JPH09233875A - 電流制限装置 - Google Patents
電流制限装置Info
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- JPH09233875A JPH09233875A JP8041684A JP4168496A JPH09233875A JP H09233875 A JPH09233875 A JP H09233875A JP 8041684 A JP8041684 A JP 8041684A JP 4168496 A JP4168496 A JP 4168496A JP H09233875 A JPH09233875 A JP H09233875A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 モータにながれる電流を制限する電流制限装
置の低コスト化。 【解決手段】 モータ50に流れる電流を検出する電流
検出装置Rと、モータ50に所定電流値より大きい電流
を流さないようにする電流上限値制限手段AMP、HY
S、COM、TLL、AND10、AND11、AND
20、AND21、AND3と、電流上限値制限装置が
作動する時間が所定時間以上になるとモータ50への通
電を停止する電流制限時間計測手段CPU、TLLと、
を備える電流制限装置。
置の低コスト化。 【解決手段】 モータ50に流れる電流を検出する電流
検出装置Rと、モータ50に所定電流値より大きい電流
を流さないようにする電流上限値制限手段AMP、HY
S、COM、TLL、AND10、AND11、AND
20、AND21、AND3と、電流上限値制限装置が
作動する時間が所定時間以上になるとモータ50への通
電を停止する電流制限時間計測手段CPU、TLLと、
を備える電流制限装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータに過電流が流れ
るのを制限するための電流制限装置に関するものであ
る。
るのを制限するための電流制限装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のモータの電流制限装置として、例
えば直流モータを用いたアクチュエータにおいて、コン
ピュータCPUからの指令によって各スイッチング素子
SWI〜SW4のオン・オフを行うことでモータMへの
通電を行い、アクチュエータの作動中においてモータに
過電流が流れないようにするために、図4に示すような
リミットスイッチSW5及びSW6を用いることでアク
チュエータの初期位置と最終位置におけるモータMのロ
ックを機械的に防止していた。
えば直流モータを用いたアクチュエータにおいて、コン
ピュータCPUからの指令によって各スイッチング素子
SWI〜SW4のオン・オフを行うことでモータMへの
通電を行い、アクチュエータの作動中においてモータに
過電流が流れないようにするために、図4に示すような
リミットスイッチSW5及びSW6を用いることでアク
チュエータの初期位置と最終位置におけるモータMのロ
ックを機械的に防止していた。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4
に示すようにリミットスイッチを用いて機械的にモータ
ロックを防止する方法では、リミットスイッチや、ダイ
オード等が必要となり、部品点数が多くなり、コストの
増大に繋がってしまう、という問題がある。
に示すようにリミットスイッチを用いて機械的にモータ
ロックを防止する方法では、リミットスイッチや、ダイ
オード等が必要となり、部品点数が多くなり、コストの
増大に繋がってしまう、という問題がある。
【0004】そこで本発明は、電流制限装置の部品点数
を低減することを技術的課題とする。
を低減することを技術的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、モータに流れる電流を検出する電
流検出装置と、モータに所定電流値より大きい電流を流
さないようにする電流上限値制限手段と、電流上限値制
限装置が作動する時間が所定時間以上になるとモータへ
の通電を停止する電流制限時間計測手段と、を備える電
流制限装置を提供する。
に請求項1の発明は、モータに流れる電流を検出する電
流検出装置と、モータに所定電流値より大きい電流を流
さないようにする電流上限値制限手段と、電流上限値制
限装置が作動する時間が所定時間以上になるとモータへ
の通電を停止する電流制限時間計測手段と、を備える電
流制限装置を提供する。
【0006】請求項1によると、電気的にモータに流れ
る電流を制限することが可能になるので、従来の装置の
ようなリミットスイッチや、ダイオード等が不要になっ
