JPH09235638A - 陽極酸化処理後の外観の均一性に優れた建材及び器物用アルミニウム合金板とその製造方法 - Google Patents

陽極酸化処理後の外観の均一性に優れた建材及び器物用アルミニウム合金板とその製造方法

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JPH09235638A
JPH09235638A JP4329596A JP4329596A JPH09235638A JP H09235638 A JPH09235638 A JP H09235638A JP 4329596 A JP4329596 A JP 4329596A JP 4329596 A JP4329596 A JP 4329596A JP H09235638 A JPH09235638 A JP H09235638A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続鋳造圧延法で製造したアルミニウム合金
板であって、陽極酸化処理後の外観が均一な建材及び器
物用アルミニウム合金板を見出すこと。 【解決手段】 連続鋳造圧延法で製造したアルミニウム
合金板であって、その合金組成がFe0.8wt%以
下、Si1.0wt%以下、Cu0.2wt%以下、さ
らにBe0.0002〜0.01wt%、Sn0.00
1〜0.10wt%の1種もしくは2種を含有し、残部
がAlと不可避的不純物からなることを特徴とする陽極
酸化処理後の外観が均一な建材及び器物用アルミニウム
合金板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建材及び器物用ア
ルミニウム合金板とその製造方法であり、より詳しくは
連続鋳造圧延法によって製造したAl合金であって、A
l合金組成の改良により陽極酸化処理後の外観の均一性
を改善したもので、この特性に優れた建材及び器物用ア
ルミニウム合金板とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に建材及び器物用アルミニウム合金
板の製造方法としては、所定のアルミニウム合金溶湯を
半連続鋳造法により鋳造したスラブを均質化熱処理後、
熱間圧延及び冷間圧延(必要に応じて焼鈍)を施すか若
しくはアルミニウム合金溶湯を可動鋳型(図1に示す水
冷したドラム4、5又は図2に示す水冷したベルト8、
9)間に連続的に供給して、板厚30mm以下の鋳造板
とし、その後これを冷間圧延(必要に応じその前、中、
後に焼鈍を行う場合もある)して、所定の寸法の板材(
例えば板厚1〜3mm)とした後、建材の場合は防食、
表面硬化、着色等を目的として陽極酸化処理(皮膜厚2
0μm前後)を施し、又器物の場合は成形加工(深絞
り、張出加工等)し、さらに陽極酸化処理(皮膜厚20
μm前後)を施して製品とするのが一般的である。
【0003】しかしながら、建材及び器物用アルミニウ
ム合金板は、上記工程により板にした後、前記のごとく
最終的に陽極酸化処理が施されるため、板の金属組織の
均一性が表面品質に大きく影響を及ぼす。すなわち金属
組織にばらつきがあると陽極酸化処理後の外観が帯状あ
るいは斑状に不均一となり外観不良となる。
【0004】この金属組織のばらつきを引き起こす原因
の一つとして、鋳造組織の不均一が挙げられる。例えば
半連続鋳造法により鋳造されたスラブの鋳造組織は、一
般に鋳肌から内部に移るに従いチル層、粗大セル層、微
細セル層と組織が変化する。ここでチル層と粗大セル層
を併せた部分は一般に額縁と呼ばれ不安定な金属組織と
なり表面品質に悪影響を及ぼすため、面削により削り落
とすことが一般的である。この方法によるアルミニウム
合金板の製造は、このように面削したスラブを均質化熱
処理および熱間圧延し、続いて冷間圧延(必要により焼
鈍)して、所定の板としている。
【0005】また連続鋳造圧延法は、鋳塊の均質化熱処
理および熱間圧延工程が省略され、歩留りおよびエネル
ギー効率の向上等において非常に有効な方法であるとと
もに、溶湯の冷却速度を早くすることができるため合金
成分が強制固溶され易く、かつ、第2相粒子が微細にな
り易いので、一般に耐衝撃性、成形性及び疲労強度の優
れたアルミニウム合金板が得られるメリットがある。
【0006】しかしながら、この連続鋳造圧延法は、そ
の製造の基本原理から供給される溶湯に対し鋳型が連続
的に移動するため、鋳造時の溶湯と可動鋳型の接触が不
安定である。このために溶湯の冷却速度にばらつきを生
じ易く、これが原因で鋳造板の鋳造組織が不均一となる
