JPH09229808A - ホイールバランサーの安全カバー - Google Patents

ホイールバランサーの安全カバー

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JPH09229808A
JPH09229808A JP8058420A JP5842096A JPH09229808A JP H09229808 A JPH09229808 A JP H09229808A JP 8058420 A JP8058420 A JP 8058420A JP 5842096 A JP5842096 A JP 5842096A JP H09229808 A JPH09229808 A JP H09229808A
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JP
Japan
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sliding piece
movable sliding
wheel balancer
fixed
piece
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JP8058420A
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Inventor
Masaharu Ase
正治 阿瀬
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TOYO SEIKI KOGYO KK
TOYOSEIKI INDUSTRY
Original Assignee
TOYO SEIKI KOGYO KK
TOYOSEIKI INDUSTRY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動車等の整備時の、タイヤのバランス調整、
点検整備時に使用される使用に便にして、占積率が小さ
く、かつ、不使用時インターロック制御し得る。 【解決手段】円周方向に相互に摺動する2個の円弧状の
摺動板片を組み合わせて、一方の摺動板片を取り付け金
具等でホイールバランサーのバランス測定タイヤの回転
軸受けに固定し、前記摺動板片の円周に添って摺動する
他方の摺動板片を、不使用時は相互の摺動板片は重なり
合って収納されて最小の円弧長となり、使用時は他方の
可動摺動板片を固定側の摺動板片の内側を円周方向に繰
り出し得るごとく装着した構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の整備時
の、タイヤのホイールのバランス調整、点検整備時に使
用される使用に便にして、占積率が小さく、かつ、不使
用時はインターロックし得るホイールバランサーのカバ
ーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の高性能化と共にタイヤホイール
のアンバランスは、自動車の機能のみならず、搭乗者の
生命にも危害を加える可能性もあり、安全を脅かす要因
となる。従ってタイヤのバランス調整は自動車整備上極
めて重要な要素である。
【0003】このため従来のタイヤホイールの回転バラ
ンス調整の方式を図8,図9によって説明すると、タイ
ヤホイールを240rpm〜280rpmもの高速で回
転させて、自動的に修正位置を示すタイヤホイールバラ
ンサー(バランス測定装置)(11)が用いられている。し
かも、この測定は、タイヤを回転させながら行うので、
万一バランスウエイト片がルーズに装着されてたり、外
部から異物などがタイヤの溝(トレッド)に侵入する
と、これらがタイヤの遠心力によって円周方向に飛散す
る恐れがあり、周囲に位置する作業者等にとって頗る危
険である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来のこ
の種のタイヤホイールバランサー(11)にあっては、これ
らの危険性を防止するために、特開平5−203529
号公報の(
【図5】)(
【図6】)に開示され、本特許出願図面図8,図9に示
されるようなホイールバランサーのカバー(15)がある。
これは、測定時のタイヤの外周から著るしく隔離して、
不透明な鉄板製等の角張った大型の形状としたカバー(1
5)を、測定装置本体(11)の後方に、その枠の一辺の近傍
に回動軸を設け、その軸を中心としてカバー(15)を回動
できるようにして、測定していないとき、すなわち不使
用で待機中は、カバー(15)全体を後方に開いて倒してお
いて、タイヤをホイールバランサー(11)に着脱するの
に、邪魔にならないように便にしてある。
【0005】しかし、測定時においては現に測定を行う
開始直前に、その度毎にカバー(15)を被せて閉じて行わ
ねばならず、斜め方向から、ホイールバランサー(11)の
ケースの上面に取り付けられている測定器の計器(13),
(14)の目盛りや動きを見ることは出来ないので、その都
度測定器の見易い側に横方向から回り込んで計器を視認
しなければならないという煩瑣な手数を要した。
【0006】すなわち、現に測定していない不使用時
(待機中)にあっては、カバー(15)全体を少なくとも垂
直に立てて(後方へ倒して)タイヤから離して保持して
おく必要があり、そのために立てたカバー(15)の容積空
間によってホイールバランサー(11)の背面に無効スペー
スが生じることになり、種々の整備用器具や測定機器等
が雑多に置かれて輻輳している夾雑な整備作業現場にお
いては、ホイールバランサーの周囲が煩雑で、占積率が
悪く、かつ作業をするのに煩わしく、強く改善が要望さ
れていた。 ただし、上記( )内数字は従来例公報に記載
の数字である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、こ
のような従来のホイールバランサーが有していた課題を
解決するために、カバーの形状と構造あるいは素材を改
良することによって、安全性を悠に確保するとともに、
作業性、操作性の向上を図ることを目的とし、正確なタ
イヤのバランス調整を安全に行うことができるホイール
バランサーの安全カバーを提供しようとするものであ
る。
【0008】すなわち、 測定時の外部からの異物の侵入と、離脱したバランス
ウエイト片等の飛散を防止する。 測定器背面に生ずる無効スペースを削減(待機時のカ
バーの占積部分の省スペース化)する。 カバー開閉操作の操作性を確実にして向上する。 測定器の視認を容易に、かつ正確にできるようにす
る。 これらの課題を解決し、 測定器の標準装備(従来はオプ
ション)として取り付けられる、新しい着想による安全
カバーを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】該目的を達成するための
本発明の構成を、実施例に対応する図1乃至図4を用い
て説明する。図1は、本発明ホイールカバーを装着した
ホイールバランサーの正面図、図2は、本発明ホイール
カバーを装着したホイールバランサーの側面図、図3
は、本発明ホイールカバーの摺動片の端縁を示す外観
図、図4は本発明の電気供給系統を示すブロック図であ
る。
【0010】本発明は、円周方向に相互に摺動する2個
の円弧状の可動摺動片4と固定摺動片3を組み合わせ
て、一方の固定摺動片3を取り付け金具5等でホイール
バランサー2の本体又はバランス測定タイヤ1の回転軸
受け6に固定し、前記固定摺動片3の円周に沿って摺動
する他方の可動摺動片4を、不使用時は2個の摺動片
3,4は相互に重なり合って、可動摺動片4は固定摺動
片3内に収納されて最小の円弧長となり、使用時は可動
摺動片4を固定摺動片3の内側を円周方向に繰り出し得
るごとく装着した構造を有するホイールバランサー2の
安全カバー7である。
【0011】また、本発明は、前記のホイールバランサ
ー2の安全カバー7において、可動摺動片4の移動をセ
ンサ4cによって検出してその出力信号によって、使用
時に前記可動摺動片4が所定の位置まで繰り出していな
いとホイール回転装置、測定機9を含む測定装置等を含
むホイールバランサー2全体が作動しないインターロッ
クスイッチ21及びインターロック回路22からなる制
御装置23により、可動摺動片4の出入を制御させるこ
とができることを特徴とした構造のホイールバランサー
2の安全カバー7である。
【0012】さらにまた、本発明は、前記の可動摺動片
4の側縁4bを可動摺動片駆動モータ等の原動力10を
ギヤ12,12,12からなる減速装置により減速回転
するローラ13a,13bに挟んで出入させ、前記可動
摺動片4の移動をセンサスイッチ4cによって検出して
その出力信号によって、使用時に前記可動摺動片4が所
定の位置まで繰り出していないとホイールバランサー2
全体が作動しないインターロックスイッチ21及びイン
ターロック回路22からなる制御装置23により、可動
摺動片4の出入を制御させることができる構造のホイー
ルバランサーの安全カバーである。
【0013】本発明は、このような構造としたものであ
るから、従来どおり、断面略コ字形状のカバー7の可動
摺動片4を、固定摺動片3と組み合わせて、タイヤ1全
体を覆うようにホイールバランサー2の回転軸受け6に
取り付ければよい。しかるときは、ホイールバランサー
2を不使用時(待機時)は固定摺動片3の内側に可動摺
動片4が嵌まり込んでおり、最小の円弧長さとなってコ
ンパクトに納まっている。
【0014】測定時は可動摺動片4を前縁4aを手でも
って引き出すことにより、固定摺動片3の側壁をガイド
にして、固定摺動片3の内側を円周方向に繰り出し、 タ
イヤ1の外側を約180゜の半円を画くように広がって
覆うことで、 タイヤ1の回転による異物飛散、及び外部
からの侵入を防止することができる。
【0015】向、 可動摺動片4側及び固定摺動片3側の
材質は飛散物による破損を防ぐために、ゴム分を多くし
粘り気あるABSベースの素材を真空成型でタイヤ1の
外形に沿わせて円弧状に仕上げたものが好適である。 従
って、本発明のホイールバランサー2の安全カバー7
は、コンパクトな外形で、スペースを有効に使用するこ
とができる。
【0016】その結果、危険を防止するのに好都合なば
かりでなく、測定時、測定器9の視認操作が便利にで
き、カバー7の形状も小縮んまりとして、狭隘な整備業
務現場のスペースの有効使用の向上を図ることができ
る。固定摺動板片3は固定金具5によってホイールバラ
ンサー2のバランサー本体2またはバランス測定タイヤ
1の回転軸受け6にボルト等で固定し、他方の摺動板片
4を前記固定板片3の円周に沿って摺動する。
【0017】可動摺動片4側を固定摺動板片3側より引
き出すには可動摺動片4の前縁4aを持って手前に引く
だけで固定板片3側の縁にガイドされながら可動摺動板
片4側は前方へ引き出されてくる。可動摺動板片4を収
納する場合は、可動摺動板片4の前縁4aを持って押し
込むだけで良い。 固定板片3側と可動摺動板片4側の
嵌着構造の例を図1に示す。 固定摺動片3側と可動摺動
板片4側は真空成型などで製造可能な樹脂製であり安価
に提供できる特長がある。
【0018】また、本発明は、可動摺動片4の移動をセ
ンサ4cによって検出して、その出力信号を制御装置2
3に送って、使用時に前記可動摺動片4が所定の位置ま
で繰り出していないとホイール回転装置、測定機9を含
む測定装置等を含むホイールバランサー2全体が作動し
ないインターロックスイッチ21及びインターロック回
路22からなる制御装置23により、可動摺動片4の出
入移動を制御させることができる。
【0019】該安全カバー7を可動摺動片駆動モータ1
0等で駆動して出入りさせる場合を、図5に示す可動摺
動片4の側縁4bを可動摺動片駆動モータ10等の原動
機で駆動するホイールカバー7を装着したホイールバラ
ンサー2の正面図、図6に示す同、ホイールカバー7を
装着したホイールバランサー2の側面図、及び図7のホ
イールカバー7の可動摺動片4の側縁4bを駆動する原
動機構を示す断面図に拠って説明する。
【0020】可動摺動片駆動モータ10の出力をギヤ1
2,12,12を組み合わせた減速装置で減速して、可
動摺動板片4の側縁4bを両側から挟んで回動させるゴ
ムローラ13a,13bを駆動回転して、摩擦力で可動
摺動片4を動かして、カバー7を所定の位置まで繰り出
し、 繰り出したカバー7先端でセンサスイッチ4cを作
動させて、ホイールバランサー9側に信号を送り測定器
9が作動可能となるようなインターロックスイツチ21
を組み込んだインターロック回路22を構成してある。
尚、可動摺動片駆動モータ10の逆転駆動はホイールバ
ランサー2本体に設けられた制御スイッチ23により行
う。
【0021】
【発明の実施の形態】
【実施例】以下本発明の実施例について図面に基づいて
説明する。図中、図1乃至図4は、前記したとおり、本
発明の実施例を示す図であって、図1は本発明のホイー
ルバランサー2の安全カバー7を開いたところの側面
図、図2は同、正面図、図3は本発明ホイールカバーの
摺動片の端縁を示す外観図、図4は電気供給系統関係を
示すブロック図である。
【0022】ホイールバランサー2のバランス測定タイ
ヤ1の円周方向に互いに摺動する、断面形状が略コ字状
の円弧状の固定摺動片3と可動摺動片4を相互に近接或
いは密接した間隔で、上下に組合わせ、一方の固定摺動
片3を取り付け金具5などでバランサ2本体又は、タイ
ヤ回転軸受け6側に固定し、他方の可動摺動片4をその
内側に嵌めることにより、固定摺動片3の側壁をガイド
にして可動摺動片4が摺動移動して出入できるように装
着してある。
【0023】待機時(不使用時)は相互の摺動片3,4
は重なり合って最小の円弧長さとなり、必要時は可動摺
動片4の前縁4aを手でもって引き出すことにより、固
定摺動片3の内壁をガイドにして可動摺動片4を円周方
向に繰り出し、不使用時は本体2側に固定された固定摺
動片3側に手で押し込むことにより収納される。
【0024】このように、固定摺動片3,可動摺動片4
の回転中心は、バランス測定タイヤ1と同心であるた
め、最小の回動半径で出入りできるので、ホイールバラ
ンサー2の背面に無効スペースの削減、並びにカバー7
開閉操作の操作性向上、待機時の省スペース化が図れ
る。上述した構造は、いずれの場合も手で手軽に操作で
きる。
【0025】次に、インターロックスイッチ21等を使
用する場合は、固定摺動片3の上端に取り付けたセンサ
スイッチ4cによって、可動摺動片4の移動を、可動摺
動片4の前縁4aによって作動させて、使用時に可動摺
動片4が全部固定仕動片3から繰り出していることを検
出した出力信号を制御装置23に送って、制御装置23
内のインターロックスイッチ21及びインターロック回
路22を動作させて、電源25をホイールバランサー2
のタイヤ回転装置、測定器9等に接続してを作動し得る
態勢を保持する。
【0026】次に、繰り出した可動摺動片4が終端に近
づくと、当該可動摺動片4の後端に形成した突起4dが
繰り出し方向に移動して、再びセンサスイッチ4cが作
動して、その信号が制御装置23に送られて、可動摺動
片繰り出しモータ10を停止させて可動摺動片4を停止
させる。
【0027】そして、可動摺動片4を収納するときは、
手で可動摺動片4の前縁4aをもって押し込むと、その
終端においてセンサスイッチ4cが前記前縁4aによっ
て押されて作動し、その信号が制御装置23に送られ
て、可動摺動片繰り出しモータ10を停止させて可動摺
動片4を停止させる。そして、センサスイッチ4cが可
動摺動片4の前縁4a等の位置を検出してオフになるの
で、出力信号が制御装置23に行かず、したがって制御
装置23内のインターロックスイッチ21及びインター
ロック回路22は動作しないから、ホイールバランサー
2のタイヤ回転装置、測定器9等を作動させない。この
ようにして、インターロックスイッチ21及びインター
ロック回路22からなる制御装置23により、可動摺動
片4の出入を制御することができるので、安全にタイヤ
ホイール1の交換、取り付け等の作業が安全にできる。
【0028】さらに、前記の可動摺動片4の側縁4b
を、可動摺動片駆動モータ等の原動力10をギヤ12,
12,12からなる減速装置により減速回転するローラ
13a,13bに挟んで移動出入させる場合を、図5、
図6、図7によって説明すると、図5は、摺動片を原動
機で駆動するホイールカバーを装着したホイールバラン
サーの正面図、図6は、摺動片を原動機で駆動するホイ
ールカバーを装着したホイールバランサーの側面図、図
7は、ホイールカバーの摺動片を駆動する原動機構を示
す断面図である。
【0029】図5,図6において、可動摺動片繰り出し
モータ10は、電源25より電力を受電して、ギヤ1
2,12,12によって減速した駆動力によって、可動
摺動片4の側縁4bを挟んだローラ13a,13bを回
転駆動して、その摩擦力で可動摺動片4を回動移動す
る。しかして、固定摺動片3の側壁をガイドにして可動
摺動片4は固定摺動片3側の内側を摺動してタイヤ1の
上方半分をカバーする。
【0030】而して、前記と同様に、可動摺動片4の前
縁4aが、可動摺動片4の移動によってセンサスイッチ
4cを作動し、その信号によりインターロックスイッチ
21を含むインターロック回路22を含む制御装置23
が動作して、可動摺動片4を繰り出し、終端に至って停
止させる。このようにして、前記したと同様に、使用時
に前記可動摺動片4が所定の位置まで繰り出していない
とホイールバランサー2が作動しないインターロックス
イッチ21及びインターロック回路22からなる制御装
置23により、可動摺動片4の出入を制御させることが
できる。かくして、カバー7が完全に閉じていないと、
ホイール駆動モータ1aは回転始動せず、また、ホイー
ルバランサー2の測定器9の電源が入らないので測定器
9は作動しない。
【0031】更に、該安全カバー7の可動摺動片4を駆
動モータ10等で必要時に出入り開閉させ、且つ安全カ
バー7の可動摺動片4が所定の位置まで繰り出していな
いと、ホイールバランサー2が作動しないインターロッ
ク回路22及び可動摺動片駆動モータ10の駆動力で安
全カバー7の可動摺動片4の出入りをさせることで一層
の操作安全性の向上が期待できる。前記センサスイツチ
4c、測定器9及びタイヤ回転駆動機1a、インターロ
ック回路22は、電源25から供給される。固定側、摺
動側とも摺動片3,4は、人の目の高さから見て円周の
軸方向に対して解放される位置にあり、横から見ても測
定器9のメータ類は視認できる。
【0032】また、可動摺動片4を収納する時は、制御
装置23の逆転スイッチ10aを逆方向に入れて可動摺
動片駆動モータ10を逆転すると、ローラ13a,13
bが逆回転駆動して、可動摺動片4を、固定摺動片3の
側壁をガイドにして固定摺動片3側の内側を摺動して固
定摺動片3の内側に収納でき、その終端において、可動
摺動片4の前縁4aによってセンサスイッチ4cをオフ
して、その信号によつて制御装置23内のインターロッ
クスイッチ21は解除され、ホイール回転モータ1aの
電源はオフされ、ホイールバランサー2の測定器9の電
源はオフされて、タイヤ1は手で安全に取り扱い易くな
る。前記可動摺動片駆動モータ10、同逆転スイッチ1
0a、インターロックスイッチ21、インターロック回
路22は、それぞれ制御装置23によって制御される。
【0033】以上本発明の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではなく、本発明にいう前記の構
成要件を備え、かつ、本発明にいう目的を達成し、以下
にいう効果を有する範囲内において適宜改変して実施す
ることができるものである。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から既に明らかなように、本
発明は、円弧形のカバー7の構造を、軸受け部6又はバ
ランサー2本体に固定した上方の固定板片3と、した方
の可動摺動片4の上下2重にし、両者を相互に摺動し得
るようにしたので、ホイールバランサー2にコンパクト
に装着され、 不使用時には固定板片3の内部に、可動摺
動片4を押し込むだけで場所をとらずに収納でき、カバ
ー7部分の背面の無効スペースの削減ができ、使用時
は、可動摺動片4を引き出して、回転中のタイヤ1を覆
うことができるので、開閉操作の操作性向上、測定器9
を視認する範囲を拡大でき、かつ直視するのに便にする
ことができる、という従来のものには期待することが出
来ない顕著な効果を有するに至ったのである。
【0035】このようにして可動摺動側4が固定板片側
3をガイドに固定板片側3の内側を摺動してタイヤ1の
半分以上をカバーし、異物の飛散、外来飛来物の侵入か
ら防ぐことができる安全性に優れた安全カバーである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ホイールカバーを装着したホイールバラ
ンサーの正面図。
【図2】本発明ホイールカバーを装着したホイールバラ
ンサーの側面図。
【図3】本発明ホイールカバーの摺動片の端縁を示す外
観図。
【図4】本発明の電気供給ブロック図。
【図5】摺動片を原動機で駆動するホイールカバーを装
着したホイールバランサーの正面図。
【図6】摺動片を原動機で駆動するホイールカバーを装
着したホイールバランサーの側面図。
【図7】ホイールカバーの摺動片を駆動する原動機構を
示す断面図。
【図8】従来のカバーの外観を示す正面図。
【図9】従来のカバーの外観を示す側面図。
【符号の説明】
1 タイヤ 1a タイヤ回転駆動機 2 ホイールバランサー 3 固定摺動片 4 可動摺動片 4a 前縁 4b 側縁 4c センサスイッチ 4d 終端の突起 5 固定用金具 6 軸受け 7 安全カバー 9 測定器 10 可動摺動片駆動用モータ 10a可動摺動片駆動モータ逆転スイッチ 21 インターロックスイッチ 22 インターロック回路 23 制御装置 25 電源
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年5月14日
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図8】
【図6】
【図7】
【図9】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円周方向に相互に摺動する2個の円弧状の
    可動摺動片と固定摺動片を組み合わせて、一方の固定摺
    動片を取り付け金具等でホイールバランサー本体に固定
    し、前記固定摺動片の円周に沿って摺動する他方の可動
    摺動片を、不使用時は2個の摺動片は相互に重なり合っ
    て、可動摺動片は固定摺動片内に収納されて最小の円弧
    長となり、使用時は可動摺動片を固定摺動片の内側を円
    周方向に繰り出し得るごとく装着した構造を有するホイ
    ールバランサーの安全カバー。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載のホイールバランサ
    ーの安全カバーにおいて、可動摺動片の移動をセンサに
    よって検出してその出力信号によって、使用時に前記可
    動摺動片が所定の位置まで繰り出していないとホイール
    バランサー全体が作動しないインターロックスイッチ及
    びインターロック回路からなる制御装置により、可動摺
    動片の出入を制御させることができることを特徴とした
    請求項1に記載の構造のホイールバランサーの安全カバ
    ー。
  3. 【請求項3】 前記の可動摺動片の側縁を可動摺動片駆
    動モータ等の原動力を減速装置により減速したローラに
    挟んで出入させ、前記可動摺動片の移動をセンサによっ
    て検出してその出力信号によって、使用時に前記可動摺
    動片が所定の位置まで繰り出していないとホイールバラ
    ンサーが作動しないインターロックスイッチ及びインタ
    ーロック回路からなる制御装置により、可動摺動片の出
    入を制御させることができることを特徴とした前記請求
    項1に記載の構造のホイールバランサーの安全カバー。
JP8058420A 1996-02-20 1996-02-20 ホイールバランサーの安全カバー Pending JPH09229808A (ja)

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