JPH0923140A - Mosデバイス - Google Patents
MosデバイスInfo
- Publication number
- JPH0923140A JPH0923140A JP7169504A JP16950495A JPH0923140A JP H0923140 A JPH0923140 A JP H0923140A JP 7169504 A JP7169504 A JP 7169504A JP 16950495 A JP16950495 A JP 16950495A JP H0923140 A JPH0923140 A JP H0923140A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inverter
- schmitt trigger
- input
- output
- cmos inverter
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】前段にCMOSインバータ回路,後段にシュミ
ットトリガインバータ回路の構成とする。 【効果】優れたノイズ耐量のシュミットトリガバッファ
回路が得られる。
ットトリガインバータ回路の構成とする。 【効果】優れたノイズ耐量のシュミットトリガバッファ
回路が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はMOSデバイスに関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】シュミットトリガバッファは、入出力電
圧特性にヒステリシスを持たせたもので耐ノイズ性を向
上させる目的で半導体集積回路装置(LSI)の入力回
路,発振回路など種々の用途に使われる。
圧特性にヒステリシスを持たせたもので耐ノイズ性を向
上させる目的で半導体集積回路装置(LSI)の入力回
路,発振回路など種々の用途に使われる。
【0003】従来のシュミットバッファ回路は図2で示
されるように、例えば、‘94THE CMOS DEVICE MANUAL
CMOSデバイス規格表 CQ出版社 P277 製品 4S584
に示される。Vin は入力信号のシュミットトリガインバ
ータ100に入力され、その出力信号Vout1 はVin の反
転が出力される、Vin はさらにCMOSインバータ10
1の入力に入力されVout2 へ反転出力される。
されるように、例えば、‘94THE CMOS DEVICE MANUAL
CMOSデバイス規格表 CQ出版社 P277 製品 4S584
に示される。Vin は入力信号のシュミットトリガインバ
ータ100に入力され、その出力信号Vout1 はVin の反
転が出力される、Vin はさらにCMOSインバータ10
1の入力に入力されVout2 へ反転出力される。
【0004】図3および図4にシュミットトリガバッフ
ァの入力信号がLow レベルからHighレベルに変化したと
き発生するノイズを除去するしくみを示す。
ァの入力信号がLow レベルからHighレベルに変化したと
き発生するノイズを除去するしくみを示す。
【0005】図中、VDDは電源電圧レベル、GNDは
接地電位レベル、Vin ,Vout1, Vout2 は電位レベ
ル、Vth はCMOSインバータの論理的しきい値電圧を
指すものとする。またシュミットトリガインバータにお
ける、入力接地電位レベルとしての最大値をViL,入
力電源電圧レベルとしての最小値をViHとする。
接地電位レベル、Vin ,Vout1, Vout2 は電位レベ
ル、Vth はCMOSインバータの論理的しきい値電圧を
指すものとする。またシュミットトリガインバータにお
ける、入力接地電位レベルとしての最大値をViL,入
力電源電圧レベルとしての最小値をViHとする。
【0006】シュミットトリガインバータ100にVi
Hより高電位が加わると出力Vout1はGND電位にな
り、ViLより低電位が加わると出力Vout1 はVDD電
位になる。
Hより高電位が加わると出力Vout1はGND電位にな
り、ViLより低電位が加わると出力Vout1 はVDD電
位になる。
【0007】CMOSインバータ101はVth より高電
位が加わると出力Vout1 はGND電位になり、Vth より
低電位が加わると出力Vout2 はVDD電位になる。
位が加わると出力Vout1 はGND電位になり、Vth より
低電位が加わると出力Vout2 はVDD電位になる。
【0008】まず、図2中のVin に図3で示すようなノ
イズが入るとシュミットトリガインバータ100の入力
VinはViLより低電位とならない為Vout1へノイズは伝
播されない。もし、これがシュミットトリガインバータ
ではなく、CMOSインバータであるなら、ノイズはC
MOSインバータのVth を超えるため、CMOSインバ
ータの出力はVDDへ変化しノイズは伝播される。この
ように、シュミットトリガバッファ100の入力Vin に
発生したノイズは除去され、出力Vout2 は正常に出力さ
れる。
イズが入るとシュミットトリガインバータ100の入力
VinはViLより低電位とならない為Vout1へノイズは伝
播されない。もし、これがシュミットトリガインバータ
ではなく、CMOSインバータであるなら、ノイズはC
MOSインバータのVth を超えるため、CMOSインバ
ータの出力はVDDへ変化しノイズは伝播される。この
ように、シュミットトリガバッファ100の入力Vin に
発生したノイズは除去され、出力Vout2 は正常に出力さ
れる。
【0009】しかし、図4に示すようなシュミットトリ
ガインバータ100のViLを超えるノイズが入った場
合、このノイズはシュミットトリガインバータ100の
スイッチング時間の遅れにより、Vin に入力されたノイ
ズのピーク電圧よりは若干減衰するがVout1 に伝播さ
れ、かつこのノイズが次段のCMOSインバータ101
のVth より低電位に至る場合は、さらにVout2 へノイズ
が伝播されてしまう。
ガインバータ100のViLを超えるノイズが入った場
合、このノイズはシュミットトリガインバータ100の
スイッチング時間の遅れにより、Vin に入力されたノイ
ズのピーク電圧よりは若干減衰するがVout1 に伝播さ