て、部品点数を低減することが可能になる。
る電流を制限することが可能になるので、従来の装置の
ようなリミットスイッチや、ダイオード等が不要になっ
て、部品点数を低減することが可能になる。
【0007】請求項2の発明は、請求項1において、モ
ータへの通電直後における突入電流に対しては電流制限
時間計測手段が作動しないようにした。
ータへの通電直後における突入電流に対しては電流制限
時間計測手段が作動しないようにした。
【0008】請求項2によると、モータへの通電直後に
おける突入電流が所定電流値より大きくなった場合でも
電流制限時間計測手段が作動しないので、モータへの通
電直後にモータの通電を停止するという誤作動を防ぐこ
とができる。
おける突入電流が所定電流値より大きくなった場合でも
電流制限時間計測手段が作動しないので、モータへの通
電直後にモータの通電を停止するという誤作動を防ぐこ
とができる。
【0009】請求項3の発明は、請求項2の電流制限装
置において、電流制限時間計測手段がモータへの通電を
停止するまでの所定時間を、モータへの通電直後に流れ
る突入電流が安定するまでに要する時間より大きくなる
ようにした。
置において、電流制限時間計測手段がモータへの通電を
停止するまでの所定時間を、モータへの通電直後に流れ
る突入電流が安定するまでに要する時間より大きくなる
ようにした。
【0010】請求項3によると、モータへの通電直後に
流れる突入電流が安定するまでに要する時間は予測が可
能であり、電流制限時間計測手段が作動する所定時間を
この時間より大きく設定するだけで、モータへの通電直
後における突入電流が所定電流値より大きくなった場合
でも電流制限時間計測手段が作動しなくなり、モータへ
の通電直後にモータの通電を停止するという誤作動を防
ぐことができる。
流れる突入電流が安定するまでに要する時間は予測が可
能であり、電流制限時間計測手段が作動する所定時間を
この時間より大きく設定するだけで、モータへの通電直
後における突入電流が所定電流値より大きくなった場合
でも電流制限時間計測手段が作動しなくなり、モータへ
の通電直後にモータの通電を停止するという誤作動を防
ぐことができる。
【0011】請求項4の発明は、請求項2の電流制限装
置において、モータへの通電が開始してからモータへの
通電直後に流れる突入電流が安定するまでに要する時間
を経過してから、電流制限時間計測手段が作動するよう
にした。
置において、モータへの通電が開始してからモータへの
通電直後に流れる突入電流が安定するまでに要する時間
を経過してから、電流制限時間計測手段が作動するよう
にした。
【0012】請求項4によると、モータに流れる電流が
安定するまでの時間は予測が可能であるので、モータへ
の通電直後における突入電流が所定電流値より大きくな
った場合でも電流制限時間計測手段が作動しなくなり、
モータへの通電直後にモータの通電を停止するという誤
作動を防ぐことができる。
安定するまでの時間は予測が可能であるので、モータへ
の通電直後における突入電流が所定電流値より大きくな
った場合でも電流制限時間計測手段が作動しなくなり、
モータへの通電直後にモータの通電を停止するという誤
作動を防ぐことができる。
【0013】
【実施の形態】本発明の一実施の形態を図面を参照して
説明する。本実施の形態では、電流制限装置を定速走行
用アクチュエータに使用した場合について説明する。図
1は本実施の形態の電流制限装置を使用する自動車の定
速走行用アクチュエータの斜視図である。
説明する。本実施の形態では、電流制限装置を定速走行
用アクチュエータに使用した場合について説明する。図
1は本実施の形態の電流制限装置を使用する自動車の定
速走行用アクチュエータの斜視図である。
【0014】このアクチュエータの構成について説明す
る。回転中心軸60を中心に回動する入力ギア部材20
と、回転中心軸60と同軸上に配設される回転出力部材
30と、回転出力部材30に連繋され回転出力部材30
の回転によりスロットルバルブ70を開くスロットルケ
ーブル71と、回転中心軸60の円周方向にコイル12
が巻回されてなるソレノイド10と、入力ギア部材20
と一体に形成されて回動しソレノイド10の外周の近傍
に位置する第1磁路形成部材21と、コイル12に電流
を供給可能な電源80及び通電切換スイッチ81と、回
転出力部材30と共に回動し第1磁路形成部材に円周方
向に吸着される位置にある第2磁路形成部材40と、入
力ギア部材20のギア部23と噛合する出力軸51を有
し、入力ギア部材20を回転駆動させるモータ50と、
を備えている。
る。回転中心軸60を中心に回動する入力ギア部材20
と、回転中心軸60と同軸上に配設される回転出力部材
