JPH09234926A - シリアルプリンタシステム - Google Patents

シリアルプリンタシステム

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JPH09234926A
JPH09234926A JP6711496A JP6711496A JPH09234926A JP H09234926 A JPH09234926 A JP H09234926A JP 6711496 A JP6711496 A JP 6711496A JP 6711496 A JP6711496 A JP 6711496A JP H09234926 A JPH09234926 A JP H09234926A
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JP
Japan
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belt
wire
carriage
tension
printer system
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JP6711496A
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English (en)
Inventor
Seiji Yamada
征史 山田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アイドラプーリのシャフトを固定した状態に
おいても、ベルト或いはワイヤーに適切なテンションを
与える手段を提供する。 【解決手段】 記録ヘッドよりインク滴を噴射して記録
を行うシリアルプリンタシステムにおいて、記録ヘッド
を走査するベルト或いはワイヤー6の取り付けテンショ
ンの調整を、前記ベルト或いはワイヤー6のキャリッジ
1に取り付られた部分で行う。前記ベルト或いはワイヤ
ー6を支持する部分を2箇所(1a,1b)とし、該支
持部1a,1bの間の部分の前記ベルト或いはワイヤー
6のたわみ量をテンション調整用雄ねじ11を調節する
ことによって、該ベルト或いはワイヤー6の取り付けテ
ンションの調整を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリアルプリンタ
システム、より詳細には、ヘッドを搭載したキャリッジ
を駆動するための駆動伝達手段としてベルト或いはワイ
ヤーをもちいたプリンタシステム或いはプロッタシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、ヘッドを搭載したキャリッジを
案内機構に沿つて移動させながら印写を行うシリアルプ
リンタの一例を説明するための要部構成図で、キャリッ
ジ1の駆動手段として、駆動力源としてのモータと、駆
動力伝達手段としての前記モータに取り付けられた駆動
プーリ5、前記キャリッジ1の一部に取り付けられてい
るベルト或いはワイヤー6、及びアイドラプーリ7を用
いるものの場合、前記ベルト或いはワイヤー6を適度な
テンションを与えて取り付ける必要がある。
【0003】今、駆動力fが矢印R方向に加わるものと
して、T0を初期テンション、T1を区間Aのテンショ
ン、T2を区間Bのテンションとすれば、区間Aにかか
るテンションT1は、T1=T0−f≦T1≦T0、区間B
にかかるテンションT2は、T2=T1+f(T0≦T2
0+f)となり、ベルト或いはワイヤー6のテンショ
ンが低過ぎる場合、前記テンション以上の駆動力がかか
った場合、一部でベルト或いはワイヤー6が弛む原因に
なり、その結果、ベルト或いはワイヤー6に大きな振動
が発生し、瞬間的な負荷の増大を招いてしまう。また、
テンションが高すぎる場合、アイドラプーリ7の回転摩
擦が大きくなるなどの問題が発生する。
【0004】図7,図8は、従来技術の一例を説明する
ための要部概要構成図で、図示のように、従来は、アイ
ドラプーリ7のシャフトの取り付け部材21に適切な強
さのスプリング22などを用いて、アイドラプーリ7に
駆動プーリ5と反対方向への力を付与して、ベルト或い
はワイヤー6に適切なテンションを与えるようにしてい
る。しかし、モータから駆動力が発生されると、図8に
示すように、アイドラプーリ7付近のベルト或いはワイ
ヤー6のテンションに変化が生じ、アイドラプーリ7の
シャフトがスプリング22で支えられているために、支
点Pを中心に変動し、Q1,Q2のように変位をしてしま
う。その結果、印写の位置精度が悪化することが考えら
れる。
【0005】特開平4−110174号公報(搬送体駆
動機構及びその搬送体駆動機構を有する記録装置)の発
明は、アイドラプーリのシャフトの取り付け部材にスプ
リングなどを設け、ベルト或いはワイヤーにテンション
を与えているが、アイドラプーリのシャフトはベルトテ
ンションとバネの弾性力のバランスで支えられているた
め、駆動モータから急激なトルクが伝えられると、ベル
トテンションに変動が生じ、その結果、アイドラプーリ
のシャフトが動いてしまい、プリンタの印字位置精度に
影響が出てしまう。そのため、該特開平4−11017
4号公報の発明では、アイドラプーリ7のシャフト21
の変位量を規定する部材を設け、アイドラプーリ7付近
のベルト或いはワイヤー6のテンションが多少変化して
もアイドラプーリ7のシャフト21の位置がほとんど動
かないようにし、印写品質の向上をはかっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般に、プリ
ンタの主走査系で用いられるベルト或いはワイヤー6は
弾性係数が高く、したがって、アイドラプーリ7のシャ
フトの位置がわずかに変化しただけでもベルト或いはワ
イヤー6のテンションが大きく変化してしまうため、ア
イドラプーリ7のシャフトの変位量を規定する部材の取
り付け精度が要求され、コストアップとなる。
【0007】本発明は、上述のごとき問題をアイドラプ
ーリのシャフトを固定することによって解決するように
したもので、請求項1の発明は、アイドラプーリのシャ
フトを固定した状態においても、ベルト或いはワイヤー
に適切なテンションを与える手段を提供すること、請求
項2は、ベルト或いはワイヤーを簡単な方法でキャリッ
ジにクランプすることが可能な手段を提供する。請求項
3の発明は、簡単な構成でベルト或いはワイヤーのテン
ションの調整を行うことが可能な手段を提供すること、
請求項4の発明は、ベルトの寿命を縮めないための手段
を提供すること、請求項5の発明は、容易にベルト或い
はワイヤーのテンションの調整を行うことが可能な手段
を提供すること、請求項6の発明は、容易にベルト或い
はワイヤーのテンションの調整後の安定性を得ることが
可能な手段を提供すること、請求項7の発明は、容易に
ベルト或いはワイヤーのテンション調整の目安を得るこ
とが可能な手段を提供すること、請求項8の発明は、ベ
ルト或いはワイヤーとキャリッジとのクランプをしっか
りし、且つ、円滑なベルトテンションの調整を可能と
し、したがって、ベルト或いはワイヤーのテンションの
調整を何度行っても、キャリッジとベルト或いはワイヤ
ーとの位置関係を一定に保つことが可能な手段を提供す
ること、請求項9の発明は、片方向印写時において駆動
力がかかる側をベルトクランプがしっかりしている側と
し、したがって、印写中にキャリッジとベルト或いはワ
イヤーのクランプ位置がずれないことを保証し、印写画
像を良好にする手段を提供すること、請求項10の発明
は、モータより駆動力が伝達されても、モータの回転軸
心及びアイドラプーリの回転軸心を変位させず、印写画
像を良好にする手段を提供すること、請求項11の発明
は、ベルト或いはワイヤーを、容易に駆動プーリ及びア
イドラプーリに取り付けることが可能な手段を提供する
こと、請求項12の発明は、ベルト或いはワイヤーとし
てタイミングベルトを用いた場合において、タイミング
ベルトのテンション調整を大きいレンジで行うことが可
能な手段を提供すること、請求項13の発明は、タイミ
ングベルトのテンション調整のレンジを最大にするため
の手段を提供すること、を目的としてなされたものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、印写
を行うための記録ヘッドを単数或いは複数個搭載したキ
ャリッジと、該キャリッジを主走査方向に移動させるた
めの案内機構と、駆動力源としてのモータと、駆動力伝
達手段として前記モータに取り付けられた駆動プーリ、
前記キャリッジの一部に取り付けられているベルト或い
はワイヤー及びアイドラプーリを有し、前記記録ヘッド
よりインク滴を噴射して記録を行うシリアルプリンタシ
ステムにおいて、前記ベルト或いはワイヤーの取り付け
テンションの調整を、前記ベルト或いはワイヤーの前記
キャリッジに取り付られた部分で行う手段を有すること
を特徴とし、もって、アイドラプーリのシャフトを固定
した状態においても、ベルト或いはワイヤーに適切なテ
ンションを与えるようにしたものである。
【0009】請求項2の発明は、請求項1に記載の発明
において、前記ベルト或いはワイヤーをエンドレスとし
たことを特徴とし、もって、ベルト或いはワイヤーを簡
単な方法でキャリッジにクランプできるようにしたもの
である。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は2に記載
の発明において、前記キャリッジの前記ベルト或いはワ
イヤーを支持する部分を2箇所とし、該支持部の間の部
分の前記ベルト或いはワイヤーのたわみ量を調節するこ
とによって、前記ベルト或いはワイヤーの取り付けテン
ションの調整を行うことを特徴とし、もって、簡単な構
