JPH09226299A - 加熱彫刻によって、樹脂ペレットと注型封入部品を一体的に仕上げた装飾品とその作り方。 - Google Patents

加熱彫刻によって、樹脂ペレットと注型封入部品を一体的に仕上げた装飾品とその作り方。

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JPH09226299A
JPH09226299A JP7844596A JP7844596A JPH09226299A JP H09226299 A JPH09226299 A JP H09226299A JP 7844596 A JP7844596 A JP 7844596A JP 7844596 A JP7844596 A JP 7844596A JP H09226299 A JPH09226299 A JP H09226299A
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synthetic resin
pellet
pattern
casting
engraving
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Yoshimori Miyamura
喜森 宮村
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】身近かな装飾品の手作りに際し、樹脂ペレット
を利用して家庭用半田鏝で加熱彫刻法による立体的な図
柄を設けながら、その構成の中に乾燥花などの被封入物
を合成樹脂に埋封した注型封入部(品)を一体的な構成
となる加工法を開発する。 【解決手段】透明な合成樹脂で成形した開口中空枠部位
3、加熱彫刻部位5などを設けた加工用ベース1を設
け、当該開口中空枠部位3に乾燥花などを透明な合成樹
脂6で埋封し、加熱彫刻部位5に樹脂ペレット層11を
設け、電気鏝先12で凹凸立体状のペレット図柄13を
設けてから、その上の任意の部位にモルタル状ペレット
15を塗布して電気鏝先12を当て、発泡膨脹した図柄
層16を設け、任意の色に着色して仕上げて装飾品とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、手芸教室や公民館等
における手作り講習会等で合成樹脂ペレットを材料にし
て家庭用の電気鏝でもって、加熱彫刻による断面が凹凸
立体的な図柄を設けながら、乾燥花、鉱物、天然貝片な
どを透明な合成樹脂に埋封した注型品を一体的に加工し
た、ブローチ、ペンダント、バックル、ボタンなどの装
飾製品を手作る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電気鏝先の加熱彫刻による装飾製品の手
作り方法については、特願昭59−50553号によっ
て既に実施されているところである。また合成樹脂ペレ
ットを併用した電気鏝による加熱彫刻などによる装飾製
品の加工法については、平成2年特願2−298534
などによって既に実施されているところである。これら
従来からの手作りの加熱彫刻による装飾品等の製品化の
過程において、同じ手作りなどで設けた注型品を一体的
に加工して従来の加熱彫刻による製品化の領域を拡大す
るとともに、従来から市販されていた装飾品や手作り製
品にはなかった、新しいオリジナルな装飾品の製品化
は、一つの課題であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、手芸教室や
地域の公民館等における手作り講習会等において、樹脂
ペレットを併用した家庭用電気鏝先の加熱彫刻法による
装飾品などの加工法に、自然の乾燥花などの被封入物を
合成樹脂に埋封した注型品を、その加熱彫刻法によって
一体的な構成となる加工法の開発を課題とし、その開発
