JPH09227130A - 溶融ガラス切断装置 - Google Patents

溶融ガラス切断装置

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JPH09227130A
JPH09227130A JP8034073A JP3407396A JPH09227130A JP H09227130 A JPH09227130 A JP H09227130A JP 8034073 A JP8034073 A JP 8034073A JP 3407396 A JP3407396 A JP 3407396A JP H09227130 A JPH09227130 A JP H09227130A
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pinion
arms
molten glass
blade
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Naota Tokuda
直太 徳田
Naoki Morihiro
直希 森広
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開閉反転動作時の衝撃および振動をなくし、
薄刃を可能にし溶融ガラスとブレードとの接触時間を短
くする。 【解決手段】 ブレードを取付けた一対のアーム5と、
これを支持するアーム支軸6と、ピニオン24がラック
25の一方端から他端への動作で一回転する油圧式ラッ
クピニオン機構16とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融ガラス(ゴ
ブ)を切断する溶融ガラス切断装置に関する。より詳し
くは、溶融ガラスを金型に入れてブラウン管のガラスパ
ネル,ファンネル等を成型する際に上から落ちてくる溶
けた溶融ガラス(ゴブ)を切断する溶融ガラス切断装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ブラウン管用のガラスパネル,ファンネ
ル等は、溶けた溶融ガラス(ゴブ)を溶融ガラス切断装
置で切断し、切断した溶融ガラスを金型に入れて成型し
ている。
【0003】従来の溶融ガラス切断装置は、エア駆動式
シャーマシンが採用され、ブレード(刃)を取付けた一
対のアームをエア駆動で開閉させて溶融ガラスを切断し
ていた。このブレード(刃)を取付けた一対のアームの
開から閉へ,閉から開への動作切換は、閉位置において
アーム同士が対向方面から衝突して相互にストッパとな
って停止し、エアシリンダの逆作動で動作方向を強制的
に反転させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のエア駆動式溶融ガラス切断装置にあっては、切断直
後、即ちブレードを取付けた一対のアームが開から閉に
なって、この閉から開へ逆方向に作動する時に、ストッ
パの当接による衝撃および強制的な動作方向への反転に
よる振動でブレード同士が接触し、刃が劣化したり刃こ
ぼれが生ずる等の問題があった。
【0005】また、振動による刃こぼれや摩耗劣化が生
ずるために、薄刃にすることに限界があった。また、エ
ア駆動式シャーマシンは、元々エアシリンダよるエア方
式であるため切断力が弱い。そのために、ガラス物品の
成型において、溶融ガラスの切断を良好にできず、成型
時に不可避なシャーマーク(表面の凹みや傷)を小さく
浅くすることが難しい。即ち、溶融ガラスの高速切断が
できず、刃とガラスとの接触時間が長くなって切断部の
ガラス温度が低下し、この部分が成型後にシャーマーク
となって成型品に顕著に表われるようになる。
【0006】また、エア式シャーマシンは、エア方式の
往復シリンダを使用しているため、応答速度が遅く、ブ
レードが溶融ガラス(ゴブ)に接触する時間が長くなっ
て前述のようにゴブの温度低下によるシャーマークが大
きくなり深くなる。そのために、成型後のシャーマーク
の研磨に多大な時間を費やし、生産性を低下させてい
た。
【0007】一方、U.S.P.5,336,289
に、油圧駆動のラックピニオン機構を用いて、ブレード
を取付けた一対のアームを開閉させる溶融ガラス切断装
置が開示されている。しかしながら、その装置はアーム
が別々の軸に支持されいるため、ブレード間隔の調整が
面倒であり、構造も複雑である。
【0008】本発明は、上記従来技術の欠点に鑑みなさ
れたものであって、ブレード(刃)を取付けた一対のア
ームの開から閉へおよび閉から開へ滑らかな動作にし、
動作切換の衝撃および振動をなくし、またブレードの薄
