JPH09233659A - バスダクトハウジング - Google Patents

バスダクトハウジング

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JPH09233659A
JPH09233659A JP3956696A JP3956696A JPH09233659A JP H09233659 A JPH09233659 A JP H09233659A JP 3956696 A JP3956696 A JP 3956696A JP 3956696 A JP3956696 A JP 3956696A JP H09233659 A JPH09233659 A JP H09233659A
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housing
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duct housing
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茂 鷲崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強度及び作業の安全が確保でき、かつ製造が
容易で製造コストの低減が可能なバスダクトハウジング
を提供する。 【解決手段】 収納凹部22の開口部両端に延設したフ
ランジ部23、24及びフランジ部23、24の端縁に
沿って付加形成される補強部25、26を有する一対の
ハウジング半体21を互いに対向せしめ、互いに接合す
るフランジ部23と24を結合してなるバスダクトハウ
ジング20において、各ハウジング半体21の補強部2
5、26に外表面が平坦で互いに係合する係合部27を
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバスダクトハウジン
グ、特に絶縁被覆導体を収容する収納凹部を有する一対
のハウジング半体を互いに対向せしめてなる二分割体の
バスダクトハウジングに関する。
【0002】
【従来の技術】バスダクトは、一般に平板状の電気導体
を電気絶縁層で被覆した絶縁被覆導体をバスダクトハウ
ジング内に収容するよう構成されている。
【0003】このように構成されるバスダクトは、複数
のケーブルを束ねて配線する配線システムに比べて火災
等の発生防止や漏洩磁束防止等に極めて優れた機能を有
することから工場施設やビル等における主電力供給ライ
ン等に広く用いられている。
【0004】このバスダクトは、例えば実公昭58−9
472号公報に開示され、かつ図8に示すように断面コ
字形の収納凹部101aと、この収納凹部101aの開
口部両端に延設されたフランジ部101b及びフランジ
部101bの外方端縁に沿って付設形成された補強部1
01cとからなる一対のハウジング半体101を有して
いる。
【0005】そしてこれら一対のハウジング半体101
を前記収納凹部101aの開口部側を互いに対向せしめ
互いのフランジ部101bを接合し、互いに接合するフ
ランジ部101bに穿設されたボルト挿通孔101dに
挿入するボルト102によって一体結合してバスダクト
ハウジング103を形成すると共に、対向する収納凹部
101aによって形成された導体収納部103A内に電
気導体104aを電気絶縁層104bで被覆した絶縁被
覆導体104を複数積層して収容している。
【0006】しかし、このように構成されるバスダクト
において絶縁被覆導体は塵埃等から保護する必要があ
り、このため実開昭50−85799号公報や実公昭5
1−2317号公報に開示されるように対向するハウジ
ング半体の接合部に水膨張発泡性物質或いは間隔調整部
材を介在せしめることにより導体収納部内への塵埃等の
侵入を防止する方策がある。
【0007】一方電流容量の大きなバスダクトにあって
は電気導体の表皮効果、電気抵抗等に起因する発熱を考
慮して一般に平板形状に形成されることから機械的強度
の低下を招く虞れがあり、対策として特開平1−194
810号公報によって対向する各ハウジング半体の接合
端部に互いに嵌合する係合部を形成してハウジング半体