によって従来にはなかったオリジナルな装飾品を得るこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】 第1手段。 (イ) 透明な合成樹脂で任意の形状サイズに成形した
装飾品の加工用ベース1を設ける。当該加工用ベース
は、乾燥花、岩石鉱物、昆虫、天然貝片、着色した和紙
や繊維などの被封入物2を透明な合成樹脂で封入した、
注型封入部(品)8 設け、その外縁が任意の形状サイズの加熱彫刻部位5に
なっている。 (ロ) 設けた加工用ベース1をその開口中空枠部位3
を上向きにして油脂粘土などを介して水平に設置してか
ら、被封入物2の種類サイズによって常温で硬化する様
に調整した透明な合成樹脂6を、当該開口中空枠部位の
深さの9/10までに1〜3回に分けて注入し、その中
に被封入物2を表側より透視する部位を下向きにして配
置挿入する。 (ハ) 開口中空枠部位3に注入した透明な合成樹脂6
が流動性がなくなる程に硬化してきたとき、配置した被
封入物2の背景色とするために、常温で硬化する様に調
整した着色合成樹脂7を、当該開口中空枠部の開口面一
杯になる様に注入して、当該着色合成樹脂が硬化して注
型封入部(品)8を設ける。 (ニ) 注型封入部(品)8を設けてから、平面上に開
いたポリエチレンシート9などの上に当該加工用ベース
を反転して水平に置き、前記(ロ)と同様に調整した透
明な合成樹脂6を筆先などにとって、加熱彫刻部位5全
面にその縁まわりより垂れ流れない程に塗布してから、
当該合成樹脂が流動性がなくなる程に硬化しない間に、
合成樹脂ペレット10(以下単にペレットという)を、
その塗布した合成樹脂面全体が覆いかくれて見えなくな
る程 にふりかけて、ペレット層11を設ける。 (ホ) ペレット層11を設けてから、その加工用ベー
ス1面に塗布した透明な合成樹脂6が硬化して来たと
き、当該ペレット層のうちその透明な合成樹脂面に接着
していないペレット10を、ポリエチレンシーと9面に
払い落としてから、その透明な合成樹脂面に接着してい
るペレット層11の上から電気鏝先12をあて加熱彫刻
をしながら、任意のその断面が凹凸立体状のペレット図
柄13を設ける。 (ヘ) ついで合成樹脂製カップの中で、容量でペレッ
ト10が100に対して溶剤14を30〜90の割合で
混合してモルタル状ペレット15を設け、それを平筆な
どにとって凹凸立体状の図柄13面の任意の部位に塗布
する。 (ト) 塗布したモルタル状ペレットの表面が指先など
に付着しない程に乾いた てながら加熱発泡しつつ彫刻して、その断面が凹凸立体
状に発泡膨張した図柄層16を設ける。 (チ) ついで当該加工用ベースの加熱彫刻部位5に設
けた凹凸立体状の図柄13や膨張した図柄層16の全面
を任意の色に着色してから、溝状の縁枠4にボールチェ
ンやガラスなどのダイヤカットレーンなどの加飾物17
を接着剤を介して接着して仕上げ、裏面など任意の部位
に止め具を付着して装飾製品とする。 第2手段。 (イ) 任意の被封入物2を透明な合成樹脂に封入した
注型封入部(品)8を設けるため、透明な合成樹脂で成
形した透明枠18を設ける。当該透明枠は水平な底面の
まわりに縁枠19を設けその内側面が開口中空枠部位3
になっている。被封入物2の封入は、透明枠18の開口
中空枠部位3を上向きにして油脂粘土などの上に水平に
設置して、前記第1手段の(ロ)〜(ハ)の手順によっ
て封入して注型封入部(品)8を設ける。 (ロ) ついで肉厚が0,5mm〜3mm程の合成樹脂
板25を電気鏝先12で任意の形状サイズに切断して、
加工用ベース1を設ける。当該加工用ベースの片面の任
意の部位に注型封入部(品)の底面を密着して当て、そ
の底面の縁枠19の外まわりに電気鏝先12を当てなが
ら、加工用ベース1面に加熱熔解着して、注型封入部
(品)8が一体的になった加工用ベース1を設け、その
注型封入部(品)から外縁まわりを加熱彫刻部位5とす
る。 (ハ) 設けた加熱彫刻部位5面の任意の部位に、電気
鏝先12で任意の形状サイズの上下貫通した切り込みや
穴20を設けてから、当該加熱彫刻部位の全面に研磨紙
などで粗面を付して、前記第1手段の(ヘ)の要領でモ
ルタル状ペレット15を設け、それを平筆などにとって
当該加熱彫刻部位の粗面上に塗布する。塗布したモルタ
ル状ペレットの表面が指先などに付着しない程に乾燥し
たとき、電気鏝先12を当てながら加熱発泡しつつ彫刻
して凹凸立体状に発泡膨張した図柄層16を設ける。 (ニ) ついでポリエチレン樹脂などのフィルムで、開
口したとき細長の円すい状の袋21を設け、当該袋の中
に容量でペレット10が100に対し溶剤14を40〜
80の割合で混入してから、指先で数分間軽く圧しもむ
様にしつつ溶解混合をすすめ、袋内の空気を出して開口
部を閉じる。閉じた袋の先端を数mmを切断して袋を持
った手の指先で加圧しつつ先端の切断口よりモルタル状
ペレット15を絞り出す様にして、発泡膨張した図柄層
16の上に任意の紐状などのモルタル状ペレット15の
図柄22を設ける。 (ホ) 設けた紐状のモルタル状ペレットの図柄22
が、発泡膨張した図柄層16の上に付着して乾いて来た
とき、これらの図柄や図柄層の全面を任意の色に着色し
てから、熔解着した注型封入部(品)8の下端まわりな
どに任意の加飾物17を接着剤などを介して貼着配置し
て仕上げ、裏面などの任意の部位に止め具を付着して装
飾製品とする。 第3手段。 (イ) モルタル状ペレット15を成形して加工用ベー
ス1を作るための成型枠23 ート形、四角形状、平らな帯状形、断面が半円状の紐状
などの任意の形状サイズからなる、ポリエチレン樹脂な
どによる射出成形などによるもの、或いはアルミ箔など
の片面に両面粘着テープを貼着してその上に和紙などを
貼ったシートやボール紙の片面に粘着テープを貼って設
ける。 (ロ) ついで注型封入部(品)8を設ける。当該注型
封入部(品)は前記第1手段の(ロ)〜(ハ)の手順で
注型封入部(品)8を設ける際、その被封入物の背景色
とする着色合成樹脂7を注入した上に、その底面の縁枠
19まわりより数mm以上大きく裁断した合成樹脂板2
5を貼着して、その底面の縁枠19まわりに接した部位
に加飾物17を接着剤を介して接着して設ける。 (ハ) ついで加工用ベース1を設ける。当該加工用ベ
ースは前記(イ)の任意の成型枠23を開口部位を上向
きに平に設置して、その枠内にペレット10を散入して
数mmの厚さのペレット層11を設けてから、その散入
したペレットの容量100に対し溶剤14を容量で40
〜80の割合で注入混合して平らなモルタル状ペレット
15層を設け、その上をポリエチレンフィルム9などで
覆って15〜20分程放置後、覆ったフィルムをめくり
取って2〜3分放置してから、当該成型枠内よりそのモ
ルタル状ペレット層が熔解着して羊羹状板状になった状
態を取り出して加工用ベース1とする。 (ニ) 設けた加工用ベース1の任意の部位に、前記
(ロ)で設けた注型封入部(品)8の合成樹脂シート2
5の外まわりより小さい穴20をナイフの先などで切り
抜いてあけ、ついで当該穴の片面より注型封入部(品)
8を挿入して、電気鏝先12をあてて挿入した合成樹脂
シート25部位と当該合成樹脂シートに接している穴2
0のまわりを加熱熔解着して、注型封入部(品)8が一
体的に設けられている加工用ベース1を設け、その注型
封入部(品)以外の表面層全体を加熱彫刻部位5とす
る。 (ホ) 設けた加熱彫刻部位5の表面層に電気鏝先12
を当て加熱彫刻をしながら、その断面が凹凸立体状の任
意の図柄13を設ける。ついで設けた当該図の上に、容
器のノズル円すい状の袋の口より絞り出した際、紐状な
どの立体状を保ちつつ常温にて乾燥するか、又は硬化す
る様に調整したパテ状の合成樹脂でもって、任意のパテ
状樹脂図柄26を設ける。 (ヘ) 設けたパテ状樹脂図柄26が接着硬化する間
に、前記(ロ)で設けた注型封入部(品)8の底面の縁
枠19まわりの合成樹脂板25の表面側の合間面に、電
気鏝先12で加熱彫刻して凹凸立体状の図柄13などを
