JPH09227728A - ポリオレフィン樹脂組成物およびそれを成形加工してなるポリオレフィンフィルム - Google Patents
ポリオレフィン樹脂組成物およびそれを成形加工してなるポリオレフィンフィルムInfo
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- JPH09227728A JPH09227728A JP3764996A JP3764996A JPH09227728A JP H09227728 A JPH09227728 A JP H09227728A JP 3764996 A JP3764996 A JP 3764996A JP 3764996 A JP3764996 A JP 3764996A JP H09227728 A JPH09227728 A JP H09227728A
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- Japan
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- polyolefin resin
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的は、成形時の加熱によって熱劣
化しないポリオレフィン樹脂組成物であって、しかも成
形品を常温で長期間保存しても、成形品が黄色、褐色、
あるいはピンク色に変色しないポリオレフィン樹脂組成
物、及び該ポリオレフィン樹脂組成物を成形加工してな
るフィルムを提供することである。 【解決手段】 ＭＦＲ（１９０℃／２．１６ｋｇ荷重）
が、０．１〜５０ｇ／１０ｍｉｎ．のポリオレフィン樹
脂にフェノール系酸化防止剤とビス（２、６−ジ−ｔ−
ブチル−４−メチルフェニル）ペンタエリスリトール−
ジ−ホスファイトを配合したことを特徴とするポリオレ
フィン樹脂組成物。
化しないポリオレフィン樹脂組成物であって、しかも成
形品を常温で長期間保存しても、成形品が黄色、褐色、
あるいはピンク色に変色しないポリオレフィン樹脂組成
物、及び該ポリオレフィン樹脂組成物を成形加工してな
るフィルムを提供することである。 【解決手段】 ＭＦＲ（１９０℃／２．１６ｋｇ荷重）
が、０．１〜５０ｇ／１０ｍｉｎ．のポリオレフィン樹
脂にフェノール系酸化防止剤とビス（２、６−ジ−ｔ−
ブチル−４−メチルフェニル）ペンタエリスリトール−
ジ−ホスファイトを配合したことを特徴とするポリオレ
フィン樹脂組成物。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温加工に適した
耐熱性及び耐変色性（耐ピンク変色性）に優れたポリオ
レフィン樹脂組成物、及び該ポリオレフィン樹脂組成物
を成形加工してなるポリオレフィンフィルムに関する。
耐熱性及び耐変色性（耐ピンク変色性）に優れたポリオ
レフィン樹脂組成物、及び該ポリオレフィン樹脂組成物
を成形加工してなるポリオレフィンフィルムに関する。
【０００２】
【従来の技術】成形時の加熱によるポリオレフィンの熱
劣化に伴う成形物の機械的強度の低下や黄変を抑制・防
止するために、ポリオレフィン樹脂組成物に、フェノー
ル系酸化防止剤と有機ホスファイト系化合物とを併用し
て添加することが知られている（特公昭５６−２５９３
４号公報）。該公報記載のポリオレフィン樹脂組成物
は、前記したようなポリオレフィンの熱劣化に伴う種々
の問題に対しては、効果的ではあるが、別の問題を有す
るものであった。すなわち、該公報記載のポリオレフィ
ン樹脂組成物を用いてなる成形品を常温で長期間保存し
ていると、成形品が黄色、褐色、あるいはピンク色に変
色するという問題点を有していた。係る変色は、成形物
中に存在するフェノール系酸化防止剤に起因すると考え
られ、係る変色は、特に白色や透明の製品やフィルム等
の薄物成形品において顕著であり、商品価値を下げる問
