JPH09236196A - 二方向移動装置 - Google Patents

二方向移動装置

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JPH09236196A
JPH09236196A JP4373696A JP4373696A JPH09236196A JP H09236196 A JPH09236196 A JP H09236196A JP 4373696 A JP4373696 A JP 4373696A JP 4373696 A JP4373696 A JP 4373696A JP H09236196 A JPH09236196 A JP H09236196A
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JP
Japan
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pan
tilt
gear
motor
drive mechanism
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JP4373696A
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English (en)
Inventor
Shigeru Tajima
茂 田島
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えばビデオカメラ100をモータ10と1
7の力によってパン方向Pとティルト方向Tの二方向に
移動させる装置(パン・ティルタ)1において、大きな
モータを使用して高速、大トルクでの動作を可能とす
る。 【解決手段】 ビデオカメラ100をパン方向Pとティ
ルト方向Tに移動させるモータ10と17を、何れも固
定部2側に配設した構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばビデオカメ
ラをパン方向とティルト方向とに移動させる二方向移動
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばビデオカメラによる監視システム
においては、ビデオカメラをパン方向(左右の水平方
向)とティルト方向(上下の傾き方向)に移動させる二
方向移動装置が多く用いられている。
【0003】この二方向移動装置は、いわゆるパン・テ
ィルタと呼ばれるもので、その構成は固定部と、この固
定部に対し被移動体であるビデオカメラをパン方向とテ
ィルト方向に移動可能に支持する可動部とを有し、ビデ
オカメラをパン方向に駆動するモータとティルト方向に
駆動するモータは、その少なくとも一方が可動部側に設
けられていた。
【0004】これは、ゆっくりした動きが主であるため
比較的小型のモータが使用可能であったこと、及びその
ため可動部の動きによるモータの慣性モーメントを無視
できたからである。
【0005】一方、近年、デスクトップ・コンファレン
スやテレビ会議などにパン・ティルタを使用することが
多くなり、ここで比較的高速(例えば80度/秒)の動
作の要求が高まってきた。このような用途には、高速で
動かすため可動部の重力質量はもとより、慣性質量も小
さくする必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高速動
作を実現するためにはモータのパワーを大きくする必要
があり、従ってモータの形状も大きくなってしまう。こ
のため、可動部側にモータを配置する従来の構造では、
可動部が重くなってしまうので高速動作の障害となり、
上記ニーズに対応したものが実現できない。
【0007】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、大きなモータを使用して高速動作の可能な二
方向移動装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、ビデオカメラ(被移動体)をパン方向
(第1の方向)とティルト方向(第2の方向)に移動さ
せる装置(パン・ティルタ)であって、固定部と、この
固定部に対しパン方向に移動可能に支持され、かつビデ
オカメラがティルト方向に移動可能に支持される可動部
と、固定部に対し可動部を移動させ、ビデオカメラをパ
ン方向に移動させるパン方向駆動機構(第1の駆動機
構)と、可動部に対しビデオカメラをティルト方向に移
