JPH09232446A - 半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置及びその製造方法

Info

Publication number
JPH09232446A
JPH09232446A JP8032106A JP3210696A JPH09232446A JP H09232446 A JPH09232446 A JP H09232446A JP 8032106 A JP8032106 A JP 8032106A JP 3210696 A JP3210696 A JP 3210696A JP H09232446 A JPH09232446 A JP H09232446A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bit line
capacitor
insulating film
memory device
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8032106A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3265178B2 (ja
Inventor
Takashi Yamada
敬 山田
Takehiro Hasegawa
武裕 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP03210696A priority Critical patent/JP3265178B2/ja
Publication of JPH09232446A publication Critical patent/JPH09232446A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3265178B2 publication Critical patent/JP3265178B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Element Separation (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トランジスタ特性の劣化や工程数の著しい増
大を招くことなく、ビット線先作りのセル構造を実現す
る。 【解決手段】 ビット線先作り方式のNAND型DRA
Mにおいて、第1のSi基板1上に絶縁膜3を介して第
2のSi基板4が形成されたSOI基板を用い、絶縁膜
3上のSi基板4に、トランジスタとキャパシタからな
るメモリセルが形成され、絶縁膜3の下のSi基板1の
表面に拡散層からなるビット線2が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置に
係わり、特にビット線先作り方式の積層型キャパシタを
有する半導体記憶装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、DRAMの高集積化のため、スタ
ックセルやトレンチセルなどの3次元構造のキャパシタ
を持ったメモリセルが開発されている。しかし、これと
共に製造プロセスが大幅に複雑化し、開発,製造のため
の費用,時間が拡大し、これまでと同様の手法を今後と
も取り続けることは困難を極めるものと予想される。そ
こで、既存のプロセス技術でより高い集積度を実現でき
るものとして、NAND型セル構造を有するDRAMが
提案されている。
【0003】図14に、従来のスタック型キャパシタを
用いたNAND型DRAMセルの構造例を示す。図中の
2はビット線、4は素子領域、5は素子分離絶縁膜、7
はワード線、8はソース・ドレイン拡散層、9は層間絶
縁膜、10はビット線コンタクト、13は蓄積電極、1
4はキャパシタ絶縁膜、15はプレート電極を示してい
る。
【0004】この種のNAND型セルでは、読み出し/
書き込みノードとしてのビット線コンタクトに、1個の
トランジスタと1個のキャパシタからなるメモリセルが
複数個(図14では破線で囲んだ4個)直列接続されて
いる。直列接続された複数のメモリセルに対してビット
線コンタクトが1個で済むため、メモリセル1個にビッ
ト線コンタクトが1個必要な従来のメモリセルに比べ、
この分の集積化が成される。
【0005】しかしながら、NAND型DRAMでは、
セル面積が縮小される分、キャパシタ面積も縮小される
ため、従来のメモリセルに比べ、キャパシタ容量の確保
が一段と厳しくなる。このため、キャパシタ容量を増大
させるために、蓄積電極の構造を工夫したり、誘電率の
大きなキャパシタ絶縁膜を用いたりすることが必須とな
る。このとき、図14のような、キャパシタの後にビッ
ト線を形成する、いゆわるビット線後作りスタックセル
では、キャパシタ容量の確保が困難となる。
【0006】これは、キャパシタ容量を確保するため
に、蓄積電極の高さを高くしていく場合、その後に形成
するビット線コンタクトの深さが深くなり、コンタクト
形成が困難となるためである。また、キャパシタ絶縁膜
として一般に高温工程に弱い高誘電体膜を用いる場合、
キャパシタ形成後の熱工程が大きく限定され、例えばビ
ット線に従来用いているポリサイド構造は配線とコンタ
クトの低抵抗化のために800℃程度以上の熱工程が必
要であり使用できない。
【0007】以上のことから、ビット線をキャパシタよ
りも先に形成するいわゆるビット線先作りスタックセル
構造にする必要があった。ビット線先作りの場合、蓄積
電極コンタクト形成時にビット線が邪魔にならないよう
に、素子領域とビット線とを半ピッチずらす必要があ
る。このためには、基本的には、素子領域かビット線パ
ターンを一部斜めに曲げて形成するか、ビット線コンタ
クト部に引き出し電極を設けてビット線コンタクトとビ
ット線を半ピッチずらす方法がある。
【0008】しかしながら、NAND型DRAMのパタ
ーンは、無駄がなく詰められているため、パターンを斜
めに曲げるとすると、デザインルールが厳しくなり加工
が困難となってしまう。図15に素子領域4をビット線
コンタクト部で曲げた例を示した。図中の矢印で示した
曲げた部分の素子領域パターンスペースが細くなってし
まうのである。また、この場合は、ビット線コンタクト
10の両隣トランジスタのチャネル領域が曲げられるこ
とになり、トランジスタ特性の劣化が考えられる。
【0009】また、引き出し電極を形成しようとしても
パターンに余裕がなく、例えば図16に示したように引
き出し電極コンタクト17につながる引き出し電極18
を2層に分けて形成することが必要となるが、これによ
り工程数が大幅に増大してしまう。さらに、引き出し電
極同士がショートしないような新たな技術が必要であ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のビ
ット線後作りスタック構造によるNAND型DRAMで
は、キャパシタ容量確保が困難となる。また、ビット線
先作り構造にすると、トランジスタ特性の劣化や工程数
の増大を招く問題があった。
【0011】本発明は、上記事情を考慮して成されたも
ので、その目的とするところは、トランジスタ特性の劣
化や工程数の著しい増大を招くことなくビット線先作り
のセル構造を実現し得る半導体記憶装置及びその製造方
法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(構成)上記課題を解決するために本発明は、次のよう
な構成を採用している。即ち、本発明(請求項1)は、
ビット線先作り方式の半導体記憶装置において、基板上
に絶縁膜が形成され、該絶縁膜上の半導体層に、トラン
ジスタとキャパシタからなるメモリセルが形成され、前
記絶縁膜の下にビット線が形成され、前記半導体層から
前記ビット線より深く素子分離用のトレンチが形成され
てなることを特徴とする。
【0013】また、本発明(請求項2)は、上記半導体
記憶装置の製造方法において、上面に導電層が形成され
た半導体基板上に絶縁膜を介して半導体層が形成された
SOI基板に対し、前記半導体層側から前記導電層より
深くライン状のトレンチを形成して、前記半導体層から
なる素子領域と前記導電層からなるビット線を同時形成
する工程と、前記素子領域上にゲート絶縁膜を介してM
OSトランジスタのゲート電極となるワード線を形成す
る工程と、前記ワード線に覆われていない素子領域上に
MOSトランジスタのソース・ドレインとなる拡散層を
形成する工程と、前記拡散層と前記ビット線とを電気的
に接続するストラップを形成する工程と、前記ビット線
と接続した以外の拡散層上にコンタクトを介して、蓄積
電極,キャパシタ絶縁膜及びプレート電極からなるキャ
パシタを形成する工程とを含むことを特徴とする。
【0014】また、本発明(請求項3)は、ビット線と
ワード線が交差配置され、これらの交差部にMOSトラ
ンジスタとキャパシタからなるメモリセルを接続し、か
つビット線の上にキャパシタを形成した半導体記憶装置
であって、前記ワード線上に絶縁膜を介して形成された
引き出し電極と、この引き出し電極と前記MOSトラン
ジスタのソース・ドレイン拡散層とを電気的に接続する
ストラップと、前記引き出し電極上に接続されたビット
線コンタクトとを具備してなることを特徴とする。
【0015】また、本発明(請求項4)は、半導体基板
上にビット線とワード線が交差配置され、これらの交差
部にMOSトランジスタとキャパシタからなるメモリセ
ルを接続し、かつビット線の上にキャパシタを形成した
半導体記憶装置であって、前記MOSトランジスタのソ
ース・ドレイン拡散層と前記ビット線とを、前記基板表
面と垂直な方向から傾いたビット線コンタクトにより接
続してなることを特徴とする。
【0016】また、本発明(請求項5)は、半導体基板
上にビット線とワード線が交差配置され、これらの交差
部にMOSトランジスタとキャパシタからなるメモリセ
ルを接続し、かつビット線の上にキャパシタを形成した
半導体記憶装置であって、交互に平行配置された素子領
域とビット線の一部を共に曲げて重ね合わせ、その重な
り部分にビット線コンタクトを形成してなることを特徴
とする。 (作用)本発明(請求項1,2)によれば、ビット線を
素子領域の下に形成するため、素子領域とビット線パタ
ーンを重ねてあっても、ビット線先作りスタックが実現
できる。特に、NAND型DRAMでは、素子領域がビ
ット線と同様にラインパターンであるため、素子領域分
離のためのトレンチにより、下方のビット線もセルフア
ライン的に同時形成できるメリットがある。
【0017】また、本発明(請求項3)によれば、これ
まで用いなかったワード線の上を引き出し電極とするこ
とで、引き出し電極のパターンに余裕ができ、2層に分
ける必要がなくなる。
【0018】また、本発明(請求項4)によれば、ビッ
ト線コンタクトを斜めに開口するため、素子領域又はビ
ット線パターンを曲げることなく半ピッチずらすことが
できる。
【0019】また、本発明(請求項5)によれば、素子
領域とビット線の双方を曲げることにより、素子領域の
みを曲げることに比べパターン曲り角度を小さくするこ
とができ、これにより素子領域パターンの細りやトラン
ジスタ特性の劣化を抑えることが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図示の実施
形態によって説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係わるNAND型DRAMの構造例を示すもので、
(a)は平面パターン図、(b)(c)はそれぞれ
(a)のA−A′,B−B′に沿った断面図である。
【0021】SOI基板を用い、ライン状のトレンチを
形成することにより、埋め込み酸化膜3の下にビット線
2が形成されると共に、埋め込み酸化膜(絶縁膜)3の
上に素子領域4が形成されている。このような構成であ
れば、キャパシタの形成に際し邪魔なビット線がないた
め、その形成が非常に簡単となる。
【0022】図2〜図4は、本実施形態の製造工程を示
す図である。いずれの図においても(a)は平面パター
ン図、(b)(c)はそれぞれ(a)のA−A′,B−
B′に沿った断面図である。
【0023】図2に示すように、張り合わせSOI基板
或いはSIMOX−SOI基板を用いる。SOIの下地
基板1はp型或いはイントリンジック型とし、その表面
に後でビット線2となるn型拡散層を形成する。これ
は、張り合わせSOI基板では張り合わせ前にドーピン
グして形成でき、SIMOX−SOI基板では高加速イ
オン注入等により形成できる。そして、素子領域4及び
ビット線2をセルフアライン形成するためのトレンチ分
離5を形成する。このトレンチ分離5は、素子領域4と
なるSOIシリコン層と埋め込み酸化膜3、更にビット
線2となるn型拡散層を貫くように形成する。このよう
なセルフアライン形成が可能なのは、素子領域4がライ
ンパターンで形成されるNAND型DRAMセル固有の
特徴と言える。トレンチ分離5には、CVD法による酸
化膜を埋め込む。
【0024】次いで、図3に示すように、従来方法によ
りトランジスタを形成する。即ち、酸化やCVD法によ
るゲート絶縁膜6を形成し、燐をドーピングした多結晶
シリコンを形成したのち、これをパターニングしてビッ
ト線2及び素子領域4と直交する方向にワード線7を形
成する。そして、燐イオン注入等によりソース・ドレイ
ンとなるn型拡散層8を形成し、更に層間絶縁膜9を形
成する。
【0025】次いで、図4に示すように、ビット線コン
タクト10、ビット線2とソース・ドレイン拡散層8と
のストラップ11を形成する。即ち、ビット線2まで到
達するビット線コンタクト10を形成し、例えば燐をド
ーピングした多結晶シリコンを埋め込んでストラップ1
1を形成する。ビット線コンタクト10とワード線7の
形成を逆にしても構わない。
【0026】その後、再び層間絶縁膜9を形成した後、
従来の方法で蓄積電極コンタクト12,蓄積電極13,
キャパシタ絶縁膜14,プレート電極15を形成するこ
とにより、前記図1に示す構造のメモリセルが出来上が
る。
【0027】本実施形態では、ビット線2を拡散層で形
成しているが、シリサイド等の低抵抗材を用いても構わ
ない。この場合は、例えば張り合わせ基板としてシリサ
イドを埋め込み絶縁膜の下に形成したものを用いる。或
いは、図5に示すように、ビット線2を2つの埋め込み
絶縁膜3,3′で挟んでもよい。これも張り合わせ等に
より得られるが、こうすることでビット線2が全て絶縁
膜で覆われるため、ビット線間の絶縁が確実となると共
に、特に絶縁膜3′を厚くすることによりビット線容量
の低減がはかられ、セル動作マージンとアクセススピー
ドの増大が実現できる。
【0028】このように本実施形態によれば、ビット線
2を素子領域4の下に形成するため、素子領域4とビッ
ト線パターンを重ねてあっても、ビット線先作りスタッ
ク構造を実現することができる。つまり、トランジスタ
特性の劣化や工程数の著しい増大を招くことなく、ビッ
ト線先作りのセル構造を実現することができる。また、
本実施形態のようなNAND型DRAMでは、素子領域
4がビット線2と同様にラインパターンであるため、素
子領域分離のためのトレンチにより、下方のビット線2
もセルフアライン的に同時形成できる利点がある。 (第2の実施形態)図6は、本発明の第2の実施形態に
係わるNAND型DRAMの構造例を示すもので、
(a)は平面図、(b)(c)(d)は(a)中のA−
A′,B−B′,C−C′に沿った断面図である。
【0029】本実施形態では、ビット線2は、ワード線
7とキャパシタとの間に形成している。ビット線2を半
ピッチずらすために、引き出し電極18を用いている。
引き出し電極18をビット線コンタクト部両側のワード
線7上に互い違い形成することにより、引き出し電極1
8を同一層で形成している。
【0030】図7〜図10は、本実施形態の製造工程を
示す図である。いずれの図においても(a)は平面パタ
ーン図、(b)(c)(d)はそれぞれ(a)のA−
A′,B−B′,C−C′に沿った断面図である。
【0031】まず、図7に示すように、素子分離とワー
ド線上の引き出し電極のためのパターニングを行う。即
ち、p型シリコン基板1′にトレンチ分離5を形成した
後、ゲート酸化膜6を介してワード線となる燐をドーピ
ングした多結晶シリコン7′を形成し、さらにシリコン
酸化膜等のゲート上絶縁膜16を全面に堆積する。そし
て、その上に引き出し電極となる燐をドーピングした多
結晶シリコン18′を堆積し、(a)の破線で囲まれた
領域について多結晶シリコン18′をエッチング除去す
る。
【0032】次いで、図8に示すように、多結晶シリコ
ン7′をパターニングしてワード線7を形成する。この
とき、ビット線コンタクトの両側のワード線7上に引き
出し電極18を同時形成する。これは、ワード線のため
の異方性エッチングをまず引き出し電極用多結晶シリコ
ン18′を選択的にエッチングする条件で行い、次に絶
縁膜16を選択エッチングし、さらにワード線用多結晶
シリコン7′をエッチングしていく。このとき、前もっ
ての引き出し電極用多結晶シリコン18′のパターニン
グにより、ワード線7上にセルフアラインに引き出し電
極18が、互い違いに形成される。
【0033】次いで、図9に示すように、ソース・ドレ
インn型拡散層8,層間絶縁膜9を形成する。さらに、
引き出し電極18とコンタクトすべきn型拡散層8をス
トラップするため、ストラップ用コンタクト19を形成
し、続いて燐をドーピングした多結晶シリコン等を埋め
込みストラップ11を形成する。
【0034】次いで、図10に示すように、再び層間絶
縁膜9を形成し、引き出し電極18上にビット線コンタ
クト10を形成した後、ビット線2を形成する。その
後、再び層間絶縁膜9を形成し、蓄積電極用コンタクト
12,蓄積電極13,キャパシタ絶縁膜14,プレート
電極15を形成することにより、前記図6に示したメモ
リセル構造が完成する。
【0035】このように本実施形態によれば、ワード線
7の上にビット線コンタクトのための引き出し電極18
を形成することにより、引き出し電極18のパターンに
余裕ができ、引き出し電極18を2層に分ける必要がな
くなる。従って、工程数の増加を抑制することができ、
ビット線先作りのセル構造を簡易に実現することができ
る。 (第3の実施形態)図11は、本発明の第3の実施形態
に係わるNAND型DRAMの構造例を示すもので、
(a)は平面図、(b)(c)は(a)のA−A′,B
−B′に沿った断面図である。
【0036】本実施形態では、素子領域4やビット線2
を曲げることなく、また引き出し電極も用いていない。
その代わり、ビット線コンタクト10を(c)に示すよ
うに斜めに形成している。これは、例えばRIEによる
異方性エッチング時にシリコン基板を傾けることによっ
て可能となる。
【0037】これにより、(a)で分るように、ビット
線コンタクト10の孔の表面パターンが素子領域4から
半ピッチずれた位置にあっても、素子領域へのビット線
コンタクトが可能となる。他の工程については、従来の
方法をそのまま適用することができる。
【0038】なお、本実施形態では、素子領域とビット
線とを全く曲げていない極端な例を示したが、例えばど
ちらか、或いは双方を少し曲げて近付け、残った分を斜
め加工で形成するようにすることも可能である。これに
よって、パターンを曲げる角度、孔の斜め加工精度を低
減できるため、より加工マージンが増大できる。 (第4の実施形態)図12は、本発明の第4の実施形態
に係わるNAND型DRAMの構造例を示すもので、
(a)は平面図、(b)(c)は(a)のA−A′,B
−B′に沿った断面図である。
【0039】本実施形態では、ビット線コンタクト部に
おいて、素子領域4とビット線2の両者をそれぞれ1/
4ピッチ曲げて形成している。これにより、素子領域4
(図中のa),ビット線2(図中のb)のパターンの厳
しさを緩和しつつ、半ピッチずらしを行っている。
【0040】図13は、パターンの曲り角度とパターン
縮小度との関係を示している。パターンが曲がっていな
い時に対し、曲がり角度θを増すに従って、パターン縮
小度は cosθのカーブで加速的に厳しくなっており、パ
ターンの角度をできるだけ小さくすることが非常に重要
となる。
【0041】図13から分るように、従来例(図15)
に対し本実施形態(図12の例)では、コンタクト部に
おけるパターンが約30%緩くなる。従って、素子領域
パターンの細りやトランジスタ特性の劣化を抑えること
ができる。
【0042】なお、本発明は上述した各実施形態に限定
されるものではない。実施形態ではDRAMのセル構造
をNAND型としたが、これに限らず各種のセル構造に
適用することが可能である。また、各実施形態における
製造工程は一例を示したに過ぎず、仕様に応じて適宜変
更可能である。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で、種々変形して実施することができる。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、D
RAM等の半導体記憶装置において、SOI基板を用い
て絶縁膜の下にビット線を形成する、ワード線の上にビ
ット線コンタクトのための引き出し電極を形成する、ビ
ット線コンタクトを斜めに開口する、又は素子領域とビ
ット線の双方を曲げてビット線コンタクトを形成するこ
とにより、トランジスタ特性の劣化や工程数の著しい増
大を招くことなく、ビット線先作りのセル構造を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係わるNAND型DRAMの
メモリセル構造を示す図。
【図2】第1の実施形態に係わるNAND型DRAMの
製造工程を示す図。
【図3】第1の実施形態に係わるNAND型DRAMの
製造工程を示す図。
【図4】第1の実施形態に係わるNAND型DRAMの
製造工程を示す図。
【図5】第1の実施形態の変形例を示す図。
【図6】第2の実施形態に係わるNAND型DRAMの
メモリセル構造を示す図。
【図7】第2の実施形態に係わるNAND型DRAMの
製造工程を示す図。
【図8】第2の実施形態に係わるNAND型DRAMの
製造工程を示す図。
【図9】第2の実施形態に係わるNAND型DRAMの
製造工程を示す図。
【図10】第2の実施形態に係わるNAND型DRAM
の製造工程を示す図。
【図11】第3の実施形態に係わるNAND型DRAM
のメモリセル構造を示す図。
【図12】第4の実施形態に係わるNAND型DRAM
のメモリセル構造を示す図。
【図13】パターンの曲り角度とパターン縮小度との関
係を示す図。
【図14】従来のビット線後作りNAND型DRAMの
メモリセル構造を示す図。
【図15】従来のビット線先作りNAND型DRAMの
メモリセル構造を示す図。
【図16】従来のビット線先作りNAND型DRAMの
メモリセル構造を示す図。
【符号の説明】 1…下地基板 2…ビット線 3…絶縁膜 4…素子領域 5…トレンチ分離 6…ゲート絶縁膜 7…ワード線 8…n型拡散層 9…層間絶縁膜 10…ビット線コンタクト 11…ストラップ 12…蓄積電極コンタクト 13…蓄積電極 14…キャパシタ絶縁膜 15…プレート電極 16…ゲート上絶縁膜 17…引き出し電極コンタクト 18…引き出し電極 19…ストラップ用コンタクト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に絶縁膜が形成され、該絶縁膜上の
    半導体層に、トランジスタとキャパシタからなるメモリ
    セルが形成され、前記絶縁膜の下にビット線が形成さ
    れ、前記半導体層から前記ビット線より深く素子分離用
    のトレンチが形成されてなることを特徴とする半導体記
    憶装置。
  2. 【請求項2】上面に導電層が形成された半導体基板上に
    絶縁膜を介して半導体層が形成されたSOI基板に対
    し、前記半導体層側から前記導電層より深くライン状の
    トレンチを形成して、前記半導体層からなる素子領域と
    前記導電層からなるビット線を同時形成する工程と、前
    記素子領域上にゲート絶縁膜を介してMOSトランジス
    タのゲート電極となるワード線を形成する工程と、前記
    ワード線に覆われていない素子領域上にMOSトランジ
    スタのソース・ドレインとなる拡散層を形成する工程
    と、前記拡散層と前記ビット線とを電気的に接続するス
    トラップを形成する工程と、前記ビット線と接続した以
    外の拡散層上にコンタクトを介して、蓄積電極,キャパ
    シタ絶縁膜及びプレート電極からなるキャパシタを形成
    する工程とを含むことを特徴とする半導体記憶装置の製
    造方法。
  3. 【請求項3】ビット線とワード線が交差配置され、これ
    らの交差部にMOSトランジスタとキャパシタからなる
    メモリセルを接続し、かつビット線の上にキャパシタを
    形成した半導体記憶装置であって、 前記ワード線上に絶縁膜を介して形成された引き出し電
    極と、この引き出し電極と前記MOSトランジスタのソ
    ース・ドレイン拡散層とを電気的に接続するストラップ
    と、前記引き出し電極上に接続されたビット線コンタク
    トとを具備してなることを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】半導体基板上にビット線とワード線が交差
    配置され、これらの交差部にMOSトランジスタとキャ
    パシタからなるメモリセルを接続し、かつビット線の上
    にキャパシタを形成した半導体記憶装置であって、 前記MOSトランジスタのソース・ドレイン拡散層と前
    記ビット線とを、前記基板表面と垂直な方向から傾いた
    ビット線コンタクトにより接続してなることを特徴とす
    る半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】半導体基板上にビット線とワード線が交差
    配置され、これらの交差部にMOSトランジスタとキャ
    パシタからなるメモリセルを接続し、かつビット線の上
    にキャパシタを形成した半導体記憶装置であって、 交互に平行配置された素子領域とビット線の一部を共に
    曲げて重ね合わせ、その重なり部分にビット線コンタク
    トを形成してなることを特徴とする半導体記憶装置。
JP03210696A 1996-02-20 1996-02-20 半導体記憶装置及びその製造方法 Expired - Fee Related JP3265178B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03210696A JP3265178B2 (ja) 1996-02-20 1996-02-20 半導体記憶装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03210696A JP3265178B2 (ja) 1996-02-20 1996-02-20 半導体記憶装置及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09232446A true JPH09232446A (ja) 1997-09-05
JP3265178B2 JP3265178B2 (ja) 2002-03-11

Family

ID=12349654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03210696A Expired - Fee Related JP3265178B2 (ja) 1996-02-20 1996-02-20 半導体記憶装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3265178B2 (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100388419C (zh) * 2005-05-10 2008-05-14 茂德科技股份有限公司 形成沟槽电容于衬底的方法及沟槽电容
FR2955200A1 (fr) * 2010-01-14 2011-07-15 Soitec Silicon On Insulator Dispositif, et son procede de fabrication, disposant d'un contact entre regions semi-conductrices a travers une couche isolante enterree
US8223582B2 (en) 2010-04-02 2012-07-17 Soitec Pseudo-inverter circuit on SeOI
US8305803B2 (en) 2010-01-14 2012-11-06 Soitec DRAM memory cell having a vertical bipolar injector
US8304833B2 (en) 2010-01-14 2012-11-06 Soitec Memory cell with a channel buried beneath a dielectric layer
US8325506B2 (en) 2010-01-14 2012-12-04 Soitec Devices and methods for comparing data in a content-addressable memory
US8358552B2 (en) 2010-03-11 2013-01-22 Soitec Nano-sense amplifier
US8384425B2 (en) 2009-12-08 2013-02-26 Soitec Arrays of transistors with back control gates buried beneath the insulating film of a semiconductor-on-insulator substrate
US8432216B2 (en) 2010-03-03 2013-04-30 Soitec Data-path cell on an SeOI substrate with a back control gate beneath the insulating layer
US8455938B2 (en) 2010-04-22 2013-06-04 Soitec Device comprising a field-effect transistor in a silicon-on-insulator
US8508289B2 (en) 2009-12-08 2013-08-13 Soitec Data-path cell on an SeOI substrate with a back control gate beneath the insulating layer
US8575697B2 (en) 2010-03-08 2013-11-05 Soitec SRAM-type memory cell
US8664712B2 (en) 2009-12-08 2014-03-04 Soitec Flash memory cell on SeOI having a second control gate buried under the insulating layer
US9035474B2 (en) 2010-04-06 2015-05-19 Soitec Method for manufacturing a semiconductor substrate
JP2021506132A (ja) * 2017-12-12 2021-02-18 ヴァリアン セミコンダクター イクイップメント アソシエイツ インコーポレイテッド メモリデバイス、半導体デバイスを製造する方法及びデバイス構造

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100388419C (zh) * 2005-05-10 2008-05-14 茂德科技股份有限公司 形成沟槽电容于衬底的方法及沟槽电容
US8508289B2 (en) 2009-12-08 2013-08-13 Soitec Data-path cell on an SeOI substrate with a back control gate beneath the insulating layer
US8664712B2 (en) 2009-12-08 2014-03-04 Soitec Flash memory cell on SeOI having a second control gate buried under the insulating layer
US8384425B2 (en) 2009-12-08 2013-02-26 Soitec Arrays of transistors with back control gates buried beneath the insulating film of a semiconductor-on-insulator substrate
CN102184927A (zh) * 2010-01-14 2011-09-14 硅绝缘体技术有限公司 具有贯穿隐埋绝缘层的区域间触点的器件及其制造方法
US8305803B2 (en) 2010-01-14 2012-11-06 Soitec DRAM memory cell having a vertical bipolar injector
US8304833B2 (en) 2010-01-14 2012-11-06 Soitec Memory cell with a channel buried beneath a dielectric layer
US8325506B2 (en) 2010-01-14 2012-12-04 Soitec Devices and methods for comparing data in a content-addressable memory
US9490264B2 (en) 2010-01-14 2016-11-08 Soitec Device having a contact between semiconductor regions through a buried insulating layer, and process for fabricating said device
EP2355143A1 (en) * 2010-01-14 2011-08-10 S.O.I.Tec Silicon on Insulator Technologies Device having a contact between semiconductor regions through a buried insulating layer, and process for fabricating said device
FR2955200A1 (fr) * 2010-01-14 2011-07-15 Soitec Silicon On Insulator Dispositif, et son procede de fabrication, disposant d'un contact entre regions semi-conductrices a travers une couche isolante enterree
