JPH09226451A - バックアップ装置、およびこれを用いた灯火系通信制御システム - Google Patents

バックアップ装置、およびこれを用いた灯火系通信制御システム

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JPH09226451A
JPH09226451A JP3638996A JP3638996A JPH09226451A JP H09226451 A JPH09226451 A JP H09226451A JP 3638996 A JP3638996 A JP 3638996A JP 3638996 A JP3638996 A JP 3638996A JP H09226451 A JPH09226451 A JP H09226451A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バックアップ装置を削減するとともに、、制
御線の本数増加を防いでワイヤーハーネスの重量増加お
よびコスト増加を防ぐ。 【解決手段】 通信データ16aに代えて負荷30A,
30B,30Cを直接的に制御するマニュアルスイッチ
データ14aを生成するマニュアルスイッチ手段14を
送信側負荷制御ユニット18に装置するとともに、負荷
30A,30B,30Cの各々が接続されマニュアルス
イッチデータ14aまたは通信データ16aの何れか一
方の信号を選択的に用いて接続された負荷30A,30
B,30Cの各々を制御する負荷制御手段24を受信側
負荷制御ユニット20に装置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明のバックアップ装置
は、負荷の制御にかかる通信データを通信ラインを介し
て送信する送信制御手段を備えて成る送信側負荷制御ユ
ニットと、制御情報を受信して負荷を制御する受信制御
手段を備えて成る受信側負荷制御ユニットとが通信ライ
ンに接続されて成るバックアップ装置に関し、特に、自
動車等の車両に搭載されるヘッドランプやテールランプ
等の灯火系の負荷の制御にかかる通信データを通信ライ
ンを介して送信する送信制御手段を備えて成る送信側負
荷制御ユニットと、制御情報を受信して灯火系負荷を制
御する受信制御手段を備えて成る受信側負荷制御ユニッ
トとが通信ラインに接続されて成るバックアップ装置に
関する。
【0002】本発明の灯火系通信制御システムは、この
ようなバックアップ装置を自動車等の車両に搭載される
ヘッドランプやテールランプ等の灯火系負荷のバックア
ップ制御に用いた灯火系通信制御システムに関する。
【0003】
【従来の技術】従来この種のバックアップ装置3、およ
びこれを用いた灯火系通信制御システム9としては、例
えば、図3に示すようなものがある。すなわち、従来技
術の灯火系通信制御システム9は、自動車等の車両に搭
載されるヘッドランプおよびヘッドランプリレー[L1
およびR1],[L2およびR2]やテールランプおよ
びテールリレー[L3およびR3]等の灯火系の負荷5
A,5B,5Cの制御にかかる通信データ6を通信ライ
ンを介して送信する送信制御手段2Aを備えて成る送信
側負荷制御ユニット(則ち、送信ノード)2と、制御情
報6を受信して負荷5A,5B,5Cを制御する受信制
御手段4A,4Bを備えて成る受信側負荷制御ユニット
(則ち、受信ノード)4とが通信ラインに接続されて構
成されていた。
【0004】さらにこのような灯火系通信制御システム
9にはバックアップ装置3が装置されており、送信側負
荷制御ユニット(送信ノード)2、受信側負荷制御ユニ
ット(受信ノード)4、または通信ライン等に故障や暴
走等の不具合が発生した場合でも、ライティングスイッ
チ1A,1B,1C,1D,1Eを送信側負荷制御ユニ
ット(送信ノード)2側から操作することによって、受
信側負荷制御ユニット(受信ノード)4の制御対象であ
るハイビームヘッドランプおよびハイビームヘッドラン
プリレー[L1およびR1]、ロービームヘッドランプ
およびロービームヘッドランプリレー[L2およびR
2]やテールランプおよびテールリレー[L3およびR
3]等の灯火系の負荷5A,5B,5Cの点灯および消
灯を直接制御すること(則ち、バックアップ制御)が可
能となっていた。
【0005】図3に示す灯火系通信制御システム9に
は、ハイビームヘッドランプ用のバックアップ装置3
A、ロービームヘッドランプ用のバックアップ装置3
B、テールランプ用のバックアップ装置3Cに3系統の
バックアップ装置3が示されている。
【0006】ハイビームヘッドランプ用のバックアップ
装置3Aでは、制御線を介してハイビームヘッドランプ
リレーR1と直接接続されたヘッドランプスイッチ(図
中HEAD LP SW)1Bおよびハイビームヘッド
ランプスイッチ(図中DIMHI SW)1Cを直接O
N/OFF制御することによって、ハイビーム灯火モー
ドの直接的な制御が可能となっていた。
【0007】同様に、ロービームヘッドランプ用のバッ
クアップ装置3Bでは、制御線を介してロービームヘッ
ドランプリレーR2と直接接続されたヘッドランプスイ
ッチ(図中HEAD LP SW)1Bおよびロービー
ムヘッドランプスイッチ(図中DIM LO SW)1
Dを直接ON/OFF制御することによって、ロービー
ム灯火モードの直接的な制御が可能となっていた。
【0008】また同様に、テールランプ用のバックアッ
プ装置3Cでは、制御線(電線)を介してテールリレー
R3と直接接続されたテールランプスイッチ(図中TA
ILLP SW)1Aを直接ON/OFF制御すること
によって、テールランプ灯火モードの直接的な制御が可
能となっていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のバックアップ装置、およびこれを用いた灯火
系通信制御システム9では、図3に示すように、バック
アップ制御の対象となる負荷(例えば、ヘッドランプL
1、ヘッドランプL2、テールランプL3等を対象とす
る灯火系の負荷5A,5B,5C)毎に、各々バックア
ップ装置3(例えば、ハイビームヘッドランプ用のバッ
クアップ装置3A、ロービームヘッドランプ用のバック
アップ装置3B、テールランプ用のバックアップ装置3
C)を設ける必要があるという問題点があった。
【0010】また、負荷とバックアップ装置3とを接続
するための制御線(電線)の本数の増加を引き起こし、
その結果、制御線(電線)を結束して成るワイヤーハー
ネスの重量増加およびコスト増加を引き起こすという問
題点があった。本発明は、このような従来の問題点に着
目してなされたもので、通信データに代えて負荷を直接
的に制御するマニュアルスイッチデータを生成するマニ
ュアルスイッチ手段を送信側負荷制御ユニットに装置す
るとともに、負荷の各々が接続されマニュアルスイッチ
データまたは通信データの何れか一方の信号を選択的に
用いて接続された負荷の各々を制御する負荷制御手段を
受信側負荷制御ユニットに装置することにより、バック
アップ制御の対象となる負荷毎に設けられていたバック
アップ装置を削減するとともに、制御線(電線)の本数
増加を防いでワイヤーハーネスの重量増加およびコスト
増加を防ぐことができるバックアップ装置、およびこれ
を用いた灯火系通信制御システムを提供することを目的
としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの要旨とするところは、以下の各項に存する。 [1]項 請求項1に記載のバックアップ装置(11)は、少なく
とも1つ以上の負荷(30A,30B,30C)の制御
にかかる通信データ(16a)を通信ラインを介して送
信する送信制御手段(16を備えて成る送信側負荷制御
ユニット(18)と、このときの制御情報(16b)を
受信して負荷(30A,30B,30C)を制御する受
信制御手段(22)を備えて成る少なくとも1つ以上の
受信側負荷制御ユニット(20)とが通信ラインに接続
されて成るバックアップ装置(11)であって、マニュ
アルスイッチ手段(14)と負荷制御手段(24)とを
備えて成る。
【0012】マニュアルスイッチ手段(14)は、前述
した送信側負荷制御ユニット(18)に装置され、前述
した通信データ(16a)に代えて前述した負荷(30
A,30B,30C)を直接的に制御するマニュアルス
イッチデータ(14a)を生成することによって、バッ
クアップ装置(11)を削減するとともに、制御線(電
線)の本数増加を防いでワイヤーハーネスの重量増加お
よびコスト増加を防ぐものである。
【0013】負荷制御手段(24)は、前述した受信側
負荷制御ユニット(20)に装置されるとともに前述し
た負荷(30A,30B,30C)の各々が接続され、
前述したマニュアルスイッチデータ(14a)または前
述した通信データ(16a)の何れか一方の信号を選択
的に用いてこのときの接続された負荷(30A,30
B,30C)の各々を制御(則ち、バックアップ制御)
することによって、ワイヤーハーネスを介して負荷(3
0A,30B,30C)のバックアップ制御を行うバッ
クアップ装置(11)を従来技術に比べて削減するとと
もに、制御線(電線)の本数増加を防いでワイヤーハー
ネスの重量増加およびコスト増加を防ぐものである。
【0014】[2]項 請求項1に記載のバックアップ装置(11)は、多重化
処理された通信データ(16a)を多重通信するための
通信ラインを介して送信する送信制御手段(16を備え
て成り多重化処理における主系である送信側負荷制御ユ
ニット(18)と、このときの多重化処理された制御情
報(16b)を受信して負荷(30A,30B,30
C)を制御する受信制御手段(22)を備えて成り、こ
のときの多重化処理における従系である受信側負荷制御
ユニット(20)とが前述した通信ラインに接続されて
成るバックアップ装置(11)であって、マニュアルス
イッチ手段(14)と負荷制御手段(24)とを備えて
成る。
【0015】マニュアルスイッチ手段(14)は、前述
した送信側負荷制御ユニット(18)に装置され、前述
した多重化処理された通信データ(16a)に代えて前
述した負荷(30A,30B,30C)を直接的に制御
(則ち、バックアップ制御)するマニュアルスイッチデ
ータ(14a)を生成することによって、ワイヤーハー
ネスを介して負荷(30A,30B,30C)のバック
アップ制御を行うバックアップ装置(11)を従来技術
に比べて削減するとともに、制御線(電線)の本数増加
を防いでワイヤーハーネスの重量増加およびコスト増加
を防ぐものである。
【0016】負荷制御手段(24)は、前述した負荷
(30A,30B,30C)の各々が接続され、前述し
たマニュアルスイッチデータ(14a)または前述した
多重化処理された通信データ(16a)の何れか一方の
信号を選択的に用いてこのときの接続された負荷(30
A,30B,30C)の各々を制御(則ち、バックアッ
プ制御)するすることによって、ワイヤーハーネスを介
して負荷(30A,30B,30C)のバックアップ制
御を行うバックアップ装置(11)を従来技術に比べて
削減するとともに、制御線(電線)の本数増加を防いで
ワイヤーハーネスの重量増加およびコスト増加を防ぐも
のである。
【0017】[3]項 請求項3に記載の負荷制御手段(24)は、請求項1、
または2に記載のバックアップ装置(11)に用いるも
のであって、前述した送信側負荷制御ユニット(18)
または前述した受信側負荷制御ユニット(20)の少な
くとも何れか一方に前述した通信処理の異常が発生した
とき、前述したマニュアルスイッチデータ(14a)を
選択しこのときのマニュアルスイッチデータ(14a)
を用いて負荷(30A,30B,30C)の各々を制御
(則ち、バックアップ制御)することによって、ワイヤ
ーハーネスを介して負荷(30A,30B,30C)の
バックアップ制御を行うバックアップ装置(11)を従
来技術に比べて削減するとともに、制御線(電線)の本
数増加を防いでワイヤーハーネスの重量増加およびコス
ト増加を防ぐものである。
【0018】[4]項 請求項4に記載の負荷制御手段(24)は、請求項1,
2、または3に記載のバックアップ装置(11)に用い
るものであって、前述した送信側負荷制御ユニット(1
8)および前述した受信側負荷制御ユニット(20)の
何れもが前述した通信処理を正常に実行しているとき、
前述したマニュアルスイッチデータ(14a)または前
述した通信処理された通信データ(16a)の何れか一
方の信号を選択的に用いてこのときの接続された負荷
(30A,30B,30C)の各々を制御(則ち、バッ
クアップ制御)することによって、ワイヤーハーネスを
介して負荷(30A,30B,30C)のバックアップ
制御を行うバックアップ装置(11)を従来技術に比べ
て削減するとともに、制御線(電線)の本数増加を防い
でワイヤーハーネスの重量増加およびコスト増加を防ぐ
ものである。
【0019】[5]項 請求項5に記載の負荷制御手段(24)は、請求項4に
記載の負荷制御手段(24)の下位概念であって、前述
した送信側負荷制御ユニット(18)および前述した受
信側負荷制御ユニット(20)の何れもが前述した通信
処理を正常に実行しているとき、前述した通信処理され
た通信データ(16a)よりも前述したマニュアルスイ
ッチデータ(14a)を優先的にに用いてこのときの接
続された負荷(30A,30B,30C)の各々を制御
(則ち、バックアップ制御)することによって、ワイヤ
ーハーネスを介して負荷(30A,30B,30C)の
バックアップ制御を行うバックアップ装置(11)を従
来技術に比べて削減するとともに、制御線(電線)の本
数増加を防いでワイヤーハーネスの重量増加およびコス
ト増加を防ぐものである。
【0020】[6]項 請求項6に記載の灯火系通信制御システム(10)は、
請求項1〜5に記載のバックアップ装置(11)を車両
に搭載される灯火系の負荷(30A,30B,30C)
に用いた灯火系通信制御システム(10)であって、テ
ールランプおよびこれをON/OFF制御を行うテール
ランプリレー手段を備えて成るテールランプ負荷(30
C)、またはヘッドランプおよびハイビーム灯火モード
若しくはロービーム灯火モードを選択可能であるととも
にON/OFF制御(則ち、バックアップ制御)を行う
ハイビームヘッドランプリレー手段若しくはロービーム
ヘッドランプリレー手段を備えて成るヘッドランプ負荷
(30A,30B)をバックアップ制御の対象とするこ
とによって、ワイヤーハーネスを介して灯火系の負荷
(30A,30B,30C)のバックアップ制御を行う
装置を削減するとともに、制御線(電線)の本数増加を
防いでワイヤーハーネスの重量増加およびコスト増加を
防ぐものである。具体的には、一本のバックアップ用の
ワイヤーハーネスで結ばれた一系統のバックアップ装置