成でベルト或いはワイヤーのテンションの調整を行うこ
とができるようにしたものである。
【0011】請求項4の発明は、請求項3に記載の発明
において、前記キャリッジの前記ベルト或いはワイヤー
を支持する2箇所の部分において、該2箇所の支持部の
互いに対向する側であって、前記ベルト或いはワイヤー
がテンション調整によってたわむ側の、それぞれの角部
に丸みをもたせたことを特徴とし、もって、ベルトの寿
命を縮めないようにしたものである。
【0012】請求項5の発明は、請求項3に記載の発明
において、前記キャリッジの前記ベルト或いはワイヤー
のたわみ量の調整を行うための部材として、テンション
調整用雄ねじ、及び、前記ベルト或いはワイヤーを押さ
えるための前記ベルト或いはワイヤーの幅方向に前記ベ
ルト或いはワイヤーの幅以上の大きさの押さえ部を持っ
た部材を有することを特徴とし、もって、容易にベルト
或いはワイヤーのテンションの調整を行うことができる
ようにしたものである。
【0013】請求項6の発明は、請求項3に記載の発明
おいて、前記キャリッジの前記ベルト或いはワイヤーを
支持する2箇所の部分の間の前記ベルト或いはワイヤー
のたわみ量の調整を行うための部材として、テンション
調整用雄ねじ及び前記ベルト或いはワイヤーを押さえる
ための部材を有するシリアルプリンタシステムにおい
て、前記テンション調整用雄ねじの頭と、前記テンショ
ン調整用雄ねじに対応する雌ねじを持った部材との間に
弾性部材を有することを特徴とし、もって、容易にベル
ト或いはワイヤーのテンションの調整後の安定性を得る
ことができるようにしたものである。
【0014】請求項7の発明は、請求項3に記載の発明
において、前記キャリッジの前記ベルト或いはワイヤー
を支持する2箇所の部分の間の前記ベルト或いはワイヤ
ーのたわみ量の調整を行うための部材として、テンショ
ン調整用雄ねじ及び前記ベルト或いはワイヤーを押さえ
るための部材を有するシリアルプリンタシステムにおい
て、前記テンション調整用雄ねじは、マイナスドライバ
ーを用いて回されるための穴を有し、前記テンション調
整用雄ねじに対応する雌ねじを持った部材の、前記テン
ション調整用雄ねじの頭が来る部分の外側に複数の等間
隔のピッチの目盛を有し、前記テンション調整用雄ねじ
のマイナスドライバーを用いて回されるための穴を、前
記目盛の指標として用いることを特徴とし、もって、容
易にベルト或いはワイヤーのテンション調整の目安を得
ることができるようにしたものである。
【0015】請求項8の発明は、請求項3に記載の発明
において、前記キャリッジの前記ベルト或いはワイヤー
を支持する2箇所の部分において、片方では、前記ベル
ト或いはワイヤーを前記キャリッジに固定し、他方で
は、前記キャリッジに対して、前記ベルト或いはワイヤ
ーの動作方向にスライド可能とし、幅方向及び動作方向
と幅方向に直交する方向(ベルト面に直角な方向)の位
置を、僅かな遊びを持たせて規定するものことを特徴と
し、もって、ベルト或いはワイヤーとキャリッジとのク
ランプをしっかりし、且つ、円滑なベルトテンションの
調整を可能とし、したがって、ベルト或いはワイヤーの
テンションの調整を何度行っても、キャリッジとベルト
或いはワイヤーとの位置関係を一定に保つことができる
ようにしたものである。
【0016】請求項9の発明は、請求項8に記載の発明
において、前記キャリッジの前記ベルト或いはワイヤー
を支持する2箇所の部分のうち、前記キャリッジと前記
ベルト或いはワイヤーを固定する側を、片方向印字の際
に、前記キャリッジが移動する側とすること栓特徴と
し、もって、片方向印写時において駆動力がかかる側を
ベルトクランプがしっかりしている側とし、したがっ
て、印写中にキャリッジとベルト或いはワイヤーのクラ
ンプ位置がずれないことを保証し、印写画像を良好にで
きるようにしたものである。
【0017】請求項10の発明は、請求項1に記載の発
明において、前記モータの回転軸心及びアイドラプーリ
の回転軸心は、非可動性であることを特徴とし、もっ
て、モータより駆動力が伝達されても、モータの回転軸
心及びアイドラプーリの回転軸心を変位させず、印写画
像を良好にできるようにしたものである。
【0018】請求項11の発明は、請求項10に記載の
発明において、前記ベルト或いはワイヤーを前記キャリ
ッジに取り付けずに、前記モータプーリ及び前記アイド
ラプーリに取り付けたとき弛みをもっており、その弛み
量は、前記モータプーリ及びアイドラプーリが既に取り
付けられてある状態において容易に前記ベルト或ワイヤ
ーの取り付けが可能であり、且つ、ベルトテンション調
整機構において充分適切なベルトテンションを与えるこ
とが可能な量であるもことを特徴とし、もって、ベルト
或いはワイヤーを、容易に駆動プーリ及びアイドラプー
リに取り付けることができるようにしたものである。
【0019】請求項12の発明は、請求項1乃至9のい
ずれかに記載の発明において、前記ベルト或いはワイヤ
ーとしてタイミングベルトを用いるものであって、前記
テンション調整用雄ねじの頭を、前記キャリッジの前記
タイミングベルトを支持する2箇所の部分のうち、前記
タイミングベルトがスライド可能に取り付けてある側
に、傾けて取り付けることを特徴とし、もって、ベルト
或いはワイヤーとしてタイミングベルトを用いた場合に
おいて、タイミングベルトのテンション調整を大きいレ
ンジで行うことができるようにしたものである。
【0020】請求項13の発明は、請求項12に記載の
発明において、傾けて取り付けられた前記テンション調
整用雄ねじの頭の傾きを、前記タイミングベルトのテン
ションが最適となるときの、前記タイミングベルトの前
記ベルト押さえ部材との噛み合い部における、前記タイ
ミングベルトの面に対して、ほぼ直角の方向となるよう
にしたことを特徴とし、もって、タイミングベルトのテ
ンション調整のレンジを最大にできるようにしたもので
ある。
【0021】
【発明の実施の形態】
(請求項1〜9の発明)図1は、本発明が適用されるイ
ンクジェットプリンタシステムの一例を説明するための
概略図で、周知のように、キャリッジ1は、ガイド軸2
及びガイド板3によって支持されており、主走査方向
(A,B方向)へ摺動が可能となっている。動力源とし
て、モータ4が用いられており、その動力は駆動プーリ
5及びベルト或いはワイヤー6及び従動プーリ7によっ
て、キャリッジ1に伝えられる。インクジェットプリン
タシステムにおいて、主走査の駆動制御法は多くの場
合、ステッピングモータ4、駆動タイミングプーリ5、
及びタイミングベルト6を用いて開ループ制御で行われ
いているため、ここではその場合について説明する。な
お、8は記録ヘッド、9は記録紙で、周知のように、記
録ヘッド8を矢印A又はB方向に主走査し、記録紙9を
矢印C方向に副走査しながら記録を行う。
【0022】図2は、本発明の組立斜視図、図3は、本
発明の要部構成図で、図中1a,1bは、キャリッジ本
体と、一体で成形されたベルトクランプ部で、該ベルト
クランプ部は、左右対称な形状で2つの部分1a,1b
に分かれており、その2つの部分の間にタイミングベル
ト6をたわませるための空間を有し、また、それぞれの
部分はベルト6をクランプするための溝1cをベルト6
の移動方向に沿って持っている。この溝1cは、そこに
クランプするベルト6の幅よりも僅かに大きい幅を持っ
ており、且つ、前記ベルト6の全高さよりも僅かに大き
い深さを持っている。また、それぞれの溝の対向する側
の端の部分1dにR2以上の丸みを持っており、これに
よって、タイミングベルト6をたわませたときに、タイ
ミングベルト6に傷が付くのを防止するようにしてい
る。
【0023】タイミングベルト6は、エンドレスであっ
て、前記溝1cに歯を上向きにして取り付けられ、ベル
トクランプ部材10でクランプされている。このベルト
クランプ部材10の前記タイミングベルト6に対向する
側の面は、図3(B)に示すように、片方のベルトクラ
ンプ部1aにおいてタイミングベルト6と接する部分に
タイミングベルト6の歯型に対応する歯型の突起部10
cを有し、他の部分は平面である。
【0024】したがって、ベルトクランプ部材10をキ
ャリッジ1のベルトクランプ部1aにネジ11で固定す
ることにより、ベルトクランプ部1aにおいて、タイミ
ングベルト6の歯部にベルトクランプ部材10の歯型の
突起部10cがはまりこんでベルトクランプ部1aに押
しつけられるため、タイミングベルト6はベルトクラン
プ部1aに確実に固定される。また、ベルトクランプ部
1bにおいては、タイミングベルト6の幅方向及び高さ
方向に若干のクリアランス(0.5mm程度)があるた
め、ベルト6の動作方向にスライド可能となり、タイミ
ングベルト6の幅方向及び高さ方向の位置決めが前記の
クリアランス程度で保証される。こうすることによっ
て、タイミングベルト6とキャリッジ1とのクランプが
しっかりし、尚且つ、円滑なベルトテンションの調整が
可能となる。
【0025】尚、ベルトクランプ部1aは、ベルトクラ
ンプ部1bに対して、片方向印写時のキャリッジ1の移
動方向側(Tは片方向印字時のキャリッジの移動方向を
示す)にあるものとする。こうすることによって、片方
向印写時において駆動力がかかる側をベルトクランプが
しっかりしている側とすることが可能となり、ゆえに、
印写画像を良好にすることが可能となる。テンション調
整用雄ねじ11は、該テンション調整用雄ねじ11に対
応した雌ねじ部10bを持ったベルトクランブ部材10
に、タイミングベルト6のある側とは反対の側から弾性
部材としてのゴム部材13を挟んで取り付けられてお
り、その下側にはベルト押さえ部材12がすきまばめで
取り付けられている。したがって、テンション調整用雄
ねじ11の下側の部分は、ネジ山を持っておらず、その
直径はねじ部の谷の径より小さくなっている。
【0026】ベルト押さえ部材12は、タイミングベル
ト6の歯型6aに合致するような面12aでタイミング
ベルト6を押さえている。なお、ベルト押さえ部材12
の幅は、タイミングベルト6の幅よりも大きい。また、
図3(B)において、矢印Eはベルトのスライド方向、
Fはテンションの調整に応じてベルトがスライド可能な
部分、Gはベルトが固定されている部分、6bはテンシ
ョンの調整によってベルト長さの変化を伴う部分を示
す。
【0027】以上の構成において、図3(B)に示すよ
うに、テンション調整用雄ねじ11を締め付けると、ベ
ルト押さえ部材12がタイミングベルト6をたわませ、
タイミングベルト6にテンションを与えることが可能と
なる。また、テンション調整用雄ねじ11の締め加減に
よってテンションの調整を行うことが可能となる。ここ
で、テンション調整用雄ねじ11の頭がゴム部材13に
当たり、程良くゴム部材13の弾性がかかるまでテンシ
ョン調整用雄ねじ11を締め付けたとき理想的なベルト
テンションが与えられ、ゴム部材13の弾性がかかる範
囲で十分にベルトテンションの調整が可能になるよう
に、テンション調整用雄ねじ11の長さを決定する。こ
うすることによって、ベルトテンションの調整を行った
後の、テンション調整用雄ねじ11の固定が容易とな
る。
【0028】また、ベルトクランプ部材10の、テンシ
ョン調整用雄ねじ11の頭の外側に位置する部分に、1
0個以上の等間隔のピッチの目盛10aが刻まれてい
る。また、目盛10aを示す指標については、テンショ
ン調整用雄ねじ11を回すためのマイナスドライバー用
の穴11aで代用できる。これらによって、タイミング
ベルト6のテンションと目盛10aの位置との対応関係
を、容易な手段で得ることができる。弾性部材13は、
ゴム部材以外にも、板バネ、コイルスプリング、等の弾
性材料、弾性構成部材でもよい。
【0029】(請求項10,11の発明)上記のベルト
テンション調整機構を用いることによって、ステッピン
グモータ4の回転軸心及びアイドラプーリ7の回転軸心
を、非可動性にすることが可能となり、容易にステッピ
ングモータ4及びアイドラプーリ7の取り付けを行こと
が可能となる。また、各プーリ5,7の軸心が動かない
ため、良好な印写画像を得ることが可能となる。
【0030】図4は、タイミングベルト6を各プーリ
5,7に取り付ける時の説明をするための図で、図4
(A)に示したように、各プーリ5,7にタイミングベ
ルト6を取り付ける際、タイミングベルト6はエンドレ
スであるため、ある程度前記タイミングベルト6に弛み
(K)を与えてやらなてと取り付けが困難となる。そし
て、図4(B)に示したように、前記弛み(K)は、上
記のベルトテンション調整機構によって、十分に取り除
かれ、且つ、最適なベルトテンション(L)が与えられ
るものでなければならない。ゆえに、タイミングベルト
6は、上記の条件を満たす弛み量を持つような長さであ
る。
【0031】(請求項12,13の発明)上記のベルト
テンション調整機構において、図2,図3では、テンシ
ョン調整用雄ねじ11は、キャリッジ1の移動方向及び
タイミングベルト6の幅方向に対して直角となる方向に
取り付けられている。ここで、タイミングベルト6の、
ベルト押さえ部材12とベルトクランプ部1aとの間の
部分6bについて考える。この部分は、短く、しかも両
側からベルト6がしっかり押さえられているため、前記
部分のベルト6の長さの変化はほとんど無いと考えられ
る。したがって、図2,図3のテンション調整用雄ねじ
11の方向(H方向)では、テンション調整用雄ねじ1
1のストロークに対してベルトの部分6bの長さの変化
を伴うため、調整しろが非常に小さくなってしまう。
【0032】図5は、本発明の他の実施例を説明するた
めの図で、周知のように、テンション調整用雄ねじ11
の頭の方向をベルトクランプ部1bの方向に傾けて取り
付けるようにしたものである。その取り付角度は、タイ
ミングベルト6のテンションが最適となる状態における
タイミングベルトの部分6bの傾きに対して、ほぼ直角
となる方向(M方向)である。この場合、テンション調
整用雄ねじ11のストロークに対するベルトの部分6b
の長さの変化は小さくなる。したがって、前記ストロー
クを大きくとれるため、大きいレンジでタイミングベル
ト6のテンション調整が可能となる。
【0033】なお、以上には、インクジェットプリンタ
の場合について説明したが、本発明は上記実施例に限定
されるものではなく、一般的なシリアルプリンタについ
ても同様の構成であり、同様の効果が得られる。
【0034】
【発明の効果】請求項1に対応する効果:ベルト或いは
ワイヤーの取り付けテンションの調整をベルト或いはワ
イヤーのキャリッジに取り付けられた部分で行っている
ので、アイドラプーリにはテンション調整機構が必要な
くなり、したがつて、アイドラプーリのシャフトを固定
することが可能となるため、アイドラプーリの取り付け
法が簡単なものとなる。
【0035】請求項2に対応する効果:ベルト或いはワ
イヤーをエンドレスとすることにより、ベルト或いはワ
イヤーを容易にキャリッジにクランプすることが可能と
なる。
【0036】請求項3に対応する効果:請求項2に記載
のエンドレスベルトのキャリッジにクランブされている
2箇所の部分の間の部分をたわませ、そのたわみ量を調
節することによって、ベルト或いはワイヤーのテンショ
ンを調整する機構を有しているので、簡単な構成でベル
ト或いはワイヤーのテンションの調整を行うことが可能
となる。
【0037】請求項4に対応する効果:請求項3に記載
の構成において、キャリッジのベルト或いはワイヤーを
支持する2箇所の部分において、2箇所の支持部の互い
に対向する側であって、ベルト或いはワイヤーがテンシ
ョン調整でたわむ側の、それぞれの角部に少なくともR
2以上の丸みを持たせているので、請求項3に記載の構
成で、テンションを与えたとき、ベルト或いはワイヤー
にかかる負荷を1点に集中させないようにすることが可
能になり、ゆえに、ベルト或いはワイヤーに傷が付くの
を防ぎ、寿命を縮めないようにすることが可能となる。
【0038】請求項5に対応する効果:請求項3におい
て、ベルト或いはワイヤーをたわませる手段として、テ
ンション調整用雄ねじとベルト或いはワイヤー押さえる
ための部材を用いることにより、テンション調整用雄ね
じを回すだけでベルト或いはワイヤーのテンションの調
整が可能となり、テンション調整が容易となる。さら
に、ベルト或いはワイヤーを押さえるための部材は、最
低でもベルト或いはワイヤーの幅方向に、ベルト或いは
ワイヤーの幅以上の大きさを持っているため、ベルト或
いはワイヤーの押さえを安定にすることが可能となる。
【0039】請求項6に対応する効果:請求項3におい
て、ベルト或いはワイヤーをたわませる手段として、テ
ンション調整用雄ねじとベルト或いはワイヤー押さえる
ための部材を備え、テンション調整用雄ねじの頭と、テ
ンション調整用雄ねじに対応する雌ねじを持った部材
(すなわちベルトクランプ部材)との間に、弾性部材を
挟むことにより、テンション調整用雄ねじにゴム部材の
弾性力がかかっている限り、簡易的な雄ねじのロックが
可能となり、したがって、ある一定の範囲でベルト或い
はワイヤーのテンションの調整を行っても容易にテンシ
ョン調整用雄ねじのロックが可能となる。
【0040】請求項7に対応する効果:請求項3におい
て、ベルト或いはワイヤーをたわませる手段として、テ
ンション調整用雄ねじとベルト或いはワイヤー押さえる
ための部材を備え、ベルトクランプ部材のテンション調
整用雄ねじの頭の外側に位置する部分に複数の等間隔の
ピッチの目盛が刻まれており、また、テンション調整用
雄ねじにマイナスドライバー用の穴を設けることによっ
て、マイナスドライバー用の穴を目盛の指標として用い
ることにより、ベルト或いはワイヤーのテンションと目
盛位置との対応関係を、容易な手段で得ることが可能に
なる。
【0041】請求項8に対応する効果:請求項3におい
て、キャリッジのベルト或いはワイヤーを支持する2箇
所の部分において、片方では、ベルト或いはワイヤーを
キャリッジに固定かることによって、ベルト或いはワイ
ヤーとキャリッジとのクランプをしっかりさせることが
可能となり、他方では、キャリッジに対して、ベルト或
いはワイヤーの動作方向にスライド可能とし、幅方向及
び動作方向と幅方向に直行する方向(ベルト面に直角な
方向)の位置を0.5mm程度の遊びを持たせて規定す
ることにより、円滑なベルト或いはワイヤーのテンショ
ンの調整が可能となる。
【0042】請求項9に対応する効果:請求項8におい
て、キャリッジのベルト或いはワイヤーを支持する2箇
所の部分のうち、キャリッジとベルト或はワイヤーを固
定する側、片方向印字の際にキャリッジが移動する側と
することにより、片方向印写時において駆動力がかかる
側が、キャリッジとベルト或いはワイヤーが固定さけて
いる側となり、ゆえに、繰り返し負荷がかかってもキャ
リッジとベルト或いはワイヤーのズレが生じないため
に、キャリッジ動作の再現性に優れ、したがって、良好
な画像を得ることが可能となる。
【0043】請求項10に対応する効果:請求項1にお
いて、モータの回転軸心及びアイドラプーリの回転軸心
を非可動性とすることにより、モータ及びアイドラプー
リに取り付けが容易となり、且つ、モータより駆動力が
伝達さけて、ベルト或いはワイヤーのテンションに変動
が生じても、モータの回転軸心及びアイドラプーリの回
転軸心が(特開平4−110174号公報と比較して)
変位せず、ゆえに良好な画像を得ることが可能となる。
【0044】請求項11に対応する効果:請求項10に
おいて、ベルト或いはワイヤーは、キャリッジに取り付
けずにモータプーリ及びアイドラプーリに取り付けたと
きに弛みをもっており、その弛み量は、モータプーリ及
びアイドラプーリが既に取り付けられてある状態におい
て容易にベルト或いはワイヤーの取り付けが可能であ
り、且つ、請求項3のベルトテンション調整機構におい
て充分取り除かれ、しかも、適切なベルトテンションを
与えることが可能な量であるものとすることにより、ベ
ルト或いはワイヤーを容易に駆動プーリ及びアイドラプ
ーリに取り付けることが可能となり、且つ、請求項3の
ベルト或いはワイヤーのテンション調整機構を有効なも
のとすることが可能となる。
【0045】請求項12に対応する効果:請求項1乃至
9において、ベルト或いはワイヤーとしてタイミングベ
ルトを用いるものであって、テンション調整用雄ねじの
頭を、キャリッジのタイミングベルトを支持する2箇所
の部分しうち、タイミングベルトがスライド可能に取り
付けてある側に、傾けて取り付けることによって、タイ
ミングベルトのテンション調整を大きいレンジで行うこ
とが可能となる。
【0046】請求項13に対応する効果:請求項12に
おいて、傾けて取り付けられたテンション調整用雄ねじ
の頭の傾きを、タイミングベルトのテンションが最適と
なるときの、タイミングベルトのベルト押さえ部材との
噛み合い部における、タイミングベルトの面に対して、
ほぼ直角の方向となるようにすることによってタイミン
グベルトのテンション調整のレンジを、請求項12にお
いて最大とすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用されるインクジェットプリンタ
システムの一例を示す概略構成図である。
【図2】 本発明によるインクジェットプリンタシステ
ムの組立(分解)斜視図である。
【図3】 本発明によるインクジェットプリンタシステ
ムの要部構成図をである。
【図4】 タイミングベルトを各プーリに取り付ける時
の説明をするための図である。
【図5】 本発明の他の実施例を説明するための要部断
面図である。
【図6】 ヘッドを搭載したキャリッジを案内機構に沿
つて移動させながら印写を行うシリアルプリンタの動作
説明をするための図である。
【図7】 従来のシリアルプリンタの要部の一例を説明
するための要部構成図である。
【図8】 従来のシリアルプリンタの動作の一例を説明
するための要部構成図である。
【符号の説明】
1…キャリッジ、2…ガイド軸、3…ガイド板、4…モ
ータ、5…駆動タイミングプーリ、6…タイミングベル
ト、7…アイドラプーリ、8…記録ヘッド、9…記録用
紙、10…ベルトクランプ部材、11…テンション調整
用雄ねじ、12…ベルト押さえ部材、13…ゴム部材。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印写を行うための記録ヘッドを単数或い
    は複数個搭載したキャリッジと、該キャリッジを主走査
    方向に移動させるための案内機構と、駆動力源としての
    モータと、駆動力伝達手段として前記モータに取り付け
    られた駆動プーリ、前記キャリッジの一部に取り付けら
    れているベルト或いはワイヤー及びアイドラプーリを有
    し、前記記録ヘッドよりインク滴を噴射して記録を行う
    シリアルプリンタシステムにおいて、前記ベルト或いは
    ワイヤーの取り付けテンションの調整を、前記ベルト或
    いはワイヤーの前記キャリッジに取り付られた部分で行
    う手段を有することを特徴とするシリアルプリンタシス
    テム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシリアルプリンタシス
    テムにおいて、前記ベルト或いはワイヤーはエンドレス
    であることを特徴とするシリアルプリンタシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記キャリッ
    ジの前記ベルト或いはワイヤーを支持する部分を2箇所
    とし、該支持部の間の部分の前記ベルト或いはワイヤー
    のたわみ量を調節することによって、前記ベルト或いは
    ワイヤーの取り付けテンションの調整を行うことを特徴
    とするシリアルプリンタシステム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記キャリッジの前
    記ベルト或いはワイヤーを支持する2箇所の部分におい
    て、該2箇所の支持部の互いに対向する側であって、前
    記ベルト或いはワイヤーがテンション調整によってたわ
    む側の、それぞれの角部に丸みをもたせたことを特徴と
    するシリアルプリンタシステム。
  5. 【請求項5】 請求項3において、前記キャリッジの前
    記ベルト或いはワイヤーのたわみ量の調整を行うための
    部材として、テンション調整用雄ねじ、及び、前記ベル
    ト或いはワイヤーを押さえるための前記ベルト或いはワ
    イヤーの幅方向に前記ベルト或いはワイヤーの幅以上の
    大きさの押さえ部を持った部材を有することを特徴とす
    るシリアルプリンタシステム。
  6. 【請求項6】 請求項3において、前記キャリッジの前
    記ベルト或いはワイヤーを支持する2箇所の部分の間の
    前記ベルト或いはワイヤーのたわみ量の調整を行うため
    の部材として、テンション調整用雄ねじ及び前記ベルト
    或いはワイヤーを押さえるための部材を有するシリアル
    プリンタシステムにおいて、前記テンション調整用雄ね
    じの頭と、前記テンション調整用雄ねじに対応する雌ね
    じを持った部材との間に弾性部材を有することを特徴と
    するシリアルプリンタシステム。
  7. 【請求項7】 請求項3において、前記キャリッジの前
    記ベルト或いはワイヤーを支持する2箇所の部分の間の
    前記ベルト或いはワイヤーのたわみ量の調整を行うため
    の部材として、テンション調整用雄ねじ及び前記ベルト
    或いはワイヤーを押さえるための部材を有するシリアル
    プリンタシステムにおいて、前記テンション調整用雄ね
    じは、マイナスドライバーを用いて回されるための穴を
    有し、前記テンション調整用雄ねじに対応する雌ねじを
    持った部材の、前記テンション調整用雄ねじの頭が来る
    部分の外側に複数の等間隔のピッチの目盛を有し、前記
    テンション調整用雄ねじのマイナスドライバーを用いて
    回されるための穴を、前記目盛の指標として用いること
    を特徴とするシリアルプリンタシステム。
  8. 【請求項8】 請求項3において、前記キャリッジの前
    記ベルト或いはワイヤーを支持する2箇所の部分におい
    て、片方では、前記ベルト或いはワイヤーを前記キャリ
    ッジに固定し、他方では、前記キャリッジに対して、前
    記ベルト或いはワイヤーの動作方向にスライド可能と
    し、幅方向及び動作方向と幅方向に直交する方向(ベル
    ト面に直角な方向)の位置を、僅かな遊びを持たせて規
    定することを特徴とするシリアルプリンタシステム。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記キャリッジの前
    記ベルト或いはワイヤーを支持する2箇所の部分のう
    ち、前記キャリッジと前記ベルト或いはワイヤーを固定
    する側を、片方向印字の際に、前記キャリッジが移動す
    る側とすることを特徴とするシリアルプリンタシステ
    ム。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載のシリアルプリンタシ
    ステムにおいて、前記モータの回転軸心及びアイドラプ
    ーリの回転軸心は、非可動性であることを特徴とするシ
    リアルプリンタシステム。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記ベルト或い
    はワイヤーを前記キャリッジに取り付けずに、前記モー
    タプーリ及び前記アイドラプーリに取り付けたとき弛み
    をもっており、その弛み量は、前記モータプーリ及びア
    イドラプーリが既に取り付けられてある状態において容
    易に前記ベルト或ワイヤーの取り付けが可能であり、且
    つ、ベルトテンション調整機構において充分適切なベル
    トテンションを与えることが可能な量であることを特徴
    とするシリアルプリンタシステム。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至9のいずれかにおいて、
    前記ベルト或いはワイヤーとしてタイミングベルトを用
    いるものであって、前記テンション調整用雄ねじの頭
    を、前記キャリッジの前記タイミングベルトを支持する
    2箇所の部分のうち、前記タイミングベルトがスライド
    可能に取り付けてある側に、傾けて取り付けることを特
    徴とするシリアルプリンタシステム。
  13. 【請求項13】 請求項12において、傾けて取り付け
    られた前記テンション調整用雄ねじの頭の傾きを、前記
    タイミングベルトのテンションが最適となるときの、前
    記タイミングベルトの前記ベルト押さえ部材との噛み合
    い部における、前記タイミングベルトの面に対して、ほ
    ぼ直角の方向となるようにしたことを特徴とするシリア
    ルプリンタシステム。
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