JPH09230170A - 光コネクタの製造方法 - Google Patents

光コネクタの製造方法

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JPH09230170A
JPH09230170A JP4094896A JP4094896A JPH09230170A JP H09230170 A JPH09230170 A JP H09230170A JP 4094896 A JP4094896 A JP 4094896A JP 4094896 A JP4094896 A JP 4094896A JP H09230170 A JPH09230170 A JP H09230170A
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JP
Japan
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optical fiber
ferrule
tip
optical
discharge
Prior art date
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Pending
Application number
JP4094896A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Ito
博昭 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フェルールに固着された光ファイバの先端面
を研磨しないでも、フェルール先端面からの光ファイバ
の突出長を一定に、しかも滑らかな球面状に加工でき、
接続損失値の小さい光コネクタを得る。 【解決手段】 フェルール2に光ファイバ3を固着した
光コネクタ1を光ファイバ端面加工装置10の所定箇所
に装着、固定する。この状態で一対の放電電極16、1
6に図6から求めた最適放電強度Pを付与し、フェルー
ル2の先端から突出している光ファイバ3の先端部をア
ーク放電により加熱溶融して、表面張力によりその先端
部を球面状に加工する。その結果、フェルール2の先端
面からの光ファイバ3の突出長が一定で、かつ先端面が
球面状で滑らかな簡易型の光コネクタ1が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、先端面(接続面)
の研磨が不要で、しかもフェルールの先端面からの光フ
ァイバの突出長を精度良く一定にできる光コネクタの製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、既設の光ファイバケーブルの一
部に障害が発生した場合、応急的に前記障害部分を迂回
するように応急用光ファイバケーブルを布設し、障害の
ない既設の光ファイバケーブルに応急用光ファイバケー
ブルを割り入れるように接続する処置が取られる。この
ような場合、両ケーブルの端末の接続には光コネクタに
よる接続方法が採用されている。ところでこのような緊
急のケースでは、できるだけ短時間で通信回線を復旧し
なければならないため、図7に示すような光ファイバ3
の先端面が研磨されない簡易型の光コネクタ1が用いら
れる。すなわち、フェルール2内に、光ファイバ心線の
先端部の被覆を所定長除去した、例えば石英ガラス製の
光ファイバ3を挿通し、接着剤等で固着した後、通常の
光コネクタでは、光ファイバ3の先端面4を研磨装置で
研磨しているが、図7に示す簡易型の光コネクタ1では
フェルール2の先端面からの光ファイバ3の突出長Lを
一定に揃えるのみで、時間のかかる先端面4の研磨は省
略される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように研磨が省
略された光ファイバの先端面4は、カッターで切断され
た状態のままの面であるため、決して滑らかな面とは言
い難い。その結果、このような簡易型の光コネクタ1を
接続した場合、光ファイバ3の先端面4同志が接触した
際、相手側の先端面4を傷付けることが多く、接続損失
の増加が免れない、という問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すべく本
発明にあっては、フェルールの先端面より突出するよう
にフェルール内に固着した光ファイバの先端面をアーク
放電により加熱溶融して球面状に加工する光コネクタの
製造方法において、予めフェルール先端面からの光ファ
イバの突出長を所定の値にしておき、この状態でアーク
放電の放電強度を制御し、加熱溶融後のフェルールの先
端面からの光ファイバの突出長を制御することを特徴と
するものである。
【0005】このようにすると、フェルール先端面から
の光ファイバの突出長を精度良く一定にできると共に、
その先端面を滑らかな球面状に加工できるため、このよ
うにして得られた光コネクタを接続に供したとき、両光
コネクタの光ファイバ同志が接触しても、光ファイバの
先端面(接続端面)は滑らかであるから、相手光コネク
タの光ファイバ先端面を傷付けることがなくなり、接続
損失の増加を最小限に抑えることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して詳細に説明する。図1〜図3に本発明の実施の一形
態例を示す。まず光ファイバケーブルの端末において、
各光ファイバ心線6の端末の被覆を所定長さ除去する等
の端末処理を施す。しかる後図2に示すように、軸心に
光ファイバ挿入孔を有するフェルール2に被覆を除去し
た光ファイバ3を挿入し、かつフェルール2の先端面に
所定深さDを有する凹部7が設けられた押し板8を押し
当て、この状態でフェルール2の光ファイバ挿入孔に挿
入した光ファイバ3の先端面を前記凹部7の底面にぶつ
けて、フェルール2の先端面からの光ファイバ3の突出
長を一定にし、この状態を保持したまま、例えば熱硬化
性樹脂あるいは紫外線硬化性樹脂等からなる接着剤等で
フェルール2と光ファイバ3とを固着する。
【0007】このようにフェルール2に光ファイバ3を
固着した光コネクタ1を、図1に示すように光ファイバ
端面加工装置10の所定箇所に装着、固定する。ここで
符号16、16は装着した光コネクタ1の光ファイバ3
の先端面位置を挟むように位置決めされている一対の放
電電極である。また、符号11は拡大レンズ、符号12
はこの拡大レンズ11を保持する保持具、同じく符号1
3、13はこの保持具12を前記光ファイバ端面加工装
置10に位置決めするための保持柱である。この保持柱
の下端を光ファイバ端面加工装置10に設けた保持柱位
置決め孔14、14に挿入して両者を一体にする。ま
た、符号15は必要により一方の保持柱13に装着した
スケールで、このスケール15と拡大レンズ11とによ
り、フェルール2の先端面からの光ファイバ3の突出長
を測定できる。尚、図2のように押し板8を用いずに、
例えば、光ファイバ端面加工装置10にフェルール2と
光ファイバ3とを固着しない状態の光コネクタ1を装着
しておき、この状態で前記スケール15と拡大レンズ1
1とを使用して、フェルール2の先端面からの光ファイ
バ3の突出長を調整し、突出長が所定値になったところ
で、両者を接着剤等で固着一体化しても良い。
【0008】以上のようにして準備が整ったら、図示し
ない電源から一対の放電電極16、16に所定の放電強
度を付与し、フェルール2の先端から突出している光フ
ァイバ3の先端部をアーク放電により加熱溶融し、溶融
時の表面張力により光ファイバ3の先端を略半球状(以
下単に球面状という)に加工する。この状態を図3に示
す。図3(a)はアーク放電前の状態を拡大レンズ11
を介して観察したものを示しており、図3(b)はアー
ク放電後、溶融した光ファイバ3の先端部が表面張力に
より球面状になった様子を同じく拡大レンズ11をを介
して観察したものを示している。
【0009】ところで、種々の実験の結果、アーク放電
の放電強度が一定でないと、例えばアーク放電前にLで
あった光ファイバ3の突出長が、アーク放電後に図4
(b)のように所望しているLBにならずに、LBより
も少し長めのLAであって、しかも先端形状が十分に球
面状でない図4(a)のようになってしまったり、逆に
LBよりも短いLCになって、先端形状がダンゴ状にな
ってしまうことが度々あった。前者は放電強度が不足し
た結果であり、後者は逆に放電強度が大き過ぎた結果で
ある。
【0010】そこで、最適な放電強度を見つけるために
放電強度と光ファイバ3の先端部の溶け量(アーク放電
前とアーク放電後の突出長の差)の関係、及び放電強度
と各放電強度で加工した光コネクタ1同志を接続した結
果得られた接続損失値の関係を調査した。その結果を図
5、図6に示す。
【0011】図6からわかるように、光コネクタ1同志
の接続損失はある放電強度Pで最小値になることがわか
る。すなわち、放電強度Pのとき光ファイバ3の先端面
は最適形状になることがわかる。
【0012】それ故、放電強度Pの時の光ファイバ3の
溶け量Qを図5から把握しておき、最終的に光コネクタ
1に仕上げた際のフェルール2先端からの光ファイバ3
の突出長(以下これを仕上がり突出長ということにす
る)に、このQの長さを加えた値をアーク放電加工前の
フェルール2先端面からの光ファイバ3の突出長Lとし
ておけば、アーク放電後に常に安定して、かつ精度良く
フェルール2先端からの光ファイバ3の突出長を一定に
でき、しかも接続損失値の小さな簡易型の光コネクタ1
を得ることができる。
【0013】尚、最適放電強度Pは、放電電極16、1
6の形状、間隔の違い等で微妙に異なるので、事前に各
光ファイバ端面加工装置10毎に図5、図6に示すよう
なグラフを実験により求めておくことが好ましい。
【0014】以上のように本発明によれば、予めフェル
ール先端面からの光ファイバの突出長を最適放電強度を
付加してアーク放電加工した際の光ファイバの溶け量を
見込んだ所定の値にしておき、この状態でアーク放電の
放電強度を最適放電強度に制御することにより、フェル
ール2の先端面からの光ファイバ3の突出長を最終的に
必要な光コネクタ1におけるフェルール2先端面からの
光ファイバ3の突出長(仕上がり突出長)に精度よく、
かつ安定して制御でき、しかも先端面の形状及び滑らか
さも接続損失値を最小値にできるように加工することが
できる。
【0015】
【発明の効果】本発明の方法によれば、前述したように
フェルール先端からの光ファイバの突出長を精度よく、
安定して所望の値に制御でき、しかも得られた光コネク
タにあっては、接続相手の光ファイバの先端面を傷つけ
ることがなく、接続損失値の小さい簡易型の光コネクタ
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に使用する光ファイバ端面
加工装置の一例を示す概略図である。
【図2】アーク放電加工前のフェルール先端からの光フ
ァイバの突出長を所望の値に位置決めする方法の一例を
示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるアーク放電加工
前、加工後の状態を示す説明図である。
【図4】図3に示すアーク放電加工後の光ファイバの先
端部を示す拡大図である。
【図5】アーク放電の放電強度と光ファイバ先端部の溶
け量の関係を示すグラフである。
【図6】アーク放電の放電強度と得られた光コネクタの
接続損失値の関係を示すグラフである。
【図7】従来の簡易型の光コネクタの先端部を示す拡大
図である。
【符号の説明】
1 光コネクタ 2 フェルール 3 光ファイバ 7 凹部 8 押し板 10 光ファイバ端面加工装置 11 拡大レンズ 16 放電電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェルールの先端面より突出するように
    フェルール内に固着した光ファイバの先端面をアーク放
    電により加熱溶融して球面状に加工する光コネクタの製
    造方法において、予めフェルール先端面からの光ファイ
    バの突出長を所定の値にしておき、この状態でアーク放
    電の放電強度を制御し、加熱溶融後のフェルールの先端
    面からの光ファイバの突出長を制御することを特徴とす
    る光コネクタの製造方法。
JP4094896A 1996-02-28 1996-02-28 光コネクタの製造方法 Pending JPH09230170A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4094896A JPH09230170A (ja) 1996-02-28 1996-02-28 光コネクタの製造方法

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JP4094896A JPH09230170A (ja) 1996-02-28 1996-02-28 光コネクタの製造方法

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JPH09230170A true JPH09230170A (ja) 1997-09-05

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ID=12594736

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JP4094896A Pending JPH09230170A (ja) 1996-02-28 1996-02-28 光コネクタの製造方法

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