という問題がある。このような鋳造組織の不均一な鋳造
板によって製造されたアルミニウム合金圧延板は、陽極
酸化処理後の外観が不均一となり不良となる。前記の連
続鋳造圧延法によって製造された鋳造板の鋳造組織の不
均一な部分を半連続鋳造法同様面削により落とすこと
は、板厚が30mm以下程度で薄く工程的にも困難であ
り、また通常この組織変動は板厚内部でも数mmの深さ
若しくは場合によっては板厚中心部まで影響しているた
め、歩留まりを考えると現実的な方法ではない。
【0007】このように連続鋳造圧延法は、半連続鋳造
法に比べ生産効率および特性の面からは魅力ある方法で
あるが、鋳造組織に不均一が生じ、この部分を除去する
ことも困難であるため、最終的に陽極酸化処理を施し
て、その処理後の外観の均一性が厳しく要求される建材
及び器物用のアルミニウム合金板への適用ができなかっ
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
従来技術の問題点を解決することである。具体的には連
続鋳造圧延法により製造するAl合金板であって、陽極
酸化処理後の外観の均一性を改善し、この特性に優れた
建材及び器物用アミニウム合金板とその製造方法を提供
することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の請求項1の発明は、連続鋳造圧延法によるアルミニウ
ム合金板であって、その合金組成がFe0.8wt%以
下、Si1.0wt%以下、Cu0.2wt%以下、さ
らにBe0.0002〜0.01wt%、Sn0.00
1〜0.10wt%の1種もしくは2種を含有し、残部
がAlと不可避的不純物とからなることを特徴とする陽
極酸化処理後の外観の均一性に優れた建材及び器物用ア
ルミニウム合金板であり、
【0010】また、請求項2の発明は、アルミニウム合
金板の連続鋳造圧延法による製造方法であり、Fe0.
8wt%以下、Si1.0wt%以下、Cu0.2wt
%以下、さらにBe0.0002〜0.01wt%、S
n0.001〜0.10wt%の1種もしくは2種を含
有し、残部がAlと不可避的不純物とからアルミニウム
合金溶湯を可動鋳型間に供給して厚さ30mm以下の鋳
造板に連続鋳造し、これを冷間圧延(必要に応じて中間
焼鈍)し、さらに最終冷間圧延(必要に応じて最終焼
鈍)することを特徴とする陽極酸化処理後の均一性に優
れた建材及び器物用アルミニウム合金板の製造方法であ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明について、以下詳細に説明
する。請求項1の発明は、連続鋳造圧延法によって製造
した所定の合金組成からなる陽極酸化処理後の均一性に
優れた建材及び器物用アルミニウム合金板である。本発
明における建材及び器物用アルミニウム合金の組成につ
いて、以下説明する。Feは0.8wt%以下の範囲と
する。Feは、陽極酸化処理面の均一化の作用を有す
る。Feはアルミニウム合金中の他の元素と結びつきA
l−Fe系およびAl−Fe−Si系の金属間化合物を
形成する元素であり、これらの金属間化合物のうち1〜
20μmの金属間化合物は、再結晶粒微細化の効果があ
るとともに、均一微細な陽極酸化処理面を形成する効果
がある。しかし、0.8wt%を越える含有量では、2
0μmを越える粗大化合物の形成により陽極酸化処理面
が不均一となる。
【0012】また、Siは1.0wt%以下の範囲とす
る。好ましくは0.5wt%以下、より好ましくは0.
2wt%以下とする。Siは、通常不純物として含ま
れ、1.0wt%を越えると陽極酸化処理面において微
視的なエッチング不足の斑点が散在する欠陥が出現しや
すい傾向を示すので好ましくない。Cuは、0.2wt
%以下の範囲とする。Cuが0.2wt%を越えると耐
蝕性が低下するからである。
【0013】Beは、0.0002〜0.01wt%と
する。Beは通常、アルミニウム地金中に含有しない元
素であるが、本発明者らが研究を重ねた結果、アルミニ
ウム合金溶湯中の表面酸化を抑制する作用があり、連続
鋳造の際に鋳造ノズルへの酸化物の付着を防止し、溶湯
の巾方向の乱れをなくして、鋳造時の溶湯と鋳型の接触
を安定化させる効果がある。Beの範囲を上記としたの
は、0.0002wt%未満では、上記の効果が得られ
ず、0.01wt%を越えると効果が飽和して無駄とな
るからである。
【0014】Snは、0.001〜0.10wt%とす
る。Snは通常、アルミニウム地金中に含有しない元素
であるが、本発明者らが研究を重ねた結果、Beと同様
