JPH09230065A - 電子時計の静電気防止構造 - Google Patents

電子時計の静電気防止構造

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JPH09230065A
JPH09230065A JP8061677A JP6167796A JPH09230065A JP H09230065 A JPH09230065 A JP H09230065A JP 8061677 A JP8061677 A JP 8061677A JP 6167796 A JP6167796 A JP 6167796A JP H09230065 A JPH09230065 A JP H09230065A
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JP
Japan
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circuit board
static electricity
plate
reference voltage
dial
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Pending
Application number
JP8061677A
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English (en)
Inventor
Sumio Yano
純朗 矢野
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 静電気耐量を向上させることができるように
する。 【解決手段】 裏蓋35と文字板44とは第2コイルバ
ネ64によって導通状態に接続され、文字板44と回路
基板42に実装されたLSIチップ41の基準電圧端子
とは第3コイルバネ66、地板48、および地板48の
バネ部48aによって導通状態に接続されている。した
がって、裏蓋35に静電気が印加された場合、この静電
気は第2コイルバネ64、文字板44、第3コイルバネ
66、地板48、および地板48のバネ部48aを順次
介して回路基板42に実装されたLSIチップ41の基
準電圧端子に印加されることになり、裏蓋35から回路
基板42に実装されたLSIチップ41の基準電圧端子
までの導通距離を長くすることができ、接触抵抗を増加
させるとともに静電気の電圧を降下させて、静電気耐量
を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電子時計の静電気
防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の電子腕時計の一例を示した
ものである。この電子腕時計は、腕時計ケース1の上側
開口1aに時計ガラス(透明部材)2が取り付けられ、
腕時計ケース1内に時計モジュール3が収納され、腕時
計ケース1の下側開口1bにOリング4を介して導電性
の裏蓋5が取り付けられている。時計モジュール3はア
ナログユニット6、液晶表示装置7、インターコネクタ
8、および見切部材9からなっている。アナログユニッ
ト6は、下部ハウジング10と、下部ハウジング10の
上面に設けられたLSIチップ11が実装された回路基
板(電子回路部材)12と、回路基板12上に設けられ
た上部ハウジング13と、上部ハウジング13の上面に
設けられた導電性の文字板(板状部材)14と、下部ハ
ウジング10に取り付けられて指針軸15が回路基板1
2、上部ハウジング13、および文字板14の各指針孔
16に挿入されて文字板14の上側に突出するアナログ
ムーブメント17と、下部ハウジング10の下面に設け
られた導電性の地板18とからなり、突出された指針軸
15の先端に指針19が設けられている。液晶表示装置
7は、アナログユニット6の上方にインターコネクタ8
によってアナログユニット6の回路基板12と導通状態
に接続され、かつ支持されている。見切部材9はリング
状に形成され、液晶表示装置7とアナログユニット6の
文字板14との間における外周部に配置されている。
【0003】また、裏蓋5の内面(図2では上面)には
圧電素子からなる振動子20が設けられている。この振
動子20は、両面に電圧を印加すると圧電逆効果によっ
て形が歪み、この動きが裏蓋5に伝わってアラーム機能
を果たすようになっている。振動子20の上面は地板1
8および下部ハウジング10の各所定箇所に形成された
貫通孔21内に収納されたコイルバネ22を介して回路
基板12の下面と導通状態に接続され、さらに回路基板
12の配線(図示せず)を介して回路基板12に実装さ
れたLSIチップ11の出力端子(図示せず)と導通状
態に接続されている。一方、地板18の所定箇所には裏
蓋5の内面に弾接する下側バネ部18aが切り起こしに
よって形成され、他の所定箇所には回路基板12の下面
に弾接する上側バネ部18bが切り起こしによって形成
されている。そして、裏蓋5の内面は下側バネ部18
a、地板18、および上側バネ部18bを介して回路基
板12の下面と導通状態に接続され、さらに回路基板1
2の配線(図示せず)を介して回路基板12に実装され
たLSIチップ11の基準電圧端子(図示せず)と導通
状態に接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような電子腕時計では、裏蓋5が下側バネ部18
a、地板18、および上側バネ部18bを介して回路基
板12の下面に導通状態に接続され、これによって裏蓋
5がLSIチップ11の基準電圧端子に導通状態に接続
されているので、裏蓋5に静電気が印加されると、この
静電気が地板18と一体に形成された両バネ部18a、
18bを介して直接的かつ効率良くLSIチップ11の
基準電圧端子に印加され、LSIチップ11を破壊する
ことがあり、静電気耐量が弱いという問題があった。こ
の発明の課題は、静電気耐量を向上させることができる
ようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上側の開口
に透明部材が取り付けられ下側の開口に導電性の裏蓋が
取り付けられた時計ケースと、前記時計ケース内に収納
された電子回路部材と、この電子回路部材と前記透明部
材との間に配置され少なくとも下面が導電性の板状部材
と、前記裏蓋と前記板状部材とを導通状態に接続する第
1の接続手段と、前記板状部材と前記電子回路部材の基
準電圧端子とを導通状態に接続する第2の接続手段とを
具備したものである。
【0006】この発明によれば、裏蓋と板状部材とを第
1の接続手段によって導通状態に接続し、板状部材と電
子回路部材の基準電圧端子とを第2の接続手段によって
導通状態に接続するので、裏蓋に静電気が印加された場
合、この静電気は第1の接続手段、板状部材、および第
2の接続手段を順次介して電子回路部材の基準電圧端子
に印加されることになり、裏蓋から電子回路部材の基準
電圧端子までの導通距離を長くすることができ、接触抵
抗を増加させるとともに静電気の電圧を降下させること
ができ、静電気耐量を向上させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施形態を適
用した電子腕時計を示したものである。この電子腕時計
は、合成樹脂製の腕時計ケース31の上部開口31aに
時計ガラス(透明部材)32が取り付けられ、腕時計ケ
ース31内に時計モジュール33が収納され、腕時計ケ
ース31の下部開口31bにOリング34を介してステ
ンレス等からなる導電性の裏蓋35が取り付けられてい
る。
【0008】時計モジュール33は、アナログユニット
36、液晶表示装置37、インターコネクタ38、およ
び見切部材39からなっている。アナログユニット36
は、合成樹脂製の下部ハウジング40と、下部ハウジン
グ40の上面に設けられたLSIチップ41が実装され
た回路基板(電子回路部材)42と、回路基板42上に
設けられた合成樹脂製の上部ハウジング43と、上部ハ
ウジング43の上面に設けられた金属板からなる導電性
の文字板(板状部材)44と、下部ハウジング40に取
り付けられて指針軸45が回路基板42、上部ハウジン
グ43、および文字板44の各指針孔46に挿入されて
文字板44の上側に突出するアナログムーブメント47
と、下部ハウジング40の下面に設けられた金属板から
なる導電性の地板48とからなっている。アナログムー
ブメント47は、輪列機構を備え、文字板44の上側に
突出した指針軸45の先端に時針、分針等の指針49が
取り付けられ、指針軸45の下部外周に筒車50が配置
され、この筒車50が押え板51によって押え付けられ
た構造となっている。
【0009】液晶表示装置37は、ガラス等からなる2
枚の基板52、53がシール材(図示せず)を介して貼
り合わされ、シール材の内側における両基板52、53
間に液晶(図示せず)が封入され、上側基板52の上面
および下側基板53の下面にそれぞれ偏光板54、55
が貼り付けられた構造となっている。この液晶表示装置
37は、アナログユニット36の上方にインターコネク
タ38によってアナログユニット36の回路基板42と
導通状態に接続され、かつ支持されている。見切部材3
9はリング状に形成され、液晶表示装置37とアナログ
ユニット36の文字板44との間における外周部に配置
されている。そして、このような構造の時計モジュール
33を腕時計ケース31内に組み込む場合には、下部ハ
ウジング40に設けられた位置決めボス40aを腕時計
ケース31内に設けられた位置決め穴31cに挿入し
て、時計モジュール33を腕時計ケース31内に位置決
めし、この状態で下側ハウジング40に設けられたビス
孔40bを通してビス56を腕時計ケース31内に螺着
する。
【0010】ところで、裏蓋35の内面(図1では上
面)における所定箇所には圧電素子からなる振動子61
が設けられている。この振動子61は、両面に電圧を印
加すると圧電逆効果によって形が歪み、この動きが裏蓋
35に伝わってアラーム機能を果たすようになってい
る。振動子61の上面は地板48および下部ハウジング
40の各所定箇所に形成された貫通孔62内に収納され
た第1コイルバネ63を介して回路基板42の下面の所
定箇所と導通状態に接続され、さらに回路基板42の配
線(図示せず)を介して回路基板42の上面に実装され
たLSIチップ41の出力端子(図示せず)と導通状態
に接続されている。一方、裏蓋35の内面における他の
所定箇所は地板48、下部ハウジング40、回路基板4
2、および上部ハウジング43の各所定箇所に形成され
た貫通孔63内に収納された第2コイルバネ(第1の接
続手段)64を介して文字板44の下面における所定箇
所と導通状態に接続されている。文字板44の下面にお
ける他の所定箇所は上部ハウジング43、回路基板4
2、および下部ハウジング40の各所定箇所に形成され
た貫通孔65内に収納された第3コイルバネ66を介し
て地板48の上面における所定箇所と導通状態に接続さ
れている。地板48の上面における他の所定箇所は切り
起こしによって形成されたバネ部48aを介して回路基
板42の下面と導通状態に接続され、さらに回路基板4
2の配線(図示せず)を介して回路基板42の上面に実
装されたLSIチップ41の基準電圧端子(図示せず)
と導通状態に接続されている。したがって、文字板44
と回路基板42に実装されたLSIチップ41の基準電
圧端子との間は第3コイルバネ66、地板48、および
地板48のバネ部48aからなる第2の接続手段によっ
て導通状態に接続されている。
【0011】このように、この電子腕時計では、裏蓋3
5と文字板44とを第2コイルバネ64からなる第1の
接続手段によって導通状態に接続し、文字板44と回路
基板42に実装されたLSIチップ41の基準電圧端子
とを第3コイルバネ66、地板48、および地板48の
バネ部48aからなる第2の接続手段によって導通状態
に接続するので、裏蓋35に静電気が印加された場合、
この静電気は第2コイルバネ64、文字板44、第3コ
イルバネ66、地板48、および地板48のバネ部48
aを順次介して回路基板42に実装されたLSIチップ
41の基準電圧端子に印加されることになり、裏蓋35
から回路基板42に実装されたLSIチップ41の基準
電圧端子までの導通距離を長くすることができ、接触抵
抗を増加させるとともに静電気の電圧を降下させること
ができ、静電気耐量を向上させることができる。
【0012】次に、具体的な一例として静電容量250
pF、放電抵抗100Ωのシュミレータ試験機を用い、
上記実施形態における電子腕時計の静電気耐量の試験を
行なったところ図2に示す従来の電子腕時計の静電気耐
量は±3kVであるのに対して、この実施形態における
電子腕時計の静電気耐量は±5kVであった。この結果
から、この実施形態における電子腕時計の静電気耐量は
図2に示す従来の電子腕時計の静電気耐量と比較して±
2kV向上している。
【0013】なお、文字板44は少なくとも一の面(図
1では下面)が導電性を有していればよい。また、上記
実施形態では、この発明を電子腕時計に適用したが、こ
れに限らず、他の電子時計に適用することができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、裏蓋と板状部材とを第1の接続手段によって導通状
態に接続し、板状部材と電子回路部材の基準電圧端子と
を第2の接続手段によって導通状態に接続するので、裏
蓋に静電気が印加された場合、この静電気は第1の接続
手段、板状部材、および第2の接続手段を順次介して電
子回路部材の基準電圧端子に印加されることになり、裏
蓋から電子回路部材の基準電圧端子までの導通距離を長
くすることができ、接触抵抗を増加させるとともに静電
気の電圧を降下させることができ、静電気耐量を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を適用した電子腕時計の
断面図。
【図2】従来の電子腕時計の断面図。
【符号の説明】
31 腕時計ケース 32 時計ガラス 35 裏蓋 41 LSIチップ 42 回路基板 44 文字板 48 地板 48a バネ部 64 第2コイルバネ 66 第3コイルバネ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上側の開口に透明部材が取り付けられ下
    側の開口に導電性の裏蓋が取り付けられた時計ケース
    と、 前記時計ケース内に収納された電子回路部材と、 この電子回路部材と前記透明部材との間に配置され少な
    くとも下面が導電性の板状部材と、 前記裏蓋と前記板状部材とを導通状態に接続する第1の
    接続手段と、 前記板状部材と前記電子回路部材の基準電圧端子とを導
    通状態に接続する第2の接続手段と、 を具備したことを特徴とする電子時計の静電気防止構
    造。
JP8061677A 1996-02-26 1996-02-26 電子時計の静電気防止構造 Pending JPH09230065A (ja)

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