間の結合力を増大することにより強度の向上を図るバス
ダクトハウジングが提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記実開昭50−85
799号公報或いは実開昭51−2317号公報に開示
される先行技術にあっては、互いに対向するハウジング
半体の接合部に水膨張発泡物質や間隔調整部材を介在せ
しめることから導体収納部内への塵埃等の侵入が防止さ
れ、絶縁被覆導体の保護が得られる。
【0009】しかしバスダクトハウジングが比較的長尺
でかつ重量が大であることから接合部に水膨張発泡物質
や間隔調整部材を介在せしめるバスダクトの組立作業は
煩雑になり作業性に劣り製造コストの増大を招き、かつ
対向するハウジング半体が互いにボルトにより結合する
のみであることからバスダクトハウジングの十分な機械
的強度が得られず、特に補強部に荷重や衝撃等の外力が
作用した場合バスダクトの変形を招く虞れがある等の不
具合がある。
【0010】一方特開平1−194810号公報に示さ
れる先行技術にあっては、各ハウジング半体の接合部が
互いに係合することから塵埃等の侵入が防止され、かつ
バスダクトハウジングの機械的な強度向上が得られるも
のの、その係合部が導体収納部内及び外表面に突出形成
されることに起因してバスダクト組立の際、その係合部
に絶縁被覆導体の電気絶縁層を噛み込み、電気絶縁層を
破損する虞れがあり、更に外表面に突出する係合部に組
立作業中或いはその他の取扱作業中に作業者が指等を掛
けて怪我をする虞れがある。
【0011】従って、本発明の目的は、上記絶縁被覆導
体の噛み込みによる絶縁被覆導体の損傷を防止し、十分
な強度及び塵埃等の侵入防止が確保できると共に、組立
作業の簡素化及び安全性が確保でき、しかも製造コスト
の低減が可能なバスダクトハウジングを提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に係るバスダクトハウジングは、断面コ字形の収納
凹部の開口部両端に延設するフランジ部の端縁に沿って
補強部を付加形成する一対のハウジング半体を対向せし
め、互いに接合するフランジ部相互を結合するバスダク
トハウジングにおいて、各ハウジング半体の互いに接合
する補強部の内側端部に外表面が平坦で互いに係合する
係合部を形成することを特徴としている。
【0013】この構成によると、バスダクトハウジング
の組立にあたり対向する各ハウジング半体の補強部に形
成される係合部を係合することにより対向するハウジン
グ半体の相対位置決めが自動的になされて組立作業の効
率化が得られ、かつ接合する補強部の一体係合に伴って
バスダクトハウジングの機械的強度の向上が得られると
共に接合部からの塵埃等の侵入が防止できる。更に係合
部の外表面が平坦に形成されることから作業の安全性が
確保できる。
【0014】請求項2に係るバスダクトハウジングは、
互いに接合するフランジ部間を予備加工不要の結合手段
により結合することを特徴とし、ボルト挿通孔等の予備
加工が不要になることに伴って組立作業の簡素化が得ら
れ、かつ組立後にあっても随時追加結合作業が可能にな
る。
【0015】請求項3に係るバスダクトハウジングは、
補強部の外側端面と収納凹部の外側面部の少なくとも一
部が互いに面一になるように構成することを特徴とし、
この構成によりバスダクトを横配置した状態において、
バスダクト全体の荷重が絶縁被覆導体を収容する収納凹
部と補強部とに分散支持され、バスダクトの機械的強度
の低下が防止されると共に電気的安全性が図れ、かつバ
スダクトの占有断面の矩形化に伴ってバスダクトの梱包
を容易にすると共に安定したバスダクトの積載を可能に
する。
【0016】請求項4に係るバスダクトハウジングは、
対向する各ハウジング半体の断面形状を同一にすること
を特徴とし、バスダクトハウジングの製造の簡素化及び
製造コストの低減が可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるバスダクトハ
ウジングの第1の実施の形態を図1乃至図3によって説
明する。
【0018】図1はバスダクト1の斜視図であり、バス