US8432216B2 (en) 2010-03-03 2013-04-30 Soitec Data-path cell on an SeOI substrate with a back control gate beneath the insulating layer
US8575697B2 (en) 2010-03-08 2013-11-05 Soitec SRAM-type memory cell
US8358552B2 (en) 2010-03-11 2013-01-22 Soitec Nano-sense amplifier
US8654602B2 (en) 2010-04-02 2014-02-18 Soitec Pseudo-inverter circuit on SeOI
US8223582B2 (en) 2010-04-02 2012-07-17 Soitec Pseudo-inverter circuit on SeOI
US9035474B2 (en) 2010-04-06 2015-05-19 Soitec Method for manufacturing a semiconductor substrate
US8455938B2 (en) 2010-04-22 2013-06-04 Soitec Device comprising a field-effect transistor in a silicon-on-insulator
JP2021506132A (ja) * 2017-12-12 2021-02-18 ヴァリアン セミコンダクター イクイップメント アソシエイツ インコーポレイテッド メモリデバイス、半導体デバイスを製造する方法及びデバイス構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP3265178B2 (ja) 2002-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5248628A (en) Method of fabricating a semiconductor memory device
JP3400143B2 (ja) 半導体記憶装置
JP2002176154A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP3150496B2 (ja) 半導体記憶装置
JPH09232446A (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2648448B2 (ja) 半導体記憶装置のキャパシター製造方法
JP2894740B2 (ja) Mos型半導体装置
US6181014B1 (en) Integrated circuit memory devices having highly integrated SOI memory cells therein
JPH0750772B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPS62193273A (ja) 半導体記憶装置
JP3075919B2 (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法
JP3241789B2 (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
EP1405340B1 (en) Manufacturing method of a non-volatile memory transistor with a select gate adjacent to the control gate/floating-gate stack
JP2739965B2 (ja) 半導体記憶装置およびその製造方法
JPH06209088A (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法
JP3382005B2 (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2659991B2 (ja) 半導体記憶装置およびその製造方法
JP2731197B2 (ja) 半導体記憶装置およびその製造方法
JP2943268B2 (ja) 半導体メモリ及びその製造方法
JPH05167031A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH01119053A (ja) 半導体メモリ装置
JPH0817938A (ja) 半導体記憶装置
JPH05182457A (ja) ダイナミック型半導体記憶装置
JPH0536930A (ja) 半導体記憶装置
JP3120633B2 (ja) 半導体記憶装置とその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees