JPH09230847A - 階調キャラクタ生成方法ならびにその装置 - Google Patents
階調キャラクタ生成方法ならびにその装置Info
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- JPH09230847A JPH09230847A JP8033607A JP3360796A JPH09230847A JP H09230847 A JPH09230847 A JP H09230847A JP 8033607 A JP8033607 A JP 8033607A JP 3360796 A JP3360796 A JP 3360796A JP H09230847 A JPH09230847 A JP H09230847A
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Abstract
細い場合でも、骨格線を表現する階調イメージが薄くな
らない、見栄えのよい階調イメージを生成する。 【解決手段】 キャラクタのイメージを3つ以上の濃度
情報をとりうる階調画素の集合として表現する階調キャ
ラクタ生成方法において、2値画素の集合として表現し
たキャラクタメージを対象として、各階調画素に対応し
たm×n(例えば、3×3)の第1の2値イメージを読
み出し(S51)、各階調画素の基本濃度を決定すると
ともに(S54)、各階調画素に対応したM×N(例え
ば、3×3、あるいは、5×5)の第2の2値イメージ
を読み出し(S55)、キャラクタの骨格線と予想され
る所定のパターンを含んでいるか否かを判定する(S5
6)。そして、所定のパターンを含んでいる場合、その
階調画素の濃度を濃くなるように補正する(S58)。
Description
図形等(以下これらを総称してキャラクタという)の階
調イメージを生成する方法ならびにその装置に関する。
装置において、キャラクタの形状をその輪郭(アウトラ
イン)を表わすアウトラインデータとして記憶し、その
アウトラインデータを画素によるイメージデータに変換
して出力する方式のものが普及している。具体的には、
出力装置の画素を規定する座標系(画素座標)に対し上
記アウトラインを重ね、そのアウトラインを所定の方向
に走査することにより、アウトラインの内側に存在する
画素と、外側に存在する画素とを判別し、アウトライン
の内側に存在すると判別された画素をオンとすること
で、キャラクタのイメージデータが生成される(以下、
このような方法によりアウトラインデータをイメージデ
ータに変換する処理をスキャンコンバージョンと称す
る)。また、キャラクタの拡大もしくは縮小を行う場合
は、基準となるサイズのアウトラインを指定されたサイ
ズに拡大もしくは縮小した後に画素座標に重ね、その
後、上記スキャンコンバージョン処理を行うことで、指
定されたサイズに対応したイメージデータが生成され
る。
置においてアウトラインデータを、画素のオン/オフに
対応する2種類の画素濃度(例えば白と黒)の組み合わ
せにより記述された画素(以下、2値画素という)から
構成されるイメージデータ、いわゆる2値イメージに変
換した場合、その2値イメージに基づくキャラクタイメ
ージの輪郭に階段状のぎざぎざ(以下、ジャギーとい
う)が生じて見栄えが悪くなることがある。また、文字
の出力サイズが小さい場合は、文字の歪みが大きくなっ
たり潰れが生じて、文字の判読性が損なわれることがあ
る。
に、3種類以上の濃度を持つ画素(以下、階調画素とい
う)により構成される階調イメージを生成する方法が知
られている。例えば、本出願人による特開昭63−31
3191号公報には、各画素のアウトライン内部の面積
に応じてその画素の濃度を決定する手法が記載されてい
る。また、別の方法として特開平5−303375号公
報や、特開平6−250633号公報に記載された方法
がある。これは、まず目的とする階調画素よりも小さな
サイズの2値画素か、もしくは階調画素を更に分割する
2値画素を想定する。次に、アウトラインデータからス
キャンコンバージョン処理により、想定された各2値画
素のオン/オフを決定し、2値イメージを生成する。次
に、1つの階調画素に対応する複数の2値画素イメージ
のパターンから、階調画素の濃度を決定する手法であ
る。
示されるアウトラインデータから階調イメージを生成す
る場合を例にして説明する。
「B」の文字のスケーリング後のアウトライン81を示
している。また、図9は、階調画素座標より細かい2値
画素座標91と、アウトライン81を2値画素座標91
に対してスキャンコンバージョンした2値イメージ90
を示している。この例では、2値画素が階調画素に対し
て縦、横とも3分の1のサイズを持つ場合を示してお
り、各階調画素に対応した2値画素はそれぞれ9個存在
する。その9個の2値画素の内、オンである画素の個数
を階調画素の濃度とすると、各階調画素に対して図13
(a)に示されるような濃度情報が得られる。なお、図
13の例では、階調画素がとりうる濃度の最大(最も濃
い)が「9」、濃度の最少(最も薄い)を「0」として
いる。図13(a)に示される濃度情報からは、図14
(a)に示されるような中間調(9階調)のイメージ出
力が得られる。
る場合には、上述のようにアウトラインデータから変換
する場合以外に、キャラクタのイメージが、予め2値イ
メージのデータとして記憶されている場合もある。この
場合、予め記憶されている2値イメージのデータを縮小
して出力する際に、2値のまま縮小イメージとすると見
栄えの悪化が起こる。これを防止するため、2値イメー
ジを階調イメージに変換しつつ縮小することで、見栄え
の悪化を抑制できる。
たような階調イメージの生成方法を用いた場合、階調画
