JPH09231483A - 確認灯付き火災感知器 - Google Patents

確認灯付き火災感知器

Info

Publication number
JPH09231483A
JPH09231483A JP3859296A JP3859296A JPH09231483A JP H09231483 A JPH09231483 A JP H09231483A JP 3859296 A JP3859296 A JP 3859296A JP 3859296 A JP3859296 A JP 3859296A JP H09231483 A JPH09231483 A JP H09231483A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
fire detector
emitting element
conducting member
confirmation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3859296A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3338610B2 (ja
Inventor
Shoichi Oka
昭一 岡
Shinji Kirihata
慎司 桐畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP03859296A priority Critical patent/JP3338610B2/ja
Publication of JPH09231483A publication Critical patent/JPH09231483A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3338610B2 publication Critical patent/JP3338610B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】構造が簡単で、しかも、確認灯が明るく且つ確
認灯が見やすい位置に取り付けられた薄型の、確認灯付
き火災感知器を提供する。 【解決手段】発光素子1と、ベース部2に着脱可能に設
けられ、中央に凹部3aを有し、外周側面3Sbの近傍
に孔部3cを有する一体成形されたヘッドボディ3と、
ヘッドボディ3の中央部に設けられ、センサが収容され
る火災感知部4と、ヘッドボディ3の中央に設けられた
凹部3a内に収容され、発光素子1およびセンサを動作
させる電気回路装置とが設けられた回路基板5と、光導
通部材6とを備え、光導通部材6は、その一端6aが、
発光素子1に光学的に接続されるとともに、発光素子1
方向に突設する曲面になっており、その他端6bが、ヘ
ッドボディ3の外周側面3Sbの近傍に設けられた孔部
3c内に設けられ、他端6bを確認灯として用いるよう
にしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、確認灯付き火災感
知器に関し、特に、薄型で、構造が簡単で、しかも、確
認灯が見やすい位置に取り付けられるとともに、確認灯
が明るく視認性が更に向上した、確認灯付き火災感知器
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、種々の火災感知器が提案され
ているが、火災感知器には、通常、発報状態となったと
きの動作状況を表示する確認灯が設けられている。この
確認灯は、火災感知器が発報した際に、発報している火
災感知器が、どれであるかを確認するためだけではな
く、火煙試験や加熱試験などの動作試験の際に、火災感
知器が正常に動作するか否かの確認にも利用されてい
る。
【0003】図7、8または9は、従来の確認灯付き火
災感知器の一例を概略的に示す図である。図7に示す火
災感知器Bは、LED等の発光素子からなる確認灯10
1と、天井等に取り付けられるベース部102と、中央
に凹部103aを有するように一体成形されたヘッドボ
ディ103と、ヘッドボディ103の中央部に設けら
れ、煙センサ及び/または温度センサ等のセンサ(図示
せず)が収容された火災感知部104と、ヘッドボディ
103の凹部103a内に収容され、確認灯101およ
びセンサ(図示せず)を動作させる電気回路装置(図示
せず)が設けられた回路基板105と備える構成となっ
ている。 そして、ヘッドボディ103の火災感知部1
04の近傍の下方側天面S103aには、孔部103c
が設けられており、確認灯101が、その孔部103c
内に取り付けられている。
【0004】また、図8に示す火災感知器Cでは、火災
感知器Bに比べ、ヘッドボディ103の下方側天面S1
03aの、より外周側に孔部103cが設けられてお
り、確認灯101として用いる発光素子が、その孔部1
03c内に取り付けられている。この火災感知器Cで
は、ヘッドボディ103が、図示するように、上部側ヘ
ッドボディ部103xと、下部側ヘッドボディ部103
yの、いわゆるツーピース構造となっている。そして、
この火災感知器Cでは、確認灯101を、火災感知器G
に比べて、ヘッドボディ103の下方側天面S103a
の外周側に設けたために、電気回路装置(図示せず)が
設けられた回路基板105aとして、大きな回路基板を
使用しなければならないため、回路基板105aを、ヘ
ッドボディ103の凹部103a内ではなく、ヘッドボ
ディ103内に収容している。
【0005】また、図9に示す火災感知器Dでは、確認
灯101として発光素子を用い、また、ベース部102
の外周側面S102bに、孔部107cを有する突設部
107が設けており、確認灯101が、その孔部107
c内に取り付けられている。この火災感知器Dでは、セ
ンサ(図示せず)を動作させる電気回路装置(図示せ
ず)が設けられた回路基板105bとは、別体に、確認
灯101と、確認灯101を動作させる電気回路装置
(図示せず)が設けられた回路基板110を備える構成
となっている。
【0006】また、従来の火災感知器B、C、Dでは、
いずれも、確認灯101として用いているLED等の発
光素子が、図示するように回路基板105、105a、
110の下方側天面S105b、S105b、S110
bに、下方向に概ね垂直に取り付けられている。尚、図
