光を照射することにより、前記検出可能領域を間接的に
示して、被検査対象が前記検出可能領域に属するか否か
を判断できるようにした被検査対象検出装置であって、
複数の光電変換素子が少なくとも一次元配列された属性
検出手段であって、前記検出可能領域にある前記被検査
対象からの光を受光して、前記被検査対象の光学的に読
取り可能な属性を検出する属性検出手段、前記検出可能
領域が目視可能となるようにマーキングして照射を行な
う照射手段、を備えたことを特徴とする。
【0016】なお、被検査対象が前記検出可能領域に属
するとは、例えば、一次元配列された属性検出手段の場
合は、被検査対象の長さを検出する部分が前記検出可能
領域内に位置することをいい、二次元配列された属性検
出手段の場合は、被検査対象の形状(面積、外形)を検
出する部分が前記検出可能領域内に位置することをい
う。
【0017】また、前記被検査対象の光学的に読取り可
能な属性とは、例えば、長さまたは大きさ、面積等の形
状情報、色彩情報、反射度等の光学的に読取り可能な属
性すべてを含む。
【0018】請求項2の被検査対象検出装置において
は、前記光学的に読取り可能な属性は、被検査対象の長
さであり、前記照射手段は、前記照射領域の形状を変更
することにより、前記マーキングを行なうことを特徴と
する。
【0019】請求項3の被検査対象検出装置において
は、前記照射手段は、遮光マスクを備え、この遮光マス
クにより照射光を遮断することにより、前記照射領域の
形状を変更することを特徴とする。
【0020】請求項4の被検査対象検出装置において
は、 A)前記属性検出手段の各光電変換素子は、色彩情報を
も検出可能に構成されており、 B)前記属性検出手段は、登録モードでは、前記複数の
光電変換素子のうち予め決められた色彩登録決定対象素
子の色彩データに基づいて、登録対象の色彩を登録デー
タとして記憶し、比較モードでは、被検査対象の色彩
と、前記登録データと比較して、比較結果を出力するよ
う構成されており、 C)前記照射手段は、前記検出可能領域のうち、前記色
彩登録決定対象素子に対応する色彩登録決定対象素子領
域が目視可能となるようにマーキングして照射を行なう
こと、を特徴とする。
【0021】なお、上記属性検出手段は、実施態様で
は、ラインセンサ33および制御部21に該当する。ま
た、上記照射手段は、実施態様では、ハロゲンランプ5
1、非球面レンズ53、シリンドリカルレンズ55、シ
ャドウマスク57、平凸レンズ58、両凸レンズ59、
反射板61、ハーフミラー67、レンズ69、レンズ6
3に該当する。
【0022】
【発明の効果】請求項1の被検査対象検出装置において
は、前記照射手段は、前記検出可能領域が目視可能とな
るようにマーキングして照射を行なう。したがって、複
数の光電変換素子が少なくとも一次元配列された属性検
出手段であっても、簡易かつ確実に前記検出可能領域を
目視可能とすることができる。
【0023】請求項2の被検査対象検出装置において
は、前記光学的に読取り可能な属性は、被検査対象の長
さであり、前記照射手段は、前記照射領域の形状を変更
することにより、前記マーキングを行なう。したがっ
て、操作者は、前記照射領域の形状を参照して、前記検
出可能領域を目視可能とすることができる。
【0024】請求項3の被検査対象検出装置において
は、前記照射手段は、前記遮光マスクにより照射光を遮
断することにより、前記照射領域の形状を変更する。し
たがって、簡易な構造で、前記照射領域の形状を変更す
ることができる。
【0025】請求項4の被検査対象検出装置において
は、前記属性検出手段の各光電変換素子は、色彩情報を
も検出可能に構成されており、前記照射手段は、前記検
出可能領域のうち、前記色彩登録決定対象素子に対応す
る色彩登録決定対象素子領域が目視可能となるようにマ
ーキングして照射を行なう。したがって、登録モードに
おいて、登録データを記憶する際に、誤って登録するこ
とを防止できる。
【0026】
【発明の実施の態様】
1.[第1の実施態様] 本発明の一実施態様について、図面に基づいて説明す
る。図1に、長さ検出可能センサ1の全体構成図を示
す。長さ検出可能センサ1は、ハロゲンランプ51、非
球面レンズ53、シリンドリカルレンズ55、シャドウ
マスク57、平凸レンズ58、両凸レンズ59、反射板
61、ハーフミラー67、レンズ69、レンズ63、ラ
インセンサ33、制御部21、および登録スイッチ31
を備えている。
【0027】制御部21の機能ブロックを図2に示す。
制御部21は、A/D変換部35、切り替え部37、登