れ、かつこのノイズが次段のCMOSインバータ101
のVth より低電位に至る場合は、さらにVout2 へノイズ
が伝播されてしまう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はノイズ
除去可能領域を拡大する事において、ノイズ耐量の向上
を図り、優れたノイズ耐量のシュミットトリガバッファ
回路を提供することにある。
除去可能領域を拡大する事において、ノイズ耐量の向上
を図り、優れたノイズ耐量のシュミットトリガバッファ
回路を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明は前段にCMOSインバータ回路、後段にシ
ュミットトリガインバータ回路の構成とする。
に、本発明は前段にCMOSインバータ回路、後段にシ
ュミットトリガインバータ回路の構成とする。
【0012】
【作用】図5に本発明の構成のシュミットトリガバッフ
ァ回路、図6に本発明の動作原理を示す。
ァ回路、図6に本発明の動作原理を示す。
【0013】図5のシュミットトリガバッファ回路の入
力Vin に図6に示すようなノイズ(図4で示したノイズ
と同じもの)が入るとCMOSインバータ101のVth
より低電位が生じる為Vout2 にノイズは伝播される。こ
のときCMOSインバータ101の持つスイッチング時
間の遅れによりVin に入力されたノイズのピーク電圧は
若干減衰する。
力Vin に図6に示すようなノイズ(図4で示したノイズ
と同じもの)が入るとCMOSインバータ101のVth
より低電位が生じる為Vout2 にノイズは伝播される。こ
のときCMOSインバータ101の持つスイッチング時
間の遅れによりVin に入力されたノイズのピーク電圧は
若干減衰する。
【0014】この減衰したノイズが次段のシュミットト
リガインバータ100の入力となるが、シュミットトリ
ガインバータ100のViLより低電位になりづらいた
めVout2 へノイズは伝播されない。
リガインバータ100の入力となるが、シュミットトリ
ガインバータ100のViLより低電位になりづらいた
めVout2 へノイズは伝播されない。
【0015】従来技術では、後段のCMOSインバータ
101に本発明の前段のCMOSインバータ101と同
様ノイズを若干減衰する効果は期待できるが、一旦、Vt
h を超えて入力されたノイズは、減衰は出来ても完全に
除去することは出来ない。
101に本発明の前段のCMOSインバータ101と同
様ノイズを若干減衰する効果は期待できるが、一旦、Vt
h を超えて入力されたノイズは、減衰は出来ても完全に
除去することは出来ない。
【0016】この様に、シュミットトリガインバータ1
00の前段にCMOSインバータ101を配置すること
により、従来では除去出来なかったシュミットトリガイ
ンバータ100のViLを超えて入力されるノイズも、
一旦、CMOSインバータ101で受け、減衰させるこ
とにより、次段のシュミットトリガインバータ100で除
去することが可能となる。これにより、ノイズ除去可能
範囲を拡大することが可能となる。
00の前段にCMOSインバータ101を配置すること
により、従来では除去出来なかったシュミットトリガイ
ンバータ100のViLを超えて入力されるノイズも、
一旦、CMOSインバータ101で受け、減衰させるこ
とにより、次段のシュミットトリガインバータ100で除
去することが可能となる。これにより、ノイズ除去可能
範囲を拡大することが可能となる。
【0017】
【実施例】図1は本発明の実施例を示すシュミットトリ
ガバッファ回路である。
ガバッファ回路である。
【0018】シュミットトリガバッファ回路は、CMO
Sインバータ部101とシュミットトリガインバータ部
100から構成される。
Sインバータ部101とシュミットトリガインバータ部
100から構成される。
【0019】CMOSインバータ部101はPMOS
MP1,NMOS MN1で構成される。シュミットト
リガインバータ部100はPMOS MP2〜MP5,
NMOS MN2〜MN5から構成される。
MP1,NMOS MN1で構成される。シュミットト
リガインバータ部100はPMOS MP2〜MP5,
NMOS MN2〜MN5から構成される。
【0020】シュミットトリガインバータ部100はP
MOS MP2,NMOS MN2からなるCMOSイ
ンバータ102の出力とPMOS MP3,NMOS M
N3からなるCMOSインバータ103の入力ゲート電
極に入力され、又PMOS MP5,NMOS MN5からな
るCMOSインバータ105の出力がCMOSインバー
タ103の入力に帰還されてなる。103のドレイン電
極は105のゲート電極と接続し、又PMOS MP
4,NMOS MN4からなる104のゲート電極とも
接続している。シュミットトリガインバータ部100の
出力電圧Vout2 はCMOSインバータの出力となる。
MOS MP2,NMOS MN2からなるCMOSイ
ンバータ102の出力とPMOS MP3,NMOS M
N3からなるCMOSインバータ103の入力ゲート電
極に入力され、又PMOS MP5,NMOS MN5からな
るCMOSインバータ105の出力がCMOSインバー
タ103の入力に帰還されてなる。103のドレイン電
極は105のゲート電極と接続し、又PMOS MP
4,NMOS MN4からなる104のゲート電極とも
接続している。シュミットトリガインバータ部100の
出力電圧Vout2 はCMOSインバータの出力となる。
【0021】図1のシュミットトリガバッファ回路で、
インバータ102の出力はインバータ103に入力され
る。インバータ103の出力は、シュミットトリガイン
バータ部の出力バッファであるインバータ104に入力
されるのと同時に、インバータ105にも入力される。
インバータ105の出力は、インバータ103の入力に
フィードバックされるので、インバータ105の入力は
インバータ102の出力とインバータ105の出力で駆
動される。この為、インバータ102の出力がインバー
タ103のVth を越えて低電位から高電位に変化して
も、インバータ105が低電位を出力している為、イン
バータ103のVth よりも高い電圧を印加しないとイン
バータ103の出力を反転することは出来ない。この結
果、シュミットトリガバッファ回路のViHはより高い
方へシフトする。同様に、ViLはより電圧の低い方へ
シフトし、入出力特性はヒステリシス曲線となる。
インバータ102の出力はインバータ103に入力され
る。インバータ103の出力は、シュミットトリガイン
バータ部の出力バッファであるインバータ104に入力
されるのと同時に、インバータ105にも入力される。
インバータ105の出力は、インバータ103の入力に
フィードバックされるので、インバータ105の入力は
インバータ102の出力とインバータ105の出力で駆
動される。この為、インバータ102の出力がインバー
タ103のVth を越えて低電位から高電位に変化して
も、インバータ105が低電位を出力している為、イン
バータ103のVth よりも高い電圧を印加しないとイン
バータ103の出力を反転することは出来ない。この結
果、シュミットトリガバッファ回路のViHはより高い
方へシフトする。同様に、ViLはより電圧の低い方へ
シフトし、入出力特性はヒステリシス曲線となる。
【0022】従って、シュミットトリガバッファ回路の
入力電圧Vin をCMOSインバータ部101のゲート電
極に接続し、出力電圧Vout2 を104のドレイン電極に
接続すれば、本発明のシュミットトリガバッファ回路を
実現することが出来る。
入力電圧Vin をCMOSインバータ部101のゲート電
極に接続し、出力電圧Vout2 を104のドレイン電極に
接続すれば、本発明のシュミットトリガバッファ回路を
実現することが出来る。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、ノイズ除去可能領域が
拡大し、優れたノイズ耐量のシュミットトリガバッファ
回路が可能となる。
拡大し、優れたノイズ耐量のシュミットトリガバッファ
回路が可能となる。
【図1】本発明の実施例を表すシュミットトリガバッフ
ァ回路図。
ァ回路図。
【図2】従来例を示すシュミットトリガバッファ回路
図。
図。
【図3】従来例を示すシュミットトリガバッファ回路を
説明する入出力電圧特性図。
説明する入出力電圧特性図。
【図4】従来例を示すシュミットトリガバッファ回路を
説明する入出力電圧特性図。
説明する入出力電圧特性図。
【図5】本発明の構成もあるシュミットトリガバッファ
回路図。
回路図。
【図6】本発明の構成もあるシュミットトリガバッファ
回路を説明する入出力電圧特性図。
回路を説明する入出力電圧特性図。
MP1,MP2,MP3,MP4,MP5…PMOSト
ランジスタ、MN1,MN2,MN3,MN4,MN5
…NMOSトランジスタ、100…シュミットトリガイ
ンバータ部、101…CMOSインバータ部、102…
入力バッファ、103,104…インバータ、105…
出力バッファ。
ランジスタ、MN1,MN2,MN3,MN4,MN5
…NMOSトランジスタ、100…シュミットトリガイ
ンバータ部、101…CMOSインバータ部、102…
入力バッファ、103,104…インバータ、105…
出力バッファ。
Claims (1)
- 【請求項1】CMOSインバータ回路とCMOSシュミ
ットトリガインバータの二つのインバータで構成される
シュミットトリガバッファで前段にCMOSインバータ
回路、後段にシュミットトリガインバータの構成を有す
ることを特徴とするMOSデバイス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7169504A JPH0923140A (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | Mosデバイス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7169504A JPH0923140A (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | Mosデバイス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0923140A true JPH0923140A (ja) | 1997-01-21 |
Family
ID=15887745
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7169504A Pending JPH0923140A (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | Mosデバイス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0923140A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6695984B1 (en) | 1998-08-07 | 2004-02-24 | Bridgestone Corporation | Silicon carbide sinter and process for producing the same |
JP2014099791A (ja) * | 2012-11-15 | 2014-05-29 | Renesas Electronics Corp | 入力回路 |
-
1995
- 1995-07-05 JP JP7169504A patent/JPH0923140A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6695984B1 (en) | 1998-08-07 | 2004-02-24 | Bridgestone Corporation | Silicon carbide sinter and process for producing the same |
JP2014099791A (ja) * | 2012-11-15 | 2014-05-29 | Renesas Electronics Corp | 入力回路 |
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