の効果に加えて、連続鋳造の際にアルミニウム合金溶湯
と鋳型間の固着を防止する潤滑作用がある。一般に連続
鋳造の場合、アルミニウム合金溶湯が鋳型と接触して凝
固すると、溶湯と連続的に移動する鋳型の間で固着が生
じることがある。この固着部は冷却速度が変化するこ
と、および鋳型表面のアルミコーテイング層を破壊する
ことから、表面近傍の鋳造組織が不連続となり、コイル
表面に縞模様等の不具合が生ずる。Snの添加は、この
固着現象を防止し鋳造時の溶湯と鋳型の接触を安定化さ
せる効果がある。この固着防止には、Snが0.001
wt%未満では効果が少なく、また0.10wt%を越
えると効果が飽和して無駄である。よってSnは上記の
範囲とする。なお、BeとSnは、どちらか1種でも上
記効果が得られるが、2種とも添加したほうがより好ま
しい。
【0015】その他の不純物としては、通常のアルミニ
ウム地金に含まれているMn、Mg、Cr、Ni、V、
Zn等があるが、これらは0.05wt%未満である場
合には特に問題はない。また、任意的な添加元素として
TiおよびBの各0.1wt%以下の含有は、DC鋳造
同様、鋳造時の凝固組織の微細化に有効である。以上の
ような発明の構成とした建材及び器物用アルミニウム合
金板は、陽極酸化処理で均一な表面が得られる。
【0016】請求項2の発明は、前記建材及び器物用ア
ルミニウム合金板を連続鋳造圧延法によって製造する具
体的な製造方法に関するものである。即ち前記組成のア
ルミニウム合金溶湯を可動鋳型間に供給して厚さ30m
m以下の鋳造板に連続鋳造し、これを冷間圧延(必要に
応じて中間焼鈍)し、さらに最終冷間圧延(必要に応じ
て最終焼鈍)することを特徴とする陽極酸化処理後の均
一性に優れた建材及び器物用アルミニウム合金板の製造
方法である。ここで、厚さ30mm以下の鋳造板に連続
鋳造する理由は、前にも述べたように連続鋳造圧延法で
は溶湯の冷却速度を早くすることができるため合金成分
が強制固溶され易く、かつ、第2相粒子が微細になり易
いためこれにより材料特性として各種メリットが得られ
るが、板厚が30mmを越えると強制固溶に十分な冷却
速度が得られず、金属間化合物が粗大化するので好まし
くない。また、板厚があまり厚いと下工程での圧延回数
が多くなり経済的でない。したがって板厚は薄ければ薄
いほど良いが、好ましくは15mm以下、さらに好まし
くは10mm以下が良い。
【0017】なお、ここで対象としている連続鋳造圧延
法における連続鋳造は、双ドラムを用いたハンター法、
3C 法、双ベルトを用いたヘズレー法等が挙げられる
が、本発明ではこれらのうちの特定の方法に何ら限定さ
れるものではない。なお、図1及び図2は、本発明にお
ける連続鋳造の一例を示すもので、それぞれ双ドラム
4、5及び双ベルト8、9による可動鋳型装置で連続鋳
造板6を製造する様子を示す説明図である。まず所望の
合金成分に調整されたアルミニウム合金溶湯3は、図示
しない溶解保持炉からトラフを通じて一旦湯溜まり(通
常ヘッドボックスなどと呼ばれている)1に溜められ、
その後鋳造ノズル2を通って水冷された可動鋳型(ドラ
ム4、5、ベルト8、9)へと導かれる。なお、6は鋳
造板である。
【0018】上記のように鋳造された鋳造板6は、必要
に応じてその直後で圧延が行われるか若しくはそのまま
コイルに巻取られる。さらにその後冷間圧延により所望
のサイズまで圧延(必要に応じてその前、中、後におい
て1 〜数回の焼鈍を行う)されて、建材及び器物用アル
ミニウム合金板とし、建材については更に陽極酸化処理
を施し、また器物については成形加工(深絞り、張出加
工等)を行った後、更に陽極酸化処理を施し最終製品と
される。なお、上記の圧延の際、冷間圧延率や焼鈍条件
は特に規定するものではなく、任意の条件が可能であ
る。前記のごとく本発明法により製造された建材及び器
物用アルミニウム合金板は、後に記す実施例でも明らか
なごとく、最終的に行われる陽極酸化処理で、均一な外
観表面が得られる。
【0019】
【実施例】
(実施例1)表1に示した建材用アルミニウム合金溶湯
を本発明例、比較例及び従来例として図1に示す双ドラ
ム4、5を用いたハンター法によりそれぞれ板厚7mm
および10mmの鋳造板6コイルとした。なお、上記以
外の鋳造条件は以下のとおりである。 ・離型剤 :微粉カーボンを水に溶いた溶液 ・鋳造板の板幅:1300mm ・溶湯温度 :700℃ ・鋳造速度 :1000mm/min. ・冷却速度 :300〜700℃/sec. これら鋳造板コイルを常法にて冷間圧延し、これを表1