(11)によって、ヘッドランプとテールランプのバッ
クアップ制御が可能とするものである。
【0021】[7]項 請求項7に記載のマニュアルスイッチ手段(14)は、
請求項6に記載の灯火系通信制御システム(10)に用
いるものであって、前述したテールランプ負荷(30
C)の直接的な制御を優先的に促すバックアップ制御を
行うための前述したマニュアルスイッチデータ(14
a)を生成することによって、ワイヤーハーネスを介し
てヘッドランプ負荷(30A,30B)やテールランプ
負荷(30C)のバックアップ制御を行うバックアップ
装置(11)を削減するとともに、制御線(電線)の本
数増加を防いでワイヤーハーネスの重量増加およびコス
ト増加を防ぐものである。具体的には、一本のバックア
ップ用のワイヤーハーネスで結ばれた一系統のバックア
ップ装置(11)によって、ヘッドランプとテールラン
プのバックアップ制御が可能とするものである。
【0022】[8]項 請求項8に記載の負荷制御手段(24)は、請求項7に
記載の灯火系通信制御システム(10)に用いるもので
あって、前述した送信側負荷制御ユニット(18)また
は前述した受信側負荷制御ユニット(20)の少なくと
も何れか一方に前述した通信処理の異常が発生したと
き、前述したマニュアルスイッチデータ(14a)を選
択しこのときのマニュアルスイッチデータ(14a)を
用いて、前述したテールランプ負荷(30C)の直接的
な制御を最優先で促すバックアップ制御を行い、さらに
続いて前述したヘッドランプ負荷(30A,30B)の
ロービーム灯火モードにおけるON/OFF制御を促す
ことによって、ワイヤーハーネスを介してヘッドランプ
負荷(30A,30B)やテールランプ負荷(30C)
のバックアップ制御を行うバックアップ装置(11)を
削減するとともに、制御線(電線)の本数増加を防いで
ワイヤーハーネスの重量増加およびコスト増加を防ぐも
のである。具体的には、一本のバックアップ用のワイヤ
ーハーネスで結ばれた一系統のバックアップ装置(1
1)によって、ヘッドランプとテールランプのバックア
ップ制御が可能とするものである。
【0023】[9]項 請求項9に記載の負荷制御手段(24)は、請求項6,
7、または8に記載の灯火系通信制御システム(10)
に用いるものであって、遅延部(26)を備えて成る。
【0024】この遅延部(26)は、前述した送信側負
荷制御ユニット(18)および前述した受信側負荷制御
ユニット(20)の何れもが前述した通信処理を正常に
実行しているとき、前述した通信処理された通信データ
(16a)よりも前述したマニュアルスイッチデータ
(14a)を優先的に用いて前述した灯火系の負荷(3
0A,30B,30C)の直接的な制御を最優先で促す
バックアップ制御を行うものであって、さらに前述した
ヘッドランプ負荷(30A,30B)がON状態におい
てハイビーム灯火モードが選択された際にロービーム灯
火モードにおけるON/OFF制御を無効にすることに
よって、マニュアルスイッチ手段(14)からのマニュ
アルスイッチデータ(14a)に応じてハイビームヘッ
ドランプリレー手段R1をON状態にする制御を行う際
に、所定時間(即ち、遅延時間)だけ、ロービームヘッ
ドランプリレー手段R2をOFF状態に維持する制御を
実現することができるものである。
【0025】即ち、このような遅延部(26)を装置す
ることにより、ヘッドランプ負荷(30A,30B)が
ON状態においてハイビーム灯火モードが選択された正
常時に、ロービームの一瞬点灯動作を無効にすることが
できるようになる。また、一本のバックアップ用のワイ
ヤーハーネスで結ばれた一系統のバックアップ装置(1
1)によって、ヘッドランプとテールランプのバックア
ップ制御が可能とするものである。
【0026】[10]項 請求項10に記載の負荷制御手段(24)は、請求項6
〜9に記載の灯火系通信制御システム(10)に用いる
ものであって、遅延部(26)を備えて成る。この遅延
部(26)は、前述した送信側負荷制御ユニット(1
8)または前述した受信側負荷制御ユニット(20)の
少なくとも何れか一方に前述した通信処理の異常が発生
したとき、前述したマニュアルスイッチデータ(14
a)を選択しこのときのマニュアルスイッチデータ(1
4a)を用いて、前述したデータランプ負荷(30C)
の直接的な制御を最優先で促すバックアップ制御を行う
ものであって、さらに前述したヘッドランプ負荷(30
A,30B)のハイビーム灯火モードにおけるON/O
FF制御よりもロービーム灯火モードにおけるON/O
FF制御を優先的に促すことによって、マニュアルスイ
ッチ手段(14)からのマニュアルスイッチデータ(1
4a)に応じてハイビームヘッドランプリレー手段R1
をON状態にする制御を行う際に、所定時間(即ち、遅
延時間)だけ、ロービームヘッドランプリレー手段R2
をOFF状態に維持する制御を実現することができるも
のである。
【0027】即ち、このような遅延部(26)を装置す
ることにより、ヘッドランプ負荷(30A,30B)が
ON状態においてハイビーム灯火モードが選択された正
常時に、ロービームの一瞬点灯動作を無効にすることが
できるようになる。また、一本のバックアップ用のワイ
ヤーハーネスで結ばれた一系統のバックアップ装置(1
1)によって、ヘッドランプとテールランプのバックア
ップ制御が可能とするものである。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明の実施の形態にかかる
バックアップ装置(11)、およびこれを用いた灯火系
通信制御システム(10)の機能構成を示した機能ブロ
ック図である。図2は本発明の実施の形態にかかるバッ
クアップ装置(11)、およびこれを用いた灯火系通信
制御システム(10)の具体的構成を示した電気回路図
である。
【0029】始めに、図1を用いて、発明の実施の形態
のバックアップ装置(11)について説明する。バック
アップ装置(11)は、自動車等の車両に搭載されるヘ
ッドランプやテールランプ等の灯火系の少なくとも1つ
以上の負荷(30A,30B,30C)の制御にかかる
通信データ(16a)を通信ラインを介して送信する送
信制御手段(16)を備えて成る送信側負荷制御ユニッ
ト(18)と、このときの制御情報(16b)を受信し
て灯火系負荷(30A,30B,30C)を制御する受
信制御手段(22)を備えて成る少なくとも1つ以上の
受信側負荷制御ユニット(20)とが通信ラインに接続
されて成るバックアップ装置(11)であって、図1に
示すように、マニュアルスイッチ手段(14)と負荷制
御手段(24)とを備えて成る。
【0030】以下に、本発明の実施の形態のバックアッ
プ装置(11)を構成する構成要素の各々について説明
する。送信側負荷制御ユニット(18)における送信制
御手段(16)には、図2に示すように、灯火系負荷
(30A,30B,30C)のON/OFF制御を通信
ラインを介して実行するための各種のスイッチ(具体的
には、テールランプスイッチ(TAIL LP SW)
(11A)、ヘッドランプスイッチ(HEADLP S
W)(11B)、ハイビームヘッドランプスイッチ(D
IM HISW)(11C)、ロービームヘッドランプ
スイッチ(DIM LO SW)(11D)、パッシン
グスイッチ(PASSING SW)(11E))に接
続されている。
【0031】本発明の実施の形態の灯火系負荷(30
A)は、図2に示すように、ハイビームヘッドランプL
1とハイビームヘッドランプリレー手段R1とを備えて
成る。また灯火系負荷(30B)は、ロービームヘッド
ランプL2とロービームヘッドランプリレー手段R2と
を備えて成る。また灯火系負荷(30C)は、テールラ
ンプL3とテールランプリレー手段R3とを備えて成
る。
【0032】これらの各種のスイッチをONまたはOF
Fすることができる。これにより、灯火系負荷(30
A,30B,30C)の制御にかかる制御データを送信
制御手段(16)に与えることができる。送信制御手段
(16)は、制御データに基づいて灯火系負荷(30
A,30B,30C)の制御にかかる通信データ(16
a)を作成するとともに、この通信データ(16a)を
通信ラインを介して送信する(図2中に示すMUX D
ATA参照)。
【0033】通信ラインは、データを送受信するための
信号線の総称を意味するものであり、具体的には、同軸
ケーブルや光ファイバーケーブル等を用いることができ
る。本発明の実施の形態の送信制御手段(16)は、具
体的には、CPU(MPU,DRAM等の半導体記憶デ
バイス、通信インターフェース用のIC等から構成され
ている)やモデム手段を中心として構成されている。
【0034】通信ラインを介して送信制御手段(16)
に接続された受信側負荷制御ユニット(20)における
受信制御手段(22)は、図2に示すように、受信した
制御情報(16b)に基づいて灯火系負荷(30A,3
0B,30C)を制御することができるように、灯火系
負荷(30A,30B,30C)毎に電気的に独立して
接続されている。
【0035】本発明の実施の形態の受信制御手段(2
2)は、具体的には、CPU(MPU,DRAM等の半
導体記憶デバイス、通信インターフェース用のIC等か
ら構成されている)やモデム手段を中心として構成され
ている。具体的には、図2に示すように、灯火系負荷
(30A)はリレー駆動用のトランジスタQ5を介し
て、灯火系負荷(30B)はリレー駆動用のトランジス
タQ4を介して、灯火系負荷(30C)はリレー駆動用
のトランジスタQ3を介して、各々に電気的に独立して
受信制御手段(22)に接続されている。
【0036】本発明の実施の形態の受信制御手段(2
2)は、具体的には、CPU(MPU,DRAM等の半
導体記憶デバイス、通信インターフェース用のIC等か
ら構成されている)やモデム手段を中心として構成され
ている。次に、発明の実施の形態の多重化処理システム
内に設けられた場合のバックアップ装置(11)を説明
する。
【0037】また多重化処理システム内に設けられた場
合のバックアップ装置(11)は、多重化処理された通
信データ(16a)を多重通信するための通信ラインを
介して送信する送信制御手段(16)を備えて成り多重
化処理における主系である送信側負荷制御ユニット(1
8)と、このときの多重化処理された制御装置(16
b)を受信して負荷(30A,30B,30C)を制御
する受信制御手段(22)を備えて成り、このときの多
重化処理における従系である受信側負荷制御ユニット
(20)とが前述した通信ラインに接続されて成るバッ
クアップ装置(11)であって、マニュアルスイッチ手
段(14)と負荷制御手段(24)とを備えて成る。
【0038】図1を用いて更に詳しく、発明の実施の形
態のバックアップ装置(11)を説明する。多重化処理
システム内に設けられた場合の送信側負荷制御ユニット
(18)における送信制御手段(16)には、図2に示
すように、灯火系負荷(30A,30B,30C)の多
重化処理を用いたON/OFF制御を通信ライン(具体
的には、多重伝送ライン)を介して実行するための各種
のスイッチ(具体的には、テールランプスイッチ(TA
IL LP SW)(11A)、ヘッドランプスイッチ
(HEAD LP SW)(11B)、ハイビームヘッ
ドランプスイッチ(DIM HI SW)(11C)、
ロービームヘッドランプスイッチ(DIM LO S
W)(11D)、パッシングスイッチ(PASSING
SW)(11E))が接続されている。送信制御手段
(16)は、これらの各種のスイッチをONまたはOF
Fすることができる。
【0039】送信制御手段(16)を装置することによ
り、灯火系負荷(30A,30B,30C)の制御にか
かる制御データを送信制御手段(16)に与えることが
できる。送信制御手段(16)は、制御データに基づい
て灯火系負荷(30A,30B,30C)の制御にかか
る通信データ(16a)を作成するとともに、この通信
データ(16a)を多重化処理した後、通信ライン(多
重伝送ライン)を介して送信(多重通信)する(図2中
に示すMUX DATA参照)。
【0040】通信ライン(多重伝送ライン)は、多重化
処理されたデータを多重通信するための信号線の総称を
意味するものであり、具体的には、同軸ケーブルや光フ
ァイバーケーブル等を用いることができる。通信ライン
(多重伝送ライン)を介して多重化処理可能な送信制御
手段(16)に接続された受信側負荷制御ユニット(2
0)における受信制御手段(22)は、図2に示すよう
に、多重化処理された制御情報(16b)に基づいて灯
火系負荷(30A,30B,30C)を制御することが
できるように、灯火系負荷(30A,30B,30C)
毎に電気的に独立して接続されている。
【0041】本発明の実施の形態の受信制御手段(2
2)は、具体的には、CPU(MPU,DRAM等の半
導体記憶デバイス、通信インターフェース用のIC等か
ら構成されている)やモデム手段を中心として構成され
ている。なお、多重化処理可能な送信制御手段(16)
と各灯火系負荷(30A,30B,30C)との接続関
係は既に記載したものと同一なので省略する。
【0042】次に、図2を用いて、上記の2種類のバッ
クアップ装置(11)に設けられたマニュアルスイッチ
手段(14)について説明する。マニュアルスイッチ手
段(14)は、前述した送信側負荷制御ユニット(1
8)に装置され、前述した通信データ(16a)に代え
て前述した負荷(30A,30B,30C)を直接的に
制御するマニュアルスイッチデータ(14a)を生成す
ることができる。
【0043】このようなマニュアルスイッチ手段(1
4)を装置することにより、従来技術に比べてバックア
ップ装置(11)を削減するとともに、制御線(電線)
の本数増加を防いでワイヤーハーネスの重量増加および
コスト増加を防ぐことができる。具体的には、一本のバ
ックアップ用のワイヤーハーネスで結ばれた一系統のバ
ックアップ装置(11)によって、ヘッドランプとテー
ルランプのバックアップ制御が可能となる。
【0044】マニュアルスイッチ手段(14)は、送信
側負荷制御ユニット(18)、スレープ負荷制御ユニッ
ト(20)、または前述の通信ライン等に故障や暴走等
の不具合が発生した場合に、ヘッドランプスイッチ(H
EAD LP SW)(11B)のみを送信側負荷制御
ユニット(18)側から操作することができる。 この
ようなマニュアルスイッチ手段(14)を装置すること
により、受信側負荷制御ユニット(20)の制御対象で
あるヘッドランプスイッチ(11B)の点灯および消灯
を直接制御すること(即ち、バックアップ制御の一形
態)を可能にしている。
【0045】ここで、直接的に制御とは、車両の搭乗者
(具体的には、運転者)が、送信側負荷制御ユニット
(18)、受信側負荷制御ユニット(20)、または前
述の通信ライン等に故障や暴走等の不具合が発生したこ
とによる灯火系の負荷(30A,30B,30C)の点
灯異常または消灯異常に遭遇した際に、スター負荷制御
ユニット(18)および受信側負荷制御ユニット(2
0)による負荷制御に優先して(即ち、通信データ(1
6a)に代えて)、搭乗者(運転者)自らが手動操作
(即ち、マニュアル操作)によって灯火系の負荷(30
A,30B,30C)の点灯または消灯を直接操作する
ことを可能とするバックアップ制御を意味する。
【0046】多重化処理システム内に設けられた場合の
マニュアルスイッチ手段(14)は、前述した送信側負
荷制御ユニット(18)に装置され、前述した多重化処
理された通信データ(16a)に代えて前述した負荷
(30A,30B,30C)を直接的に制御(即ち、バ
ックアップ制御の一形態)するマニュアルスイッチデー
タ(14a)を生成することができる。
【0047】このようなマニュアルスイッチ手段(1
4)を多重化処理システム内に装置することにより、異
常時にワイヤーハーネスを介して負荷(30A,30
B,30C)のバックアップ制御を行う従来技術に比べ
てバックアップ装置(11)を削減するとともに、制御
線(電線)の本数増加を防いでワイヤーハーネスの重量
増加およびコスト増加を防ぐことができる。具体的に
は、一本のバックアップ用のワイヤーハーネスで結ばれ
た一系統のバックアップ装置(11)によって、ヘッド
ランプとテールランプのバックアップ制御が可能とな
る。
【0048】なお、ここで述べた多重化処理における直
接的な制御(バックアップ制御の一形態)は、前述の直
接的な制御(バックアップ制御の一形態)と同一な意味
なので記載を省略する。マニュアルスイッチ手段(1
4)は、具体的には図2に示すように、テールランプリ
レー手段R3とトランジスタQ3との間に電気的に並列
に接続されたダイオードおよびこのダイオードに接続さ
れたヘッドランプスイッチ(HEAD LP SW)
(11B)が構成されている。
【0049】次に、図2を用いて、上記の2種類のバッ
クアップ装置(11)に設けられた負荷制御手段(2
4)について説明する。負荷制御手段(24)は、前述
した受信側負荷制御ユニット(20)に装置されるとと
もに前述した負荷(30A,30B,30C)の各々が
接続され、前述したマニュアルスイッチデータ(14
a)または前述した通信データ(16a)の何れか一方
の信号を選択的に用いてこのときの接続された負荷(3
0A,30B,30C)の各々を制御すること(即ち、
バックアップ制御の一形態)ができる。
【0050】このような負荷制御手段(24)を装置す
ることにより、異常時にワイヤーハーネスを介して負荷
(30A,30B,30C)の選択的なバックアップ制
御を行う従来技術に比べてバックアップ装置(11)を
削減するとともに、制御線(電線)の本数増加を防いで
ワイヤーハーネスの重量増加およびコスト増加を防ぐこ
とができる。具体的には、一本のバックアップ用のワイ
ヤーハーネスで結ばれた一系統のバックアップ装置(1
1)によって、ヘッドランプとテールランプのバックア
ップ制御が可能となる。
【0051】同様に、多重化処理システム内に設けられ
た場合の負荷制御手段(24)は、前述した負荷(30
A,30B,30C)の各々が接続され、前述したマニ
ュアルスイッチデータ(14a)または前述した多重化
処理された通信データ(16a)の何れか一方の信号を
選択的に用いてこのときの接続された負荷(30A,3
0B,30C)の各々を制御すること(即ち、バックア
ップ制御の一形態)もできる。
【0052】このように負荷制御手段(24)を装置す
ることにより、異常時にワイヤーハーネスを介して負荷
(30A,30B,30C)の選択的なバックアップ制
御を行う従来技術に比べてバックアップ装置(11)を
削減するとともに、制御線(電線)の本数増加を防いで
ワイヤーハーネスの重量増加およびコスト増加を防ぐこ
とができる。具体的には、一本のバックアップ用のワイ
ヤーハーネスで結ばれた一系統のバックアップ装置(1
1)によって、ヘッドランプとテールランプのバックア
ップ制御が可能となる。
【0053】更に具体的に、発明の実施の形態の負荷制
御手段(24)を説明する。上記の2種類の負荷制御手
段(24)は、前述した送信側負荷制御ユニット(1
8)または前述した受信側負荷制御ユニット(20)の
少なくとも何れか一方に前述した通信処理の異常が発生
したとき、前述したマニュアルスイッチデータ(14
a)を選択しこのときのマニュアルスイッチデータ(1
4a)を用いて(即ち、選択的に用いて)、負荷(30
A,30B,30C)の各々を制御すること(即ち、バ
ックアップ制御の一形態)ができる。
【0054】このような負荷制御手段(24)を装置す
ることにより、異常時にワイヤーハーネスを介して負荷
(30A,30B,30C)の選択的なバックアップ制
御を行う従来技術に比べてバックアップ装置(11)を
削減するとともに、制御線(電線)の本数増加を防いで
ワイヤーハーネスの重量増加およびコスト増加を防ぐこ
とができる。具体的には、一本のバックアップ用のワイ
ヤーハーネスで結ばれた一系統のバックアップ装置(1
1)によって、ヘッドランプとテールランプのバックア
ップ制御が可能となる。さらに上記の2種類の負荷制御
手段(24)は、前述した送信側負荷制御ユニット(1
8)および前述した受信側負荷制御ユニット(20)の
何れもが前述した通信処理を正常に実行しているとき
(即ち、正常動作中)、前述したマニゅアルスイッチデ
ータ(14a)または前述した通信処理された通信デー
タ(16a)の何れか一方の信号を選択的に用いてこの
ときの接続された負荷(ハイビームヘッドランプ負荷3
0A、ロービームヘッドランプ負荷30B、テールラン
プ負荷30C)の各々を制御すること(即ち、バックア
ップ制御の一形態)も可能である。
【0055】本発明の実施の形態では、通常処理とし
て、送信側負荷制御ユニット(18)および受信側負荷
制御ユニット(20)の何れもが前述した通信処理を正
常に実行しているので(即ち、正常動作中なので)、前
述した通信処理(または多重化処理)された通信データ
(16a)を用いて(即ち、選択的に用いて)、このと
きの接続された灯火系負荷(ハイビームヘッドランプ負
荷30A、ロービームヘッドランプ負荷30B、テール
ランプ負荷30C)の各々を制御すること(即ち、バッ
クアップ制御の一形態)も可能としている。
【0056】このような負荷制御手段(24)を装置す
ることにより、正常時に通信処理(または多重化処理)
された通信データ(16a)を選択的に用いた制御が可
能となる。さらに異常時にワイヤーハーネスを介して負
荷(30A,30B,30C)の選択的なバックアップ
制御を行う従来技術に比べてバックアップ装置(11)
を削減するとともに、制御線(電線)の本数増加を防い
でワイヤーハーネスの重量増加およびコスト増加を防ぐ
ことができる。具体的には、一本のバックアップ用のワ
イヤーハーネスで結ばれた一系統のバックアップ装置
(11)によって、ヘッドランプとテールランプのバッ
クアップ制御が可能となる。
【0057】さらに上記の2種類の負荷制御手段(2
4)は、前述した送信側負荷制御ユニット(18)およ
び前述した受信側負荷制御ユニット(20)の何れもが
前述した通信処理を正常に実行しているとき、前述した
通信処理された通信データ(16a)よりも前述したマ
ニュアルスイッチデータ(14a)を優先的に用いてこ
のときの接続された負荷(30A,30B,30C)の
各々を制御すること(即ち、バックアップ制御の一形
態)もできる。
【0058】また本発明の実施の形態では、例外的処理
(例えば、運転者が何らかの理由で自ら操作したくなっ
た場合の処理)として、送信側負荷制御ユニット(1
8)および受信側負荷制御ユニット(20)の何れもが
前述した通信処理を正常に実行しているので(即ち、正
常動作中なので)、マニュアルスイッチデータ(14
a)を用いて(即ち、優先的に用いて)、このときの接
続された灯火系負荷(ハイビームヘッドランプ負荷30
A、ロービームヘッドランプ負荷30B、テールランプ
負荷30C)の各々を制御(即ち、バックアップ制御の
一形態)も可能としている。
【0059】次に、図2を用いて、上記の2種類のバッ
クアップ装置(11)を用いた灯火系通信制御システム
(10)について説明する。発明の実施の形態の灯火系
通信制御システム(10)は、前述したバックアップ装
置(11)を自動車等の車両に搭載されるヘッドランプ
やテールランプ等の灯火系の負荷(30A,30B,3
0C)のバックアップ制御に用いた灯火系通信制御シス
テム(10)であって、図2に示すように、テールラン
プL3およびこれをON/OFF制御を行うテールラン
プリレー手段R3を備えて成るテールランプ負荷(30
C)、またはヘッドランプL1,L2およびハイビーム
灯火モード若しくはロービーム灯火モードを選択可能で
あるとともにON/OFF制御(即ち、バックアップ制
御の一形態)を行うハイビームヘッドランプリレー手段
R1若しくはロービームヘッドランプリレー手段R2を
備えて成るヘッドランプ負荷(30A,30B)をバッ
クアップ制御の対象とすることができる。
【0060】このような灯火系通信制御システム(1
0)により、ワイヤーハーネスを介して灯火系の負荷
(30A,30B,30C)のバックアップ制御を行う
装置を削減するとともに、制御線(電線)の本数増加を
防いでワイヤーハーネスの重量増加およびコスト増加を
防ぐことができる。具体的には、一本のバックアップ用
のワイヤーハーネスで結ばれた一系統のバックアップ装
置(11)によって、ヘッドランプとテールランプのバ
ックアップ制御が可能となる。
【0061】図2を用いて更に詳しく、発明の実施の形
態の灯火系通信制御システム(10)を説明する。本発
明の実施の形態の灯火系負荷(30A)は、図2に示す
ように、ハイビームヘッドランプL1とハイビームヘッ
ドランプリレー手段R1とを備えて成る。ハイビームヘ
ッドランプリレー手段R1は、駆動用電源+B(具体的
には、バッテリー電源)に接続され、さらにリレー端子
の一方がリレー駆動用のトランジスタQ5のコレクタに
接続され、リレー端子の他方がハイビームヘッドランプ
L1に接続されて成る。ハイビームヘッドランプL1の
端子の一方はリレー端子の他方に接続され、他方は接地
されている。
【0062】また灯火系負荷(30B)は、図2に示す
ように、ロービームヘッドランプL2とロービームヘッ
ドランプリレー手段R2とを備えて成る。ロービームヘ
ッドランプリレー手段R2は、駆動用電源+B(具体的
には、バッテリー電源)に接続され、さらにリレー端子
の一方がリレー駆動用のトランジスタQ4のコレクタに
接続され、リレー端子の他方がロービームヘッドランプ
L2に接続されて成る。ロービームヘッドランプL2の
端子の一方はリレー端子の他方に接続され、他方は接地
されている。
【0063】また灯火系負荷(30C)は、図2に示す
ように、テールランプL3とテールランプリレー手段R
3とを備えて成る。テールランプリレー手段R3は、駆
動用電源+B(具体的には、バッテリー電源)に接続さ
れ、さらにリレー端子の一方がリレー駆動用のトランジ
スタQ3のコレクタに接続され、リレー端子の他方がテ
ールランプL3に接続されて成る。テールランプL3の
端子の一方はリレー端子の他方に接続され、他方は接地
されている。
【0064】次に、灯火系通信制御システム(10)に
装置されたマニュアルスイッチ手段(14)について説
明する。灯火系通信制御システム(10)に装置された
場合の本発明の実施の形態のマニュアルスイッチ手段
(14)は、前述したテールランプ負荷(30C)の直
接的な制御を優先的に促すバックアップ制御を行うため
の前述したマニュアルスイッチデータ(14a)を生成
することができる。
【0065】このようなマニュアルスイッチ手段(1
4)を灯火系通信制御システム(10)に装置すること
により、受信側負荷制御ユニット(20)の制御対象で
あるテールランプ負荷(30C)の直接的な制御を優先
させること(即ち、バックアップ制御の一形態)を可能
にしている。
【0066】ここで、直接的に制御とは、車両の搭乗者
(具体的には、運転者)が、送信側負荷制御ユニット
(18)、受信側負荷制御ユニット(20)、または前
述の通信ライン等に故障や暴走等の不具合が発生したこ
とによる灯火系の負荷(30A,30B,30C)の点
灯異常または消灯異常に遭遇した際に、送信側負荷制御
ユニット(18)および受信側負荷制御ユニット(2
0)による負荷制御に優先して(即ち、通信データ(1
6a)に代えて)、搭乗者(運転者)自らが手動操作
(即ち、マニュアル操作)によって灯火系の負荷(30
A,30B,30C)の点灯または消灯を直接操作する
こと可能とするバックアップ制御を意味する。
【0067】多重化処理システム内に設けられた場合の
マニュアルスイッチ手段(14)は、前述した送信側負
荷制御ユニット(18)に装置され、前述した多重化処
理された通信データ(16a)に代えて前述した負荷
(30A,30B,30C)を直接的に制御(即ち、バ
ックアップ制御の一形態)するマニュアルスイッチデー
タ(14a)を生成することができる。
【0068】これにより、異常時にワイヤーハーネスを
介して負荷(30A,30B,30C)のバックアップ
制御を行う従来技術に比べてバックアップ装置(11)
を削減するとともに、制御線(電線)の本数増加を防い
でワイヤーハーネスの重量増加およびコスト増加を防ぐ
ことができる。具体的には、一本のバックアップ用のワ
イヤーハーネスで結ばれた一系統のバックアップ装置
(11)によって、ヘッドランプとテールランプのバッ
クアップ制御が可能となる。
【0069】なお、ここで述べた多重化処理における直
接的な制御(バックアップ制御の一形態)は、前述の直
接的に制御(バックアップ制御の一形態)と同一な意味
なので記載を省略する。本発明の実施の形態のマニュア
ルスイッチ手段(14)は、具体的には図2に示すよう
に、テールランプリレー手段R3とトランジスタQ3と
の間に電気的に並列に接続されたダイオードおよびこの
ダイオードに接続されたヘッドランプスイッチ(HEA
D LP SW)(11B)から構成されている。
【0070】このようなマニュアルスイッチ手段(1
4)を装置することにより、ワイヤーハーネスを介して
ヘッドランプ負荷(30A,30B)やテールランプ負
荷(30C)のバックアップ制御を行う従来技術に比べ
てバックアップ装置(11)を削減するとともに、制御
線(電線)の本数増加を防いでワイヤーハーネスの重量
増加およびコスト増加を防ぐことができる。具体的に
は、一本のバックアップ用のワイヤーハーネスで結ばれ
た一系統のバックアップ装置(11)によって、ヘッド
ランプとテールランプのバックアップ制御が可能とな
る。
【0071】次に、灯火系通信制御システム(10)に
装置された負荷制御手段(24)について説明する。灯
火系通信制御システム(10)に装置された場合の負荷
制御手段(24)は、前述した送信側負荷制御ユニット
(18)または前述した受信側負荷制御ユニット(2
0)の少なくとも何れか一方に前述した通信処理の異常
が発生したとき、前述したマニュアルスイッチデータ
(14a)を選択し、このときのマニュアルスイッチデ
ータ(14a)を用いて、前述したテールランプ負荷
(30C)の直接的な制御を最優先で促すバックアップ
制御を行い、さらに続いて前述したヘッドランプ負荷
(30A,30B)のロービーム灯火モードにおけるO
N/OFF制御を促すことができる。
【0072】なお、ここで述べた直接的な制御とは、車
両の搭乗者(具体的には、運転者)が、送信側負荷制御
ユニット(18)、受信側負荷制御ユニット(20)、
または前述の通信ライン等に故障や暴走等の不具合が発
生したことによる灯火系の負荷(30A,30B,30
C)の灯火異常または消灯異常に遭遇した際に、送信側
負荷制御ユニット(18)および受信側負荷制御ユニッ
ト(20)による負荷制御に優先して、搭乗者(運転
者)自らが手動操作(即ち、マニュアル操作によるマニ
ュアルスイッチデータ(14a))を選択し、これによ
って灯火系の負荷(30A,30B,30C)の点灯ま
たは消灯を直接操作すること可能とするバックアップ制
御を意味する。また、このような直接的な制御を最優先
で促すバックアップ制御とは、搭乗者(運転者)自らが
手動操作(即ち、マニュアル操作によるマニュアルスイ
ッチデータ(14a))を用いて、ハイビームヘッドラ
ンプ負荷(30A)の制御とロービームヘッドランプ負
荷(30B)の制御とテールランプ負荷(30C)の制
御とにおいて、テールランプ負荷(30C)の制御を最
も優先させるバックアップ制御を意味する。
【0073】このような負荷制御手段(24)を灯火系
通信制御システム(10)に装置することにより、異常
時にテールランプ負荷(30C)のバックアップ制御
(即ち、テールランプ負荷(30C)の直接的な制御を
最優先で促すバックアップ制御)を行う灯火系通信制御
システム(10)を実現できる。さらにこのような負荷
制御手段(24)を装置することにより、従来技術に比
べてバックアップ装置(11)を削減するとともに、制
御線(電線)の本数増加を防いでワイヤーハーネスの重
量増加およびコスト増加を防ぐことがてきる。具体的に
は、一本のバックアップ用のワイヤーハーネスで結ばれ
た一系統のバックアップ装置(11)によって、ヘッド
ランプとテールランプのバックアップ制御が可能とな
る。
【0074】次に、負荷制御手段(24)に装置された
遅延部(26)について説明する。遅延部(26)は、
前述した送信側負荷制御ユニット(18)および前述し
た受信側負荷制御ユニット(20)の何れもが前述した
通信処理を正常に実行しているとき(即ち、正常に制御
を実行しているとき)、前述した通信処理(または多重
化処理)された通信データ(16a)よりも、前述した
マニュアルスイッチ手段(14)を用いて生成したマニ
ュアルスイッチデータ(14a)を優先的に用いて前述
した灯火系の負荷(30A,30B,30C)の直接的
な制御を最優先で促すバックアップ制御を行うことがで
きる。なお、灯火系の負荷(30A,30B,30C)
の直接的な制御を最優先で促すバックアップ制御の意味
は、前述したものと同様の主旨なので記載を省略する。
【0075】さらに遅延部(26)は、前述したヘッド
ランプ負荷(30A,30B)がON状態においてハイ
ビーム灯火モードが選択された際にロービーム灯火モー
ドにおけるON/OFF制御を無効にすることができ
る。またこのような遅延部(26)は、さらに前述した
ヘッドランプ負荷(30A,30B)のハイビーム灯火
モードにおけるON/OFF制御よりもロービーム灯火
モードにおけるON/OFF制御を優先的に促すことに
よって、ワイヤーハーネスを介してヘッドランプ負荷
(30A,30B)やテールランプ負荷(30C)のバ
ックアップ制御を行うこともできる。
【0076】具体的な遅延部(26)は、コンデンサー
と抵抗素子から成り時定数情報(具体的には、積分電圧
を用いた情報)を生成する時定数回路とこの時定数情報
を用いてトランジスタQ2を所定時間遅延させて駆動す
る論理回路とから構成されている。トランジスタQ2
は、ハイビームヘッドランプリレー手段R1をON状態
に駆動しているときはロービームヘッドランプリレー手
段R2をOFF状態とし、またハイビームヘッドランプ
リレー手段R1をOFF状態に駆動しているときはロー
ビームヘッドランプリレー手段R2をON状態とする制
御を行うことができる。
【0077】このような遅延機能を有する遅延部(2
6)とトランジスタQ2とを前述の論理回路により組み
合わせて機能させることにより、マニュアルスイッチ手
段(14)からのマニュアルスイッチデータ(14a)
に応じてハイビームヘッドランプリレー手段R1をON
状態にする制御を行う際に、所定時間(即ち、遅延時
間)だけ、ロービームヘッドランプリレー手段R2をO
FF状態に維持する制御を実現することができる。
【0078】即ち、このような遅延部(26)を装置す
ることにより、ヘッドランプ負荷(30A,30B)が
ON状態においてハイビーム灯火モードが選択された正
常時に、ロービームの一瞬点灯動作を無効にすることが
できる。また、一本のバックアップ用のワイヤーハーネ
スで結ばれた一系統のバックアップ装置(11)によっ
て、ヘッドランプとテールランプのバックアップ制御が
可能となる。
【0079】
【発明の効果】本発明にかかるバックアップ装置、およ
びこれを用いた灯火系通信制御システムによれば、通信
データに代えて負荷を直接的に制御するマニュアルスイ
ッチデータを生成するマニュアルスイッチ手段を送信側
負荷制御ユニットに装置するとともに、負荷の各々が接
続されマニュアルスイッチデータまたは通信データの何
れか一方の信号を選択的に用いて接続された負荷の各々
を制御する負荷制御手段を受信側負荷制御ユニットに装
置することにより、バックアップ制御の対象となる負荷
毎に設けられていたバックアップ装置を削減することが
できる。
【0080】さらに、制御線(電線)の本数増加を防ぐ
ことができ、その結果、ワイヤーハーネスの重量増加及
びコスト増加を防ぐことができる。即ち、一本のバック
アップ用のワイヤーハーネスで結ばれた一系統のバック
アップ装置によって、ヘッドランプとテールランプのバ
ックアップ制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるバックアップ装置、
およびこれを用いた灯火系通信制御システムの機能構成
を示した機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかるバックアップ装
置、およびこれを用いた灯火系通信制御システムの具体
的構成を示した電気回路図である。
【図3】従来のバックアップ装置、およびこれを用いた
灯火系通信制御システムを示した電気回路図である。
【符号の説明】
10 灯火系通信制御システム 11 バックアップ装置 11A テールランプスイッチ(TAIL LP S
W) 11B ヘッドランプスイッチ(HEAD LP S
W) 11C ハイビームヘッドランプスイッチ(DIM
HI SW) 11D ロービームヘッドランプスイッチ(DIM
LO SW) 11E パッシングスイッチ(PASSING S
W) 14 マニュアルスイッチ手段 14a マニュアルスイッチデータ 16 送信制御手段 16a 通信データ 16b 制御情報 18 送信側負荷制御ユニット 20 受信側負荷制御ユニット 22 受信制御手段 24 負荷制御手段 26 遅延部 30A 負荷(または灯火系の負荷:ハイビームヘッ
ドランプ負荷) 30B 負荷(または灯火系の負荷:ロービームヘッ
ドランプ負荷) 30C 負荷(または灯火系の負荷:テールランプ負
荷) L1 ハイビームヘッドランプ R1 ハイビームヘッドランプリレー手段 L2 ロービームヘッドランプ R2 ロービームヘッドランプリレー手段 L3 テールランプ R3 テールランプリレー手段 Q1〜Q5:トランジスタ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つ以上の負荷の制御にかか
    る通信データを通信ラインを介して送信する送信制御手
    段を備えて成る送信側負荷制御ユニットと、当該制御情
    報を受信して負荷を制御する受信制御手段を備えて成る
    少なくとも1つ以上の受信側負荷制御ユニットとが通信
    ラインに接続されて成るバックアップ装置であって、 前記送信側負荷制御ユニットに装置され、前記通信デー
    タに代えて前記負荷を直接的に制御するマニュアルスイ
    ッチデータを生成するマニュアルスイッチ手段と、 前記受信側負荷制御ユニットに装置されるとともに前記
    負荷の各々が接続され、前記マニュアルスイッチデータ
    または前記通信データの何れか一方の信号を選択的に用
    いて当該接続された負荷の各々を制御する負荷制御手段
    と、 を備えて成ることを特徴とするバックアップ装置。
  2. 【請求項2】 多重化処理された通信データを多重通信
    するための通信ラインを介して送信する送信制御手段を
    備えて成り多重化処理における主系である送信側負荷制
    御ユニットと、当該多重化処理された制御情報を受信し
    て負荷を制御する受信制御手段を備えて成り当該多重化
    処理における従系である受信側負荷制御ユニットとが前
    記通信ラインに接続されて成るバックアップ装置であっ
    て、 前記送信側負荷制御ユニットに装置され、前記多重化処
    理された通信データに代えて前記負荷を直接的に制御す
    るマニュアルスイッチデータを生成するマニュアルスイ
    ッチ手段と、 前記負荷の各々が接続され、前記マニュアルスイッチデ
    ータまたは前記多重化処理された通信データの何れか一
    方の信号を選択的に用いて当該接続された負荷の各々を
    制御する負荷制御手段と、 を備えて成ることを特徴とするバックアップ装置。
  3. 【請求項3】 前記負荷制御手段は、前記送信側負荷制
    御ユニットまたは前記受信側負荷制御ユニットの少なく
    とも何れか一方に前記通信処理の異常が発生したとき、
    前記マニュアルスイッチデータを選択し当該マニュアル
    スイッチデータを用いて負荷の各々を制御する、 ことを特徴とする請求項1、または2に記載のバックア
    ップ装置。
  4. 【請求項4】 前記負荷制御手段は、前記送信側負荷制
    御ユニットおよび前記受信側負荷制御ユニットの何れも
    が前記通信処理を正常に実行しているとき、前記マニュ
    アルスイッチデータまたは前記通信処理された通信デー
    タの何れか一方の信号を選択的に用いて当該接続された
    負荷の各々を制御する、 ことを特徴とする請求項1,2、または3に記載のバッ
    クアップ装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の負荷制御手段は、前記
    送信側負荷制御ユニットおよび前記受信側負荷制御ユニ
    ットの何れもが前記通信処理を正常に実行していると
    き、前記通信処理された通信データよりも前記マニュア
    ルスイッチデータを優先的にに用いて当該接続された負
    荷の各々を制御する、 ことを特徴とするバックアップ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5に記載のバックアップ装置
    を車両に搭載される灯火系の負荷に用いた灯火系通信制
    御システムであって、 テールランプおよびこれをON/OFF制御を行うテー
    ルランプリレー手段を備えて成るテールランプ負荷、ま
    たはヘッドランプおよびハイビーム灯火モード若しくは
    ロービーム灯火モードを選択可能であるとともにON/
    OFF制御を行うハイビームヘッドランプリレー手段若
    しくはロービームヘッドランプリレー手段を備えて成る
    ヘッドランプ負荷をバックアップ制御の対象とする、 ことを特徴とする灯火系通信制御システム。
  7. 【請求項7】 前記マニュアルスイッチ手段は、前記テ
    ールランプ負荷の直接的な制御を優先的に促すための前
    記マニュアルスイッチデータを生成する、 ことを特徴とする請求項6に記載の灯火系通信制御シス
    テム。
  8. 【請求項8】 前記負荷制御手段は、前記送信側負荷制
    御ユニットまたは前記受信側負荷制御ユニットの少なく
    とも何れか一方に前記通信処理の異常が発生したとき、
    前記マニュアルスイッチデータを選択し当該マニュアル
    スイッチデータを用いて、前記テールランプ負荷の直接
    的な制御を最優先で促し、さらに続いて前記ヘッドラン
    プ負荷のロービーム灯火モードにおけるON/OFF制
    御を促す、 ことを特徴とする請求項7に記載の灯火系通信制御シス
    テム。
  9. 【請求項9】 前記負荷制御手段は、前記送信側負荷制
    御ユニットおよび前記受信側負荷制御ユニットの何れも
    が前記通信処理を正常に実行しているとき、前記通信処
    理された通信データよりも前記マニュアルスイッチデー
    タを優先的に用いて前記灯火系の負荷の直接的な制御を
    最優先で促すものであって、さらに前記ヘッドランプ負
    荷がON状態においてハイビーム灯火モードが選択され
    た際にロービーム灯火モードにおけるON/OFF制御
    を無効にする遅延部、 を備えて成ることを特徴とする請求項6,7、または8
    に記載の灯火系通信制御システム。
  10. 【請求項10】 前記負荷制御手段は、前記送信側負荷
    制御ユニットまたは前記受信側負荷制御ユニットの少な
    くとも何れか一方に前記通信処理の異常が発生したと
    き、前記マニュアルスイッチデータを選択し当該マニュ
    アルスイッチデータを用いて、前記テールランプ負荷の
    直接的な制御を最優先で促すものであって、さらに前記
    ヘッドランプ負荷のハイビーム灯火モードにおけるON
    /OFF制御よりもロービーム灯火モードにおけるON
    /OFF制御を優先的に促す遅延部、 を備えて成ることを特徴とする請求項6〜9のいずれか
    に記載の灯火系通信制御システム。
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