録処理部39、記憶部41、比較部43および出力部4
5を備えている。A/D変換部35は、ラインセンサ3
3からの検出値をデジタルデータに変換する。切り替え
部37は、登録スイッチ31からの信号により、比較モ
ードと、登録モードを切り換える。登録処理部39は、
登録モードにおける登録処理を行なう。登録処理部39
による登録結果は、記憶部41に記憶される。比較部4
3は、ラインセンサ33から与えられたデータが、記憶
部41に記憶されているデータと一致するか否かを判断
し、一致する場合には出力部45から一致信号を出力す
る。一致しない場合には不一致信号を出力する。
【0028】図3に、図2に示す制御部21を、CPU
を用いて構成した場合のハードウエア構成図を示す。制
御部21は、CPU23、ROM25、RAM27、入
出力インタフェース28およびバスライン29を備えて
いる。CPU23は、ROM25に記憶された制御プロ
グラムにしたがいバスライン29を介して、各部を制御
する。RAM27には、検出結果および登録された色彩
データ等が記憶される。入出力インタフェース28に
は、出力回路49、A/D変換器47、および登録スイ
ッチ31が接続されている。A/D変換器47には、ア
ンプ48を介して、ラインセンサ33が接続されてい
る。
【0029】つぎに、図4を用いて本発明の特徴部分で
あるシャドウマスク57について説明する。図4は、図
1矢印α方向からの矢視図である。シャドウマスク57
は、窓部75を備えている。窓部75は、登録部分特定
用マーク81、および検出可能領域特定用マーク83、
84が設けられている。窓部75は、ハロゲンランプ5
1からの照射光が透過される部分である。マスク部73
はシャドウマスク57によって、ハロゲンランプ51か
らの照射光が遮光される部分である。
【0030】ラインセンサ33は、光電変換素子が一次
元配列されている。したがって、光電変換処理が可能な
検出可能領域76は、図4に示すように、複数の素子領
域で構成される。本実施態様においては、検出可能領域
76は、256の素子領域で構成されている。なお、各
素子領域は、R成分検出用、G成分検出用、B成分検出
用の3種類の色彩検出素子領域から構成される(図示せ
ず)。
【0031】シャドウマスク57と検出可能領域76と
の関係について説明する。窓部75の検出可能領域特定
用マーク83、検出可能領域特定用マーク84にて検出
可能領域76の大きさが特定される。また、登録部分特
定用マーク81にて検出可能領域76における登録色を
決定する素子(以下登録色決定素子という)に対応する
色彩登録決定対象素子領域が特定される。
【0032】つぎに、長さ検出可能センサ1の検出動作
について、図1を用いて説明する。ハロゲンランプ51
から発せられた光は非球面レンズ53、シリンドリカル
レンズ55を介してシャドウマスク57に照射される。
シャドウマスク57は、窓部75部分だけの光を通過さ
せる。窓部75を通過した光は、平凸レンズ58、両凸
レンズ59によって集光され、反射板61で反射され
る。この反射光は、ハーフミラー67で一部反射され、
レンズ69を介して被検査対象111に照射される。被
検査対象111から反射された光は、ハーフミラー67
を一部通過して、レンズ63を介してラインセンサ33
に与えられる。ラインセンサ33で検出された光は、制
御部21に与えられる。
【0033】このように、本実施態様においては、シャ
ドウマスク57で、ハロゲンランプ51から発せられた
光を遮光している。これにより、レンズ等を用いて検出
可能領域76とほぼ同じ領域に照射光を集光させること
なく、検出可能領域76と照射する領域とを一致させる
ことができる。
【0034】つぎに、図3に示すROM25に記憶され
ているプログラムについて説明する。ここでは図5Aに
示すような被検出物110の被検査対象111の長さお
よび色彩を登録しておき、被検査対象が同じ色彩および
長さを有するか否かを検出する場合について説明する。
【0035】図5Aに示す被検査対象111を登録する
場合には、被検出物110を図5Aに示す状態になるよ
う、すなわち被検査対象111が登録部分特定用マーク
81で特定される部分に含まれるように位置させ、図3
に示す登録スイッチ31を操作する。
【0036】CPU23は、登録モードであるか否かを
判断しているので(図6ステップST3)、CPU23
はすべての素子について、検出した色彩データをRAM
27に記憶する(図6ステップST5)。
【0037】つぎに、CPU23は、登録部分特定用マ
ーク81で特定される素子領域の色彩データを、登録形
