JPH09324849A - 従動側プーリーの固定装置 - Google Patents

従動側プーリーの固定装置

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JPH09324849A
JPH09324849A JP14173696A JP14173696A JPH09324849A JP H09324849 A JPH09324849 A JP H09324849A JP 14173696 A JP14173696 A JP 14173696A JP 14173696 A JP14173696 A JP 14173696A JP H09324849 A JPH09324849 A JP H09324849A
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JP
Japan
Prior art keywords
plate
driven pulley
belt
fixing device
tension
Prior art date
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Pending
Application number
JP14173696A
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English (en)
Inventor
Mika Nagashima
美華 長嶋
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Kodak Digital Product Center Japan Ltd
Original Assignee
Kodak Digital Product Center Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 張力調整用の治具を不要とし、衝撃が加わっ
た場合にもベルトの張りが安定し、しかも、鉛直方向の
設置にも好適な従動側プーリーの固定装置を提供する。 【解決手段】 従動側プーリー26を支持する第2プレ
ート20を、第1プレート10に対してスライド可能に
設ける。また、第1プレート10と第2プレート20と
の間にコイルバネ40を配し、コイルバネ40によって
第2プレート20を付勢し、ベルト1に所定の張力を与
える。張力調整後、ビス14によって第2プレート20
に対して第1プレート10を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルト伝動機構に
設けられる従動側プーリーの固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このようなベルト伝動機構を構成する場
合には、主動側プーリーと従動側プーリーとの間に無端
状ベルトを張設するが、この際には、無端状ベルトに対
して所定の張力を与えることが必要となる。従来、無端
状ベルトに所定の張力を与えて張設するには、治具等を
用いて無端状ベルトの張りを所定の大きさに保持しなが
ら従動側プーリーを固定したり、或いは、従動側プーリ
ーをバネによって弾性的に支持する機構などが採用され
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ベルト伝動機
構を各種機器に組み込む場合など、無端状ベルトの張り
を調整するには、常に治具等が必要であり、その分、組
み込み作業の効率が低下するという欠点があった。
【0004】また、無端状ベルトの張りをバネの力だけ
に依存させる固定機構では、このベルト伝動係に何らか
の衝撃が加わると、バネが伸縮し、主動側プーリーとの
間の軸間距離が変化して、無端状ベルトの張りが緩むお
それがあった。さらに、この固定機構を、例えばディス
クチェンジャー等、無端状ベルトが鉛直方向に沿って配
設される装置に適用した場合には、従動側プーリーを支
持するバネに対し、無端状ベルトや、この無端状ベルト
に対して固定されたカートリッジ保持体などの重量がか
かるため、これらの重量を考慮した高い弾性力を有する
バネを使用する必要があり、コストの増加と組立効率の
低下を招いていた。
【0005】本発明は、これらの課題を解決すべく為さ
れたものであり、その目的は、ベルトの張りを調整する
際に他の治具が不要であり、衝撃が加わった場合にも無
端状ベルトの張りが変動することなく、しかも、鉛直方
向の設置にも好適な従動側プーリーの固定装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明にかかる
従動側プーリーの固定装置は、循環駆動される無端状ベ
ルトを回転自在に支持する従動側プーリーの固定装置で
あって、第1プレートと、この第1プレートに対してス
ライド可能に設けられ、従動側プーリーを支持する第2
プレートと、第1プレートに反力をとって第2プレート
を付勢し、無端環状ベルトに所定の張力を与える弾性部
材と、第1プレートに対する第2プレートの係止及び係
止解除を行う係止部材とを備えて構成する。
【0007】このように構成する従動側プーリーの固定
装置では、まず、弾性部材の弾性力を利用して無端状ベ
ルトの張力の調整を行う。この際、係止部材による係止
を解除すると、第2プレートは、弾性部材の作用によ
り、第1プレートに対して弾性的に支持される。これに
より、所定の張力が無端状ベルトに与えられる。この
後、係止部材により、第1プレートに対して第2プレー
トを係止させると、従動側プーリーは、弾性部材を介す
ることなく、第1プレートに対して直に固定された状態
となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき、
添付図面を参照して説明する。
【0009】図1〜図3に、本実施形態にかかる従動側
プーリーの固定装置を示す。この従動側プーリーの固定
装置は、図示しない主動側プーリー(図示せず)によっ
て循環駆動される無端状のベルト1の折り返し部位に配
設されており、取付基板を構成する第1プレート10の
表面に、第2プレート20をスライド可能に配設してい
る。
【0010】第2プレート20は、ほぼT字型を呈して
おり、ベルト1の張設方向に沿って延びる細幅の脚部
に、ガイド溝21を形成している。そして、このガイド
溝21の中には、第1プレート10から突出するガイド
片11が位置している。このため第2プレート20は、
ガイド溝21内に位置するガイド片11によってその動
きが規制される状態となっており、ガイド溝21の形状
によって、第2プレート20の移動範囲及び移動方向が
規制されることとなる。この場合、ガイド溝21はベル
ト1の張設方向に沿って形成されているため、第2プレ
ート20はベルト1の張設方向に沿ってスライド可能な
構造となっている。
【0011】第2プレート20の脚部終端には、この部
位を上方に曲折させて当接部22を形成しており、この
当接部22の対向側には、第1プレート10から突出す
る支持片12を設けている。この支持片12は第1プレ
ート10の一部をL字型に切り出し、その基部を上方に
折り曲げて形成している。このため支持片12は、その
基部が第1プレート10から連続し、先端側が当接部2
2に向かって延びており、この部位に、コイルバネ40
を嵌着させている。従って、このコイルバネ40は、一
端が支持片12の基部に当接し他端が当接部22に当接
し、この間に収縮した状態で配設されている。このた
め、コイルバネ40の反発力によって、第2プレート2
0は第1プレート10に対して図3に矢印aで示す方向
に付勢されることになる。
【0012】また、第2プレート20の両側には、対称
的に長穴23を形成しており、各長穴23に対応する位
置の第1プレート10上には、ネジ穴13を設けてい
る。長穴23内には、ビス14の雄ネジ部が貫通してお
り、雌ネジが切られたネジ穴13に対して螺着させてい
る。この雄ねじ部は長穴23の幅に比べて細径となって
おり、前述したように第1プレート10に対して第2プ
レート20をスライドさせる際に支障となることはな
い。そして、両側のビス14をしっかりと締め付けるこ
とで、第2プレート20は第1プレート10に対して係
止された状態となる。
【0013】さらに、第2プレート20には、円形の開
口部24が形成されており、この開口部24内にシャフ
ト25の端部を挿入してかしめ、シャフト25を第2プ
レートに対して固定している。このシャフト25は、従
動側プーリー26を回転自在に支持しており、従動側プ
ーリー26の側面から突出するシャフト25の挿入端
に、ストッパーとなるEリング27を設け、従動側プー
リー26の抜け落ちを防止している。なお、図3に参照
番号15として示す開口部は、かしめたシャフト25の
部位を逃がすための逃がし穴であり、このため開口部1
5は、スライドする第2プレート20に対応して、シャ
フト径よりも大きな円形として形成している。
【0014】このように構成する従動側プーリーの固定
装置を用いて、実際にベルト1を張設する場合には、ま
ず、従動側プーリー26にベルト1を掛けた状態で、双
方のビス14を緩める。これにより、第2プレート20
は第1プーリー10に対して相対的にスライド可能な状
態となり、この時、第2プレート20は、コイルバネ4
0の反発力によって図3の矢印aの方向に付勢される。
従って、第2プレート20に固定された従動側プーリー
26もこの矢印aの方向に変位し、ベルト1に対して所
定の張力が与えられる。このようにしてベルト1の張り
を調整した後、緩めた双方のビス14をしっかりと締め
付ける。これにより、従動側プーリー26を支持した第
2プレート20は、第1プレート10に対して係止さ
れ、コイルバネ40を介さず、第1プレートに対して直
に固定される。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる従
動側プーリーの固定装置によれば、係止部材によって第
1プレートと第2プレートとの係止を解除することで、
弾性部材によって無端状ベルトに所定の張力を与えるこ
とができるため、従動側プーリーを各種機器に組み込む
際にも、張力調整用に別の治具等を用いることなく組み
込むことができる。
【0016】また、このように無端状ベルトの張りを調
整した後、係止部材によって第1プレートと第2プレー
トとを係止させることで、第2プレートを第1プレート
に対して一体的に固定できる。このため、外部から衝撃
が加わった場合にも、主動側プーリーとの間の軸間距離
が変化することがないため、ベルトが緩むことなく、安
定した状態でのベルト伝動が可能となる。
【0017】さらに、ディスクチェンジャーなど、無端
状ベルトが鉛直方向に沿って配設される装置に対してこ
の固定装置を適用した場合にも、横置きの状態(無端状
ベルトやこれに固定された他の装置等が水平となる状
態)で張力調整を行った後、第1プレートに第2プレー
トを係止させれば、弾性部材に対し、無端状ベルト等の
重量が直接かかることがないため、弾性部材の弾性力を
低く抑えることができる。このため、製造コストが抑え
られ、また、組立作業も効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本実施形態にかかる従動側プーリーの
固定装置を示す平面図、(b)はその側面図である。
【図2】図1に示した従動側プーリーの固定装置の斜視
図である。
【図3】図1に示した従動側プーリーの固定装置の分解
斜視図である。
【符号の説明】
1…ベルト、10…第1プレート、13…ネジ穴、14
…ビス、20…第2プレート、23…長穴、26…従動
側プーリー、40…コイルバネ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 循環駆動される無端状ベルトを回転自在
    に支持する従動側プーリーの固定装置であって、 第1プレートと、 この第1プレートに対してスライド可能に設けられ、前
    記従動側プーリーを支持する第2プレートと、 前記第1プレートに反力をとって前記第2プレートを付
    勢し、前記無端環状ベルトに所定の張力を与える弾性部
    材と、 前記第1プレートに対する前記第2プレートの係止及び
    係止解除を行う係止部材とを備える従動側プーリーの固
    定装置。
JP14173696A 1996-06-04 1996-06-04 従動側プーリーの固定装置 Pending JPH09324849A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007079191A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Ricoh Co Ltd 画像形成装置用の駆動装置、画像形成装置
WO2008096625A1 (ja) * 2007-02-09 2008-08-14 Kabushiki Kaisha Sato プリンタ
JP2016123425A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 株式会社オリンピア 遊技機

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