動させるティルト方向駆動機構(第2の駆動機構)と、
を備えてなる装置において、パン方向駆動機構とティル
ト方向駆動機構を駆動するモータを、固定部側に設けた
構造としたものである。
【0009】このような構造としたことにより、大きな
モータを使用しても可動部が重たくなることはないの
で、高速・大トルクでの動作が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。ここでは、本発明によ
る二方向移動装置として、ビデオカメラをパン方向とテ
ィルト方向に移動させる、いわゆるパン・ティルタを例
示して説明する。
【0011】図1〜図3は本発明の代表的な実施形態で
ある第1の実施例を示している。
【0012】本例のパン・ティルタ1は、図1に示すよ
うにビデオカメラ100をパン方向(第1の方向)Pと
ティルト方向(第2の方向)Tの二方向に移動させるも
のであり、このパン・ティルタ1において2は固定部、
3は可動部を示し、この可動部3にビデオカメラ100
が支持されている。尚、101はこのビデオカメラ10
0のレンズである。
【0013】本例のパン・ティルタ1の内部構造を図2
及び図3に示す。固定部2の固定基盤2Aの中心部には
主軸4が垂直に立設されており、この主軸4を中心とし
て可動部3の可動盤3Aが固定部2に対し水平方向即ち
パン方向Pに回転移動可能に支持されている。
【0014】可動部3の可動盤3A上には、左右一対の
支持板5a,5bが立設されており、この支持板5a,
5bの間にビデオカメラ100が、その左右両側面部か
ら突出される支軸6a,6bを介してティルト方向Tに
傾斜移動可能に支持されている。
【0015】そしてこのパン・ティルタ1の固定部2と
可動部3との間には、固定部2に対し可動部3を主軸4
を中心として回転移動させてビデオカメラ100をパン
方向Pに移動させるパン方向駆動機構(第1の駆動機
構)と、可動部3に対しビデオカメラ100をティルト
方向Tに傾斜移動させるティルト方向駆動機構(第2の
駆動機構)とが構成されている。
【0016】パン方向駆動機構は、可動部3の可動盤3
Aの底面に固定され、主軸4を中心として可動部3と一
体に回転されるパン駆動ギア8と、固定部2の固定基盤
2A上に配設され、パン駆動ギア8と噛み合うギア9を
駆動軸に取り付けた電動式のモータ10と、により構成
される。
【0017】そしてこのパン方向駆動機構においてモー
タ10が回転駆動されると、そのトルクがギア9からパ
ン駆動ギア8に伝わり、このパン駆動ギア8の回転によ
ってこれと一体に可動部3が主軸4を中心として固定部
2に対し回転し、これによってビデオカメラ100がパ
ン方向Pに回転移動される。
【0018】一方、ティルト方向駆動機構は、パン駆動
ギア8の下に位置して主軸4に回転可能に取り付けられ
るティルト駆動ギア11と、可動部3の可動板3Aの上
に位置して主軸4に回転可能に取り付けられる中央ギア
12と、パン駆動ギア8の中心部を貫通してティルト駆
動ギア11と中央ギア12とを一体的に連結する連結管
13と、可動部3においてビデオカメラ100の支軸6
a,6bに固定され、ビデオカメラ100と一体に回動
するクラウンギア14a,14bと、このクラウンギア
14a,14bに上記中央ギア12の回転を伝達するギ
ア15a及び15bと、固定部2の固定基盤2A上に配
設され、ティルト駆動ギア11と噛み合うギア16を駆
動軸に取り付けた電動式のモータ17と、により構成さ
れる。
【0019】尚、このティルト方向駆動機構において
は、クラウンギア14aと14bとを同方向に回動させ
るために、中央ギア12とギア15bとの間にアイドラ
ギア15cを介在させてある。
【0020】またクラウンギア14a,14bは、図4
に示す如く半円形状に形成されている。このクラウンギ
ア14a,14bは通常の円形状としても良いが、本例
では可動部3の高さを低く抑えるために半円形状として
ある。
【0021】そしてこのように構成されるティルト方向
駆動機構においてモータ17が回転駆動されると、その
トルクがギア16からティルト駆動ギア11に伝わり、
このティルト駆動ギア11と一体に中央ギア12が回転
し、さらにこの中央ギア12の回転がギア15aを介し
てクラウンギア14aに伝わると共に、アイドラギア1
5c及びギア15bを介してクラウンギア14bに伝わ
り、このクラウンギア14a,14bが支軸6a,6b
を中心として同方向に回動されることによって、これと
一体にビデオカメラ100が傾斜回動し、即ちビデオカ
メラ100のティルト方向Tの移動動作が行なわれる。
