JPH09227009A - 用紙収容装置 - Google Patents

用紙収容装置

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JPH09227009A
JPH09227009A JP8038372A JP3837296A JPH09227009A JP H09227009 A JPH09227009 A JP H09227009A JP 8038372 A JP8038372 A JP 8038372A JP 3837296 A JP3837296 A JP 3837296A JP H09227009 A JPH09227009 A JP H09227009A
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Hiroteru Kawamura
浩輝 川村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェットプリンタの印刷後の印刷用紙
を収容するスペースを小さくし、また排出中の印刷用紙
が既に、既に収容されている印刷用紙の画像形成面を擦
って汚すことがないようにする。 【解決手段】 インクジェットプリンタのベースフレー
ム73の下に、補助スタッカ72が格納位置と、引き出
し位置とに摺動可能でかつ引き出し位置において、垂下
方向へ揺動可能に支持されている。記録ヘッド51で画
像形成された印刷用紙12は、下向き約45°の角度で
排出され、垂下状態の補助スタッカ72に収容される。
なお、補助スタッカ72は引き出し位置において水平に
置いても使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置から
排出される用紙を用紙トレイによって収容する用紙収容
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、用紙に画像を形成する画像形
成装置(例えばプリンタ)が知られており、この種の画
像形成装置では、画像形成後の用紙や原稿などの用紙
を、次のようにして収容している。すなわち、画像形成
装置の一側面(以下前面という)に設けた用紙排出部か
ら上記用紙を排出し、画像形成装置の前方に略水平に隣
接配置された用紙トレイに、その用紙を順次積層するの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
用紙トレイを画像形成装置に隣接配置する場合、画像形
成装置に広い設置スペースが必要となる。従って、この
種の画像形成装置を事務所等に設置した場合、その床面
積を充分に活用することができなかった。
【0004】そこで、本発明は、画像形成装置の設置ス
ペースを縮小することを可能にする用紙収容装置を提供
することを目的としてなされた。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記目
的を達するためになされた請求項1記載の発明は、画像
形成装置から排出される用紙を収容する用紙トレイと、
上記画像形成装置に形成され、上記用紙トレイを格納可
能な格納手段と、上記用紙トレイを上記格納手段への格
納位置と、上記画像形成装置から垂下した位置とに移動
可能に支持する支持手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0006】このため、本発明では、格納手段への格納
位置と画像形成装置から垂下した位置との所望の位置に
用紙トレイを配設することができる。なお、垂下した位
置に配設する場合、画像形成装置を机の端などに配置し
て、用紙トレイを垂下位置に配設可能にする。この場
合、画像形成装置が排出した用紙は、垂下した用紙トレ
イに収容される。このため、用紙トレイを水平に配設し
た場合に比べ、きわめて設置スペースを縮小することが
できる。また、用紙トレイを使用しない場合は、用紙ト
レイを格納手段に格納することができ、格納状態でも設
置スペースを縮小することができる。このため、画像形
成装置を机の端などに配置した場合にも、誤って用紙ト
レイに物を引っかけたりすることが防止される。
【0007】従って、本発明では、画像形成装置の設置
スペースを良好に縮小すると共に、用紙トレイに物を引
っかけたりするのを防止することができ、延いては、事