30と、回転出力部材30に連繋され回転出力部材30
の回転によりスロットルバルブ70を開くスロットルケ
ーブル71と、回転中心軸60の円周方向にコイル12
が巻回されてなるソレノイド10と、入力ギア部材20
と一体に形成されて回動しソレノイド10の外周の近傍
に位置する第1磁路形成部材21と、コイル12に電流
を供給可能な電源80及び通電切換スイッチ81と、回
転出力部材30と共に回動し第1磁路形成部材に円周方
向に吸着される位置にある第2磁路形成部材40と、入
力ギア部材20のギア部23と噛合する出力軸51を有
し、入力ギア部材20を回転駆動させるモータ50と、
を備えている。
【0015】次に、アクチュエータの作動について説明
する。定速走行制御を行うためにモータ50を用いてス
ロットルバルブ70の開閉を制御する場合には、モータ
50の回転を出力プーリ30に伝達すればよい。通電切
換スイッチ81がオンすると、コイル12が通電して第
2磁路形成部材41に磁路が形成され、第1磁路形成部
材21と第2磁路形成部材41の間に吸引力が発生して
両者が吸着する。第2磁路形成部材41と出力プーリ3
0とは一体的に回動するので、モータ50の回転は出力
プーリ30に伝達される。次に、定速走行制御を解除す
る条件(例えば運転者が図示しないブレーキペダルを踏
み込んだとき、あるいは図示しない定速走行制御スイッ
チをオフにしたとき等)が成立すると、通電切換スイッ
チ81がオフになってリード線13からコイル12への
通電を止めることにより第1磁路形成部材21と第2磁
路形成部材41との間の吸引力が無くなって、定速走行
制御が解除される。 図2は本実施の形態の電流制限装
置の回路図である。電流検出手段は抵抗Rにより形成さ
れ、電流上限値制限手段は、電流検出手段Rが検出する
電流値を増幅する増幅回路AMPと、コンデンサにより
検出した電流値にヒステリシスを与えるヒステリシス回
路HYSと、ヒステリシス回路HYSから出力される電
流をコンピュータ電圧Vccに基づく所定電流値Iと比
較する比較回路COMと、比較回路COMからの出力信
号と飽和形論理回路TTLからの出力とを入力する第1
アンドゲートAND10、11と、モータ50への通電
・非通電を行うためのスイッチング素子FET1〜FE
T4と、から構成される。定速走行制御を行っていない
ときにはスイッチング素子FET1〜FET4は全てオ
フになっている。本実施の形態では、モータ50のトル
クを調整するため、モータ50に流れる電流値を制御す
る電流制御手段として、第1アンドゲートAND10、
11の出力信号とデューティー回路DUから出力される
デューティー信号とを第2アンドゲートAND20、2
1に入力して各スイッチング素子FET1〜FET4の
オン・オフを制御している。また、電流制限時間計測手
段は、飽和形論理回路TTLと、図2のコンピュータC
PU内に形成されているタイマ回路により形成される。
する。定速走行制御を行うためにモータ50を用いてス
ロットルバルブ70の開閉を制御する場合には、モータ
50の回転を出力プーリ30に伝達すればよい。通電切
換スイッチ81がオンすると、コイル12が通電して第
2磁路形成部材41に磁路が形成され、第1磁路形成部
材21と第2磁路形成部材41の間に吸引力が発生して
両者が吸着する。第2磁路形成部材41と出力プーリ3
0とは一体的に回動するので、モータ50の回転は出力
プーリ30に伝達される。次に、定速走行制御を解除す
る条件(例えば運転者が図示しないブレーキペダルを踏
み込んだとき、あるいは図示しない定速走行制御スイッ
チをオフにしたとき等)が成立すると、通電切換スイッ
チ81がオフになってリード線13からコイル12への
通電を止めることにより第1磁路形成部材21と第2磁
路形成部材41との間の吸引力が無くなって、定速走行
制御が解除される。 図2は本実施の形態の電流制限装
置の回路図である。電流検出手段は抵抗Rにより形成さ
れ、電流上限値制限手段は、電流検出手段Rが検出する
電流値を増幅する増幅回路AMPと、コンデンサにより
検出した電流値にヒステリシスを与えるヒステリシス回
路HYSと、ヒステリシス回路HYSから出力される電
流をコンピュータ電圧Vccに基づく所定電流値Iと比
較する比較回路COMと、比較回路COMからの出力信
号と飽和形論理回路TTLからの出力とを入力する第1
アンドゲートAND10、11と、モータ50への通電
・非通電を行うためのスイッチング素子FET1〜FE
T4と、から構成される。定速走行制御を行っていない
ときにはスイッチング素子FET1〜FET4は全てオ
フになっている。本実施の形態では、モータ50のトル
クを調整するため、モータ50に流れる電流値を制御す
る電流制御手段として、第1アンドゲートAND10、