7、8又は9中、121、121は、栓刃を示してお
り、火災感知器は、通常、栓刃121、121に、ヘッ
ドボディ103側に設けられた栓刃(図示せず)を嵌合
することにより、ヘッドボディ103をベース部102
に取り付けると同時に、火災感知器と火災警報機を電気
的に接続している。
【0007】ところで、図7に示すような火災感知器B
は、ヘッドボディ103として、一体成形品を用い、ま
た、回路基板105として、ヘッドボディ103の凹部
103a内に収容できる小型のものを使用しているの
で、火災感知器Bの製造コストを低く押さえることがで
きるという利点があるものの、回路基板105に確認灯
101を設けているため、確認灯101の位置が、火災
感知部104に極めて近接した位置となる。このため、
火災感知器Bが正常に動作するか否かの火煙試験や加熱
試験などの動作試験を行う際に、図7中に想像線で示し
たような、円筒形状の筒体10aを有するあぶり試験器
10を、火災感知器Bの下に設置すると、確認灯101
が、あぶり試験器10の筒体10a内に入ってしまい、
火災感知器Bの試験者等が、確認灯101を見ることが
できないという問題があった。
【0008】かかる場合、試験者等は、あぶり試験器1
0を傾けたりして、火災感知器Bの確認灯101が正常
に点灯するか否かを確認しているため、動作試験に手間
がかかるという問題や、あぶり試験器10を傾けること
が、動作試験の精度を悪くしてしまうという問題があっ
た。一方、図8に示すような火災感知器Cは、確認灯1
01が、ヘッドボディ103の外周側に設けられている
ので、あぶり試験器10を火災感知器Hの下に設置して
も、確認灯101が、あぶり試験器10の筒体10a外
側に位置するので、試験者等が、動作試験の際に、あぶ
り試験器10を傾けたりすることなく、確認灯101が
正常に点灯するか否かを容易に確認できるという利点が
あるものの、回路基板105aとして、大きいサイズの
基板を使用しなければならず、電気回路装置(図示せ
ず)が設けられた回路基板105aの製造コストが高く
なり、且つ、回路基板105aが大きいために、図7に
示したような、ツーピース構造のヘッドボディ103内
に、回路基板105aを収容するようにしなければなら
ないので、火災感知器Cの構造が複雑となり、製造コス
トが高くなるという問題がある。
【0009】また、図9に示すような火災感知器Dは、
確認灯101を、ベース部102の外周側面に突設して
設けられた突設部107内に設けているので、あぶり試
験器10を火災感知器Dの下に設置しても、確認灯10
1が、あぶり試験器10の筒体10a外側に位置するの
で、試験者が、動作試験の際に、火災感知器Dの確認灯
101が正常に点灯するか否かを容易に確認できるとい
う利点があるものの、センサを動作させる電気回路装置
(図示せず)が設けられた回路基板105bとは別に、
確認灯101及び確認灯101を動作させる回路基板1
10を設ける必要があり、火災感知器Dの構造が複雑と
なり、且つ、製造コストが高くなるという問題がある。
【0010】また、従来の火災感知器B、C、Dでは、
いずれも、確認灯101として用いる発光素子を、図示
するように、回路基板105、105a、110の下面
S105b、S105ab、S110bに対し、下方に
概ね垂直に取り付けているため、火災感知器の設計の自
由度が制約されるとともに、火災感知器を薄型化でき
ず、このことも、製造コストが高くなる要因となってい
た。
【0011】更には、従来の火災感知器B、C、Dで
は、ベース部102にヘッドボディ103を取り付ける
際に、ベース部102の栓刃121、121に、ヘッド
ボディ103の栓刃(図示せず)が完全に嵌合されてい
なくても、火災感知器B、C、Dが正常の場合、動作試
験をすれば、確認灯101が点灯するため、火災感知器
B、C、Dの取り付け施工者等は、ベース部102の栓
刃121、121にヘッドボディ103の栓刃(図示せ
ず)が完全に嵌合しているのか否かを確認できないとい
う問題があった。
【0012】本発明者等は、本願発明に興味ある参考例
として、上記した問題を解決するために、センサ等を動
作させる電気回路装置(図示せず)は、火災感知部内に
収容できるような小型の一枚の基板を使用し、動作試験
の際には、試験者等にとって、目視による確認灯の点灯
の有無の確認が容易で、ベース部へのヘッドボディの取
り付けが完全であるか否かを容易に確認することがで
き、しかも、構造が簡単で、安価に製造することのでき
る、確認灯付きの火災感知器を提案している(特願平7
−279426号)。
【0013】図10は、特願平7−279426号に記
載の確認灯付き火災感知器の一例を概略的に示す図であ
り、図10(a)は、外観を示す分解斜視図であり、図
10(b)は、断面図である。この確認灯付き火災感知
器Eは、LED等の発光素子101と、天井等に取り付
けられるベース部102と、ベース部102に脱着可能
に設けられたヘッドボディ103と、ヘッドボディ10
3の中央部に設けられ、煙センサ及び/または温度セン
サ等のセンサ(図示せず)が収容された火災感知部10
4と、発光素子101と、発光素子101およびセンサ
(図示せず)を動作させる電気回路装置(図示せず)と
が設けられた回路基板105と、光導通部材106とを
備える構成となっている。
【0014】ヘッドボディ103は、その中央部に凹部
103aを有するように一体成形されており、凹部10
3aと火災感知部104とにより形成される空間内に
は、回路基板105が収容されている。更に、ヘッドボ
ディ103の外周側面S103bの近傍、より特定的に
は、火災感知部104へつながる下方側天面S103a
と、下方側天面S103aの外周より上方向へ起立する
ように設けられた外周側面S103bとのコーナ部に
は、孔部103cが形成されている。
【0015】発光素子101は、回路基板105の上面
S105aに対し、図示するように、概ね平行に寝かす
ように取り付けられている。そして、光導通部材106
は、その一端106aが、発光素子101と光学的に接
続されるように、発光素子101の側方に近接して設け
られ、火災感知部104に設けられた孔部104cを挿
通し、その他端106bが、ヘッドボディ103の孔部
103c内に設けられている。
【0016】この例では、他端106bは、突出部10
6dを形成するように孔部103c内に設けられてお
り、突出部106dは、光導通部材106内を透過して
きた光を、火災感知器Eの下方側に光を効率的に光を照
射できるように下方側に面S106を有している。この
火災感知器Eでは、火災や、火煙試験や加熱試験などの
動作試験の際に、火災感知器Eが発報すると、まず、発
光素子101が点灯する。そして、発光素子101から
照射された光は、光導通部材106の一端106aから
光導通部材106内に入り、光導通部材106内を透過
した後、ヘッドボディ103の外周側面S103bの近
傍に設けられた孔部103c内に設けられた他端106
bの突出部106dの下方の面S106から下方の四周
方向に放射されるようになっている。
【0017】以上の構成により、この火災感知器Eは、
以下の優れた効果を奏する。回路基板105に設けられ
た発光素子101から照射される光を、光導通部材10
6を使用して、ヘッドボディ103の外周側面S103
bの近傍に設けられた孔部103c内に設けられた光導
通部材106の他端106bまで導いて、光導通部材1
06の他端106bを確認灯として用いているので、あ
ぶり試験器10を用いて動作試験を行っても、あぶり試
験器10の筒体10aの外側に、確認灯として用いる光
導通部材106の他端106bが位置するので、試験者
等は、他端106bが点灯するか否かを、あぶり試験器
10を傾けたりすることなく、容易に確認できるので、
点検作業が容易となるとともに、あぶり試験器10を傾
けずに、動作試験ができるので、動作試験の精度が高く
なる。
【0018】また、発光素子101は、回路基板105
上に設けられているので、回路基板105として大きな
基板を用いる必要がないので、発光素子101と、発光
素子101及び煙センサ及び/または熱センサ等のセン
サ(図示せず)を動作させる電気回路装置(図示せず)
が設けられた回路基板105として、ヘッドボディ10
3の凹部103a内に収容可能な、小型のものを使用で
きるため、電気回路装置(図示せず)が設けられた回路
基板105の製造コストを低く押さえることができる。
【0019】且つ、電気回路装置(図示せず)が設けら
れた回路基板105として小型のものを使用できるた
め、ヘッドボディとして、図7に示したようなツーピー
ス構造のヘッドボディ103を使用する必用がなく、回
路基板105を収容する凹部3aを中央に有する一体成
形されたヘッドボディ103を用いることができるた
め、火災感知器Eの部品点数が少なくできるので、火災
感知器Eの製造コストを低く押さえることができる。
【0020】更に、電気回路装置が設けられた回路基板
105は1個で済むので、火災感知器Eの製造コストを
低く押さえることができる。また、この火災感知器Eで
は、発光素子101が、発光素子101およびセンサ
(図示せず)を動作させる電気回路装置(図示せず)が
設けられた回路基板105の上面S105aに、概ね平
行に寝かすように設けられているので、火災感知器Eを
薄型とすることができるので、火災感知器Eの設計の自
由度が制約されないため、製造コストを下げることがで
きる等の優れた効果がある。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
火災感知器Eには、確認灯として用いる光導伝部材の端
部106bが、十分、明るくないという問題があった。
本発明者等は、火災感知器Eの確認灯として用いる光導
通部材106の他端106bあまり明るない原因につい
て研究した結果、従来の火災感知器Eで用いる光導通部
材106の形状が原因していることを知見するに至っ
た。
【0022】図11は、光導通部材106の形状を拡大
して示す概略的な断面図である。従来の光導通部材10
6では、一端106aが、平面とされているため、図1
1(a)に示すような発光素子101内部の発光体(光
源)aより正面方向に出る光線は、狙い通り、一端10
6aより、光導通部材106内へ入光し、光導通部材1
06を透過して、反射面M106により反射され、他端
106bより下方へ放射されるが、発光素子101内部
の発光体(光源)aより正面方向から外れた方向の光線
は、図11(b)に示すように、光線が、光導通部材1
06内で全反射したりして、他端106bより下方へ放
射されない。
【0023】図11に示した光導通部材106の形状で
は、一端106aから入光した光量の約半分以上が他端
106bから放射されないことが判った。このような問
題を簡単に解決するには、光導通部材106の厚さIを
大きくするか、他端106bの曲面を無くせば良いが、
前者は、感知器の薄型化に相反し、後者は、感知器のデ
ザイン上の美観を損なうこととなり好ましくない。
【0024】本発明は、上記した問題を解決するために
なされたものであって、薄型でデザインが良く、製造コ
ストを低く押さえることができ、しかも、火災感知器の
点検時に確認灯の視認性が優れている確認灯付き火災感
知器であって、更に、確認灯が明るく、火災感知器の点
検時に確認灯の視認性が更に向上した確認灯付き火災感
知器を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の確認灯
付き火災感知器は、発光素子と、ベース部と、ベース部
に着脱可能に設けられ、中央に凹部を有し、外周側面の
近傍に孔部を有する一体成形されたヘッドボディと、ヘ
ッドボディの中央部に設けられ、センサが収容される火
災感知部と、ヘッドボディの凹部と火災感知部とにより
形成される空間内に収容され、発光素子と、発光素子お
よびセンサを動作させる電気回路装置とが設けられた回
路基板と、光導通部材とを備え、光導通部材は、その一
端が、発光素子に光学的に接続され、且つ、発光素子方
向に突設する曲面になっており、その他端が、ヘッドボ
ディの外周側面の近傍に設けられた孔部内に設けられ、
光導通部材の他端を確認灯として用いる。
【0026】請求項1に記載の確認灯付き火災感知器で
は、光導通部材の発光素子に光学的に接続される側の一
端を、発光素子方向に突設する曲面とすることで、発光
素子から放射される光を光導通部材内に光導通部材方向
に沿った概ね平行光の成分に修正し、これにより、より
多くの光線を光導通部材の他端より放射できるようにし
てある。
【0027】請求項2に記載の確認灯付き火災感知器
は、光導通部材の発光素子に光学的に接続される側の一
端を、発光素子方向に突設する曲面の曲率を発光素子か
ら放射される光を光導通部材内に光導通部材方向に沿っ
た概ね平行光の成成分に修正するための曲面の曲率を具
体的に規定するものである。即ち、請求項2に記載の確
認灯付き火災感知器は、請求項1に記載の確認灯付き火
災感知器の光導通部材の一端に設けられた曲面の曲率が
下記の関係を満たす。
【0028】r=f/(n−1) rは、光導通部材の一端に設けられた曲面の曲率を、f
は、発光素子の見かけの発光位置から光導通部材の一端
迄の距離を、nは、光導通部材の屈折率を、各々、示
す。請求項3に記載の確認灯付き火災感知器は、請求項
1または2に記載の確認灯付き火災感知器の光導通部材
に、その一端から他端の間に、光導通部材内における光
の反射角を変化させ、光導通部材内を通る光の方向を、
概ね平行にするため、光導通部材の外形に平行でない部
分を設けた。
【0029】請求項3に記載の確認灯付き火災感知器で
は、光導通部材の一端から他端の間に、光導通部材内に
おける光の反射角を変化させ、光導通部材内を通る光の
方向を、概ね平行にするため、光導通部材の外形に平行
でない部分を設けることにより、光導通部材内で全反射
され、他端より放出されない光成分を減少させたので、
発光素子の点灯時における他端が明るくなる。
【0030】請求項4に記載の確認灯付き火災感知器
は、請求項1〜3のいずれかに記載の確認灯付き火災感
知器の光導通部材は、他端が概ね垂直方向下方に向くよ
うにされており、且つ、他端の近傍で、垂直方向に対
し、概ね45゜に曲げられた反射面を有し、且つ、反射
面をできるだけ発光素子側に近づけその面積を大きくし
た。
【0031】請求項4に記載の確認灯付き火災感知器で
は、光導通部材の反射面の角度を、概ね垂直方向下方に
向くようにされた他端より光が放出されやすい向きに規
定するとともに、反射面の面積を大きくしたので、発光
素子の点灯時における他端のが明るくなる。請求項5に
記載の確認灯付き火災感知器は、請求項1〜4のいずれ
かに記載の確認灯付き火災感知器の光導通部材の他端の
表面を光散乱面にした。
【0032】請求項5に記載の確認灯付き火災感知器で
は、光導通部材の他端の表面を光散乱面にしたので、発
光素子が点灯した際に、他端が白っぽく輝くので、確認
灯の確認が行い易い。請求項6に記載の確認灯付き火災
感知器は、請求項1〜5のいずれかに記載の確認灯付き
火災感知器のヘッドボディがベース部に完全に嵌合した
ときに、前記光導通部材の一端が前記発光素子に、光学
的に接続されるようにしたことを特徴とする。
【0033】請求項6に記載の確認灯付き火災感知器で
は、ヘッドボディがベース部に完全に嵌合しなければ、
光導通部材の一端が発光素子に、光学的に接続されない
ので、施工者等は、火災感知器を取り付けた後、動作試
験を行い、確認灯として用いる光導通部材の他端が点灯
しなければ、火災感知器が正常に動作しないものである
か、または、ベース部に対して、ヘッドボディが完全に
嵌合していないかを、容易に、知ることができる。
【0034】請求項7に記載の確認灯付き火災感知器
は、請求項1〜6のいずれかに記載の確認灯付き火災感
知器を確認灯付き煙感知器として使用するものであり、
センサが、煙センサであることを特徴とする。尚、煙セ
ンサは、光散乱型の煙センサであっても、光減衰型に煙
センサであってもよい。
【0035】請求項8に記載の確認灯付き火災感知器
は、請求項1〜6のいづれかに記載の確認灯付き火災感
知器を熱感知器として使用するものであり、センサが、
熱センサであることを特徴とする。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本願発明について、発明の
実施の形態に基づいて、更に、詳しく説明する。 (発明の実施の形態1)図1は、本発明に係る確認灯付
き火災感知器の要部である光導通部材を中心に示す概略
的な断面図であり、図2は、本発明に係る確認灯付き火
災感知器を概略的に示す図であり、図2(a)は、外観
を示す分解斜視図であり、図2(b)は、断面図であ
る。
【0037】この確認灯付き火災感知器Aは、LED等
の発光素子1と、天井等に取り付けられるベース部2
と、ベース部2に脱着可能に設けられたヘッドボディ3
と、ヘッドボディ3の中央部に設けられ、煙センサ及び
/または温度センサ等のセンサ(図示せず)が収容され
た火災感知部4と、発光素子1と、発光素子1およびセ
ンサ(図示せず)を動作させる電気回路装置(図示せ
ず)とが設けられた回路基板5と、光導通部材6とを備
える構成となっている。
【0038】ヘッドボディ3は、その中央部に凹部3a
を有するように一体成形されており、凹部3aと火災感
知部4とにより形成される空間内には、回路基板5が収
容されている。更に、ヘッドボディ3の外周側面S3b
の近傍、より特定的には、火災感知部4へつながる下方
側天面S103aと、下方側天面S103aの外周より
上方向へ起立するように設けられた外周側面S103b
とのコーナ部には、孔部103cが形成されている。
【0039】発光素子1は、回路基板5の上面S5aに
対し、図示するように、概ね平行に寝かすように取り付
けられている。そして、光導通部材6は、その一端6a
が、発光素子1と光学的に接続されるように、発光素子
101の側方に近接して設けられ、火災感知部4に設け
られた孔部4cを挿通し、その他端6bが、ヘッドボデ
ィ3の孔部3c内に設けられている。
【0040】光導通部材6の材質としては、光透過率の
よい材料であれば、特に限定されることはなく、そのよ
うな材料としては、アクリル樹脂、ガラス材等をあげる
ことができ、また、光導通部材6として、光ファイバー
を用いてもよい(以下の発明の実施の形態において同
じ)。また、光導通部材6の形状は、発光素子1から照
射された光を、効率よく光導通部材6の他端6bに導け
る形状であれば、特に、限定されることはなく、断面が
四角形状の角棒や、断面が円形の丸棒などをあげること
ができる(以下の発明の実施の形態において同じ)。
【0041】また、図3は、ヘッドボディ3とベース部
2の嵌合の状態を示す模式図であり、図3(a)は、ヘ
ッドボディ3に設けられた栓刃22とベース部2に設け
られた栓刃21とが、完全に嵌合した状態を示してお
り、図3(b)は、ヘッドボディ3に設けられた栓刃2
2とベース部2に設けられた栓刃21との嵌合が不十分
な状態を示す図である。
【0042】図3より明らかなように、この火災感知器
Bでは、ベース部2側の栓刃21と、ヘッドボディ3側
に設けられた栓刃(想像線で示す22)とが、完全に、
嵌合したときに、発光素子(想像線で示す発光素子1)
と、光導通部材6の一端6aとの光学的結合がなされる
ように、ベース部に、栓刃21と光導通部材6とが、ヘ
ッドボディ3に、栓刃22と発光素子1とが、各々、設
けられている。
【0043】この例では、他端6bは、突出部6dを形
成するように孔部3c内に設けられており、突出部6d
は、光導通部材6内を透過してきた光を、火災感知器A
の下方側に光を効率的に光を照射できるように下方側に
面S6を有している。この確認灯付き火災感知器Aで
は、発光素子1と光学的に接続され光導通部材6の一端
6aに曲面R6aが設けられている点に特に特徴があ
る。
【0044】そして、曲面R6aにより、発光素子1か
ら放射される光を、光導通部材6方向に沿った成分(平
行光)に修正してある。図4は、曲面R6aの曲率を規
定する方法を説明するための図である。図4中、aは発
光素子1の発光体(光源)を、r1は、発光素子1の曲
率を、bは、発光体(光源)aの見かけの上の発光位置
を、n1は、発光素子1の樹脂部の屈折率を、rは、光
導通部材6の一端6aの曲面R6aの曲率を、nは、光
導通部材6の屈折率を、D1は、発光体(光源)aから
発光素子1の先端までの距離を、D2は、見かけの上の
発光位置bから発光素子1の先端までの距離を、fは、
発光素子1の焦点距離を、各々、示す。
【0045】ここで、発光素子1の焦点距離fは、次式
で示される。 f=r1/(n1ー1)・・・ また、n/D1=N/D2+1/f・・・が成立つ。
ここに、Nは、空気の屈折率を示す。上記、より、 D2=n1/(n1/D1−(n1−1)/r1)・・・ が得られる。
【0046】そして、見かけ発光位置bで光る光を光導
通部材6内で平行光にするためには、光導通部材6の一
端6aの曲面R6aを、下記に示す曲率rにする必要が
ある。 f=r/(n−1)・・・ したがって、 r=f・(n−1)となり、rが算出で
きる。
【0047】この火災感知器Aでは、火災や、火煙試験
や加熱試験などの動作試験の際に、火災感知器Aが発報
すると、まず、発光素子1が点灯する。そして、発光素
子1から照射された光は、光導通部材6の一端6aから
光導通部材6内に入り、光導通部材6内を透過した後、
ヘッドボディ3の外周側面S3bの近傍に設けられた孔
部3c内に設けられた他端6bの突出部6dの下方の面
S6から下方に放射されるようになっている。
【0048】しかも、この火災感知器Aでは、光導通部
材6の発光素子1に光学的に接続される側の一端6a
を、発光素子1方向に突設する曲面R6aを所定の曲率
rとしてあるので、発光素子1から放射される光を光導
通部材6内に光導通部材6に沿った成分(平行光)に修
正し、これにより、より多くの光線を光導通部材6の他
端6bより放射できる。
【0049】したがって、従来の火災感知器Eに比べ、
発光素子1の点灯時に、確認灯として用いる光導通部材
6の他端6bが明るい。以下の発明の実施の形態では、
光導通部材6の形状が異なっている以外は、火災感知器
Aと同様であるので、光導通部材の形状を中心に説明す
る。 (発明の実施の形態2)図5は、本発明に係る確認灯付
き火災感知器の他一例を光導通部材を中心に概略的に示
す図である。
【0050】この光導通部材61は、以下の点を除け
ば、図1に示す光導通部材6の形状と同様であるので、
相当する部材については、相当する参照符号を付して、
その説明を省略する。この光導通部材61は、発光素子
1に光学的に接続される側の一端6aから他端6bの間
に、光導通部材61内における光の反射角を変化させ、
光導通部材61内を通る光の方向を、概ね平行にするた
め、光導通部材の外形に互いに平行でない部分が設けら
れている。
【0051】より詳しくは、この例では、領域Pに、光
導通部材61の側面Waに向き合う側面Wbを、側面W
aに平行とならないよう、一端6aから他端6bへ次第
にその間隔が広がるようにして、光が側面Waと側面W
bとで反射を繰り返すに連れ、入射角と反射角とが次第
に大きくなるようにし、光導通部材61内を透過する光
が、光導通部材61に沿って、概ね平行光となるよう、
所定の傾斜を有するように設けている。 (発明の実施の形態3)図6は、本発明に係る確認灯付
き火災感知器の他一例を光導通部材を中心に概略的に示
す図である。
【0052】この光導通部材62は、以下の点を除け
ば、図1に示す光導通部材6の形状と同様であるので、
相当する部材については、相当する参照符号を付して、
その説明を省略する。この光導通部材62は、光導通部
材62の他端6bが概ね垂直方向下方(図中、矢印で示
す方向)に向くようにされており、且つ、他端6bの近
傍で、概ね垂直方向に対し、概ね45゜に曲げられた反
射面M62を有している。そして、この例では、反射面
M62を、反射面M62の面積をできるだけ大きくする
よう、反射面M62の角度を保持して、発光素子1側に
近接するように設けている。
【0053】この光導通部材62を用いた確認灯付き火
災感知器では、光導通部材62の反射面M62の角度
を、概ね垂直方向下方に向くようにされた他端6bよ
り、光が放出されやすい向きに規定するとともに、反射
面M62の面積を大きくしたので、発光素子1の点灯時
における他端6bが明るくなる。尚、図示しないが、光
導通部材6、61、62の他端6bの表面で、光散乱効
果を得るようにするため、他端6bの表面を光散乱面と
するため、いわゆるシボ加工してもよい。
【0054】このように、他端6bの表面で、光散乱効
果が得られるようにすれば、発光素子1が点灯した際
に、他端6bが白っぽく輝くので、確認灯の確認が行い
易い。本発明に係る確認灯付き火災感知器は、構造が簡
単で、動作試験の際にも確認灯の点灯の有無が容易に確
認でき、しかも、安価に製造できるので、煙感知器、熱
感知器、火災感知器として、好適に用いることができ
る。
【0055】
【発明の効果】請求項1に記載の確認灯付き火災感知器
では、光導通部材の発光素子に光学的に接続される側の
一端を、発光素子方向に突設する曲面とすることで、発
光素子から放射される光を光導通部材内に光導通部材に
沿った概ね平行光の成分に修正し、これにより、より多