務所等の床面積の有効利用を促進することができる。請
求項2記載の発明は、請求項1記載の構成に加え、上記
格納手段が、上記用紙トレイを上記画像形成装置の底面
に沿って格納し、上記支持手段が、上記用紙トレイを所
定量だけ略水平に引出し可能に支持すると共に、上記用
紙トレイが上記所定量引き出されたとき上記用紙トレイ
を垂下方向へ揺動可能に支持することを特徴とする。
【0008】このため、本発明では、用紙トレイを略水
平に引き出すことができる。水平に引き出した状態で
は、用紙トレイに収容された用紙は略垂直に積層され、
きわめて安定して用紙を収容することができる。また、
用紙トレイを上記所定量引き出せば、その用紙トレイを
垂下方向へ揺動させることができる。このため、用紙ト
レイを垂下位置へ揺動させる操作がきわめて簡単とな
る。
【0009】従って、本発明では、請求項1記載の発明
の効果に加えて、次のような効果が生じる。すなわち、
設置スペースに余裕がある場合は、用紙トレイを水平に
引き出して、安定して用紙を収容することができる。ま
た、用紙トレイを垂下方向へ揺動させる操作が簡単とな
り、きわめて操作性が向上する。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項2記載の構
成に加え、上記支持手段が、上記画像形成装置の用紙排
出部の下側付近を支点として上記用紙トレイを揺動可能
に支持することを特徴とする。このため、本発明では、
用紙トレイが画像形成装置の用紙排出部の下側付近を支
点として揺動する。よって、用紙トレイを略水平方向に
引き出した場合も、用紙トレイを垂下させた場合も、画
像形成装置の用紙排出部から用紙トレイ表面がほぼ連続
して位置する。このため、用紙排出部から排出された用
紙を、どちらの場合でもほぼ同様に用紙トレイへ導くこ
とができる。
【0011】従って、本発明では、請求項2記載の発明
の効果に加えて、用紙排出部から排出された用紙をスム
ーズに用紙トレイへ導くことができるといった効果が生
じる。請求項4記載の発明は、請求項2または3記載の
構成に加え、上記用紙トレイの上記用紙収容方向先端
に、上記用紙トレイ表面に倒れ込んだ位置と、上記用紙
トレイ表面に略垂直に立ち上がった位置との間を揺動自
在に設けられ、上記用紙トレイに収容される用紙の先端
を係止する係止部材を備えたことを特徴とする。
【0012】このため、本発明では、用紙トレイを略水
平に引き出したときには、係止部材を用紙トレイ表面に
略垂直に立ち上がった位置に配設することで、画像形成
装置から排出されて用紙トレイに収容される用紙の先端
を、係止部材によって良好に係止することができる。ま
た、用紙トレイを垂下させたときには、係止部材を用紙
トレイ表面に倒れ込んだ位置に配設することで、垂下し
た用紙トレイ上に収容された用紙の先端を係止すると共
に、その用紙が用紙トレイからこぼれ落ちるのを良好に
防止することができる。
【0013】従って、本発明では、請求項2または3記
載の発明の効果に加えて、画像形成装置から排出された
用紙を一層安定して収容することができるといった効果
が生じる。請求項5記載の発明は、請求項2〜4のいず
れかに記載の構成に加え、上記画像形成装置が斜め下方
に向かって用紙を排出し、上記用紙トレイがその排出さ
れた用紙を収容することを特徴とする。
【0014】このため、本発明では、用紙の排出方向と
用紙トレイの方向とがなす角度が、用紙トレイを略水平
に引き出した場合も垂下させた場合もほぼ同様になる。
従って、本発明では、請求項2〜4のいずれかに記載の
発明の効果に加えて、用紙トレイを略水平に引き出した
場合も垂下させた場合も、同程度に安定して用紙を用紙
トレイへ導くことができるといった効果が生じる。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項1〜5のい
ずれかに記載の構成に加え、上記画像形成装置が記録ヘ
ッドによって画像を形成した用紙を排出し、上記用紙ト
レイがその排出された用紙を収容することを特徴とす
る。このため、本発明では、用紙トレイが、記録ヘッド
によって画像形成された用紙を収容する。記録ヘッドに
よって画像形成された用紙は、水平なトレイ上に積層す
ると、先の用紙の画像形成面を擦りながら重ねられるた
め用紙が汚れる可能性がある。これに対して、本発明で
は、用紙トレイを垂下した位置に配設して、このような
事態の発生を少なくすることができる。
【0016】従って、本発明では、請求項1〜5のいず
れかに記載の発明の効果に加えて、用紙が汚れるのを良
好に防止することができるといった効果が生じる。請求
項7記載の発明は、請求項6記載の構成に加え、上記記
録ヘッドが、インクを用紙に吐出して画像を形成するイ
ンクジェット式ヘッドであることを特徴とする。
【0017】インクジェット式ヘッドでは、インクを用
紙に吐出して画像を形成するため、画像形成直後の用紙
が重なり合うと用紙が汚れる可能性が幾分高くなる。こ
れに対して、本発明では、請求項6記載に関連して説明
したように、用紙の汚れを良好に防止することができ
る。従って、本発明では、請求項6記載の発明の効果が
一層顕著になる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。図1は、本発明が適用されたインクジ
ェットプリンタの構成を表す縦断面図である。図1に示
すように、画像形成装置としてのプリンタ本体10の後
部(図中左側)には、印刷用紙12を複数枚収容できる
給紙カセット14が設けられている。この給紙カセット
14の下部前方であって、一番上の印刷用紙12と接す
る部分には、その印刷用紙12の幅方向(紙面と垂直方
向:以下左右方向ともいう)に沿った回転軸を有する給
紙ローラ16が設けられている。給紙カセット14内に
は、印刷用紙12を載置可能なトレイ18が設けられて
おり、このトレイ18は、コイルバネ20によって給紙
ローラ16方向に付勢されている。このため、トレイ1
8上の印刷用紙12は、コイルバネ20の付勢力によっ
て給紙ローラ16表面に接触し、図示しないモータにて
回転駆動(図中左回り)される給紙ローラ16によって
ガイド21上を下方に搬送される。
【0019】給紙ローラ16より前方のプリンタ本体1
0は、開閉自在なカバーフレーム24で上方から覆われ
ており、このカバーフレーム24内には次のような部材
が配設されている。先ず、モータにて回転駆動される搬
送ローラ31と、この搬送ローラ31と共働して印刷用
紙12を搬送する紙押さえローラ32と、この紙押さえ
ローラ32を回転可能に軸支するローラホルダ33とが
配設されている。なお、このローラホルダ33は、取付
軸34により揺動可能に軸支されると共に、図示しない
付勢部材により搬送ローラ31方向(図中右回り方向)
に付勢されている。この付勢力により、紙押さえローラ
32が搬送ローラ31に圧接される。
【0020】給紙ローラ16によりガイド21上を搬送
された印刷用紙12は、搬送ローラ31と紙押さえロー
ラ32とに挟まれて斜め下前方の印刷ガイド35上に搬
送される。カバーフレーム24内には、更に、印刷ガイ
ド35との対向位置に印刷ユニット50が設けられてい
る。印刷ユニット50は、印刷ガイド35上の印刷用紙
12に画像を形成する記録ヘッド51を備えており、こ
の記録ヘッド51は、ガイド軸53に沿って往復移動可
能なキャリッジ52上に搭載されている。また、記録ヘ
ッド51は、印刷面(ノズル面)54からインクを吐出
して画像を形成する周知のインクジェット式ヘッドであ
る。
【0021】記録ヘッド51の下方には、モータにて回
転駆動される排出ローラ60と、この排出ローラ60と
の間で画像形成後の印刷用紙12を挟んで排出する拍車
ローラ61とが設けられている。この拍車ローラ61
は、外周に多数の尖った突起のある薄板材で作られてい
る。すなわち、画像形成直後の印刷用紙12上面は、イ
ンクが未乾燥の状態であり、インクジェット式でない他
のプリンタのように接触面積の大きいゴムローラなどを
用いることができない。そこで、接触面積の小さい拍車
ローラ61を用いるのである。
【0022】また、拍車ローラ61は、板状の拍車ロー
ラホルダ62に軸支されており、この拍車ローラホルダ
62は、キャリッジ52を支持するフレーム63に取り
付けられている。このフレーム63の下端には、前方に
屈曲した折り曲げ部64が形成されており、この折り曲
げ部64と拍車ローラホルダ62とにより、ほぼ連続し
た面が形成されている。フレーム63の下方には、その
フレーム63と略平行に仕切り板65が配設され、この
仕切り板65はカバーフレーム24に連接している。ま
た、仕切り板65と拍車ローラ61との間の開口部分
を、上記拍車ローラホルダ62と折り曲げ部64とから
なる前述の面が塞いでおり、下方のスタッカ70上に塵
芥が落ちるのを防止している。
【0023】スタッカ70は、拍車ローラホルダ62,
折り曲げ部64,および仕切り板65の下方に位置する
スタッカ基部71と、その前方へ延長した用紙トレイと
しての補助スタッカ72とから構成されている。スタッ
カ基部71は、プリンタ本体10のベースフレーム73
の一部によって構成され、印刷用紙12の排出方向に若
干下り勾配に形成されている。補助スタッカ72は、ス
タッカ基部71の下に設けられており、ベースフレーム
73の下に設けられた格納手段としての格納空間74に
格納可能に構成されている。また、補助スタッカ72の
前端には、印刷用紙12の前端を揃えるための係止部材
としての係止板75が設けられている。なお、係止板7
5は、ヒンジ77を介して補助スタッカ72前端に固定
され、補助スタッカ72表面に倒れ込んだ位置と、補助
スタッカ72表面に垂直に立ち上がった位置(図1の状
態)との間を揺動自在に構成されている。
【0024】なお、本インクジェットプリンタでは、途
中まで引き出した状態における補助スタッカ72の上面
78と、スタッカ基部71の上面79とを合わせた面の
全長が、使用可能な最大サイズの印刷用紙12の全長と
ほぼ等しくなる。また、補助スタッカ72自体の全長
は、使用可能な最大サイズの印刷用紙12の全長とほぼ
等しいか、わずか大きい。
【0025】印刷用紙12は排出ローラ60と拍車ロー
ラ61との間から下向きに約45°の角度で排出され
る。スタッカ基部71の前端はその排出方向延長面より
も少し後方に配置されている。次に、図2を参照してこ
の補助スタッカ72の支持構造を説明する。ベースフレ
ーム73の左右両側(図2は右側のみを図示)には一対
のサイドフレーム81が立設されている。このサイドフ
レーム81によりベースフレーム73が中空に保持さ
れ、その下方空間が前述の格納空間74となっている。
格納空間74の左右両側面のサイドフレーム81には、
矩形断面を有する溝部83がベースフレーム73と平行
に設けられている。この溝部83は、スタッカ基部71
より少し前方まで伸びており、その前端83aが下方に
屈曲して、サイドフレーム81の下端面に開口してい
る。また、補助スタッカ72の左右両側面には、溝部8
3と摺動可能に係合する円柱状の突起72a,72b
が、補助スタッカ72の後端(72a)と、その後端か
ら所定距離前方の位置(72b)とに設けられている。
【0026】このため、突起72a,72bが共に溝部
83に係合している状態では、補助スタッカ72を格納
空間74に格納したり、前方に略水平に引き出したりす
ることができる。また、このとき、補助スタッカ72は
左右の溝部83により4点で支持されることになり、略
水平に保持される。突起72bが溝部83の前端83a
に当接するまで補助スタッカ72を引き出すと、それ以
上引き出せなくなるが、補助スタッカ72を下方に揺動
させることにより突起72bと溝部83との係合を解除
することができる。すると、補助スタッカ72は、突起
72aを支点として垂下方向に揺動可能となる。すなわ
ち、突起72a,72bおよび溝部83が支持手段に相
当する。
【0027】図3は、本インクジェットプリンタにおい
て、補助スタッカ72を垂下させた状態を表している。
図3に示すように、補助スタッカ72を垂下させた場合
は、係止板75を補助スタッカ72表面に倒れ込んだ位
置に配設して使用される。次に、このように構成された
本インクジェットプリンタの作用・効果を説明する。前
述のように、補助スタッカ72は、格納空間74への格
納位置から略水平に引き出すことができ、このとき補助
スタッカ72は溝部83によって略水平に保持される。
この場合、プリンタ本体10から画像形成後の印刷用紙
12は画像形成面を上に向けて、下向き約45°で排出
され、スタッカ70の上で水平に向きを変えて補助スタ
ッカ72上に略垂直に積層され、きわめて安定して印刷
用紙12を収容することができる。
【0028】また、補助スタッカ72をいっぱいまで引
き出して突起72bを前端83aに配設すれば、補助ス
タッカ72を垂下方向へ揺動させることができる。する
と、画像形成後の印刷用紙12は、前述のように下向き
約45°で排出され、スタッカ基部71の前端を越えて
下方へ湾曲されながら垂下した補助スタッカ72に画像
形成面を前方へ向けて収容される。なお、このように揺
動させるためには、プリンタ本体10の前端を机91
(図3)の端などに配設すればよい。この場合、インク
ジェットプリンタの設置スペースを、補助スタッカ72
を水平に引き出した場合に比べて良好に縮小することが
できる。
【0029】更に、補助スタッカ72を使用しないとき
は、その補助スタッカ72を格納空間74に格納してお
くことができる。このため、インクジェットプリンタを
机91の端などに配置した場合にも、誤って補助スタッ
カ72に物を引っかけたりするのを防止することができ
る。従って、事務所等の床面積の有効利用を促進するこ
とができる。また、補助スタッカ72を垂下方向に揺動
させるときは、いっぱいまで引き出して揺動させればよ
いので、きわめて操作が簡単となる。
【0030】また、プリンタ本体10は斜め下方に向か
って画像形成後の印刷用紙12を排出し、補助スタッカ
72は、その排出部の下側付近を支点として揺動する。
よって、補助スタッカ72を略水平に引き出した場合
も、補助スタッカ72を垂下させた場合も、印刷用紙1
2の排出方向に対して補助スタッカ72が上または下に
約45°の角度をなしかつ連続して位置することにな
る。従って、どちらの場合にも印刷用紙12を補助スタ
ッカ72へスムーズに導くことができる。
【0031】更に、係止板75は、補助スタッカ72を
略水平に引き出したときには略垂直に立設して、補助ス
タッカ72に収容された印刷用紙12の先端を良好に係
止し、揃えることができる。また、補助スタッカ72か
ら印刷用紙12を取り出し易い。補助スタッカ72を垂
下させたときには、係止板75を補助スタッカ72表面
と間隔を開けて平行に倒れ込んだ位置に配設することが
できる。この場合、補助スタッカ72に収容された印刷
用紙12の先端を係止すると共に、その印刷用紙12が
補助スタッカ72からこぼれ落ちるのを防止することが
できる。
【0032】また、このようにして印刷用紙12を垂直
にして収容する場合、次のような効果が生じる。すなわ
ち、インクジェット式の記録ヘッド51により画像を形
成された直後の印刷用紙12はインクが未乾燥であるた
め、他の印刷用紙12で擦られるとその印刷用紙12を
汚してしまう可能性がある。ところが、このように印刷
用紙12を垂直にして収容すると、前述のように湾曲し
ながら落下してくる印刷用紙12が既に収容されている
印刷用紙12の画像形成面を擦ることがなく、汚れの発
生を良好に防止することができる。
【0033】補助スタッカ72の先端が収容面側へ少し
湾曲していることで、垂直状態において、印刷用紙12
が補助スタッカ72側へもたれかかるようになり、前方
へ倒れることがないようにしている。なお、本発明は上
記実施の形態になんら限定されるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施することが
できる。例えば、図4は変形例としての補助スタッカ1
72の支持構造を表す要部断面図であり、図5はその要
部斜視図である。
【0034】図4,図5に示すように、補助スタッカ1
72の後端には、側方に突出した円柱状の突起172a
と、補助スタッカ172の上面178から後方に突出し
た平板状の突出片172bとが形成されている。また、
ベースフレーム173(図4)を中空に保持して格納空
間174を形成するサイドフレーム181には、ベース
フレーム173と平行に設けられた溝部183と、ベー
スフレーム173と溝部183との間に沿って平板状に
突出した係止板185とが形成されている。
【0035】溝部183は、突起172aと摺動係合可
能な矩形断面を有している。また、溝部183は、ベー
スフレーム173に連接されたスタッカ基部171(図
4)の前端とほぼ同じ位置まで延びており、その前端1
83a(図5)が半円状になって閉じている。係止板1
85は突出片172bに上方から係合しており、突起1
72aが溝部183の前端183aに当接したとき、そ
の係合が外れる長さに形成されている。
【0036】このように構成された補助スタッカ172
は、突起172aが前端183aに当接するまでは、略
水平方向に引き出し可能であると共に、係止板185と
突出片172bとの係合によって略水平に保持される。
また、補助スタッカ172をいっぱいまで引き出すと、
係止板185と突出片172bとの係合がはずれ、補助
スタッカ172は垂下方向へ揺動可能となる。従って、
この補助スタッカ172の支持構造でも、前述の補助ス
タッカ72と同様の作用・効果が生じる。また、この支
持構造では、溝部183が開口していない。このため、
補助スタッカ172が意に反して外れてしまうのを良好
に防止することができる。
【0037】更に、本発明は、インクジェットプリンタ
以外のプリンタや、ファクシミリ装置など他の画像形成
装置にも適用することができる。また、係止板75は補
助スタッカ72に揺動不能に固定されていても、補助ス
タッカ72と一体に形成されていてもよい。この場合、
係止板75を、補助スタッカ72表面に若干倒れ込んだ
角度に配設すると、補助スタッカ72を水平配置した場
合も垂下させた場合も良好に印刷用紙12を係止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用されたインクジェットプリンタ
の構成を表す縦断面図である。
【図2】 その補助スタッカの支持構造を表す要部断面
図である。
【図3】 補助スタッカを垂下させた上記インクジェッ
トプリンタの構成を表す縦断面図である。
【図4】 変形例の補助スタッカの支持構造を表す要部
断面図である。
【図5】 その支持構造を表す要部斜視図である。
【符号の説明】
10…プリンタ本体 12…印刷用紙 5
1…記録ヘッド 70…スタッカ 72…補助スタッカ 7
2a,72b…突起 74…格納空間 75…係止板 8
3…溝部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置から排出される用紙を収容
    する用紙トレイと、 上記画像形成装置に形成され、上記用紙トレイを格納可
    能な格納手段と、 上記用紙トレイを上記格納手段への格納位置と、上記画
    像形成装置から垂下した位置とに移動可能に支持する支
    持手段と、 を備えたことを特徴とする用紙収容装置。
  2. 【請求項2】 上記格納手段が、上記用紙トレイを上記
    画像形成装置の底面に沿って格納し、 上記支持手段が、上記用紙トレイを所定量だけ略水平に
    引出し可能に支持すると共に、上記用紙トレイが上記所
    定量引き出されたとき上記用紙トレイを垂下方向へ揺動
    可能に支持することを特徴とする請求項1記載の用紙収
    容装置。
  3. 【請求項3】 上記支持手段が、上記画像形成装置の用
    紙排出部の下側付近を支点として上記用紙トレイを揺動
    可能に支持することを特徴とする請求項2記載の用紙収
    容装置。
  4. 【請求項4】 上記用紙トレイの上記用紙収容方向先端
    に、上記用紙トレイ表面に倒れ込んだ位置と、上記用紙
    トレイ表面に略垂直に立ち上がった位置との間を揺動自
    在に設けられ、上記用紙トレイに収容される用紙の先端
    を係止する係止部材を備えたことを特徴とする請求項2
    または3記載の用紙収容装置。
  5. 【請求項5】 上記画像形成装置が斜め下方に向かって
    用紙を排出し、上記用紙トレイがその排出された用紙を
    収容することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記
    載の用紙収容装置。
  6. 【請求項6】 上記画像形成装置が記録ヘッドによって
    画像を形成した用紙を排出し、上記用紙トレイがその排
    出された用紙を収容することを特徴とする請求項1〜5
    のいずれかに記載の用紙収容装置。
  7. 【請求項7】 上記記録ヘッドが、インクを用紙に吐出
    して画像を形成するインクジェット式ヘッドであること
    を特徴とする請求項6記載の用紙収容装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012206795A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Seiko Epson Corp 記録装置

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