JPH09233523A - 通信方法および通信システム - Google Patents

通信方法および通信システム

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JPH09233523A
JPH09233523A JP8041318A JP4131896A JPH09233523A JP H09233523 A JPH09233523 A JP H09233523A JP 8041318 A JP8041318 A JP 8041318A JP 4131896 A JP4131896 A JP 4131896A JP H09233523 A JPH09233523 A JP H09233523A
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communication
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Makio Kawamoto
真紀夫 川本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の無線回線制御システムは制御チャネル
から壊れたり、相互変調により制御チャネルが使用でき
なくなると、回線制御できなくなる等の問題点があっ
た。この発明では上記のような問題点を解消するために
なされたもので回線制御を行うチャネルの障害に強いシ
ステムを得ることを目的とする。 【解決手段】 無線回線制御装置1はインターフェース
部3、制御部5、空中線6、通話チャネル7、交換部
8、制御用チャネルとしても通話用チャネルとしても機
能する制御通話共用チャネル9を備え、移動局2と通話
する。回線制御は複数の制御通話共用チャネル9を用い
て行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、第1通信装置と
第2通信装置間での通信を、制御用チャネルとしての機
能と通話用チャネルとしての機能を有する制御通話共用
チャネルを用いて行う通信システムに関するものであ
る。以下、この通信システムを無線回線制御システムと
して説明する。
【0002】
【従来の技術】図19は、従来の無線回線制御システム
の構成図である。図において、1は無線回線制御装置、
2は移動局であり、無線回線制御装置1は以下のものか
ら構成されている。3は回線とのインタフェースとなる
インターフェース部、4は無線回線制御装置1内の各回
路を制御する制御部、5は移動局2の制御のために使用
する制御チャネル、6は移動局2に対して無線信号を送
信するための空中線、7は移動局2との通話のために使
用する通話チャネル、8は交換部である。
【0003】次に、従来の無線回線制御システムの動作
について説明する。まず、移動局2と通話を開始する場
合の無線回線制御システムの動作を説明する。外線から
無線回線制御装置1を経由して、1台の移動局2を呼び
出す場合、1台のインターフェース部3は外線からの着
信信号及び、選択信号を受信する。制御部4はインター
フェース部3が着信信号及び選択信号を受信したことを
検知すると、制御チャネル5を用いて当該選択信号の移
動局2を、空中線6を経由して呼び出す。その時、制御
部4は移動局2が使用する通話チャネル7を指定する。
【0004】呼び出された移動局2は制御部4が指定し
た通話チャネル7に切り換え、呼び出し音を鳴らす。扱
者は当該移動局2をオフフックする。同時に当該移動局
2はオフフック信号を送信する。当該通話チャネル7は
空中線6を経由してオフフック信号を受信する。制御部
4は当該通話チャネル7がオフフック信号を受信したこ
とを検出すると、交換部8を制御して当該インターフェ
ース部3と当該通話チャネル7の通話路を接続する。こ
のようにして当該移動局2の扱者と外線との間で通話が
可能となる。
【0005】次に、移動局2との通話を終了する場合の
無線回線制御システムの動作を説明する。通話を終了す
るときは、扱者は当該移動局2をオンフックする。この
とき当該移動局2はオンフック信号を送出し、チャネル
を通話チャネル7から制御チャネル5に切り換える。当
該通話チャネル7はオンフック信号を空中線6を経由し
て受信する。制御部4は当該通話チャネル7がオンフッ
ク信号を受信したことを検出すると、交換部8を制御し
て当該インターフェース部3と当該通話チャネル7の間
の通話路を切断する。制御部4は当該インターフェース
部3を制御して、外線に対し終話信号を送出する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の無線回線制御シ
ステムは、以上のように構成されているので、制御チャ
ネルが壊れたり、相互変調により制御チャネルが使用で
きなくなると回線制御ができなくなる等の問題点があっ
た。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、相互変調等によるチャネルの障
害に強い通信システムを得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明における通信方
法は、第1通信装置と第2通信装置間で通信を行う通信
方法であって、上記第2通信装置を制御するための制御
用チャネルとしての機能と、上記第2通信装置と通話す
るための通話用チャネルとしての機能とを有する複数の
制御通話共用チャネルの上記制御用チャネルとしての機
能により、上記第2通信装置に対して制御信号を送信す
る送信ステップと、上記第2通信装置が、上記送信ステ
ップにおいて送信された制御信号を受信する受信ステッ
プと、上記受信ステップにおける制御信号の受信状況に
応じ、上記複数の制御通信共用チャネルの内特定の制御
通話共用チャネルを選択する選択ステップとを有するも
のである。
【0009】また、この発明における通信方法は、第1
通信装置と第2通信装置間で通信を行う通信方法であっ
て、上記第2通信装置を制御するための制御用チャネル
としての機能と、上記第2通信装置と通話するための通
話用チャネルとしての機能とを有する制御通話共用チャ
ネルの上記制御用チャネルとしての機能により、上記第
2通信装置に対して制御信号を送信する送信ステップ
と、上記第2通信装置が、上記送信ステップにおいて送
信された制御信号を受信する受信ステップと、上記制御
通話共用チャネルの上記通話用チャネルとしての機能に
より、上記第1通信装置と第2通信装置間で通話を行う
通話ステップとを有するものである。
【0010】さらに、この発明における通信方法は、上
記送信ステップの前に、上記複数の制御通話共用チャネ
ルを制御用チャネルとして使用するよう機能を切り換え
る第1機能切換ステップと、上記選択ステップにおいて
選択された制御通話共用チャネルを通話用チャネルとし