【0022】以上のパン方向駆動機構とティルト方向駆
動機構を夫々駆動するモータ10と17は、例えばステ
ッピングモータが好適に用いられ、何れも固定部2の固
定基盤2Aの上に載置固定されている。
【0023】以上の如き内部構造を有する本例のパン・
ティルタ1において固定部2では、固定基盤2A上のモ
ータ10,17及び全ての機構部品を覆うように外筐2
Bが固定基盤2Aに取り付けられている。また可動部3
においても、可動盤3A上のビデオカメラ100及び全
ての機構部品を覆うように外筐3Bが可動盤3Aに取り
付けられている。この可動部3の外筐3Bの一部には開
口部18が形成されており、この開口部18からビデオ
カメラ100のレンズ部101が表出される。
【0024】尚、本例図面においては、パン方向駆動機
構及びティルト方向駆動機構の各ギアは何れも歯を省略
して描いてあるが、実際には歯を有し、この歯の部分に
おいて互いに噛み合っているものである。
【0025】次に以上の如く構成される本例のパン・テ
ィルタ1におけるパン方向及びティルト方向の駆動制御
について説明する。尚、以下の説明においては、パン方
向駆動機構とティルト方向駆動機構の減速比は同一であ
るものとする。
【0026】先ず、パン方向の駆動は次のようにして行
なわれる。即ちこの場合は、モータ10を回転させるこ
とによって前述した如くパン方向駆動機構が作動してビ
デオカメラ100はパン方向Pに回転移動されるが、こ
のときモータ17を停止させたままだと、可動部3の回
転に伴なってティルト方向駆動機構も作動してしまうの
で、モータ10と共にモータ17も同じ方向に同じ回転
角で回転させる。
【0027】こうすることにより、パン駆動ギア8とテ
ィルト駆動ギア11の相対的位置が変化しないので、実
質的にはパン方向駆動機構のみが作動してティルト方向
駆動機構は作動せず、従ってビデオカメラ100はパン
方向Pにのみ移動されることになる。
【0028】一方、ティルト方向の駆動の場合は、モー
タ10を停止させた状態でモータ17を回転させること
により、前述した如くティルト方向駆動機構が作動して
ビデオカメラ100はティルト方向Tに移動される。
【0029】さらにパン方向の駆動とティルト方向の駆
動とを同時に行なう場合は、パン駆動ギア8とティルト
駆動ギア11の相対位置変化がティルト方向駆動機構を
作動させるので、それに合致する回転をモータ10と1
7に発生させる。
【0030】即ち、例えばパン方向に移動しながら、同
じ速度でティルト方向に移動させるには、パン駆動ギア
8とティルト駆動ギア11の回転方向が同一のときには
モータ17の回転速度をモータ10の二倍に、逆向きの
ときにはモータ17を停止させる。要するにパン駆動ギ
ア8とティルト駆動ギア11の相対差によりティルト方
向及び速度が決まる。
【0031】以上のように本例のパン・ティルタ1で
は、モータ10と17の駆動制御が若干複雑となるが、
これらのモータ(ステッピングモータ)の駆動制御は通
常マイクロプロセッサで行なうので、これは実用上の問
題とはならない。
【0032】以上の如く構成され動作される本例のパン
・ティルタ1は、次のような優れた特長を有している。
【0033】パン方向駆動機構を駆動するモータ10と
ティルト方向駆動機構を駆動するモータ17とが何れも
固定部2側に配設されているので、大きなモータを使用
しても可動部3が重たくなることはない。
【0034】従って、必要な速度、トルクに応じたモー
タが使えるため、高速、大トルクのパン・ティルタが容
易に実現できる。
【0035】またモータ10と17を固定部2側に配設
したことにより、可動部3の重量のうち、ビデオカメラ
100以外の重量を最小にできるので、高速動作に一段
と有利である。
【0036】さらにモータ10と17を固定部2側に配
設したことにより、モータ10と17の放熱が容易とな
る。
【0037】さらに本例のパン・ティルタ1において
は、パン方向駆動機構とティルト方向駆動機構の一部が
同軸構造に構成されており、即ち本例では、パン方向駆
動機構の回転中心軸である主軸4にティルト方向駆動機
構のティルト駆動ギア11と中央ギア12及び連結管1
3が回転可能に組み込まれているため、パン方向駆動機
構とティルト方向駆動機構とが構造的にコンパクトにま
とまり、装置の小型化に有利な構成となっている。
【0038】図5は本発明の第2の実施例を示してい
る。尚、この第2の実施例において前述した第1の実施
例と対応する部分には同一符号を付しその説明は省略す
る。
【0039】本例のパン・ティルタ1は、パン方向駆動
機構を駆動するモータとティルト方向駆動機構を駆動す
るモータとを一台のモータで兼用したものである。
【0040】即ち本例においては、前述した第1の実施
例で設けられていたモータ10を削除し、一個のモータ
17のみでパン方向駆動機構とティルト方向駆動機構と
を駆動する構造となっている。
【0041】そしてさらに本例のパン・ティルタ1で
は、このモータ17によるパン方向駆動機構の駆動とテ
ィルト方向駆動機構の駆動とを選択的に切り換える切り
換え機構20が設けられている。
【0042】この切り換え機構20は次のように構成さ
れる。
【0043】固定部2の固定基盤2A上には支柱21が
立設されており、この支柱21に切り換えプレート22
が水平方向に回動可能に支持されている。
【0044】そしてこの切り換えプレート22には図6
に示す如く二つのギア即ち回転ギア23と固定ギア24
とが取り付けられている。
【0045】回転ギア23は、図7Aに示すようにパン
駆動ギア8とティルト駆動ギア11とに同時に噛み合う
もので、切り換えプレート22に対し自由に回転可能に
枢支されている。
【0046】一方、固定ギア24は、図7Bに示すよう
にパン駆動ギア8にのみ噛み合うもので、切り換えプレ
ート22に対し回転不能状態に固定されている(但し、
パン駆動ギア8との噛み合いを確実にするために若干の
遊びを持たせてあるものとする)。
【0047】上記の図7AとBの噛み合い状態は、切り
換えプレート22の回動によって選択的に切り換わるよ
うになっており、この切り換えプレート22の回動動作
機構として本例では、図6に示すようにプランジャ25
及びリターンスプリング26が用いられている。
【0048】即ち、通常の状態では、切り換えプレート
22がリターンスプリング26に引張られていることに
よって図6の如く回転ギア23がパン駆動ギア8とティ
ルト駆動ギア11とに噛み合い、プランジャ25が作動
すると、このプランジャ25によって切り換えプレート
22がリターンスプリング26の力に抗して回動されて
固定ギア24がパン駆動ギア8と噛み合うようになって
いる。
【0049】そして回転ギア23がパン駆動ギア8とテ
ィルト駆動ギア11とに噛み合っている状態(図5、図
6及び図7A)でモータ17を駆動させると、ティルト
駆動ギア11が回転されると共に、回転ギア23を介し
てパン駆動ギア8も一体的に回転される。このようにパ
ン駆動ギア8とティルト駆動ギア11とが一体的に回転
されると、前述した如く実質的にパン方向駆動機構のみ
が作動し、ビデオカメラ100のパン方向Pの移動動作
が行なわれる。
【0050】また固定ギア24がパン駆動ギア8と噛み
合っている状態(図7B)では、固定ギア24によって
パン駆動ギア8が回転不能に固定され、この状態でモー
タ17を駆動させると、ティルト駆動ギア11が回転さ
れてティルト方向駆動機構のみが作動し、ビデオカメラ
100はティルト方向Tに移動される。
【0051】以上の如き本例のパン・ティルタでは、パ
ン方向の駆動とティルト方向の駆動とを同時に行なうこ
とはできないが、モータ及びこのモータの駆動回路が一
つでよいため、前述した第1の実施例のような二つのモ
ータを用いた構成に比べて低コスト化、低消費電力化が
可能となる。
【0052】以上、本発明の実施形態として第1及び第
2の実施例を図示して説明したが、本発明はこれらの実
施例に限ることなく他にも様々な実施形態を採ることが
できる。
【0053】例えば、図示の実施例ではクラウンギア1
4a,14bは半円形であるが、これを円形のものとし
て、可動盤3Aと支軸6a,6bとの間の距離を必要な
だけ確保することにより、ビデオカメラ100のティル
ト方向Tの動作角を概ね360°まで設定できる。尚、
この場合、可動部3の外筐3Bの開口部18はビデオカ
メラ100のティルト方向の動作角に対応して大きく形
成する。このように構成したパン・ティルタは、天井等
に取り付け、監視カメラとして使用する場合に適する。
【0054】また、図示の実施例ではティルト方向駆動
機構のバックラッシュに付き特に考慮していないが、こ
のティルト方向駆動機構においてクラウンギア14a,
14bのうち何れか一方に支軸6a,6bに対しスプリ
ング等でプリロードを加え、クラウンギア14aと14
bを互いに逆方向に回動偏倚させることにより、ギア間
のバックラッシュを取り除くことができる。
【0055】さらに実施例においては、パン方向駆動機
構及びティルト方向駆動機構は何れも全てギアの噛み合
いによってトルクを伝達する構造となっているが、その
一部または全部を、適当な摩擦を有する摩擦車によるト
ルク伝達構造としてもよい。この場合、ビデオカメラ1
00や可動部3に不測に外力が加わったときなどのため
のトルクリミッタ機能を持たせることが可能である。
【0056】以上の実施例においては、ビデオカメラ1
00をパン方向Pとティルト方向Tの二方向に移動させ
るパン・ティルタを例示して説明したが、本発明はこれ
以外の用途にも適用可能であることは明らかであり、高
速、大トルクを必要とする二方向移動装置に幅広く応用
できるものである。
【0057】
【発明の効果】以上に説明した如く本発明の二方向移動
装置は、第1の駆動機構と第2の駆動機構を駆動するモ
ータが固定部側に配設されているので、大きなモータを
使用しても可動部が重たくなることはない。従って、必
要な速度、トルクに応じたモータが使えるため、高速、
大トルクの二方向移動装置が容易に実現できる。
【0058】また、モータを固定部側に配設したことに
より、モータの放熱が容易となる効果をも有する。
【0059】さらに本発明では、第1の駆動機構と第2
の駆動機構を駆動するモータを一台のモータで兼用し、
このモータによる第1の駆動機構の駆動と第2の駆動機
構の駆動とを選択的に切り換える切り換え機構を設ける
ことにより、低コスト化、低消費電力化が可能となる。
【0060】さらに本発明においては、第1の駆動機構
と第2の駆動機構の一部を同軸構造に構成することによ
り、装置の小型化に有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるパン・ティルタの外観を
示す斜視図である。
【図2】第1の実施例を示すパン・ティルタの内部構造
の正面図である。
【図3】同、平面図である。
【図4】パン・ティルタにおけるティルト方向駆動機構
の一部分の説明図である。
【図5】第2の実施例を示すパン・ティルタの内部構造
の正面図である。
【図6】切り換え機構の平面図である。
【図7】切り換え機構による噛み合い状態の切り換えの
説明図である。
【符号の説明】
1 パン・ティルタ、2 固定部、3 可動部、4 主
軸、8 パン駆動ギア、10 モータ(パン駆動用)、
11 ティルト駆動ギア、17 モータ(ティルト駆動
用)、20 切り換え機構、100 ビデオカメラ(被
移動体)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被移動体を第1の方向と第2の方向に移
    動させる装置であって、 固定部と、 この固定部に対し第1の方向に移動可能に支持され、か
    つ上記被移動体が第2の方向に移動可能に支持される可
    動部と、 上記固定部に対し上記可動部を移動させ、上記被移動体
    を第1の方向に移動させる第1の駆動機構と、 上記可動部に対し上記被移動体を第2の方向に移動させ
    る第2の駆動機構と、 を備え、 上記第1の駆動機構と第2の駆動機構を駆動するモータ
    が上記固定部側に配設されていることを特徴とする二方
    向移動装置。
  2. 【請求項2】 上記第1の駆動機構と第2の駆動機構を
    駆動するモータを一台のモータで兼用し、このモータに
    よる上記第1の駆動機構の駆動と上記第2の駆動機構の
    駆動とを選択的に切り換える切り換え機構を設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載の二方向移動装置。
  3. 【請求項3】 上記第1の駆動機構と第2の駆動機構の
    一部が同軸構造に構成されていることを特徴とする請求
    項1または2に記載の二方向移動装置。
JP4373696A 1996-02-29 1996-02-29 二方向移動装置 Pending JPH09236196A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016070303A (ja) * 2014-09-26 2016-05-09 日本パルスモーター株式会社 ワーク体動作装置
CN109990181A (zh) * 2019-05-10 2019-07-09 深圳市兆威机电股份有限公司 摄像头翻转旋转机构及电子设备
CN110345356A (zh) * 2019-07-26 2019-10-18 深圳市众安威视技术有限公司 一种非连续路径的旋转摄像头

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