JPH09229657A - 波形処理装置 - Google Patents

波形処理装置

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JPH09229657A
JPH09229657A JP14990096A JP14990096A JPH09229657A JP H09229657 A JPH09229657 A JP H09229657A JP 14990096 A JP14990096 A JP 14990096A JP 14990096 A JP14990096 A JP 14990096A JP H09229657 A JPH09229657 A JP H09229657A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 時系列に入力されるアナログ信号の波形の所
定部分のレベルまたは時間軸上の位置を容易にかつ高精
度で検出することができる波形処理装置を提供すること
である。 【解決手段】 トリガ処理部は、被検出体の測定時にア
ナログ入出力回路から出力されるデータを波形データと
してデータ用メモリに取り込む。データ処理部は、設定
値用メモリに記憶された設定値に基づいてデータ範囲の
開始点X0を基準とする第1の計測期間T1を設定し、
第1の計測期間T1において検出レベルV1に一致する
波形データの位置をエッジE1の位置として検出する。
次に、データ処理部は、設定値用メモリに記憶された設
定値に基づいてエッジE1の位置を基準とする第2の計
測期間T2を設定し、第2の計測期間T2における波形
データのレベルの平均値AV0を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時系列に入力され
るアナログ信号の波形を処理する波形処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】種々の物体の形状および寸法を測定する
ために変位計が用いられている。例えば、図13に示す
ように、搬送ライン100の上方に変位計102を配置
し、搬送ライン100上を移動する被検出体101に光
を照射するとともに、その反射光を受光する。変位計1
02の出力信号は、被検出体101の外形に対応する波
形を有する。したがって、その出力信号の波形に基づい
て被検出体101の形状および寸法を測定することがで
きる。
【0003】図14(a)に変位計102の出力信号の
波形を示す。図において、横軸は時間を表わし、縦軸は
信号レベルを表わす。図14(a)に示す波形は、図1
3の被検出体101の外形に対応している。この波形に
おける各エッジ(波形の立ち上がり部分または立ち下が
り部分)の時間軸上の位置および各部分の信号レベルを
検出することにより被検出体101の各部分の寸法を測
定することができる。例えば、波形の信号レベルを検出
することにより被検出体101の高さを測定することが
でき、波形のエッジ間の間隔を検出することにより被検
出体101の幅を測定することができる。
【0004】また図15(a)に示すような波形が得ら
れた場合、即ち線分C1とC3において段差がある場
合、その段差の位置つまりエッジに相当する点を演算し
たい場合がある。図15の場合、C1とC3の間に有限
の傾きを持つ線分C2があるため、厳密にその段差の位
置を演算することができない。
【0005】このような段差の位置に変わるものとして
従来より線分C1およびC2仮想的な交点の演算がなさ
れている。この交点の位置(この位置は近似的に変曲点
と呼ばれている。)の演算には、図15(a)の波形を
微分し(図15(b))、所定のレベルVと交差する位
置Pを変曲点として演算する方法や、図16(a)に示
すように線分C1と線分C2上にA1、A2およびB
1、B2を通る直線l1、l2をそれぞれ設定し、その
交点を変曲点の位置Pとする方法が従来より用いられて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図14
(b)に破線で示すように、変位計102の出力信号を
取り込むタイミングが時間軸方向にずれると、被検出体
101の所定の部分の寸法を正確に測定することができ
ない。そのため、従来は、例えば、タイミング信号TI
Mを用いて信号レベルの検出タイミングを制御すること
により、波形の部分の信号レベルを検出している。
【0007】一方、搬送ライン100の上面の高さにば
らつきがあると、図14(c)に破線で示すように、出
力信号の波形の信号レベルが上下にずれることになる。
また、搬送ライン100の上面が湾曲または傾斜してい
ると、図14(d)に破線で示すように、出力信号の波
形が傾くことになる。このような場合には、被検出体1
01の形状や寸法を正確に測定することができない。そ
のため、搬送ライン100を高精度で作製する必要があ
る。
【0008】また、図15(a)に示すような波形の変
曲点を算出する際、図15(a)の波形の微分波形は図
15(b)に示すようなものではなく、図15(c)の
ようにノイズが重畳したものになり、所定のレベルVと
交差する位置を特定することが困難である。
【0009】また、図16(a)に示すような方法で波
形の変曲点を算出する際、点A1,A2および、点B
1,B2の設定により直線l1,l2の傾きが変化する
ので交点Pの位置に誤差を生じやすいという問題があ
る。この誤差を軽減するためにより正確に直線を決定す
るためにはデータの処理量が多くなり、高速に波形を処
理できないという問題もある。
【0010】本発明の目的は、時系列に入力されるアナ
ログ信号の波形の所定部分のレベルまたは時間軸上の位
置を容易、高精度かつ高速に検出することができる波形
処理装置を提供することである。
【0011】本発明の他の目的は、時系列で入力される
アナログ信号の波形の傾きを容易に補正することができ
る波形処理装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
(1)第1の発明 第1の発明に係る波形処理装置は、入力手段、記憶手
段、第1の設定手段、エッジ検出手段、第2の設定手段
およびレベル検出手段を備える。
【0013】入力手段はアナログ信号を時系列に入力す
る。記憶手段は、入力手段により入力されるアナログ信
号を波形データとして記憶する。第1の設定手段は、記
憶手段に記憶された波形データにおける時間軸上の所定
範囲を設定する。エッジ検出手段は、第1の設定手段に
より設定された所定範囲内において波形データのエッジ
の時間軸上の位置を検出する。第2の設定手段は、エッ
ジ検出手段により検出されたエッジの時間軸上の位置を
基準として波形データにおける所定部分を設定する。レ
ベル検出手段は、第2の設定手段により設定された所定
部分における波形データのレベルを検出する。
【0014】第1の発明に係る波形処理装置において
は、入力されたアナログ信号が波形データとして記憶さ
れ、その波形データにおける時間軸上の所定範囲が設定
され、その範囲内において波形データのエッジの時間軸
上の位置が検出される。そして、エッジの時間軸上の位
置を基準として波形データにおける所定部分が設定さ
れ、その所定部分における波形データのレベルが検出さ
れる。
【0015】このように、波形データのエッジの位置を
基準としてその波形データの所定部分が設定されるの
で、波形データが時間軸方向にずれても、そのずれが所
定範囲内であれば、波形データの所定部分におけるレベ
ルを正確に測定することができる。したがって、時系列
で入力されるアナログ信号の波形におけるエッジの時間
軸上の位置を容易にかつ高精度に検出することが可能と
なる。
【0016】(2)第2の発明 第2の発明に係る波形処理装置は、入力手段、記憶手
段、第1の設定手段、レベル検出手段、第2の設定手段
およびエッジ検出手段を備える。
【0017】入力手段はアナログ信号を時系列に入力す
る。記憶手段は、入力手段により入力されるアナログ信
号を波形データとして記憶する。第1の設定手段は、記
憶手段に記憶された波形データにおける時間軸上の第1
および第2の部分を設定する。レベル検出手段は、第1
の設定手段により設定された第1および第2の部分にお
ける波形データのレベルをそれぞれ第1および第2のレ
ベルとして検出する。第2の設定手段は、レベル検出手
段により設定された第1および第2のレベルに基づいて
検出レベルを設定する。エッジ検出手段は、第2の設定
手段により設定された検出レベルに基づいて波形データ
におけるエッジの時間軸上の位置を検出する。
【0018】第2の発明に係る波形処理装置において
は、入力されたアナログ信号が波形データとして記憶さ
れ、その波形データにおける時間軸上の第1および第2
の部分が設定され、それらの第1および第2の部分にお
ける波形データのレベルがそれぞれ第1および第2のレ
ベルとして検出される。そして、第1および第2のレベ
ルに基づいて検出レベルが設定され、その検出レベルに
基づいて波形データにおけるエッジの時間軸上の位置が
検出される。
【0019】このように、波形データの第1および第2
の部分のレベルに基づいて検出レベルが設定されるの
で、波形データのレベルが上下方向にずれても、その波
形データにおけるエッジの時間軸上の位置を正確に測定
することができる。したがって、時系列で入力されるア
ナログ信号の波形におけるエッジの時間軸上の位置を容
易にかつ高精度に検出することが可能となる。
【0020】(3)第3の発明 第3の発明に係る波形処理装置は、入力手段、記憶手
段、第1の設定手段、レベル検出手段、第2の設定手段
およびエッジ検出手段を備える。
【0021】入力手段はアナログ信号を時系列に入力す
る。記憶手段は、入力手段により入力されるアナログ信
号を波形データとして記憶する。第1の設定手段は、記
憶手段に記憶された波形データにおける時間軸上の所定
部分を設定する。レベル検出手段は、第1の設定手段に
より設定された所定部分における波形データのレベルを
検出する。第2の設定手段は、レベル検出手段により検
出されたレベルを基準として検出レベルを設定する。エ
ッジ検出手段は、第2の設定手段により設定された検出
レベルに基づいて波形データにおけるエッジの時間軸上
の位置を検出する。
【0022】第3の発明に係る波形処理装置において
は、入力されたアナログ信号が波形データとして記憶さ
れ、その波形データにおける時間軸上の所定部分が設定
され、その所定部分における波形データのレベルが検出
される。そして、検出されたレベルを基準として検出レ
ベルが設定され、その検出レベルに基づいて波形データ
におけるエッジの時間軸上の位置が検出される。
【0023】このように、波形データの所定部分のレベ
ルを基準として検出レベルが設定されるので、波形デー
タのレベルが上下方向にずれても、その波形データにお
けるエッジの時間軸上の位置を正確に測定することがで
きる。したがって、時系列で入力されるアナログ信号の
波形におけるエッジの時間軸上の位置を容易にかつ高精
度に検出することが可能となる。
【0024】(4)第4の発明 第4の発明に係る波形処理装置は、入力手段、記憶手
段、設定手段、微分値算出手段および変曲点検出手段を
備える。
【0025】入力手段はアナログ信号を時系列に入力す
る。記憶手段は、入力手段により入力されるアナログ信
号を波形データとして記憶する。設定手段は、記憶手段
に記憶された波形データにおける時間軸上の所定範囲を
設定する。微分値算出手段は、設定手段により設定され
た所定範囲内における波形データの微分値を算出する。
変曲点算出手段は、微分値算出手段により算出された微
分値に基づいて波形データにおける変曲点を検出する。
【0026】第4の発明に係る波形処理装置において
は、入力されたアナログ信号が波形データとして記憶さ
れ、その波形データにおける時間軸上の所定範囲が設定
される。そして、所定範囲内において波形データの微分
値が算出され、その微分値に基づいて波形データにおけ
る変曲点が検出される。
【0027】このように、波形データの微分値に基づい
て変曲点が検出されるので、波形データが時間軸方向に
ずれても、また波形データのレベルが上下方向にずれて
も、波形データにおける変曲点を正確に測定することが
できる。したがって、時系列で入力されるアナログ信号
の波形における変曲点を容易にかつ高精度に検出するこ
とが可能となる。
【0028】(5)第5の発明 第5の発明に係る波形処理装置は、入力手段、記憶手
段、設定手段、差分波形算出手段および最大部分検出手
段を備える。
【0029】入力手段はアナログ信号を時系列に入力す
る。記憶手段は、入力手段により入力されるアナログ信
号を波形データとして記憶する。設定手段は、記憶手段
に記憶された波形データにおける時間軸上の所定範囲を
設定する。差分波形算出手段は、設定手段により設定さ
れた所定範囲内における波形データと所定の基準波形デ
ータとの差分を表わす差分波形データを算出する。最大
部分検出手段は、差分波形算出手段により算出された差
分波形データにおける最大部分を検出する。
【0030】第5の発明に係る波形処理装置において
は、入力されたアナログ信号が波形データとして記憶さ
れ、その波形データにおける時間軸上の所定範囲が設定
される。そして、その所定範囲内における波形データと
所定の基準波形データとの差分を表わす差分波形データ
が算出され、その差分波形データにおける最大部分が検
出される。
【0031】このように、波形データと所定の基準波形
データとの差分を表わす差分波形データにおける最大部
分が算出されるので、波形データのレベルが上下方向に
ずれても、その波形データにおける最大部分を正確に測
定することができる。したがって、時系列で入力される
アナログ信号の波形における最大部分を容易にかつ高精
度に検出することが可能となる。
【0032】(6)第6の発明 第6の発明に係る波形処理装置は、入力手段、記憶手
段、設定手段、差分波形算出手段および最小部分検出手
段を備える。
【0033】入力手段はアナログ信号を時系列に入力す
る。記憶手段は、入力手段により入力されるアナログ信
号を波形データとして記憶する。設定手段は、記憶手段
に記憶された波形データにおける時間軸上の所定範囲を
設定する。差分波形算出手段は、設定手段により設定さ
れた所定範囲内における波形データと所定の基準波形デ
ータとの差分を表わす差分波形データを算出する。最小
部分検出手段は、差分波形算出手段により算出された差
分波形データにおける最小部分を検出する。
【0034】第6の発明に係る波形処理装置において
は、入力されたアナログ信号が波形データとして記憶さ
れ、その波形データにおける時間軸上の所定範囲が設定
される。そして、その所定範囲内における波形データと
所定の基準波形データとの差分を表わす差分波形データ
が算出され、その差分波形データにおける最小部分が検
出される。
【0035】このように、波形データと所定の基準波形
データとの差分を表わす差分波形データにおける最小部
分が算出されるので、波形データのレベルが上下方向に
ずれても、その波形データにおける最小部分を正確に測
定することができる。したがって、時系列で入力される
アナログ信号の波形における最小部分を容易にかつ高精
度に検出することが可能となる。
【0036】(7)第7の発明 第7の発明に係る波形処理装置は、入力手段、記憶手
段、設定手段、差分波形算出手段、最大部分検出手段、
最小部分検出手段および差検出手段を備える。
【0037】入力手段はアナログ信号を時系列に入力す
る。記憶手段は、入力手段により入力されるアナログ信
号を波形データとして記憶する。設定手段は、記憶手段
に記憶された波形データにおける時間軸上の所定範囲を
設定する。差分波形算出手段は、設定手段により設定さ
れた所定範囲内における波形データと所定の基準波形デ
ータとの差分を表わす差分波形データを算出する。最大
部分検出手段は、差分波形算出手段により算出された差
分波形データにおける最大部分を検出する。最小部分検
出手段は、差分波形算出手段により算出された差分波形
データにおける最小部分を検出する。差検出手段は、最
大部分検出手段により算出された最大部分と最小部分検
出手段により算出された最小部分との差を算出する。
【0038】第7の発明に係る波形処理装置において
は、入力されたアナログ信号が波形データとして記憶さ
れ、その波形データにおける時間軸上の所定範囲が設定
される。そして、その所定範囲内における波形データと
所定の基準波形データとの差分を表わす差分波形データ
が算出され、その差分波形データにおける最大部分およ
び最小部分が検出され、さらに最大部分と最小部分との
差が検出される。
【0039】このように、波形データと所定の基準波形
データとの差分を表す差分波形データにおける最大部分
および最小部分が算出されるので、波形データのレベル
が上下方向にずれても、その波形データにおける最大部
分および最小部分を正確に測定することができ、さらに
最大部分と最小部分との差を正確に測定することができ
る。したがって、時系列で入力されるアナログ信号の波
形における最大部分と最小部分との差を容易にかつ高精
度に検出することが可能となる。
【0040】(8)第8の発明 第8の発明に係る波形処理装置は、入力手段、記憶手
段、第1の設定手段、エッジ検出手段、第2の設定手段
および最大部分検出手段を備える。
【0041】入力手段はアナログ信号を時系列に入力す
る。記憶手段は、入力手段により入力されるアナログ信
号を波形データとして記憶する。第1の設定手段は、記
憶手段に記憶された波形データにおける時間軸上の第1
の範囲を設定する。エッジ検出手段は、第1の設定手段
により設定された第1の範囲内における波形データのエ
ッジの時間軸上の位置を検出する。第2の設定手段は、
エッジ検出手段により検出されたエッジの時間軸上の位
置を基準として波形データにおける時間軸上の第2の範
囲を設定する。最大部分検出手段は、第2の設定手段に
より設定された第2の範囲内における波形データの最大
部分を検出する。
【0042】第8の発明に係る波形処理装置において
は、入力されたアナログ信号が波形データとして記憶さ
れ、その波形データにおける第1の範囲が設定され、そ
の第1の範囲内におけるエッジの時間軸上の位置が検出
される。そして、エッジの時間軸上の位置を基準として
波形データにおける時間軸上の第2の範囲が設定され、
第2の範囲内における波形データの最大部分が検出され
る。
【0043】このように、エッジの時間軸上の位置を基
準として第2の範囲が設定されるので、波形データが時
間軸方向にずれても、波形データの最大部分を正確に測
定することができる。したがって、時系列で入力される
アナログ信号の波形における最大部分を容易にかつ高精
度に検出することが可能となる。
【0044】(9)第9の発明 第9の発明に係る波形処理装置は、入力手段、記憶手
段、第1の設定手段、エッジ検出手段、第2の設定手段
および最小部分検出手段を備える。
【0045】入力手段はアナログ信号を時系列に入力す
る。記憶手段は、入力手段により入力されるアナログ信
号を波形データとして記憶する。第1の設定手段は、記
憶手段に記憶された波形データにおける時間軸上の第1
の範囲を設定する。エッジ検出手段は、第1の設定手段
により設定された第1の範囲内における波形データのエ
ッジの時間軸上の位置を検出する。第2の設定手段は、
エッジ検出手段により検出されたエッジの時間軸上の位
置を基準として波形データにおける時間軸上の第2の範
囲を設定する。最小部分検出手段は、第2の設定手段に
より設定された第2の範囲内における波形データの最小
部分を検出する。
【0046】第9の発明に係る波形処理装置において
は、入力されたアナログ信号が波形データとして記憶さ
れ、その波形データにおける第1の範囲が設定され、そ
の第1の範囲内におけるエッジの時間軸上の位置が検出
される。そして、エッジの時間軸上の位置を基準として
波形データにおける時間軸上の第2の範囲が設定され、
第2の範囲内における波形データの最小部分が検出され
る。
【0047】このように、エッジの時間軸上の位置を基
準として第2の範囲が設定されるので、波形データが時
間軸方向にずれても、波形データの最小部分を正確に測
定することができる。したがって、時系列で入力される
アナログ信号の波形における最小部分を容易にかつ高精
度に検出することが可能となる。
【0048】(10)第10の発明 第10の発明に係る波形処理装置は、入力手段、記憶手
段、設定手段、レベル検出手段、傾き算出手段および傾
き補正手段を備える。
【0049】入力手段はアナログ信号を時系列に入力す
る。記憶手段は、入力手段により入力されるアナログ信
号を波形データとして記憶する。設定手段は、記憶手段
に記憶された波形データにおける時間軸上の第1および
第2の部分を設定する。レベル検出手段は、設定手段に
より設定された第1および第2の部分における波形デー
タのレベルをそれぞれ第1および第2のレベルとして検
出する。傾き算出手段は、第1および第2の部分および
レベル検出手段により検出された第1および第2のレベ
ルに基づいて波形データの傾きを算出する。傾き補正手
段は、傾き算出手段により算出された傾きに基づいて記
憶手段に記憶される波形データの傾きを補正する。
【0050】第10の発明に係る波形処理装置において
は、入力されたアナログ信号が波形データとして記憶さ
れ、その波形データにおける時間軸上の第1および第2
の部分が設定され、それらの第1および第2の部分にお
ける波形データのレベルがそれぞれ第1および第2のレ
ベルとして検出される。そして、第1および第2の部分
ならびに第1および第2のレベルに基づいて波形データ
の傾きが算出され、算出された傾きに基づいて波形デー
タの傾きが補正される。
【0051】したがって、時系列で入力されるアナログ
信号の波形が傾いている場合でも、記憶手段に記憶され
る波形データの傾きを容易に補正することができる。
【0052】(10)第11の発明 第11の発明に係る波形処理装置は、入力手段、記憶手
段、データ演算手段および最大値検出手段を備える。
【0053】第11の発明に係る波形処理装置は、入力
されたアナログ信号が波形データとして記憶され、その
波形データにおける第1および第2のデータが設定さ
れ、第1および第2のデータの間の各々の時間における
データと、第1および第2のデータを結ぶ直線上のデー
タとの差を逐次算出し、その差が最大となる時間を最大
値検出手段により検出し、その時間を第1および第2の
データの間の変曲点として演算する。
【0054】したがって、時系列で入力されるアナログ
信号の波形データの特定の範囲内の変曲点を容易に算出
することができる。
【0055】(12)第12の発明 第12の発明に係る変位計は、被検出体の変位を検出し
てアナログ信号として出力する変位検出手段と、変位検
出手段から出力されるアナログ信号を受ける第1〜第1
1のいずれかの発明に係る波形処理装置とを備えるもの
である。
【0056】第12の発明に係る変位計においては、第
1〜第11のいずれかの発明に係る波形処理装置が設け
られているので、変位計から出力されるアナログ信号の
波形の所定部分のレベルまたは時間軸上の位置を容易に
かつ高精度で検出することができ、または変位計から出
力されるアナログ信号の波形の傾きや変曲点を容易に補
正することができる。したがって、被検出体の傾きやず
れにかかわらず、被検出体の形状および寸法を正確に測
定することができる。
【0057】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例による波
形処理装置の構成を示すブロック図である。図1の波形
処理装置は、データ処理用CPU(中央演算処理装置)
1、インタフェース用CPU2、アナログ入出力回路
3、出力回路4、入力回路5、通信インタフェース6お
よび表示器7を備える。データ処理用CPU1は、制御
部11、トリガ処理部12、データ処理部13、データ
用メモリ14、設定値用メモリ15および判定処理部1
6を含む。インタフェース用CPU2は、表示処理部2
1、表示用メモリ22、タッチスイッチ入力部23、入
力処理部24および通信処理部25を含む。
【0058】アナログ入出力回路3は、1または複数の
変位計等のセンサから出力されるアナログ信号を時系列
に入力し、デジタルデータに変換する。制御部11は、
アナログ入出力回路3により得られるデジタルデータに
関する演算処理を制御する。例えば、制御部11は、2
つのセンサに対応するデジタルデータの加算処理または
減算処理を制御する。
【0059】入力回路5は、外部から与えられるトリガ
信号および各種操作信号をそれぞれトリガ処理部12お
よび入力処理部24に入力する。トリガ処理部12は、
入力回路5により入力されたトリガ信号またはアナログ
入出力回路3から出力されるデータのレベルに基づいて
アナログ入出力回路3から出力されるデータを波形デー
タとしてデータ用メモリ14に取り込む。
【0060】データ処理部13は、データ用メモリ14
に取り込まれた波形データに後述する各動作モードの処
理を行う。判定処理部16は、後述する各動作モードで
得られた測定値が所定範囲内にあるか否かを判定する。
出力回路4は、判定処理部16による判定結果を出力す
る。
【0061】表示器7は、タッチスイッチが装着された
画面(タッチパネル)を有し、データ用メモリ14に取
り込まれた波形データおよび測定値を表示する。表示処
理部21は、データ処理用CPU1から与えられた波形
データおよび制御信号に基づいて表示器7の表示処理を
行うとともに、表示用メモリ22に表示用データを格納
する。タッチスイッチ入力部23は、表示器7のタッチ
スイッチにより入力された各種操作信号および設定値を
それぞれデータ処理部13および設定値用メモリ15に
与える。
【0062】入力処理部24は、入力回路5により入力
された各種操作信号をデータ処理用CPU1に与える。
通信処理部25は、通信インタフェース6を介して通信
処理を行う。
【0063】本実施例では、アナログ入出力回路3が入
力手段を構成し、データ用メモリ14が記憶手段を構成
し、データ処理部13および設定値用メモリ15が、設
定手段、第1の設定手段、第2の設定手段、エッジ検出
手段、レベル検出手段、微分値算出手段、変曲点検出手
段、差分波形算出手段、最大部分検出手段、最小部分検
出手段、差算出手段、傾き算出手段、傾き補正手段、デ
ータ演算手段および最大値検出手段を構成する。
【0064】次に、図2〜図9を参照しながら図1の波
形処理装置における動作モードを説明する。図2〜図9
はデータ用メモリ14に取り込まれた波形データを示
し、横軸は時間を表わし、縦軸は信号レベルを表わす。
以下の説明では、変位計等のセンサによる被検出体の測
定時に、アナログ入出力回路3にそのセンサの出力信号
が時系列に入力されるものとする。
【0065】図2は高さ測定モードを示す図である。こ
の高さ測定モードは、波形データのエッジの位置を基準
として所定部分のレベルを測定するものである。
【0066】作業者は、データ範囲の開始点X0を基準
とした第1の計測期間T1(位置X1〜)、エッジ検出
のための検出レベルV1、エッジ位置を基準とした第2
の計測期間T2(位置X2〜X3)を予め表示器7のタ
ッチスイッチにより設定する。これらの第1の計測期間
T1、検出レベルV1および第2の計測期間T2は設定
値として設定値用メモリ15に記憶される。
【0067】被検出体の測定時には、トリガ処理部12
がアナログ入出力回路3から出力されるデータを所定の
タイミングで波形データとしてデータ用メモリ14に取
り込む。データ処理部13は、設定値用メモリ15に記
憶された設定値に基づいてデータ用メモリ14における
データ範囲の開始点X0を基準とする第1の計測期間T
1を設定し、その第1の計測期間T1において検出レベ
ルV1に一致する波形データの位置をエッジE1として
検出する。次に、設定値用メモリ15に記憶された設定
値に基づいてエッジE1の位置を基準とする第2の計測
期間T2を設定し、第2の計測期間T2における波形デ
ータのレベルの平均値AV0を測定する。
【0068】この高さ測定モードによれば、波形データ
のエッジE1の位置を基準として所定部分(第2の計測
期間T2)が設定されるので、図2に一点鎖線で示すよ
うに、波形データが時間軸方向にずれても、ずれが第1
の測定期間T1の範囲内であれば、波形データの所定部
分のレベルを正確に測定することができる。
【0069】なお、第2の計測期間T2を設定する代わ
りにエッジE1の位置を基準とする計測点を設定し、そ
の計測点における波形データのレベルを測定してもよ
い。
【0070】図3は第1のエッジ位置測定モードを示す
図である。この第1のエッジ位置測定モードは、波形デ
ータの2つの測定レベルに基づく検出レベルを用いてエ
ッジの位置を測定するものである。
【0071】作業者は、データ範囲の開始点X0を基準
とした第1の計測期間T1(位置X1〜X2)、データ
範囲の開始点X0を基準とした第2の計測期間T2(位
置X3〜X4)、およびデータ範囲の開始点X0を基準
とした第3の計測期間T3(位置X5〜)を予め表示器
7のタッチスイッチにより設定する。これらの第1の計
測期間T1、第2の計測期間T2および第3の計測期間
T3は設定値として設定値用メモリ15に記憶される。
【0072】被検出体の測定時には、トリガ処理部12
がアナログ入出力回路3から出力されるデータを所定の
タイミングで波形データとしてデータ用メモリ14に取
り込む。データ処理部13は、設定値用メモリ15に記
憶された設定値に基づいてデータ用メモリ14における
データ範囲の開始点X0を基準とする第1の計測期間T
1を設定し、その第1の計測期間T1における波形デー
タのレベルの平均値AV1を測定する。次に、設定値用
メモリ15に記憶された設定値に基づいてデータ範囲の
開始点X0を基準とする第2の計測期間T2を設定し、
その第2の計測期間T2における波形データのレベルの
平均値AV2を測定する。そして、2つの平均値AV
1,AV2の中点を検出レベルV2とする。次いで、設
定値用メモリ15に記憶された設定値に基づいてデータ
範囲の開始点X0を基準とする第3の計測期間T3を設
定し、その第3の計測期間T3において検出レベルV2
に一致する波形データの位置をエッジE2の位置として
検出する。
【0073】この第1のエッジ位置測定モードによれ
ば、第1および第2の計測期間T1,T2における波形
データのレベルの平均値AV1,AV2に基づいて検出
レベルV2が設定されるので、図3に一点鎖線で示すよ
うに、波形データのレベルが上下方向にずれても、波形
データのエッジE2の位置を正確に測定することができ
る。
【0074】なお、第1の計測期間T1および第2の計
測期間T2を設定する代わりにデータ範囲の開始点X0
を基準とする第1の計測点および第2の計測点を設定
し、それらの計測点における波形データのレベルを測定
してもよい。
【0075】図4は第2のエッジ位置測定モードを示す
図である。この第2のエッジ位置測定モードは、波形デ
ータの1つの測定レベルを基準とする検出レベルを用い
てエッジの位置を測定するものである。
【0076】作業者は、データ範囲の開始点X0を基準
とした第1の計測期間T1(位置X1〜X2)、測定レ
ベルを基準としたレベル差ΔV、およびデータ範囲の開
始点X0を基準とした第2の計測期間T2(位置X3
〜)を予め表示器7のタッチスイッチにより設定する。
これらの第1の計測期間T1、レベル差ΔVおよび第2
の計測期間T2は設定値として設定値用メモリ15に記
憶される。
【0077】被検出体の測定時には、トリガ処理部12
がアナログ入出力回路3から出力されるデータを所定の
タイミングで波形データとしてデータ用メモリ14に取
り込む。データ処理部13は、設定値用メモリ15に記
憶された設定値に基づいてデータ用メモリ14における
データ範囲の開始点X0を基準とする第1の計測期間T
1を設定し、その第1の計測期間T1における波形デー
タのレベルの平均値AV3を測定する。そして、設定値
用メモリ15に記憶された設定値に基づいて平均値AV
3を基準とする検出レベルV1(平均値からレベル差Δ
Vだけ低下したレベル)を設定する。次に、設定値用メ
モリ15に記憶された設定値に基づいてデータ範囲の開
始点X0を基準とする第2の計測期間T2を設定し、そ
の第2の計測期間T2において検出レベルV3に一致す
る波形データの位置をエッジE3の位置として検出す
る。
【0078】この第2のエッジ位置測定モードによれ
ば、波形データの1つの測定レベルを基準として検出レ
ベルが設定されるので、図4に一点鎖線で示すように、
波形データのレベルが上下方向にずれても、波形データ
のエッジE3の位置を正確に測定することができる。
【0079】なお、計測期間T1を設定する代わりにデ
ータ範囲の開始点X0を基準とする計測点を設定し、そ
の計測点における波形データのレベルを測定してもよ
い。
【0080】図5は微分測定モードを示す図である。こ
の微分測定モードは、波形データの微分値に基づいて変
曲点のレベルおよび位置を測定するものである。
【0081】作業者は、データ範囲の開始点X0を基準
とした計測期間T1(位置X1〜)、および微分設定値
D1を予め表示器7のタッチスイッチにより設定する。
これらの計測期間T1および微分設定値D1は設定値と
して設定値用メモリ15に記憶される。
【0082】被検出体の測定時には、トリガ処理部12
がアナログ入出力回路3から出力されるデータを所定の
タイミングで波形データとしてデータ用メモリ14に取
り込む。データ処理部13は、設定値用メモリ15に記
憶された設定値に基づいてデータ用メモリ14における
データ範囲の開始点X0を基準とする計測期間T1を設
定し、その計測期間T1における波形データの微分値を
算出し、微分波形データを求める。そして、微分波形デ
ータにおいて微分設定値D1に一致する位置を変曲点L
1の位置として検出し、変曲点L1のレベルを測定す
る。
【0083】この微分測定モードによれば、波形データ
の微分値に基づいて変曲点が検出されるので、図5に一
点鎖線で示すように、波形データが時間軸方向にずれて
も、また波形データのレベルが上下方向にずれても、波
形データの変曲点のレベルおよび位置を正確に測定する
ことができる。
【0084】この微分測定モードは、例えば、物の圧入
を検出する圧力センサの出力信号において変化点を測定
する際に用いることができる。
【0085】図6は第1のピーク測定モードおよび第1
のボトム測定モードを示す図である。第1のピーク測定
モードは、波形比較により波形データのピーク(最大部
分)のレベルおよび位置を測定するものである。第1の
ボトム測定モードは、波形比較により波形データのボト
ム(最小部分)のレベルおよび位置を測定するものであ
る。
【0086】作業者は、データ範囲の開始点X0を基準
とした計測期間T1(位置X1〜X2)を予め表示器7
のタッチスイッチにより設定する。この計測期間T1は
設定値として設定値用メモリ15に記憶される。
【0087】第1のピーク測定モードでは、被検出体の
測定時に、トリガ処理部12がアナログ入出力回路3か
ら出力されるデータを所定のタイミングで波形データと
してデータ用メモリ14に取り込む。データ処理部13
は、設定値用メモリ15に記憶された設定値に基づいて
データ用メモリ14におけるデータ範囲の開始点X0を
基準とする計測期間T1を設定し、その第1の計測期間
T1において、データ用メモリ14に記憶された波形デ
ータ(以下、入力波形データと呼ぶ。)WIと所定のマ
スタ波形データ(基準波形データ)WMとの差分を算出
し、差分波形データを求める。そして、その差分波形デ
ータにおけるピークP1を検出し、そのピークP1のレ
ベルおよび位置を測定する。
【0088】第1のボトム測定モードでは、被検出体の
測定時に、トリガ処理部12がアナログ入出力回路3か
ら出力されるデータを所定のタイミングで波形データと
してデータ用メモリ14に取り込む。データ処理部13
は、設定値用メモリ15に記憶された設定値に基づいて
データ用メモリ14におけるデータ範囲の開始点X0を
基準とする計測期間T1を設定し、その第1の計測期間
T1において、入力波形データWIと所定のマスタ波形
データ(基準波形データ)WMとの差分を算出し、差分
波形データを求める。そして、その差分波形データにお
けるボトムB1を検出し、そのボトムB1のレベルおよ
び位置を測定する。
【0089】第1のピーク測定モードおよび第1のボト
ム測定モードによれば、入力波形データWIとマスタ波
形データWMとの差分波形データに基づいてピークまた
はボトムが検出されるので、入力波形データWIのレベ
ルが上下方向にずれても、入力波形データWIにおける
ピークまたはボトムのレベルおよび位置を正確に測定す
ることができる。
【0090】さらに、第1のピーク測定モードにより測
定されたピークP1のレベルと第1のボトム測定モード
により測定されたボトムB1のレベルとの差を算出する
ことにより、被検出体のピーク位置とボトム位置との間
の寸法を測定することができる。
【0091】図7は第2のピーク測定モードおよび第2
のボトム測定モードを示す図である。第2のピーク測定
モードは、波形データのエッジの位置を基準としてピー
クのレベルおよび位置を測定するものである。第2のボ
トム測定モードは、波形データのエッジの位置を基準と
してボトムのレベルおよび位置を測定するものである。
【0092】作業者は、データ範囲の開始点X0を基準
とした第1の計測期間T1(位置X1〜)、エッジ検出
のための検出レベルV4、およびデータ範囲の開始点X
0を基準とした第2の計測期間T2(位置X2〜X3)
を予め表示器7のタッチスイッチにより設定する。これ
らの第1の計測期間T1、検出レベルV1および第2の
計測期間T2は設定値として設定値用メモリ15に記憶
される。
【0093】第2のピーク測定モードでは、被検出体の
測定時に、トリガ処理部12がアナログ入出力回路3か
ら出力されるデータを所定のタイミングで波形データと
してデータ用メモリ14に取り込む。データ処理部13
は、設定値用メモリ15に記憶された設定値に基づいて
データ用メモリ14におけるデータ範囲の開始点X0を
基準とする第1の計測期間T1を設定し、その第1の計
測期間T1において検出レベルV4に一致する波形デー
タの位置をエッジE4の位置として検出する。次に、設
定値用メモリ15に記憶された設定値に基づいてエッジ
E4の位置を基準とする第2の計測期間T2を設定す
る。そして、第2の計測期間T2におけるピークP2を
検出し、ピークP2のレベルおよび位置を測定する。
【0094】第2のボトム測定モードでは、被検出体の
測定時に、トリガ処理部12がアナログ入出力回路3か
ら出力されるデータを所定のタイミングで波形データと
してデータ用メモリ14に取り込む。データ処理部13
は、設定値用メモリ15に記憶された設定値に基づいて
データ用メモリ14におけるデータ範囲の開始点X0を
基準とする第1の計測期間T1を設定し、その第1の計
測期間T1において検出レベルV4に一致する波形デー
タの位置をエッジE4の位置として検出する。次に、設
定値用メモリ15に記憶された設定値に基づいてエッジ
E4の位置を基準とする第2の計測期間T2を設定す
る。そして、第2の計測期間T2におけるボトムB2を
検出し、ボトムB2のレベルおよび位置を測定する。
【0095】第2のピーク測定モードおよび第2のボト
ム測定モードによれば、波形データのエッジE4の位置
を基準として第2の計測期間T2が設定されるので、波
形データが時間軸方向にずれても、ピークP2またはボ
トムB2のレベルおよび位置を正確に測定することがで
きる。
【0096】図8は第1の傾き補正モードを示す図であ
る。この第1の傾き補正モードは、波形データの傾きが
一定である場合に波形データの2つの位置およびそのレ
ベルに基づいて波形データの傾きを補正するものであ
る。
【0097】作業者は、データ範囲の開始点X0を基準
とした第1の計測期間T1(位置X1〜X2)、および
データ範囲の開始点X0を基準とした第2の計測期間T
2(位置X3〜X4)を予め表示器7のタッチスイッチ
により設定する。これらの第1の計測期間T1および第
2の計測期間T2は設定値として設定値用メモリ15に
記憶される。
【0098】トリガ処理部12は、被検出体の測定ごと
に、アナログ入出力回路3から出力されるデータを所定
のタイミングで波形データとしてデータ用メモリ14に
取り込む。
【0099】最初の被検出体の測定時に、データ処理部
13は、設定値用メモリ15に記憶され設定値に基づい
てデータ用メモリ14におけるデータ範囲の開始点X0
を基準とする第1の計測期間T1を設定し、その第1の
計測期間における波形データのレベルの平均値AV4を
測定するとともに、第1の計測期間T1の中点M1の位
置を算出する。また、設定値用メモリ15に記憶された
設定値に基づいてデータ範囲の開始点X0を基準とする
第2の計測期間T2を設定し、その第2の計測期間T2
における波形データのレベルの平均値AV5を測定する
とともに、第2の計測期間T2の中点M2の位置を算出
する。そして、中点M1,M2の位置および平均値AV
4,AV5に基づいて波形データの傾きを算出し、算出
された傾きに基づいてデータ用メモリ14に取り込まれ
た波形データの傾きを補正する。
【0100】以後の被検出体の測定時には、最初の測定
時に算出された波形データの傾きに基づいてデータ用メ
モリ14に取り込まれた波形データの傾きを補正する。
【0101】この第1の傾き補正モードによれば、デー
タ用メモリ14に取り込まれる波形データの傾きが常に
一定の場合に、図8に一点鎖線で示すように波形データ
の傾きを正確に補正することができる。
【0102】なお、第1の計測期間T1および第2の計
測期間T2を設定する代わりにデータ範囲の開始点X0
を基準とする第1の計測点および第2の計測点を設定
し、それらの計測点における波形データのレベルに基づ
いて傾きを算出してもよい。
【0103】図9は第2の傾き補正モードを示す図であ
る。この第2の傾き補正モードは、測定ごとに波形デー
タの傾きが変化する場合に波形データの2つの位置およ
びそのレベルに基づいて波形データの傾きを補正するも
のである。
【0104】作業者は、データ範囲の開始点X0を基準
とした第1の計測期間T1(位置X1〜X2)、および
データ範囲の開始点X0を基準とした第2の計測期間T
2(位置X3〜X4)を予め表示器7のタッチスイッチ
により設定する。これらの第1の計測期間T1および第
2の計測期間T2は設定値として設定値用メモリ15に
記憶される。
【0105】トリガ処理部12は、被検出体の測定ごと
に、アナログ入出力回路3から出力されるデータを所定
のタイミングで波形データとしてデータ用メモリ14に
取り込む。
【0106】被検出体の測定ごとに、データ処理部13
は、設定値用メモリ15に記憶され設定値に基づいてデ
ータ用メモリ14におけるデータ範囲の開始点X0を基
準とする第1の計測期間T1を設定し、その第1の計測
期間における波形データのレベルの平均値AV4を測定
するとともに、第1の計測期間T1の中点M1の位置を
算出する。また、設定値用メモリ15に記憶された設定
値に基づいてデータ範囲の開始点X0を基準とする第2
の計測期間T2を設定し、その第2の計測期間T2にお
ける波形データのレベルの平均値AV5を測定するとと
もに、第2の計測期間T2の中点M2の位置を算出す
る。そして、中点M1,M2の位置および平均値AV
4,AV5に基づいて波形データの傾きを算出し、算出
された傾きに基づいて波形データの傾きを補正する。
【0107】この第2の傾き補正モードによれば、図9
に実線および点線で示すように、データ用メモリ14に
取り込まれる波形データの傾きが測定ごとに異なる場合
に、図9に一点鎖線で示すように波形データの傾きを正
確に補正することができる。
【0108】なお、第1の計測期間T1および第2の計
測期間T2を設定する代わりにデータ範囲の開始点X0
を基準とする第1の計測点および第2の計測点を設定
し、それらの計測点における波形データのレベルに基づ
いて傾きを検出してもよい。
【0109】図17は、変曲点を演算するモードを説明
するための波形である。記憶された波形データにおける
線分C1およびC2の変曲点を演算する場合、線分C
1、C2上に点Aおよび点Bを設定する。続いてこれら
の点A、Bを通る直線をデータ演算手段より算出する。
更に点A、Bの間の各時間の波形データにおいて、同じ
時間に対応する直線上のデータとの差を算出し、その中
の最大値を求める。即ち点Aと点Bの間における直線か
ら線分C1およびC2上のデータの差は図17(b)の
ようになり、変曲点Pはその最大値として算出される。
【0110】この演算において変曲点は、直線を設定し
て波形データとの差を演算するだけで求めることができ
るので、演算量が少なくて済む。ノイズによる影響も受
けにくいので安定した演算結果を得ることができる。
【0111】また、この変曲点の演算は、直線データと
波形データの大小関係を識別し、又は予め設定すること
により常に大きい値から小さい値のデータを減ずる用に
してもよいし、大小関係にかかわらず減算を行いその結
果の絶対値を求めるようにしてもよい。
【0112】また、この変曲点を演算する際に設定する
2点は、演算しようとする変曲点の位置に応じて任意の
位置に設定することができるが、被検出体が上下左右に
ずれることを考慮して、図3又は図4に示されるエッジ
の位置を基準にして上記2点を設定することができるよ
うにしてもよい。この設定によれば被検出体が上下左右
にずれても、変曲点を安定して演算することができる。
【0113】図10および図11は本実施例の波形処理
装置における表示器7の画面を示す図である。
【0114】図10および図11に示すように、画面上
にXカーソルCXおよびYカーソルCYが表示されてい
る。また、画面の上部には、XカーソルCXの座標値P
XおよびYカーソルCYの座標値PYが表示されてい
る。
【0115】図10に示すように、画面上の任意の位置
を指30で触れると、図11に示すように、その位置に
XカーソルCXおよびYカーソルCYが移動する。この
動作を図12のフローチャートを参照しながら説明す
る。
【0116】まず、図1の表示処理部21は、タッチス
イッチが押されたか否かを判別する(ステップS1)。
タッチスイッチが押された場合には、タッチスイッチの
押下位置をタッチスイッチ入力部23からの信号に基づ
いて読み取り、XカーソルCXおよびYカーソルCYの
位置に換算する(ステップS2)。
【0117】そして、表示処理部21はXカーソルCX
およびYカーソルCYを画面上で換算位置に移動させる
(ステップS3)。そして、XカーソルCXおよびYカ
ーソルCYの移動に連動してXカーソルCXの座標値P
X、YカーソルCYの座標値PY等の変数値を変化させ
る(ステップS4)。
【0118】従来の表示器では、画面上でカーソルを移
動させるためには、カーソルキー、マウス、ジョグダイ
ヤル等のポインティングデバイスを操作する必要があ
る。この場合、画面上でカーソルが所望の位置まで移動
するまでに時間がかかるという問題がある。また、表示
器を制御盤等の盤に垂直に取り付けると、カーソルキー
やマウスを操作しづらいという問題がある。
【0119】これに対して、本実施例の波形処理装置に
おける表示器7では、画面の所望の位置を指で触れるだ
けでその位置にカーソルを瞬時に移動させることができ
る。したがって、画面上でのカーソルの移動を簡単にか
つ迅速に行うことができる。
【0120】このような表示器7は、画面に装着された
タッチスイッチと、画面に所定のパターンを表示させる
パターン表示手段と、タッチスイッチの押下位置を検出
する押下位置検出手段と、パターン表示手段により表示
されるパターンを画面上で押下位置検出手段により検出
された位置に移動させるパターン移動手段とを備える。
【0121】なお、パターンはカーソルであってもよ
く、波形やその他の図形、文字等であってもよい。パタ
ーンが波形である場合、まず、画面に表示される波形を
指で触れ、次に画面の任意の位置を指で触れることによ
り、画面上で波形を任意の位置に瞬時に移動させるよう
に構成してもよい。
【0122】本実施例の波形処理装置のアナログ入出力
回路3に変位センサを接続した場合には、変位センサお
よび波形処理装置が全体として変位計を構成する。変位
センサとしては、磁気を用いて被検出体の変位を検出す
る磁気式変位センサ、超音波を用いて被検出体の変位を
検出する超音波式変位センサ、光を用いて被検出体の変
位を検出する光学式変位センサ等を用いることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における波形処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1の波形処理装置における高さ測定モードを
示す図である。
【図3】図1の波形処理装置における第1のエッジ位置
測定モードを示す図である。
【図4】図1の波形処理装置における第2のエッジ位置
測定モードを示す図である。
【図5】図1の波形処理装置における変曲点測定モード
を示す図である。
【図6】図1の波形処理装置における第1のピーク測定
モードおよび第1のボトム測定モードを示す図である。
【図7】図1の波形処理装置における第2のピーク測定
モードおよび第2のボトム測定モードを示す図である。
【図8】図1の波形処理装置における第1の傾き補正モ
ードを示す図である。
【図9】図1の波形処理装置における第2の傾き補正モ
ードを示す図である。
【図10】図1の波形処理装置における表示器の画面を
示す図である。
【図11】図1の波形処理装置における表示器の画面を
示す図である。
【図12】図1の波形処理装置におけるXカーソルおよ
びYカーソルの移動処理を示すフローチャートである。
【図13】変位計による被検出体の測定を示す図であ
る。
【図14】図13の変位計の出力信号の波形図である。
【図15】従来の変曲点の演算方法を説明する波形であ
る。
【図16】従来の他の変曲点の演算方法を説明する波形
である。
【図17】本発明の変曲点の演算方法を説明する波形で
ある。
【符号の説明】
1 データ処理用CPU 2 インタフェース用CPU 3 アナログ入出力回路 4 出力回路 5 入力回路 7 表示器 12 トリガ処理部 13 データ処理部 14 データ用メモリ 15 設定値用メモリ 16 判定処理部 21 表示処理部 22 表示用メモリ 23 タッチスイッチ入力部 24 入力処理部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ信号を時系列に入力する入力手
    段と、 前記入力手段により入力されるアナログ信号を波形デー
    タとして記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された波形データにおける時間軸上
    の所定範囲を設定する第1の設定手段と、 前記第1の設定手段により設定された前記所定範囲内に
    おいて前記波形データのエッジの時間軸上の位置を検出
    するエッジ検出手段と、 前記エッジ検出手段により検出された前記エッジの時間
    軸上の位置を基準として前記波形データにおける所定部
    分を設定する第2の設定手段と、 前記第2の設定手段により設定された前記所定部分にお
    ける前記波形データのレベルを検出するレベル検出手段
    とを備えたことを特徴とする波形処理装置。
  2. 【請求項2】 アナログ信号を時系列に入力する入力手
    段と前記入力手段により入力されるアナログ信号を波形
    データとして記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された波形データにおける時間軸上
    の第1および第2の部分を設定する第1の設定手段と、 前記第1の設定手段により設定された前記第1および第
    2の部分における前記波形データのレベルをそれぞれ第
    1および第2のレベルとして検出するレベル検出手段
    と、 前記レベル検出手段により検出された前記第1および第
    2のレベルに基づいて検出レベルを設定する第2の設定
    手段と、 前記第2の設定手段により設定された前記検出レベルに
    基づいて前記波形データにおけるエッジの時間軸上の位
    置を検出するエッジ検出手段とを備えたことを特徴とす
    る波形処理装置。
  3. 【請求項3】 アナログ信号を時系列に入力する入力手
    段と、 前記入力手段により入力されるアナログ信号を波形デー
    タとして記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された波形データにおける時間軸上
    の所定部分を設定する第1の設定手段と、 前記第1の設定手段により設定された前記所定部分にお
    ける前記波形データのレベルを検出するレベル検出手段
    と、 前記レベル検出手段により検出された前記レベルを基準
    として検出レベルを設定する第2の設定手段と、 前記第2の設定手段により設定された前記検出レベルに
    基づいて前記波形データにおけるエッジの時間軸上の位
    置を検出するエッジ検出手段とを備えたことを特徴とす
    る波形処理装置。
  4. 【請求項4】 アナログ信号を時系列に入力する入力手
    段と、 前記入力手段により入力されるアナログ信号を波形デー
    タとして記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された波形データにおける時間軸上
    の所定範囲を設定する設定手段と、 前記設定手段により設定された前記所定範囲内における
    前記波形データの微分値を算出する微分値算出手段と、 前記微分値算出手段により算出された前記微分値に基づ
    いて前記波形データにおけるの変曲点を検出する変曲点
    検出手段とを備えたことを特徴とする波形処理装置。
  5. 【請求項5】 アナログ信号を時系列に入力する入力手
    段と、 前記入力手段により入力されるアナログ信号を波形デー
    タとして記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された波形データにおける時間軸上
    の所定範囲を設定する設定手段と、 前記設定手段により設定された前記所定範囲内における
    前記波形データと所定の基準波形データとの差分を表わ
    す差分波形データを算出する差分波形算出手段と、 前記差分波形算出手段により算出された前記差分波形デ
    ータにおける最大部分を検出する最大部分検出手段とを
    備えたことを特徴とする波形処理装置。
  6. 【請求項6】 アナログ信号を時系列に入力する入力手
    段と、 前記入力手段により入力されるアナログ信号を波形デー
    タとして記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された波形データにおける時間軸上
    の所定範囲を設定する設定手段と、 前記設定手段により設定された前記所定範囲内における
    前記波形データと所定の基準波形データとの差分を表わ
    す差分波形データを算出する差分波形算出手段と、 前記差分波形算出手段により算出された前記差分波形デ
    ータにおける最小部分を検出する最小部分検出手段とを
    備えたことを特徴とする波形処理装置。
  7. 【請求項7】 アナログ信号を時系列に入力する入力手
    段と、 前記入力手段により入力されるアナログ信号を波形デー
    タとして記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された波形データにおける時間軸上
    の所定範囲を設定する設定手段と、 前記設定手段により設定された前記所定範囲内における
    前記波形データと所定の基準波形データとの差分を表わ
    す差分波形データを算出する差分波形算出手段と、 前記差分波形算出手段により算出された前記差分波形デ
    ータにおける最大部分を検出する最大部分検出手段と、 前記差分波形算出手段により算出された前記差分波形デ
    ータにおける最小部分を検出する最小部分検出手段と、 前記最大部分検出手段により算出された前記最大部分と
    前記最小部分検出手段により算出された前記最小部分と
    の差を算出する差算出手段とを備えたことを特徴とする
    波形処理装置。
  8. 【請求項8】 アナログ信号を時系列に入力する入力手
    段と、 前記入力手段により入力されるアナログ信号を波形デー
    タとして記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された波形データにおける時間軸上
    の第1の範囲を設定する第1の設定手段と、 前記第1の設定手段により設定された前記第1の範囲内
    における前記波形データのエッジの時間軸上の位置を検
    出するエッジ検出手段と、 前記エッジ検出手段により検出された前記エッジの時間
    軸上の位置を基準として前記波形データにおける時間軸
    上の第2の範囲を設定する第2の設定手段と、 前記第2の設定手段により設定された前記第2の範囲内
    における前記波形データの最大部分を検出する最大部分
    検出手段とを備えたことを特徴とする波形処理装置。
  9. 【請求項9】 アナログ信号を時系列に入力する入力手
    段と、 前記入力手段により入力されるアナログ信号を波形デー
    タとして記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された波形データにおける時間軸上
    の第1の範囲を設定する第1の設定手段と、 前記第1の設定手段により設定された前記第1の範囲内
    における前記波形データのエッジの時間軸上の位置を検
    出するエッジ検出手段と、 前記エッジ検出手段により検出された前記エッジの時間
    軸上の位置を基準として前記波形データにおける時間軸
    上の第2の範囲を設定する第2の設定手段と、 前記第2の設定手段により設定された前記第2の範囲内
    における前記波形データの最小部分を検出する最小部分
    検出手段とを備えたことを特徴とする波形処理装置。
  10. 【請求項10】 アナログ信号を時系列に入力する入力
    手段と、 前記入力手段により入力されるアナログ信号を波形デー
    タとして記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された波形データにおける時間軸上
    の第1および第2の部分を設定する設定手段と、 前記設定手段により設定された前記第1および第2の部
    分における前記波形データのレベルをそれぞれ第1およ
    び第2のレベルとして検出するレベル検出手段と、 前記第1および第2の部分および前記レベル検出手段に
    より検出された前記第1および第2のレベルに基づいて
    前記波形データの傾きを算出する傾き算出手段と、 前記傾き算出手段により算出された前記傾きに基づいて
    前記記憶手段に記憶される波形データの傾きを補正する
    傾き補正手段とを備えたことを特徴とする波形処理装
    置。
  11. 【請求項11】 アナログ信号を時系列に入力する入力
    手段と、 前記入力手段により入力されるアナログ信号を波形デー
    タとして記憶する記憶手段と、 波形データにおける第1および第2のデータを設定する
    設定手段と、 前記第1および第2のデータを通る線分データ含むデー
    タを発生するデータ演算手段と、前記第1と第2のデー
    タの間の各々の時間における前記波形データと前記線分
    データの差が最大となる時間を検出する最大値検出手段
    とを備えたことを特徴とする波形処理装置。
  12. 【請求項12】 被検出体の変位を検出してアナログ信
    号として出力する変位検出手段と、 前記変位検出手段から出力される前記アナログ信号を受
    ける請求項1〜11のいずれかに記載の波形処理装置と
    を備えたことを特徴とする変位計。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015064268A (ja) * 2013-09-25 2015-04-09 アンリツ株式会社 バースト信号測定装置および測定方法

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