JPH0923358A - ビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラ

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JPH0923358A
JPH0923358A JP7194017A JP19401795A JPH0923358A JP H0923358 A JPH0923358 A JP H0923358A JP 7194017 A JP7194017 A JP 7194017A JP 19401795 A JP19401795 A JP 19401795A JP H0923358 A JPH0923358 A JP H0923358A
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JP
Japan
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fpn
solid
signal
temperature
level
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JP7194017A
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English (en)
Inventor
Fumiki Nakamura
文樹 中村
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度センサ等の別個の部品を用いずに、固体
撮像装置の出力信号の変化より温度変化を読み取り、該
温度に対応したFPNデータによって、FPNキャンセ
ルを行えるようにしたビデオカメラを提供する。 【構成】 固体撮像装置1と、該固体撮像装置1のFP
N読み出しを行うFPN読み出し手段2と、前記固体撮
像装置1の出力信号の光学的黒レベルと無信号レベルと
の差レベルを検出する差レベル検出手段3と、検出され
た差レベル及び読み出された前記FPNの記憶保持を行
うFPN/差レベル記憶保持手段4と、記憶保持された
FPNデータを固体撮像装置1の出力信号より減算する
ことによりFPNキャンセルを行うFPNキャンセル手
段5とを有し、映像信号読み出し時に検出された差レベ
ルに対応するFPNをFPN/差レベル記憶保持手段4
より読み出すように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、固定パターンノ
イズを除去できるようにした固体撮像装置を用いたビデ
オカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
(請求項1,3に対応する従来技術)固体撮像装置は、
理想的には各画素の暗時出力信号が等しいことが望まし
いが、現実的にはFixed Pattern Noise (以下FPNと
略称する)と呼ばれる固定パターンノイズ(暗時出力信
号ムラ)が存在する。このため、ビデオカメラの用途に
よっては、このFPNをあらかじめカメラ信号の記憶部
に記憶させておき、固体撮像装置の出力信号より減算す
ることにより、映像信号からFPNを取り除いている。
この信号処理をFPNキャンセルと呼んでいる。
【0003】ここで、ビデオカメラの使用環境が殆ど変
わらないことが予めわかっている場合は、記憶させるF
PNデータは1つで良いが、使用環境が場合によっては
大きく変わり同時に使用環境の変化に対してFPNデー
タも変化する場合は、ビデオカメラが使用環境の変化を
検知する機能を有し且つ各使用環境に応じたFPNデー
タを有し、各使用環境に対応したFPNデータによって
FPNキャンセルを行わなければならない。一般に固体
撮像装置は、温度が変わるとFPNが変化する。例え
ば、CMD(Charge Modulation Device)撮像素子を用
いた固体撮像装置においても同様なことがおきる。
【0004】CMDは、光照射により生成されたゲート
電極下に蓄積された電荷量により、ソース・ドレイン電
流を変調する一種のフォトトランジスタで、特開昭61
−84059号公報や、1986年に開催された Internati
onal Electron Device Meeting(IEDM)予稿集の第
353 〜 356頁の“A NEW MOS IMAGESENSOR OPERAIENGIN
A NON-DESTRUCTIVE READOUT MODE"という題名の論文
で、その内容が記述されている。CMDを画素に用いた
CMD撮像素子において、映像信号に対応する出力信号
は、前記ソース・ドレイン電流を読み出すことによって
得られ、該ソース・ドレイン電流はドレイン電圧、ソー
ス電圧、ゲート電圧等に依存する。例えば、ドレイン電
圧を上げるとソース・ドレイン電流は大きくなるため、
大きな出力信号電流が得られる。CMDはMOSトラン
ジスタ動作を行っている。そして、CMDの相互コンダ
クタンスは温度が上昇すると小さくなるため、CMD撮
像素子の出力信号は温度上昇と共に小さくなる。また、
CMD撮像素子に限らず固体撮像素子には、半導体の界
面準位やバルクの格子欠陥によって発生する暗電流に起