素の大きさに比べてキャラクタの構成線が細い場合に
は、その階調画素の濃度は小さな値となる。そのため、
キャラクタの主要な構成線(以下、骨格線という)が細
いと、キャラクタの骨格線を表現する階調イメージの濃
度が小さく(つまり薄く)なり、見栄えの悪い出力とな
るという問題点がある。この問題はキャラクタが小さい
サイズで出力される場合や、ペン字書体などでキャラク
タが細い骨格線を用いてデザインされている場合などに
顕著に発生する。例えば、図14(a)に示される
「B」の文字では、縦線と、中央の横線は濃く出力され
ているが、上と下の横線は薄くなっており、見栄えが悪
くなっている。
になされたものであり、キャラクタの骨格線が階調画素
の大きさに比べて細い場合でも、骨格線を表現する階調
イメージが薄くならない、見栄えのよい階調イメージを
生成することができる階調キャラクタ生成方法ならびに
その装置を提供することを目的とする。
に、請求項1記載の発明では、キャラクタのイメージを
3つ以上の濃度情報をとりうる階調画素の集合として表
現する階調キャラクタ生成方法において、キャラクタの
イメージを第1の濃度あるいは第2の濃度からなる2値
画素の集合として表現した2値イメージを対象として、
2値イメージの内、キャラクタの階調イメージを構成す
るそれぞれの階調画素に対応した第1の領域に含まれる
第1の部分2値イメージに基づいて各階調画素の濃度情
報を決定する濃度決定ステップと、2値イメージの内、
それぞれの階調画素に対応した第2の領域に含まれる第
2の部分2値イメージが所定のパターンを含んでいるか
否かを判定する判定ステップと、第2の領域に含まれる
第2の部分2値イメージが所定のパターンを含んでいる
場合は、その第2の領域に対応する階調画素の濃度情報
を補正する補正ステップとを含むことを特徴としてい
る。従って、キャラクタの骨格線が出力画素の大きさに
対して細い場合でも、各階調画素の位置に骨格線がある
か否かを判定し、骨格線があると判定された階調画素の
濃度を濃く補正することで、見栄えのよい階調イメージ
を生成できる。
記載の階調キャラクタ生成方法において、所定のパター
ンは、第2の領域に含まれる第2の部分2値イメージに
対応する大きさのパターンが予め複数用意されており、
判定ステップは、第2の領域に含まれる第2の部分2値
イメージが、予め用意されたパターンの内、少なくとも
1つを含んでいるか否かを判定するステップであること
を特徴としている。従って、補正が必要な階調画素であ
るか否かを、複数のパターンとの比較により簡易に判定
できる。
または2記載の階調キャラクタ生成方法において、第1
の領域は、対応する階調画素の内部の領域、あるいは内
部及びその近傍からなる領域の、いずれかであることを
特徴としている。従って、部分2値イメージに基づいて
それぞれの階調画素の濃度(補正前の濃度)を簡易に計
算することもできるし、あるいは周辺のイメージを考慮
して計算することもできる。
ないし3のいずれかに記載の階調キャラクタ生成方法に
おいて、第2の領域は、対応する階調画素の内部の領
域、あるいは内部及びその近傍からなる領域の、いずれ
かであることを特徴としている。従って、階調画素の濃
度を補正すべきか否かを簡易に判定することもでき、あ
るいは骨格線の階調画素周辺の連続性も考慮して補正の
要否を判定することもできる。
ないし4のいずれかに記載の階調キャラクタ生成方法に
おいて、補正ステップでは、補正前の濃度と補正後の濃
度との対応関係、もしくは、補正前の濃度と、補正前と
補正後との濃度の変化量との対応関係が予め決定されて
おり、その対応関係に基づいて階調画素の濃度情報を補
正することを特徴としている。従って、階調画素の濃度
の補正を簡易に行うことができる。
タのイメージを3つ以上の濃度情報をとりうる階調画素
の集合として表現する階調キャラクタ生成装置におい
て、キャラクタのイメージを第1の濃度あるいは第2の
濃度からなる2値画素の集合として記憶する2値イメー
ジ記憶手段と、その2値イメージ記憶手段に記憶された
2値イメージの内、キャラクタの階調イメージを構成す
るそれぞれの階調画素に対応した第1の領域に含まれる
第1の部分2値イメージに基づいて各階調画素の濃度情
報を決定する濃度決定手段と、2値イメージの内、それ
ぞれの階調画素に対応した第2の領域に含まれる第2の
部分2値イメージが所定のパターンを含んでいるか否か
を判定する判定手段と、その判定手段に基づき、第2の
領域に含まれる第2の部分2値イメージが所定のパター
ンを含んでいる場合は、その第2の領域に対応する階調
画素の濃度情報を補正する補正手段とを備えたことを特
徴としている。従って、キャラクタの骨格線が細い場合
でも、階調画素の濃度が薄くならないよう補正して、見
栄えのよい階調イメージを生成できる。
記載の階調キャラクタ生成装置において、判定手段は、
第2の領域に含まれる第2の部分2値イメージに対応す
る大きさのパターンを予め複数記憶している補正判定パ
ターン記憶手段を持ち、第2の部分2値イメージが、補
正判定パターン記憶手段に記憶された複数のパターンの
内、少なくとも1つを含んでいるか否かを判定すること
を特徴としている。従って、補正が必要な階調画素であ
るか否かを、複数のパターンとの比較により簡易に判定
できる。
または7記載の階調キャラクタ生成装置において、第1
の領域は、対応する階調画素の内部の領域、あるいは内
部及びその近傍からなる領域の、いずれかであることを
特徴としている。従って、部分2値イメージに基づいて
それぞれの階調画素の濃度(補正前の濃度)を簡易に計
算することもできるし、あるいは周辺のイメージを考慮
して計算することもできる。
ないし8のいずれかに記載の階調キャラクタ生成装置に