状の色彩データとして決定する(図6ステップST
7)。登録形状の色彩は、図4に示す素子領域128、
素子領域129に関して、色彩データ(RGB)を平均
演算して、決定される。なお、本実施態様においては、
2つの素子128、129を、登録色決定素子領域とし
たが、これに限定されない。
【0038】つぎにCPU23は、図6ステップST7
にて決定された色彩と同一の色彩データを有する素子領
域数を決定する(ステップST8)。具体的には、ステ
ップST7にて求めた平均値と同じ色彩データを有する
素子領域のうち、この2素子領域と連続して位置する素
子領域がいくつあるかを求める。なお、求めた平均値と
同じ色彩データを有するかは、RGBの各色のデータの
平均値に所定の許容度の範囲内にあるか否かで決定され
る。かかる許容度は予め設定されている。この場合、図
5Aに示す素子領域76cから素子領域76dまでの素
子領域数が被検査対象の長さとして記憶される。
【0039】CPU23は、登録形状の色彩データおよ
びその素子領域数jkを記憶する(ステップST9)。
これにより図5Aに示す被検査対象111の長さL1お
よび被検査対象111の色彩がRAM27に記憶され
る。このように登録部分特定用マーク81を設けること
によって、登録色決定素子領域が目視可能となり、登録
色の誤りを防止することができる。
【0040】つぎに、比較モードについて説明する。こ
こでは、図5Aの状態よりも矢印α方向にずれて位置し
ているけれども、図5Bに示すように、被検査対象11
1が検出可能領域特定用マーク83および検出可能領域
特定用マーク84で示される検出可能領域に属するよう
に与えられた場合について、説明する。
【0041】CPU23は、登録スイッチ31が操作さ
れない場合は、図6ステップST3にて、登録モードで
ないと判断して、図7ステップST11に進み、図6ス
テップST9にて登録した登録データの読み出しを行な
う。注目素子領域iを初期化し(図7ステップST1
3)、連続素子領域数jを初期化する(ステップST1
5)。注目素子領域iをインクリメントし(ステップS
T17)、i番目の素子領域データが、登録された色彩
データと同じか否かを判断する(ステップST19)。
【0042】この場合、図5Bに示す状態で検出する場
合には、素子領域76eが、注目素子領域となるまで
は、図7ステップST19において登録された色彩デー
タと同じデータが記憶されないのでステップST23に
進み、連続素子領域数jが登録素子領域数jkと同じか
否かを判断する。この場合は、連続素子領域数jと登録
素子領域数jkとが同じでないので、ステップST27
に進み、注目素子領域iが最終素子領域か否かを判断す
る。この場合、注目素子領域iは最終素子領域でないの
で、ステップST15に進み、注目素子領域iがインク
リメントされる(ステップST17)。そして、つぎの
素子領域が、注目素子領域となり、同様の処理が実行さ
れる。
【0043】素子領域76eが注目素子領域iとなる
と、素子領域データが、登録されている色彩データと同
じになるので、ステップST19からステップST21
に進み、連続素子領域数jをインクリメントする。つぎ
に、ステップST17に戻り、注目素子領域iをインク
リメントし、ステップST19以下の処理を繰返す。す
なわち、素子領域76eのつぎの素子領域について、同
様の処理が実行される。
【0044】図5Bに示す素子領域76fのつぎの素子
領域については、ステップST19における判断は、登
録された色彩データと同じでない。したがって、ステッ
プST23に進み、連続素子領域数jが登録素子領域数
jkと同じか否かを判断する(ステップST23)。こ
の場合、同じであるので、ステップST25に進み、一
致信号を出力する。
【0045】なお、ステップST23にて、連続素子領
域数jが登録素子領域数jkと異なる場合には、注目素
子領域iが最終素子領域か否かを判断する(ステップS
T27)。そして、注目素子領域が最終素子領域である
と判断した場合には、一致するデータが存在しないと判
断し、不一致信号を出力する(ステップST29)。一
方、注目素子領域iが最終素子でない場合には、ステッ
プST15以下の処理を繰返す。
【0046】このように、登録する際には、図5Aに示
すように、登録部分特定用マーク81に基づいて、被検
査対象111を位置させて、記憶する。そして、検出の
際には、検出可能領域特定用マーク83と検出可能領域
特定用マーク84で示される領域内に被検査対象111
が属しさえすれば、図5Bに示すように、矢印α方向又
はその逆方向にずれて、被検査対象111が位置した場
