JPH09233047A - 直交周波数分割多重信号伝送方式 - Google Patents

直交周波数分割多重信号伝送方式

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JPH09233047A
JPH09233047A JP3489996A JP3489996A JPH09233047A JP H09233047 A JPH09233047 A JP H09233047A JP 3489996 A JP3489996 A JP 3489996A JP 3489996 A JP3489996 A JP 3489996A JP H09233047 A JPH09233047 A JP H09233047A
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直樹 岡本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】直交周波数分割多重伝送方式のビットレートを
周波数帯域幅を広げることなく向上させる。 【解決手段】直交周波数分割多重信号にスペクトル拡散
信号を多重して伝送する。また、上記両信号を送信機側
において、変調するとき、ローカル周波数を同一にする
と共に、受信機側では上記両信号を分離して復調し、ス
ペクトル拡散信号の復調時に用いるローカル周波数をス
ペクトル拡散信号の復調データで制御して直交周波数分
割多重信号の復調時のローカル周波数に用いる。更にま
た、上記スペクトル拡散信号を複数個用いるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル・オー
ディオ放送やTV映像の伝送等に用いる直交周波数分割
多重信号伝送方式に係り、特に直交周波数分割多重信号
にスペクトル拡散信号を多重して伝送する伝送方式に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル・オーディオ放送やT
V映像の伝送のために、電波障害に強い直交周波数分割
多重方式が検討されている。これは、互いに直交する多
数のキャリアを用いてディジタル信号を伝送する技術で
ある。各キャリアの変調は特に制限されないが、PSK
変調あるいはQAM変調が用いられており、両変調波が
混在する場合も検討の対象となっている。一方、スペク
トル拡散信号を用いた伝送方式は、ワイヤレスLAN、
ディジタルセルラー等の分野で各種検討がなされてい
る。
【0003】図16は、従来の直交周波数分割多重信号
の送受信機のブロック図であり、図17はスペクトル拡
散信号の送受信機の代表的なブロック図を示すものであ
る。ここでは、直交周波数分割多重される各キャリアは
QPSK変調されているものとし、スペクトル拡散信号
については、擬似ランダム符号を用いて拡散する場合に
ついて説明する。ただし、以下の説明において、送信機
と受信機の局部発信器の周波数をローカル周波数とし、
直交周波数分割多重信号を構成する複数の変調波をサブ
キャリアと呼ぶことにする。
【0004】図16において、直交周波数分割多重伝送
方式を用いた送信機側では、まず、伝送される情報デー
タがシリアルパラレル変換部1に入力され、キャリアの
数に応じて2ビットずつ対になって、IFFT(逆高速
フーリエ変換)部2の実部及び虚部に入力される。図1
6においてRi、Ii (i=0〜n−1)はそれぞれ上記
シリアルパラレル変換部1によりパラレル信号に変換さ
れた信号の実部、虚部のi番目の変調波に対応する入力
部であることを示す。
【0005】これらのパラレル信号はIFFT部2内で
逆高速フーリエ変換され且つパラレル/シリアル変換さ
れて実部と虚部からそれぞれシリアルに出力される。即
ち、それぞれn個の実部、虚部入力に対してIFFT部
2はn個の実部、虚部出力を生じるが、時間軸上でI軸
とQ軸の2系統の信号とするべく、パラレル/シリアル
変換して出力するのである。そして、その実部と虚部か
らそれぞれシリアルに出力された信号は、それぞれシン
ボル間干渉を除くためのガードインターバルを付加する
ため、ガードインターバル付加部3、4に入力される。
ガードインターバル付加部3はIFFT部2からの実部
データRt0〜Rt(n-1)の前にガードインターバルA
(図18参照)としてRtm〜Rt(n-1)(データRt0
〜Rt(n-1)の後ろの部分、約1/4)を挿入して出力
する。従って、ガードインターバル付加部3の出力は、
Rtm〜Rt(n-1)、Rt0〜Rt(n-1)の順となる。同様
に、ガードインターバル付加部4の出力は、Itm〜I
(n-1)、It0〜It(n-1)の順となる。なお、ガード
インターバル付加部3、4における、このような処理は
入力を一旦メモリに書き込み、それを読み出すときに、
ガードインターバルにあたる部分をまず読み出し、続い
て0〜n−1のデータを読み出すことによって行なわれ
る。その後、D/A変換部5、6でD/A変換され、適
当なローパスフィルタ部7、8に入力される。その後、
ミキサ9、10と局部発振器11と位相変換器12で直
交変調されIF帯に周波数変換される。そして、2系統
の信号が加算器13で加算され、更に、所望のRF帯に
IF・RF変換器14で周波数変換された後、伝送され
る。
【0006】一方、受信機側ではRF・IF変換器15
でRF帯の信号をIF帯に周波数変換する。ディバイダ
16で実部及び虚部の2系統に分割されたそれぞれの信
号は、ミキサ17、18と電圧制御発振器(VCO)1
9と位相変換器20で直交復調され、ローパスフィルタ
21、22を通した後、A/D変換部23、24でA/
D変換が行われる。そして、得られた時系列のデータに
FFT(高速フーリエ変換)を施すために必要となるF
FT窓をウィンドウ処理部25、26でかける。
【0007】その後、FFT部27の実部と虚部に入力
され、シリアル/パラレル変換された後、高速フーリエ
変換(FFT)が行なわれ、各周波数ごとの情報を実
部、虚部からそれぞれ得る。それらの出力を復調するた
めに復調部28で処理された後、パラレルシリアル変換
部29に入力され、もとの情報信号を得ている。また、
復調部28ではデータを復調するのと同時に、そのデー
タをもとに送受信機間での周波数オフセットを推定し、
その誤差分を電圧データとしてVCO19にフィードバ
