JPH09236213A - 蓄熱式バーナ - Google Patents
蓄熱式バーナInfo
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- JPH09236213A JPH09236213A JP4008796A JP4008796A JPH09236213A JP H09236213 A JPH09236213 A JP H09236213A JP 4008796 A JP4008796 A JP 4008796A JP 4008796 A JP4008796 A JP 4008796A JP H09236213 A JPH09236213 A JP H09236213A
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Abstract
ると同時に、高効率の蓄熱動作を行うことが可能な蓄熱
式バーナを提供する。 【解決手段】パイロットバーナ管34を燃焼筒2に向け
て延在するメインバーナ管4内に配設し、パイロット燃
料流体供給管40をパイロットバーナ管内に配設し、先
端部電極44aのみをパイロットバーナ管内に露出し、
且つ他の外周部分を第1絶縁体46で被覆した棒状の点
火用電極44を、パイロット燃料流体供給管内に配設し
てパイロットバーナ30を構成した。これにより、蓄熱
動作時にメインバーナ管が高温状態となっても、第1絶
縁体がパイロット燃料流体供給管内の燃料流体に冷却さ
れて絶縁性が低下せず、点火用電極の短絡が防止され
る。また、メインバーナ管の管径が増大せずメインバー
ナ管の外周側の蓄熱体の設置空間が狭くならないので、
蓄熱式バーナの蓄熱効率が低下しない。
Description
の廃ガスからパイロットバーナを保護することが可能な
蓄熱式バーナに関する。
193837号公報に記載された蓄熱式ラジアントチュ
ーブバーナが知られている。
図4に示すように、周壁に複数の穴2aを形成した燃焼
筒2と、燃焼筒2の軸線に沿って燃焼筒2側に延在する
メインバーナ管4と、メインバーナ管4内に配設されて
燃焼筒2の後端開口部に向けて延在するパイロットバー
ナ6と、メインバーナ管4の外周に配設され、給排気口
7から供給される燃焼空気又は燃焼筒2側から吸入され
る廃ガスと熱交換を行う環状の蓄熱体8とを備えたバー
ナである。そして、燃焼筒2の後端開口部には、軸方向
に給排気穴10aを設けた支持盤10が固定されてお
り、この支持盤10に、前記メインバーナ管4のノズル
4aを形成した先端部が支持されている。
るパイロットバーナ6は、図5及び図6に示すように、
メインバーナ管4の先端ノズル4aまで延在するパイロ
ットバーナ管12と、このパイロットバーナ管12内に
同軸に配設されたパイロット燃料ガス供給管14と、パ
イロットバーナ管12及びパイロット燃料ガス供給管1
4との間に形成された環状の燃焼空気供給路16と、メ
インバーナ管4及びパイロットバーナ管12の間に形成
した燃料ガス通路18に絶縁碍子19に支持された状態
でパイロットバーナ管12の外周に沿って延在する点火
用電極20と、この点火用電極20と接続してパイロッ
トバーナ管12内に突出する点火兼火炎検出用ピン電極
22とを備えている。そして、点火用電極20は管状の
絶縁碍子24に被覆されてとともに、ピン電極22はパ
イロットバーナ管12に固定された絶縁碍子26により
支持されている。
ーナは、図4に示すように、加熱炉26内に配設したラ
ジアントチューブ28に燃焼筒2が同心的に接続されて
いる。なお、符号29で示す燃焼筒2の外周に近接した
位置に配設されている部材は、セラミックス製の保護筒
である。
ナによると、パイロットバーナ6がメインバーナ管4内
に配設されたことにより、このバーナが蓄熱動作を行う
際に、ラジアントチューブ28側から蓄熱体8を通過す
る高温の廃ガスにパイロットバーナ6が直接接触しない
ので、熱影響による劣化を防止することができる。
際には、蓄熱体8を外周に配設しているメインバーナ管
4も高温状態となるが、メインバーナ管4の内周面に点
火用電極20を被覆している絶縁碍子20が近接した位
置に配設されると、絶縁碍子20も高温状態となって絶
縁性が低下してしまい、点火用電極20の短絡を引き起