て使用するよう機能を切り換える第2機能切換ステップ
と、上記第2機能切換ステップにおいて切り換えられた
制御通話共用チャネルを用い、上記第1通信装置と上記
第2通信装置間で通話を行う通話ステップとを有するも
のである。
【0011】さらにまた、この発明における通信方法
は、上記第2通信装置から上記第1通信装置に対して呼
び出し信号を送信する呼出信号送信ステップを有し、上
記通話ステップは、上記呼出信号送信ステップの後に実
行されるものである。
【0012】また、この発明における通信システムは、
第1通信装置と第2通信装置間で通信を行う通信システ
ムであって、上記第1通信装置は、上記第2通信装置を
制御するための制御用チャネルとしての機能と、上記第
2通信装置と通話するための通話用チャネルとしての機
能とを有する複数の制御通話共用チャネルと、上記複数
の制御通話共用チャネルの上記制御用チャネルとしての
機能により、上記第2通信装置に対して制御信号を送信
する送信手段とを有し、上記第2通信装置は、上記送信
手段において送信された制御信号を受信する受信手段
と、上記受信手段における制御信号の受信状況に応じ、
上記複数の制御通信共用チャネルの内特定の制御通話共
用チャネルを選択する選択手段とを有することを特徴と
するものである。
【0013】さらに、この発明における通信システム
は、第1通信装置と第2通信装置間で通信を行う通信装
置であって、上記第1通信装置は、上記第2通信装置を
制御するための制御用チャネルとしての機能と、上記第
2通信装置と通話するための通話用チャネルとしての機
能とを有する制御通話共用チャネルと、上記制御通話共
用チャネルの上記制御用チャネルとしての機能により、
上記第2通信装置に対して制御信号を送信する送信手段
とを有し、上記第2通信装置は、上記送信手段において
送信された制御信号を受信する受信手段とを有し、上記
第1通信装置と上記第2通信装置は上記制御信号に基づ
き上記制御通話共用チャネルの上記通話用チャネルとし
ての機能により、通話を行うものである。
【0014】さらにまた、この発明における通信システ
ムは、上記複数の制御通話共用チャネルが複数のグルー
プに分割され、上記第2通信装置の受信手段が、上記複
数のグループの内該当するグループの制御通話共用チャ
ネルからの制御信号を受信するものである。
【0015】また、上記送信手段は、上記複数の制御通
話共用チャネルの属するグループに応じたタイミングで
制御信号を送信することを特徴とする請求項7記載の通
信システム。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.この実施の形態は、通話チャネル7と制
御通話共用チャネル9とを用いる無線回線制御システム
に関するもので、以下図1から図6を用いて説明する。
図1において、1は無線回線制御装置、2は移動局であ
り、無線回線制御装置1は次のような回路から構成され
ている。
【0017】3は回線とのインタフェースとなるインタ
ーフェース部、4は無線回線制御装置1内の各回路を制
御する制御部、6は移動局2に対して無線信号を送受信
するための空中線、7は移動局2との通話に使用される
通話チャネル、8はインタフェース部3と通話チャネル
7および後述の制御通話共用チャネル9との通話路の切
り替えを行う交換部、9は移動局2の制御および移動局
2との通話のために使用される制御通話共用チャネルで
ある。
【0018】この実施の形態においてインタフェース部
3は、n個の回線それぞれに対応して設けられており、
通話チャネル7および制御通話共用チャネル9は、無線
回線制御装置1内にそれぞれ複数設けられている。ま
た、移動局2は、図示していないが、無線回線制御装置
1から送信される信号を受信する受信部、無線回線制御
装置1に対して信号を送信するための送信部と、使用す
るチャネルを選択するチャネル選択部と、チャネル選択
部によって選択したチャネルにチャネルを切り換えるチ
ャネル切換部を有する。
【0019】次に、この実施の形態における無線回路制
御システムの動作について説明する。まず、移動局2と
の通話を開始する場合の動作について説明する。制御部
4は、空線状態にある制御通話共用チャネル9を用いて
常時空線信号を送信するよう制御通話共用チャネル9、
交換部8およびインタフェース部3を制御する。このと
き、制御部4は、空線状態にある制御通話共用チャネル
9の機能を制御用チャネルとして使用するよう機能を切
り換える。そして、使用可能な全ての制御通話共用チャ
ネルを用いて空線信号が送信される。
【0020】待ち受け状態にある移動局2は、空線信号
を送信している制御通話共用チャネル9を選択し、チャ
ネルを切り換え、待ち受ける。移動局2は待ち受け中の
制御通話共用チャネル9が使用中になった場合、又は障
害や妨害等により使用できなくなった場合、空線信号を
受信できなくなるので、使用可能な他の制御通話共用チ
ャネル9を選択し、チャネルを切り換え、空線信号の有
無を確認する。移動局2は空線信号が確認できるまで、
制御通話共用チャネル9の選択、切り換えを行う。した
がって、移動局2は通信状態の良い制御通話共用チャネ
ル9を用いて無線回線制御装置1からの制御信号を受け
ることができる。
【0021】外線から無線回線制御装置1を経由して1
台の移動局2を呼び出す場合、1台のインターフェース
部3は、外線からの着信信号及び選択信号を受信する。
制御部4はインターフェース部3が着信信号及び選択信
号を受信したことを検知すると、空線状態にある全ての
制御通話共用チャネル9を用いて当該選択信号に対応す
る移動局2を空中線6を経由して呼び出すよう制御す
る。この時、制御部4は移動局2が使用する通話チャネ
ル7を指定する。
【0022】呼び出された移動局2は、制御部4が指定
した通話チャネル7にチャネルを切り換え、呼び出し音
を鳴らす。扱者が当該移動局2をオフフックすると、同
時に当該移動局2はオフフック信号を無線回線制御装置
1に対して送信する。
【0023】無線回線制御装置1は、通話チャネル7を
用い、空中線6を経由して移動局2から送信されたオフ
フック信号を受信する。制御部4は当該通話チャネル7
によりオフフック信号を受信したことを検出すると、交
換部8を制御して当該インターフェース部3と当該通話
チャネル7の通話路を接続する。このようにして当該移
動局2の扱者と外線との間で通話が可能となる。
【0024】次に、移動局2との通話を終了する場合の
動作を説明する。通話を終了するときは、扱者は当該移
動局2をオンフックする。このとき当該移動局2は無線
回線制御装置1に対してオンフック信号を送出し、チャ
ネルを通話チャネル7から空線状態の制御通話共用チャ
ネル9に切り換える。
【0025】無線回線制御装置1は、通話チャネル7を
用い、移動局2から送信されたオンフック信号を空中線