ックし、VCOの周波数の安定化を図っている。
【0008】図18に直交周波数分割多重された信号の
図16におけるX点の時間列の変調波形を示す。直交周
波数分割多重信号の時間列の波形は、多数のキャリアの
重なりとなるため、ガウス分布上の波形となる。この図
において、Aの時間間隔がシンボル間干渉を避けるため
ガードインターバル付加部3、4で付加されたガードイ
ンターバルに相当し、残りの部分が変調波形に相当す
る。この残りの部分の変調波形を以下において有効シン
ボルと呼ぶことにする。
【0009】この例では、ガードインターバルの間隔
は、変調部の1/4にあたり、変調部の後部の1/4と
同じものとしている。本来、このガードインターバルは
情報を含んでいないので、復調側ではこのガードインタ
ーバルを除いて復調を行う。そのためウィンドウ処理部
25、26でFFT窓が施されるのである。
【0010】次にガードインターバル付加部3、4及び
ウィンドウ処理部25、26について詳しく説明する。
通常FFT(逆FFTも同様)では実部、虚部のN個の
入力に対して、実部、虚部N個の出力を出す。したがっ
て、本ブロック図においても送信側、受信側でFFTが
用いられているので、それぞれN個の入力に対し、N個
の出力が得られるはずであるが、送信側の逆FFT部で
は実部、虚部N個の入力に対し、2出力、受信側のFF
T部では実部、虚部の2入力に対しそれぞれN個の出力
を得ている。
【0011】これは、実際のFFT演算とは一致しない
が、イメージ上理解しやすいようにブロック図のように
示されている。送信側のガードインターバル付加部3、
4では実部、虚部のN個の逆FFT出力データ(Rt
(0)〜Rt(N−1)、It(0)〜It(N−
1))を一旦メモリに蓄積し、上記のようなガードイン
ターバルを付加するためにガードインターバルとしてR
t(M)〜Rt(N−1)を先に出力する。
【0012】従ってガードインターバル付加部3、4の
出力は、実部ではRt(M)〜Rt(N−1)、Rt
(0)〜Rt(N−1)となり、虚部でも同様にIt
(M)〜It(N−1)、It(0)〜It(N−1)
といった順番で出力されることになる。一方、受信機の
ウィンドウ処理部25、26では受信信号のうち復調に
用いる部分(理想的にはガードインターバルAを除いた
部分)を抜き出し、FFT部27の実部、虚部にN個ず
つデータを入れることになる。
【0013】受信側でFFTの窓をかける方法の一例を
示す。受信信号をRX(t)とし、直交周波数分割多重
信号の有効シンボル長(ガードインターバルを除いた時
間)をTとする。さらにe(t)−RX(t)−RX
(t+T)とする。図50に直交周波数分割多重信号の
シンボルとe(t)との関係を示す。先のブロック図の
説明の際にも示したように、ガードインターバルは有効
シンボルの最後の1/4と同じであるため、理想的には
ガードインターバル区間ではe(t)=0となり、有効
シンボル区間ではe(t)≠0となる。受信側では個の
e(t)なる信号を作ることにより、FFTの窓を受信
信号に対しかけることができる。すなわちブロック図の
ウィンドウ処理部25、26ではe(t)なる信号を形
成し、FFTをかけるタイミングを図っていることにな
る。
【0014】ここで、直交周波数分割多重信号のローカ
ル周波数の同期方法について説明する。一般的に、直交
周波数分割多重信号が伝送されるシステムにおいては、
送受信間でローカルの位相まで同期することは非常に困
難と考えられ、受信側では周波数をできるだけ送信周波
数に近づけるようにし、位相の不確定性については、サ
ブキャリアが位相変調の場合は送信側で差動符号化、受
信側で差動復調して取り除くようになっている。
【0015】一例を示すと、まず、送信側で直交周波数
分割多重信号が構成するフレームの先頭に、送受信間で
あらかじめ既知のパイロット信号を挿入し、受信側では
この信号を利用して周波数の大まかな同期を図る。この
同期では送受信間でのローカル周波数のずれが、少なく
とも直交周波数分割多重信号のサブキャリアの周波数間
隔の半分以下に引き込む必要がある。そして、この周波
数引き込み後、受信信号を元に、先に示したブロック図
のようなフィールドバックループを構成し、受信機での
VCO19の安定化を図るようにしている。
【0016】一方、図17に示すスペクトル拡散信号を
用いた伝送方式の送信機側では、情報信号が拡散(P
N)符号発生部50で発生する拡散符号と排他的論理和
回路51で論理和がとられた後、ミキサ52とVCO5
3でBPSK変調され、所望のRF帯にIF・RF変換
部54で周波数変換されて送信される。
【0017】受信側ではRF信号を受信後、RF・IF
変換部55で周波数変換され、ミキサ56とVCO57
でベースバンド帯に周波数変換された後、相関器58で
相関が取られ、復調部59に入力されて、復調データを
得ている。また、復調部59ではデータを復調するのと
同時に、そのデータをもとに送受信機間での周波数オフ
セットを推定し、その誤差分を電圧データとしてVCO
57にフィードバックし、VCO57の周波数の安定化
を図っている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従来、直交周波数分割
多重信号とスペクトル拡散信号は個々に独立して使用さ
れていた。しかし、同じ帯域で伝送量をさらに増やすに
は、各サブキャリアの変調方法を変える以外方法はな
く、その場合誤り率特性に大きく影響を及ぼすことにな
る。
【0019】また、従来例で示したように、送受信間で
ローカル周波数の同期をとることは非常に困難であり、
従来例で示した方法では回線のC/N劣化時には周波数
の引き込み状態が非常に劣化し、送受信間でローカル周
波数オフセットが生じることにより、誤り率特性の劣化
を生じさせていた。周波数オフセットの影響が大きい原
因は、直交周波数分割多重信号の各サブキャリアが非常
に低速で変調されているので、サブキャリア間隔が非常
に狭いためである。
【0020】さらに、直交周波数分割多重信号をより正
確に復調するには、FFTの窓を受信信号に対し精度よ
く施すことである。従来例で示したような方法である
と、C/Nの劣化時や、インパルス性のノイズに非常に
弱いといった問題がある。
【0021】本発明は直交周波数分割多重信号の各サブ
キャリアの変調方式を多値化することなく、伝送レート