こすおそれがある。
縁碍子20が離れた位置となるように、メインバーナ管
4の管径Dを大きくすることが考えられるが、そうする
と、メインバーナ管4の外周に配設される蓄熱体8の設
置空間を小さく設定しなければならず、蓄熱効率が低下
した蓄熱式バーナとなる。
の課題に着目してなされたものであり、パイロットバー
ナの点火用電極の短絡を防止すると同時に、高効率の蓄
熱動作を行うことが可能な蓄熱式バーナを提供すること
を目的としている。
に、請求項1記載の発明は、燃焼筒と、この燃焼筒に向
けて延在して燃焼筒の後端部で開口し、当該燃焼筒内に
燃料流体を供給するメインバーナ管と、このメインバー
ナ管の外周側の燃焼空気通路に配設され、燃焼動作時に
燃焼空気と熱交換を行い且つ蓄熱動作時に廃ガスと熱交
換を行う蓄熱体と、前記燃焼動作時にパイロット火炎を
発生するパイロットバーナとを備えた蓄熱式バーナにお
いて、前記メインバーナ管内に、パイロット用燃焼空気
を供給するパイロットバーナ管を配設し、このパイロッ
トバーナ管内に、パイロット用燃料流体を供給するパイ
ロット燃料流体供給管を配設し、先端部電極のみを前記
パイロットバーナ管内に露出し、且つ他の外周部分を第
1絶縁体で被覆した棒状の点火用電極を、前記パイロッ
ト燃料流体供給管内に配設して前記パイロットバーナを
構成した。
載の蓄熱式バーナにおいて、前記点火用電極の外周を被
覆した第1絶縁体を、パイロット燃料流体供給管内に配
設した第2絶縁体の支持により前記パイロット燃料流体
供給管と軸線が一致する位置に配設し、この第1絶縁体
により前記パイロット燃料流体供給管内に環状の燃料流
体通路を形成した。
実施形態について、図面を参照して説明する。なお、図
4から図6に示した構成と同一構成部分には、同一符号
を付してその説明を省略する。
されたパイロットバーナ30を示すものである。すなわ
ち、メインバーナ管4内の先端部には、軸心位置に貫通
穴32aを形成し、貫通穴32aの周囲に複数の燃料ガ
ス通過口32bを形成した支持盤32が配設されてい
る。また、メインバーナ管4内には、先端部の保炎筒3
4aを貫通穴32aに通して軸線を一致させた状態でパ
イロットバーナ管34が配設されている。これにより、
メインバーナ管4及びパイロットバーナ管34の間に形
成した環状空間が燃料ガス通路36とされ、燃料ガス供
給源から供給された燃料ガスが、燃料ガス通路36、燃
料ガス通過口32b及びノズル4aを通過して燃焼筒2
内に噴射する。
4aの後端側内部には、軸心位置に電極挿通穴38aを
形成し、電極挿通穴38aの周囲にノズル38bを形成
した保炎端壁38が配設されている。また、この保炎端
壁38より後端側のパイロットバーナ管34内に、この
パイロットバーナ管34と軸線を一致させてパイロット
燃料ガス供給管(パイロット燃料流体供給管)40が配
設されている。これにより、パイロットバーナ管34及
びパイロット燃料ガス供給管40の間に形成した環状空
間が燃焼空気通路42とされ、この燃焼空気通路42
に、図示しない燃焼空気供給源から燃焼空気が供給され
る。
ガス供給管40内に点火用電極44が配設されている。
この点火用電極44の先端部(先端部電極)44aは、
保炎端壁38の電極挿通穴38aを通過して保炎筒34
a内に僅かに突出しているとともに、先端部44a以外
のパイロット燃料ガス供給管40内に延在する電極部分
は、管状の絶縁碍子(第1絶縁体)46で被覆されてい
る。そして、管状の絶縁碍子46により被覆された点火
用電極44は、パイロット燃料ガス供給管40の内周面
に当接して径方向内方に延在する複数の三叉形状の絶縁
碍子(第2絶縁体)48に支持され、パイロット燃料ガ
ス供給管40と軸線を一致させた状態で配設されてい
る。これにより、パイロット燃料ガス供給管40及び環
状の絶縁碍子46の間に形成した環状空間が燃料ガス通
路(燃料流体通路)50となり、この燃料ガス通路50
に、図示しない燃料ガス供給源から燃料ガスが供給され
る。
式バーナを一対備えた(以下、符号A、Bで示す)蓄熱
式ラジアントチューブバーナ装置を示すものである。こ
の装置の切換弁52、54が図示の切換位置に作動する
と、一方の蓄熱式バーナAが燃焼動作を行い、他方の蓄
熱式バーナBが蓄熱動作を行う。