刃を使用可能にし、かつ溶融ガラスとブレードとの接触
時間を短くしてシャーマークを小さく浅くし、更にブレ
ードの間隔調整が容易で、構造も簡単な溶融ガラス切断
装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、対称的に開閉動作する一対のアームと、各ア
ームの先端に取付けた溶融ガラス切断用のブレードと、
該一対のアームを同軸上に支持するアーム支軸と、ピニ
オンがラックの一方端から他端への動作で一回転する油
圧式ラックピニオン機構と、該油圧式ラックピニオン機
構のピニオン軸に取付けた偏心板と、レールを案内にし
て摺動するスライドブロックと、前記偏心板とスライド
ブロックを連結する連接ロッドと、前記スライドブロッ
クと前記一対のアームとを連結しブレードを開から閉へ
および閉から開へ動作させるリンクバーとを備え、前記
ピニオンの一回転動作中にブレードを開から閉へおよび
閉から開に連続的に動作させるように構成したことを特
徴とする溶融ガラス切断装置を提供する。好ましい実施
例においては、前記ブレード、アーム、アーム支軸を含
む切断部と前記ラックピニオン機構を含む駆動部とを分
割可能にしたことを特徴としている。
【0010】別の好ましい実施例においては、前記連接
ロッドを2分割し切断部と駆動部とを分離可能にしたこ
とを特徴としている。
【0011】さらに、別の好ましい実施例においては、
前記一対のアームの一方のアームに連結されたホィール
を前記アーム支軸に装着し、該ホィールに係合するウォ
ームと該ウォームのウォーム軸に取付けたハンドルとか
らなるブレード間隔調整機構を設け、前記ホィールに係
合するバックラッシュ除去用バネを備えたことを特徴と
している。
【0012】溶融ガラスの切断の際、油圧式ラックピニ
オン機構の駆動によるピニオンがラックの一方端から他
端への動作によって無段で一回転し、ブレードを取付け
た一対のアームが開から閉へおよび閉から開へ滑らかな
作動になって動作切換の衝撃および振動がなくなる。
【0013】また、油圧式ラックピニオン機構を用いる
ため、切断力が大きくなり、応答速度が速くなる。
【0014】切断部と駆動部とを分割可能にすれば、切
断部および駆動部の夫々の交換が可能となる。
【0015】また、連接ロッドを2分割し切断部と駆動
部とを分割可能にすれば、連接ロッドをまず分割し、そ
の後切断部と駆動部とに分割が可能になる。
【0016】さらに、一方のアームに係合させてホィー
ルを設け、該ホィールに係合するウォームと、該ウォー
ムのウォーム軸に取付けたハンドルとからなるブレード
間隔調整機構を備えることにより、ハンドルを回転操作
させて両ブレードの間隔を容易に調整することができ、
構造も簡単になる。
【0017】また、ホィール下のアーム支軸に介装した
バネにより、ホィールとウォームのネジ係合のバックラ
ッシュが除かれ、ブレード間隔調整の精度が向上する。
【0018】
【実施例】図1および図2は、本発明に係る溶融ガラス
切断装置の一実施例を示す。図1はその平面図、図2は
その横断面図である。
【0019】本発明に係る溶融ガラス切断装置(シャー
マシン1)は、切断部2と駆動部3を有する。
【0020】切断部2は、対称的に動作し開閉する上下
ブレード4a,4bを取付けた一対のアーム5,5と、
一対のアーム5,5を同軸上にローラベアリング21
(図2)を介して支持するアーム支軸6が備わる。アー
ム支軸6には両ブレード4a,4bのブレード間隔を調
整するブレード間隔調整機構28が設けられている。
【0021】ブレード間隔調整機構28は、アーム支軸
6に嵌着されたホィール18と、ホィール18に係合す
るウォーム19と、ウォーム19のウォーム軸に取付け
られたハンドル20とからなる。このホィール18の回
転によりアーム支軸6に沿って例えば上ブレード4aの
アーム5を上下動作させる。
【0022】これにより、上ブレード4aと下ブレード
4bの両刃の間隔が調整可能となっている。また、アー
ム支軸6のホィール18の下側に皿バネ22が介装さ
れ、ホィール18とウォーム19とのネジ係合のバック
ラッシュが除去される。これら切断部2の部分は、切断
部基部Aに支持されている。
【0023】前記駆動部3は、油圧式ラックピニオン機
構16と、この油圧式ラックピニオン機構16のピニオ
ン軸15に取付けられた偏心板23と、レール11を案
内にして摺動するスライドブロック10と、このスライ
ドブロック10と偏心板23とを連結する連接ロッド1
2を備えている。
【0024】油圧式ラックピニオン機構16は、図3に
示すようにラックケース内に内蔵されたラック25と、
ラック25に係合するピニオン24とからなり、このピ
ニオン24はラック25の一方端から他端への動作で一
回転する。
【0025】また、油圧式ラックピニオン機構16のラ
ック25には、その両端がテーパ構造になった油圧クッ
ション27が設けられ、そのテーパでラック動作端部で
の衝撃が抑えられる。
【0026】図8は、油圧式ラックピニオン機構16の
油圧回路を示したもので、ラックケースの両側にオイル
室16A,16Bがあり、両オイル室16A,16Bが
ギヤボックス31とオリフィス32を有するオイル配管
34およびバイパスするオイル配管33で連結される。
ギヤボックス31はギヤポンプを含みオイルを循環させ
る。このギヤボックス31には排油管が接続されるとと
もにエアポット26が備わり、ギヤボックス31に急激
な油圧がかかった時に油圧を逃し、また排油を排出する
構成になっている。
【0027】図1、図2に戻り、前記レール11を案内
にして摺動するスライドブロック10と偏心板23と
は、2分割可能な連接ロッド12(12a,12b)で
連結される。この連接ロッド12の一端部は連接ピン1
3によりスライドブロック10に枢着され、他端はクラ
ンクピン14により偏心板23に連絡されている。ピニ
オン軸15の回転により偏心板23が回転駆動し、その
回転駆動によって連接ロッド12の端部のクランクピン
14が回転し、これにより連接ロッド12の他端の連結
ピン13が前後に直線動作する。これによりスライドブ
ロック10が前後に移動する。これら駆動部3の部分
は、駆動部基部Bに支持されている。
【0028】そして、本発明の溶融ガラス切断装置(シ
ャーマシン1)は、前記切断部2と駆動部3が切断部2
の一対のアーム5,5と駆動部3のスライドブロック1
0の間で、両端をリンク軸7,9により軸支されたリン
クバー8で連結し、駆動部3の駆動によってブレード4
a ,4bを取付けた一対のアーム5,5を開から閉へ
および閉から開への回転動作により可動とする構成にな
っている。
【0029】このようにして、ラック25の直線動作が
ピニオン24の回転動作に変換され、これが偏心板23
およびクランクピン14を介して連接ロッド12により
直線運動に変えられ、さらにこの直線運動がリンクバー
8によりアーム5の回転開閉動作に変換される。
【0030】また、本発明構成では、切断部2と駆動部
3とは、着脱自在のボルト17で分割可能に結合されて
いる。また、前記スライドブロック10と偏心板23と
を連結する連接ロッド12(12a,12b)が2分割
できるため、この部分をまず分離することにより、切断
部2と駆動部3が分離可能となりそれぞれ交換(例え
ば、既存のものとの交換)が可能になる。
【0031】図4〜図7の(A)〜(J)は、油圧式ラ
ックピニオン機構16の駆動とブレード4a,4bを取
付けた一対のアーム5,5の開閉動作との関係を示す。
【0032】まず、ブレード4a,4bが最大に開放し
た状態(初期位置)では、ピニオン24がラック25の
一方端(図の下端側)に位置している(図4(A))。
この位置ではクランクピン14は最後部(図では右端
側)に位置している。
【0033】次に、ラック25を矢印lのように図の下
方向に移動すると、ピニオン24が矢印mで示す反時計
回りに回転し、クランクピン14がピニオン軸15廻り
に回転してスライドブロック10を前方(図の左方向)
に移動させる(図4(B))。
【0034】これによりリンクバー8を介して両アーム
5がアーム支軸6廻りに矢印nで示す対向方向に回転
し、両ブレード4a,4bがゴブ30に向って対称的に
相互に近づいていく(図4(B))。
【0035】さらにピニオン24が回転し両ブレード4
a,4b同士が近づいてゴブ30を切断する。切断後両
ブレード4a,4bが幾分オーバーラップする状態でピ
ニオン24が180°回転した状態となり、ラック25
の中央位置に達する(図4(C))。このラック中央位
置はブレード4a,4bの死点位置であり、ブレード4
a,4bは閉動作から開動作に移る。
【0036】この死点位置において、ラック25はスト
ロークの途中であり、同じ方向に直線移動を続ける。ま
たピニオン24も回転途中であって同じ回転方向に回転
動作を続ける。従って、アーム5,5開閉の反転位置
(死点位置)において、従来のストッパによる衝撃を伴
う動作の不連続点を形成することなく、円滑な連続動作
の過程においてアーム反転動作が達成される。
【0037】溶融ガラス(ゴブ)30がブレード4a,
4bに切断されてピニオン24がラック25の中央位置
を過ぎると、スライドブロック10が後方側に移動して
ブレード4a,4bが開放される矢印0方向に移動する
(図5(D))。このブレード4a,4bの開閉の動作
切換は、前述のように強制的反転による切換でないか
ら、動作切換による振動がない。従って、ブレード4
a,4b同士の衝撃および振動がなく、ブレード4a,
4bの摩耗,劣化や刃こぼれ等がなくなり良好な切断動
作が得られる。
【0038】ピニオン24がラック25の他端に来る
と、ブレード4a,4bが最大に開放する(図5
(E))。
【0039】この時点で、次に切断する溶融ガラス(ゴ
ブ)30を供給し、ラック25の戻り動作に移る(図5
(F))。
【0040】即ち、この時点から、ラック25を矢印p
の方向(図の上方向)に移動すると、ピニオン24が矢
印qで示す時計回りに回動し、スライドブロック10が
前方側に移動してブレード4a,4bが閉まる矢印r方
向に移動する(図4(G))。
【0041】ピニオン24がラック25の中央位置(死
点位置)に来ると、ブレード4a,4bが完全に閉ま
り、溶融ガラス(ゴブ)30が切断される(図6
(H))。この死点位置での反転動作も前述の(C)図
の位置での反転動作と同様にラック25のストロークの
途中の衝撃のない滑らかな動作であり、ブレード4a,
4bに衝撃や振動を起こさせることなく溶融ガラス(ゴ
ブ)30が良好に切断される。溶融ガラス(ゴブ)30
がブレード4a,4bに切断されてピニオン24がラッ
ク25の中央位置を過ぎると、ブレード4a,4bが開
放される矢印s方向に移動する(図6(I))。
【0042】然る後、ピニオン24がラック25の最初
の一方端の位置に戻り、ブレード4a,4bが最大に開
放した状態になる(図7(J))。即ち、ここで図4
(A)の状態に戻る。
【0043】このような操作を繰り返して、ブレード4
a,4bで順次溶融ガラス(ゴブ)30を切断する。
【0044】図9および図10は、本発明のシャーマシ
ンと従来のシャーマシンとを比較した動作曲線である。
【0045】(A)は動作開始点を基準とした全行程曲
線であり、(B)は死点部の詳細である。
【0046】図9および図10の(A)において、縦軸
Sは両ブレード間の距離に対応する死点からの各ブレー
ドの距離を表わし、右側の縦軸Dはゴブの直径を表わし
ている。また、横軸はブレードの移動時間であり、死点
位置を0点として基準位置にしている。
【0047】また、(B)において、 縦軸はブレード
(刃)の移動距離、横軸はブレード(刃)の移動時間を
示し、時間基準点は動作開始時点である。
【0048】従来例を示す図10のaは、刃の速度vが
2.7m/s,エア圧力Paが3kg/cm2 、bは、
刃の速度vが3.2m/s,エア圧力Paが4kg/c
2の従来の場合の動作曲線で、ブレードが閉じた時点
の死点(D.P)でストッパの当接および強制的な反転
によって角度を有する不連続的な動きになり、切断後に
衝撃および振動が発生して斜線部のようにバラツキが生
ずる。図10(B)のcは、エア供給用の電磁弁のON
時間を示す。
【0049】一方、本発明を示す図9のdは、刃の速度
vが4.4m/s,油圧Poが30kg/cm2 、e
は、刃の速度vが5.7m/s,油圧Poが50kg/
cm2の本発明の場合の動作曲線で、ブレード4a,4
bが閉じた時点の死点(D.P)で滑らかなサインカー
ブとなり、切断後に衝撃や振動が生じない。また、刃の
圧力が大きく刃の速度が速くなって、ゴブとの接触時間
が短くなる。例えば、ゴブ直径が100mmの切断の場
合、従来では接触時間Tが約60〜80msecであっ
たが(図10(A)参照)、本発明によれば、接触時間
Tが約50〜70msecとなって(図9(A)参照)
シャーマークを小さく浅くすることができる。
【0050】このような接触時間の短縮効果は、ゴブ直
径が大きくなる程大きくなる。即ち、従来に比べ大直径
のゴブについて接触時間が大幅に短縮される。
【0051】なお、図9(B)は、油圧が、20kg/
cm2 ,30kg/cm2および50kg/cm2 の場
合を示し、切断力が大きいほど刃の速度(応答速度)が
速くなり、ゴブとの接触時間も短くなる。
【0052】本発明の場合は、このように油圧式ラック
ピニオン機構16を用いることよって衝撃および振動の
発生がなくなり、刃こぼれ防止や摩耗,劣化の抑制が図
られ、使用寿命が長くなりメンテナンスや部品交換の頻
度が少なくなって使用性が向上する。また油圧による高
圧切断が可能になってブレード(刃)4a,4bの速度
が速くなり、刃とゴブとの接触時間が短くなってシャー
マークを小さく浅くすることができる。また、高圧高速
が相俟って、ゴブ直径の大きなゴブの切断も良好に実施
可能となる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ブ
レードを取付けた一対のアームを開から閉へおよび閉か
ら開へ滑らかに動作させ、衝撃および振動がなくなって
ブレード同士の接触による刃こぼれが解消される。従っ
て、使用寿命が長くなり、メンテナンス回数が減少し、
生産性の向上が図られる。さらに、刃を薄くして良好な
切断が可能となる。また、切断力が大きくなり刃の速度
が速くなってゴブとの接触時間が短くなり、溶融ガラス
の切断を良好にしシャーマークを小さく浅くし、研磨時
間を短縮して生産性が向上する。加えて、ゴブ直径の大
きな溶融ガラスの切断も良好に実施可能となる。
【0054】また、本発明によれば、切断部と駆動部と
が分離可能なことから、切断部または駆動部の交換、例
えば既存の駆動部との交換が容易に可能となる。
【0055】しかも、本発明によれば、ブレードの間隔
調整も容易になり、構造を簡単できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る溶融ガラス切断装置の一実施例の
上面図。
【図2】図1の装置の横断面図。
【図3】油圧式ラックピニオン機構の一部断面上面図。
【図4】油圧式ラックピニオン機構の駆動とブレードを
取付けた一対のアームの動作の関係を示した図。
【図5】油圧式ラックピニオン機構の駆動とブレードを
取付けた一対のアームの動作の関係を示した図。
【図6】油圧式ラックピニオン機構の駆動とブレードを
取付けた一対のアームの動作の関係を示した図。
【図7】油圧式ラックピニオン機構の駆動とブレードを
取付けた一対のアームの動作の関係を示した図。
【図8】油圧式ラックピニオン機構の油圧回路図。
【図9】本発明の溶融ガラス切断装置(シャーマシン)
の動作曲線図。
【図10】従来の溶融ガラス切断装置(シャーマシン)
の動作曲線図。
【符号の説明】
2:切断部、3:駆動部、4a,4b:ブレード、5:
アーム、6:アーム支軸、8:リンクバー、10:スラ
イドブロック、11:レール、12,12a,12b:
連接ロッド、15:ピニオン軸、16:油圧式ラックピ
ニオン機構、18:ホィール、19:ウォーム、20:
ハンドル、22:皿バネ、23:偏心板、24:ピニオ
ン、25:ラック、28:ブレード間隔調整機構、3
0:溶融ガラス(ゴブ)。
フロントページの続き (72)発明者 森広 直希 タイランド レム チャバン インダスト リアル エステート 87/12 モー 2, トンスカー,シー ラチャ,チョンブル 20230,サイアムアサヒテクノグラスコ ーポレーテッド内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対称的に開閉動作する一対のアームと、 各アームの先端に取付けた溶融ガラス切断用のブレード
    と、 該一対のアームを同軸上に支持するアーム支軸と、 ピニオンがラックの一方端から他端への動作で一回転す
    る油圧式ラックピニオン機構と、 該油圧式ラックピニオン機構のピニオン軸に取付けた偏
    心板と、 レールを案内にして摺動するスライドブロックと、 前記偏心板とスライドブロックを連結する連接ロッド
    と、 前記スライドブロックと前記一対のアームとを連結しブ
    レードを開から閉へおよび閉から開へ動作させるリンク
    バーとを備え、 前記ピニオンの一回転動作中にブレードを開から閉へお
    よび閉から開に連続的に動作させるように構成したこと
    を特徴とする溶融ガラス切断装置。
  2. 【請求項2】 前記ブレード、アームおよびアーム支軸
    を含む切断部と前記ラックピニオン機構を含む駆動部と
    を分割可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の溶
    融ガラス切断装置。
  3. 【請求項3】 前記連接ロッドを2分割し切断部と駆動
    部とを分離可能にしたことを特徴とする請求項2に記載
    の溶融ガラス切断装置。
  4. 【請求項4】 前記一対のアームの一方のアームに連結
    されたホィールを前記アーム支軸に装着し、 該ホィールに係合するウォームと該ウォームのウォーム
    軸に取付けたハンドルとからなるブレード間隔調整機構
    を設け、 前記ホィールに係合するバックラッシュ除去用バネを備
    えたことを特徴とする請求項1に記載の溶融ガラス切断
    装置。
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