JPH11196335A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH11196335A
JPH11196335A JP9366193A JP36619397A JPH11196335A JP H11196335 A JPH11196335 A JP H11196335A JP 9366193 A JP9366193 A JP 9366193A JP 36619397 A JP36619397 A JP 36619397A JP H11196335 A JPH11196335 A JP H11196335A
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
    • H04N25/67Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise applied to fixed-pattern noise, e.g. non-uniformity of response
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 OBクランプ機能を備えた撮像装置におい
て、信号読み出しモードあるいは読み出し画素の位置及
び/又は画素数が変わっても、安定したOBクランプ動
作が行われるようにする。 【解決手段】 受光画素11−1と該受光画素の周辺部に
遮光したOB画素11−2を有するX−Yアドレス型固体
撮像素子11を備え、該固体撮像素子を、任意の画素数お
きの受光画素を読み出すモードと任意領域の受光画素を
読み出すモードで駆動できるようにした撮像装置におい
て、上記2つの読み出しモード、あるいは読み出し受光
画素の位置及び/又は画素数に係わらず、常に同じ位置
のOB画素11−3を読み出し、OBクランプ動作を行わ
せるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、X−Yアドレス
型の固体撮像素子を用いた撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、X−Yアドレス型の固体撮像素子
としては、図6に示すような構成のものが知られてい
る。図6において、1は受光画素、2は該受光画素の周
辺部に配置されている遮光されたOB(Optical Black
)画素、3,4は受光画素1を走査し読み出すための
垂直及び水平走査回路である。そして、このように構成
されているX−Yアドレス型の固体撮像素子は、その水
平走査回路及び垂直走査回路の駆動方法を工夫して制御
することにより、任意の画素の信号を読み出すこと、す
なわちランダムアクセスが可能であることが知られてい
る。
【0003】また、一般に固体撮像素子においては、温
度等の周囲環境の変化に対して安定した撮像動作を行う
ため、垂直もしくは水平ブランキング期間に遮光された
OB画素を読み出して、その出力レベルがある基準レベ
ルになるようにOBクランプを行っている。
【0004】例えば、特開平9−163236号公報に
は、受光画素の周辺部に遮光されたOB画素を備えたX
−Yアドレス型の固体撮像素子を用い、任意の画素数お
きの受光画素を読み出すモードと、全画素を読み出すモ
ードでの駆動を可能にした撮像装置の駆動方法におい
て、(1)任意の画素数おきの受光画素を読み出すモー
ド時にはOB画素も間引いて低速で読み出す、(2)任
意の画素数おきの受光画素を読み出すモード時にはOB
画素を間引かずに読み出す、また(3)全画素を読み出
すモード時にはOB画素を間引かずに読み出すようにし
た駆動方法が開示されている。
【0005】また、特開平9−163244号公報に
は、受光画素の周辺部に遮光されたOB画素を備え、任
意領域からの受光画素を読み出すモードで駆動できるよ
うにした撮像装置において、水平又は垂直ブランキング
期間に受光画素周辺部のOB画素を読み出すようにし、
これにより任意領域からの受光画素を読み出すモードの
ときにも安定してOBクランプ動作できるようにしたも
のについて開示がなされている。また、一般にX−Yア
ドレス型の固体撮像素子は、FPN(固定パターンノイ
ズ)が大きく、これを抑圧する必要があり、このFPN
の抑圧方法としては、例えば特開平7−15666号公
報には、画素から映像信号を読み出した後のリセット直
後に読み出した画素信号をFPNとしてメモリに書き込