題点として解決が望まれていた。
劣化に伴う成形物の機械的強度の低下や黄変を抑制・防
止するために、ポリオレフィン樹脂組成物に、フェノー
ル系酸化防止剤と有機ホスファイト系化合物とを併用し
て添加することが知られている（特公昭５６−２５９３
４号公報）。該公報記載のポリオレフィン樹脂組成物
は、前記したようなポリオレフィンの熱劣化に伴う種々
の問題に対しては、効果的ではあるが、別の問題を有す
るものであった。すなわち、該公報記載のポリオレフィ
ン樹脂組成物を用いてなる成形品を常温で長期間保存し
ていると、成形品が黄色、褐色、あるいはピンク色に変
色するという問題点を有していた。係る変色は、成形物
中に存在するフェノール系酸化防止剤に起因すると考え
られ、係る変色は、特に白色や透明の製品やフィルム等
の薄物成形品において顕著であり、商品価値を下げる問
題点として解決が望まれていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、成形
時の加熱によって熱劣化しないポリオレフィン樹脂組成
物であって、しかも成形品を常温で長期間保存しても、
成形品が黄色、褐色、あるいはピンク色に変色しないポ
リオレフィン樹脂組成物、及び該ポリオレフィン樹脂組
成物を成形加工してなるフィルムを提供することであ
る。
時の加熱によって熱劣化しないポリオレフィン樹脂組成
物であって、しかも成形品を常温で長期間保存しても、
成形品が黄色、褐色、あるいはピンク色に変色しないポ
リオレフィン樹脂組成物、及び該ポリオレフィン樹脂組
成物を成形加工してなるフィルムを提供することであ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】すなわち、第１の発明
は、ＭＦＲ（１９０℃／２．１６ｋｇ荷重）が、０．１
〜５０ｇ／１０ｍｉｎ．のポリオレフィン樹脂にフェノ
ール系酸化防止剤とビス（２、６−ジ−ｔ−ブチル−４
−メチルフェニル）ペンタエリスリトール−ジ−ホスフ
ァイトを配合したことを特徴とするポリオレフィン樹脂
組成物である。
は、ＭＦＲ（１９０℃／２．１６ｋｇ荷重）が、０．１
〜５０ｇ／１０ｍｉｎ．のポリオレフィン樹脂にフェノ
ール系酸化防止剤とビス（２、６−ジ−ｔ−ブチル−４
−メチルフェニル）ペンタエリスリトール−ジ−ホスフ
ァイトを配合したことを特徴とするポリオレフィン樹脂
組成物である。
【０００５】第２の発明は、ＭＦＲ（１９０℃／２．１
６ｋｇ荷重）が、０．１〜５０ｇ／１０ｍｉｎ．のポリ
オレフィン樹脂にフェノール系酸化防止剤とビス（２、
６−ジ−ｔ−ブチル−４−メチルフェニル）ペンタエリ
スリトール−ジ−ホスファイト、及び金属石鹸を配合し
たことを特徴とするポリオレフィン樹脂組成物である。
６ｋｇ荷重）が、０．１〜５０ｇ／１０ｍｉｎ．のポリ
オレフィン樹脂にフェノール系酸化防止剤とビス（２、
６−ジ−ｔ−ブチル−４−メチルフェニル）ペンタエリ
スリトール−ジ−ホスファイト、及び金属石鹸を配合し
たことを特徴とするポリオレフィン樹脂組成物である。
【０００６】第３の発明は、ＭＦＲ（１９０℃／２．１
６ｋｇ荷重）が、０．１〜５０ｇ／１０ｍｉｎ．のポリ
オレフィン樹脂１００重量部に対して、フェノール系酸
化防止剤を０．０１〜０．５０重量部配合することを特
徴とする第１の発明または第２の発明記載のポリオレフ
ィン樹脂組成物である。
６ｋｇ荷重）が、０．１〜５０ｇ／１０ｍｉｎ．のポリ
オレフィン樹脂１００重量部に対して、フェノール系酸
化防止剤を０．０１〜０．５０重量部配合することを特
徴とする第１の発明または第２の発明記載のポリオレフ
ィン樹脂組成物である。
【０００７】第４の発明は、ＭＦＲ（１９０℃／２．１
６ｋｇ荷重）が、０．１〜５０ｇ／１０ｍｉｎ．のポリ
オレフィン樹脂１００重量部に対して、ビス（２、６−
ジ−ｔ−ブチル−４−メチルフェニル）ペンタエリスリ
トール−ジ−ホスファイトを０．０１〜０．５０重量部