おいて、第2の領域は、対応する階調画素の内部の領
域、あるいは内部及びその近傍からなる領域の、いずれ
かであることを特徴としている。従って、階調画素の濃
度を補正すべきか否かを簡易に判定することもでき、あ
るいは骨格線の階調画素周辺の連続性も考慮して補正の
要否を判定することもできる。
6ないし9のいずれかに記載の階調キャラクタ生成装置
において、補正手段は、補正前の濃度と補正後の濃度と
の対応関係、もしくは、補正前の濃度と、補正前と補正
後との濃度の変化量との対応関係を予め記憶している濃
度補正情報記憶手段を持ち、その濃度補正情報記憶手段
に記憶された対応関係に基づいて階調画素の濃度情報を
補正することを特徴としている。従って、階調画素の濃
度の補正を簡易に行うことができる。
10記載の階調キャラクタ生成装置において、濃度補正
情報記憶手段には、補正前の濃度と補正後の濃度との対
応関係、もしくは、補正前の濃度と、補正前と補正後と
の濃度の変化量との対応関係が、各キャラクタが属する
フォントに応じて複数記憶されており、前記補正手段
は、その濃度補正情報記憶手段に記憶された複数の対応
関係の内、各キャラクタが属するフォントに応じた対応
関係に基づいて階調画素の濃度情報を補正することを特
徴としている。従って、各フォントの形状的な特徴に応
じた最適な補正を行うことができる。
7ないし11のいずれかに記載の階調キャラクタ生成装
置において、補正判定パターン記憶手段には、第2の部
分2値イメージに対応する大きさの複数のパターンが、
各キャラクタの属するフォントに応じて分類されてお
り、判定手段は、補正パターン記憶手段に記憶され、し
かも、各キャラクタが属するフォントに応じて分類され
た複数のパターンの内、少なくとも1つを第2の部分2
値イメージが含んでいるか否かを判定することを特徴と
している。従って、各フォントの形状的な特徴に応じて
最適な判定を行うことができる。
6ないし12のいずれかに記載の階調キャラクタ生成装
置において、2値イメージ記憶手段は、各キャラクタに
対応して予め用意されている2値イメージを記憶するこ
とを特徴としている。従って、2値イメージしか記憶し
ていない装置でも見栄えのよい階調イメージを生成でき
る。
項6ないし12のいずれかに記載の階調キャラクタ生成
装置において、2値イメージ記憶手段は、各キャラクタ
の輪郭形状を定義するアウトラインデータに基づいて生
成された2値イメージを記憶することを特徴としてい
る。従って、アウトラインデータから見栄えのよい階調
イメージを生成することができる。
て図面を参照して説明する。
の一構成例を示すブロック図であり、キャラクタ生成装
置1は、I/Oポート4と、これに接続されたCPU
5、ROM6、RAM7からなるコンピューター本体2
と、上記I/Oポート4においてコンピューター本体2
に接続されたディスク記憶装置8およびプリンタ3とを
備えている。また、I/Oポート4には、キーボードな
どの入力部9および表示制御部10が接続されており、
表示制御部10にはCRTや液晶ディスプレイ等のモニ
タ11が接続されている。なお、上記CPU5は、請求
項記載の濃度決定手段、判定手段、補正手段として機能
する。
力制御プログラム記憶部6a、階調補正情報記憶部6
b、補正判定パターン記憶部6c等が形成されている。
出力制御プログラム記憶部6aには、以下に説明するよ
うな階調キャラクタを生成するための出力制御プログラ
ムが記憶されている。階調補正情報記憶部6b、補正判
定パターン記憶部6cについては後述する。一方、RA
M7にはワークメモリ7a、テキストメモリ7b、2値
イメージメモリ7c等が形成されている。ワークメモリ
7aは、CPU5がプログラムを実行する際に必要なデ
ータを一時的に記憶するのに使用される。またテキスト
メモリ7bは、入力部9から入力されたキャラクタのコ
ードやサイズ、およびキャラクタの回転や斜体あるいは
上付き・下付き文字等のキャラクタ修飾情報を記憶する
ためのものである。2値イメージメモリ7cについては
後述する。
置、あるいは光磁気ディスク装置等で構成され、各種書
体の文字や記号等の多数のキャラクタデータを記憶して
いるキャラクタ記憶部8aや、階調イメージメモリ8b
等が形成されている。なお、キャラクタ記憶部8aは、
ROM6内にキャラクタ記憶部6dとして形成すること
も可能である。階調イメージメモリ8bには、上記キャ
ラクタデータに基づいて生成された、キャラクタの階調
イメージデータが記憶される。なお、階調イメージメモ
リ8bは、RAM7内に階調イメージメモリ7dとして
形成するようにしてもよい。
ータに基づいてキャラクタのイメージを印字出力する印
字出力部13を備えている。この印字出力部13は、例
えばレーザー光源を使用する電子写真式印字装置や、イ
ンクジェット式印字装置等により構成される。なお、印
字出力部13とI/Oポート4の間に、コンピューター
本体2側から送られてくるイメージデータ等を一時記憶
するプリンタバッファメモリ12を設けることができ
る。
字や記号等の多数のキャラクタに1対1に対応するキャ
ラクタデータが、一文字単位でランダムに読み出し可能
に記憶されている。このキャラクタデータは、例えば、
輪郭形状を定義するアウトラインデータもしくは2値イ
メージデータが収納されるが、ここでは、キャラクタデ
ータとしてアウトラインデータが記憶されている場合に
ついて説明する。
ウトラインデータである場合の、アウトラインデータの
内容の一例を示すものである。キャラクタのコード情報
に対して各キャラクタのアウトラインデータの記憶位置
を指示するインデックス部(図示せず)を参照して、キ
ャラクタのアウトラインデータが取り出される。例え
ば、図2に示すような「B」の文字は、コンピュータ本