ダクト1は例えば断面矩形或いは隅丸矩形の平板形状で
アルミニウム或いは銅等からなる電気導体11をポリエ
ステルシート等の電気絶縁層12で被覆した絶縁被覆導
体13と、複数の絶縁被覆導体13を積層して収容保持
するバスダクトハウジング20とを有している。
【0019】バスダクトハウジング20は、同一断面形
で相対向する一対のハウジング半体21による2分割体
によって形成される。
【0020】各ハウジング半体21は、断面コ字形の収
納凹部22と、この収納凹部22の開口部両端に沿って
互いに離反するように延設される所定幅のフランジ部2
3、24及び各フランジ部23、24の外側端縁に沿っ
て付加形成される補強部25、26を有している。
【0021】補強部25、26は、図2に図1のA−A
線断面を示すように、互いに接合するフランジ部23、
24に互いに離反するように外方に延設する第1補強部
25a、26aと、第1補強部25a、26aの外側端
から互いに対峙するようにフランジ部23、24と略平
行に延設される第2補強部25b、26bと、第2補強
部25b、26bの端部に互いに近接するよう延設され
る第3補強部25c、26cとからなる断面略U字状乃
至コ字状であって、これら対向する補強部25及び26
との共同によってバスダクトハウジング20の両側縁に
沿って一対の閉断面形状を形成するよう構成されてい
る。
【0022】この補強部25、26の各第2補強部25
b、26bの外側端面25b′、26b′は前記収納凹
部22の外側面部22′に対して少なくとも一部が面一
に形成されている。
【0023】一方の補強部25を形成する第3補強部2
5cの内側端部には他方の補強部26を形成する第3補
強部26cの内側端縁27aの板厚に相応する段差寸法
を有して補強部25、26内に形成される階段状の段差
部27bを有し、これら内側端縁27aと段差部27b
との係合により互いの第3補強部25c及び26cの内
側端部を連結する係合部27を構成している。
【0024】そして係合部27の内側端縁27aと段差
部27bとを嵌合することにより互いに接合する第3補
強部25cと26cとの外表面が平坦に連続し、かつ対
向する両ハウジング半体21の相対移動が規制されて両
ハウジング半体21の相対位置決めがなされる。
【0025】更にバスダクトハウジング20は、互いに
対向するハウジング半体21の接合するフランジ部23
及び24を結合する結合手段28を有している。結合手
段28は、図2に示すようにハウジング半体21のフラ
ンジ部23及び24に予め各々形成されるボルト挿通孔
23a、24aにバネ座金28a及び座金28bを介し
て挿入するボルト28c及びボルト28cに螺合するナ
ット28dによって両フランジ部23、24を締付け固
定するよう構成されている。
【0026】この結合手段28は、両ハウジング半体2
1の第2補強部25b、26bの外側端面25b′、2
6b′から突出しない範囲、即ち収納凹部22の外側面
部22′と外側端面25b′、26b′を結ぶ仮想線2
9から外方に突出しないよう構成されている。
【0027】次にこのように構成されるバスダクト1の
組立作業について説明する。
【0028】先ず、一方のハウジング半体21に形成さ
れる収納凹部22内に前記平板形状の電気導体11を電
気絶縁層12で被覆した絶縁被覆導体13を複数、本実
施の形態では3層に積層する。
【0029】次に一方のハウジング半体21の収納凹部
22内に積層され、かつ収納凹部22から突出する絶縁
被覆導体13を他方のハウジング半体21の収納凹部2
2内に収容するようハウジング半体21を対向せしめ、
対向する一対の収納凹部22によって形成される導体収
納部20A内に絶縁被覆導体13を収容固定すると共
に、結合部27の内側端縁27aと段差部27bとを嵌
合することにより対向するハウジング半体21の相対位
置決めを行う。
【0030】そして互いに対向するハウジング半体21
を係合位置決めした状態で各ハウジング半体21のフラ
ンジ部23、24に予め各々形成されるボルト挿通孔2
3a、24aにバネ座金28a、座金28bを介在して
挿入するボルト28c及びボルト28cに螺合するナッ
ト28dによってフランジ部23、24を圧接せしめて