設ける。 (ト) パテ状樹脂図柄26が硬化して来たとき、加工
用ベース1−aの表面に設けた凹凸立体状の図柄13を
任意の色に着色し、ついでパテ状樹脂図柄26を金色な
ど任意の色に着色して、任意の部位に任意の加飾物17
を接着剤を介して配置貼着して仕上げ、裏面など任意の
部位に止め具を付着して装飾製品とする。
【0005】
【作用と実施例】作用と実施例において共通しているこ
とは次のとおりである。 (イ) 加熱彫刻などに用いる家庭用電気鏝は30wの
はんだ鏝である。このはんだ鏝に電源を入れてからの鏝
先の温度は380℃〜420℃となる。 (ロ) この温度になった電気鏝先12をあて手芸的に
容易にその断面が凹凸立体状の図柄13が設けられる合
成樹脂板は、アクリル樹脂板、ポリスチレン板、塩化ビ
ニール樹脂板、ABS樹脂板、AS樹脂板、ナイロン樹
脂板などある。本発明の実施例は、アクリル樹脂板とア
クリル樹脂ペレットを用いる。 (ハ) アクリル樹脂ペレット10の溶剤14は、アセ
トンのみか又はアセトンを容量で100に対し、トルエ
ン、メチルイソブチルケトン、醋酸イソブチルなどをそ
れぞれ5〜10%、醋酸エチル、イソプロビルアルコー
ルをそれぞれ10〜20%、イソブチルアルコール50
〜60%の割合で混合した溶液を3〜20の割合で混合
したものとする。(以下単に混合溶剤14−aという) (ニ) 被封入物2を埋封する透明な合成樹脂6には、
不飽和ポリエステル樹脂、エボキシ樹脂、ウレタン樹
脂、アクリル樹脂、紫外線反応硬化樹脂などがあるが、
実施例は注型用不飽和ポリエステル樹脂6−aの使用例
とする。 (ホ) アクリル樹脂はケトン、エステル類に溶解性が
ある。そのためアクリル樹脂の成形による加工用ベース
1の開口中空枠部位3や透明枠18の中に、被封入物2
を埋封する不飽和ポリエステル樹脂6−aを注入すると
透明枠18などの内壁面を溶解しつつ硬化するので、接
着剤を介した接着などとは異なり透明性が優れ、当該透
明枠などから硬化した不飽和ポリエステル樹脂を剥奪す
ることは出来なくなる程に一体的に溶着硬化した製品と
なる。 (ヘ) 加熱彫刻部位5面に塗布した不飽和ポリエステ
ル樹脂6−aが溶着硬化するまでに、アクリル樹脂ペレ
ット10をふりかけてペレット層11を設けて、当該不
飽和ポリエステル樹脂が硬化後、当該ペレット層を振り
落とすと不飽和ポリエステル樹脂に溶着したペレット層
の下端が残る、その下端層に電気鏝先12をあてること
によって凹凸立体状のペレット図柄13を得る。 (ト) 凹凸立体状の図柄13の任意の部位に塗布した
モルタル状の表面が指先などに付着しない程に乾燥した
時は、内部にはまだ溶剤14(アセトンなど)が残って
おり、そこに400℃程に加熱した電気鏝12先あてる
と急蒸発してモルタル状ペレットは発泡膨張し、冷えて
硬い発泡膨張層16を得る。 (チ) 発泡膨張層16の任意の部位にモルタル状ペレ
ット15を円すい状の袋21の 切断した開口部より絞
り出す様にして、設ける紐状のモルタル状ペレット図柄
22にかえて夏季の製品用などには、当該モルタル状ペ
レットに対して溶剤14の割合を増加して、円すい状の
袋21を二重に使用し、開口部位を密閉して水飴状の透
明なアクリル樹脂を設け、これを袋の先を切断して絞り
出しいって、全く透明な任意の紐状の立体図柄として用
いる。 (1) 請求項1に係わる実施例。 (イ) 透明なアクリル樹脂で任意の形状サイズに成形
した装飾品の加工用ベース1を設ける。当該加工用ベー
スは、乾燥花などの被封入物2を透明な注型用不飽和ポ
リエステル樹脂6−a(以下単にポリエステル樹脂とい
う)で封入した、注型封入部(品)8を設けるための任
意の形状サイズの開口中空枠部位3を設け、当該開口中
空枠部位の表側には、その下端まわりに の加熱彫刻部位5になっている。 (ロ) 設けた加工用ベース1を開口中空枠部位3を上
向きにして、油脂粘土などを介して水平に設置してか
ら、ポリエステル樹脂6−aを常温で硬化する様に調整