み、これを映像信号から減算して、FPNを抑圧するよ
うに構成したものについて開示がなされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、X−Y
アドレス型の固体撮像素子は、信号を読み出す画素を選
択する走査回路を工夫することにより、ランダムアクセ
スが可能となるものであり、例えば、垂直、水平画素H
×V=2048×2048の 420万画素の撮像素子で、通常の全
画素読み出しの他に、全撮像領域を水平、垂直共に1/
4に間引いて、H×V= 512×512 画素だけ読み出すこ
と、あるいは任意の画素領域から受光画素を読み出すこ
と等が可能である。
【0007】ところで、図7の(A)に示すように、信
号を読み出す各ラインの受光画素1の前に配置したOB
画素2−1をOBクランプ動作のために読み出すように
した固体撮像素子において、全撮像領域からの間引き読
み出しモード、領域Aの読み出しモード、及び領域Bの
読み出しモードで駆動を行うと、モニタ等にはそれぞれ
図7の(B),(C),(D)に示すように表示される
ことになる。この際、OB画素を用いたOBクランプ動
作と共にFPN抑圧動作を行わせた場合の動作態様につ
いて説明する。FPNの抑圧は、最初の1フレームはリ
セット直後の信号が読み出されるように固体撮像素子を
駆動し、その信号をFPNとしてメモリに記憶してお
き、次のフレーム以降では映像信号から前記メモリに記
憶されているFPNを減算してFPNを抑圧するように
しており、一方、OBクランプ動作の時定数は、安定性
の観点から通常数100ms に設定されている。したがっ
て、例えば間引き読み出しモードから領域Aの読み出し
モードに移行した場合、その移行時の最初の1フレーム
のリセット直後の信号をFPNとしてメモリに書き込む
期間は、ほぼ移行前の間引き読み出しを行っていたとき
のOB画素の出力に応じたOBクランプ動作が行われ、
徐々に領域Aの読み出し時に対応するOB画素の出力に
応じたOBクランプ動作に収束するようになる。よっ
て、OBクランプ動作のために読み出されるOB画素
に、垂直方向のばらつきによるシェーディングがある場
合には、間引き読み出しモード時や領域Aの読み出しモ
ード時における画像の読み出し位置によって、読み出さ
れるOB画素の出力レベルが異なるので、FPNをメモ
リに書き込む最初の1フレーム期間におけるDCレベル
と、数100ms かかってOBクランプ動作が安定したとき
のDCレベルが異なることになる。したがって、FPN
としてメモリに書き込まれるデータがオフセットをも
ち、そのオフセットをもつFPNデータを映像信号から
減算してFPNを抑圧するようにしているので、FPN
抑圧後の映像出力にもオフセット分の誤差を含んでしま
うという問題点がある。
【0008】また、1ショットの全画素読み出し撮像を
行う場合にもOBクランプ動作が必要であるが、OBク
ランプ回路の時定数は通常数100ms であるから、1ショ
ットの撮像は短時間で行われるため安定したOBクラン
プ動作を行うことができないという問題点がある。
【0009】本発明は、従来のOBクランプ手段と共に
FPN抑圧手段を備えた撮像装置における上記問題点を
解消するためになされたもので、請求項1及び2記載の
発明は、信号読み出しモードあるいは読み出し画素の位
置及び/又は画素数が変わっても、安定したOBクラン
プ動作が行われ、正しくFPN抑圧ができるようにした
撮像装置を提供することを目的とする。また、請求項3
記載の発明は、全画素読み出し時にも安定したOBクラ
ンプ動作が行われ、確実なFPN抑圧動作が行われるよ
うにした撮像装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1記載の発明は、受光画素と該受光画素の周
辺部に遮光されたOB画素を有するX−Yアドレス型固
体撮像素子を備え、該固体撮像素子を、任意の画素数お
きの受光画素を読み出すモードと任意領域の受光画素を
読み出すモードの両方又は一方の信号読み出しモードで
駆動できるようにした撮像装置において、前記2つの信
号読み出しモード、あるいは前記2つの信号読み出しモ
ードにおける読み出し受光画素の位置及び/又は画素数
に係わらず、常に同じ位置のOB画素を読み出しOBク
ランプ動作を行う手段を備えていることを特徴とするも
のである。
【0011】このように、2つの読み出しモード、ある
いは2つの読み出しモードにおける読み出し受光画素の