固定する。
【0031】このように構成されるバスダクトハウジン
グ20によると、一対のハウジング半体21を、その収
納凹部22の開口部側が対向するよう対向せしめてフラ
ンジ部23と24とを接合することにより係合部27を
構成する内側端縁27aと段差部27bとが互いに係合
して相対向するハウジング半体21の相対移動が規制さ
れて相対位置決めが自動的に行われ、かつ係合部27が
フランジ部23、24を介して収納凹部22から離間し
て形成されることから組立にあたり導体収納部20A内
に収容される絶縁被覆体13の電気絶縁層12を係合部
27によって噛み込むことが回避されて絶縁被覆体13
の損傷を招くことなく極めて効率的に組立てられる。
【0032】また係合部27の内側端縁27aと段差部
27bとを係合することにより互いに接合する第3補強
部25cと26cとの外表面が平坦に連続して形成さ
れ、バスダクトハウジング20の組立及び取扱作業中に
作業者が誤って手等を怪我する虞れがなく作業の安全性
が確保できる。
【0033】更に接合する補強部25、26の内側端部
が係合部27によって一体的に連結され、かつ補強部2
5、26によつてバスダクトハウジング20の両側縁に
沿って長手方向に伸びる閉断面形が形成されてバスダク
トハウジング20の機械的強度を確保すると共に、補強
部25、26間を係合する係合部27によって導体収容
部20A内への塵埃等の侵入が防止される。
【0034】一方補強部25、26の第2補強部25
b、26bの外側端面25b′、26b′と収納凹部2
2の外側面部22′とを面一に形成され、かつ結合手段
28が収納凹部22の外側面部22′と第2補強部25
b、26bの外側端面25b′、26b′とを結ぶ仮想
線29内に位置することと相俟って特にバスダクト1を
横配置した場合、例えば図3に示す如く床面L上に配設
した場合バスダクト1の荷重が床面Lに接する収納凹部
22と両補強部25及び26によって分散支持される。
【0035】従って絶縁被覆導体13を収納する収納凹
部22の下方への湾曲変形が防止され、絶縁被覆導体1
3、特に電気絶縁層12の損傷が回避されると共に、地
震等に起因する衝撃荷重による導体収納部20Aの上下
振動など種々の事故誘発が防止できる。
【0036】更に第2補強部25b、26bの外側端面
25b′、26b′と収納凹部22の外側面部22′と
が面一であることからバスダクト1の占有空間の断面形
状が略矩形となり、バスダクト1の梱包作業が極めて容
易でかつ運搬、保管等に伴う積載に際して安定的に維持
される。また対向するハウジング半体21の断面形状が
同一に形成することから製造及び保管等の管理が容易に
なりコスト低減が期待できる。
【0037】次に本発明におけるバスダクトハウジング
の第2実施の形態を図4によって説明する。
【0038】図4は本実施の形態によるバスダクトハウ
ジングの要部断面を示し、図1乃至3と対応する部位に
同一符号を付することで詳細な説明を省略するが、第1
の実施の形態におけるバスダクトハウジング20の強度
を更に向上せしめるものである。
【0039】具体的には、一方の補強部25の第1補強
部25a或いは他方の補強部26の第1補強部26aの
内側端部、例えば第1補強部26aの内側端部に係合凹
部30aを形成し、かつ他方の第1補強部25aの内側
端部に前記係合凹部30aに嵌合する係合突起30bを
形成して係合部30を構成する。
【0040】このように構成することにより、第1の実
施の形態におけるバスダクトハウジング20に比較して
補強部25、26の第3補強部25cと26cの内側端
が互いに係合部27によって係合され、更に補強部25
aと26aの内側端部間が係合部30によって相互に係
合されてバスダクトハウジング20の強度が更に増大し
てバスダクトの強度向上がより確実なものとなり、かつ
導体収納部20A内への塵埃等の侵入防止がより確実に
達成できる。
【0041】次に本発明におけるバスダクトハウジング
の第3の実施の形態を図5によって説明する。
【0042】図5は本実施の形態におけるバスダクトハ
ウジングの要部断面を示し、図4と対応する部位に同一
符号を付することにより詳細な説明を省略するが、バス
ダクトハウジングの軽量化及びコンパクト化を図るもの
である。
【0043】即ち、補強部25、26を、互いに接合す
るフランジ部23、24から相互に離反するように延設
する第1補強部25a、26aと、第1補強部25a、
26aの外側端から互に対向するようにフランジ部2
3、24と略平行に、かつ収納凹部22に近接するよう
延設形成される第4補強部25d、26dからなる断面
L字形に形成することにより補強部25、26の小型化
が得られ、バスダクトハウジングの軽量化及びコンパク
ト化を図っている。
【0044】また補強部25、26の各第4補強部25
d、26dの外側端面25d′、26d′を収納凹部2
2の外側面部22′に対して面一に構成することにより
バスダクトを横配置した場合バスダクトの重量を収納凹
部22と補強部25、26に分散支持せしめると共に、
バスダクトハウジング20の占有空間の断面形状が略矩
形に形成され、バスダクトの梱包を容易にし、かつバス
ダクトの積載の安定化が得られる。
【0045】この実施の形態においても補強部25の第
1補強部25a或いは他方の補強部26の第1補強部2
6aの内側端部、例えば第1補強部26aの内側端部に
係合凹部30aを、また他方の第1補強部25aの内側
端部に係合凹部30aに嵌合する係合突起30bを各々
形成して係合部30を構成することによりバスダクトハ
ウジング20の強度を確保すると共に相互に接合する第
1補強部25aと26aとの外表面を平坦に連結せしめ
て作業の安定性を確保している。
【0046】以上説明した各実施の形態では対向するハ
ウジング半体21のフランジ部23及び24に開口する
ボルト挿通孔23a、24aに挿通するボルト28c及
びナット28d等によって両ハウジング半体21を結合
してバスダクトハウジング20を形成したが、ボルト挿
通孔23a、24a等の穿設等の予備加工を省略して両
ハウジング半体21を結合することにより製造作業の効
率化を図ることも可能である。
【0047】次にこの予備加工を不要とする結合手段を
図6によって説明する。なお図6において図1と対応す
る部位に同一符号を付することで詳細な説明を省略する
が、ここで使用するハウジング半体21のフランジ部2
3、24にはボルト挿通孔の穿設等の予備加工は施され
てない。
【0048】先ず図6(A)に示すように一対のハウジ
ング半体21を対向せしめ、対向する一対の収納凹部2
2によって形成される導体収納部20A内に絶縁被覆導
体(図示せず)を収容固定すると共に、係合部27の内
側端縁27aと段差部27bとを係合してハウジング半
体21を相対位置決めする。
【0049】そして重合するフランジ部23、24をリ
ベット結合する。このリベット41は図6(A)に示す
よう軸41aに中空部を有するチューブラリベットであ
り、リベッタでかしめることにより一方のフランジ部、
例えばフランジ部24を穿孔すると共に貫通し、押し広
げられる軸41aの先端により他方のフランジ部23を
延出拡張せしめることによりかしめ結合する。
【0050】このリベット41により結合されたバスダ
クトハウジング20は図6(B)に断面を示すようにフ
ランジ部23、24からの突出部が極めて少なく、かつ
前記ボルト締めによる結合方法に比べてボルト挿通孔の
穿設等の予備加工が不要になり、ボルト等の締付作業等
が省略でき、作業の簡素化が得られしかも短時間で効率
的に低コストで実行できる。
【0051】また他の結合手段を図7によって説明す
る。なお図6と対応する部位に同一符号を付することで
詳細な説明を省略する。
【0052】先ず図7(A)に示すようにハウジング半
体21を対向せしめ、導体収納部20A内に絶縁被覆導
体(図示せず)を収容固定すると共に、内側端縁27a
と段差部27bとを係合して対向するハウジング半体2
1の相対位置決めを行う。
【0053】続いて、互いに重合するフランジ部23と
24を相対向する一対の電極42によってクランプし、
加圧した状態で電極42間に通電して接合部にナゲット
43を形成して溶着するいわゆるスポット溶接により結
合する。
【0054】スポット溶接によって結合されたバスダク
トハウジング20は図7(B)に要部断面を示すよう
に、そのフランジ部23、24に突出部がなく、前記ボ
ルト締めによる結合方法に比べ重量が軽減され、ボルト
挿通孔の穿設等の予備加工が不要となり作業の簡素化が
得られ、極めて短時間で効率的に低コストで実行でき
る。
【0055】またこれらリベット或いはスポット溶接に
よる結合方法はバスダクトハウジングの組立完了後にお
いても必要に応じて結合部を追加することが極めて容易
に行える。
【0056】
【発明の効果】以上説明した本発明のバスダクトハウジ
ングによると、収納凹部の開口部両端に延設形成するフ
ランジ部及びフランジ部の端縁に沿って補強部を有する
一対のハウジング半体を対向せしめて接合するフランジ
部相互を結合するバスダクトハウジングにおいて、補強
部に接合状態で互いに係合され、外表面が平坦で互いに
係合する係合部を形成することから、組立の際絶縁被覆
導体を噛み込む虞れがなく、絶縁被覆導体の損傷が回避
でき、かつバスダクトハウジングの強度、バスダクトハ
ウジング内への塵埃等の侵入防止及び作業の安全が確保
できると共に製造が容易で製造コストの低減が得られる
等本発明特有の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を説明するバスダク
トの斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】バスダクトの使用状態を示す説明図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す要部断面図で
ある。
【図5】本発明の第3の実施の形態を示す要部側面図で
ある。
【図6】本発明におけるバスダクトハウジングに用いら
れる結合手段の説明図であり、(A)はリベットによる
結合手段の説明図を示し、(B)はリベットによる結合
手段によって結合されたバスダクトハウジングの要部断
面図である。
【図7】本発明におけるバスダクトハウジングに用いら
れる結合手段の説明図であり、(A)はスポット溶接に
よる結合手段の説明図を示し、(B)はスポット溶接に
よる結合手段によって結合されたバスダクトハウジング
の要部断面図である。
【図8】従来のバスダクトハウジングを説明する斜視図
である。
【符号の説明】
1 バスダクト 13 絶縁被覆導体 20 バスダクトハウジング 20A 導体収納部 21 ハウジング半体 22 収納凹部 22′ 外側面部 23 フランジ部 24 フランジ部 25 補強部 26 補強部 28 結合手段 30 結合手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面コ字形の収納凹部と、この収納凹部
    の開口部両端に延設されて互いに離反するように形成さ
    れたフランジ部及びフランジ部の端縁に付加形成された
    補強部とを有する一対のハウジング半体を前記フランジ
    部相互を接合させ、対向する収納凹部によって形成され
    た導体収容部内に絶縁被覆導体を収容すると共に、互い
    に接合された前記フランジ部相互を結合するバスダクト
    ハウジングにおいて、 前記各ハウジング半体の補強部相互に前記接合状態で互
    いに係合され、その係合状態で外表面が平坦となる係合
    部を形成したことを特徴とするバスダクトハウジング。
  2. 【請求項2】 前記対向する両ハウジング半体の補強部
    外側端面から突出しない範囲で前記互いに接合するフラ
    ンジ部相互が予備加工不要の結合手段によって互いに結
    合されたことを特徴とする請求項1に記載のバスダクト
    ハウジング。
  3. 【請求項3】 前記補強部の外側端面と収納凹部の外側
    面部の少なくとも一部が互いに面一となるように構成し
    たことを特徴とする請求項1または2に記載のバスダク
    トハウジング。
  4. 【請求項4】 各ハウジング半体が同一断面形状である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の
    バスダクトハウジング。
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