因する白点と呼ばれるFPNがある。これは、温度上昇
にともない値が増加する。
【0005】このような撮像素子を用いたビデオカメラ
においては、カメラヘッド部内に設けた撮像素子の近く
に温度センサを取付け、予め各温度に対するFPNデー
タをカメラ内の記憶部に記憶しておき、ビデオカメラ使
用時においては各温度に対応するFPNデータを用いて
FPNキャンセルを行う方式が、適用されることが多
い。
【0006】次に、この方式を図13の(A)に示すビデ
オカメラの信号読み出し部の概念ブロック図を用いて説
明する。図13の(A)において、ビデオカメラは固体撮
像装置101 ,温度センサ102 を介して固体撮像装置101
の温度を検出する温度検出手段103 ,固体撮像装置101
のFPNの読み出しを行うFPN読み出し手段104 ,読
み出されたFPN及び検出された前記温度の記憶保持を
行うFPN/温度記憶保持手段105 ,記憶保持されたF
PNデータを固体撮像装置101 の出力信号より減算する
ことによりFPNキャンセルを行うFPNキャンセル手
段106 によって構成されている。
【0007】初期設定において、固体撮像装置101 の温
度が温度aであり、固体撮像装置101 のFPNがFPN
データαであった場合、FPN読み出し手段104 によっ
てFPNデータαが読み出され、温度検出手段103 によ
って温度aが検出され、それぞれFPN/温度記憶保持
手段105 に記憶される。そして、図13の(B)に示され
るようなデータテーブルの形で、それぞれが対応づけら
れて記憶保持される。ここで、FPNデータとは、固体
撮像装置101 の各画素の遮光時の出力信号値からなり、
固体撮像装置101 の画素数に応じたデータ量を持つもの
である。次に、固体撮像装置101 の温度をaからbに変
化させ、再度FPNデータを読み出す。この時のFPN
データがβだったとすると、FPN/温度記憶保持手段
105 にはFPNデータβ及び温度bが記憶保持される。
以下、適当に温度を変え、その都度各温度に対応した形
でFPNデータを記憶する。
【0008】次に、映像信号の読み出し時においては、
まず温度センサ102 を介して温度検出手段103 より固体
撮像装置101 の温度が検出される。この時、温度が温度
bであったとすると、FPN/温度記憶保持手段105 よ
り温度bに対応するFPNデータβがFPNキャンセル
手段106 に転送され、固体撮像装置101 より出力された
映像信号より減算される。このように、固体撮像装置10
1 の温度を温度センサ102 によって検知し、対応するF
PNデータを読み出すことにより、最適なFPNキャン
セルを行うことができる。
【0009】(請求項2,3に対応する従来技術)一般
に、固体撮像装置の出力信号は、図14に示すように、光
信号レベル,光学的黒信号レベルVOB,無信号レベルV
0 の3つより構成されている。ビデオカメラにおいて、
異なる固体撮像装置間で光学的黒レベルの出力が違って
くる場合は、各固体撮像装置において、固体撮像装置へ
の入力バイアスによって該光学的黒レベルを同じレベル
に調整しなければならない。この場合、例えば固体撮像
装置をカメラヘッド部に配置したヘッド分離型ビデオカ
メラにおいて、被写体によってはカメラヘッド部を交換
して使用する場合は、カメラヘッド部毎に使用される固
体撮像装置が異なるため、その都度入力バイアスを調整
しなければならない。
【0010】このような問題点に対して、特開平4−1
52773号公報に示されているヘッド分離型ビデオカ
メラにおいては、図14に示される光学的黒レベルと無信
号レベルの差レベルを読み取り、該差レベルが所定値に
なるように入力バイアスを自動的に設定するように構成
されている。この構成を図15に示すビデオカメラの信号
読み出し部の概念ブロック図を用いて説明する。図15に
示すように、固体撮像装置201 をカメラヘッド部202 に
配置し、該固体撮像装置201 の駆動回路及び映像信号処
理回路203 等をカメラ制御ユニット204 に備えたヘッド
分離型ビデオカメラにおいて、前記カメラ制御ユニット
204 に、前記固体撮像装置201 の出力信号の光学的黒信
号レベルVOBと無信号レベルV0 との差レベルVA を検
出する手段205 と、該検出手段205 の検出レベルの変動
量に応じて前記固体撮像装置201のバイアス電圧を補正
する制御信号を発生させる手段206 と、該制御信号に基
づいてバイアス電圧を補正するバイアス補正回路207 と
を備え、前記カメラヘッド部202 と前記カメラ制御ユニ
ット204 とをケーブル208 によって接続して構成されて
いる。なお、この概念ブロック図では駆動回路の図示は
省略している。
【0011】このように構成したヘッド分離型ビデオカ
メラにおいて、固体撮像装置201 あるいはカメラヘッド
部202 が交換された場合、差レベル検出手段205 により
新たな固体撮像装置における光学的黒信号レベルVOB
無信号レベルV0 との差レベルVA が検出され、この検
出レベルの変動量に応じて制御信号発生手段206 よりバ
イアス補正制御信号が送出される。この制御信号に基づ
いてバイアス補正回路207 がバイアス電圧を自動的に補
正することにより、光学的黒信号レベルVOBと無信号レ
ベルV0 との差レベルVA は、所定値に自動的に設定さ
れる。
【0012】このようなヘッド分離型ビデオカメラにお
いても、図13の(A)に示した請求項1,3に対応する
従来技術と同様に、温度によってFPNが変化するとい
う問題点がある。このような問題点に対して、先に述べ
た従来技術と同様に、温度センサをカメラヘッド部の撮
像装置に近づけて取付け、予め各温度に対するFPNデ
ータをカメラ内の記憶部に記憶しておき、ビデオカメラ
使用時においては、各温度に対応するFPNデータを用
いてFPNキャンセルを行うことによって解決してい
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図13の
(A)に示した従来技術においては、映像信号に必要な
部品のほかに温度センサが必要とされる。これにより、
ビデオカメラの部品点数が増加し、また、温度センサの
配置場所を確保しなければならないので、高密度に実装
するのには不向きである。更に、温度センサを取り付け
る位置によっては、次のような問題点が生じる。すなわ
ち固体撮像装置と温度センサが離れている場合、温度セ
ンサが検知する温度と固体撮像装置の温度が異なる可能
性がある。この場合、温度に関して平衡状態に達したと
きは問題ないが、温度の上昇又は下降過程においては、
予め設定してある各温度毎のFPNデータと実際のFP
Nが対応せず、FPNキャンセルを行ってもFPNの取
り残しが生じる恐れがある。固体撮像装置の温度は、気
温やカメラ本体の発熱によって決まる場合と、固体撮像
装置自体の発熱によって決まる場合があり、両者間で温
度センサと固体撮像装置の温度に関する対応関係が異な
る。このことは、仮に温度センサを固体撮像装置の搭載
しているパッケージの裏面に取り付けた場合でも、本質
的に存在する問題点である。
【0014】また、図15に示した従来技術に関しても、
温度センサを取り付けてFPNキャンセルを行う場合
は、前記と同じ問題点がある。特に、この従来技術は、
通常のビデオカメラより回路規模が大きいため、この上
更に温度センサを取り付けることによって、回路規模及
び実装規模が大きくなることは、大きな問題である。
【0015】本発明は、従来のビデオカメラにおける前
記問題点を解消するためになされたもので、温度センサ
等の部品を用いずに固体撮像装置の出力信号の変化より
温度変化を読み取り、その温度変化に対応したFPNデ
ータによってFPNキャンセルを行えるようにしたビデ
オカメラを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1記載の発明は、温度により出力信号のレベ
ルが変化する光電変換素子を画素として用いた固体撮像
装置を使用し、該固体撮像装置の駆動回路及び映像信号
処理回路等を備えたビデオカメラにおいて、前記固体撮
像装置の出力信号の光学的黒レベルと無信号レベルとの
差レベルを検出する手段と、該固体撮像装置の固定パタ
ーンノイズを読み出す手段と、該固体撮像装置の前記差
レベルと前記固定パターンノイズを同時にそれぞれが対
応する形で信号記憶部に記憶保持させる手段と、記憶保
持されている前記固定パターンノイズを信号記憶部から
読み出し該固体撮像装置の出力信号より減算する手段
と、前記差レベル検出手段よりある差レベルが検出され
たとき該差レベルに対応する固定パターンノイズを信号
記憶部より読み出す手段とを有し、映像信号読み出し時
に、検出された差レベルに対応する固定パターンノイズ
を前記信号記憶部より読み出し、該映像信号より該固定
パターンノイズを減算するように構成するものである。
【0017】このように構成したビデオカメラにおいて
は、温度変化が起きた場合にも、温度センサ等を用いず
に、各温度に対応するFPNデータを固体撮像装置の出
力信号より減算することが可能となる。次に、これを図
1の(A)に示すビデオカメラの信号読み出し部の概念
ブロック図を用いて説明する。図1の(A)において、
該ビデオカメラは固体撮像装置1,固体撮像装置1のF
PNの読み出しを行うFPN読み出し手段2,固体撮像
装置1の出力信号の光学的黒レベルと無信号レベルとの
差レベルを検出する差レベル検出手段3,検出された該
差レベル及び読み出された前記FPNの記憶保持を行う
FPN/差レベル記憶保持手段4,記憶保持されたFP
Nデータを固体撮像装置1の出力信号より減算すること
によりFPNキャンセルを行うFPNキャンセル手段5
によって構成される。
【0018】このように構成されたビデオカメラの初期
設定において、固体撮像装置1の温度が温度aであり、
固体撮像装置1の差レベルがAであったとする。この時
の、固体撮像装置1のFPNがFPNデータαであった
場合、FPN読み出し手段2によってFPNデータαが
読み出され、同時に差レベルAは差レベル検出手段3に
よって検出され、共にFPN/差レベル記憶保持手段4
に記憶される。そして、図1の(B)に示されるような
データテーブルの形でそれぞれが対応づけられて記憶保
持される。次に、固体撮像装置1の温度をaからbに変
化させ、再度FPNデータと差レベルを読み出す。この
時のFPNデータがβであり差レベルがBであったとす
ると、FPN/差レベル記憶保持手段4にはFPNデー
タβと差レベルBが記憶保持される。以下、適当に温度
を変え、その都度各温度における差レベルに対応した形
でFPNデータを記憶する。
【0019】次に、映像信号の読み出し時について説明
する。読み出し時においては、まず差レベル検出手段3
より固体撮像装置1の差レベルが検出される。この時、
温度が温度bであったとすると、検出される差レベルは
Bである。この時FPN/差レベル記憶保持手段4よ
り、差レベルBに対応するFPNデータβがFPNキャ
ンセル手段5に転送され、固体撮像装置1より出力され
た映像信号より減算される。このようにして、固体撮像
装置1の差レベルを検出し対応するFPNデータを読み
出すことにより、最適なFPNキャンセルを行うことが
できる。
【0020】次に、請求項2記載の発明は、温度により
出力信号のレベルが変化し且つ入力バイアス電圧値によ
って出力信号のレベルが増減する光電変換素子を画素と
して用いた固体撮像装置を使用し、該固体撮像装置の駆
動回路及び映像信号処理回路等を備えたビデオカメラに
おいて、前記固体撮像装置の出力信号の光学的黒レベル
と無信号レベルとの差レベルを検出する手段と、前記差
レベルの変動量に応じて前記固体撮像装置のバイアス電
圧を補正する制御信号を発生させる手段と、該制御信号
に基づいてバイアス電圧を補正するバイアス補正回路
と、前記固体撮像装置の固定パターンノイズを読み出す
手段と、前記固体撮像装置の前記補正バイアス電圧値と
前記固定パターンノイズをそれぞれが対応する形で信号
記憶部に記憶保持させる手段と、記憶保持されている前
記固定パターンノイズを信号記憶部から読み出し前記固
体撮像装置の出力信号より減算する手段と、前記補正バ
イアス電圧値がある値であるとき該補正バイアス電圧値
に対応する固定パターンノイズを信号記憶部より読み出
す手段とを有し、映像信号読み出し時に該バイアス補正
回路からの補正バイアス電圧により前記差レベルを所定
値に設定して、該補正バイアス電圧値に対応する固定パ
ターンノイズを前記信号記憶部より読み出し、該映像信
号より減算するように構成するものである。
【0021】このように構成したビデオカメラにおいて
は、温度変化が起きた場合にも、温度センサ等を用いず
に、各温度に対応するFPNデータを固体撮像装置の出
力信号より減算することが可能となる。次に、これを図
2の(A)に示すビデオカメラの信号読み出し部の概念
ブロック図を用いて説明する。図2の(A)において、
該ビデオカメラは固体撮像装置11,固体撮像装置11のF
PNの読み出しを行うFPN読み出し手段12,固体撮像
装置11の出力信号の光学的黒レベルと無信号レベルとの
差レベルを検出する差レベル検出手段13,検出された該
差レベルの変動量に応じて前記固体撮像装置11のバイア
ス電圧を補正する制御信号を発生させる手段14と、該制
御信号に基づいてバイアス電圧を補正するバイアス補正
回路15と、該補正バイアス電圧値及び前記読み出された
FPNデータを記憶保持するFPN/補正バイアス電圧
値記憶保持手段16,記憶保持されたFPNデータを固体
撮像装置11の出力信号より減算することによりFPNキ
ャンセルを行うFPNキャンセル手段17によって構成さ
れる。そして、差レベルは、予め所定値が決まってお
り、バイアス補正制御信号発生手段14は差レベル検出手
段13で検出された差レベルを所定値にするバイアス補正
制御信号を発生し、バイアス補正回路15は該制御信号に
基づいた補正バイアス電圧を固体撮像装置11に供給する
ようになっている。
【0022】このように構成されたビデオカメラの初期
設定において、固体撮像装置11の温度が温度aであり、
差レベルを所定値に補正するための補正バイアス電圧値
がAAであったとする。この時の固体撮像装置11のFP
NがFPNデータαであった場合、FPN読み出し手段
12によってFPNデータαが読み出され、前記補正バイ
アス電圧値AAと共にFPN/補正バイアス電圧値記憶
保持手段16に記憶される。そして、図2の(B)に示さ
れるようなデータテーブルの形で、それぞれが対応づけ
られて記憶保持される。次に、固体撮像装置11の温度を
aからbに変化させ、再度FPNデータと補正バイアス
電圧値を読み出す。この時のFPNデータがβであり補
正バイアス電圧値がBBであったとすると、FPN/補
正バイアス電圧値記憶保持手段16には、FPNデータβ
及び補正バイアス電圧値BBが記憶保持される。以下、
適当に温度を変え、その都度各温度における差レベルに
対応した形でFPNデータを記憶する。
【0023】次に、映像信号の読み出し時においては、
差レベル検出手段13より検出された差レベルに応じたバ
イアス補正制御信号が、バイアス補正制御信号発生手段
14より発生し、該バイアス補正制御信号に応じた補正バ
イアスが、バイアス補正回路15より固体撮像装置11に供
給される。この時、温度が温度bであったとすると、図
2の(B)のデータテーブルより補正バイアス電圧値は
BBである。この時、FPN/補正バイアス電圧値記憶
保持手段16より、補正バイアス電圧値BBに対応するF
PNデータβが、FPNキャンセル手段17に転送され、
固体撮像装置11より出力された映像信号より減算され
る。このようにして、固体撮像装置11の補正バイアス電
圧値を検出し、対応するFPNデータを読み出すことに
より、最適なFPNキャンセルを行うことができる。
【0024】
【実施例】
〔第1実施例〕次に、実施例について説明する。図3は
本発明の第1実施例を示すブロック構成図である。本実
施例は、請求項1,3に記載された各発明に対応する実
施例である。本実施例は、CMD撮像素子を用いた固体
撮像装置を使用して構成されている。CMDはMOSト
ランジスタ動作を行っており、通常の使用温度帯におい
ては、CMD撮像素子の信号電流の温度依存性は、CM
Dの相互コンダクタンスの温度依存性によって決まる。
CMDの相互コンダクタンスは温度上昇と共に小さくな
るため、CMD撮像素子の信号電流も図4に示されるよ
うに温度上昇と共に単調減少する。したがって、温度と
CMD撮像素子の信号電流が一対一に対応する。本実施
例は、このようなCMD撮像素子の信号電流の温度依存
性を、温度センサの代わりに利用して、FPNキャンセ
ルを行うものである。
【0025】本実施例において、CMD撮像装置21の出
力信号は、図3に示すように、プリアンプ22を介してF
PN読み出し回路23,FPN減算器24,サンプルホール
ド回路25−1,25−2に入力され、サンプルホールド回
路25−1,25−2の出力信号は減算器26によって減算さ
れ、差レベルVA としてFPN/差レベルメモリ27へ出
力される。一方、FPN読み出し回路23はCMD撮像装
置21の出力信号よりFPNデータを読み取り、該FPN
データはFPN/差レベルメモリ27に送出され、FPN
/差レベルメモリ27において記憶される。記憶されたF
PNデータはFPN減算器24に入力され、FPN減算器
24からはCMD撮像装置21の出力信号からFPNデータ
が減算された信号が、他の回路へ出力されるように構成
されている。
【0026】次に、本実施例の動作について説明する。
本実施例は、FPNデータを差レベルに対応させながら
記憶する初期設定と、実際の映像信号の読み出しの二つ
の動作を必要とする。まず、初期設定について、図3及
び図5の(A)に示すフローチャートに基づいて説明す
る。初期設定時は、該フローチャートのステップaに示
すように、CMD撮像装置21は遮光されており温度aに
なっている。次いでフローチャートのステップbに示す
ように、プリアンプ22によって増幅されたCMD撮像装
置21の出力信号がFPNデータとしてFPN読み出し回
路23によって読み出される。これと同時にフローチャー
トのステップcに示すように、出力信号はサンプルホー
ルド回路25−1,25−2にも入力され、それぞれ無信号
レベルV0 ,光学的黒信号レベルVOBがサンプルホール
ドされ、両者が減算されて差レベルVA が得られる。サ
ンプルホールドされるタイミングは、図6に示される。
次いで、ステップdにおいて、FPNデータと差レベル
A はそれぞれFPN/差レベルメモリ27に記憶保持さ
れる。この時、それぞれのメモリに記憶されたFPNデ
ータと差レベルVA は、図5の(B)に示されるデータ
テーブルのように、互いに対応する形で記憶されてい
る。次にフローチャートのステップeにおいて、初期設
定を終了するかどうかの判断を行う。終了しない場合
は、ステップfにおいて、CMD撮像装置21の温度を何
らかの方法(例えばビデオカメラ本体を恒温層に入れる
など)で温度aから温度bに変化させる。その後、再び
前記フローチャートのステップb〜eを繰り返す。この
ようにして、何回か温度を適当に変化させ、それぞれの
温度に対応するFPNデータと差レベルVA のデータを
記憶する。温度変化は、実際使用時に予想される温度帯
内、もしくはビデオカメラの規格温度帯内を数点選択す
る。
【0027】次に映像信号の読み出しについて、図3及
び図7に示すフローチャートに基づいて説明する。まず
フローチャートのステップgに示すように、CMD撮像
装置21の温度が温度bであったとする。この時、ステッ
プhにおいて、CMD撮像装置21の出力信号はプリアン
プ22によって増幅された後、初期設定時と同様にサンプ
ルホールド回路25−1,25−2を介して減算器26に入力
され、差レベルVA が検出される。この時温度が温度b
であるため、図5の(B)に示されるデータテーブルよ
り分かるように、検出される差レベルVA は値Bであ
る。次に、ステップiにおいて、検出された差レベル値
Bに対応するFPNデータがFPN/差レベルメモリ27
より選択され、該FPNデータをFPN減算器24に送出
する。図5の(B)に示されるデータテーブルより、選
択されるFPNデータはβである。次いでステップjに
示すように、FPN減算器24ではCMD撮像装置21の出
力信号からFPNデータβが減算され、FPNが無くな
った映像信号として他の回路へ出力される。このように
して、FPNキャンセルが行われる。
【0028】以上のとおり、本実施例によれば、CMD
撮像装置の温度が変化した場合、温度センサ等を使用せ
ずに、CMD撮像装置の差レベルを検出し対応するFP
Nデータ読み出すことにより、各温度時の正確なFPN
データを使用してFPNキャンセルを行うことができ
る。
【0029】初期設定時の温度のサンプリング数は、必
要とされるFPNキャンセルの精度に依存する。通常の
使用時は、ビデオカメラの使用温度範囲内で数点取れば
十分である。この時、サンプリング温度間の温度につい
ては、データを補間して使用すればよい。これは、例え
ば図8の(A),(B)に示されるように、初期設定に
おいてサンプリング温度を4点にして、それぞれに対応
する差レベルとFPNデータを記憶し、サンプリング温
度間のデータは図8の(A),(B)のように直線補間
する。このようにして記憶されたデータは、図8の
(C)に示すような対応関係を持つため、これを用いて
各温度でFPNキャンセルができる。このようにして、
サンプリング温度を少なくすることも可能である。
【0030】〔第2実施例〕次に、第2実施例について
説明する。図9は本発明の第2実施例を示すブロック構
成図であり、図3に示した第1実施例と同一又は対応す
る部材には同一符号を付して示している。本実施例は、
請求項2,3に記載された各発明に対応する実施例であ
る。本実施例も、CMD撮像素子を用いた固体撮像装置
を使用して構成されており、第1実施例と同様に、CM
D撮像素子の信号電流の温度依存性を温度センサの代わ
りに利用して、FPNキャンセルを行うものである。
【0031】本実施例においては、CMD撮像装置21の
出力信号は、プリアンプ22を介してFPN読み出し回路
23,FPN減算器24,サンプルホールド回路25−1,25
−2に入力され、サンプルホールド回路25−1,25−2
の出力信号は減算器26によって減算され、差レベルVA
として比較器28へ出力される。比較器28は差レベルVA
と基準レベルVref の差に応じたドレインバイアス電圧
(Vd と略称する)補正制御信号Sd をVd 補正回路29
へ出力し、Vd 補正回路29はVd 補正制御信号Sd に応
じたVd の補正値をCMD撮像装置21へ出力する。同時
にVd 補正制御信号Sd はVd 値データ変換回路30に入
力され、Vd 値データ変換回路30において補正Vd 値の
データに変換された後、FPN/Vd 値メモリ31に入力
され、記憶される。一方、FPN読み出し回路23はCM
D撮像装置21の出力信号よりFPNデータを読み取り、
該FPNデータはFPN/Vd 値メモリ31に送出され、
FPN/Vd 値メモリ31において記憶される。記憶され
たFPNデータはFPN減算器24に入力され、FPN減
算器24からはCMD撮像装置21の出力信号からFPNデ
ータを減算した信号が、他の回路へ出力されるように構
成されている。
【0032】次に、第2実施例の動作説明に先立ち、第
2実施例の概念的な説明を、図10の(A),(B)に基
づいて行う。先に述べたように、差レベルと温度は図10
の(A)に示すように一対一に対応する。通常、温度が
上昇すると、CMD撮像素子の出力信号が減少するので
差レベルも減少するが、本実施例においてはVd を補正
して、差レベルを常に一定値にする。例えば、図10の
(A)に示すように、温度がaからbに変化したとき、
通常は差レベルはAからBに変化するが、これを所定値
のAに戻すようにVd がΔV変化する。温度の変化が大
きければ大きいほど、Vd の変化も大きい。本実施例に
おける補正後のVd と温度の関係を図10の(B)に示
す。図中に前記ΔVd も図示する。このように、Vd
温度が一対一に対応しているため、温度変化を補正後の
d より読み取ることができる。本実施例は、この態様
を温度変化時のFPNキャンセルに利用するものであ
る。
【0033】次に、第2実施例の動作について説明す
る。本実施例は、FPNデータを補正Vd 値に対応させ
ながら記憶する初期設定と、実際の映像信号の読み出し
の二つの動作を必要とする。まず初期設定について、図
9及び図11の(A)に示すフローチャートに基づいて説
明する。初期設定時は、フローチャートのステップaに
示すように、CMD撮像装置21は遮光されており、温度
aになっている。次いでステップbに示すように、プリ
アンプ22によって増幅されたCMD撮像装置21の出力信
号が、サンプルホールド回路25−1,25−2にも入力さ
れ、それぞれ無信号レベルV0 ,光学的黒信号レベルV
OBがサンプルホールドされ、両者が減算されて差レベル
A が得られる。サンプルホールドされるタイミング
は、前記図6に示したとおりである。次に、ステップc
において前記差レベルVA は比較器28に入力されて基準
値Vref と比較され、差レベルVA と基準値Vref の差
に応じたVd 補正制御信号Sd が、Vd 補正回路29及び
d 値データ変換回路30に送出される。次いでステップ
dにおいて、Vd 補正回路29では、この補正制御信号S
d に基づいて適切な補正Vd 値が自動的に設定され、C
MD撮像装置21に供給される。これによりCMD撮像装
置21の出力信号は、所定値に保持される。そしてステッ
プeにおいては、Vd 値が補正された後のCMD撮像装
置21の出力信号が、プリアンプ22を介してFPN読み出
し回路23に入力され、FPN読み出し回路23において該
温度におけるFPNデータが読み出される。
【0034】次いで、ステップfに示すにように、該F
PNデータはFPN/Vd 値メモリ31に入力され、該メ
モリ31に記憶される。同時に、前記ステップcに示した
ように、比較器28よりVd 値データ変換回路30に入力さ
れたVd 補正制御信号Sd は、Vd 値データ変換回路30
において補正Vd 値のデータに変換された後、FPN/
d 値メモリ31に入力され、記憶される。FPN/Vd
値メモリ31においては、該FPNデータと補正Vd 値は
図11の(B)に示すデータテーブルのように、両者がそ
れぞれ対応した形で記憶される。次にステップgにおい
て、初期設定を終了するかどうかの判断を行う。終了し
ない場合は、ステップhにおいて、CMD撮像装置21の
温度を何らかの方法(例えばビデオカメラ本体を恒温層
に入れるなど)で、温度aから温度bに変化させる。そ
の後、再び前記フローチャートのステップb〜gを繰り
返す。このようにして、何回か温度を適当に変化させ、
それぞれの温度に対応するFPNデータと補正Vd 値の
データを記憶する。温度変化は、実際使用時に予想され
る温度帯内、もしくはビデオカメラの規格温度帯内を数
点選択する。
【0035】次に映像信号の読み出しについて、図9及
び図12に示すフローチャートに基づいて説明する。まず
フローチャートのステップiに示すように、CMD撮像
装置21の温度が温度bであったとする。この時、ステッ
プjに示すように、CMD撮像装置21の出力信号はプリ
アンプ22によって増幅された後、初期設定時と同様にサ
ンプルホールド回路25−1,25−2を介して減算器26に
入力され、差レベルVA が検出される。次に、ステップ
kにおいて、比較器28において差レベルVA と基準値V
ref の差に応じたVd 補正制御信号Sd が生成され、V
d 補正回路29及びVd 値データ変換回路30に送出され
る。そして、ステップlにおいてVd 補正回路29によっ
てCMD撮像装置21のVd が補正され、CMD撮像装置
21の差レベルが所定値に設定される。一方、ステップm
においてVd 値データ変換回路30に送出されたVd 補正
制御信号Sd は、そこで補正Vd 値のデータに変換さ
れ、FPN/Vd 値メモリ31に入力され、該補正Vd
に対応するFPNデータをFPN減算器24に出力する。
CMD撮像装置21の温度は、温度bであるため、補正V
d 値はBBである。図11の(B)に示されるデータテー
ブルより、補正Vd 値BBに対応するFPNデータはβ
であるため、FPN減算器24にはFPNデータβが出力
される。そして、ステップnにおいて、FPN減算器24
ではCMD撮像装置21の出力信号からFPNデータβが
減算され、FPNが除去された映像信号として他の回路
へ出力される。このようにして、FPNキャンセルが行
われる。
【0036】以上説明したとおり、この実施例によれ
ば、特開平4−152773号公報に示されている従来
のビデオカメラにおいても、CMD撮像素子の温度が変
化しても、温度センサ等を使用せずに、CMD撮像素子
の補正バイアス電圧値を検出し、該補正バイアス電圧値
に対応するFPNデータを読み出すことにより、各温度
時の正確なFPNデータを使用してFPNキャンセルを
行うことができる。
【0037】本実施例においては、差レベルを所定値に
する補正バイアス電圧をドレインバイアス電圧とした
が、他のバイアス電圧でも構わない。例えば、CMD撮
像素子においては、基板バイアス電圧やゲート部に入力
される読み出しバイアス電圧によっても、同種の動作を
行うことができる。
【0038】また第1実施例と同様に、初期設定時の温
度のサンプリング数は、必要とされるFPNキャンセル
の精度に依存する。通常の使用時は、ビデオカメラの使
用温度範囲内で数点取れば十分である。この時、サンプ
リング温度間の温度については、データを補間して使用
すればよい。これは、先に述べたように、例えば図8の
(A),(B)に示されるように、初期設定においてサ
ンプリング温度を4点にして、それぞれに対応する差レ
ベルとFPNデータを記憶し、サンプリング温度間のデ
ータは図8の(A),(B)のように直線補間する。こ
のようにして記憶されたデータは、図8の(C)に示す
ような対応関係を持つため、これを用いて各温度でFP
Nキャンセルができる。このようにして、サンプリング
温度を少なくすることも可能である。
【0039】以上の各実施例においては、CMD撮像素
子を画素として用いた固体撮像装置を使用したものにつ
いて説明したが、出力信号が温度によって変化する他の
光電変換素子を画素として用いた固体撮像装置を使用し
たビデオカメラに対しても、本発明を適用することがで
きる。
【0040】
【発明の効果】以上の実施例に基づいて説明したよう
に、本発明によれば、温度センサ等を使用せずに固体撮
像装置の温度の変化を検出し、各温度に対応したFPN
データを用いてFPNキャンセルを行うことができる。
更に、温度センサ等を固体撮像装置の裏面に取り付けた
場合よりも正確に素早く状態の変化を検知することがで
きる。また、温度センサ等を不要としているため、コス
トダウンができ、且つ周辺回路を含む固体撮像装置の実
装容積を小さくできる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明を説明するための信号読み
出し部の概念ブロック図及び信号記憶部のデータテーブ
ルを示す図である。
【図2】請求項2記載の発明を説明するための信号読み
出し部の概念ブロック図及び信号記憶部のデータテーブ
ルを示す図である。
