JPH09231719A - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JPH09231719A
JPH09231719A JP3398196A JP3398196A JPH09231719A JP H09231719 A JPH09231719 A JP H09231719A JP 3398196 A JP3398196 A JP 3398196A JP 3398196 A JP3398196 A JP 3398196A JP H09231719 A JPH09231719 A JP H09231719A
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JP
Japan
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tape
reel
cassette
center
reel holder
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JP3398196A
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English (en)
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Mitsue Aoike
美津江 青池
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープリールとリールホルダの擦れによる異
常音の発生を防止できるようにする。 【解決手段】 テープリール5の回動中心上であって、
テープリール5とリールホルダ34の一方に支持凸部3
3を設け且つ他方にすり鉢状の軸受凹部35を設け、支
持凸部33を軸受凹部35に係合してテープリール5を
カセット筐体1に回動可能に支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープ等の情
報記録用テープを情報記録媒体として用いるテープカセ
ットに関し、特に、カセット筐体に回転可能に支持され
るテープリールの支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、この種のテープカセット
としては、例えば、図7〜図10に示すようなものがあ
る。図7及び図8は、従来のテープカセットの要部を断
面して示す説明図、図9は、従来のテープカセットに使
用されているテープリールの断面図、図10は、従来の
テープカセットに使用されているリールホルダの断面図
である。
【0003】図7及び図8に示すように、カセット筐体
1は、互いに重ね合わされた一対の上カセットシェル2
及び下カセットシェル3からなり、これら上下カセット
シェル2,3内にはテープ収容室4が形成されている。
そして、カセット筐体1のテープ収容室4内には、磁気
テープが巻かれた一対のテープリール5が回動可能に収
容されている。
【0004】テープリール5は、図9に示すように、上
フランジ7とリール部材8等を有し、リール部材8は一
体に形成された下フランジ9とハブ部10とから構成さ
れている。そして、ハブ部10の上フランジ7側には凹
陥部11が設けられていて、その凹陥部11の中心には
ハブ膨出部12が形成されている。更に、ハブ膨出部1
2の中心にはセンタピン13が嵌合されており、このセ
ンタピン13の外周面は球面状に突出され、その球面部
には上カセットシェル2に弾性的に支持されたリールホ
ルダ14が当接されている。
【0005】リールホルダ14は、図10に示すよう
に、径の異なる3個の円盤及びリングを三段重ねにした
ような形状をなしており、これにより大径側から順にば
ね受け部14a、リール接触部14b及び爪係止部14
cが形成され、更に、リール接触部14bには切欠き溝
15が設けられている。図7等に示すように、リールホ
ルダ14の爪係合部14cは上カセットシェル2のセン
タ穴16を貫通して上方に突出していると共に、その突
出部にはセンタキャップ17が嵌合されている。これに
より、リールホルダ14が、上カセットシェル2に対し
てセンタ穴16の径方向及びこれと交差する軸方向へ一
定の範囲内で移動可能とされている。そして、上カセッ
トシェル2に設けた位置決めボス18が切欠き溝15に
係合されており、これによりリールホルダ14が回動方
向に対して位置決めされてその回動が阻止されている。
【0006】更に、リールホルダ14のばね受け部14
aにはコイルばね19の一端が着座しており、このコイ
ルばね19の他端を上カセットシェル2に着座させるこ
とによってリールホルダ14がテープリール5側に付勢
されていると共に、その移動がセンタキャップ17によ
って制限されている。更に又、ハブ部10の他面側に
は、下カセットシェル3に設けた挿入穴20に緩く嵌合
