JPH09226361A - 車両用空気浄化装置 - Google Patents

車両用空気浄化装置

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JPH09226361A
JPH09226361A JP7035297A JP7035297A JPH09226361A JP H09226361 A JPH09226361 A JP H09226361A JP 7035297 A JP7035297 A JP 7035297A JP 7035297 A JP7035297 A JP 7035297A JP H09226361 A JPH09226361 A JP H09226361A
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JP
Japan
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air
dust collecting
dust
vehicle
electrode
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JP7035297A
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Katsuhiko Iida
勝彦 飯田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 騒音の原因とならず、効率的に空気を浄化す
ることができる空気浄化装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 車両内の空気を浄化する車両用空気浄化装置
であって、前記車両の空調ダクト内に配置されたイオン
化電極と、前記空調ダクト内に配置された集塵電極と、
ロール状に巻いた状態あるいは折り畳まれた状態で前記
空調ダクトの外に配置された帯状の集塵紙とを備え、前
記空調ダクトには、前記集塵紙が挿入される挿入口と、
この挿入口から挿入された集塵紙を前記集塵電極を覆っ
て配置した後前記空調ダクトの外に取り出す取出口と、
この取出口からとりだされた前記集塵紙を切断する切断
手段とが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両(例えば、自動
車)内の空気を浄化する車両用空気浄化装置(以下、単
に空気浄化装置という。)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気浄化装置としては、活性炭フ
ィルタにファンモータを駆動して車両内の空気を送風す
るもの(以下、第1従来例という。)や、車両内に別途
オゾン発生装置を設けたもの(以下、第2従来例とい
う。)や、ファンモータを駆動してイオン化電極と集塵
電極とを備えた集塵機に送風するもの(以下、第3従来
例という。)がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記第
1従来例及び第3従来例では、別途ファンモータを駆動
するようにして空気を送風するようにしているので、フ
ァンモータの風切り音が新たな騒音の原因となって好ま
しくない。なお、第1及び第3従来例では、ファンモー
タにより送風しないと集塵能力が著しく低下するので、
ファンモータを停止するわけにはいかない。
【0004】第2従来例では、車両内は狭い気密性の高
い空間であるので、脱臭・殺菌作用後の残留オゾンが頭
痛や喉の粘膜を痛める等の障害が発生するといった問題
がある。さらに、前記残留オゾンのために、車両内のゴ
ムやプラスチックを劣化させたり、金属製品を錆びさせ
たりするといった問題もある。
【0005】本考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、騒音の原因とならず、効率的に空気を浄化すること
ができる空気浄化装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の請求項1記載の
空気浄化装置は、車両内の空気を浄化する車両用空気浄
化装置であって、前記車両の空調ダクト内に配置された
イオン化電極と、前記空調ダクト内に配置された集塵電
極と、ロール状に巻いた状態あるいは折り畳まれた状態
で前記空調ダクトの外に配置された帯状の集塵紙とを備