を上げることを第1の目的とする。
【0022】本発明の第2の目的は直交周波数分割多重
伝送方式において送受信間でローカル周波数及び位相を
同期させることである。
【0023】本発明の第3の目的は直交周波数分割多重
伝送方式において受信機側で良いFFT窓をかけること
ができるようにすることである。
【0024】本発明の第4の目的は前記第2、第3の目
的の精度を更に上げることである。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明の第1の構成では、直交周波数分割多重信号の
伝送帯域内あるいはその帯域を含めた伝送帯域より広い
帯域でスペクトル拡散信号を上記直交周波数分割多重信
号に重畳して同時に送信するようにしている。
【0026】従って、ビットレートが向上する。なお、
直交周波数分割多重信号とスペクトル拡散信号は同一の
帯域で送られるが、互いにホワイトノイズとして影響し
合うだけであって、不具合は生じない。
【0027】さらに、両変調信号が同一の帯域で送られ
ている場合は、レイリー環境下で送信されたとしても、
同じ影響を受けるので、両信号間の関係は崩れずに、互
いにホワイトノイズとして影響しあうだけである。
【0028】本発明の第2の構成では、上記第1の構成
において、送信側では直交周波数分割多重信号のローカ
ル周波数とスペクトル拡散信号のローカル周波数を共通
の局部発振器から得るようにし、受信側では直交周波数
分割多重信号とスペクトル拡散信号を別々に復調するよ
うになっており、スペクトル拡散信号を復調する際に再
生されるローカル周波数を用いて、直交周波数分割多重
信号を復調するようにしている。従って、直交周波数分
割多重信号の送信側と受信側のローカル周波数の同期が
スペクトル拡散信号の復調系のローカル周波数制御処理
によって自動的に実現される。
【0029】本発明の第3の構成では、上記第1の構成
において、送信側ではスペクトル拡散信号の周期と直交
周波数分割多重信号の各シンボル周期を一致させ且つ互
いに同期させた状態で送信する手段を有し、受信側では
スペクトル拡散を復調するときに得られる相関ピーク又
は相関ピークに対応する信号を周波数分割多重信号を復
調するときに用いるFFTの窓の基準としている。従っ
て、この構成によると、回線のC/N劣化時でも精度良
く窓の基準信号を得ることができる。
【0030】本発明の第4の構成では、上記第1の構成
において、送信側ではスペクトル拡散信号の周期を直交
周波数分割多重信号のシンボル周期の整数倍の周期に成
し且つ前記スペクトル拡散信号の周期と前記直交周波数
分割多重信号のシンボル周期の整数倍の周期を互いに同
期させた状態で送信する手段を有し、受信側では直交周
波数分割多重信号のシンボルの整数倍で得られるスペク
トル拡散信号の相関ピーク又は相関ピークに対応する信
号を直交周波数分割多重信号のシンボル周期に補完し
て、直交周波数分割多重信号を復調するときに用いるF
FTの窓の基準としている。
【0031】このように、スペクトル拡散の相関ピーク
を直交周波数分割多重信号のシンボル周波数の整数倍と
することにより相関ピークの周期が大きくなる。相関ピ
ークの周期が大きくなると、拡散の利得が向上し、ロー
カル再生の精度が向上する。また、拡散の利得が向上す
ると、スペクトル拡散信号側が直交周波数分割多重信号
に基づくホワイトノイズの影響を受けにくくなる。一
方、直交周波数分割多重信号のFFT窓については、受
信側で相関ピークの間を補完するので、正しく安定に窓
をかけることができる。
【0032】本発明の第5の構成では、上記第1の構成
において、送信側で直交周波数分割多重信号のローカル
周波数と2つ以上のスペクトル拡散伝送信号のローカル
周波数を共通の局部発振器から得るようにし、受信側で
はスペクトル拡散信号の復調のためのローカル周波数を
再生する際に使用する制御信号の情報を2つ以上のスペ
クトル拡散信号の復調の結果得られる相関から捕捉の段
階によって選択し、直交周波数分割多重信号を復調する
ローカル周波数の制御に用いるようにしている。
【0033】従って、制御信号として周期の長いデータ
に基づく制御信号と周期の短いデータに基づく制御信号
を設けた場合、例えばローカル周波数制御の捕捉動作の
初期は、周期の短い制御信号を用いて捕捉がすばやく行
なわれ、しかる後は長い周期の制御信号によって捕捉制
御が安定かつ精度よく行なわれる。
【0034】本発明の第6の構成では、上記第1〜第5
の構成において、スペクトル拡散信号として送受信間で
既知のデータを送信するようにしている。このようにす
ることによって受信側でスペクトル拡散信号の復調の際
に、確実に正しいデータの位相回転を計算でき、キャリ
ア検出性能が上がる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の実施形
態を説明する。最初に、直交周波数分割多重信号単独で
のC/N対BERの関係を示すグラフを図1に示す。こ
の図において、点線はアダプティヴホワイトガウシャン
ノイズ下でのC/N対BERの関係を示すものであり、
実線はスローレイリー環境下でのものである。しかしな
がら、これらは理論値であるので、送信側と受信側でロ
ーカルの周波数オフセットはないものとしている。実際
の系ではこれによる影響は、直交周波数分割多重信号の
場合、BERの悪いところでは大きく影響を及ぼす。図
の一点鎖線はその影響を考慮したBER曲線である。
【0036】実施形態1 図2は本発明の第1の実施形態のブロック図であり、従
来例として説明した図16及び図17に対応する部分は
同一符号を付し、説明を省略する。図2において71は
直交周波数分割多重信号のIF帯に直交変調された信号
と、スペクトル拡散信号のIF帯に変換後の信号を加算
する加算器であり、該加算器71で加算されたスペクト
ル拡散信号を多重する直交周波数分割多重信号は、IF
・RF変換器72によってRF帯に周波数変換された後
伝送される。
【0037】受信機側では、RF信号受信後、この受信
された信号は、RF・IF変換器91でIF帯に周波数
変換された後、ディバイダ92で直交周波数分割多重信
号復調部とスペクトル拡散復調部に分割され、その後図
16及び図17に示す従来例と同様にして復調される。
ここで、用いるディバイダ92は単なるパワーディバイ
ダである。この実施形態によると、従来の直交周波数分