される環状凸部10aが形成されており、この環状凸部
10aの内側に設定されたハブ穴21には、例えば、ビ
デオテープレコーダ(VTR)等のハブ駆動軸22が着
脱可能に嵌合される。このハブ駆動軸22の回転力によ
ってテープリール5が回転駆動され、これにより、一方
のテープリール5から磁気テープが送り出されると共
に、その送り出し分だけ他方のテープリール5に磁気テ
ープが巻き取られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のテープカセットにおいては、通常のテー
プ走行時にはセンタピン13の中心とリールホルダ14
の中心とが常に中心位置Aの一点で接触した状態で走行
しなければならないが、テープリール5及びリールホル
ダ14の寸法交差及びハブ駆動軸22の位置ずれ等によ
ってセンタピン13の中心とリールホルダ14の中心と
の間にずれが生じると、図8に示すように、リールホル
ダ14が傾くことになる。その結果、リールホルダ14
が傾いた状態でテープリール5が回動されると、リール
ホルダ14のばね受け部14aがハブ部10の凹陥部1
1の底面や内側壁或いはハブ膨出部12の外側壁に接触
し、これらの接触点B,C,Dで互いに擦れあって異常
音が発生するという課題があった。
【0008】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、テープリールとリールホルダの擦
れによる異常音の発生を防止することができるテープカ
セットを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述したよう
な課題等を解決し、上記目的を達成するために、テープ
リールの回動中心上であって、テープリール又はカセッ
トシェルとリールホルダとの一方に支持凸部を設け且つ
他方にすり鉢状の軸受凹部を設け、支持凸部を軸受凹部
に係合してテープリールをカセット筐体に回動可能に支
持したことを特徴としている。
【0010】本発明は、上述のように構成したことによ
り、リールホルダの傾きを防止して水平状態に保持する
ことができ、これにより、テープリールとリールホルダ
との擦れによる異常音の発生を防止し、テープリールを
静かに回動することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1〜図5は本発明の第1実施例を示
すもので、図1は本発明のテープカセットの第1実施例
の要部を断面して示す説明図、図2は図1の状態からリ
ールホルダが傾いた状態を示す説明図、図3は図1のテ
ープリールの全体構成を示す断面図、図4は図1のリー
ルホルダを示す斜視図、図5は図1に示す本発明のテー
プカセットの分解斜視図である。また、図6は、本発明
のテープカセットの第2実施例の要部を断面して示す説
明図である。尚、図1〜図6において、従来例を示す図
7〜図10と同一部分には同一符号を付して説明する。
【0012】本発明の第1実施例を示すテープカセット
は、情報記録用テープとして磁気テープを用いたVTR
に使用されるVTR用テープカセットである。このテー
プカセットは、図5に示すように、上下に分割可能なカ
セット筐体1と、磁気テープTが巻かれた一対のテープ
リール5,5と、カセット筐体1の正面側に設けられた
マウス部23を開閉可能に覆うことができるカセット蓋
6等から構成されている。
【0013】カセット筐体1は、上下に重ね合わされる
一対の上カセットシェル2及び下カセットシェル3によ
って偏平の長方形に形成されており、複数本の取付ねじ
25によって着脱可能に締付固定されている。これら上
カセットシェル2及び下カセットシェル3間にはテープ
収容室4が形成されており、このテープ収容室4内に
は、1本の磁気テープTの両端がそれぞれ巻かれた一対
のテープリール5,5が回動可能に収容されている。
【0014】上カセットシェル2は、各テープリール5
の一部を透かして見せるための一対の開口窓26,26
を設けた上面板2aと、この上面板2aの四辺に連続す
る側面板2bと、上面板2aの開口窓26に嵌合固定さ
れた透明板2cとを有している。また、下カセットシェ
ル3は、一対のテープリール5,5の各ハブ部10に設
けた環状凸部10aがそれぞれ緩く嵌合される一対の挿
入穴20,20を設けた下面板3aと、この下面板3a
の四辺に連続する側面板3bとを有している。これら上
下カセットシェル2,3の前面に位置する各側面板2
b,3bには横方向に所定間隔あけて一対の開口部2
7,27が設けられており、両開口部27間にマウス部
23が形成されている。そして、一方の開口部27から
出た磁気テープTがマウス部23を横断して他方の開口
部27からカセット筐体1内に入り込んでいる。
【0015】このマウス部23は、上下カセットシェル
2,3によって上下方向へ回動可能に支持されたカセッ
ト蓋6によって開閉可能に構成されている。このカセッ
ト蓋6は、図示しないコイルばねによってマウス部23
を閉じる方向に付勢されており、通常ではマウス部23
を閉じて磁気テープTの露出部分を保護する一方、コイ
ルばねのばね力に抗してカセット蓋6を上方へはね上げ
ることにより、磁気テープTの一部が露出される。この
磁気テープTの露出部分の中央は下カセットシェル3に
設けたテープ支持アーム3cで支持されており、これに
よって磁気テープTの弛みが防止されている。
【0016】また、図3等に示すように、一対のテープ
リール5,5は、同一の形状、大きさ及び構造を有する
同一物であって、上フランジ7とリール部材8とクラン
プピース29とから構成されている。リール部材8は、
同心に配置された複数の円筒状ハブを有するハブ部10
と、このハブ部10の一方の端面に連続して一体に形成
された円盤状の下フランジ9とからなり、ハブ部10の
下フランジ9側に設けた環状凸部10aが、下カセット
シェル3に設けた挿入穴20に緩く嵌合されている。
【0017】このリール部材8のハブ部10の下フラン
ジ9と反対側の端面には上フランジ7が熱溶着によるカ
シメ等の固着手段31によって一体的に固定されてい
る。更に、ハブ部10の外周には磁気テープTの端部を
固定するためのピース受部が設けられており、このピー
ス受部にはクランプピース29が嵌合固定される。かく
して、ハブ部10のピース受部に磁気テープTの一端を
挿入した後、ピース受部にクランプピース29を嵌め合
わせることにより、1本の磁気テープTの各端部がテー
プリール5にそれぞれ個別に固定されている。
【0018】更に又、ハブ部10の下フランジ9側に
は、複数の駆動リブが内周面に形成されたハブ穴21が
設けられており、このハブ穴21にVTR等の装置本体
側に設けられたハブ駆動軸22を嵌合することにより、
ハブ駆動軸22の回動によってテープリール5が回転駆
動される。その結果、一方のテープリール5ではハブ部
10の外周に磁気テープTが巻き取られ、他方のテープ
リール5ではハブ部10の外周に巻き取られている磁気
テープTが送り出される。
【0019】また、テープリール5のハブ部10の上フ
ランジ21側にはリング状の凹陥部11が形成されてい
ると共に、凹陥部11の中央には円柱状のハブ膨出部1
2が形成されている。そして、ハブ膨出部12の中心に
は、テープリール5の回転中心と軸心線を同一にした支
持凸部33が形成されている。この支持凸部33の先端
は、円滑な動きが得られるように半球体とされており、
この支持凸部33がリールホルダ34の軸受凹部35に
係合されている。
【0020】リールホルダ34は、図4に示すように、
径の異なる3個の円盤と円筒とリングを三段に重ね合わ
せたような形状をなしており、これにより大径側から順
にばね受け部34a、リール接触部34b及び爪係止部
34cが形成されている。更に、リール接触部34bの
径方向に対向する2箇所には、外周面側及び端面側に開
口する切欠き溝36が設けられている。そして、リール
接触部34bのばね受け部34a側の端面中央には、す
り鉢状に凹ませた軸受凹部35が形成されている。
【0021】このような構成を有するリールホルダ34
は、図1及び図2に示すように、爪係止部34cを上カ
セットシェル2に設けたセンタ穴16に所定の隙間をあ
けて貫通させると共に、当該爪係合部34cにセンタキ
ャップ17を装着することによって上カセットシェル2
に取り付けられている。センタキャップ17は、センタ
穴16の直径よりも若干大きな外径の円盤体からなり、
その一面には可撓性を有する一対のキャップ爪17aが
形成されていて、これらのキャップ爪17aがリールホ
ルダ34の爪係止部34cの穴に挿通されている。そし
て、キャップ爪17aを切欠き溝36に挿入し、先端の
フックを爪係合部34cの背面に係合させることによ
り、センタキャップ17がリールホルダ34に一体的に
取り付けられている。
【0022】これにより、リールホルダ34は、上カセ
ットシェル2に対してセンタ穴16の径方向及びこれと
交差する軸方向へ一定の範囲内で移動することができ
る。更に、リールホルダ34の切欠き溝36には、上カ
セットシェル2のセンタ穴16の縁部分に設けた位置決
めボス18が係合されており、これによりリールホルダ
34が、上カセットシェル2に対してある程度のガタを
保持した状態で位置決めされ、その回動が阻止されてい
る。
【0023】また、リールホルダ34と上カセットシェ
ル2との間には、弾性体の一具体例を示すコイルばね1
9が縮設されている。コイルばね19は、リールホルダ
34のリール接触部34bの外径よりも若干大径に形成
されていると共に、その一端はばね受け部34aに着座
され、他端は上カセットシェル2に着座されている。こ
れにより、リールホルダ34がコイルばね19のばね力
によってテープリール5側に付勢され、その移動がセン
タキャップ17によって制限されている。
【0024】かくして、リールホルダ34の中心に設け
た軸受凹部35とテープリール5の中心に設けた支持凸
部33とは、図1等に示すように、同一軸心線上に一致
させることができる。一方、コイルばね19が作用する
リールホルダ34は、センタキャップ17によって軸方
向への移動が制限されているため、ハブ駆動軸22によ
る持ち上げ力が作用していない自由状態では、軸受凹部
35と支持凸部33とは接触しないでフリーな状態にあ
る。これに対し、ハブ駆動軸22をハブ穴21に嵌合さ
せることによってテープリール5を持ち上げると、支持
凸部33が軸受凹部35内に入り込み、コイルばね19
を押し縮めて支持凸部33が軸受凹部35の円錐面(半
球面でもよい。)に接触する。
【0025】尚、上下カセットシェル2,3、テープリ
ール5及びカセット蓋6の材質としては、例えば、AB
S樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹
脂)、HIPS(高衝撃性ポリスチレン)、PP(ポリ
プロピレン)等の合成樹脂が好適であるが、その他の合
成樹脂を使用することができることは勿論である。
【0026】上述したような構成を有するテープカセッ
トは、例えば、次のようにして使用される。このテープ
カセットをVTRに挿入することにより、当該テープカ
セットが所定位置にセットされると、VTRに設けられ
た一対のハブ駆動軸22が、カセット筐体1の一対の挿
入穴20から各テープリール5のハブ穴21内にそれぞ
れ挿入される。その結果、図1に示すように、ハブ駆動
軸22がテープリール5をそれぞれ若干持ち上げ、リー
ル部材8の下フランジ9を下カセットシェル3の内面か
ら浮き上がらせると共に、ハブ部10の支持凸部33を
リールホルダ34の軸受凹部35に押し付ける。
【0027】この場合、テープリール5の支持凸部33
の軸心線がリールホルダ34の軸受凹部35の中心線と
一致し、支持凸部33の先端が軸受凹部35の中心と回
転中心Aで接触しているときには、支持凸部33からの
突き上げ力によってリールホルダ34は、水平状態を保
持したまま押し上げられて、図1に示すような状態とな
る。このように、リールホルダ34が正しく水平に支持
されている場合、リールホルダ34のばね受け部34
a、リール接触部34b及び爪係合部34cの周囲に
は、ほぼ一定の隙間が確保されているため、この状態で
テープリール5が回動されたとしても、例えば、ばね受
け部34aの下面が凹陥部11の底面に接触したり、ば
ね受け部34aの外周が凹陥部11の内側壁に接触した
りすることがない。従って、テープリール5をスムース
に回動させることができ、テープリール5がリールホル
ダ34に擦れることによって生ずる異常音の発生を防止
することができる。
【0028】一方、例えば、図2に示すようにリールホ
ルダ34に傾きが生じている場合、或いは支持凸部33
の軸心線が軸受凹部35の中心線からズレて一致してい
ない場合であっても、支持凸部33の先端が半球面とさ
れていると共に軸受凹部35がすり鉢状に形成されてい
るため、支持凸部33を軸受凹部35に押しつけること
によってテープリール5とリールホルダ34を径方向へ
相対的に移動させ、支持凸部33の軸心線と軸受凹部3
5の中心線を一致させることができる。しかも、支持凸
部33は常に軸受凹部35の中心に位置するように動こ
うとするため、リールホルダ34のセンタを常にテープ
リール5の回転中心に位置させることができる。
【0029】従って、支持凸部33の軸心線と軸受凹部
35の中心線の位置ズレによるリールホルダ34の傾き
を無くし、当該リールホルダ34を水平状態に保持する
ことができる。そのため、テープリール5とリールホル
ダ34との接触を防ぐことができ、テープリール5がリ
ールホルダ34に接触することによって生ずる異常音の
発生を無くすことができる。
【0030】図6に示す本発明の第2実施例は、上記第
1実施例における支持凸部33と軸受凹部35の設定位
置を入れ換え、リールホルダ44に支持凸部43を設
け、ハブ部10のハブ膨出部42に軸受凹部45を設け
る構成としたものである。即ち、リールホルダ44のリ
ール接触部34bに突起状の支持凸部43を設け、この
支持凸部43が嵌合されるすり鉢状の軸受凹部35をハ
ブ膨出部42の中心に設けている。他の構成は上記第1
実施例と同様であり、かかる構成とすることによっても
第1実施例と同様の効果を得ることができる。
【0031】以上説明したが、本発明は上記実施例に限
定されるものではなく、例えば、上記実施例において
は、リールホルダ34をセンタキャップ17によって上
カセットシェル2に支持し、コイルばね19を上カセッ
トシェル2とリールホルダ34との間に介在させてハブ
部10及びリールホルダ34の一方に支持凸部33を設
け且つ他方に軸受凹部35を設けた例について説明した
が、リールホルダをハブ部に支持し、コイルばねをハブ
部とリールホルダとの間に介在させて、上カセットシェ
ル及びリールホルダの一方に支持凸部を設け且つ他方に
軸受凹部を設ける構成とすることもできる。更に、情報
記録用テープとして磁気テープTを用いたテープカセッ
トに適用した例について説明したが、情報記録媒体とし
て用いられるテープであれば磁気テープに限定されるも
のではない。
【0032】また、上記実施例では、リールホルダを弾
性支持するためにコイルばね19を用いた例について説
明したが、本発明はこれに限定されるものでもなく、板
ばねその他のばね材は勿論のこと、板ばね以外のゴム材
等のゴム状弾性体を適用することもできる。このよう
に、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更で
きるものである。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
テープリールの回動中心上の当該テープリール又はカセ
ットシェルとリールホルダとの一方に支持凸部を設け且
つ他方にすり鉢状の軸受凹部を設ける構成としたため、
リールホルダの傾きを防止して水平状態に保持すること
ができ、テープリールとリールホルダとの擦れによる異
常音の発生を防止することができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテープカセットの第1実施例の要部を
断面して示す説明図である。
【図2】本発明のテープカセットの第1実施例の要部を
断面して示すもので、図1の状態からリールホルダが傾
いた状態の説明図である。
【図3】本発明のテープカセットの第1実施例のテープ
リールの全体構成を示す断面図である。
【図4】本発明のテープカセットの第1実施例のリール
ホルダを示す斜視図である。
【図5】本発明のテープカセットの第1実施例を分解し
て示す斜視図である。
【図6】本発明のテープカセットの第2実施例の要部を
断面して示す説明図である。
【図7】従来のテープカセットの要部を断面して示す説
明図である。
【図8】従来のテープカセットの要部を断面して示すも
ので、図7の状態からリールホルダが傾いた状態の説明
図である。
【図9】従来のテープカセットのテープリールの全体構
成を示す断面図である。
【図10】従来のテープカセットのリールホルダを示す
断面図である。
【符号の説明】
1 カセット筐体、 2 上カセットシェル、 3 下
カセットシェル、 5テープリール、 7 上フラン
ジ、 9 下フランジ、 10 ハブ部、 11 凹陥
部、 12,42 ハブ膨出部、 17 センタキャッ
プ、 18 位置決めボス、 19 コイルばね、 3
3,43 支持凸部、 34,44 リールホルダ、
36,46 軸受凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録用テープの巻き取り及び送り出
    しを行う一対のテープリールと、 一対のカセットシェルを重ね合わせて上記一対のテープ
    リールを回動可能に収容するテープ収容室を設けたカセ
    ット筐体と、 上記カセット筐体の一方のカセットシェルと上記一対の
    テープリールとの間にそれぞれ介在されると共に一方の
    カセットシェル又はテープリールとの間に介装された弾
    性体の弾力により付勢されてテープリールの回動中心を
    支持するリールホルダとを備えたテープカセットにおい
    て、 上記テープリールの回動中心上であって、上記テープリ
    ール又は上記カセットシェルと上記リールホルダとの一
    方に支持凸部を設け且つ他方にすり鉢状の軸受凹部を設
    け、上記支持凸部を上記軸受凹部に係合してテープリー
    ルをカセット筐体に回動可能に支持したことを特徴とす
    るテープカセット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のテープカセットにおい
    て、 上記リールホルダは、コイルばねによって上記カセット
    シェルに弾性支持されると共に上記テープリールの回動
    中心と対応する位置に上記軸受凹部を設け、上記支持凸
    部は上記テープリールの回動中心に設けたことを特徴と
    するテープカセット。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のテープカセットにおい
    て、 上記リールホルダは、コイルばねによって上記カセット
    シェルに弾性支持されると共に上記テープリールの回動
    中心と対応する位置に上記支持凸部を設け、上記軸受凹
    部は上記テープリールの回動中心に設けたことを特徴と
    するテープカセット。
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