に示した条件で中間焼鈍を行い、さらに冷間圧延を施し
て厚さ2mmの建材用アルミニウム合金板を製造した。
【0020】
【表1】
【0021】このようにして得られた板について、以下
に示す処理条件で陽極酸化処理し、厚さ15μmの酸化
皮膜を形成した。 〔陽極酸化処理条件〕 前処理 : 50℃の5%NaOH溶液中に1分間浸漬
後、室温の30%HNO3 溶液中に1分間浸漬して水洗 ↓ 陽極酸化: 20℃の15%H2 SO4 溶液中で電流密
度1.3A/dm2で処理を行い、厚さ15μmの皮膜
を形成 ↓ 水 洗 : 水道水で15分 ↓ 封 孔 : 沸騰した純水中に15分間浸漬 ↓ 乾 燥 : 熱風乾燥
【0022】このようにして得られたサンプルについ
て、以下の方法で外観の均一性を評価した。 〔評価方法〕外観を目視により観察し、処理後の外観の
均一性が優れているもの◎、良好なもの○、やや劣って
いるもの△、劣っているもの×として判定を行った。こ
れらの試験結果を表1に併記した。
【0023】表1から明らかなように、本発明の範囲の
建材用アルミニウム合金板は、陽極酸化処理後の外観の
均一性に優れていることが確認された。
【0024】(実施例2)表2に示した器物用アルミニ
ウム合金溶湯を本発明例、比較例及び従来例として図1
に示す双ドラム4、5を用いたハンター法によりそれぞ
れ板厚7mmおよび10mmの鋳造板6コイルとした。
なお、上記以外の鋳造条件は、実施例1と同様である。
これら鋳造板コイルを表2に示した条件で、冷間圧延お
よび一部中間焼鈍を行い、さらに冷間圧延を施して厚さ
2mmとした。この圧延板に更に400℃で10時間の
最終焼鈍を施して器物用アルミニウム合金板を製造し
た。
【0025】
【表2】
【0026】これらの板について、深絞り加工を行っ
て、深さ100mm、直径200mmの鍋状とし、更に
実施例1と同様の条件で陽極酸化処理を行い厚さ20μ
mの皮膜を形成した。このようにして得られた器物の外
観を実施例1と同様な基準で評価し、その結果を表2に
併記した。
【0027】表2から明らかなように、本発明の範囲の
器物用アルミニウム合金板は、陽極酸化処理後の外観の
均一性に優れていることが確認された。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
よれば、連続鋳造圧延法で製造した建材及び器物用アル
ミニウム合金板は、陽極酸化処理後の外観の均一性に優
れており、連続鋳造圧延法のメリットを充分に生かすこ
とができる等工業上顕著な効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】双ドラムによる可動鋳型装置(ハンター法)で
連続鋳造板を製造する一例を示す説明図である。
【図2】双ベルトによる可動鋳型装置(ヘズレー法)で
連続鋳造板を製造する一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 湯溜まり(ヘッドボックス) 2 鋳造ノズル 3 溶湯 4、5 ドラム(可動鋳型) 6 鋳造板 8、9 ベルト(可動鋳型) 10〜13 ローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続鋳造圧延法によるアルミニウム合金
    板であって、その合金組成がFe0.8wt%以下、S
    i1.0wt%以下、Cu0.2wt%以下、さらにB
    e0.0002〜0.01wt%、Sn0.001〜
    0.10wt%の1種もしくは2種を含有し、残部がA
    lと不可避的不純物とからなることを特徴とする陽極酸
    化処理後の外観の均一性に優れた建材及び器物用アルミ
    ニウム合金板。
  2. 【請求項2】 アルミニウム合金板の連続鋳造圧延法に
    よる製造方法であり、Fe0.8wt%以下、Si1.
    0wt%以下、Cu0.2wt%以下、さらにBe0.
    0002〜0.01wt%、Sn0.001〜0.10
    wt%の1種もしくは2種を含有し、残部がAlと不可
    避的不純物とからアルミニウム合金溶湯を可動鋳型間に
    供給して厚さ30mm以下の鋳造板に連続鋳造し、これ
    を冷間圧延(必要に応じて中間焼鈍)し、さらに最終冷
    間圧延(必要に応じて最終焼鈍)することを特徴とする
    陽極酸化処理後の均一性に優れた建材及び器物用アミニ
    ウム合金板の製造方法
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