え、前記空調ダクトには、前記集塵紙が挿入される挿入
口と、この挿入口から挿入された集塵紙を前記集塵電極
を覆って配置した後前記空調ダクトの外に取り出す取出
口と、この取出口から取り出された前記集塵紙を切断す
る切断手段とが形成されていることを特徴とする。
【0007】本考案の請求項2記載の空気浄化装置は、
車両内の空気を浄化する車両用空気浄化装置であって、
前記車両の空調ダクト内に配置されたイオン化電極と、
前記空調ダクト内に配置された集塵電極と、この集塵電
極を覆って配置されるシート状の集塵紙とを備え、前記
集塵電極が前記空調ダクトに対して開閉自在な扉部材に
取り付けられるとともに、この扉部材に前記集塵紙を取
り付けるようにしたことを特徴とする。
【0008】本考案の請求項3記載の空気浄化装置は、
車両内の空気を浄化する車両用空気浄化装置であって、
既に車両に配置された空調ダクトに取付可能な増設ダク
トと、この増設ダクト内に配置されたイオン化電極と、
前記増設ダクト内に配置された集塵電極と、このロール
状に巻いた状態あるいは折り畳まれた状態で前記増設ダ
クトの外に配置された帯状の集塵紙とを備え、前記増設
ダクトには、前記集塵紙が挿入される挿入口と、この挿
入口から挿入された集塵紙を前記集塵電極を覆って配置
した後前記増設ダクトの外に取り出す取出口と、この取
出口から取り出された前記集塵紙を切断する切断手段と
が形成されていることを特徴とする。
【0009】
【作用】本考案の請求項1記載の空気浄化装置によれ
ば、空調ダクト内を流れる空気に含まれる塵埃が、イオ
ン化電極によりイオン化されて集塵電極に吸い寄せら
れ、集塵紙に付着して除去される。この際、イオン化し
た塵埃を搬送するのに、空調ダクト内を通常流れる気流
を利用しているので、空気浄化のために専用のモータフ
ァンを必要とせず新たな騒音が発生することがない。し
かも、空調ダクト内の強力な循環を利用できるので、高
い集塵効率を得ることができる。また、ロール状に巻い
た状態あるいは折り畳まれた状態の集塵紙を、引き出し
て挿入口から空調ダクト内に引き込み前記集塵電極を覆
って配置した後、取出口から空調ダクトの外に引き出す
ようにしているので、集塵紙を引き出すといった簡単な
操作で塵埃で汚れた集塵紙を引き出してきれいな集塵紙
を集塵電極を覆って配置することができる。しかも、前
記取出口から取り出した集塵紙を切断するようにしてい
るので、適当な時期に汚れた集塵紙を切りとって交換す
ることができる。例えば、集塵紙としてトイレットペー
パを用いた場合には、トイレットペーパを引き出して使
用する度に集塵紙を交換でき、交換に気を使う必要がな
くなる。
【0010】本考案の請求項2記載の空気浄化装置によ
っても、請求項1の空気浄化装置と同様に、空調ダクト
内を流れる空気に含まれる塵埃が、イオン化電極により
イオン化されて集塵電極に吸い寄せられ、集塵紙に付着
して除去される。この際、イオン化した塵埃を搬送する
のに、空調ダクト内を通常流れる気流を利用しているの
で、空気浄化のために専用のモータファンを必要とせず
新たな騒音が発生することがない。しかも、空調ダクト
内の強力な循環を利用できるので、高い集塵効率を得る
ことができる。また、扉部材を開いて汚れた集塵紙をき
れいな集塵紙と交換するといった簡単な操作で集塵紙を
集塵電極を覆って配置することができる。
【0011】本考案の請求項3記載の空気浄化装置によ
れば、増設ダクトを既に車両に配置された空調ダクトに
取り付けることにより、前記請求項1又は2記載の空気
浄化装置と同様に、空調ダクトと増設ダクトとの間を流
通する空気に含まれる塵埃が、イオン化電極によりイオ
ン化されて集塵電極に吸い寄せられ、集塵紙に付着して
除去される。この際、イオン化した塵埃を搬送するの
に、空調ダクト内を通常流れる気流を利用しているの
で、空気浄化のために専用のモータファンを必要とせず
新たな騒音が発生することがない。しかも、空調ダクト
内の強力な循環を利用できるので、高い集塵効率を得る
ことができる。また、ロール状に巻いた状態あるいは折
り畳まれた状態の集塵紙を、引き出して挿入口から空調
ダクト内に引き込み前記集塵電極を覆って配置した後、
取出口から空調ダクトの外に引き出すようにしているの
で、集塵紙を引き出すといった簡単な操作で塵埃で汚れ
た集塵紙を引き出してきれいな集塵紙を集塵電極を覆っ
て配置することができる。しかも、前記取出口から取り
出した集塵紙を切断するようにしているので、適当な時