配合することを特徴とする第１の発明ないし第３の発明
いずれか記載のポリオレフィン樹脂組成物である。
６ｋｇ荷重）が、０．１〜５０ｇ／１０ｍｉｎ．のポリ
オレフィン樹脂１００重量部に対して、ビス（２、６−
ジ−ｔ−ブチル−４−メチルフェニル）ペンタエリスリ
トール−ジ−ホスファイトを０．０１〜０．５０重量部
配合することを特徴とする第１の発明ないし第３の発明
いずれか記載のポリオレフィン樹脂組成物である。
【０００８】第５の発明は、ＭＦＲ（１９０℃／２．１
６ｋｇ荷重）が、０．１〜５０ｇ／１０ｍｉｎ．のポリ
オレフィン樹脂１００重量部に対して、金属石鹸を０．
０１〜５．０重量部配合することを特徴とする第２の発
明ないし第４の発明いずれか記載のポリオレフィン樹脂
組成物である。
６ｋｇ荷重）が、０．１〜５０ｇ／１０ｍｉｎ．のポリ
オレフィン樹脂１００重量部に対して、金属石鹸を０．
０１〜５．０重量部配合することを特徴とする第２の発
明ないし第４の発明いずれか記載のポリオレフィン樹脂
組成物である。
【０００９】第６の発明は、金属石鹸がリチウム、マグ
ネシウム、カルシウム、亜鉛いずれかの脂肪酸金属塩で
あることを特徴とするる第２の発明ないし第５の発明い
ずれか記載のポリオレフィン樹脂組成物。
ネシウム、カルシウム、亜鉛いずれかの脂肪酸金属塩で
あることを特徴とするる第２の発明ないし第５の発明い
ずれか記載のポリオレフィン樹脂組成物。
【００１０】第７の発明は、金属石鹸がステアリン酸亜
鉛であることを特徴とする第２の発明ないし第６の発明
いずれか記載のポリオレフィン樹脂組成物である。
鉛であることを特徴とする第２の発明ないし第６の発明
いずれか記載のポリオレフィン樹脂組成物である。
【００１１】第８の発明は、第１の発明ないし第７の発
明いずれか記載のポリオレフィン樹脂組成物を成形加工
してなるポリオレフィンフィルムである。
明いずれか記載のポリオレフィン樹脂組成物を成形加工
してなるポリオレフィンフィルムである。
【００１２】
【発明の実施の形態】本発明に使用されるＭＦＲ（１９
０℃／２．１６ｋｇ荷重）が０．１〜５０ｇ／１０ｍｉ
ｎ．のポリオレフィン樹脂としては、低密度、中密度、
高密度のポリエチレンが、またポリプロピレンとして
は、ホモ、ブロック、ランダムポリプロピレン等が挙げ
られる。中でもフィルム成形を行うことからＭＦＲ（１
９０℃／２．１６ｋｇ荷重）が０．１〜１０ｇ／１０ｍ
ｉｎ．のものが好ましい。ＭＦＲが０．１ｇ／１０ｍｉ
ｎ．未満だと溶融粘度が高く成形加工が難しいので、よ
り高温での成形加工が必要になったり、フィルムの膜厚
を一定にコントロールし難くなったりする。一方、ＭＦ
Ｒが５０ｇ／１０ｍｉｎ．を越えると溶融粘度が低いた
めにフィルムの膜厚を一定にコントロールし難くなる。
０℃／２．１６ｋｇ荷重）が０．１〜５０ｇ／１０ｍｉ
ｎ．のポリオレフィン樹脂としては、低密度、中密度、
高密度のポリエチレンが、またポリプロピレンとして
は、ホモ、ブロック、ランダムポリプロピレン等が挙げ
られる。中でもフィルム成形を行うことからＭＦＲ（１
９０℃／２．１６ｋｇ荷重）が０．１〜１０ｇ／１０ｍ
ｉｎ．のものが好ましい。ＭＦＲが０．１ｇ／１０ｍｉ
ｎ．未満だと溶融粘度が高く成形加工が難しいので、よ
り高温での成形加工が必要になったり、フィルムの膜厚
を一定にコントロールし難くなったりする。一方、ＭＦ
Ｒが５０ｇ／１０ｍｉｎ．を越えると溶融粘度が低いた
めにフィルムの膜厚を一定にコントロールし難くなる。
【００１３】本発明に使用されるフェノール系酸化防止
剤としては、モノフェーノール系、ビス、トリス、ポリ
フェーノール系、チオビスフェーノール系などが挙げら
れる。具体的には、２、６−ジ−ｔ−ブチル−４−メチ
ルフェノール、テトラキス−〔メチレン−３−（３’，
５’−ジ−ｔ−ブチル−４’−ヒドロキシフェニル）プ
ロピオネート〕メタン、ｎ−オクタデシル−３−（４’
−ヒドロキシ−３’，５’−ジ−ｔ−ブチルフェニル）
プロピオネート、ペンタエリスリトール−テトラキス
〔３−（３，５−ジ−ｔ−ブチル−４−ヒドロキシフェ
ニル）プロピオネート〕、３，９−ビス〔２−｛３−
（３−ｔ−ブチル−４−ヒドロキシ−５−メチルフェニ
ル）プロピオニルオキシ｝−１，１−ジメチルエチル〕
−２，４−８，１０−テトラオキサスピロ〔５，５〕ウ
ンデカン等が挙げられ、酸化防止効果の大きい、ｎ−オ
クタデシル−３−（４’−ヒドロキシ−３’，５’−ジ
−ｔ−ブチルフェニル）プロピオネートが好ましい。
剤としては、モノフェーノール系、ビス、トリス、ポリ
フェーノール系、チオビスフェーノール系などが挙げら
れる。具体的には、２、６−ジ−ｔ−ブチル−４−メチ
ルフェノール、テトラキス−〔メチレン−３−（３’，
５’−ジ−ｔ−ブチル−４’−ヒドロキシフェニル）プ
ロピオネート〕メタン、ｎ−オクタデシル−３−（４’
−ヒドロキシ−３’，５’−ジ−ｔ−ブチルフェニル）
プロピオネート、ペンタエリスリトール−テトラキス
〔３−（３，５−ジ−ｔ−ブチル−４−ヒドロキシフェ
ニル）プロピオネート〕、３，９−ビス〔２−｛３−
（３−ｔ−ブチル−４−ヒドロキシ−５−メチルフェニ
ル）プロピオニルオキシ｝−１，１−ジメチルエチル〕
−２，４−８，１０−テトラオキサスピロ〔５，５〕ウ
ンデカン等が挙げられ、酸化防止効果の大きい、ｎ−オ
クタデシル−３−（４’−ヒドロキシ−３’，５’−ジ
−ｔ−ブチルフェニル）プロピオネートが好ましい。
【００１４】上記フェノール系酸化防止剤は、ポリオレ
フィン樹脂１００重量部に対して、０．０１〜０．５０
重量部配合することが好ましい。配合量が０．０１重量
部未満だと、樹脂の熱劣化を抑制・防止しにくくなり、
一方、配合量が０．５０重量部を越えると、長期保管に
おいて成形品の表面にブリードしてくる可能性がある。
フィン樹脂１００重量部に対して、０．０１〜０．５０
重量部配合することが好ましい。配合量が０．０１重量
部未満だと、樹脂の熱劣化を抑制・防止しにくくなり、
一方、配合量が０．５０重量部を越えると、長期保管に
おいて成形品の表面にブリードしてくる可能性がある。
【００１５】ビス（２、６−ジ−ｔ−ブチル−４−メチ
ルフェニル）ペンタエリスリトール−ジ−ホスファイト
は、フェノール系酸化防止剤に起因すると思われる成形
品の黄色、褐色、ピンク変色を抑制・防止するものであ
り、ポリオレフィン樹脂１００重量部に対して、０．０
１〜０．５０重量部配合することが好ましい。配合量が
０．０１重量部未満だと、フェノール系酸化防止剤に起
因すると思われる成形品の変色を防止しにくくなり、一
方、配合量が０．５０重量部を越えると、長期保管にお
いて成形品の表面にブリードしてくる可能性がある。
ルフェニル）ペンタエリスリトール−ジ−ホスファイト
は、フェノール系酸化防止剤に起因すると思われる成形
品の黄色、褐色、ピンク変色を抑制・防止するものであ
り、ポリオレフィン樹脂１００重量部に対して、０．０
１〜０．５０重量部配合することが好ましい。配合量が
０．０１重量部未満だと、フェノール系酸化防止剤に起
因すると思われる成形品の変色を防止しにくくなり、一
方、配合量が０．５０重量部を越えると、長期保管にお
いて成形品の表面にブリードしてくる可能性がある。
【００１６】成形加工時に適度な滑り性を付与し、円滑
に成形加工するために、金属石鹸をポリオレフィン樹脂
１００重量部に対して、０．０１〜５．０重量部配合す
ることが望ましい。配合量が５．０重量部を越えると、
フィルムの機械的強度等を低下させる可能性がある。金
属石鹸としては、リチウム、マグネシウム、カルシウ
ム、ストロンチウム、、バリウム、亜鉛、カドミウム、
アルミニウム、スズ、鉛等の種々の金属の脂肪酸金属塩
が挙げられ、リチウム、マグネシウム、カルシウム、亜
鉛いずれかの脂肪酸金属塩が好ましく、特にステアリン
酸亜鉛が好ましい。
に成形加工するために、金属石鹸をポリオレフィン樹脂
１００重量部に対して、０．０１〜５．０重量部配合す
ることが望ましい。配合量が５．０重量部を越えると、
フィルムの機械的強度等を低下させる可能性がある。金
属石鹸としては、リチウム、マグネシウム、カルシウ
ム、ストロンチウム、、バリウム、亜鉛、カドミウム、
アルミニウム、スズ、鉛等の種々の金属の脂肪酸金属塩
が挙げられ、リチウム、マグネシウム、カルシウム、亜
鉛いずれかの脂肪酸金属塩が好ましく、特にステアリン
酸亜鉛が好ましい。
【００１７】なお、本発明においては、上記のポリオレ
フィン樹脂組成物に必要に応じて、他の成分を少量添加
することが出来る。例えば、紫外線吸収剤、滑剤、帯電
防止剤、その他の公知のポリマー用添加剤を必要量添加
することが出来る。
フィン樹脂組成物に必要に応じて、他の成分を少量添加
することが出来る。例えば、紫外線吸収剤、滑剤、帯電
防止剤、その他の公知のポリマー用添加剤を必要量添加
することが出来る。
【００１８】
実施例１ ＭＦＲ（１９０℃／２．１６ｋｇ荷重）＝１０のポリプ
ロピレン：１００重量部、ｎ−オクタデシル−３−
（４’−ヒドロキシ−３’，５’−ジ−ｔ−ブチルフェ
ニル）プロピオネート：０．０１重量部、ビス（２、６
−ジ−ｔ−ブチル−４−メチルフェニル）ペンタエリス
リトール−ジ−ホスファイト：０．０５重量部、ステア
リン酸亜鉛：０．０５重量部を予備混合した後、Ｔダイ
成形機を用い、３００℃にて成形加工し、３０ミクロン
のフィルムを作成した。得られたフィルムについて以下
の評価をし、結果を表１に示す。
ロピレン：１００重量部、ｎ−オクタデシル−３−
（４’−ヒドロキシ−３’，５’−ジ−ｔ−ブチルフェ
ニル）プロピオネート：０．０１重量部、ビス（２、６
−ジ−ｔ−ブチル−４−メチルフェニル）ペンタエリス
リトール−ジ−ホスファイト：０．０５重量部、ステア
リン酸亜鉛：０．０５重量部を予備混合した後、Ｔダイ
成形機を用い、３００℃にて成形加工し、３０ミクロン
のフィルムを作成した。得られたフィルムについて以下
の評価をし、結果を表１に示す。
【００１９】〔変色性評価〕成形後３カ月間常温にて放
置したフィルム、放置前のフィルムに関して、ＪＩＳ
Ｚ８７２７に規定する明度指数Ｌ* 、及びクロマティク
ネス指数ａ* 、ｂ*を求め、放置前のフィルムに対する
３カ月間常温にて放置したフィルムの変色の度合いを、
ＪＩＳ Ｚ８７３０に規定する色差（△Ｅ）、△ａとし
て評価した。
置したフィルム、放置前のフィルムに関して、ＪＩＳ
Ｚ８７２７に規定する明度指数Ｌ* 、及びクロマティク
ネス指数ａ* 、ｂ*を求め、放置前のフィルムに対する
３カ月間常温にて放置したフィルムの変色の度合いを、
ＪＩＳ Ｚ８７３０に規定する色差（△Ｅ）、△ａとし
て評価した。
【００２０】〔耐熱性評価〕得られたフィルムについて
ＪＩＳ Ｋ７１２７に基づいて、ｎ＝１０にて引張試験
を行い、伸度と降伏点の平均値をそれぞれ求めた。
ＪＩＳ Ｋ７１２７に基づいて、ｎ＝１０にて引張試験
を行い、伸度と降伏点の平均値をそれぞれ求めた。
【００２１】実施例２〜１５、比較例１〜８ 表１に示す処方に従って実施例１と同様にしてフィルム
を得、該フィルムに関して、同様の評価をした。結果を
表１に示す。
を得、該フィルムに関して、同様の評価をした。結果を
表１に示す。
【００２２】
【表１】
【００２３】
【発明の効果】本発明によって、成形物の機械強度を損
なうことなく、長期保管しても極めて変色し難いポリオ
レフィン樹脂組成物を得ることが出来るようになった。
なうことなく、長期保管しても極めて変色し難いポリオ
レフィン樹脂組成物を得ることが出来るようになった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ０８Ｋ 5:524 5:098）
Claims (8)
- 【請求項１】 ＭＦＲ（１９０℃／２．１６ｋｇ荷重）
が、０．１〜５０ｇ／１０ｍｉｎ．のポリオレフィン樹
脂にフェノール系酸化防止剤とビス（２、６−ジ−ｔ−
ブチル−４−メチルフェニル）ペンタエリスリトール−
ジ−ホスファイトを配合したことを特徴とするポリオレ
フィン樹脂組成物。 - 【請求項２】 ＭＦＲ（１９０℃／２．１６ｋｇ荷重）
が、０．１〜５０ｇ／１０ｍｉｎ．のポリオレフィン樹
脂にフェノール系酸化防止剤とビス（２、６−ジ−ｔ−
ブチル−４−メチルフェニル）ペンタエリスリトール−
ジ−ホスファイト、及び金属石鹸を配合したことを特徴
とするポリオレフィン樹脂組成物。 - 【請求項３】 ＭＦＲ（１９０℃／２．１６ｋｇ荷重）
が、０．１〜５０ｇ／１０ｍｉｎ．のポリオレフィン樹
脂１００重量部に対して、フェノール系酸化防止剤を
０．０１〜０．５０重量部配合することを特徴とする請
求項１または２記載のポリオレフィン樹脂組成物。 - 【請求項４】 ＭＦＲ（１９０℃／２．１６ｋｇ荷重）
が、０．１〜５０ｇ／１０ｍｉｎ．のポリオレフィン樹
脂１００重量部に対して、ビス（２、６−ジ−ｔ−ブチ
ル−４−メチルフェニル）ペンタエリスリトール−ジ−
ホスファイトを０．０１〜０．５０重量部配合すること
を特徴とする請求項１ないし３いずれか記載のポリオレ
フィン樹脂組成物。 - 【請求項５】 ＭＦＲ（１９０℃／２．１６ｋｇ荷重）
が、０．１〜５０ｇ／１０ｍｉｎ．のポリオレフィン樹
脂１００重量部に対して、金属石鹸を０．０１〜５．０
重量部配合することを特徴とする請求項２ないし４いず
れか記載のポリオレフィン樹脂組成物。 - 【請求項６】 金属石鹸がリチウム、マグネシウム、カ
ルシウム、亜鉛いずれかの脂肪酸金属塩であることを特
徴とする請求項２ないし５いずれか記載のポリオレフィ
ン樹脂組成物。 - 【請求項７】 金属石鹸がステアリン酸亜鉛であること
を特徴とする請求項２ないし６いずれか記載のポリオレ
フィン樹脂組成物。 - 【請求項８】 請求項１ないし７いずれか記載のポリオ
レフィン樹脂組成物を成形加工してなるポリオレフィン
フィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3764996A JPH09227728A (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | ポリオレフィン樹脂組成物およびそれを成形加工してなるポリオレフィンフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3764996A JPH09227728A (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | ポリオレフィン樹脂組成物およびそれを成形加工してなるポリオレフィンフィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09227728A true JPH09227728A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=12503503
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3764996A Pending JPH09227728A (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | ポリオレフィン樹脂組成物およびそれを成形加工してなるポリオレフィンフィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09227728A (ja) |
-
1996
- 1996-02-26 JP JP3764996A patent/JPH09227728A/ja active Pending
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