割多重に比べてスペクトル拡散信号を多重するのでビッ
トレートが向上する。また、スペクトル拡散の信号は直
交周波数分割多重信号と完全に独立して送信できるた
め、直交周波数分割多重とはまったく無関係のデータを
伝送でき、また直交周波数分割多重の制御データを送信
して復調に使う等が可能となる。
【0038】実施形態2 図3は本発明の第2の実施形態のブロック図であり、図
2に示す本発明の第1の実施形態に対応する部分には同
一符号を付し、説明を省略する。図3において53は送
信機側でIF帯に周波数変換するための局部発振器であ
り、該局部発振器53は、図2に示す第1の実施形態の
局部発振器11を兼ねている。受信機側でもベースバン
ドへ周波数変換されるVCO57が図2に示す第1の実
施形態のVCO19を兼ねており、その周波数制御には
スペクトル拡散信号の復調データが用いられる。この実
施形態では、直交周波数分割多重信号単独で動作してい
る場合に比べて、低いC/Nに対しても周波数の引き込
みが可能になる。
【0039】以下に具体的な数値の例を挙げて説明す
る。直交周波数分割多重信号が受信端で平均C/N20
dBでスローレイリー環境下で送信されている系に、プ
ロセスゲイン35dBで、直交周波数分割多重信号とス
ペクトル拡散信号の電力比を25dBとし、拡散後の帯
域が直交周波数分割多重信号と同一になるようなスペク
トル拡散信号を多重することを考える(逆拡散後のスペ
クトル拡散信号のC/Nは約10dBである)。直交周
波数分割多重信号とスペクトル拡散信号は同じ周波数帯
域で送信されているため、その2つの信号電力比は最初
に仮定した25dBを維持する。この場合直交周波数分
割多重信号からスペクトル拡散信号をみた場合、ホワイ
トノイズと同様にとれるので直交周波数分割多重信号の
最終的なC/Nは約18.8dBとなる。
【0040】しかしながら、直交周波数分割多重信号と
スペクトル拡散信号は同じ周波数帯域で送信されている
ため、その2つの信号電力比は最初に仮定した25dB
を維持するので、回線にその2波だけが存在する場合
は、その誤り率は図4に示すC/N対BERの関係を示
すグラフにおける点線で示すような特性になる。実際、
直交周波数分割多重信号はスローレイリーになり、スペ
クトル拡散信号で雑音成分が多くなるに従い誤り率は劣
化すると考えられる。最初に仮定した直交周波数分割多
重信号のC/Nから比べると、1.2dB劣化してい
る。
【0041】一方、スペクトル拡散信号の逆拡散後のC
/Nは伝搬環境によらず約10dBを保つことができる
(ただし、シャドウウィングで電波が完全にとぎれる場
合は除く。また、系のホワイトノイズによるスペクトル
拡散への影響は直交周波数分割多重からの影響に比べて
無視できるものである)。よって、レイリー環境下で信
号の電力が低下してもスペクトル拡散のデータは復調す
ることができ、キャリア周波数も安定して再生できる。
【0042】これによって、直交周波数分割多重信号の
復調に使われるローカル周波数も安定し、伝搬路の影響
で受信電力が下がった場合でもローカル周波数のずれに
よる影響は受けないのでビットエラーレートが改善さ
れ、平均C/Nが劣化して誤り率の悪化に及ぼす影響よ
りも改善が得られる。その結果を図4の2点鎖線に示
す。図4の点線、実線、一点鎖線は図1と同じである。
【0043】さらに、直交周波数分割多重信号単独で使
用している場合よりも、参照信号等を省略できるのでビ
ットレートは直交周波数分割多重信号分だけでも増加す
る。さらに、直交周波数分割多重信号のC/Nの劣化量
を低減するには、プロセスゲインを多く取ったスペクト
ル拡散信号を多重すればよい。この実施形態におけるス
ペクトルの一例を図5に示す。
【0044】実施形態3 図6は本発明の第3の実施形態のブロックであり、図3
に示す本発明の第2の実施形態に対応する部分には同一
符号を付し、説明を省略する。ただし、図6において送
信機側ではスペクトル拡散信号の相関ピークが直交周波
数分割多重信号のシンボル間隔で発生するようにし、即
ち、その相関ピークが受信機側でFFTの窓をかけるタ
イミングででるように拡散する。
【0045】図7は本実施形態による直交周波数分割多
重信号と拡散符号周期との関係を示しており、(イ)は
スペクトル拡散信号のデータ列、(ロ)は直交周波数分
割多重信号、(ニ)はスペクトル拡散符号である。
(ロ)において、Aはシンボル間干渉を避けるためのガ
ードインターバルであり、Bは直交周波数分割多重信号
の有効シンボル周期である。以下の説明では、ガードイ
ンターバルの周期Aと有効シンボル周期Bをあわせて直
交周波数分割多重信号のシンボル周期(A+B)とす
る。一方、(イ)において、Cは拡散符号の1周期を表
わしている。
【0046】本発明の実現のために直交周波数分割多重
信号のシンボル周期(A+B)とスペクトル拡散信号の
データの周期Cは予め同一となるように選定されてい
る。図6のタイミング制御部100はガードインターバ
ル付加部4からガードインターバルAと有効シンボルB
の間のタイミング信号を受け、直交周波数分割多重信号
のシンボル周期(A+B)で発生し、しかもその立ち上
がりが直交周波数分割多重信号のガードインターバルA
と有効シンボルBの間に同期するクロック信号CKを形
成する(図7(ハ))。
【0047】このクロック信号の形成方法は様々考えら
れるが、従来例で示したようにガードインターバル付加
部4がメモリによって形成されている場合を例に取る
と、有効シンボルの実部のデータ(虚部でも同様)のR
t(0)を読みだす時に信号をハイレベルにし、Rt
(1)を読みだす時にローレベルにすることにより得る
ことができる(Rt(x)については従来例と同様の信
号を意味する)。
【0048】そしてこのクロック信号CKを用い、Dフ
リップフロップ等で、直交周波数分割多重信号とは非同
期できたスペクトル拡散信号のデータDsをラッチす
る。勿論、拡散符号も直交周波数分割多重信号からのタ
イミング信号で繰り返すように拡散符号発生器50を制
御する。図7(ニ)はラッチされたスペクトル拡散信号
を示す。この操作により、直交周波数分割多重信号のシ
ンボル周期(A+B)とスペクトル拡散信号のデータ周
期Cのタイミングが一致する。これにより、図7に示す
ようなタイミングの信号が形成されるわけである。
【0049】最初から、スペクトル拡散信号のデータ周
期と直交周波数分割多重信号のシンボル周期が図7のよ
うなタイミングで形成されている場合は以上のような信
号同期のための回路は省略できる。そして、このように
信号同期が取れた後は、スペクトル拡散信号のデータに
は実施形態1あるいは実施形態2と同様にスペクトル拡
散を施し、直交周波数分割多重信号と多重して送信す
る。
【0050】受信側では、スペクトル拡散信号の復調器
59から図7(ホ)に示す如く相関ピークPが直交周波
数分割多重信号のシンボル周期ごとに生じる。この相関
ピークPはウィンドウ処理部25、26へ与えられる。
ウィンドウ処理部25、26では相関ピークのタイミン
グから直交周波数分割多重信号の1周期分のデータをと
り、FFT部27はその1周期分のデータでFFTをか
ける(図7(ヘ))。図7にはFFTを施すデータが1
系統分しか書かれていないが、当然、同じ作業を直交周
波数分割多重信号復調側の2系統で行われる(実部と虚
部に対応する)。このようにして、本実施形態では、受
信直交周波数分割多重信号に対し正しい窓をかけること
が簡単且つ確実にできる。尚、窓をかけるとは、言い換
えると、スペクトル拡散信号の相関ピークから1周期分
のサンプルをとるということである。
【0051】以下に具体的な数値の例を挙げて説明す
る。直交周波数分割多重信号の各キャリア間隔を7.8
125KHz、キャリア数を448波とすると、IF帯
域幅は3.5MHzとなる。さらに、シンボル間干渉を
なくすためにシンボル長の1/4のガードインターバル
Aを付加する。この場合、上記の条件(受信機で相関ピ
ークが直交周波数分割多重信号のシンボル周期で検出さ
れる)を満たすスペクトル拡散信号の拡散利得はIF帯
域幅を同一にすると、処理利得が27.5dBの信号を
多重することになる。このような条件を満足するスペク
トル拡散信号の拡散符号としての周期が560チップの
拡散符号が考えられる。
【0052】実施形態2と同等の直交周波数分割多重信
号の電力を仮定し、スペクトル拡散信号の拡散後のC/
Nが10dBになるようにすると、直交周波数分割多重
信号の受信後のC/Nは、約15.2dBとなり先程の
例より誤り率は悪化する。しかし、この第3実施形態の
場合、送受信間で完全に同期が取られることになるの
で、同期復調が使えることになる。
【0053】したがって、同期復調で効果が出るような
回線状態で(例えば衛星との固定通信)効果が期待され
る。また、スローレイリー環境下のような回線状態で
も、安定したキャリア再生が望め、FFTの窓の基準も
得られるので、その分の改善効果は期待できる。M系列
の符号にする場合は、周期が511チップの拡散符号が
上記の条件を最も良く満たし、この場合、プロセスゲイ
ンが27.1dB、IF帯域幅が3.2MHzとなる。こ
の場合、スペクトル拡散信号の逆拡散後のC/Nが9.
6dBを仮定すれば直交周波数分割多重信号は上記の例
と同等の誤り率特性になる。図7にはFFTを施すデー
タが1系統分しか書かれていないが、当然、同じ作業を
直交周波数分割多重信号復調側の2系統で行われる(実
部と虚部に対応する)。またこの例ではFFT窓の制御
に相関ピークを用いたが、スペクトル拡散信号の受信系
に相関同期回路が用いられている場合にはその出力信号
を利用してもよい。
【0054】実施形態4 図8は本発明の第4の実施形態のブロック図であり、図
6に示す本発明の第3の実施形態に対応する部分には同
一符号を付し、説明を省略する。ただし、本実施形態に
おいては、送信機側ではスペクトル拡散信号の相関ピー
クが直交周波数分割多重信号のシンボル間隔の整数倍で
発生するようにし、さらに、その相関ピークは受信機側
でFFTの窓をかけるタイミングででるように拡散す
る。
【0055】即ち、図9(ニ)に示すようにスペクトル
拡散信号の周期は1つのガードインターバルと有効シン
ボルの間のタイミングで開始するが、その周期の終了は
開始から4個目のガードインターバルと有効シンボルの
間のタイミングとなる。即ち、図8におけるタイミング
制御部100は図6に示すタイミング制御部のタイミン
グ信号の4倍の周期でタイミング信号を出すことにな
る。直交周波数分割多重信号のシンボル周期の4倍がス
ペクトル拡散信号のデータ周期となり、拡散符号の符号
周期も当然直交周波数分割多重信号の4倍になる。
【0056】このような信号のタイミングを形成するに
は、まず、スペクトル拡散信号のデータ周期を図9
(イ)に示すように直交周波数分割多重信号のシンボル
周期の4倍に一致するように選定する。そして、図8の
タイミング制御部100はガードインターバル付加部4
からガードインターバルAと有効シンボルBの間のタイ
ミング信号を受け、直交周波数分割多重信号のシンボル
周期の4倍の周期で発生し、しかもその立ち上がりが直
交周波数分割多重信号のガードインターバルAと有効シ
ンボルBの間に同期するクロック信号CKを形成する。
【0057】このクロック信号の形成方法は様々考えら
れるが、従来例で示したようにガードインターバル付加
部がメモリによって形成されている場合を例に取ると、
有効シンボルの実部のデータ(虚部でも同様)のRt
(0)を読み出す時の4回に1回信号をハイレベルに
し、Rt(1)を読み出す時にローレベルにすることに
より得ることができる。このような回路はカウンター等
を用いることにより簡単に実現できる。
【0058】(Rt(x)については従来例と同様の信
号を意味する)そしてこのクロック信号CKを用い、D
フリップフロップ等で、スペクトル拡散信号のデータを
ラッチする。図9(ニ)はラッチされたスペクトル拡散
信号を示している。このようにして、図9(ニ)に示す
ようなタイミングの信号(クロック信号CK)が形成さ
れるわけである。
【0059】最初から、スペクトル拡散信号のデータ周
期Cと直交周波数分割多重信号のシンボル周期(A+
B)が図9のようなタイミングで形成されている場合は
以上のような信号同期のための回路は省略できる。そし
て、このように信号同期が取れた後は、スペクトル拡散
信号のデータには実施形態1あるいは実施形態2と同様
にスペクトル拡散を施し、直交周波数分割多重信号と多
重して送信する。
【0060】一方、受信機側では直交周波数分割多重信
号の4倍の周期でスペクトル拡散信号の相関ピークPが
図9(ホ)に示す如く発生するが、相関ピークPとPの
間をパルスOで補完すべく相関ピーク補完回路93が設
けられる。
【0061】このように、相関ピーク補完回路93は、
相関ピークPを検出後、直交周波数分割多重信号復調に
用いられるサンプリング用のクロックを用い、カウンタ
ー等で直交周波数分割多重信号の1シンボル分のデータ
に相当する時間をカウントし、補完信号を得るようにし
ている。
【0062】本実施形態の場合はスペクトル拡散信号に
よる相関ピーク信号Pが直交周波数分割多重信号周期の
4倍で得られるので、相関ピーク補完回路93では相関
ピーク検出後、3回の直交周波数分割多重信号周期をカ
ウントし補完データを抽出することになる。そして、再
び、相関ピークPが検出されると、補完回路はリセット
され、同じ、動作を相関ピーク補完回路93は繰り返す
ことになる。
【0063】即ち、相関ピーク補完回路93は直交周波
数分割多重信号のシンボル周期(A+B)の整数倍で得
られるスペクトル拡散信号の相関ピークPを、サンプリ
ング用のクロックをカウントすることでパルスOを発生
させて補完し、直交周波数分割多重信号のシンボル周期
で信号が得られるようにし、その補完後の信号をウィン
ドウ処理部25、26にて利用できるようにしたもので
ある。
【0064】この補完回路93を加えることにより、実
施形態3と全く同じ周期で直交周波数分割多重信号のガ
ードインターバルと有効シンボルの間で立ち上がる信号
が得られることになるので、後は、実施形態3と同様に
復調することができる。
【0065】具体例として実施形態3と同様のパラメー
タで考える。ただし相関ピークは、直交周波数分割多重
信号のシンボル周期の5倍の間隔で発生させるものとす
る。この場合スペクトル拡散信号のプロセスゲインは約
34.4dBとなる。このような条件を満たすスペクト
ル拡散信号の拡散符号周期は2800チップである。ス
ペクトル逆拡散後のC/Nが10dBを仮定すると、直
交周波数分割多重信号の受信後のC/Nは、約18.5
dBとなり実施形態2で示したものと同様のC/Nとな
る。
【0066】よって、この例の場合、実施形態2で示し
た直交周波数分割多重信号の誤り率特性を維持しつつ、
実施形態3の効果を得られることになる。拡散符号をM
系列の符号にする場合は、周期が2047チップの拡散
符号が上記の条件を最も良く満たし、この場合、プロセ
スゲインが33.1dB、IF帯域幅が2.6MHzと
なる。この場合、スペクトル拡散信号の逆拡散後のC/
Nが8.7dBを仮定すれば直交周波数分割多重信号は
上記の例と同等の誤り率特性になる。
【0067】実施形態5 図10は本発明の第5の実施形態のブロック図であり、
図3に示す本発明の第2の実施形態に対応する部分には
同一符号を付し、説明を省略する。この実施形態では、
多重されるスペクトル拡散波の数は2波を仮定してい
る。よって、拡散符号発生器50と60、排他的論理和
回路51と61、相関器58と68、復調部59と69
は同じ働きをしている。ただし、送信機側では、全ての
多重信号がローカルを共有している。
【0068】特に、本実施形態では、送信側で多重する
スペクトル拡散信号の2波の相関ピーク周期が1波は直
交周波数分割多重信号のシンボル周期と同程度のもの
(周期が短い)、もう1波を直交周波数分割多重信号の
シンボル周期の数周期程度のもの(周期が長い)を用い
ることを前提としている。この両者を受信機でのローカ
ル制御における性能を比べると、周期の短いスペクトル
拡散信号を使った場合は周期の長いスペクトル拡散信号
を使った場合に比べ、相関ピークが一定時間当りたくさ
ん出ることから、速く引き込めるという利点がある。し
かし、逆拡散後のS/Nが悪いため、安定性は悪くな
る。当然、周期の長いスペクトル拡散信号を使った場合
は、安定性はあるものの、引き込みまでの時間は周期に
比例して長くなると考えられる。
【0069】そこで、本実施形態において、受信機で
は、復調器59からの短いピークに基づく制御信号と復
調器69からの周期の長い相関ピークに基づく制御信号
の選択を行いVCO57を制御するVCO制御信号選択
部95を設け、同期の段階で初期捕足には相関周期の短
い信号を制御信号に使うことにより大まかではあるが、
迅速に捕足を行い、一旦、捕足した後は相関周期の長い
制御信号を使うことによって安定した精度の良い周波数
の捕捉を行なうことができる。
【0070】切り換えるタイミングについては、用いる
VCOの精度や回線の状態に依存して決まると考えられ
るが、その方法の一例を上げると、初期捕足の段階で用
いる周期の短いスペクトル拡散信号の相関ピークの個数
をカウントし、一定数に達した後、周期の長いスペクト
ル拡散信号を制御に用いるという方法が挙げられる。以
上により更に安定したVCO制御が行なわれる。
【0071】実施形態6 図12は本発明の第6の実施形態のブロック図であり、
図10に示す第5の実施形態に対応する部分には同一符
号を付し、説明を省略する。この場合も多重されるスペ
クトル拡散信号は2波を仮定している。送信側では、さ
らに相関ピークが直交周波数分割多重信号のシンボル周
期の整数倍ででるようにスペクトル拡散信号を多重して
いる。この方法については実施形態3あるいは実施形態
4と同様にして行なわれる。
【0072】従って、第1タイミング制御部100は図
6のタイミング制御部と同一の動作を行い、スペクトル
拡散信号の周期を直交周波数分割多重信号のシンボル周
期と同じになり、第2タイミング制御部101は図8の
タイミング制御部と同じような動作を行い、スペクトル
拡散信号の周期を直交周波数分割多重信号のシンボル周
期の5倍としている。
【0073】これはシンボル周期の1倍と5倍のスペク
トル拡散信号が多重されていることを意味する。受信側
において制御信号選択部95では、実施形態5(図1
0)と同様な動作を行なう。相関ピーク周期選択回路9
6では、復調器59から得られる5倍の周期の相関ピー
ク(図13(ハ)参照)をウインドウ処理部25、26
に与え、基本的な窓の制御信号として使用し、復調器6
9から得られる1倍の周期の相関ピーク(図13(ロ)
参照)をその補完信号として使用する。この操作により
正確な窓の同期が送受信間で行える。
【0074】このような回路の実現方法は様々考えられ
るが、シンボル周期の長い、即ち本実施形態においては
5倍のスペクトル拡散信号の相関ピークが検出されたと
きは、優先的にその信号をウインドウ処理部25、26