くの光線を光導通部材の他端より放射できるようにして
ある。
【0056】したがって、火災感知器の点検時に確認灯
が明るく、火災感知器の点検時に確認灯の視認性が更に
優れている。請求項2に記載の確認灯付き火災感知器で
は、請求項1に記載の確認灯付き火災感知器の光導通部
材の発光素子に光学的に接続される側の一端を、発光素
子方向に突設する曲面の曲率を、発光素子から放射され
る光が、光導通部材内を光導通部材の方向へ概ね平行光
に修正したので、これにより、より多くの光線を光導通
部材の他端より放射できる 請求項3に記載の確認灯付き火災感知器では、請求項1
または2に記載の確認灯付き火災感知器の光導通部材の
一端から他端の間に、光導通部材内における光の反射角
を変化させ、光導通部材内を通る光の方向を、概ね平行
にするため、光導通部材の外形に平行でない部分を設け
ることにより、光導通部材内で全反射され、他端より放
出されない光成分を減少させたので、発光素子の点灯時
における他端が明るくなる。
【0057】請求項4に記載の確認灯付き火災感知器で
は、光導通部材の反射面の角度を、概ね垂直方向下方に
向くようにされた他端より光が放出されやすい向きに規
定するとともに、反射面の面積を大きくしたので、発光
素子の点灯時における他端が明るくなる。請求項5に記
載の確認灯付き火災感知器では、光導通部材の他端の表
面を光散乱面にしたので、発光素子が点灯した際に、他
端が白っぽく輝くので、確認灯の確認が行い易い。
【0058】請求項6に記載の確認灯付き火災感知器で
は、ヘッドボディがベース部に完全に嵌合しなければ、
光導通部材の一端が発光素子に、光学的に接続されない
ので、施工者等は、火災感知器を取り付けた後、動作試
験を行い、確認灯として用いる光導通部材の他端が点灯
しなければ、火災感知器が正常に動作しないものである
か、または、ベース部に対して、ヘッドボディが完全に
嵌合していないかを、容易に、知ることができる。
【0059】尚、本発明に係る確認灯付きの火災感知器
は、回路基板に設けられた発光素子から照射される光
を、光導通部材を使用して、ヘッドボディの外周側面の
近傍に設けられた孔部内に設けられた光導通部材の他端
まで導いて、光導通部材の他端を確認灯として用いてい
るので、あぶり試験器を用いて動作試験を行っても、あ
ぶり試験器の筒体の外側に、確認灯として用いる光導通
部材の他端が位置するので、試験者等は、他端が点灯す
るか否かを、あぶり試験器を傾けたりすることなく、容
易に確認できるので、点検作業が容易となるとともに、
あぶり試験器を傾けずに、動作試験ができるので、動作
試験の精度が高くなる。
【0060】また、発光素子は、回路基板上に設けられ
ているので、回路基板として大きな基板を用いる必要が
ないので、発光素子と、発光素子及び煙センサ及び/ま
たは熱センサ等のセンサ(図示せず)を動作させる電気
回路装置(図示せず)が設けられた回路基板として、ヘ
ッドボディの凹部内に収容可能な、小型のものを使用で
きるため、電気回路装置(図示せず)が設けられた回路
基板の製造コストを低く押さえることができる。
【0061】且つ、電気回路装置(図示せず)が設けら
れた回路基板として小型のものを使用できるため、ヘッ
ドボディとして、ツーピース構造のヘッドボディを使用
する必用がなく、回路基板を収容する凹部を中央に有す
る一体成形されたヘッドボディを用いることができるた
め、火災感知器の部品点数が少なくできるので、火災感
知器の製造コストを低く押さえることができる。
【0062】更に、電気回路装置が設けられた回路基板
は1個で済むので、火災感知器Eの製造コストを低く押
さえることができる。また、発光素子を回路基板上面
に、概ね平行に寝かすように設けられているので、火災
感知器を薄型とすることができるので、火災感知器の設
計の自由度が制約されないため、製造コストを下げるこ
とができる等の優れた効果がある。
【0063】更に、発光素子や、電気回路装置が設けら
れた回路基板は、各々、1個で済むので、火災感知器の
製造コストを低く押さえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る確認灯付き火災感知器の
要部である光導通部材を中心に示す概略的な断面図であ
る。
【図2】本発明に係る確認灯付き火災感知器の他の一例
を概略的に示す図であり、図2(a)は、外観を示す分
解斜視図であり、図2(b)は、断面図である。
【図3】ヘッドボディとベース部の嵌合の状態を示す模
式図であり、、図3(a)は、ヘッドボディに設けられ
た栓刃とベース部に設けられた栓刃とが、完全に嵌合し
た状態を示しており、図3(b)は、ヘッドボディに設
けられた栓刃とベース部に設けられた栓刃との嵌合が不
十分な状態を示す図である。
【図4】本発明に係る確認灯付き火災感知器の他一例を
光導通部材を中心に概略的に示す図である。
【図5】本発明に係る確認灯付き火災感知器の他一例を
光導通部材を中心に概略的に示す図である。
【図6】本発明に係る確認灯付き火災感知器の他の一例
を概略的に示す、部分切欠き断面図である。
【図7】従来の確認灯付き火災感知器の一例を概略的に
示す図であり、図7(a)は、分解斜視図であり、図7
(b)は、断面図である。
【図8】従来の確認灯付き火災感知器の一例を概略的に
示す図であり、図8(a)は、分解斜視図であり、図8
(b)は、断面図である。
【図9】従来の確認灯付き火災感知器の一例を概略的に
示す図であり、図9(a)は、斜視図であり、図9
(b)は、断面図である。
【図10】特願平7−279426号に記載の確認灯付
き火災感知器の一例を概略的に示す図であり、図10
(a)は、斜視図であり、図10(b)は、断面図であ
る。
【図11】特願平7−279426号に記載の確認灯付
き火災感知器の光導通部材を中心に示す概略的な断面図
であり、図11(a)には、発光素子内部の発光体(光
源)より正面方向に出る光線の光跡が模式的に示され、
図11(b)には、発光素子内部の発光体(光源)より
正面方向から外れた方向の光線の光跡が模式的に示され
ている。
【符号の説明】
A 確認灯付き火災感知器 1 発光素子 2 ベース部 3 ヘッドボディ 3a 凹部 3c、13c 孔部 4 火災感知部 5 回路基板 6、61、62 光導通部材 6a 光導通部材の一端 S6a 曲面 6b 光導通部材の他端 21、22 栓刃