11の出力信号とデューティー回路DUから出力される
デューティー信号とを第2アンドゲートAND20、2
1に入力して各スイッチング素子FET1〜FET4の
オン・オフを制御している。また、電流制限時間計測手
段は、飽和形論理回路TTLと、図2のコンピュータC
PU内に形成されているタイマ回路により形成される。
【0016】次に、図2の電流制限装置の作動につい
て、図3のモータ電流と時間の関係を用いて説明する。
図3は横軸に時間、縦軸にモータ50に流れる電流値を
示している。モータ50に電流が流れた直後の時間T1
から時間T2までは突入電流が流れて安定するまでの時
間であり、時間T2から時間T3まではデューティー回
路DUによるデューティー制御によりモータ50に流れ
る電流が徐々に増加する。このとき、第1磁路形成部材
21は第2磁路形成部材41を吸引した状態で軸方向に
回転して、スロットルバルブ70が閉じた状態から徐々
に開き、時間T3の時点で入力ギア部材20の回転可能
な最大角度に達し、これ以上モータ50が回転できない
状態になる。この状態ででモータ50に電流を流し続け
ると、モータ50の発熱が大きくなってブラシやワイヤ
が焼損する可能性があるので、電流制限時間計測手段に
より電流上限値制限手段が作動する時間が所定時間であ
るT3からT4までの時間ΔT以上になると、時間T4
から時間T5の間はモータ50への通電を停止するよう
にしている。時間T3から時間T5までは、入力ギア部
材20は回転可能な最大角度を保っており、スロットル
バルブは全開である。時間T5でコンピュータからスロ
ットルバルブ70を閉じるような指令があり、再びモー
タ50への通電を再開するとともに、モータ50に流れ
る電流を小さくしてスロットルバルブ70を閉じるよう
にしている。そして、時間T6でスロットルバルブ70
の開度が全閉となって、モータ50への通電を停止す
る。
て、図3のモータ電流と時間の関係を用いて説明する。
図3は横軸に時間、縦軸にモータ50に流れる電流値を
示している。モータ50に電流が流れた直後の時間T1
から時間T2までは突入電流が流れて安定するまでの時
間であり、時間T2から時間T3まではデューティー回
路DUによるデューティー制御によりモータ50に流れ
る電流が徐々に増加する。このとき、第1磁路形成部材
21は第2磁路形成部材41を吸引した状態で軸方向に
回転して、スロットルバルブ70が閉じた状態から徐々
に開き、時間T3の時点で入力ギア部材20の回転可能
な最大角度に達し、これ以上モータ50が回転できない
状態になる。この状態ででモータ50に電流を流し続け
ると、モータ50の発熱が大きくなってブラシやワイヤ
が焼損する可能性があるので、電流制限時間計測手段に
より電流上限値制限手段が作動する時間が所定時間であ
るT3からT4までの時間ΔT以上になると、時間T4
から時間T5の間はモータ50への通電を停止するよう
にしている。時間T3から時間T5までは、入力ギア部
材20は回転可能な最大角度を保っており、スロットル
バルブは全開である。時間T5でコンピュータからスロ
ットルバルブ70を閉じるような指令があり、再びモー
タ50への通電を再開するとともに、モータ50に流れ
る電流を小さくしてスロットルバルブ70を閉じるよう
にしている。そして、時間T6でスロットルバルブ70
の開度が全閉となって、モータ50への通電を停止す
る。
【0017】定速走行制御を行うときの電流制限装置の
作動について説明する。定速走行制御を行うための指令
をコンピュータCPUから受けると、飽和形論理回路T
TLの出力ポートP1及びP4からHが、出力ポートP
2及びP3からLが出力される。比較回路COMの+入
力の電流値は−入力より大きいので、比較回路COMか
らはHを出力する。したがって、第1アンドゲートAN
D10はHを出力して、デューティー回路DUがHを出
力するときに第2アンドゲートAND20がHを出力し
てスイッチング素子FET1及びFET4がオンにな
る。モータ50に電流が流れていない状態から電流を流
すと、始めに突入電流が流れる。突入電流が安定してか
らモータ50に流れる電流が所定電流値Iに達するまで
は、モータ50に流れる電流の大きさはデューティー回
路DUによるスイッチング素子FET1のオン・オフの
デューティー比により制御され、デューティー回路DU
から出力されるデューティー信号の比を大きくすると、
モータ50に流れる電流が大きくなって、モータ50の
トルクを大きくすることができる。
作動について説明する。定速走行制御を行うための指令
をコンピュータCPUから受けると、飽和形論理回路T
TLの出力ポートP1及びP4からHが、出力ポートP
2及びP3からLが出力される。比較回路COMの+入