6を経由して受信する。制御部4は当該通話チャネル7
がオンフック信号を受信したことを検出すると、交換部
8を制御して当該インターフェース部3と当該通話チャ
ネル7の間の通話路を切断する。制御部4は当該インタ
ーフェース部3を制御して、外線に対し終話信号を送出
する。
【0026】なお、上記実施の形態では通話チャネル7
を用いて通話する場合について説明したが、制御通話共
用チャネル9を用いて通話することもできる。この場
合、制御通話共用チャネル9を制御用チャネルとして使
用するか通話用チャネルとして使用するかの切換は制御
部4によって行われる。この場合通話チャネル7への切
換が不要となる点で有効である。従来の無線回線制御シ
ステムにおいては、制御チャネルから通話チャネルへの
切換が必要であり、この切換の際に障害が生じて通話で
きない場合があるが、この実施の形態においては、制御
チャネルから通話チャネルへの切換が不要であるのでこ
の際に生じる障害を防止することができる。
【0027】次に、この実施の形態における無線回線制
御システムの動作をシーケンスチャートを用いて説明す
る。図2は実施の形態1において移動局待ち受け時の動
作を示すシーケンスチャートである。図2において、T
Xは送信信号を示し、RXは受信信号を示す。図2にお
いて、全ての制御通話共用チャネル(ch1〜ch3)
を用いて空線信号(VC)が送信されており、移動局1
は制御通話共用チャネル(ch1)、移動局2は制御通
話共用チャネル(ch2)によって空線信号(VC)を
受信しながら待ち受けている。何らかの障害により移動
局1が空線信号(VC)を受信できなくなった場合に
は、移動局1は他の制御通話共用チャネル(ch2)を
選択し、チャネルを制御通話共用チャネル(ch2)に
切り換え、制御通話共用チャネル(ch2)によって送
信される空線信号(VC)を検出し、待ち受ける。
【0028】図3は実施の形態1において移動局1を呼
び出す時の動作を示すシーケンスチャートである。図3
において、TXは送信信号を示し、RXは受信信号を示
す。通話チャネル(ch4)及び通話チャネル(ch
5)は、他の移動局との通話のために使用中である。移
動局1は制御通話共用チャネル(ch2)、移動局2は
制御通話共用チャネル(ch1)で空線信号(VC)を
受信しながら待ち受けている。
【0029】移動局1に対して呼び出しを行う際には、
空線状態にある全ての制御通話共用チャネル(ch1,
ch2,ch3)が移動局1の呼び出し信号(CAL
L)を送信する。この呼び出し信号(CALL)には、
通話に使用するチャネルが制御通話共用チャネル(ch
1)であることも含まれている。
【0030】移動局1は呼び出し信号(CALL)を受
信すると、呼び出し信号(CALL)に含まれている情
報から通話に使用するチャネルが制御通話共用チャネル
(ch1)であることを読み取り、チャネルを制御通話
共用チャネル(ch1)に切り換える。扱者が移動局1
をオフフックすると、移動局1はオフフック信号(HK
OF)を無線回線制御装置1に対して送出し、通話状態
になる。
【0031】移動局2は、移動局1の呼び出し信号(C
ALL)を受信すると、呼び出し信号(CALL)によ
って通話に使用するチャネルが制御通話共用チャネル
(ch1)とわかるので、他の制御通話共用チャネル
(ch2)を選択し、チャネルを制御通話共用チャネル
(ch2)に切り換えて待ち受け状態になる。
【0032】図4は、実施の形態1において移動局1が
外線の通話端末を呼び出す時のシーケンスチャートであ
る。図4においては、通話チャネル(ch4およびch
5)は、他の移動局との通話のために使用中である。移
動局1および移動局2は、制御通話共用チャネル(ch
1)で空線信号(VC)を受信しながら待ち受けてい
る。
【0033】待ち受け状態にある移動局1は、空線状態
にある制御通話共用チャネル(ch1)を用いて通信端
末の選択信号(DIAL)を無線回線制御装置1に対し
て送信する。無線回線制御装置1は、制御通話共用チャ
ネル(ch1)を用いて選択信号(DIAL)を受信す
ると、チャネル指定信号(CH)を送出し、移動局1が
通話に使用するチャネルを指定する。通話チャネル(c
h4)及び通話チャネル(ch5)は、他の移動局によ
って通話中であるため、この例ではチャネル指定信号
(CH)により制御通話共用チャネル(ch1)を指定
している。
【0034】移動局1はチャネル指定信号(CH)を受
信すると、指定されたチャネルに切り換える。この例で
は移動局1は、もともと制御通話共用チャネル(ch
1)を使用しているためチャネル切り替えは不要とな
る。外線の通信端末が応答すると、移動局1と外線の通
信端末の間で通話が可能となる。
【0035】制御通話共用チャネル(ch1)で空線信
号(VC)を受信していた移動局2は、チャネル指定信
号(CH)により制御通話共用チャネル(ch1)が通
話に使用されることがわかるので、他の制御通話共用チ
ャネル(ch2)を選択し、制御通話共用チャネル(c
h2)にチャネルを切り換え、制御通話共用チャネル
(ch2)から空線信号を受信する。
【0036】図5は実施の形態1において移動局から通
話を終了するときのシーケンスチャートである。図5に
おいて、制御通話共用チャネル(ch1)は、移動局1
との通話に使用されており、通話チャネル(ch4およ
びch5)は移動局1、移動局2以外の他の移動局との
通話に使用されている。
【0037】制御通話共用チャネル(ch1)を使用し
て通話を行っていた移動局1の扱者は移動局1をオンフ
ックする。このとき移動局1は、通話に使用していた制
御通話共用チャネル(ch1)に対してオンフック信号
(HKON)を送信する。無線回線制御装置1は、制御
通話共用チャネル(ch1)を用いて移動局1からオン
フック信号(HKON)を受信し、その後制御通話共用
チャネル(ch1)を用いて空線信号(VC)を送出す
る。移動局1は、制御通話共用チャネル(ch1)にて
空線信号(VC)を受信し、待ち受け状態になる。
【0038】図6は実施の形態1において外線の通信端
末から通話を終了するときのシーケンスチャートであ
る。図6において、制御通話共用チャネル(ch1)は
移動局1との通話に使用されており、移動局1は制御通
話共用チャネル(ch1)を用いて外線の通信端末と通
話している。移動局2は制御通話共用チャネル(ch
2)を用いて空線信号(VC)を受信している。通話チ
ャネル(ch4およびch5)は移動局1、移動局2以
外の他の移動局との通話に使用されている。
【0039】外線の通信端末が通話を終了すると、無線
回線制御装置1は制御通話共用チャネル(ch1)を空
線状態にし、制御通話共用チャネル(ch1)を用いて
空線信号(VC)を送出する。移動局1は制御通話共用
チャネル(ch1)にて空線信号(VC)を受信し、待
ち受け状態になる。
【0040】この実施の形態における無線回線制御シス
テムの効果について述べる。この実施の形態における無
線回線制御システムにおいては、無線回線制御装置1が
使用可能な全ての制御通話共用チャネルを用いて空線信
号を送信するようにし、移動局2は受信可能な制御通話
共用チャネルに切り換えるため、制御通話共用チャネル
が壊れたり、相互変調により制御通話共用チャネルが使
用できなくなった場合でも、回線制御ができなくなると
いうことを防止することができる。また、制御通話共用
チャネルの機能を制御用から通話用に切り換えることに
より、制御用チャネルとして使用していた制御通話共用
チャネルを用いて通話を開始することができるため、移
動局2の制御チャネルから通話チャネルへのチャネル切
換が不要となる。したがって、チャネルの障害に強い通
信システムを得ることができる。
【0041】なお、この実施の形態においては、移動局
2が受信状況に応じてチャネルの選択を行っているが、
このチャネルの選択を無線回線制御装置1によって行
い、その選択結果を移動局2に対して通知することによ
って移動局2が無線回線制御装置1によって選択された
チャネルを使用する様にすることもできる。このように
無線回線制御装置1がチャネルの選択を行うことによっ
て、上記無線回線制御装置1がカバーする複数の移動局
の受信状況を考慮したチャネルの選択を行うことができ
る点で有効である。
【0042】実施の形態2.この実施の形態は、すべて
のチャネルが制御通話共用チャネル9である無線回線制
御装置を有するものであり、以下図7を用いて説明す
る。図7は、この実施の形態における無線回線制御シス
テムの構成図である。図7において、1は無線回線制御
装置、2は移動局であり、無線回線制御装置1は次のよ
うな回路から構成されている。
【0043】3は回線とのインタフェースとなるインタ
ーフェース部、4は無線回線制御装置1内の各回路を制
御する制御部、6は移動局2に対して無線信号を送信お
よび移動局2から無線信号を受信するための空中線、9
は移動局2の制御および移動局2との通話のために使用
される制御通話共用チャネルである。10は、インタフ
ェース部3と制御通話共用チャネル9との通話路の切断
および接続を行うスイッチである。
【0044】インタフェース部3はn個の回線それぞれ
に対応して設けられ、スイッチ10はインタフェース部
3それぞれに対応して設けられている。この実施の形態
においては、無線回線制御装置1内に設けられているチ
ャネルはすべて制御通話共用チャネル9である。
【0045】次にこの実施の形態における無線回線制御
システムの動作について説明する。まず、移動局2を呼
び出す場合の動作について説明する。移動局2の待ち受
け時の動作に関しては実施の形態1と同一のため説明は
省略する。外線から無線回線制御装置1を経由して1台
の移動局2を呼び出す場合、1台のインターフェース部
3は外線からの着信信号及び、選択信号を受信する。
【0046】制御部4はインターフェース部3が着信信
号及び選択信号を受信したことを検知すると、空線状態
にある全ての制御通話共用チャネル9を用いて当該選択
信号の移動局2を空中線6を経由して呼び出すよう制御
する。この時、制御部4は移動局2が使用する制御通話
共用チャネル9を指定する。
【0047】呼び出された移動局2は、制御部4が指定
した制御通話共用チャネル9に切り換え、呼び出し音を
鳴らす。扱者が当該移動局2をオフフックすると、当該
移動局2は同時にオフフック信号を無線回線制御装置1
に対して送信する。無線回線制御装置1は、制御通話共
用チャネル9を用いてオフフック信号を受信する。
【0048】制御部4は当該制御通話共用チャネル9が
オフフック信号を受信したことを検出すると、スイッチ
10を制御して当該インターフェース部3と当該制御通
話共用チャネル9の通話路を接続するよう制御する。こ
のようにして当該移動局2の扱者と外線との間で通話が
可能となる。
【0049】次に、移動局2との通話を終了する場合の
動作について説明する。通話を終了する際、扱者が当該
移動局2をオンフックする。このとき当該移動局2は無
線回線制御装置1に対してオンフック信号を送出する。
無線回線制御装置1は、制御通話共用チャネル9を用
い、移動局2からオンフック信号を受信する。制御部4
は当該制御通話共用チャネル9がオンフック信号を受信
したことを検出すると、スイッチ10を制御して当該イ
ンターフェース部3と当該制御通話共用チャネル9の間
の通話路を切断するよう制御する。制御部4は、外線に
対し終話信号を送出するようインタフェース部3を制御
する。
【0050】次に、この実施の形態における無線回線制
御システムの動作をシーケンスチャートを用いて説明す
る。図8は実施の形態2において移動局待ち受け時の動
作を示すシーケンスチャートである。図8において、T
Xは送信信号を示し、RXは受信信号を示す。
【0051】はじめ、移動局1は制御通話共用チャネル
(ch1)、移動局2は制御通話共用チャネル(ch
2)で空線信号(VC)を受信しながら待ち受けてい
る。何らかの障害により移動局1が空線信号(VC)を
受信できなくなった場合、移動局1は他の制御通話共用
チャネル(ch2)を選択し、制御通話共用チャネル
(ch2)に切り換え、制御通話共用チャネル(ch
2)によって送信される空線信号(VC)を検出し、待
ち受ける。
【0052】図9は実施の形態2において移動局1を呼
び出す時の動作を示すシーケンスチャートである。図9
において、TXは送信信号を示し、RXは受信信号を示
す。図9において、移動局1は制御通話共用チャネル
(ch2)、移動局2は制御通話共用チャネル(ch
1)で空線信号(VC)を受信しながら待ち受けてい
る。
【0053】移動局1に対して呼び出しを行う際には、
空線状態にある全ての制御通話共用チャネル(ch1,
ch2,ch3)が移動局1の呼び出し信号(CAL
L)を送信する。この呼び出し信号(CALL)には、
通話に使用するチャネルが制御通話共用チャネル(ch
1)であることも含まれている。
【0054】移動局1は、呼び出し信号(CALL)を
受信すると、呼出信号(CALL)に含まれている情報
から通話に使用するチャネルが制御通話共用チャネル
(ch1)であることを読み取り、制御通話共用チャネ
ル(ch1)を選択し、チャネルを制御通話共用チャネ
ル(ch1)に切り換える。扱者が移動局1をオフフッ
クすると、移動局1はオフフック信号(HKOF)を無
線回線制御装置1に対して送出し、通話状態になる。
【0055】移動局2は移動局1の呼び出し信号(CA
LL)を受信すると、呼び出し信号(CALL)によっ
て通話に使用するチャネルが制御通話共用チャネル(c
h1)とわかるので、チャネルを制御通話共用チャネル
(ch2)に切り換えて待ち受け状態になる。
【0056】図10は、実施の形態2において移動局1
が外線の通話端末を呼び出す時のシーケンスチャートで
ある。図10においては、移動局1および移動局2は、
制御通話共用チャネル(ch1)で空線信号(VC)を
受信しながら待ち受けている。
【0057】待ち受け状態にある移動局1は、空線状態
にある制御通話共用チャネル(ch1)を用いて外線の
通信端末の選択信号(DIAL)を無線回線制御装置1
に対して送信する。無線回線制御装置1内の制御通話共
用チャネル(ch1)は、選択信号(DIAL)を受信
すると、チャネル指定信号(CH)を送出し、移動局1
が通話に使用するチャネルを指定する。この例ではチャ
ネル指定信号(CH)により制御通話共用チャネル(c
h1)を指定している。
【0058】移動局1はチャネル指定信号(CH)を受
信すると、指定信号によって指定されたチャネルを選択
し、指定されたチャネルに切り換える。この例では、移
動局1は、もともと制御通話共用チャネル(ch1)を
使用しているためチャネル切り替えは不要である。外線
の通信端末が応答すると、移動局1と外線の通信端末の
間で通話が可能となる。
【0059】制御通話共用チャネル(ch1)で空線信
号(VC)を受信していた移動局2は、チャネル指定信
号(CH)により制御通話共用チャネル(ch1)が通
話に使用されることがわかるので、他の制御通話共用チ
ャネル(ch2)を選択し、チャネルを制御通話共用チ
ャネル(ch2)に切り換え、制御通話共用チャネル
(ch2)から空線信号(VC)を受信する。
【0060】図11は実施の形態2において移動局から
通話を終了するときのシーケンスチャートである。図1
1において、制御通話共用チャネル(ch1)は、移動
局1との通話に使用されている。
【0061】制御通話共用チャネル(ch1)を使用し
て通話を行っていた移動局1の扱者は移動局1をオンフ
ックする。このとき移動局1は通話に使用していた制御
通話共用チャネル(ch1)に対して、オンフック信号
(HKON)を送信する。無線回線制御装置1内の制御
通話共用チャネル(ch1)は、移動局1からオンフッ
ク信号(HKON)を受信すると、空線信号(VC)を
送出する。移動局1は、制御通話共用チャネル(ch
1)にて空線信号(VC)を受信し、待ち受け状態にな
る。
【0062】図12は実施の形態2において外線の通信
端末から通話を終了するときのシーケンスチャートであ
る。図12において、制御通話共用チャネル(ch1)
は移動局1との通話に使用されており、移動局1は制御
通話共用チャネル(ch1)を用いて外線の通信端末と
通話している。移動局2は制御通話共用チャネル(ch
2)を用いて空線信号(VC)を受信している。
【0063】外線の通信端末が通話を終了すると、無線
回線制御装置1は制御通話共用チャネル(ch1)を空
線状態にし、制御通話共用チャネル(ch1)を用いて
空線信号(VC)を送出する。移動局1は制御通話共用
チャネル(ch1)にて空線信号を受信し、待ち受け状
態になる。
【0064】なお、実施の形態1では無線チャネルとし
て通話チャネル7と制御通話共用チャネル9を設けたも
のを示したが、全チャネルが制御通話共用チャネル9で
あってもよく、この場合交換部8の代わりに安価なスイ
ッチ10を使用することが出来、しかも実施の形態1と
同様な効果を奏する。
【0065】実施の形態3.この実施の形態は、移動局
2及び制御通話共用チャネル9をグループごとに分割
し、移動局2は該当するグループに属する複数の制御通
話共用チャネル9の中でチャネルを切り換える無線回線
制御システムに関するものであり、以下図13に基づい
て説明する。
【0066】図13は、この実施の形態の無線回線制御
システムの構成図である。図13において、1は無線回
線制御装置、2はグループに分割した移動局である。移
動局2は、グループAからNに分割されている。
【0067】無線回線制御装置1は、以下のような回路
から構成されている。インターフェース部3、制御部
4、空中線6、通話チャネル7、交換部8、制御通話共
用チャネル9は、先の実施の形態と同様であるので説明
は省略する。ただし、この実施の形態における制御通話
共用チャネル9は、グループA〜Nに分割されている点
で先の実施の形態とは異なる。制御通話共用チャネル9
のグループA〜Nは、移動局2のグループA〜Nに対応
している。また、この実施の形態における通話チャネル
7は、グループ1〜Nに兼用される。
【0068】次にこの実施の形態における無線回線制御
システムの動作について説明する。まず、移動局2と通
話を開始する場合の動作を説明する。制御部4は、空線
状態にある制御通話共用チャネル9から空中線6を経由
して常時空線信号を送信するよう制御通話共用チャネル
9を制御する。待ち受け状態にある移動局2は、移動局
2が属するグループと同じグループの制御通話共用チャ
ネル9の内、空線状態の制御通話共用チャネル9を選択
し、チャネルを切り換えて待ち受ける。
【0069】移動局2は待ち受け中の制御通話共用チャ
ネル9が使用中になった場合、又は障害や妨害等により
使用できなくなった場合、空線信号を受信できなくなる
ので、移動局2が属するグループと同じグループに属す
る他の制御通話共用チャネル9を選択し、チャネルを切
り換え、空線信号の有無を確認する。移動局2は空線信
号が確認できるまで、当該グループに属する制御通話共
用チャネル9の選択、切り換えを行う。
【0070】外線から無線回線制御装置1を経由して1
台の移動局2を呼び出す場合、1台のインターフェース
部3は外線からの着信信号及び、選択信号を受信する。
制御部4はインターフェース部3が着信信号及び選択信
号を受信したことを検知すると、呼び出すべき移動局2
のグループを識別し、当該グループに属する空線状態の
全ての制御通話共用チャネル9を用いて、選択信号に対
応した移動局2を呼び出す。この時、制御部4は移動局
2が使用する通話チャネル7を指定する。
【0071】呼び出された移動局2は、制御部4が指定
した通話チャネル7を選択し、指定された通話チャネル
7にチャネルを切り換え、呼び出し音を鳴らす。扱者が
当該移動局2をオフフックすると同時に、当該移動局2
はオフフック信号を無線回線制御装置1に対して送信す
る。無線回線制御装置1内の通話チャネル7は、空中線
6を経由してオフフック信号を受信する。制御部4は、
当該通話チャネル7がオフフック信号を受信したことを
検出すると、交換部8を制御して当該インターフェース
部3と当該通話チャネル7の通話路を接続する。このよ
うにして当該移動局2の扱者と外線との間で通話が可能
となる。
【0072】次に、移動局2との通話を終了する場合の
動作を説明する。通話を終了するときは、扱者は当該移
動局2をオンフックする。このとき当該移動局2は無線
回線制御装置1に対してオンフック信号を送出し、移動
局2と同じグループに属する制御通話共用チャネル9を
選択し、チャネルを通話チャネル7から移動局2と同じ
グループに属する空線状態の制御通話共用チャネル9に
切り換える。
【0073】無線回線制御装置1内の通話チャネル7
は、移動局2からオンフック信号を空中線6を経由して
受信する。制御部4は当該通話チャネル7がオンフック
信号を受信したことを検出すると、交換部8を制御して
当該インターフェース部3と当該通話チャネル7の間の
通話路を切断する。制御部4は当該インターフェース部
3を制御して、外線に対し終話信号を送出する。
【0074】なお、この実施の形態では通話チャネル7
を用いて通話する場合について説明したが、制御通話共
用チャネル9を用いて通話してもよい。
【0075】実施の形態4.この実施の形態は、全ての
制御通話共用チャネル9が同時に空線信号(VC)及び
呼び出し信号(CALL)を送信する無線回線制御シス
テムに関するものであり、以下図14に基づいて説明す
る。この実施の形態における無線回線制御システムの構
成は、先の実施の形態と同様であるので説明は省略す
る。この実施の形態における無線回線制御システムは、
制御通話共用チャネル9から空線信号(VC)を送信す
るタイミングに特徴があり、図14を用いて説明する。
【0076】図14は、この実施の形態における制御通
話共用チャネル9が送信する空線信号(VC)及び呼び
出し信号(CALL)を示すシーケンスチャートであ
る。図14からわかるように、この実施の形態における
無線回線制御システムにおいては、全ての制御通話共用
チャネル9が同時に空線信号(VC)及び呼び出し信号
(CALL)を送信する。
【0077】実施の形態5.この実施の形態は、全ての
制御通話共用チャネル9がお互いに重ならないように順
に空線信号(VC)及び呼び出し信号(CALL)を送
信する無線回線制御システムに関するものであり、以下
図15に基づいて説明する。この実施の形態における無
線回線制御システムの構成は、先の実施の形態と同様で
あるので説明は省略する。この実施の形態における無線
回線制御システムは、制御通話共用チャネル9から信号
を送信するタイミングに特徴があり、図15を用いて説
明する。
【0078】図15は、この実施の形態における制御通
話共用チャネル9が送信する空線信号(VC)及び呼び
出し信号(CALL)を示すシーケンスチャートであ
る。図15からわかるように、この実施の形態における
無線回線制御システムにおいては、全ての制御通話共用
チャネル9がお互いに重ならないように順に空線信号
(VC)及び呼び出し信号(CALL)を送信する。
【0079】実施の形態6.この実施の形態は、制御通
話共用チャネル9を相互変調を起こさない組み合わせに
分類し、組み合わせ毎はお互いに重ならないように順に
空線信号(VC)及び選択信号(CALL)を送信する
無線回線制御システムに関するものであり、以下図16
に基づいて説明する。この実施の形態における無線回線
制御システムの構成は、先の実施の形態と同様であるの
で説明は省略する。この実施の形態における無線回線制
御システムは、制御通話共用チャネル9から信号を送信
するタイミングに特徴があり、図16を用いて説明す
る。
【0080】図16は、この実施の形態における制御通
話共用チャネル9が送信する空線信号(VC)及び呼び
出し信号(CALL)を示すシーケンスチャートであ
る。図16からわかるように、この実施の形態における
無線回線制御システムにおいては、制御通話共用チャネ
ル9を相互変調を起こさない組み合わせに分類し、組み
合わせ毎はお互いに重ならないように順に空線信号(V
C)及び選択信号(CALL)を送信する。この実施の
形態においては、制御通話共用チャネル9を相互変調を
起こさない組み合わせに分類し、組み合わせ毎はお互い
に重ならないように順に空線信号(VC)及び選択信号
(CALL)を送信するため、制御通話共用チャネル9
相互間での相互変調を防止することができる。
【0081】実施の形態7.実施の形態4では、全ての
制御通話共用チャネル9が同時に空線信号(VC)及び
呼び出し信号(CALL)を送信するものを示したが、
実施の形態3では制御通話共用チャネル9をグループA
〜Nに分割する。そこで1つのグループ内の制御通話共
用チャネル9では同時に、各グループ間ではお互いに重
ならないように順に空線信号(VC)及び選択信号(C
ALL)を送信してもよい。このような無線回線制御シ
ステムを以下説明する。
【0082】この実施の形態における無線回線制御シス
テムは、実施の形態3と同様であるので説明は省略す
る。この実施の形態における無線回線制御システムは、
制御通話共用チャネル9から信号を送信するタイミング
に特徴があり、図17を用いて説明する。
【0083】図17は、この実施の形態における制御通
話共用チャネル9が送信する空線信号(VC)及び呼び
出し信号(CALL)を示すシーケンスチャートであ
る。この実施の形態においては、1つのグループに制御
通話共用チャネルがn個設けられている場合を示してお
り、グループAに属する制御通話共用チャネルをchA
1、chA2・・・chAnと、グループBに属する制
御通話共用チャネルをchB1、chB2・・・chB
nと、グループNに属する制御通話共用チャネルをch
N1、chN2・・・chNnとして示している。
【0084】図17からわかるように、この実施の形態
における無線回線制御システムにおいては、A〜Nのグ
ループの内1つのグループに属する制御通話共用チャネ
ル9では同時に送信し、各グループ間ではお互いに重な
らないように順に空線信号(VC)及び選択信号(CA
LL)を送信する。
【0085】実施の形態8.実施の形態7では、1つの
グループ内の制御通話共用チャネル9では同時に、各グ
ループ間ではお互いに重ならないように順に空線信号
(VC)及び呼び出し信号(CALL)を送信するもの
を示したが、1つのグループ内の制御通話共用チャネル
9ではお互いに重ならないように順に、各グループ間で
は同時に空線信号(VC)及び選択信号(CALL)を
送信してもよい。このような無線回線制御システムを、
以下説明する。
【0086】この実施の形態における無線回線制御シス
テムの構成は、実施の形態3と同様であるので説明は省
略する。この実施の形態における無線回線制御システム
は、制御通話共用チャネル9から信号を送信するタイミ
ングに特徴があり、図18を用いて説明する。
【0087】図18は、この実施の形態における制御通
話共用チャネル9が送信する空線信号(VC)及び呼び
出し信号(CALL)を示すシーケンスチャートであ
る。この実施の形態においては、1つのグループに制御
通話共用チャネルがn個設けられている場合を示してお
り、グループAに属する制御通話共用チャネルをchA
1、chA2・・・chAnと、グループBに属する制
御通話共用チャネルをchB1、chB2・・・chB
nと、グループNに属する制御通話共用チャネルをch
N1、chN2・・・chNnとして示している。
【0088】図18からわかるように、この実施の形態
における無線回線制御システムにおいては、A〜Nの各
グループ内に属する制御通話共用チャネル9相互間で重
ならないように順に空線信号(VC)及び選択信号(C
ALL)を送信する。そして、各グループ間では空線信
号(VC)及び選択信号(CALL)が重なってもよ
い。
【0089】この実施の形態においては、chA1、c
hB1・・・chN1の制御通話共用チャネル間、ch
A2、chB2・・・chN2の制御通話共用チャネル
間、chAn、chBn・・・chNnの制御通話共用
チャネル間では、空線信号(VC)及び選択信号(CA
LL)が重なるようになっている。
【0090】
【発明の効果】この発明は、制御通話共用チャネルを使
用することにより、相互変調等によるチャネルの障害に
強いシステムを得ることができる。
【0091】この発明における通信方法は、第1通信装
置と第2通信装置間で通信を行う通信方法であって、上
記第2通信装置を制御するための制御用チャネルとして
の機能と、上記第2通信装置と通話するための通話用チ
ャネルとしての機能とを有する複数の制御通話共用チャ
ネルの上記制御用チャネルとしての機能により、上記第
2通信装置に対して制御信号を送信する送信ステップ
と、上記第2通信装置が、上記送信ステップにおいて送
信された制御信号を受信する受信ステップと、上記受信
ステップにおける制御信号の受信状況に応じ、上記複数
の制御通信共用チャネルの内特定の制御通話共用チャネ
ルを選択する選択ステップとを有するため、上記複数の
制御通話共用チャネルの一部のチャネルに障害が発生し
た場合でも上記第2通信装置が制御信号を受信すること
ができる。
【0092】また、この発明における通信方法は、第1
通信装置と第2通信装置間で通信を行う通信方法であっ
て、上記第2通信装置を制御するための制御用チャネル
としての機能と、上記第2通信装置と通話するための通
話用チャネルとしての機能とを有する制御通話共用チャ
ネルの上記制御用チャネルとしての機能により、上記第
2通信装置に対して制御信号を送信する送信ステップ
と、上記第2通信装置が、上記送信ステップにおいて送
信された制御信号を受信する受信ステップと、上記制御
通話共用チャネルの上記通話用チャネルとしての機能に
より、上記第1通信装置と第2通信装置間で通話を行う
通話ステップとを有するため、上記第2通信装置は、チ
ャネルの切換を行うことなく制御信号の受信から通話を
行うことができる。
【0093】さらに、この発明における通信方法は、上
記送信ステップの前に、上記複数の制御通話共用チャネ
ルを制御用チャネルとして使用するよう機能を切り換え
る第1機能切換ステップと、上記選択ステップにおいて
選択された制御通話共用チャネルを通話用チャネルとし
て使用するよう機能を切り換える第2機能切換ステップ
と、上記第2機能切換ステップにおいて切り換えられた
制御通話共用チャネルを用い、上記第1通信装置と上記
第2通信装置間で通話を行う通話ステップとを有するた
め、上記第2通信装置は、適切な制御通話共用チャネル
を使用して制御信号の受信および通話を行うことができ
る。上記第1、第2機能切換ステップにより制御通話共
用チャネルの機能の切り換えを適切に行うことができ
る。
【0094】さらにまた、この発明における通信方法
は、上記第2通信装置から上記第1通信装置に対して呼
び出し信号を送信する呼出信号送信ステップを有し、上
記通話ステップは、上記呼出信号送信ステップの後に実
行されるため、上記第2通信装置からの呼び出しに応じ
て通話を行うことができる。
【0095】また、この発明における通信システムは、
第1通信装置と第2通信装置間で通信を行う通信システ
ムであって、上記第1通信装置は、上記第2通信装置を
制御するための制御用チャネルとしての機能と、上記第
2通信装置と通話するための通話用チャネルとしての機
能とを有する複数の制御通話共用チャネルと、上記複数
の制御通話共用チャネルの上記制御用チャネルとしての
機能により、上記第2通信装置に対して制御信号を送信
する送信手段とを有し、上記第2通信装置は、上記送信
手段において送信された制御信号を受信する受信手段
と、上記受信手段における制御信号の受信状況に応じ、
上記複数の制御通信共用チャネルの内特定の制御通話共
用チャネルを選択する選択手段とを有するため、上記複
数の制御通話共用チャネルの一部のチャネルに障害が発
生した場合でも上記第2通信装置が制御信号を受信する
ことができる。
【0096】さらに、この発明における通信システム
は、第1通信装置と第2通信装置間で通信を行う通信装
置であって、上記第1通信装置は、上記第2通信装置を
制御するための制御用チャネルとしての機能と、上記第
2通信装置と通話するための通話用チャネルとしての機
能とを有する制御通話共用チャネルと、上記制御通話共
用チャネルの上記制御用チャネルとしての機能により、
上記第2通信装置に対して制御信号を送信する送信手段
と、上記第2通信装置は、上記送信手段において送信さ
れた制御信号を受信する受信手段とを有し、上記第1通
信装置と上記第2通信装置は上記制御信号に基づき上記
制御通話共用チャネルの上記通話用チャネルとしての機
能により、通話を行うため、上記第2通信装置は、チャ
ネルの切換を行うことなく制御信号の受信から通話を行
うことができる。
【0097】さらにまた、この発明における通信システ
ムは、上記複数の制御通話共用チャネルが複数のグルー
プに分割され、上記第2通信装置の受信手段が、上記複
数のグループの内該当するグループの制御通話共用チャ
ネルからの制御信号を受信するため、上記グループに対
して制御通話共用チャネルの使用割り当てを適切に行う
ことができる。
【0098】また、上記送信手段は、上記複数の制御通
話共用チャネルの属するグループに応じたタイミングで
制御信号を送信するため、上記制御通話共用チャネル間
での相互変調を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の無線回線制御シス
テムの構成図である。
【図2】 実施の形態1において移動局待ち受け時の動
作を示すシーケンスチャートである。
【図3】 実施の形態1において移動局1を呼び出す時
の動作を示すシーケンスチャートである。
【図4】 実施の形態1において移動局1が外線の通信
端末を呼び出す時のシーケンスチャートである。
【図5】 実施の形態1において移動局から通話を終了
するときのシーケンスチャートである。
【図6】 実施の形態1において外線の通信端末から通
