JP2550353Y2 - 液晶パネル調整機構 - Google Patents

液晶パネル調整機構

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JP2550353Y2
JP2550353Y2 JP9440191U JP9440191U JP2550353Y2 JP 2550353 Y2 JP2550353 Y2 JP 2550353Y2 JP 9440191 U JP9440191 U JP 9440191U JP 9440191 U JP9440191 U JP 9440191U JP 2550353 Y2 JP2550353 Y2 JP 2550353Y2
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adjustment
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昌彦 西原
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日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、投射型液晶表示装置の
コンバーゼンス調整に係わる液晶パネル調整機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】投射型液晶表示装置は、コンバーゼンス
調整を行うために液晶パネルの移動機構を持っている。
この移動機構は、全方向の調整を行うために、図3に示
すようにX,Y,Zの三軸の直線移動と、各々を軸とし
た回転移動ができるようになっているもの、あるいはそ
のいくつかを調整できるようになっているものが一般的
である。従来の調整機構を図4に示す。従来の調整機構
では、液晶パネル21が固定された第1の取付枠22
と、この第1の取付枠22と平行に第2及び第3の取付
枠23,24を設け、第1の取付枠22と第2の取付枠
23とを送りネジ機構などからなる第1の調整部25で
接続し、第2の取付枠23と第3の取付枠24とは第1
の調整部25に対して直角に移動する第2の調整26で
接続し、この第1及び第2の調整部25,26によっ
て、第1の取付枠22と第2の取付枠23との間及び第
2の取付枠23と第3の取付枠24との間をX又はY方
向に移動することで液晶パネル21の位置調整を行って
いた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このような方
式であると、調整部が増加するに従い取付枠の枚数が増
加し、重量増や大型化につながる。また、光軸を中心軸
とする回転移動は、光を遮蔽してしまうため中心軸を実
際に設定することが不可能であり、案内溝を設けたり、
図5に示すように、液晶パネル31が固定された第1の
取付枠32のの周辺のどこか一点34を回転中心に設定
して扇状に回転させる等、調整に不都合が多かった。
【0004】それ故に、本考案の目的は、このような問
題点を解決するもので、その目的とするところは、回転
調整を円滑に行うと共に、一組の取付枠上で2軸の調整
を行うことで小型化する構造を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】従って、上述の目的を達
成するために第1の本考案は、投射型液晶表示装置の液
晶パネルの位置調整を行う液晶パネル調整機構におい
て、液晶パネルが搭載され、且つこの液晶パネルの2等
分線上の対称位置に第1及び第2の支持部を有する第1
の取付枠と、この第1の取付枠と平行に配置された第2
の取付枠と、回転運動を直線運動に変換し、且つ第2の
取付枠に対して第1及び第2の支持部を直線移動する第
1及び第2の歯車機構部と、この第1及び第2の歯車機
構部に第1の調整軸から夫々同一方向の回転運動を伝
え、且つ第2の調整軸から夫々逆方向の回転運動を伝え
る差動歯車機構部とを備えたものである。
【0006】第2の本考案は、投射型液晶表示装置の液
晶パネルの位置調整を行う液晶パネル調整機構におい
て、液晶パネルが搭載され、且つこの液晶パネルの2等
分線上の対称位置に第1及び第2の支持部を有する第1
の取付枠と、この第1の取付枠と平行に配置された第2
の取付枠と、回転運動を直線運動に変換し、且つ第2の
取付枠に対して第1及び第2の支持部をX方向に直線移
動する第1及び第2の歯車機構部と、この第1及び第2
の歯車機構部を第2の取付枠に対してX方向と直交する
Y方向に直線移動する送りネジ機構部と、第1及び第2
の歯車機構部に第1の調整軸から夫々同一方向の回転運
動を伝え、且つ第2の調整軸から夫々逆方向の回転運動
を伝える差動歯車機構部とを備えたものである。
【0007】
【作用】従来は液晶パネルの回転運動と直線運動とを行
おうとした場合、回転運動用として一組の取付枠、直線
運動用として一組の取付枠の計二組、最低三枚の取付枠
を必要とした。また回転運動用の機構は液晶パネルの光
軸上に中心を設定することが困難であるため、どうして
も液晶パネルの周辺の一箇所を支点として扇状に回転さ
せるしかなく、調整の際に不便が生じていた。本考案で
は、この2つの調整を一組の取付枠上で行うことが出来
るため、小型軽量化が計り易く、かつ回転運動用の機構
も光軸を回転中心にできるため、調整においても不便な
くおこなうことが可能である。
【0008】
【実施例】本考案の実施例を図1〜図3に示す。図1は
本考案の実施例を示す斜視図、図2は図1に係わる差動
歯車の具体的構成を示す一部断面図、図3は図1に係わ
る調整軸による液晶パネルの移動方向を示す図である。
【0009】調整する液晶パネル1は第1の取付枠2に
取り付けられる。第1の取付枠2は適当な隙間をもたせ
て平行に設けられた第2の取付枠3にネジ等により取り
付けるが、この際、第2の取付枠3に対し第1の取付枠
2は、後述する第1及び第2の調整軸の動きに対し移動
可能に自由度をもたせて取り付ける。
【0010】液晶パネル1の中心(2等分線上)を通る
第1の取付枠2の対称の位置に2箇所の第1及び第2の
支持部4a,4bを設け、この第1及び第2の支持部4
a,4bに夫々第1及び第2の連結軸5,6を連結す
る。この第1の連結軸5は第1の歯車機構部7,第1の
駆動軸10を介して差動歯車ケース9に連結され、第2
の連結軸6は第2の歯車機構部8,第2の駆動軸11を
介して差動歯車機構部9に連結されている。
【0011】この第1及び第2の歯車機構7,8はラッ
ク&ピニオン歯車機構で構成され、このラック&ピニオ
ン歯車機構を支えるケースは第2の取付枠3にネジなど
で固定され、第1及び第2の駆動軸10,11が回転す
ることで、これらの駆動軸に自在継手などで連結された
ピニオン歯車が回転し、ラック(第1及び第2の連結軸
5,6)が伸縮して第1及び第2の支持部4a,4bと
第1及び第2の歯車機構部7,8との間の距離が可変す
る。差動歯車機構部9のケース9aの外部には傘歯車1
2が取り付けられ、第1の調整軸(直動調整軸)13に
取り付けられた傘歯車13aと噛み合っている。
【0012】図2に差動歯車機構部9内部の具体的構成
を示す。差動歯車は一般的に知られているように4枚の
傘歯車9b,9c,9d,9eで構成されており、2枚
の傘歯車9b,9cは夫々第1及び第2の駆動軸10,
11に取り付けられ、残り2枚の傘歯車9d,9eはケ
ース9aに回転自在に取り付けられ、第1及び第2の駆
動軸10,11はケース9aにボールベアリングなどを
介して回転自在に取り付けられている。このため、第2
の調整軸(差動調整軸)14を第1の駆動軸10或いは
第2の駆動軸11のどちらかに自在継手などを用いて連
結して取り付け、この第2の調整軸14を回転させた場
合、第1の駆動軸10と第2の駆動軸11とは互いに逆
方向に回転する。また、第1の調整軸13を回転させ傘
歯車13aと傘歯車12を介してケース9aを回転させ
た場合は、第1の駆動軸10と第2の駆動軸11は同一
方向に回転する。
【0013】次に、実際の調整動作を説明する。第2の
調整軸14を回転させると第1の駆動軸10と第2の駆
動軸11は互いに逆方向に回転し、この回転運動は第1
及び第2の歯車機構部7,8で直線運動に変換され、第
1の支持部4aと第1の歯車機構部7との距離及び第2
の支持部4bと第2の歯車機構部8との距離が夫々逆方
向に変化(第1の連結軸5が伸長し第2の連結軸6が縮
小するか或いはその逆)して、第1及び第2の支持部4
a,4bの位置を夫々逆方向に同じ量だけ移動させる。
この逆方向の移動によって第1の取付枠2は、第1及び
第2の支持部4a,4bの中間位置すなわち液晶パネル
1の光軸を中心として回転運動し、液晶パネル1の回転
調整が可能となる。
【0014】また、第1の調整軸13を回転させると傘
歯車13aと傘歯車12を介して差動歯車機構部9のケ
ース9aが回転し、この回転によって第1の駆動軸10
と第2の駆動軸11は同じ方向に回転する。従って、第
1の支持部4aと第1の歯車機構部7との距離及び第2
の支持部4bと第2の歯車機構部8との距離は同一方向
に変化(第1及び第2の連結軸5,6が同一方向に伸長
或いは縮小する)して、第1及び第2の支持部4a,4