ナ30は、燃料ガス通路50から保炎筒34a内に供給
された燃料ガスが、燃焼空気通路42から保炎筒34a
内に供給された燃焼空気と混合し、点火用電極44の先
端部44aのスパークにより燃焼してパイロット火炎を
発生する。そして、燃焼ガス導管56を介して蓄熱式バ
ーナAのノズル4aから噴出する燃料ガスが、燃焼空気
導管58から蓄熱式バーナAの蓄熱体8を通過して燃焼
筒2内に供給された一次燃焼空気と混合し、パイロット
バーナ30のパイロット火炎により着火されて、燃焼筒
2内で一次燃焼を行う。一次燃料ガスの一部は、燃焼筒
2の穴2aを通過して燃焼筒2と保護筒29との間の環
状空間へ噴出するとともに、燃焼筒2の外周に沿って供
給される二次燃焼空気により二次燃焼し、この二次燃料
ガスを含む二次燃焼空気は、燃焼筒2のノズルから噴出
する一次燃料ガスの残部を二次燃焼させる。
る廃ガスは、ラジアントチューブ28を通過する間に放
熱して加熱炉26内を加熱する。そして、廃ガスは蓄熱
式バーナBへ入り、熱交換により蓄熱体8を加熱した
後、燃焼空気導管60及び切換弁52を通過して 排気
ファン62により排気される。
逆の切換位置に作動すると、一方の蓄熱式バーナAが蓄
熱動作を行い、他方の蓄熱式バーナBが燃焼動作を行
う。ここで、蓄熱式バーナA、Bの一方が蓄熱動作を行
う際には、蓄熱体8が廃ガスとの熱交換により高温状態
となるので、この蓄熱体8を外周に配設しているメイン
バーナ管4も高温状態となる。ところが、本実施形態の
パイロットバーナ30の点火用電極44は、管状の絶縁
碍子46に被覆された状態でパイロット燃料ガス供給管
40内に配設されており、このパイロット燃料ガス供給
管40内を流れる燃料ガスにより常に冷却されているの
で、メインバーナ管4からの熱影響によって管状の絶縁
碍子46の絶縁性が低下することがなく、点火用電極2
0は短絡することがない。
の絶縁碍子46は、パイロット燃料ガス供給管40内に
配設された三叉形状の絶縁碍子48に支持され、環状の
燃料ガス通路50を形成しており、管状の絶縁碍子46
の全周に燃料ガスが接触するので、管状の絶縁碍子46
の冷却を効率良く行うことができる。
点火陽電極44を、パイロット燃料ガス供給管40内に
配設したことによって、メインバーナ管4の管径Dを大
きくせずに通常の径に設定することができ、メインバー
ナ管4の外周に配設される蓄熱体8の設置空間が狭くな
らず、蓄熱効率が低下しない蓄熱式バーナを提供するこ
とができる。
ューブバーナについて説明したが、他の形式の蓄熱式バ
ーナであっても適用し得るものである。また、パイロッ
ト燃料ガス供給管40内において、点火用電極44を被
覆した管状の絶縁碍子46を支持する絶縁体として三叉
形状の絶縁碍子48を使用したが、環状の燃料ガス通路
50を形成する部材であれば、他の形状の絶縁体を使用
しても同様の作用効果を得ることができる。
熱式バーナは、蓄熱動作の際に蓄熱体が廃ガスとの熱交
換により高温状態となると、この蓄熱体を外周に配設し
ているメインバーナ管も高温状態となるが、本発明のパ
イロットバーナの点火用電極は、第1絶縁体に被覆され
た状態でパイロット燃料流体供給管内に配設されてお
り、このパイロット燃料流体供給管内を流れる燃料流体
により常に冷却されるので、メインバーナ管からの熱影
響によって第1絶縁体の絶縁性が低下することがなく、
点火用電極の短絡を防止することができる。
を、パイロット燃料流体供給管内に配設したことによっ
て、メインバーナ管の管径を大きくせずに通常の径に設
定することができ、メインバーナ管の外周側に配設され
る蓄熱体の設置空間が狭くならず、蓄熱効率が低下しな
い蓄熱式バーナを提供することができる。
求項1記載の効果に加えて、点火用電極を被覆した第1
絶縁体が、パイロット流体供給管内に配設した第2絶縁
体に支持されてパイロット流体供給管と軸線が一致する
位置に配設され、パイロット燃料流体供給管内に環状の
燃料流体通路を形成したので、第1絶縁体の全周に燃料
流体が常に接触する。これにより、第1絶縁体の冷却効
果を高めることができる。
面図である。
ントチューブバーナ装置を示す概略図である。
図である。
ーナを示す軸線に沿った断面図である。