話を終了するときのシーケンスチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態2の無線回線制御シス
テムの構成図である。
【図8】 実施の形態2において移動局待ち受け時の動
作を示すシーケンスチャートである。
【図9】 実施の形態2において移動局1を呼び出す時
の動作を示すシーケンスチャートである。
【図10】 実施の形態2において移動局1が外線の通
信端末を呼び出す時のシーケンスチャートである。
【図11】 実施の形態2において移動局から通話を終
了するときのシーケンスチャートである。
【図12】 実施の形態2において外線の通信端末から
通話を終了するときのシーケンスチャートである。
【図13】 この発明の実施の形態3の無線回線制御シ
ステムの構成図である。
【図14】 実施の形態1〜3において、制御通話共用
チャネル9が送信する空線信号(VC)及び呼び出し信
号(CALL)を示すシーケンスチャートである。
【図15】 実施の形態1〜3において、制御通話共用
チャネル9が送信する空線信号(VC)及び呼び出し信
号(CALL)を示すシーケンスチャートである。
【図16】 実施の形態1〜3において、制御通話共用
チャネル9が送信する空線信号(VC)及び呼び出し信
号(CALL)を示すシーケンスチャートである。
【図17】 実施の形態3において、制御通話共用チャ
ネル9が送信する空線信号(VC)及び呼び出し信号
(CALL)を示すシーケンスチャートである。
【図18】 実施の形態3において、制御通話共用チャ
ネル9が送信する空線信号(VC)及び呼び出し信号
(CALL)を示すシーケンスチャートである。
【図19】 従来の無線回線制御システムの構成図であ
る。
【符号の説明】
1 無線回線制御装置、2 移動局、3 インターフェ
ース部、4 制御部、5 制御チャネル、6 空中線、
7 通話チャネル、8 交換部、9 制御通話共用チャ
ネル、10 スイッチ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1通信装置と第2通信装置間で通信を
    行う通信方法であって、 上記第2通信装置を制御するための制御用チャネルとし
    ての機能と、上記第2通信装置と通話するための通話用
    チャネルとしての機能とを有する複数の制御通話共用チ
    ャネルの上記制御用チャネルとしての機能により、上記
    第2通信装置に対して制御信号を送信する送信ステップ
    と、 上記第2通信装置が、上記送信ステップにおいて送信さ
    れた制御信号を受信する受信ステップと、 上記受信ステップにおける制御信号の受信状況に応じ、
    上記複数の制御通信共用チャネルの内特定の制御通話共
    用チャネルを選択する選択ステップとを有することを特
    徴とする通信方法。
  2. 【請求項2】 第1通信装置と第2通信装置間で通信を
    行う通信方法であって、 上記第2通信装置を制御するための制御用チャネルとし
    ての機能と、上記第2通信装置と通話するための通話用
    チャネルとしての機能とを有する制御通話共用チャネル
    の上記制御用チャネルとしての機能により、上記第2通
    信装置に対して制御信号を送信する送信ステップと、 上記第2通信装置が、上記送信ステップにおいて送信さ
    れた制御信号を受信する受信ステップと、 上記制御通話共用チャネルの上記通話用チャネルとして
    の機能により、上記第1通信装置と第2通信装置間で通
    話を行う通話ステップとを有することを特徴とする通信
    方法。
  3. 【請求項3】 上記送信ステップの前に、上記複数の制
    御通話共用チャネルを制御用チャネルとして使用するよ
    う機能を切り換える第1機能切換ステップと、 上記選択ステップにおいて選択された制御通話共用チャ
    ネルを通話用チャネルとして使用するよう機能を切り換
    える第2機能切換ステップと、 上記第2機能切換ステップにおいて切り換えられた制御
    通話共用チャネルを用い、上記第1通信装置と上記第2
    通信装置間で通話を行う通話ステップとを有することを
    特徴とする請求項1記載の通信方法。
  4. 【請求項4】 上記第2通信装置から上記第1通信装置
    に対して呼び出し信号を送信する呼出信号送信ステップ
    を有し、 上記通話ステップは、上記呼出信号送信ステップの後に
    実行されることを特徴とする請求項2又は3記載の通信
    方法。
  5. 【請求項5】 第1通信装置と第2通信装置間で通信を
    行う通信システムであって、 上記第1通信装置は、 上記第2通信装置を制御するための制御用チャネルとし
    ての機能と、上記第2通信装置と通話するための通話用
    チャネルとしての機能とを有する複数の制御通話共用チ
    ャネルと、 上記複数の制御通話共用チャネルの上記制御用チャネル
    としての機能により、上記第2通信装置に対して制御信
    号を送信する送信手段とを有し、 上記第2通信装置は、 上記送信手段において送信された制御信号を受信する受
    信手段と、 上記受信手段における制御信号の受信状況に応じ、上記
    複数の制御通信共用チャネルの内特定の制御通話共用チ
    ャネルを選択する選択手段とを有することを特徴とする
    通信システム。
  6. 【請求項6】 第1通信装置と第2通信装置間で通信を
    行う通信システムであって、 上記第1通信装置は、 上記第2通信装置を制御するための制御用チャネルとし
    ての機能と、上記第2通信装置と通話するための通話用
    チャネルとしての機能とを有する制御通話共用チャネル
    と、 上記制御通話共用チャネルの上記制御用チャネルとして
    の機能により、上記第2通信装置に対して制御信号を送
    信する送信手段とを有し、 上記第2通信装置は、 上記送信手段において送信された制御信号を受信する受
    信手段とを有し、 上記第1通信装置と上記第2通信装置は上記制御信号に
    基づき上記制御通話共用チャネルの上記通話用チャネル
    としての機能により、通話を行うことを特徴とする通信
    システム。
  7. 【請求項7】 上記複数の制御通話共用チャネルは、複
    数のグループに分割され、 上記第2通信装置の受信手段は、上記複数のグループの
    内該当するグループの制御通話共用チャネルからの制御
    信号を受信することを特徴とする請求項5記載の通信シ
    ステム。
  8. 【請求項8】上記送信手段は、上記複数の制御通話共用
    チャネルの属するグループに応じたタイミングで制御信
    号を送信することを特徴とする請求項7記載の通信シス
    テム。
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