期に汚れた集塵紙を切りとって交換することができる。
例えば、集塵紙としてトイレットペーパを用いた場合に
は、トイレットペーパを引き出して使用する度に集塵紙
を交換でき、交換に気を使う必要がなくなる。
【0012】
【実施例】以下に、図面を参照して、本考案の実施例の
空気浄化装置について説明する。
【0013】図1及び図2に本考案の空気浄化装置の一
実施例を示す。
【0014】車両(自動車)Aにはカーエアコン1が取
り付けられている。このカーエアコン1には、空調ダク
ト2,3が接続されている。各空調ダクト2,3の末端
には、カーエアコン1からの空気を排出し又は車内の空
気をカーエアコン1に向けて吸引する空気吸排口4,5
が形成されている。前記空調ダクト2には屈曲部が形成
されており、この屈曲部の内側には、空気中の塵埃をイ
オン化するイオン化電極7が設けられている。このイオ
ン化電極7と対向した空調ダクト2内には、平板状の集
塵電極8が設けられている。これらのイオン化電極7及
び集塵電極8は高圧ケーブル14,15を介して高圧電
源6が接続されている。図中16,17は電源コードで
ある。なお、前記高圧電源6には、前記カーエアコン1
の駆動と連動して電力が供給されるようになっている。
【0015】また、前記屈曲部の外側には、ロール状に
巻かれた集塵紙9が車体の一部に形成されたホルダ部1
8に収納されて取り付けられている。前記空調ダクト2
には、前記前記集塵紙9の一端が挿入されるスリット状
の挿入口12が形成されている。また、前記空調ダクト
2には、前記挿入口12に対して前記集塵電極8を挟ん
だ位置に集塵紙9を外に取り出すスリット状の取出口1
3が形成されている。前記集塵紙9は挿入口12から取
出口13に向けて挿入することにより、前記集塵電極8
をほぼ覆って配置される。なお、前記集塵紙9として
は、特に塵埃の付着性が高められた専用のもののほか、
トイレットペーパのようなものでも使用することがで
き、ランニングコストを大幅に削減することができる。
なお、前記集塵紙9にはその切断に便利なようにミシン
目が形成されている。
【0016】次に、前記した空気浄化装置の作用につい
て説明する。
【0017】カーエアコン1を駆動すると、空気吸排口
4から空気が吸引され、空気吸排口5から排出される。
この時、吸引される空気とともに車内に浮遊するタバコ
の煙、花粉、かび、塵等(以下、塵埃という。)が空調
ダクト2内に吸引される。これらの塵埃はイオン化電極
7によりマイナスイオン化される。このように、マイナ
スイオン化された塵埃は、カーエアコン1に向かって吸
引される。この際、イオン化電極7の下流側に設けられ
た集塵電極8はプラスに帯電させられており、前記塵埃
は集塵電極8に向けて吸い寄せられる。ここで、集塵電
極8を覆って集塵紙9が配置されているので、吸い寄せ
られた塵埃は前記集塵紙9に付着して除去される。集塵
電極8に吸い寄せられなかった残余のマイナスイオン
は、空調ダクト3の空気吸排口5から車内に排出され、
車室内の塵埃と結合してこの塵埃をマイナスイオン化
し、この塵埃は再び空気吸排口4から吸引されて、集塵
電極8に吸い寄せられて集塵紙9に付着して補集され
る。このようなサイクルを繰り返すことにより車内の空
気の浄化が図られる。
【0018】このように、本実施例では、カーエアコン
1の送風を利用して塵埃の除去を行うようにしているの
で、塵埃の除去のための専用のファンモータを必要とせ
ず、したがって、新たな騒音の発生源が増えることが防
止できる。さらにまた、カーエアコン1の送風は相当な
風量を有しているので、高い集塵効率を得ることができ
る。
【0019】なお、冷房と暖房との切換操作によりカー
エアコン1による送風方向が逆になる場合には、次のよ
うな過程により塵埃が除去される。すなわち、イオン化
電極7の作用によりマイナスイオンが生成されて空気吸
排口4から車内に放出され、車内に浮遊する塵埃と結合
して塵埃がマイナスイオン化される。そして、マイナス
イオン化された塵埃は空気吸排口5から吸引され、空調
ダクト2内に設置した集塵電極8に吸い寄せられて集塵
紙9で補集される。
【0020】このように、カーエアコン1をある時間運
転すると、集塵紙9が塵埃で汚れる。このときは、次の
操作によりきれいな集塵紙9を集塵電極8を覆って配置
する。すなわち、取出口13から出ている集塵紙9の端
部を指でつかみ、前記集塵紙9を所定長さだけ外に引き