体2の内部に設定された基準座標系20に対するアウト
ラインデータ21として記憶されている。具体的には、
3つの閉曲線から構成されるアウトラインデータ21
は、図3に示すように、直線成分、曲線成分毎に、フラ
グと数値との組み合わせによって記憶されている。各数
値は基準座標系20上での座標値を示している。
構成するアウトラインの1つの閉曲線の開始点を指定す
るフラグであり、カレントの座標を(X座標値、Y座標
値)とするフラグである。フラグ「L」はカレントの座
標を始点とし、(X座標値、Y座標値)で示された点を
終点とする線分を表わし、カレントの座標を(X座標
値、Y座標値)に更新するフラグである。フラグ「C」
はカレントの座標を始点とし、(X座標値1、Y座標値
1)を第1制御点、(X座標値2、Y座標値2)を第2
制御点、(X座標値、Y座標値)を終点とする3次ベジ
エ曲線を表わし、カレントの座標を(X座標値、Y座標
値)に更新するフラグである。フラグ「E」は1つの閉
ループの終了を示すフラグである。フラグ「S」からフ
ラグ「E」までで、1つの閉曲線が構成される。なお、
上記曲線成分は3次ベジエ曲線により形成されている
が、他に2次ベジエ曲線、スプライン曲線、Bスプライ
ン曲線、円弧等により形成してもよい。
処理の流れを、図4のフローチャートを参照して説明す
る。
使用してキャラクタのコード、サイズおよび修飾情報を
入力する。入力されたこれらのデータは、テキストデー
タとしてRAM7のテキストメモリ7b(図1)に記憶
される。なお、予め作成したテキストデータをディスク
記憶装置8等に記憶しておき、これを適宜読み出して使
用してもよい。次に、S41において、上記テキストデ
ータに含まれる各キャラクタコードに対応するアウトラ
インデータをキャラクタ記憶部8aから読み出す。な
お、本実施形態では、2値画素が階調画素に対して縦、
横とも3分の1のサイズを持つ場合、すなわち、図9に
示すように、1つの階調画素座標80が、縦、横とも3
分割される2値画素座標91に対応するものとして説明
する。なお、3分割以外にも、階調画素座標を2分割、
4分割等いろいろな比率で分割して2値画素座標とする
ことが可能である。
5に示される2値画素座標91に対応するとすれば、S
42では、指定されたサイズと、修飾情報に基づいてア
ウトラインデータを2値画素座標に対してスケーリング
する。この結果、図15に示すような2値画素座標91
に対応したアウトラインデータ150が生成される。次
に、S43では、2値イメージの生成を行う。これは、
図15に示すように、2値画素座標91を想定し、この
2値画素座標91に対してスケール後のアウトラインデ
ータ150のスキャンコンバージョン処理を行う。これ
により図9に示すようなキャラクタの2値イメージ90
が生成される。生成された2値イメージは2値イメージ
メモリ7cに記憶される。なお、この2値イメージメモ
リ7cは、請求項記載の2値イメージ記憶手段に相当す
る。
ジを生成し(詳細は後述)、生成されたキャラクタの階
調イメージは、階調イメージメモリ8bに記憶される。
S45では、階調イメージメモリ8bに記憶されたキャ
ラクタの階調イメージが、プリンタ3に送られ、印字出
力部13にて印字出力されるか、あるいは表示制御部1
0に送られ、モニタ11にて表示出力される。
について、その具体的な処理手順を示す図5のフローチ
ャートを参照して説明する。
キャラクタのイメージが生成される領域のすべての階調
画素の濃度を決定するため、その領域の階調画素の濃度
を一つずつ計算している。まず、S50では、処理対象
の階調画素を示すポインタを、キャラクタのイメージが
生成される領域の最初の位置(例えば左上)に初期化す
る。次に、S51では、その領域内の階調画素が全て処
理されたか否かを判断し、すべて決定されていたら(S
51:YES)、階調イメージ生成の処理を終了し、ま
だ決定されていない階調画素が存在すれば(S51:N
O)、次のS52に処理を進める。
応した、m×n画素の第1の2値イメージを2値イメー
ジメモリ7cから読み出す。なお、この第1の2値イメ
ージが、請求項記載の第1の領域に含まれる第1の部分
2値イメージに相当する。本実施の形態では、階調画素
座標を縦、横とも3分割して2値画素座標とする場合で
あるから、m≧3、n≧3となる。以下、本実施の形態
ではm=3、n=3の場合について、つまり、請求項記
載の第1の領域が、その領域に対応する階調画素の内部
の領域である場合について説明する。この場合、2値画
素座標91と階調画素座標80との関係は、図16に示
すように、ある1つの階調画素160に対して、2値画
素162,163を対角とする計9個の2値画素からな
る2値イメージが対応することとなる。
値イメージの内、文字の輪郭内部に存在すると判定され
てオン(図9の例では黒)とされた2値画素の個数をカ
ウントする。この個数に基づいて、S54で各階調画素
の補正前の濃度である基本濃度を決定する。図9に示す
2値イメージであれば、各階調画素の基本濃度は図13
(a)のようになる。なお、図13では濃度の最大値を
「9」、最少値を「0」として記述している。また、基
本濃度の決定方法は、上記の例以外に、特開平5−30
3375号公報に記載されるような2次元ローパスフィ
ルタを用いる方法などを用いてもよい。
にキャラクタの骨格線が存在するか否かを判定するため
の2値イメージ取得処理S55および補正判定処理S5
6を行う。まず、S55では、処理対象の階調画素位置
に対応した、M×N画素の第2の2値イメージを2値イ
メージメモリ7cから読み出す。なお、この第2の2値
イメージが、請求項記載の第2の領域に含まれる第2の
部分2値イメージに相当する。本実施の形態では、階調