【図3】本発明の第1実施例の信号読み出し部の構成を
示すブロック構成図である。
【図4】CMD撮像素子の信号電流と温度との対応関係
を示す図である。
【図5】第1実施例の初期設定時の動作を説明するため
のフローチャート及び信号記憶部のデータテーブルを示
す図である。
【図6】CMD撮像素子の出力信号のサンプルホールド
のタイミングを示す図である。
【図7】第1実施例の映像信号読み出し時の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図8】サンプリング温度間の補間方法を示す図であ
る。
【図9】本発明の第2実施例の信号読み出し部を示すブ
ロック構成図である。
【図10】第2実施例における差レベルと温度の対応関
係、及び補正後のドレインバイアスと温度の対応関係を
示す図である。
【図11】第2実施例の初期設定時の動作を説明するため
のフローチャート及び信号記憶部のデータテーブルを示
す図である。
【図12】第2実施例の映像信号読み出し時の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図13】従来のビデオカメラの信号読み出し部を示すブ
ロック構成図及び信号記憶部のデータテーブルを示す図
である。
【図14】CMD撮像素子の出力信号を示す図である。
【図15】従来の他のビデオカメラの信号読み出し部を示
すブロック構成図である。
【符号の説明】
1 固体撮像装置 2 FPN読み出し手段 3 差レベル検出手段 4 FPN/差レベル記憶保持手段 5 FPNキャンセル手段 11 固体撮像装置 12 FPN読み出し手段 13 差レベル検出手段 14 バイアス補正制御信号発生手段 15 バイアス補正回路 16 FPN/補正バイアス記憶保持手段 17 FPNキャンセル手段 21 CMD撮像装置 22 プリアンプ 23 FPN読み出し回路 24 FPN減算器 25-1,25-2 サンプルホールド回路 26 減算器 27 FPN/差レベルメモリ 28 比較器 29 Vd 補正回路 30 Vd 値データ変換回路 31 FPN/Vd 値メモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度により出力信号のレベルが変化する
    光電変換素子を画素として用いた固体撮像装置を使用
    し、該固体撮像装置の駆動回路及び映像信号処理回路等
    を備えたビデオカメラにおいて、前記固体撮像装置の出
    力信号の光学的黒レベルと無信号レベルとの差レベルを
    検出する手段と、該固体撮像装置の固定パターンノイズ
    を読み出す手段と、該固体撮像装置の前記差レベルと前
    記固定パターンノイズを同時にそれぞれが対応する形で
    信号記憶部に記憶保持させる手段と、記憶保持されてい
    る前記固定パターンノイズを信号記憶部から読み出し該
    固体撮像装置の出力信号より減算する手段と、前記差レ
    ベル検出手段よりある差レベルが検出されたとき該差レ
    ベルに対応する固定パターンノイズを信号記憶部より読
    み出す手段とを有し、映像信号読み出し時に、検出され
    た差レベルに対応する固定パターンノイズを前記信号記
    憶部より読み出し、該映像信号より該固定パターンノイ
    ズを減算するように構成したことを特徴とするビデオカ
    メラ。
  2. 【請求項2】 温度により出力信号のレベルが変化し且
    つ入力バイアス電圧値によって出力信号のレベルが増減
    する光電変換素子を画素として用いた固体撮像装置を使
    用し、該固体撮像装置の駆動回路及び映像信号処理回路
    等を備えたビデオカメラにおいて、前記固体撮像装置の
    出力信号の光学的黒レベルと無信号レベルとの差レベル
    を検出する手段と、前記差レベルの変動量に応じて前記
    固体撮像装置のバイアス電圧を補正する制御信号を発生
    させる手段と、該制御信号に基づいてバイアス電圧を補
    正するバイアス補正回路と、前記固体撮像装置の固定パ
    ターンノイズを読み出す手段と、前記固体撮像装置の前
    記補正バイアス電圧値と前記固定パターンノイズをそれ
    ぞれが対応する形で信号記憶部に記憶保持させる手段
    と、記憶保持されている前記固定パターンノイズを信号
    記憶部から読み出し前記固体撮像装置の出力信号より減
    算する手段と、前記補正バイアス電圧値がある値である
    とき該補正バイアス電圧値に対応する固定パターンノイ
    ズを信号記憶部より読み出す手段とを有し、映像信号読
    み出し時に該バイアス補正回路からの補正バイアス電圧
    により前記差レベルを所定値に設定して、該補正バイア
    ス電圧値に対応する固定パターンノイズを前記信号記憶
    部より読み出し、該映像信号より減算するように構成し
    たことを特徴とするビデオカメラ。
  3. 【請求項3】 前記固体撮像装置は、CMD撮像素子を
    画素として用いた固体撮像装置であることを特徴とする
    請求項1又は2記載のビデオカメラ。
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