合にも、被検査対象111の色彩および長さを検出する
ことができる。
【0047】すなわち、登録色を特定するための登録部
分特定用マーク81、検出可能領域76を目視可能とす
るための検出可能領域特定用マーク83および検出可能
領域特定用マーク84によって、簡単かつ確実に登録お
よび検出を行なうことができる。
【0048】2.[他の実施態様] 2.1)比較モードにおける処理方法について なお、上記実施態様においては、図7に示す比較モード
において、検出対象の素子領域のうち、登録された色彩
データと同じ素子領域を検出後、異なる素子領域を検出
するまでの、素子領域数によって、一致信号を出力する
か否か決定している。しかしこれに限定されず、登録す
る場合と同様にRAM27に、全素子領域の色彩データ
を記憶し、その後、両者を比較するようにしてもよい。
この場合、処理について、図8を用いて説明する。
【0049】まず、前記登録データの読み出しを行なう
(図8ステップST111)。注目素子領域iを初期化
し(ステップST113)、登録色同一素子領域数gを
初期化する(ステップST115)。注目素子領域iを
インクリメントし(ステップST117)、i番目の素
子領域データが、登録された色彩データと同じか否かを
判断する(ステップST119)。
【0050】素子領域データが、登録されている色彩デ
ータと同じになると、登録色同一素子領域数gをインク
リメントする(ステップST121)。つぎに、CPU
23は、注目素子領域iが最終素子領域か否かを判断す
る(ステップST122)。注目素子領域iが最終素子
でない場合には、ステップST117に戻り、そして、
注目素子領域iをインクリメントし、ステップST11
9以下の処理を繰返す。
【0051】すべての素子領域について、ステップST
119における判断が終了すると、ステップST123
に進み、登録色同一素子領域数gが登録素子領域数jk
と同じか否かを判断する(ステップST123)。そし
て、同じである場合には、ステップST125に進み、
一致信号を出力し、同じでない場合には、不一致信号を
出力する(ステップST129)。
【0052】このように、全ての素子領域について検査
し、その合計で登録対象との一致を判断することによっ
て、一部色ムラがあり、登録された色彩データと異なる
との判断をした素子領域がある場合でも、途中で判断が
終了することがない。
【0053】また、この実施態様では、全ての素子領域
について検査し、その合計素子数で登録対象との一致を
判断したが、複数部分に同じ色彩データの素子領域が存
在する場合に、以下に説明する様な処理を行なってもよ
い。
【0054】CPU23は、登録データの読み出しを行
なう(図9ステップST211)。注目素子領域i、登
録色同一素子領域数g、および比較対象素子領域数kを
初期化する(ステップST213〜ステップST21
6)。注目素子領域iをインクリメントし(ステップS
T217)、i番目の素子領域データが、登録された色
彩データと同じか否かを判断する(ステップST21
9)。
【0055】注目素子領域iのデータが、登録されてい
る色彩データと同じであると、登録色同一素子領域数g
をインクリメントする(ステップST221)。
【0056】つぎに、CPU23は、注目素子領域iが
最終素子領域か否かを判断する(ステップST22
2)。注目素子領域iが最終素子でない場合には、ステ
ップST217に戻り、そして、注目素子領域iをイン
クリメントし、ステップST219以下の処理を繰返
す。
【0057】ステップST222では、注目素子領域i
が最終素子である場合には、ステップST223に進
み、比較対象素子領域数kが登録素子領域数jkと同じ
か否かを判断する。そして、同じである場合には、ステ
ップST225に進み、一致信号を出力し、同じでない
場合には、不一致信号を出力する(ステップST22
9)。
【0058】一方、ステップST219にて、i番目の
素子領域データが、登録された色彩データと違うと判断
した場合は、CPU23は、比較対象素子領域数kより
登録色同一素子領域数gの方が大きいか否か判断する
(ステップST231)。
【0059】比較対象素子領域数kより登録色同一素子
領域数gの方が大きい場合には、比較対象素子領域数k
に登録色同一素子領域数gを代入する(ステップST2
33)。一方、比較対象素子領域数kより登録色同一素
子領域数gの方が小さい場合には、登録色同一素子領域
数gに「0」を代入する(ステップST235)。
【0060】かかる処理により、同じ色彩の素子領域が
複数ある場合に、そのうちの一番素子領域数が多い部分
で、前記一致判断をすることができる。すなわち、全て
の素子領域の合計で登録対象との一致を判断するのでな
く、一番大きな領域で一致度を判断することにより、非
検査対象の色と同じ汚れがあるような場合でも、これを
誤検出するおそれがない。
【0061】このように、これら2つの実施態様におい
ては、全ての注目素子領域について、データを検出した
後、一致するか否かを判断している。したがって、例え
ば、一部色ムラがあったり、汚れが付着していて、登録
された色彩データと異なる素子領域部分があっても、確
実に判断することができる。
【0062】なお、ステップST123、ステップST
223における判断において、完全に素子数が一致する
場合以外に、その許容度を設定しておくようにしてもよ
い。
【0063】2.2)窓部の形状について また、上記実施態様においては、図5Aに示すように登
録部分特定用マーク81、検出可能領域特定用マーク8
3、検出可能領域特定用マーク84の形状を採用した
が、図10Aに示すように、検出可能領域特定用マーク
83および検出可能領域特定用マーク84を窓部75の
端部で兼用するようにしてもよい。
【0064】また、図10Bに示すように登録部分特定
用マーク81の形状を鋭角的でなく、角形状としてもよ
い。さらに、窓部75の一部を狭める方向ではなく、逆
に広げるように、マーキングするようにしてもよい。
【0065】また、図10Cに示すように、窓部75と
離れて登録部分特定用マーク81を設けるようにしても
よい。検出可能領域特定用マーク83、検出可能領域特
定用マーク84についても同様である。
【0066】2.3)その他 また、上記実施態様においては、ラインセンサ33によ
り、被検査対象111の長さを検出するようにしたが、
少なくとも一次元配列した光電変換素子を用いるもので
あれば、どのようなものでも採用することができる。例
えば、二次元配列した場合には、形状データとしてとし
て、被検査対象の面積または外形データ等を得ることも
できる。
【0067】上記実施態様においては、シャドウマスク
57に登録部分特定用マークおよび検出可能領域特定用
マークを設けることにより、検出可能領域および登録対
象素子領域をマーキングするようにしたが、これ以外の
方法でマーキングをするようにしてもよい。また、いず
れか一方をマーキングするようにしてもよい。
【0068】なお、シャドウマスク57を用いることに
より、図1に示すレンズ69からの焦点距離を合わせる
のがより容易となる。特に、被検査対象の高さが途中で
変更された場合には、シャドウマスク57によって得ら
れる窓部75、登録部分特定用マーク81、検出可能領
域特定用マーク83、検出可能領域特定用マーク84の
形状のピントが合うように、長さ検出可能センサ1の設
定高さを調整すればよい。
【0069】なお、図7ステップST19における色彩
データが登録された色彩データと同じであるか否かの判
断においては、所定の許容度を予め記憶して、その範囲
内で一致するか否かを判断するようにしてもよい。ま
た、予め図6ステップST9における登録形状の色彩デ
ータおよび素子領域数を記憶する場合に所定の範囲内に
おけるテーブルデータとして記憶しておき、当該テーブ
ルデータの範囲内にあるか否かを判断するようにしても
よい。ステップST23、ステップST123、ステッ
プST223においても同様である。
【0070】なお、上記実施態様においては、長さ検出
可能センサ1は反射型であるが、長さデータを検出する
透過型の長さ検出可能センサとして、適用することがで
きる。
【0071】また、上記実施態様においては、検出可能
領域およびその周辺近傍に光を照射することにより、前
記検出可能領域を間接的に示して、被検査対象が前記検
出可能領域に属するか否かを判断できるようにした被検
査対象検出装置として、ハロゲンランプとラインセンサ
が同軸型の場合について説明したが、異軸型でも同様に
適用することができる。
【0072】また、光源としては、ハロゲンランプに限
定されず、他の光源、例えば、LED等を用いてもよ
い。
【0073】なお、上記実施態様においては、図1に示
す機能を実現する為に、CPUを用い、ソフトウェアに
よってこれを実現している。しかし、その一部もしくは
全てを、ロジック回路等のハードウェアによって実現し
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】長さ検出可能センサ1の全体構成を示す図であ
る。
【図2】制御部21の機能ブロック図である。
【図3】制御部21をCPUを用いて実現したハードウ
エア構成を示す。
【図4】シャドウマスク57と検出可能領域76との関
係を示す図である。
【図5】登録時における検出可能領域76と被検査対象
111との関係、比較時における検出可能領域76と被
検査対象111との関係を示す図である。
【図6】全体のフローチャートである。
【図7】比較モードのフローチャートである。
【図8】比較モードにおける他の実施態様であるフロー
チャートである。
【図9】比較モードにおける他の実施態様であるフロー
チャートである。
【図10】窓部の形状に関する他の実施態様を示す図で
ある。
【図11】従来のカラーセンサ120の全体構成図であ
る。
【図12】照射領域78と検出可能領域76との関係を
示す図である。
【図13】色彩登録操作を説明する為の図である。
【符号の説明】
1・・・・・・長さ検出可能センサ 21・・・・・制御部 31・・・・・登録スイッチ 33・・・・・ラインセンサ 35・・・・・A/D変換部 37・・・・・切り替え部 39・・・・・登録処理部 41・・・・・記憶部 43・・・・・比較部 45・・・・・出力部 51・・・・・ハロゲンランプ 57・・・・・シャドウマスク 73・・・・・マスク部 75・・・・・窓部 76・・・・・検出可能領域 78・・・・・照射領域 81・・・・・登録部分特定用マーク 83・・・・・検出可能領域特定用マーク 84・・・・・検出可能領域特定用マーク 111・・・・被検査対象
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 将範 大阪府大阪市淀川区西宮原1丁目7番31号 和泉電気株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検出可能領域およびその周辺近傍に光を照
    射することにより、前記検出可能領域を間接的に示し
    て、被検査対象が前記検出可能領域に属するか否かを判
    断できるようにした被検査対象検出装置であって、 複数の光電変換素子が少なくとも一次元配列された属性
    検出手段であって、前記検出可能領域にある前記被検査
    対象からの光を受光して、前記被検査対象の光学的に読
    取り可能な属性を検出する属性検出手段、 前記検出可能領域が目視可能となるようにマーキングし
    て照射を行なう照射手段、 を備えたことを特徴とする被検査対象検出装置。
  2. 【請求項2】請求項1の被検査対象検出装置において、 前記光学的に読取り可能な属性は、被検査対象の長さで
    あり、 前記照射手段は、前記照射領域の形状を変更することに
    より、前記マーキングを行なうこと、 を特徴とする被検査対象検出装置。
  3. 【請求項3】請求項2の被検査対象検出装置において、 前記照射手段は、遮光マスクを備え、この遮光マスクに
    より照射光を遮断することにより、前記照射領域の形状
    を変更すること、 を特徴とする被検査対象検出装置。
  4. 【請求項4】請求項1の被検査対象検出装置において、 A)前記属性検出手段の各光電変換素子は、色彩情報を
    も検出可能に構成されており、 B)前記属性検出手段は、登録モードでは、前記複数の
    光電変換素子のうち予め決められた色彩登録決定対象素
    子の色彩データに基づいて、登録対象の色彩を登録デー
    タとして記憶し、比較モードでは、被検査対象の色彩
    と、前記登録データと比較して、比較結果を出力するよ
    う構成されており、 C)前記照射手段は、前記検出可能領域のうち、前記色
    彩登録決定対象素子に対応する色彩登録決定対象素子領
    域が目視可能となるようにマーキングして照射を行なう
    こと、 を特徴とする被検査対象検出装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009294061A (ja) * 2008-06-05 2009-12-17 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板検査装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009294061A (ja) * 2008-06-05 2009-12-17 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板検査装置

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