位置及び/又は画素数に係わらず、常に同じ位置のOB
画素を読み出して、OBクランプ動作を行うようにして
いるので、信号読み出しモードが変わったり、あるいは
各信号読み出しモードにおける読み出し受光画素の位置
及び/又は画素数が変わっても、安定したOBクランプ
動作が行われ、これによりFPN抑圧手段を設けた場合
には、高精度でFPN抑圧動作を行わせることができ
る。
【0012】また、請求項1記載の撮像装置において、
前記任意の画素数おきの受光画素を読み出すモードと、
前記任意領域の受光画素を読み出すモードにおける読み
出し画素数とを、同一に設定することにより、上記両モ
ードにおいて信号蓄積時間が同じになるので、上記両モ
ードの切替え前後において明るさの等しい安定した画像
を得ることができる。
【0013】また、請求項3記載の発明は、受光画素と
該受光画素の周辺部に遮光されたOB画素を有するX−
Yアドレス型固体撮像素子を備え、該固体撮像素子を、
任意の画素数おきの受光画素を読み出すモードと任意領
域の受光画素を読み出すモードの両方又は一方の信号読
み出しモード、及び全画素読み出しモードで駆動できる
ようにした撮像装置において、前記任意の画素数おきの
読み出しモード及び任意領域の読み出しモード時には、
これらの2つの信号読み出しモード、あるいは2つの信
号読み出しモードにおける読み出し受光画素の位置及び
/又は画素数に係わらず、常に同じ位置のOB画素を読
み出しOBクランプ動作を行うと共に該OBクランプ動
作時のOBクランプ基準値をホールドし、全画素読み出
しモード時には、前記任意の画素数おきの読み出しモー
ド及び/又は任意領域の読み出しモード時においてホー
ルドされていたOBクランプ基準値を用いてOBクラン
プ動作を行う手段を備えていることを特徴とするもので
ある。
【0014】このように構成することにより、請求項1
記載の発明と同様に、信号読み出しモードが変わった
り、あるいは各信号読み出しモードにおける読み出し受
光画素の位置及び/又は画素数が変わっても、安定した
OBクランプ動作が行われると共に、1ショット撮影時
等の全画素読み出しモード時においても、タイムラグを
短縮した安定且つ確実なOBクランプ動作を行わせるこ
とが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、実施の形態について説明す
る。図1は、本発明に係る撮像装置の第1の実施の形態
を示すブロック構成図である。図1において、11はX−
Yアドレス型の固体撮像素子、12は固体撮像素子11の出
力信号を増幅するプリアンプ、13はOPアンプ、14はA
/D変換器に入力する信号の帯域を制限するためのLP
F、15はA/D変換器のドライバ、16はフィードバック
OBクランプ回路を構成するOPアンプである。17はO
B画素の読み出し時にONしてOB画素信号をOPアン
プ16の入力端子の一方へ入力させるためのスイッチ、18
はOPアンプ16へ入力されるOB画素信号を保持するホ
ールドコンデンサで、OPアンプ16の他方の入力端子に
は基準レベルVref が印加されている。19はA/D変換
器、20は切替えスイッチ、21はFPNを書き込むFPN
メモリ、22は減算回路である。
【0016】図2の(A)は上記X−Yアドレス型固体
撮像素子11の画素部の構成を示す図で、11−1は受光画
素、11−2は受光画素11−1の周辺部に配置されている
遮光されたOB画素、11−3は受光画素11−1の上部左
側に配置されている、すなわち有効ラインの前に配置さ
れているラインの一部のOB画素で、OBクランプ動作
に用いるOB画素を示している。この実施の形態におけ
る撮像素子11の画素部は、水平、垂直共に2048個の画素
が配列され、 420万画素で構成されている。全画素読み
出しを行ったときのフレームレートは数フレーム/秒と
なって、動画を撮像することはできないが、全撮像領域
を水平、垂直共に1/4に間引いて読み出したり、ある
いは部分的な領域Aや領域Bを読み出す場合には、RS
−170 等の標準ビデオ信号で動画を出力することが可能
なものである。なお、図2の(B),(C),(D)
は、間引き読み出し、領域A及び領域Bの読み出しを行
った場合の画像を示す図である。
【0017】また、60フィールド/秒で安定したOBク
ランプ動作を行うために、OBクランプの時定数は数10
0ms に設定されており、常に有効ラインの前のラインの
クランプ動作用OB画素11−3を用いて、垂直のブラン
キング期間にOBクランプを行うようになっている。
【0018】次に、このように構成されている撮像装置
の動作を、図3に示すタイミングチャートを参照しなが
ら説明する。この実施の形態における動作説明において
は、最初に間引き読み出しを行い、次いで領域Aの部分
領域の読み出し、次いで領域Bの部分領域の読み出しを
行う場合を示している。まず、最初の1フレームでリセ
ット直後の画素信号が読み出されるように固体撮像素子
11を駆動し、クランプ動作用OB画素11−3の信号及び
受光画素11−1のFPN信号を読み出す。クランプ用O
B画素信号読み出し時には、スイッチ17を閉じてドライ
バ15の出力をフィードバック回路を構成するホールドコ
ンデンサ18とOPアンプ16へ入力させ、OPアンプ16か
らは基準レベルVref との差分を出力させてOPアンプ
13にフィードバックし、これによりドライバ15の出力が
基準レベルVref と等しくなるようにフィードバックク
ランプされる。
【0019】次いで、受光画素11−1よりFPN信号が
読み出されると、切替えスイッチ20を介してFPNメモ
リ21に書き込まれる。次のフレーム以降では、映像信号
S1,S2からFPNメモリ21に書き込まれているFP
Nを減算回路22で減算することにより、FPNが抑圧さ
れた映像信号が出力される。
【0020】次に、領域Aの読み出しへと読み出し領域
が変化した場合は、同様に最初の1フレームはリセット
直後の信号が読み出されるように固体撮像素子を駆動
し、その信号をFPN信号FPNaとしてFPNメモリ
に書き込み、次のフレーム以降では映像信号A1,A2
からFPNメモリに書き込まれているFPNaを減算し
て、FPNを抑圧した映像信号を出力する。領域Bの読
み出し時においても同様にして、映像信号B1,B2か
らFPNメモリに書き込まれているFPNbを減算し
て、FPNを抑圧した映像信号を出力する。
【0021】本実施の形態においては、上記のように間
引き読み出しモード時、及び領域A又はBの部分領域の
読み出しモード時においても、常に同一のクランプ動作
用OB画素11−3を用いてクランプ動作を行うようにし
ているので、OB画素の出力を等しくすることができ
る。したがって、間引き読み出しから領域Aの読み出し
へ、あるいは領域Aの読み出しから領域Bの読み出しへ
等の、信号の読み出し領域が変化した場合であっても、
継続して安定したOBクランプ動作が行われる。また、
FPNとしてメモリに書き込まれる最初の1フレームの
データと、次のフレーム以降の映像信号のDCレベルが
等しくなるため、FPN抑圧後の映像出力も正しく出力
される。
【0022】次に、第2の実施の形態を図4のブロック
構成図に基づいて説明する。図4において、図1に示し
た第1の実施の形態と同一又は対応する部材には同一符
号を付して示し、その説明を省略する。図4において、
31はA/D変換器19の出力データと基準レベルVREF
の差分を出力する差動増幅器、32は差動増幅器31の出力
をフィールド周期で巡回平均するLPF機能をもつ巡回
加算回路、33は巡回加算回路32の出力をホールドするホ
ールド回路、34は巡回加算回路32とホールド回路33の出
力を切り替え出力させるための切替えスイッチ、35はD
/A変換器、36はD/A変換器35のバッファアンプであ
り、前記差動増幅器31から切替えスイッチ34まではデジ
タル回路であり、D/A変換器35でアナログ信号に変換
してOPアンプ13にフィードバックするフィードバック
回路を構成している。37は固体撮像素子11の全画素の撮
像データを書き込む全画素メモリ、38は減算回路であ
る。なお、X−Yアドレス型の固体撮像素子11は、第1
の実施の形態において用いているものと同じ構成のもの
である。
【0023】次に、このように構成されている第2の実
施の形態の動作を、図5に示すタイミングチャートを参
照しながら説明する。この第2の実施の形態の動作説明
においては、最初に間引き読み出しあるいは任意領域の
読み出しを行い(図5においては間引き読み出しの場合
を例示している)、次いで全画素読み出しを行う場合に
ついて説明する。まず、間引き読み出しあるいは任意領
域の読み出しモードの動作において、最初の1フレーム
でリセット直後の画素信号が読み出されるように固体撮
像素子11を駆動し、クランプ動作用OB画素11−3の信
号及び受光画素11−1のFPN信号を読み出す。クラン
プ用OB画素信号は、A/D変換器19でデジタル信号に