力の電流値は−入力より大きいので、比較回路COMか
らはHを出力する。したがって、第1アンドゲートAN
D10はHを出力して、デューティー回路DUがHを出
力するときに第2アンドゲートAND20がHを出力し
てスイッチング素子FET1及びFET4がオンにな
る。モータ50に電流が流れていない状態から電流を流
すと、始めに突入電流が流れる。突入電流が安定してか
らモータ50に流れる電流が所定電流値Iに達するまで
は、モータ50に流れる電流の大きさはデューティー回
路DUによるスイッチング素子FET1のオン・オフの
デューティー比により制御され、デューティー回路DU
から出力されるデューティー信号の比を大きくすると、
モータ50に流れる電流が大きくなって、モータ50の
トルクを大きくすることができる。
【0018】上記の状態から更にスイッチング素子FE
T1のオン・オフのデューティー比を大きくしていく
と、モータ50に流れる電流は所定電流値Iより大きく
なる。この場合について説明する。電流検出装置により
検出された電流は、ヒステリシス回路を介して比較回路
COMの−入力に入力する。−入力の電流値が所定電流
値Iである+入力より大きいので、比較回路COMはL
を出力する。比較回路COMがLを出力すると、第1ア
ンドゲートAND10、11もLを出力して、更に第2
アンドゲートAND20、21もLを出力する。したが
って、スイッチング素子FET1及びFET2共にオフ
になる。また、飽和形論理回路TTL出力のポートP3
はLを、ポートP4はHを出力しているので、スイッチ
ング素子FET3はオフに、スイッチング素子FET4
はオンになる。つまり、スイッチング素子FET4以外
は全てオフになって、モータ50には電流が流れなくな
る。
T1のオン・オフのデューティー比を大きくしていく
と、モータ50に流れる電流は所定電流値Iより大きく
なる。この場合について説明する。電流検出装置により
検出された電流は、ヒステリシス回路を介して比較回路
COMの−入力に入力する。−入力の電流値が所定電流
値Iである+入力より大きいので、比較回路COMはL
を出力する。比較回路COMがLを出力すると、第1ア
ンドゲートAND10、11もLを出力して、更に第2
アンドゲートAND20、21もLを出力する。したが
って、スイッチング素子FET1及びFET2共にオフ
になる。また、飽和形論理回路TTL出力のポートP3
はLを、ポートP4はHを出力しているので、スイッチ
ング素子FET3はオフに、スイッチング素子FET4
はオンになる。つまり、スイッチング素子FET4以外
は全てオフになって、モータ50には電流が流れなくな
る。
【0019】モータ50に電流が流れなくなると、比較
回路COMから第1アンドゲートAND10、11に再
びHが出力されて、モータ50に電流が流れる。しか
し、モータ50には直ぐに所定電流値I以上の電流が流
れてしまうので、比較回路COMはLを出力する。これ
を繰り返すことによってスイッチング素子FET1及び
FET2はオン・オフを繰り返す。このとき、モータ5
0には誘導起電力が働き、実際にモータ50に流れる電
流は電圧Vccにて設定される所定電流値Iを保つこと
になる。アクチュエータの開度を所定開度に保つために
所定電流値Iを保ち続けると、モータ50の発熱が大き
くなるので、スイッチング素子FET1及びFET2の
オン・オフが所定時間ΔT経過すると、コンピュータC
PU内のタイマ回路が作動して飽和形論理回路TTL出
力からの出力を全てLにして、強制的にモータ50に流
れる電流をカットする必要がある。そのために、比較回
路COMからの出力信号がLになると、第3アンドゲー
トAND3から飽和形論理回路TTL入力への信号もL
となり、飽和形論理回路TTLからコンピュータCPU
への入力信号をLとする。飽和形論理回路TTLからコ
ンピュータCPUへの出力信号がLになると、コンピュ
ータCPU内に形成される電流制限時間計測手段として
のタイマ回路を作動させて、電流上限値制限装置が作動
する時間が所定時間ΔT以上になると、飽和形論理回路
TTL出力からの出力を全てLにして、モータ50への
通電を停止させる。これによりモータ50の発熱を抑え
ることができる。
回路COMから第1アンドゲートAND10、11に再
びHが出力されて、モータ50に電流が流れる。しか
し、モータ50には直ぐに所定電流値I以上の電流が流
れてしまうので、比較回路COMはLを出力する。これ
を繰り返すことによってスイッチング素子FET1及び
FET2はオン・オフを繰り返す。このとき、モータ5
0には誘導起電力が働き、実際にモータ50に流れる電
流は電圧Vccにて設定される所定電流値Iを保つこと
になる。アクチュエータの開度を所定開度に保つために