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光素子と、 ベース部と、 前記ベース部に着脱可能に設けられ、中央に凹部を有
    し、外周側面の近傍に孔部を有する一体成形されたヘッ
    ドボディと、 前記ヘッドボディの中央部に設けられ、センサが収容さ
    れる火災感知部と、 前記ヘッドボディの凹部と前記火災感知部とにより形成
    される空間内に収容され、前記発光素子と、前記発光素
    子および前記センサを動作させる電気回路装置とが設け
    られた回路基板と、 光導通部材とを備え、 前記光導通部材は、 その一端が、前記発光素子に光学的に接続され、且つ、
    前記発光素子方向に突設する曲面になっており、 その他端が、前記ヘッドボディの外周側面の近傍に設け
    られた孔部内に設けられ、前記光導通部材の他端を確認
    灯として用いる、確認灯付き火災感知器。
  2. 【請求項2】前記光導通部材の一端に設けられた曲面の
    曲率が下記の関係を満たす、請求項1に記載の確認灯付
    き火災感知器。 r=f/(n−1) rは、光導通部材の一端に設けられた曲面の曲率を、f
    は、発光素子の見かけの発光位置から光導通部材の一端
    迄の距離を、nは、光導通部材の屈折率を、各々、示
    す。
  3. 【請求項3】前記光導通部材に、その一端から他端の間
    に、前記光導通部材内における光の反射角を変化させ、
    光導通部材内を通る光の方向を、概ね平行にするため、
    光導通部材の外形に平行でない部分を設けた、請求項1
    または2に記載の確認灯付き火災感知器。
  4. 【請求項4】前記光導通部材は、他端が概ね垂直方向下
    方に向くようにされており、且つ、 前記他端の近傍で、前記垂直方向に対し、概ね45゜に
    曲げられた反射面を有し、且つ、 前記反射面をできるだけ大きくした、請求項1〜3のい
    ずれかに記載の確認灯付き火災感知器。
  5. 【請求項5】前記光導通部材の他端の表面を光散乱面に
    した、請求項1〜4のいずれかに記載の確認灯付き火災
    感知器。
  6. 【請求項6】前記ヘッドボディが前記ベース部に完全に
    嵌合したときに、前記光導通部材の一端が前記発光素子
    に、光学的に接続されるようにしたことを特徴とする、
    請求項1〜5のいずれかに記載の確認灯付き火災感知
    器。
  7. 【請求項7】前記センサが、煙センサであることを特徴
    とする、請求項1〜6のいずれかに記載の確認灯付き火
    災感知器。
  8. 【請求項8】前記センサが、熱センサであることを特徴
    とする、請求項1〜6のいずれかに記載の確認灯付き火
    災感知器。
JP03859296A 1996-02-26 1996-02-26 確認灯付き火災感知器 Expired - Lifetime JP3338610B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03859296A JP3338610B2 (ja) 1996-02-26 1996-02-26 確認灯付き火災感知器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03859296A JP3338610B2 (ja) 1996-02-26 1996-02-26 確認灯付き火災感知器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09231483A true JPH09231483A (ja) 1997-09-05
JP3338610B2 JP3338610B2 (ja) 2002-10-28