画素座標を縦、横とも3分割して2値画素座標とする場
合であるから、M≧3、N≧3となる。以下、本実施の
形態ではM=3、N=3の場合について、つまり、第2
の領域に含まれる第2の2値イメージが、対応する階調
画素と同じ大きさである場合について説明する。
標80との関係は、図16に示すように、ある1つの階
調画素160に対して、2値画素162,163を対角
とする9つの2値画素より構成される2値イメージが対
応することとなる。なお、第2の2値イメージが、S5
2で読み出した第1の2値イメージと同じか、あるいは
その部分集合である場合は、2値イメージメモリ7cか
ら読み出すのではなく、S52で読み出した第1の2値
イメージから第2の2値イメージを取り出してもよい。
S56の詳細は後述する。
れた補正判定メモリ(図示せず)の内容に基づき、先に
基本濃度を決定した階調画素に補正が必要である(その
位置に骨格線が存在する)場合は(S56:YES)、
S58に進み、補正が不要である(その位置には骨格線
が存在しない)場合は(S56:NO)、S59に進
む。ここで、補正が必要である場合とは、ポインタの示
す階調画素の位置に骨格線がある場合であり、その階調
画素の基本濃度が薄いときは、S58で濃度が濃くなる
ように補正する。
されるような補正テーブルを使用する。この補正テーブ
ルは、予め階調補正情報記憶部6bに記憶されており、
各基本濃度に対して補正濃度をいくつにするのかを示し
ている。この補正テーブルを検索し、現在ポインタのあ
る階調画素の基本濃度に対応する補正濃度を、その階調
画素の濃度とする。なお、この階調補正情報記憶部6b
は、請求項記載の濃度補正情報記憶手段に相当する。
に示されるような補正テーブルを用いる方法以外に、例
えば、図12(b)に示されるように、基本濃度と補正
濃度との関係を定義した変換式を記憶し、その変換式に
基いて補正を行うようにしてもよい。また、基本濃度に
対して補正濃度を記憶するのではなく、基本濃度と補正
濃度との差分情報を記憶してもよいし、あるいは、対象
とするキャラクタの階調画素の基本濃度の最大値や平均
値を計算し、それらの値に応じて濃度の補正量が変化す
る方法で、濃度を補正してもよい。また、骨格線に対応
した階調画素の濃度を濃くするように補正する代わり
に、骨格線に対応しない階調画素の濃度を薄くし、コン
トラストを高めた後、キャラクタ以外のイメージも考慮
して、キャラクタ全体の濃度を濃くする方法でもよい。
5で決定された基本濃度をそのままその階調画素の濃度
とする。S510では、次の階調画素の処理に移行する
ため、階調画素へのポインタを次の位置へ更新する。
その具体的な処理手順を示す図6のフローチャートを参
照して説明する。
いる階調画素の位置にキャラクタの骨格線が通っている
か否かを判定する処理である。そのために、階調画素に
対応する2値イメージのパターンを解析し、骨格線が存
在する可能性のあるパターンであるか否かを判定する。
具体的には、骨格線が存在する可能性のあるイメージに
共通して含まれていると想定されるパターン(以下、骨
格線パターンという)を、予め幾つか記憶しておく。そ
して、2値イメージのパターンに、複数の骨格線パター
ンの内、少なくとも1つが含まれているか否かを判定
し、もし、骨格線パターンが含まれていれば、対応する
階調画素位置に骨格線があるとみなす。
るために用意された補正判定メモリ(図示せず)を、
「補正不要」を示すように初期化する。なお、この補正
判定メモリはRAM7のワークメモリ7a内に確保され
る。次のS61では、補正判定パターン群を順次検索す
るためのポインタを初期化する。補正判定パターン群
は、ROM6中の補正判定パターン記憶部6cに予め記
憶されており、M×Nの2値画素からなる2値イメージ
のパターンの集合である。これらは、骨格線として想定
し得る、あらゆる骨格線パターンに対応している。例え
ば、M=3、N=3の場合は、図10に一部を例示すよ
うな2値イメージのパターンが複数記憶されている。な
お、補正判定パターン記憶部6cは、請求項記載の補正
パターン記憶手段に相当する。
に対する全ての補正判定パターンを処理したか否かを判
別し、処理したならば(S62:YES)、図6に示す
補正判定処理を終了し、未処理のパターンがあれば(S
62:NO)、次のS63に進む。S63では、ポイン
タにて示された補正判定パターンの2値イメージを読み
出す。
ターンが、S55で読み出された第2の2値イメージの
部分集合であるか否かを判定することが目的である。こ
れを実現するため、S64で、S52にて読み出されて
いるM×Nの2値イメージと、S63で読み出された補
正判定パターンの2値イメージとの間で、それぞれ対応
する各画素毎の論理積を計算する。次に、S65では、
その論理積により得られたパターンが、補正判定パター
ンと一致するか否かを判定し、一致すれば補正が必要で
あるとする。ここで、本実施の形態では、2値画素の値
がオンである(キャラクタの形状の内部に位置する)場
合は「1」で表わし、オフである(キャラクタの形状の
外部に位置する)場合は「0」で表わしている。
2値イメージと、補正判定パターンの2値イメージとの
間で、対応する2値画素を一つ一つ比較するようにして
もよく、例えば、補正判定パターンの中でオンとされて
いる2値画素のみを対象として、その2値画素に対応す
る第2の2値イメージの2値画素がオンであるか否かを
判定するようにしてもよい。また、骨格線パターンを含
む全てのパターンを補正判定パターンとして記憶し、そ
れぞれの補正判定パターンが第2の2値イメージと一致
するか否かで判定するようにしてもよい。さらに、2値
イメージを比較するのではなく、第2の2値イメージの
オンである画素の連続性を判定する方法でもよい。ま
た、骨格線が存在すると想定される階調画素を判定する
代わりに、骨格線が存在しないと想定されるパターンを
記憶し、対象となる階調画素に骨格線がないことを判定
してもよい。
て、補正が必要であるならば(S66:YES)、S6
8へ進み、補正が不要ならば(S66:NO)、S67
へ進む。S67では、補正判定パターンへのポインタ
を、まだ判定されていない補正判定パターンに位置付け
る。S68では、「補正要」という結果を補正判定メモ
リにセットし、補正判定処理を終了する。
ジを対象として、図10に一部を示す補正判定パターン
(M=3、N=3)により判定し、その結果、「補正
要」であると判定された階調画素の濃度を、図12
(a)に示す補正テーブルに従って補正すると、図13
(b)に示すような濃度情報が得られる。この濃度情報
に基づいて出力される階調イメージは、図14(b)に
示すようになる。
30,131に着目すると、上述のM=3、N=3の例
では、これらの画素130,131は、「B」の文字の
骨格線部分と判定され、濃く補正されている。しかし、
これらの部分は、「B」という文字を構成している線、
つまり、キャラクタの構成線が、階調画素の左端で終了
している場合であり、更に左方向へ続いている部分では
ない。このように、着目した階調画素の端でキャラクタ
の構成線が終了し、更に外側に続いていない場合には、
それを骨格線と見なさないほうが見栄えがよくなること
がある。
した階調画素の周囲の部分まで判定すれば、構成線が更
に連続しているか、あるいはその階調画素の端で終わっ
ているかを判定することが可能である。具体的には、着
目した階調画素の周囲の2値画素1つ分を更に判定する
ためには、M=5、N=5とすればよい。この場合、第
2の領域に含まれる第2の2値イメージは、図16に示
すように、ある1つの階調画素160に対して、2つの
2値画素161,164を対角とする計25個の2値画
素からなる2値イメージが対応することとなる。この場
合、請求項記載の第2の領域は、これに対応する階調画
素の内部及びその近傍からなる領域に相当する。
補正判定パターンの幾つかが例示されている。なお、図
中110で示された太い枠は、対応する階調画素の輪郭
を示している。図11に示すような補正判定パターンを
用いて、補正の要否を判定し、その結果、「補正要」で
あると判定された階調画素の濃度を、図12(a)に示
す補正テーブルに従って補正すると、図13(c)に示
すような濃度情報が得られる。この濃度情報に基づいて
出力される階調イメージは、図14(c)に示すように
なる。ここで、図13(b)に示す2つの画素130,
131に着目すると、図13(c)ではこれらに対応す
る位置の画素132,133の濃度が薄くなっている。
このため、図14(c)に示すように、より見栄えのよ
い「B」の階調イメージが生成可能となる。
ラインデータから2値イメージを生成する場合について
説明したが、例えば、図9に示されるような2値イメー
ジを、各キャラクタ毎に予め用意するようにしてもよ
い。この場合、キャラクタ記憶部8aに記憶されるのは
キャラクタの2値イメージとなる。この場合の処理を図
7に示すフローチャートを参照して説明する。
サイズ、修飾情報を入力部9より入力する。次のS71
では、キャラクタのコードに対応したキャラクタの2値
イメージをキャラクタ記憶部8aから読み出し、2値イ
メージメモリ7cにセットする。S72では、入力され
たキャラクタのサイズに基づき、2値画素と、階調画素
との対応関係を計算し、mとnの値を決定する。S7
5,S76は、それぞれS44,S45と同様であり、
説明を省略する。この方法を用いれば、大きなサイズで
は2値イメージを出力し、縮小された場合は複数の2値
画素より1つの階調画素を生成して出力することが可能
となるが、この場合でも、骨格線の細いキャラクタが薄
くなって見栄えが悪くなることを防止できる。
るキャラクタの集合を、フォントとして管理することが
多い。この場合、フォントが異なればキャラクタのデザ
イン的な特徴が異なる訳であるが、それぞれのフォント
に対して最適となる濃度の補正方法や、骨格線があるか
否かの判定方法を各フォント毎に用意して、その中から
選択的に使用するようにすれば、各フォントのデザイン
的な特徴に応じて、最も見栄えのよい階調イメージを生
成することができる。
調補正情報記憶部6bには、補正テーブルあるいは変換
式を各フォントに対応して複数記憶し、各キャラクタの
属するフォントに対応づけられた補正テーブルあるいは
変換式に基づいて補正濃度を計算するようにしてもよ
い。また、補正判定パターン記憶部6cに記憶される2
値イメージも、各フォントに対応してそれぞれ複数の補
正判定パターンが記憶されるように構成し、各キャラク
タの属するフォントに対応づけられた補正判定パターン
に基づいて補正の要否を判定するようにしてもよい。
第1の2値イメージに基づいて各階調画素の基本濃度を
決定するにあたり、m=3、n=3の2値イメージ、つ
まり、対応する階調画素の内部の領域であって、対応す
る階調画素と同じ大きさの第1の領域に含まれる2値イ
メージに基づいて、各階調画素の基本濃度を決定するよ
うにしたものであるが、これに限定されることなく、対
応する階調画素の内部及びその近傍からなる領域(例え
ば、m=5、n=5)の2値イメージに基づいて各階調
画素の基本濃度を決定するようにしてもよい。これによ
れば、各階調画素の周辺のイメージをも考慮して基本濃
度を計算することができる。
は、ROM6やRAM7等と協働して、図5に示される
階調イメージ生成処理の中で、特に、S52〜S54を
実行することによって、請求項記載の濃度決定手段とし
て機能し、図6に示される補正判定処理を実行すること
によって、請求項記載の判定手段として機能し、図5に
示されるS58を実行することによって、請求項記載の
補正手段として機能する。
請求項1記載の階調キャラクタ生成方法では、キャラク
タの骨格線が出力画素の大きさに対して細い場合でも、
各階調画素の位置に骨格線があるか否かを判定し、骨格
線があると判定された階調画素の濃度を濃く補正するこ
とで、見栄えのよいキャラクタの階調イメージを生成で
きる。
方法では、補正が必要な階調画素であるか否かを、複数
のパターンとの比較により簡易に判定できる。
方法では、部分2値イメージに基づいてそれぞれの階調
画素の濃度(補正前の濃度)を簡易に計算することもで
きるし、あるいは周辺のイメージを考慮して計算するこ
ともできる。
方法では、階調画素の濃度を補正すべきか否かを簡易に
判定することもでき、あるいは骨格線の階調画素周辺の
連続性も考慮して補正の要否を判定することもできる。
方法では、補正前の濃度と補正後の濃度との対応関係、
もしくは、補正前の濃度と、補正前と補正後との濃度の
変化量との対応関係が予め決定されているので、その対
応関係に基づいて階調画素の濃度の補正を簡易に行うこ
とができる。
装置では、キャラクタの骨格線が細い場合でも、階調画
素の濃度が薄くならないよう補正して、見栄えのよい階
調イメージを生成できる。
装置では、補正が必要な階調画素であるか否かを、複数
のパターンとの比較により簡易に判定できる。
装置では、それぞれの階調画素の濃度(補正前の濃度)
を簡易に計算することもできるし、あるいは周辺のイメ
ージを考慮して計算することもできる。
装置では、階調画素の濃度を補正すべきか否かを簡易に
判定することもでき、あるいは骨格線の階調画素周辺の
連続性も考慮して補正の要否を判定することもできる。
成装置では、補正前の濃度と補正後の濃度との対応関
係、もしくは、補正前の濃度と、補正前と補正後との濃
度の変化量との対応関係を予め記憶しているので、その
対応関係に基づいて階調画素の濃度の補正を簡易に行う
ことができる。
成装置では、各フォントの形状的な特徴に応じた最適な
補正を行うことができる。
成装置では、各フォントの形状的な特徴に応じて最適な
判定を行うことができる。
成装置では、2値イメージしか記憶していない装置でも
見栄えのよい階調イメージを生成できる。
成装置では、アウトラインデータから見栄えのよい階調
イメージを生成することができる。
ャラクタ生成装置の概略構成を示すブロック図である。
ータの一例を示す説明図である。
である。
ーチャートである。
ートである。
る。
すフローチャートである。
示する説明図である。
ージの対応関係を例示する説明図である。
ある。
る説明図である。
図である。
る。
ジの出力例を示す説明図である。
を示す説明図である。
一例を示す説明図である。
手段) 7 RAM 7c 2値イメージメモリ(2値イメージ記憶手段) 8 ディスク記憶装置 8a キャラクタ記憶部(アウトラインデータ記憶部) 8b 階調イメージメモリ 80 階調画素座標 91 2値画素座標
Claims (14)
- 【請求項1】 キャラクタのイメージを、3つ以上の濃
度情報をとりうる階調画素の集合として表現する階調キ
ャラクタ生成方法において、 キャラクタのイメージを、第1の濃度あるいは第2の濃
度からなる2値画素の集合として表現した2値イメージ
を対象として、 前記2値イメージの内、キャラクタの階調イメージを構
成するそれぞれの階調画素に対応した第1の領域に含ま
れる第1の部分2値イメージに基づいて、各階調画素の
濃度情報を決定する濃度決定ステップと、 前記2値イメージの内、それぞれの階調画素に対応した
第2の領域に含まれる第2の部分2値イメージが、所定
のパターンを含んでいるか否かを判定する判定ステップ
と、 前記第2の領域に含まれる第2の部分2値イメージが、
所定のパターンを含んでいる場合は、その第2の領域に
対応する階調画素の濃度情報を補正する補正ステップ
と、 を含むことを特徴とする階調キャラクタ生成方法。 - 【請求項2】 前記所定のパターンは、前記第2の領域
に含まれる第2の部分2値イメージに対応する大きさの
パターンが予め複数用意されており、前記判定ステップ
は、前記第2の領域に含まれる第2の部分2値イメージ
が、予め用意されたパターンの内、少なくとも1つを含
んでいるか否かを判定するステップであることを特徴と
する請求項1記載の階調キャラクタ生成方法。 - 【請求項3】 前記第1の領域は、対応する階調画素の
内部の領域、あるいは内部及びその近傍からなる領域
の、いずれかであることを特徴とする請求項1または2
記載の階調キャラクタ生成方法。 - 【請求項4】 前記第2の領域は、対応する階調画素の
内部の領域、あるいは内部及びその近傍からなる領域
の、いずれかであることを特徴とする請求項1ないし3
のいずれかに記載の階調キャラクタ生成方法。 - 【請求項5】 前記補正ステップでは、補正前の濃度と
補正後の濃度との対応関係、もしくは、補正前の濃度
と、補正前と補正後との濃度の変化量との対応関係が予
め決定されており、その対応関係に基づいて階調画素の
濃度情報を補正することを特徴とする請求項1ないし4
のいずれかに記載の階調キャラクタ生成方法。 - 【請求項6】 キャラクタのイメージを、3つ以上の濃
度情報をとりうる階調画素の集合として表現する階調キ
ャラクタ生成装置において、 キャラクタのイメージを、第1の濃度あるいは第2の濃
度からなる2値画素の集合として記憶する2値イメージ
記憶手段と、 前記2値イメージ記憶手段に記憶された2値イメージの
内、キャラクタの階調イメージを構成するそれぞれの階
調画素に対応した第1の領域に含まれる第1の部分2値
イメージに基づいて、各階調画素の濃度情報を決定する
濃度決定手段と、 前記2値イメージの内、それぞれの
階調画素に対応した第2の領域に含まれる第2の部分2
値イメージが、所定のパターンを含んでいるか否かを判
定する判定手段と、 前記判定手段に基づき、前記第2の領域に含まれる第2
の部分2値イメージが、所定のパターンを含んでいる場
合は、その第2の領域に対応する階調画素の濃度情報を
補正する補正手段と、 を備えたことを特徴とする階調キャラクタ生成装置。 - 【請求項7】 前記判定手段は、前記第2の領域に含ま
れる第2の部分2値イメージに対応する大きさのパター
ンを予め複数記憶している補正判定パターン記憶手段を
持ち、前記第2の部分2値イメージが、補正判定パター
ン記憶手段に記憶された複数のパターンの内、少なくと
も1つを含んでいるか否かを判定することを特徴とする
請求項6記載の階調キャラクタ生成装置。 - 【請求項8】 前記第1の領域は、対応する階調画素の
内部の領域、あるいは内部及びその近傍からなる領域
の、いずれかであることを特徴とする請求項6または7
記載の階調キャラクタ生成装置。 - 【請求項9】 前記第2の領域は、対応する階調画素の
内部の領域、あるいは内部及びその近傍からなる領域
の、いずれかであることを特徴とする請求項6ないし8
のいずれかに記載の階調キャラクタ生成装置。 - 【請求項10】 前記補正手段は、補正前の濃度と補正
後の濃度との対応関係、もしくは、補正前の濃度と、補
正前と補正後との濃度の変化量との対応関係を予め記憶
している濃度補正情報記憶手段を持ち、その濃度補正情
報記憶手段に記憶された対応関係に基づいて階調画素の
濃度情報を補正することを特徴とする請求項6ないし9
のいずれかに記載の階調キャラクタ生成装置。 - 【請求項11】 前記濃度補正情報記憶手段には、補正
前の濃度と補正後の濃度との対応関係、もしくは、補正
前の濃度と、補正前と補正後との濃度の変化量との対応
関係が、各キャラクタが属するフォントに応じて複数記
憶されており、前記補正手段は、その濃度補正情報記憶
手段に記憶された複数の対応関係の内、各キャラクタが
属するフォントに応じた対応関係に基づいて階調画素の
濃度情報を補正することを特徴とする請求項10記載の
階調キャラクタ生成装置。 - 【請求項12】 前記補正判定パターン記憶手段には、
第2の部分2値イメージに対応する大きさの複数のパタ
ーンが、各キャラクタの属するフォントに応じて分類さ
れており、前記判定手段は、前記補正パターン記憶手段
に記憶され、しかも、各キャラクタが属するフォントに
応じて分類された複数のパターンの内、少なくとも1つ
を前記第2の部分2値イメージが含んでいるか否かを判
定することを特徴とする請求項7ないし11のいずれか
に記載の階調キャラクタ生成装置。 - 【請求項13】 前記2値イメージ記憶手段は、各キャ
ラクタに対応して予め用意されている2値イメージを記
憶することを特徴とする請求項6ないし12のいずれか
に記載の階調キャラクタ生成装置。 - 【請求項14】 前記2値イメージ記憶手段は、各キャ
ラクタの輪郭形状を定義するアウトラインデータに基づ
いて生成された2値イメージを記憶することを特徴とす
る請求項6ないし12のいずれかに記載の階調キャラク
タ生成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03360796A JP3417753B2 (ja) | 1996-02-21 | 1996-02-21 | 階調キャラクタ生成方法ならびにその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03360796A JP3417753B2 (ja) | 1996-02-21 | 1996-02-21 | 階調キャラクタ生成方法ならびにその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09230847A true JPH09230847A (ja) | 1997-09-05 |
JP3417753B2 JP3417753B2 (ja) | 2003-06-16 |
Family
ID=12391159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03360796A Expired - Fee Related JP3417753B2 (ja) | 1996-02-21 | 1996-02-21 | 階調キャラクタ生成方法ならびにその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3417753B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008096926A (ja) * | 2006-10-16 | 2008-04-24 | Fujitsu Ltd | アウトラインフォント輝度値補正システムおよび方法、並びにアウトラインフォント輝度値の補正を実行するためのプログラム |
-
1996
- 1996-02-21 JP JP03360796A patent/JP3417753B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008096926A (ja) * | 2006-10-16 | 2008-04-24 | Fujitsu Ltd | アウトラインフォント輝度値補正システムおよび方法、並びにアウトラインフォント輝度値の補正を実行するためのプログラム |
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