変換された後、フィードバック回路を構成している差動
増幅器31へ入力される。差動増幅器31ではA/D変換器
19の出力データと基準レベルVREF との差分を出力し、
その差分は巡回加算回路32へ入力され、フィールド周期
で巡回平均され、その出力はホールド回路33へ入力され
ると共に、切替えスイッチ34を介してD/A変換器35へ
入力され、アナログ信号に変換されてOPアンプ13にフ
ィードバックされる。これによりA/D変換器19の出力
データは、常に基準レベルVREF と等しくなるようにフ
ィードバッククランプされる。
【0024】受光画素11−1より読み出されたFPN信
号は、A側へ接続されている切替えスイッチ20を介して
FPNメモリ21に書き込まれる。次のフレーム以降で
は、切替えスイッチ20はB側に切り替えられ、映像信号
S1,S2からFPNメモリ21に書き込まれているFP
N信号を減算回路22で減算することにより、FPNが抑
圧された映像信号が出力される。この間引き読み出し動
作あるいは任意領域の読み出し動作中は、切替えスイッ
チ34はA側へ接続されていて、フィードバッククランプ
回路が動作しているが、間引き読み出し動作から任意領
域の読み出し動作等への、信号を読み出す領域が変化し
た場合でも、読み出されるクランプ動作用OB画素11−
3は常に同じであるから、安定してOBクランプ動作が
行われる。
【0025】間引き読み出しあるいは任意領域の読み出
しモードから全画素読み出しモードへ移行する場合は、
切替えスイッチ34はB側へ、切替えスイッチ20はC側へ
切り替えられる。これにより、間引き読み出しあるいは
任意領域の読み出しを行っていたときにホールド回路33
でホールドしていたフィードバックデータを、D/A変
換器35でアナログ信号に変換してOPアンプ13へフィー
ドバックする。そして、全画素読み出しを行って撮像す
るときには、シャッタ(図示せず)で露光時間を設定し
て、最初の1フレームで全画素の映像信号を全画素メモ
リ37に書き込む。次いで、切替えスイッチ20をB側へ切
り替えてシャッタで遮光したときの全画素信号(暗時信
号:FPN信号に相当する)を読み出し、減算回路38に
おいて全画素メモリ37から読み出した映像信号から減算
することにより、FPNを抑圧した全画素映像信号を得
ることができる。
【0026】このように、全画素信号の読み出し動作へ
移行する前の読み出し動作における安定してOBクラン
プ動作しているときのフィードバック信号をホールドし
ておいて、全画素信号読み出し動作への移行時に、その
ホールドされていたフィードバック信号をフィードバッ
クすることにより、全画素信号読み出しモード時におい
ても、安定したOBクランプ動作と確実なFPN抑圧動
作が可能となる。また、全画素を読み出す撮影時の映像
信号をFPN信号よりも先に読み出すようにしているの
で、タイムラグの少ない撮影を行うことができる。
【0027】上記実施の形態においては、間引き読み出
しモード動作後に任意領域の読み出しモード動作を行う
態様、あるいは間引き読み出し又は任意領域の読み出し
モード動作の後に全画素読み出しモード動作を行う動作
態様について説明を行ったが、本発明において用いてい
るX−Yアドレス型固体撮像素子のランダムアクセスが
可能であるという特徴を利用して、間引き読み出し動作
と任意領域読み出し動作をフィールド又はフレーム毎に
切り替え、両方の画像を取り出して表示することによっ
て、高精細な固体撮像素子の画角(撮像範囲)調整とピ
ント合わせをリアルタイムに行うことが可能であり、こ
のように固体撮像素子を駆動する場合においても、図2
に示したようにOBクランプ動作に常に同じOB画素を
用いることによって、信号読み出しモードあるいは読み
出し画素の位置及び/又は画素数が変わっても、安定し
たクランプ動作が行われ、また上記読み出し動作後に全
画素読み出しを行う際に、上記のようにホールドしてお
いたOBクランプ基準値を用いるように構成することに
より、安定した確実なOBクランプ動作を行わせること
ができ、またFPN抑圧手段を設けた場合には、高精度
のFPN抑圧動作を行わせることができる。
【0028】
【発明の効果】以上実施の形態に基づいて説明したよう
に、請求項1記載の発明によれば、信号読み出しモード
が変わったり、あるいは読み出し受光画素の位置及び/
又は画素数が変わっても、安定したOBクランプ動作を
行うことができ、また請求項2記載の発明によれば、任