bの位置を同じ方向に同じ量だけ移動させる。この移動
によって第1の取付枠2すなわち液晶パネル1は所定の
方向に直線移動し、液晶パネル1の直線方向の調整が可
能となる。
【0015】上記実施例では、第1及び第2の歯車機構
部7,8のケースが第2の取付枠3にネジなどで固定さ
れているが、これに限らず第2の取付枠3の取り付け穴
を、第1及び第2の駆動軸5,6の軸方向(以下、X方
向と称す)に対し直角方向(以下、Y方向と称す)にス
リット状に形成し、第1及び第2の歯車機構部7,8が
Y方向にも移動可能に自由度を持たせて取り付け、ラッ
ク&ピニオン歯車機構とは別に、ネジ送り機構を第2の
取付枠3との間に設けて、この送りネジ機構に連結され
た第4の調整軸を回転させて第1及び第2の歯車機構部
7,8をY方向に移動させ、この移動に伴う第1及び第
2の連結軸5,6のY方向への平行移動によって、第1
の取付枠2すなわち液晶パネル1のY方向の調整を可能
としてもよい。この場合、液晶パネル1はX,Yの直交
する直線方向と回転方向との3方向の位置調整が可能と
なる。
【0016】
【考案の効果】この考案によれば、2枚の取付枠と、こ
の取付枠上に設けられた、回転運動を直線運動に変換す
る一対の歯車機構部と、この歯車機構部に同一方向或い
は逆方向の回転運動を伝達する差動歯車機構部とを備え
たので、小型軽量及び簡単な構成で液晶パネルの光軸を
中心軸とした回転方向の調整と、X及びY方向の直線方
向の調整が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に係わる差動歯車の具体的構成を示す一部
断面図である。
【図3】図1に係わる調整軸による液晶パネルの移動方
向を示す図である。
【図4】従来の実施例を示す斜視図である。
【図5】従来の回転調整機構の実施例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1,21,31 液晶パネル 2,22,32 第1の取付枠 3,23,33 第2の取付枠 4a,4b 支持部 5 第1の連結軸 6 第2の連結軸 7 第1の歯車機構部 8 第2の歯車機構部 9 差動歯車機構部 9a ケース 9b,9c,9d,9e,12,13a 傘歯車 10 第1の駆動軸 11 第2の駆動軸 13 第1の調整軸 14 第2の調整軸 24 第3の取付枠 25,26 送りネジ機構 34 回転中心

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投射型液晶表示装置の液晶パネルの位置
    調整を行う液晶パネル調整機構において、 液晶パネルが搭載され、且つこの液晶パネルの2等分線
    上の対称位置に第1及び第2の支持部を有する第1の取
    付枠と、 この第1の取付枠と平行に配置された第2の取付枠と、 回転運動を直線運動に変換し、且つ第2の取付枠に対し
    て第1及び第2の支持部を直線移動する第1及び第2の
    歯車機構部と、 この第1及び第2の歯車機構部に第1の調整軸から夫々
    同一方向の回転運動を伝え、且つ第2の調整軸から夫々
    逆方向の回転運動を伝える差動歯車機構部とを備えたこ
    とを特徴とする液晶パネル調整機構。
  2. 【請求項2】 投射型液晶表示装置の液晶パネルの位置
    調整を行う液晶パネル調整機構において、 液晶パネルが搭載され、且つこの液晶パネルの2等分線
    上の対称位置に第1及び第2の支持部を有する第1の取
    付枠と、 この第1の取付枠と平行に配置された第2の取付枠と、 回転運動を直線運動に変換し、且つ第2の取付枠に対し
    て第1及び第2の支持部をX方向に直線移動する第1及
    び第2の歯車機構部と、 この第1及び第2の歯車機構部を第2の取付枠に対して
    X方向と直交するY方向に直線移動する送りネジ機構部
    と、 第1及び第2の歯車機構部に第1の調整軸から夫々同一
    方向の回転運動を伝え、且つ第2の調整軸から夫々逆方
    向の回転運動を伝える差動歯車機構部とを備えたことを
    特徴とする液晶パネル調整機構。
JP9440191U 1991-11-18 1991-11-18 液晶パネル調整機構 Expired - Lifetime JP2550353Y2 (ja)

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JPH0545643U JPH0545643U (ja) 1993-06-18
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