出し、取出口に付属したカッタ(切断手段)により切断
する。これにより、塵埃で汚れた集塵紙9が外に引き出
されきれいな集塵紙9が前記集塵電極8上に配置され
る。集塵紙9を引き出すといった簡単な操作できれいな
集塵紙9を配置して新たな補集を行うことができる。
【0021】次に、図3〜図7に、他の実施例の空気浄
化装置を示す。
【0022】このものは、図4に示すように、既に車両
に配置された空調ダクト(例えば、図1中の2,3)に
取付可能な増設ダクト20と、この増設ダクト20の端
部に連設され、空気吸排口23が開口して形成された集
塵機本体21とを備えている。
【0023】図5及び図6に示すように、前記集塵機本
体21の後方には、ロール状に巻かれた集塵紙22がブ
ラケット24を介して取り付けられている。また、前記
集塵機本体21の内側には、前記一実施例と同様な作用
を有するイオン化電極25及び集塵電極26が設けられ
ている。なお、図6中の27,28は前記イオン化電極
25又は集塵電極26に印加する高圧電源である。
【0024】また、前記集塵機本体21における前記集
塵紙21と対向する位置には、この集塵紙21が挿入さ
れる挿入口29が形成されており、この挿入口29と集
塵電極26を挟んだ位置には、集塵紙21が取り出され
る取出口30が形成されている。したがって、前記挿入
口29から挿入された集塵紙21が前記集塵電極26を
覆って配置された後、前記取出口30から取り出される
ようになっている。前記取出口30の近傍の内方には、
前記集塵紙21を繰り出すための送りローラ31が設け
られている。
【0025】本実施例の作用について説明する。空調ダ
クトから送風される空気は集塵機本体21の空気吸排口
23を通って外側に放出される。カーエアコンの作動に
よっては、前記空気吸排口23から空気が吸引されて前
記空調ダクトに向けて供給される。空気が前記集塵機本
体21内を通る際に、前記一実施例で説明したのと同様
な作用で集塵・浄化される。集塵紙21が汚れたときの
処理も同様である。本実施例では、既設の空調ダクトに
増設ダクト20を取り付けることにより、車両に集塵機
能を持たせることができる。すなわち、単に増設ダクト
を付加するだけでよいので、車両の空調ダクトの形状を
大幅に設計変更する必要がなく、オプション部品として
の用途が広がるといった効果を有する。
【0026】次に、図8に本考案の更に他の実施例の空
気浄化装置を示す。
【0027】このものは、前記した一実施例の空調ダク
ト2の屈曲部に方形状の開口部41を形成し、この開口
部41にその開口寸法に対応した外形寸法を有する扉部
材40を嵌め込むようにしたものである。前記扉部材4
0には、前記した実施例と同様な作用を有する集塵電極
42が取り付けられている。そして、前記扉部材40を
開口部41に嵌め込む際に、シート状の集塵紙43をこ
れらの間に挟持するようにしたものである。この際、前
記開口部41に設けた検出センサ44により扉部材40
が装着されたことが検出されて高圧電源からイオン化電
極及び集塵電極42に印加電力が付加される。なお、前
記扉部材40を開口部41から取り外したときには、前
記検出センサ44が解除されて、安全性確保のために前
記イオン化電極及び集塵電極42に対する印加が解除さ
れるようになっている。
【0028】なお、前記集塵紙43は、集塵特性の高い
専用のものであっても、テッシュペーパのようなありあ
わせのものであってもよい。
【0029】本実施例の作用について説明する。カーエ
アコン1の作動により空調ダクト2内を空気が流通し、
前記一実施例で説明したのと同様な作用で集塵・浄化さ
れる。集塵紙21が汚れたときには、前記扉部材40を
前記空調ダクト2から取り外して汚れた集塵紙43を取
り除いてきれい集塵紙43と交換する。このように扉部
材40を開閉するといった簡単な操作で集塵紙43を交
換でき、使い勝手を向上させることができる。また、テ
ッシュペーパのようなありあわせのものを用いた場合に
は、大幅にランニングコストを低減することができると
いった効果もある。
【0030】次に、図9に更に他の実施例の空気浄化装
置を示す。
【0031】このものは、前記集塵機本体21の側面に
開閉自在な扉部材45を設けるとともに、この扉部材4
5に前記集塵電極26を一体に設けたものである。前記
扉部材45には前記集塵電極26を覆った状態で集塵紙
48を取り付けるバネ47が取り付けられている。前記
集塵機本体21には、前記検出センサ44と同様な作用
を有する検出センサ46が設けられている。このもので
は、扉部材45を開いて集塵紙48を集塵電極26を覆
って配置し、バネ47で集塵紙48と扉部材45とを一
体にした後閉じることにより、集塵紙48の交換が極め
て簡単に行うことができるといった効果を有する。
【0032】なお、前記各実施例においては、集塵電極
8,26を平板状に形成してあるが、図10に示すよう
に、山形の集塵電極50を用いてもよい。この場合に
は、集塵電極50の上を流れる気流により高い集塵効率
を得ることができる。
【0033】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の請求項1
記載の空気浄化装置によれば、車両内の空気を浄化する
車両用空気浄化装置であって、前記車両の空調ダクト内
に配置されたイオン化電極と、前記空調ダクト内に配置
された集塵電極と、ロール状に巻いた状態あるいは折り
畳まれた状態で前記空調ダクトの外に配置された帯状の
集塵紙とを備え、前記空調ダクトには、前記集塵紙が挿
入される挿入口と、この挿入口から挿入された集塵紙を
前記集塵電極を覆って配置した後前記空調ダクトの外に
取り出す取出口と、この取出口から取り出された前記集
塵紙を切断する切断手段とが形成されているので、空調
ダクト内を流れる空気に含まれる塵埃が、イオン化電極
によりイオン化されて集塵電極に吸い寄せられ、集塵紙
に付着して除去される。この際、イオン化した塵埃を搬
送するのに、空調ダクト内を通常流れる気流を利用して
いるので、空気浄化のために専用のモータファンを必要
とせず新たな騒音が発生することがない。しかも、空調
ダクト内の強力な循環を利用できるので、高い集塵効率
を得ることができる。また、ロール状に巻いた状態ある
いは折り畳まれた状態の集塵紙を、引き出して挿入口か
ら空調ダクト内に引き込み前記集塵電極を覆って配置し
た後、取出口から空調ダクトの外に引き出すようにして
いるので、集塵紙を引き出すといった簡単な操作で塵埃
で汚れた集塵紙を引き出してきれいな集塵紙を集塵電極
を覆って配置することができる。
【0034】本考案の請求項2記載の空気浄化装置によ
れば、車両内の空気を浄化する車両用空気浄化装置であ
って、前記車両の空調ダクト内に配置されたイオン化電
極と、前記空調ダクト内に配置された集塵電極と、この
集塵電極を覆って配置されるシート状の集塵紙とを備
え、前記集塵電極が前記空調ダクトに対して開閉自在な
扉部材に取り付けられるとともに、この扉部材に前記集
塵紙を取り付けるようにしたので、請求項1の空気浄化
装置と同様に、空調ダクト内を流れる空気に含まれる塵
埃が、イオン化電極によりイオン化されて集塵電極に吸
い寄せられ、集塵紙に付着して除去される。この際、イ
オン化した塵埃を搬送するのに、空調ダクト内を通常流
れる気流を利用しているので、空気浄化のために専用の
モータファンを必要とせず新たな騒音が発生することが
ない。しかも、空調ダクト内の強力な循環を利用できる
ので、高い集塵効率を得ることができる。また、扉部材
を開いて汚れた集塵紙をきれいな集塵紙と交換するとい
った簡単な操作で集塵紙を集塵電極を覆って配置するこ
とができる。
【0035】本考案の請求項3記載の空気浄化装置によ
れば、車両内の空気を浄化する車両用空気浄化装置であ
って、既に車両に配置された空調ダクトに取付可能な増
設ダクトと、この増設ダクト内に配置されたイオン化電
極と、前記増設ダクト内に配置された集塵電極と、この
ロール状に巻いた状態あるいは折り畳まれた状態で前記
増設ダクトの外に配置された帯状の集塵紙とを備え、前
記増設ダクトには、前記集塵紙が挿入される挿入口と、
この挿入口から挿入された集塵紙を前記集塵電極を覆っ
て配置した後前記増設ダクトの外に取り出す取出口と、
この取出口から取り出された前記集塵紙を切断する切断
手段とが形成されているので、増設ダクトを既に車両に
配置された空調ダクトに取り付けることにより、前記請
求項1又は2記載の空気浄化装置と同様に、空調ダクト
と増設ダクトとの間を流通する空気に含まれる塵埃が、
イオン化電極によりイオン化されて集塵電極に吸い寄せ
られ、集塵紙に付着して除去される。この際、イオン化
した塵埃を搬送するのに、空調ダクト内を通常流れる気
流を利用しているので、空気浄化のために専用のモータ
ファンを必要とせず新たな騒音が発生することがない。
しかも、空調ダクト内の強力な循環を利用できるので、
高い集塵効率を得ることができる。また、ロール状に巻
いた状態あるいは折り畳まれた状態の集塵紙を、引き出
して挿入口から空調ダクト内に引き込み前記集塵電極を
覆って配置した後、取出口から空調ダクトの外に引き出
すようにしているので、集塵紙を引き出すといった簡単
な操作で塵埃で汚れた集塵紙を引き出してきれいな集塵
紙を集塵電極を覆って配置することができる。しかも、
前記取出口から取り出した集塵紙を切断するようにして
いるので、適当な時期に汚れた集塵紙を切りとって交換
することができる。例えば、集塵紙としてトイレットペ
ーパを用いた場合には、トイレットペーパを引き出して
使用する度に集塵紙を交換でき、交換に気を使う必要が
なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の空気浄化装置を示す概略図
である。
【図2】図1の空気浄化装置の要部を示す斜視図であ
る。
【図3】本考案の他の実施例の空気浄化装置を示す斜視
図である。
【図4】図3の要部を示す斜視図である。
【図5】図4の平面図である。
【図6】図4の側面図である。
【図7】図4の正面図である。
【図8】本考案の更に他の実施例の空気浄化装置を示す
斜視図である。
【図9】本考案の更に他の実施例の空気浄化装置を示す
斜視図である。
【図10】本考案の集塵電極の他の実施例を示す斜視図
である。
【符号の説明】
2,3 空調ダクト 4,5 空気吸排口 7 イオン化電極 8 集塵電極 9 集塵紙 12 挿入口 13 取出口 20 増設ダクト 21 集塵機本体 22 集塵紙 25 イオン化電極 26 集塵電極 29 挿入口 30 取出口 40 扉部材 41 開口部 42 集塵電極 43 集塵紙 45 扉部材 50 集塵電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両内の空気を浄化する車両用空気浄化
    装置であって、前記車両の空調ダクト内に配置されたイ
    オン化電極と、前記空調ダクト内に配置された集塵電極
    と、ロール状に巻いた状態あるいは折り畳まれた状態で
    前記空調ダクトの外に配置された帯状の集塵紙とを備
    え、前記空調ダクトには、前記集塵紙が挿入される挿入
    口と、この挿入口から挿入された集塵紙を前記集塵電極
    を覆って配置した後前記空調ダクトの外に取り出す取出
    口と、この取出口から取り出された前記集塵紙を切断す
    る切断手段とが形成されていることを特徴とする車両用
    空調浄化装置。
  2. 【請求項2】 車両内の空気を浄化する車両用空気浄化
    装置であって、前記車両の空調ダクト内に配置されたイ
    オン化電極と、前記空調ダクト内に配置された集塵電極
    と、この集塵電極を覆って配置されるシート状の集塵紙
    とを備え、前記集塵電極が前記空調ダクトに対して開閉
    自在な扉部材に取り付けられるとともに、この扉部材に
    前記集塵紙を取り付けるようにしたことを特徴とする車
    両用空気浄化装置。
  3. 【請求項3】 車両内の空気を浄化する車両用空気浄化
    装置であって、既に車両に配置された空調ダクトに取り
    付け可能な増設ダクトと、この増設ダクト内に配置され
    たイオン化電極と、前記増設ダクト内に配置された集塵
    電極と、このロール状に巻いた状態あるいは折り畳まれ
    た状態で前記増設ダクトの外に配置された帯状の集塵紙
    とを備え、前記増設ダクトには、前記集塵紙が挿入され
    る挿入口と、この挿入口から挿入された集塵紙を前記集
    塵電極を覆って配置した後前記増設ダクトの外に取り出
    す取出口と、この取出口から取り出された前記集塵紙を
    切断する切断手段とが形成されていることを特徴とする
    車両用空調浄化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104608598A (zh) * 2014-11-27 2015-05-13 文康 污染物隔离系统
CN109130791A (zh) * 2018-07-18 2019-01-04 浙江吉利汽车研究院有限公司 车载空气净化器吸气口连接结构和车载空气调节系统

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