意の画素数おきに読み出したときと、任意領域の受光画
素を読み出したときとで信号蓄積時間が同じになるの
で、常に明るさの等しい安定した画像が得られる。また
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同
様の効果が得られると共に、1ショット撮影時等の全画
素読み出しモード時においても、タイムラグを短縮した
安定なOBクランプ動作を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る撮像装置の第1の実施の形態を示
すブロック構成図である。
【図2】図1におけるX−Yアドレス型固体撮像素子の
画素部の構成、及び間引き読み出し時、領域A及びBの
部分領域の読み出し時における画像を示す図である。
【図3】図1に示した第1の実施の形態の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示すブロック構成
図である。
【図5】図4に示した第2の実施の形態の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図6】従来の一般的なX−Yアドレス型固体撮像素子
の構成を示す概略図である。
【図7】図6に示した固体撮像素子の画素部の構成、及
び間引き読み出し時、領域A及びBの部分領域の読み出
し時における画像を示す図である。
【符号の説明】
11 X−Yアドレス型固体撮像素子 12 プリアンプ 13 OPアンプ 14 LPF 15 ドライバ 16 OPアンプ 17 スイッチ 18 ホールドコンデンサ 19 A/D変換器 20 切替えスイッチ 21 FPNメモリ 22 減算回路 31 差動増幅器 32 巡回加算回路 33 ホールド回路 34 切替えスイッチ 35 D/A変換器 36 バッファアンプ 37 全画素メモリ 38 減算回路
【手続補正書】
【提出日】平成10年2月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 撮像装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光画素と該受光画素の周辺部に遮光さ
    れたOB画素を有するX−Yアドレス型固体撮像素子を
    備え、該固体撮像素子を、任意の画素数おきの受光画素
    を読み出すモードと任意領域の受光画素を読み出すモー
    ドの両方又は一方の信号読み出しモードで駆動できるよ
    うにした撮像装置において、前記2つの信号読み出しモ
    ード、あるいは前記2つの信号読み出しモードにおける
    読み出し受光画素の位置及び/又は画素数に係わらず、
    常に同じ位置のOB画素を読み出しOBクランプ動作を
    行う手段を備えていることを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記任意の画素数おきの受光画素を読み
    出すモードと、前記任意領域の受光画素を読み出すモー
    ドにおける読み出し画素数が、同一に設定されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 受光画素と該受光画素の周辺部に遮光さ
    れたOB画素を有するX−Yアドレス型固体撮像素子を
    備え、該固体撮像素子を、任意の画素数おきの受光画素
    を読み出すモードと任意領域の受光画素を読み出すモー
    ドの両方又は一方の信号読み出しモード、及び全画素読
    み出しモードで駆動できるようにした撮像装置におい
    て、前記任意の画素数おきの読み出しモード及び任意領
    域の読み出しモード時には、これらの2つの信号読み出
    しモード、あるいは2つの信号読み出しモードにおける
    読み出し受光画素の位置及び/又は画素数に係わらず、
    常に同じ位置のOB画素を読み出しOBクランプ動作を
    行うと共に該OBクランプ動作時のOBクランプ基準値
    をホールドし、全画素読み出しモード時には、前記任意
    の画素数おきの読み出しモード及び/又は任意領域の読
    み出しモード時においてホールドされていたOBクラン
    プ基準値を用いてOBクランプ動作を行う手段を備えて
    いることを特徴とする撮像装置。
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