Family

ID=12529577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03859296A Expired - Lifetime JP3338610B2 (ja) 1996-02-26 1996-02-26 確認灯付き火災感知器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3338610B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001014570A (ja) * 1999-04-28 2001-01-19 Nittan Co Ltd 火災感知器
KR100778295B1 (ko) * 2006-08-21 2007-11-22 신화전자주식회사 화재감지기
DE102015004458A1 (de) 2014-06-26 2015-12-31 Elmos Semiconductor Aktiengesellschaft Vorrichtung und Verfahren für einen klassifizierenden, rauchkammerlosen Luftzustandssensor
DE102014019172A1 (de) 2014-12-17 2016-06-23 Elmos Semiconductor Aktiengesellschaft Vorrichtung und Verfahren zur Unterscheidung von festen Objekten, Kochdunst und Rauch mit einem kompensierenden optischen Messsystem
DE102014019773A1 (de) 2014-12-17 2016-06-23 Elmos Semiconductor Aktiengesellschaft Vorrichtung und Verfahren zur Unterscheidung von festen Objekten, Kochdunst und Rauch mittels des Displays eines Mobiltelefons

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001014570A (ja) * 1999-04-28 2001-01-19 Nittan Co Ltd 火災感知器
JP2007188543A (ja) * 1999-04-28 2007-07-26 Nittan Co Ltd 火災感知器
JP2008123561A (ja) * 1999-04-28 2008-05-29 Nittan Co Ltd 火災感知器
JP4714759B2 (ja) * 1999-04-28 2011-06-29 ニッタン株式会社 火災感知器
KR100778295B1 (ko) * 2006-08-21 2007-11-22 신화전자주식회사 화재감지기
DE102015004458A1 (de) 2014-06-26 2015-12-31 Elmos Semiconductor Aktiengesellschaft Vorrichtung und Verfahren für einen klassifizierenden, rauchkammerlosen Luftzustandssensor
DE102014019172A1 (de) 2014-12-17 2016-06-23 Elmos Semiconductor Aktiengesellschaft Vorrichtung und Verfahren zur Unterscheidung von festen Objekten, Kochdunst und Rauch mit einem kompensierenden optischen Messsystem
DE102014019773A1 (de) 2014-12-17 2016-06-23 Elmos Semiconductor Aktiengesellschaft Vorrichtung und Verfahren zur Unterscheidung von festen Objekten, Kochdunst und Rauch mittels des Displays eines Mobiltelefons

Also Published As

Publication number Publication date
JP3338610B2 (ja) 2002-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2166521B1 (en) Flame Detector
JP5856173B2 (ja) 煙検知回路、この煙検知回路を備える煙検知器、並びにこの回路及び検知器の両方を備える警報デバイス
JP5096276B2 (ja) 炎感知ユニット
EP1035408A1 (en) Apparatus for measuring characteristics of optical angle
US6124585A (en) Apparatus for measuring the reflectance of strips having non-uniform color
JP2002039956A (ja) 表面検査装置
JPH09231483A (ja) 確認灯付き火災感知器
JP2007333567A (ja) 多重反射型セルおよび赤外線式ガス検知器
JP3451510B2 (ja) 確認灯付き火災感知器
JP4043204B2 (ja) 火災検知器
JP4537568B2 (ja) 漏液センサー
JP5135141B2 (ja) 炎感知器
JP4315280B2 (ja) 炎感知器
CN212340446U (zh) 一种测温装置
CN215678092U (zh) 反光膜逆反射测量仪
JP3536773B2 (ja) 表示パネル
JP7341819B2 (ja) 炎感知器
JP2508139B2 (ja) 液面検出装置
JP4250053B2 (ja) 炎感知器
JP4319511B2 (ja) 炎感知器
JPH05159753A (ja) 反射鏡付電球の製造方法及びその製造方法に使用する照度検査装置
JP3230119B2 (ja) 火災検知器
KR20230068873A (ko) 레이저 스캐너
JPH09264718A (ja) 非接触寸法測定装置
JPH05282904A (ja) 照光装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020702

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070809

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080809

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090809

Year of fee payment: 7

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090809

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090809

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100809

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110809

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120809

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130809

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term