所定電流値Iを保ち続けると、モータ50の発熱が大き
くなるので、スイッチング素子FET1及びFET2の
オン・オフが所定時間ΔT経過すると、コンピュータC
PU内のタイマ回路が作動して飽和形論理回路TTL出
力からの出力を全てLにして、強制的にモータ50に流
れる電流をカットする必要がある。そのために、比較回
路COMからの出力信号がLになると、第3アンドゲー
トAND3から飽和形論理回路TTL入力への信号もL
となり、飽和形論理回路TTLからコンピュータCPU
への入力信号をLとする。飽和形論理回路TTLからコ
ンピュータCPUへの出力信号がLになると、コンピュ
ータCPU内に形成される電流制限時間計測手段として
のタイマ回路を作動させて、電流上限値制限装置が作動
する時間が所定時間ΔT以上になると、飽和形論理回路
TTL出力からの出力を全てLにして、モータ50への
通電を停止させる。これによりモータ50の発熱を抑え
ることができる。
【0020】本実施の形態によると、モータ50に流れ
る電流の上限値を制御する電流上限値制限手段と、この
電流の上限値を維持する時間を制御する電流制限時間計
測手段とにより電気的に制御したことにより、定速走行
用アクチュエータの初期位置と最終位置におけるモータ
ロックの回避が可能になり、機械的なリミットスイッチ
を廃止することができ、低コストになる。また、電流制
限装置を全てコンピュータCPU内に組み込むことも可
能であるので、大量生産の際には更に低コストになる。
る電流の上限値を制御する電流上限値制限手段と、この
電流の上限値を維持する時間を制御する電流制限時間計
測手段とにより電気的に制御したことにより、定速走行
用アクチュエータの初期位置と最終位置におけるモータ
ロックの回避が可能になり、機械的なリミットスイッチ
を廃止することができ、低コストになる。また、電流制
限装置を全てコンピュータCPU内に組み込むことも可
能であるので、大量生産の際には更に低コストになる。
【0021】
【効果】請求項1によると、電気的にモータに流れる電
流を制限することが可能になるので、従来のような機械
的に電流を切るリミットスイッチや、ダイオード等が不
要になって、部品点数を低減することが可能になる。
流を制限することが可能になるので、従来のような機械
的に電流を切るリミットスイッチや、ダイオード等が不
要になって、部品点数を低減することが可能になる。
【0022】請求項2によると、モータへの通電直後に
おける突入電流が所定電流値より大きくなった場合でも
電流制限時間計測手段が作動しないので、モータへの通
電直後にモータの通電を停止するという誤作動を防ぐこ
とができる。
おける突入電流が所定電流値より大きくなった場合でも
電流制限時間計測手段が作動しないので、モータへの通
電直後にモータの通電を停止するという誤作動を防ぐこ
とができる。
【0023】請求項3によると、モータへの通電直後に
流れる突入電流が安定するまでに要する時間は予測が可
能であり、電流制限時間計測手段が作動する所定時間を
この時間より大きく設定するだけで、モータへの通電直
後における突入電流が所定電流値より大きくなった場合
でも電流制限時間計測手段が作動しなくなり、モータへ
の通電直後にモータの通電を停止するという誤作動を防
ぐことができる。
流れる突入電流が安定するまでに要する時間は予測が可
能であり、電流制限時間計測手段が作動する所定時間を
この時間より大きく設定するだけで、モータへの通電直
後における突入電流が所定電流値より大きくなった場合
でも電流制限時間計測手段が作動しなくなり、モータへ
の通電直後にモータの通電を停止するという誤作動を防
ぐことができる。
【0024】請求項4によると、モータに流れる電流が
安定するまでの時間は予測が可能であるので、モータへ
の通電直後における突入電流が所定電流値より大きくな
った場合でも電流制限時間計測手段が作動しなくなり、
モータへの通電直後にモータの通電を停止するという誤
作動を防ぐことができる。
安定するまでの時間は予測が可能であるので、モータへ
の通電直後における突入電流が所定電流値より大きくな
った場合でも電流制限時間計測手段が作動しなくなり、
モータへの通電直後にモータの通電を停止するという誤
作動を防ぐことができる。
【図1】本発明の一実施の形態を使用する定速走行装置
を示す図である。
を示す図である。
【図2】本実施の形態の電流制限装置の回路図である。
【図3】図2の回路によるモータ電流と時間との関係を
示す図である。
示す図である。
【図4】従来の電流制限装置を示す回路図である。
10・・・ソレノイド 12・・・コイル 13・・・リード線 20・・・入力ギア部材 21・・・第1磁路形成部材 23・・・ギア部 30・・・回転出力部材 40・・・第2磁路形成部材 50・・・モータ 51・・・出力軸 60・・・回転中心軸 70・・・スロットルバルブ 71・・・スロットルケーブル 80・・・電源 81・・・通電切換スイッチ R・・・電流検出手段 AMP・・・増幅回路 HYS・・・ヒステリシス回路 COM・・・比較回路 TLL・・・飽和形論理回路 DU・・・デューティー回路 AND10、AND11・・・第1アンドゲート AND20、AND21・・・第2アンドゲート AND3・・・第3アンドゲート FET1、FET2、FET3、FET4・・・スイッ
チング素子
チング素子
Claims (4)
- 【請求項1】 モータに流れる電流を検出する電流検出
装置と、 前記モータに所定電流値より大きい電流を流さないよう
にする電流上限値制限手段と、 前記電流上限値制限装置が作動する時間が所定時間以上
になると前記モータへの通電を停止する電流制限時間計
測手段と、 を備える電流制限装置。 - 【請求項2】 前記モータへの通電直後における突入電
流に対しては前記電流制限時間計測手段が作動しないこ
とを特徴とする請求項1記載の電流制限装置。 - 【請求項3】 前記電流制限時間計測手段が前記モータ
への通電を停止するまでの所定時間は、前記モータへの
通電直後に流れる突入電流が安定するまでに要する時間
より大きいことを特徴とする請求項2に記載の電流制限
装置。 - 【請求項4】 前記電流制限時間計測手段は、前記モー
タへの通電が開始してから前記モータへの通電直後に流
れる突入電流が安定するまでに要する時間を経過してか
ら作動することを特徴とする請求項2記載の電流制限装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8041684A JPH09233875A (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 電流制限装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8041684A JPH09233875A (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 電流制限装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09233875A true JPH09233875A (ja) | 1997-09-05 |
Family
ID=12615260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8041684A Pending JPH09233875A (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 電流制限装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09233875A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7084594B2 (en) | 1998-11-18 | 2006-08-01 | Denso Corporation | Motor drive control apparatus and method having motor current limit function upon motor lock |
US7932697B2 (en) | 2006-09-07 | 2011-04-26 | Hitachi Koki Co., Ltd. | Power tool |
-
1996
- 1996-02-28 JP JP8041684A patent/JPH09233875A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7084594B2 (en) | 1998-11-18 | 2006-08-01 | Denso Corporation | Motor drive control apparatus and method having motor current limit function upon motor lock |
US7932697B2 (en) | 2006-09-07 | 2011-04-26 | Hitachi Koki Co., Ltd. | Power tool |
US7932701B2 (en) | 2006-09-07 | 2011-04-26 | Hitachi Koki Co., Ltd. | Power tool |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |