JPH0922806A - チップ部品保持装置 - Google Patents

チップ部品保持装置

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Publication number
JPH0922806A
JPH0922806A JP7172041A JP17204195A JPH0922806A JP H0922806 A JPH0922806 A JP H0922806A JP 7172041 A JP7172041 A JP 7172041A JP 17204195 A JP17204195 A JP 17204195A JP H0922806 A JPH0922806 A JP H0922806A
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JP
Japan
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holding
chip component
plate
component body
space
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Withdrawn
Application number
JP7172041A
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English (en)
Inventor
Chikashi Nakazawa
睦士 中澤
Masayuki Inai
雅之 稲井
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0922806A publication Critical patent/JPH0922806A/ja
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  • Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】チップ部品素体を簡単に保持でき、かつ、チッ
プ部品素体を適正な姿勢で保持できるチップ部品保持装
置を提供することにある。 【構成】チップ部品素体3に外部電極を形成するとき
は、保持片11をプレート本体に対して下方に移動す
る。これにより、保持空間13が広くなり、チップ部品
素体3が保持空間13に円滑に収容される。この保持さ
れたチップ部品素体3に導体ペーストを付着するとき
は、この保持手段を前述とは逆に他方に相対的に移動す
る。これにより、保持空間13が狭くなり、チップ部品
素体3が保持空間13に保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抵抗体、コンデンサ等
のチップ部品素体を保持し、このチップ部品素体に外部
電極を形成するチップ部品保持装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、チップ部品の外部電極形成方法と
して、特公昭62ー29888号公報或いは特公平4ー
70761号公報に開示されたものが知られている。
【0003】このチップ部品の外部電極形成方法は、チ
ップ部品素体(外部電極が形成されていないチップ部
品)を収容するロードプレートと弾性体で形成されたチ
ップ部品保持装置、例えばキャリアプレートとを予め用
意し、このキャリアプレートの上面にロードプレートを
セットする。次いで、このロードプレートの収容空間に
チップ部品素体を供給し、この供給されたチップ部品素
体をキャリアプレートの保持空間の周縁で支持し収容空
間内に収容する。
【0004】しかる後、収容空間の上部開口から押し出
し部材、即ちピンが下方に移動してこの収容空間内の部
品素体を下方に押し出し、この部品素体を保持空間側に
移動させ、このキャリアプレートに保持されたチップ部
品素体に外部電極用の導体ペーストを塗布するようにし
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の外
部電極形成方法で使用されるキャリアプレートは、その
保持空間の挿入面積をチップ部品素体の挿入端の面積よ
りも小さくして形成し、このチップ部品素体をピンによ
り押圧してキャリアプレートに移し換えるようになって
いる。
【0006】しかしながら、チップ部品素体の上端面積
が非常に狭く、これにより、このチップ部品素体を押し
出すピンの径も小さくなるため、ピンの強度を十分に取
ることができない。従って、このキャリアプレートの保
持力を大きくするため、保持空間の挿入面積を小さくす
るときは、ピン曲がり等の不具合を起こすおそれがあっ
た。
【0007】また、ピンの軸線中央とチップ部品素体の
上端面中央とがずれているときは、チップ部品素体の片
押し状態となり、これにより、チップ部品素体がキャリ
アプレートの保持空間に傾いた状態で収容されることが
ある。しかしながら、このようにチップ部品素体が傾斜
した状態で収容されるときは、その導体ペーストの塗布
面も傾斜した状態となり、このため、外部電極を均一に
形成できないという問題点を有していた。
【0008】本発明の目的は前記従来の課題に鑑み、チ
ップ部品素体を簡単に保持でき、かつ、チップ部品素体
を適正な姿勢で保持できるチップ部品保持装置を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、請求項1の発明は、装置本体に配列された多
数の保持空間内にチップ部品素体を挿入し、該保持空間
に挿入保持された該チップ部品素体に導体ペーストを付
着して外部電極を形成するチップ部品保持装置におい
て、前記チップ部品素体の保持空間を有する保持手段を
前記装置本体に上下動自在に多数設け、該保持手段は該
装置本体に対して一方に相対的に移動するときは該保持
空間が広く、他方に移動するときは該保持空間が狭くな
ることを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、装置本体に配列された
多数の保持空間内にチップ部品素体を挿入し、該保持空
間に挿入保持された該チップ部品素体に導体ペーストを
付着して外部電極を形成するチップ部品保持装置におい
て、前記装置本体は前後又は左右に隣接する前記保持空
間を分割する複数の分割プレートからなり、該各分割プ
レートは隣接する他の分割プレートに対して近接及び離
隔自在に移動することを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、装置本体に配列された
多数の保持空間内にチップ部品素体を挿入し、該保持空
間に挿入保持された該チップ部品素体に導体ペーストを
付着して外部電極を形成するチップ部品保持装置におい
て、前記装置本体は前記チップ部品素体を支持する支持
プレートと、該支持プレートの上面に固定され一側に前
記保持空間の少なくとも一部を有する固定プレートと、
該支持プレートの上面に該固定プレートの一側に対して
近接及び離隔自在に移動する可動プレートとからなるこ
とを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1の発明によれば、チップ部品素体に外
部電極を形成するときは、保持手段を装置本体に対して
一方に相対的に移動する。これにより、保持空間が広く
なり、チップ部品素体が保持空間に円滑に収容される。
この保持されたチップ部品素体に導体ペーストを付着す
るときは、この保持手段を前述とは逆に他方に相対的に
移動する。これにより、保持空間が狭くなり、チップ部
品素体が保持空間に保持される。
【0013】請求項2の発明によれば、隣接する分割プ
レートを離隔させるときは、保持空間が広くなってチッ
プ部品素体が保持空間に円滑に収容され、他方、これと
は逆に隣接する分割プレートを近接させるときは、保持
空間が狭くなり、チップ部品素体が保持空間に保持され
る。
【0014】請求項3の発明によれば、可動プレートを
固定プレートの一側から離隔させるときは、保持空間が
広くなってチップ部品素体が保持空間に円滑に収容さ
れ、他方、これとは逆に隣接する可動プレートを固定プ
レートの一側に近接させるときは、保持空間が狭くな
り、チップ部品素体が保持空間に保持される。
【0015】
【実施例】図1乃至図6は本発明に係るチップ部品保持
装置、例えばキャリアプレートが適用される外部電極形
成方法を示すものである。
【0016】図1には外部電極形成に使用される第1ロ
ードプレート1a、第2ロードプレート1b及びキャリ
アプレート2が示されており、ここで、ロードプレート
1a,1bは金属或いは硬質樹脂で形成されるもので、
各ロードプレート1a,1bにはチップ部品素体(以下
実施例では部品素体という)3を収容する収容空間1c
が多数形成されている。この収容空間1cは部品素体3
の横断面積よりも多少大きな挿入面積を有するととも
に、その深さ寸法が第1ロードプレート1aを外すとき
部品素体3の高さ寸法の略半分となる凹所で構成され、
この収容空間1cに部品素体3が収容されたとき、部品
素体3の中央から上端に亘って第2ロードプレート1b
の上方に突出するようになっている。
【0017】また、キャリアプレート2は弾性部材、例
えばシリコーンゴム等で形成されたプレート本体2aを
金属枠2bで囲ったもので、プレート本体2aでロード
プレート1の収容空間1aと対応する位置には、部品素
体3が搬送される保持空間2cが多数配列されている。
【0018】このような各ロードプレート1a,1b及
びキャリアプレート2を用いて図2乃至図6に示すよう
に外部電極を形成されるが、以下この外部電極形成方法
を説明する。
【0019】まず、図2に示すように、部品素体3を各
ロードプレート1a,1bの各収容空間1cに挿入し、
しかる後、図3に示すように、第1ロードプレート1a
を外し、部品素体3を上方に突出させる。このような状
態で、図4に示すように、キャリアプレート2の保持空
間2cと収容空間1cに収容された部品素体3とを対向
配置し、キャリアプレート2を第2ロードプレート1b
に向かって下降させる。これにより、部品素体3の下端
側が下方に突出した状態で保持空間2cに保持される。
【0020】この部品素体3の移し換え工程が終了した
ときは、このキャリアプレート2を上方に移動して、部
品素体3全体をロードプレート1bから外し、図5に示
すように、部品素体3の下側突出部分をベース4上の導
体ペースト5内に浸漬し、その後、図6に示すように、
このキャリアプレート2を上方に引き上げる。これによ
り、部品素体3の端部に導体ペーストが付着する。
【0021】このような外部電極形成方法を採用すると
きは、従来の如きピン機構を使用することなく部品素体
3の端部に外部電極用の導体ペーストを付着させること
ができる。
【0022】しかしながら、この外部電極形成方法にお
いて、図4に示す部品素体3の移し換え工程、即ち、キ
ャリアプレート2の保持空間2cに各部品素体3を圧入
するときは、このキャリアプレート2の保持空間2cと
各部品素体3とを精密に対向させる必要があり、部品素
体3の移し換え操作が円滑に行われないおそれがある。
【0023】本発明に係るチップ部品保持装置、即ちキ
ャリアプレートは上記の外部電極形成方法において、部
品素体3を円滑に移し換えることができる保持手段を有
する点にある。
【0024】この保持手段に係る第1実施例を図7乃至
図11を参照して説明する。この実施例では、対向する
一対の保持片11をキャリアプレート10に移動自在に
挿入し、この一対の保持片11により部品素体3を収容
保持するようになっている。
【0025】即ち、この保持片11は、上部から下部向
かって外側に傾斜した外周面12と、下部に部品素体3
の保持空間13を形成する内周面14とを有するもの
で、この各保持片11が図7に示すようにキャリアプレ
ート10の下方に向かって移動しているときは、対向す
る内周面14の間の間隔が大きくなり、他方、各保持片
11が図8に示すようにキャリアプレート10の上方に
向かって移動しているときは、対向する内周面14の間
隔が狭くなるようになっている。
【0026】次に、この第1実施例に係るキャリアプレ
ート10及び保持手段を用いて行う外部電極形成方法を
各図に基づいて説明する。
【0027】図7及び図8は前記の外部電極形成方法で
説明した部品素体の移し換え工程に対応するもので、各
保持片11はキャリアプレート10の下方に向かって移
動しており、保持空間13が広くなっている。この状態
でキャリアプレート10をロードプレート1bに向かっ
て移動させ、保持空間13内に部品素体3の突出部分を
挿入する。
【0028】この部品素体3の挿入工程の後、キャリア
プレート10を更に下方に向かって移動させ、保持片1
1をキャリアプレート10に対して相対的に上方に移動
させる。これにより、保持空間13が狭くなり、部品素
体3の突出部が保持空間13に保持される。
【0029】このような部品素体3の移し換え工程が終
了したときは、部品素体3を保持した状態でキャリアプ
レート10を引き上げ、図9に示すように、部品素体3
の突出部分をベース4上の導体ペースト5に浸漬し、そ
の後、図10に示すように、このキャリアプレート10
を上方に引き上げる。これにより、部品素体3の端部に
導体ペーストが付着する。
【0030】この導体ペースト付着工程の後に、部品素
体3及び導体ペーストの乾燥、焼成工程により外部電極
が形成されるが、ここで、部品素体3をキャリアプレー
ト10から外すときは、図11に示すように、押し出し
プレート15を保持片11の上端を押すようにしてキャ
リアプレート10に当接させる。これにより、保持片1
1が下方に向かって移動して保持空間13が広くなり、
部品素体3が保持片11から外れる。
【0031】このように本実施例によれば、従来の如き
ピン機構を使用することなく部品素体3の端部に外部電
極用の導体ペーストを付着させ、かつ、キャリアプレー
ト10から排出することができる。
【0032】図12及び図13は本発明に係るチップ部
品保持装置の第2実施例を示すものである。この実施例
では前記第1実施例に係る保持片11の保持空間13を
上向きに配置する一方、この保持片11の上端に貫通孔
21を有するロードプレート20を配置し、また、この
各保持片11の内周面14の間にバネ付勢された支持ピ
ン22を挿入している。
【0033】この実施例によれば、部品素体3の収容空
間23が支持ピン22の上方の保持空間13及び貫通孔
21で構成される。なお、部品素体3の図13に示す保
持操作から部品素体3の排出工程に至る各種工程は前記
第1実施例と同様である。
【0034】図13及び図14は本発明に係るチップ部
品保持装置の第3実施例を示すものである。この実施例
では保持手段としてキャリアプレート30に上下に移動
自在に挿入されたバネ製のホルダ31を用いている。
【0035】即ち、このホルダ31は図14に示すよう
に常時は外側に広がった保持片32を有し、この保持片
32の内側に部品素体3の保持空間33を形成してい
る。また、このホルダ30の下端にはバネ座34が固着
され、このバネ座34とキャリアプレート30との間に
ホルダ31を下方に付勢するコイルスプリング35を介
装している。
【0036】この実施例によれば、図14に示すよう
に、コイルスプリング35の付勢力に抗してホルダ30
を上方に移動させるときは、保持片32が外側に広がっ
て部品素体3が保持空間33に円滑に収容され、他方、
図15に示すように、この保持空間33に部品素体3を
収容した状態でホルダ31への押し上げ力を解除すると
きは、このホルダ31がコイルスプリング35の付勢力
により下方に移動する。この下方への移動により保持片
32が内側に収縮し、部品素体3を保持する。従って、
この実施例によってもピン機構等を用いることなく部品
素体3の端部に外部電極を形成することができる。
【0037】図16乃至図19は本発明に係るチップ部
品保持装置の第4実施例を示すものである。この実施例
ではキャリアプレート40のプレート本体41を多数に
分割した分割プレート42により構成したもので、隣接
する分割プレート42を近接及び離隔することにより部
品素体3を保持或いは保持解除するようになっている。
【0038】即ち、この分割プレート42は、前後に隣
接する保持空間43を分割するよう形成されたもので、
分割プレート42の一側には断面三角形状に切り欠いた
保持部43aを有し、他側にはゴム製の保持プレート4
3bを形成している。これにより、隣接する分割プレー
ト42の間で保持部43aと保持プレート43bが対向
し、保持部43aと保持プレート43bとの間に部品素
体3の保持空間43が形成される。また、各分割プレー
ト42はその前後の端部がネジ山を螺刻した棒ネジ44
で連結しており、棒ネジ44の正回転或いは逆回転によ
り隣接する分割プレート42の間隔を大きくしたり、或
いは、小さくするようになっている。
【0039】この実施例によれば、第2ロードプレート
1bの収容空間1cに収容された部品素体3を保持する
ときは、先ず図16及び図19の(a)に示すように、キ
ャリアプレート40を第2ロードプレート1bに載置す
るが、ここで、各分割プレート42は棒ネジ44の回転
によりを離隔し、保持空間43を幅広にしている。この
ため、部品素体3の突出部分は保持部43aと保持プレ
ート43bとの間に円滑に収容される。このように収容
された後に、図17及び図19の(b)に示すように、各
分割プレート42が近接するよう棒ネジ44を回転させ
る。これにより、保持空間43が狭くなり、部品素体3
が保持部43aと保持プレート43bとの間に保持され
る。従って、この実施例によってもピン機構等を用いる
ことなく部品素体3の端部に外部電極を形成することが
できる。
【0040】図20乃至図23は本発明に係るチップ部
品保持装置の第5実施例を示すものである。この実施例
ではキャリアプレート50のプレート本体51を多数に
分割した分割プレート52により構成したもので、前記
第4実施例と同様に、隣接する分割プレート52を近接
及び離隔することにより部品素体3を保持或いは保持解
除するようになっている。
【0041】即ち、この分割プレート52は、前後に隣
接する保持空間53を分割するよう形成されたもので、
分割プレート52の両側には断面半径状に切り欠いた保
持部53aを有し、この保持部53aの内周面にはゴム
製の保持層53bを接着している。また、左右に隣接す
る保持部53aは互いに対向しており、この隣接する保
持部53aの間に部品素体3の保持空間53を形成して
いる。また、各分割プレート52はその前後の端部にコ
イルバネ54が介装され、このコイルバネ54により隣
接する分割プレート52が互いに離隔するよう付勢され
ている。更に、キャリアプレート50の一側には分割プ
レート52を横方向に押し出すことができる取手55を
有し、この取手55をキャリアプレート50に向かって
押すときは、コイルバネ54が縮み各分割プレート52
の間隔が狭くなり、他方、この押圧力を解除するとき
は、コイルバネ54が復元し各分割プレート52の間隔
が広くなるよう構成されている。
【0042】この実施例によれば、第2ロードプレート
1bの収容空間1cに収容された部品素体3を保持する
ときは、先ず図20及び図22の(a)に示すように、キ
ャリアプレート50を第2ロードプレート1bに載置す
るが、ここで、各分割プレート52はコイルバネ54の
付勢力により離隔し、保持空間53を幅広となってい
る。このため、部品素体3の突出部分が保持部53aの
間に円滑に収容される。このように収容された後に、各
分割プレート52を図21及び図22の(b)に示すよう
に、近接するよう取手55を押し出す。これにより、保
持部53aの間隔が狭くなり、部品素体3が保持空間5
3内に保持される。従って、この実施例によっても前記
各実施例と同様にピン機構等を用いることなく外部電極
を形成することができる。
【0043】図23は前記第5実施例に係る保持部53
aの形状の変形例を示すものである。即ち、図23の
(a)ではその形状を断面三角形状に形成した保持部56
を示し、また、図23の(b)では前記第4実施例と同様
に断面三角形状の保持部57と保持プレート58にて構
成した例を示している。これらの保持部56,57及び
保持プレート58によっても部品素体3を保持できる。
【0044】図24は本発明に係るチップ部品保持装置
の第6実施例を示すものである。前記第5実施例ではコ
イルバネ54が各分割プレート52を離隔するよう作用
していたが、本実施例ではこれとは逆にコイルバネ54
が各分割プレート52を近接するよう付勢する場合の例
を示している。
【0045】このような場合は楔状の突起61を有する
押し広げ部材60を用いる。即ち、保持空間53に部品
素体3を収容するときは、図24に示すように、押し広
げ部材60の突起61を各分割プレート52の間に挟み
込み保持空間53を押し広げて収容する。この部品素体
3の収容が終了したときは、この押し広げ部材60を外
す。これにより、バネが復元し、部品素体3が保持空間
53に保持される。
【0046】図25乃至図27は本発明に係るチップ部
品保持装置の第7実施例を示すものである。この実施例
に係るキャリアプレート70のプレート本体71は、部
品素体3を支持する支持プレート72と、この支持プレ
ート72の上面に固定された固定プレート73と、この
支持プレート72の上面に配置された可動プレート74
とから構成されている。ここで、この固定プレート73
はその一側に部品素体3を保持する保持空間75の一部
となっている保持部75aを方形状に切り欠いて形成し
ている。また、可動プレート74は縦長の直角三角形状
に形成され、その垂直辺には固定プレート73の保持部
75aに対向するゴム製の保持プレート75bを有し、
また、傾斜辺はキャリアプレート70の前後斜め方向に
可動プレート74を案内するようになっている。
【0047】この実施例によれば、保持部75aと保持
プレート75bとの間に形成された保持空間75に部品
素体3を保持するときは、可動プレート74を図25に
示すように、斜め上方に摺動させる。これにより、図2
7の(a)に示すように、保持部75aと保持プレート7
5bとの間の保持空間75が広くなり、部品素体3を円
滑にこの保持空間75に収容できる。他方、この保持空
間75に保持された部品素体3を保持するときは、可動
プレート74を図26に示すように前方に押し出す。こ
れにより、図27の(b)に示すように、保持部75aと
保持プレート75bとの間の保持空間75が狭くなり、
部品素体3が保持空間75に保持される。従って、この
実施例によっても前記各実施例と同様にピン機構等を用
いることなく外部電極を形成することができる。
【0048】図28及び図29は本発明に係るチップ部
品保持装置の第8実施例を示すものである。前記第1実
施例乃至第7実施例では第2ロードプレート1bに収容
された部品素体3の端部に導体ペーストを付着する例を
説明したが、本実施例では、第1及び第2ロードプレー
ト1a,1bを用いず、部品素体3の端部はもとより、
図29の(e)に示すように、部品素体3の側面に導体ペ
ーストを付着する場合においても好適なチップ部品保持
装置を提供することにある。
【0049】即ち、この実施例に係るキャリアプレート
80は四方に突設した保持突起81を多数有し、この保
持突起81の内側に部品素体3を収容保持する保持空間
82を形成している。また、各保持突起81は弾性部材
で形成されるとともに、その外面が上方に向かうに従っ
て内側に傾斜している。
【0050】このキャリアプレート80を用いて外部電
極を形成するときは、まず、図28及び図29の(a)に
示すように、各保持突起81内の保持空間82に部品素
体3を収容する。しかる後、図29の(b)に示すよう
に、各保持突起81の傾斜面に対応する穴83aを有す
る保持用プレート83を用意し、この保持用プレート8
3を保持突起81に向かって移動させる。この移動によ
り図29の(c)に示すように、保持用プレート83が穴
83aを介して各保持突起81を内側に向かって押圧
し、部品素体3を四方から保持する。このような部品素
体3の保持工程が終了したときは、図29の(d)に示す
ように、ローラ塗布方式により導体ペーストを塗布す
る。即ち、堰き84にある導体ペーストが供給ローラ8
5、塗布ローラ86に順次供給されるとともに、キャリ
アプレート80を白抜き矢印方向に摺動させる。これに
より、部品素体3の側面上を塗布ローラ86が転動し、
図29の(e)に示すように、導体ペーストが部品素体3
の側面に塗布される。
【0051】本実施例によれば、部品素体3が保持突起
81で四方から均一に押圧され、各部品素体3が同位置
に保持されため、部品素体3の側面に形成される外部電
極87が均一に形成される。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、保持手段を装置本体に対して相対的に一方或い
は他方に移動することにより、チップ部品素体を収容保
持ができ、従来の如くピン機構を使用することなく外部
電極を形成できる。従って、ピン機構に伴う種々の欠
点、例えば外部電極のばらつき等を解消することができ
る。
【0053】請求項2の発明によれば、隣接する分割プ
レートを近接或いは離隔させることにより、保持空間を
広く或いは狭くでき、前記第1実施例と同様の効果を奏
する。
【0054】請求項3の発明によれば、可動プレートを
固定プレートに対して近接或いは離隔することにより、
保持空間を広く或いは狭くでき、これまた、請求項1の
発明と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチップ部品保持装置が適用される
外部電極形成方法に使用されるロードプレート及びキャ
リアプレートの斜視図
【図2】チップ部品素体収容工程を示す断面図
【図3】第1ロードプレートを外した状態を示す断面図
【図4】チップ部品素体移し換え工程を示す断面図
【図5】チップ部品素体浸漬工程を示す断面図
【図6】チップ部品素体ペースト付着工程を示す断面図
【図7】第1実施例に係るチップ部品素体収容工程を示
す断面図
【図8】第1実施例に係るチップ部品素体移し換え工程
を示す断面図
【図9】第1実施例に係るチップ部品素体浸漬工程を示
す断面図
【図10】第1実施例に係るチップ部品素体導体付着工
程を示す断面図
【図11】第1実施例に係るチップ部品素体排出工程を
示す断面図
【図12】第2実施例に係るチップ部品素体収容工程を
示す断面図
【図13】第2実施例に係るチップ部品素体保持工程を
示す断面図
【図14】第3実施例に係るチップ部品素体収容工程を
示す断面図
【図15】第3実施例に係るチップ部品素体保持工程を
示す断面図
【図16】第4実施例に係るチップ部品素体収容工程を
示す平面図
【図17】第4実施例に係るチップ部品素体保持工程を
示す平面図
【図18】第4実施例に係る分割プレートの斜視図
【図19】第4実施例に係るチップ部品素体保持及び保
持解除の状態を示す断面図
【図20】第5実施例に係るチップ部品素体収容工程を
示す平面図
【図21】第5実施例に係るチップ部品素体保持工程を
示す平面図
【図22】第5実施例に係るチップ部品素体保持及び保
持解除の状態を示す断面図
【図23】第5実施例に係る保持部の変形例を示す平面
【図24】第6実施例に係るチップ部品素体収容工程を
示す断面図
【図25】第7実施例に係るチップ部品素体収容工程を
示す平面図
【図26】第7実施例に係るチップ部品素体保持工程を
示す平面図
【図27】第7実施例に係るチップ部品素体保持及び保
持解除の状態を示す断面図
【図28】第8実施例に係るチップ部品保持装置を示す
平面図
【図29】第8実施例に係る外部電極形成工程を示す工
程図
【符号の説明】
3…チップ部品素体、10,30,40,50,70,
80…キャリアプレート、13,33,43,53,7
5…保持空間、11…保持片、31…ホルダ、42,5
2…分割プレート、60…押し広げ部材、72…支持プ
レート、73…固定プレート、74…可動プレート。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に配列された多数の保持空間内
    にチップ部品素体を挿入し、該保持空間に挿入保持され
    た該チップ部品素体に導体ペーストを付着して外部電極
    を形成するチップ部品保持装置において、 前記チップ部品素体の保持空間を有する保持手段を前記
    装置本体に上下動自在に多数設け、該保持手段は該装置
    本体に対して一方に相対的に移動するときは該保持空間
    が広く、他方に移動するときは該保持空間が狭くなるこ
    とを特徴とするチップ部品保持装置。
  2. 【請求項2】 装置本体に配列された多数の保持空間内
    にチップ部品素体を挿入し、該保持空間に挿入保持され
    た該チップ部品素体に導体ペーストを付着して外部電極
    を形成するチップ部品保持装置において、 前記装置本体は前後又は左右に隣接する前記保持空間を
    分割する複数の分割プレートからなり、該各分割プレー
    トは隣接する他の分割プレートに対して近接及び離隔自
    在に移動することを特徴とするチップ部品保持装置。
  3. 【請求項3】 装置本体に配列された多数の保持空間内
    にチップ部品素体を挿入し、該保持空間に挿入保持され
    た該チップ部品素体に導体ペーストを付着して外部電極
    を形成するチップ部品保持装置において、 前記装置本体は前記チップ部品素体を支持する支持プレ
    ートと、該支持プレートの上面に固定され一側に前記保
    持空間の少なくとも一部を有する固定プレートと、該支
    持プレートの上面に該固定プレートの一側に対して近接
    及び離隔自在に移動する可動プレートとからなることを
    特徴とするチップ部品保持装置。
JP7172041A 1995-07-07 1995-07-07 チップ部品保持装置 Withdrawn JPH0922806A (ja)

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