で使えるように短い周期のスペクトル拡散信号からの制
御信号をオフする仕組みにすれば、この回路は簡単に実
現される。即ち、このように2種類のスペクトル拡散信
号の相関ピークを適応的に用いることにより実施形態3
と同様のタイミング信号を得ることができ、直交周波数
分割多重信号が復調できることになる。
【0075】実施形態7 図14は本発明の第7の実施形態のブロック図であり、
図6に示す第3の実施形態に対応する部分には同一符号
を付し、説明を省略する。この実施形態では、送信機側
において、直交周波数分割多重信号とスペクトル拡散信
号に対して、VCO53により同一のローカル周波数が
使用され、受信機側ではスペクトル拡散信号の復調出力
を用いてVCO57のローカル周波数が再生され、相関
ピークを用いてウィンドウ処理部25、26によるFF
T窓が制御される。
【0076】ただし、直交周波数分割多重信号の各キャ
リアは振幅変調(例えばQAM)されるように、この例
ではS/P変換をS/P変換部76でQAM変調に合う
ように変換し、受信機でその逆のP/S変換をP/S変
換部97で行う。また、直交周波数分割多重信号の基準
振幅生成部98では、スペクトル拡散信号の復調器59
からの相関ピークの大きさに基づき変調のため基準振幅
を生成し、FET部27からの復調部28で比較するこ
とにより、直交周波数分割多重信号の復調データを得
る。その結果、振幅変調のデータを再生するようになっ
ている。
【0077】一般に伝搬環境によって電力が変動する場
合がある。従って、直交周波数分割多重信号に振幅変調
が使われている場合、受信環境のよいところでは変調し
た振幅が、そのまま復調されるが、電力が全体的に下が
っているときは、振幅が小さくなってしまう。従って、
振幅変調している場合は何らかの基準が必要となる。そ
の1つの方法として各キャリアに基準データを参照シン
ボル(パイロット信号)として間欠的に挿入して送るこ
とが考えられる。
【0078】しかしながら、これでは直交周波数分割多
重信号のビットレートが挿入基準データの分だけ下が
る。そこで本実施形態ではスペクトル拡散信号の逆拡散
後の電力に相当する値を、直交周波数分割多重信号の各
サブキャリアを復調する時の振幅の基準としている。例
えば、何のノイズもない静的な状態で伝送している時の
直交周波数分割多重信号の基準電力をa、さらにその場
合のスペクトル拡散信号の逆拡散後の電力をAとした場
合、レイリー環境等の動的な状態でスペクトル拡散信号
の電力AがA/2変化した場合は、直交周波数分割多重
信号を復調する際の基準電力a/2に変化させ、直交周
波数分割多重信号を復調することにより従来必要であっ
たパイロット信号をなくすことができる。
【0079】これは、スペクトル拡散信号の相関ピーク
と直交周波数分割多重信号の振幅変調の関係をあらかじ
め認識しておけば相関ピークの大きさを基準に振幅変調
成分を復調することができるを意味し、これにより、無
駄なパイロット信号を複雑に直交周波数分割多重信号に
挿入する必要がなくなり、受信機の簡素化が図れ、ビッ
トレートの向上につながる。
【0080】尚、実施形態2〜7ではスペクトル拡散信
号を、直交周波数分割多重信号の補助手段として使用す
る場合、特に無変調として情報を乗せないで使えば、キ
ャリア再生、FFTの窓の同期等をより正確に行うこと
ができる。
【0081】図15は変調方式がBPSK変調の場合
の、復調後の信号点配置を示しており、同図(a)は周
波数誤差無しの状態、(b)は誤差△ωTがある状態を
示している。この場合、理論上±90゜の範囲の誤差を
引き込むことができる。それに対し、(a’)(b’)
は同じデータを送り続ける場合を示しており、この場合
には誤差△ωTを(a’)の状態にするのに理論上±1
80°の引き込み範囲が実現される。
【0082】上記各実施形態1〜7を示す図2、図3、
図6、図8、図10、図12、図14において、スペク
トル拡散の受信側のブロックはいずれも簡略化して描い
ているが、以下のように構成してもよい。まず、図2に
示すスペクトル拡散信号の受信側は図19に示すような
ブロック構成となる。図19において、ミキサ56A、
56Bで受信信号を直交復調する。それらの復調出力
を、それぞれ相関器58A、58Bにかけ、相関ピーク
を検出する。
【0083】そして、その相関ピークを用いて相関タイ
ミング検出回路81から相関タイミング信号を出力さ
せ、その相関タイミング信号を用いてラッチ回路80
A、80Bで相関ピークをラッチする。それによって位
相回転(位相回転は送受信間の周波数オフセットに起因
して発生する)を検出する。位相回転を時間平均するた
めにループフィルタ83を介した後、VCO57にフィ
ードバック制御をかけて送信側との周波数同期をとる。
【0084】図20は図3や図6、図8、図14等に適
用される。実質的には図19と同一である。次に、図2
1は図10に適用される。図21は図20と同一の構成
が2組設けられていて、そのループフィルタ83と90
の出力の一方を制御信号選択回路95で選択してVCO
57へ与える点が実質的に相違しているだけである。ま
た、図22は図21に比し、ループフィルタ83と90
の出力を相関ピーク周期選択回路へ供給している点が相
違しているだけである。
【0085】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、直交周波数分
割多重信号にスペクトル拡散信号を多重することにより
周波数帯域を増やすことなくビットレートを向上でき
る。また、この多重するスペクトル拡散信号を請求項2
以下の如く利用することによって直交周波数分割多重信
号のためのローカルの周波数制御やFFT窓の制御に用
いることができる。
【0086】請求項2の発明によれば、送信機側で局部
発振器を共有し、受信機側ではスペクトル拡散復調時に
用いるローカル周波数を直交周波数分割多重信号の復調
に用いることにより、初期捕捉が高速になり、しかもレ
イリー環境下の如く回線状態の劣化時にもスペクトル拡
散のデータは復調することができるので、周波数同期が
取れる。その結果として、送受信間での周波数オフセッ
トが低減され、ビットエラーレートが改善される。ま
た、直交周波数分割多重信号単独の場合に比べ、周波数
同期を図るための参照信号を挿入する必要がなくなり、
全体的にビットレートが改善される。
【0087】請求項3の発明によると、受信側でスペク
トル拡散信号の復調器から得られる相関ピーク又は相関
同期回路の出力を用いて直交周波数分割多重信号をFF
Tする際の窓を正しくかけることができる。
【0088】請求項4の発明によると、例えば初期捕捉
の段階では周期の短い拡散信号による相関ピークを用い
ることによって捕捉を迅速に行ない、その捕捉後は周期
の長い拡散信号を用いることによって拡散の精度を高く
し、且つ相関ピークの位置精度を向上させることができ
る。これに伴って受信側のFFTの窓も早くかかり、そ
の後は精度よく安定に窓をかけることができる。
【0089】請求項5の発明によると、受信側でスペク
トル拡散信号の復調の際に、確実に正しいデータの位相
回転を計算でき、キャリア検出性能が上がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】直交周波数分割多重信号のホワイトノイズ下、
スローレイリー環境下での、C/N対BER特性並びに
送受信間でのローカル誤差を考慮した特性図である。
【図2】本発明の第1の実施形態のブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施形態のブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施形態におけるBER特性図
である。
【図5】本発明の第2の実施形態の動作説明図である。
【図6】本発明の第3の実施形態のブロック図である。
【図7】本発明の第3の実施形態の動作説明図である。
【図8】本発明の第4の実施形態のブロック図である。
【図9】本発明の第4の実施形態の動作説明図である。
【図10】本発明の第5の実施形態のブロック図であ
る。
【図11】本発明の第5の実施形態の動作説明図であ
る。
【図12】本発明の第6の実施形態のブロック図であ
る。
【図13】本発明の第6の実施形態の動作説明図であ
る。
【図14】本発明の第7の実施形態のブロック図であ
る。
【図15】本発明の第8の実施形態の説明図である
【図16】従来の送受信機のブロック図である。
【図17】従来の他の送受信機のブロック図である。
【図18】直交周波数分割多重信号の時間軸データを示
す図である。
【図19】本発明の実施形態において用いられるスペク
トル拡散信号の受信側回路構成を示す図である。
【図20】本発明の実施形態において用いられるスペク
トル拡散信号の受信側回路構成の他の例を示す図であ
る。
【図21】本発明の実施形態において用いられるスペク
トル拡散信号の受信側回路構成の他の例を示す図であ
る。
【図22】本発明の実施形態において用いられるスペク
トル拡散信号の受信側回路構成の他の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 シリアルパラレル変換部 2 逆フーリエ変換部 3、4 ガードインターバル付加部 5、6 ディジタルアナログ変換部 7、8 ローパスフィルタ部 9、10 ミキサ部 11 局部発振器 12 位相シフト部 13 加算部 16 ディバイダ 17、18 ミキサ部 19 VCO(電圧制御発振器) 20 位相シフト部 21、22 ローパスフィルタ部 23、24 アナログディジタル変換部 25、26 ウィンドウ付加部 27 フーリエ変換部 28 復調部 29 パラレルシリアル変換部 50 PN符号(拡散符号)発生部 51 排他的論理和演算部 52 ミキサ部 53 局部発振器 56 ミキサ部 57 VCO 58 相関器 59 復調器 60 PN符号(拡散符号)発生部 61 排他的論理和演算部 62 ミキサ部 66 ミキサ部 68 相関器 69 復調器 71 IF・RF変換部 72、73 加算部 91 RF・IF変換部 92 ディバイダ 94 3分岐ディバイダ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直交周波数分割多重信号の伝送帯域内ある
    いはその帯域を含めた伝送帯域より広い帯域でスペクト
    ル拡散させたディジタル信号を上記直交周波数分割多重
    信号に重畳して同時に送信することを特徴とした直交周
    波数分割多重信号伝送方式。
  2. 【請求項2】送信側では直交周波数分割多重信号のロー
    カル周波数とスペクトル拡散信号のローカル周波数を共
    通の局部発振器から得るようにし、受信側では直交周波
    数分割多重信号とスペクトル拡散信号を別々に復調する
    ようになっており、スペクトル拡散信号を復調する際に
    再生されるローカル周波数を用いて、直交周波数分割多
    重信号を復調するようにしたことを特徴とする請求項1
    に記載の直交周波数分割多重信号伝送方式。
  3. 【請求項3】送信側ではスペクトル拡散信号の周期と直
    交周波数分割多重信号の各シンボル周期を一致させ且つ
    互いに同期させた状態で送信する手段を有し、受信側で
    はスペクトル拡散信号を復調するときに得られる相関ピ
    ーク又は相関ピークに対応する信号を周波数分割多重信
    号を復調するときに用いるFFTの窓の基準とすること
    を特徴とする請求項1に記載の直交周波数分割多重信号
    伝送方式。
  4. 【請求項4】送信側ではスペクトル拡散信号の周期を直
    交周波数分割多重信号のシンボル周期の整数倍の周期に
    成し且つ前記スペクトル拡散信号の周期と前記直交周波
    数分割多重信号のシンボル周期の整数倍の周期を互いに
    同期させた状態で送信する手段を有し、受信側では直交
    周波数分割多重信号のシンボルの整数倍で得られるスペ
    クトル拡散信号の相関ピーク又は相関ピークに対応する
    信号を直交周波数分割多重信号のシンボル周期に補完し
    て、直交周波数分割多重信号を復調するときに用いるF
    FTの窓の基準とすることを特徴とする請求項1に記載
    の直交周波数分割多重信号伝送方式。
  5. 【請求項5】スペクトル拡散信号として送受信間で既知
    のデータを送信することを特徴とする請求項2乃至請求
    項4のいずれかに記載の直交周波数分割多重信号伝送方
    式。
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