供給管) 42 燃焼空気通路 44 点火用電極 44a 点火用電極の先端部(先端部電極) 46 管状の絶縁碍子(第1絶縁体) 48 三叉形状の絶縁碍子(第2絶縁体) 50 燃料ガス供給通路(環状の燃料流体通路)
Claims (2)
- 【請求項1】 燃焼筒と、この燃焼筒に向けて延在して
燃焼筒の後端部で開口し、前記燃焼筒内に燃料流体を供
給するメインバーナ管と、このメインバーナ管の外周側
の燃焼空気通路に配設され、燃焼動作時に燃焼空気と熱
交換を行い且つ蓄熱動作時に廃ガスと熱交換を行う蓄熱
体と、前記燃焼動作時にパイロット火炎を発生するパイ
ロットバーナとを備えた蓄熱式バーナにおいて、 前記メインバーナ管内に、パイロット用燃焼空気を供給
するパイロットバーナ管を配設し、このパイロットバー
ナ管内に、パイロット用燃料流体を供給するパイロット
燃料流体供給管を配設し、先端部電極のみを前記パイロ
ットバーナ管内に露出し、且つ他の外周部分を第1絶縁
体で被覆した棒状の点火用電極を、前記パイロット燃料
流体供給管内に配設して前記パイロットバーナを構成し
たことを特徴とする蓄熱式バーナ。 - 【請求項2】 前記点火用電極の外周を被覆した第1絶
縁体を、パイロット燃料流体供給管内に配設した第2絶
縁体の支持により前記パイロット燃料流体供給管と軸線
が一致する位置に配設し、この第1絶縁体により前記パ
イロット燃料流体供給管内に環状の燃料流体通路を形成
したことを特徴とする請求項1記載の蓄熱式バーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04008796A JP3736694B2 (ja) | 1996-02-27 | 1996-02-27 | 蓄熱式バーナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04008796A JP3736694B2 (ja) | 1996-02-27 | 1996-02-27 | 蓄熱式バーナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09236213A true JPH09236213A (ja) | 1997-09-09 |
JP3736694B2 JP3736694B2 (ja) | 2006-01-18 |
Family
ID=12571120
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04008796A Expired - Fee Related JP3736694B2 (ja) | 1996-02-27 | 1996-02-27 | 蓄熱式バーナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3736694B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100515605B1 (ko) * | 2002-09-16 | 2005-09-16 | 주식회사 포스코 | 주연료 공급관과 파일럿 버너가 일체화된 축열식 복사관버너 |
CN108342544A (zh) * | 2017-01-22 | 2018-07-31 | 宝钢新日铁汽车板有限公司 | 一种退火炉辐射管烧嘴装置 |
-
1996
- 1996-02-27 JP JP04008796A patent/JP3736694B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100515605B1 (ko) * | 2002-09-16 | 2005-09-16 | 주식회사 포스코 | 주연료 공급관과 파일럿 버너가 일체화된 축열식 복사관버너 |
CN108342544A (zh) * | 2017-01-22 | 2018-07-31 | 宝钢新日铁汽车板有限公司 | 一种退火炉辐射管烧嘴装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3736694B2 (ja) | 2006-01-18 |
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