して、当該開口中空枠部位の中に乾燥花2−aのサイズ
を勘案して1〜3回に分けてその深さの8/10〜9/
10まで注入しつつ、当該乾燥花を表側より透視する部
位を下向きにして配置埋封する。 (ハ) 注入したポリエステル樹脂6−aが流動性がな
くなる程に硬化して来たとき、配置埋封した乾燥花2−
aの背景色とするために、常温で硬化する様に調整し任
意の色に着色したポリエステル樹脂7を当該開口中空枠
部位の開口面一杯になる様に注入し硬化さして注型封入
部(品)8を設ける。 (ニ) 注型封入部(品)8を設けてから、平面上に開
いたポリエチレンシート9などの上に当該加工用ベース
を反転して水平に置き、前記(ロ)と同様に調整した透
明なポリエステル樹脂6−aを筆先などにとって、加熱
彫刻部位5面にその縁まわりより垂れ流れない程に塗布
してから、すぐに(硬化しない間に)細かいアクリル樹
脂ペレット10(以下単にペレットという)を、その塗
布したポリエステル樹脂面全体が覆いかくれて見えなく
なる程にふりかけて、ペレット層11を設ける。 (ホ) ペレット層11を設けてから10分程以上経過
して、塗布した透明なポリエステル樹脂6−aが硬化し
て来たとき、当該ペレット層のうちそのポリエステル樹
脂面に接着していないペレット10をポリエチレンシー
ト9面などに払い落としてから、そのポリエステル樹脂
面に接着しているペレット層11の上から、電気鏝先1
2をあてて加熱彫刻しながら、任意のその断面が凹凸立
体状の図柄13を設ける。 (ヘ) ついでポリエチレン樹脂製などのカップの中
に、容量でペレット10が100に対し、アセトン14
又は混合溶剤14−aを30〜90の割合で混合してモ
ルタル状ペレット15を設け、それを平筆などにとっ
て、凹凸立体状の図柄13面の任意の部位に塗布する。
塗布したモルタル状ペレットの表面が指先など などがある電気鏝先12をゆっくり当てながら、加熱発
泡しつつ彫刻して、その断面が凹凸立体状に発泡膨張し
た図柄層16を設ける。 (ト) ついで設けた凹凸立体状の図柄13や膨張した
図柄層16を任意の色に着色してから、溝状の縁枠4に
ボールチェンやガラスなどのダイヤカットレーンなどの
加飾物17を接着剤を介して接着して仕上げ、裏面など
任意の部位に止め具を付着して装飾製品とする。 (2) 請求項2に係わる実施例。 (イ) 乾燥花2−aを透明なポリエステル樹脂6−a
に封入した注型封入部(品)8を設けるため、透明なア
クリル樹脂で成形した透明枠18を設ける。当該透明枠
は水平な底面のまわりに縁枠19を設け、その内側が開
口中空枠部位3になっている。乾燥花2−aの封入は、
透明枠18の開口中空枠部位3を上向きにして油脂粘土
などの上に水平に設置して、前記(1)の実施例の
(ロ)〜(ハ)の手順によって封入して設ける。 (ロ) ついで肉厚が0,5〜3mm程のアクリル樹脂
板25を電気鏝先12で任意の形状に加熱切断して、加
工用ベース1を設ける。設けた加工用ベース1の片面の
任意の部位に乾燥花2−aの注型品8の底面を密着する
様に当て、その密着した底面の縁19の外まわりに電気
鏝先12を当てながら、加工用ベース1面と加熱熔解着
して注型封入部(品)8と一体になった加工用ベース1
を設ける。その熔解着した注型封入部(品)から外縁ま
わりを加熱彫刻部位5とする。 (ハ) 設けた加熱彫刻部位5面の任意の部位に、電気
鏝先12で任意の形状の切り込みや上下貫通した穴20
などを設けてから、当該加熱彫刻部位の全面に研磨紙な
どで粗面を付して、前記(1)の実施例(ヘ)の要領で
モルタル状ペレット15を設け、それを平筆などにとっ
て当該粗面上に塗布する。塗布したモルタル状ペレット
の表面が指先などに付着しない程に乾燥したとき、電気
鏝先12を当てながら加熱発泡しつつ彫刻して、凹凸立
体状に発泡膨張した図柄層16を設ける。 (ニ) ついでポリエステル樹脂フィルムなどで、開口
すると細長の円すい状の袋21を設け、当該袋の中に容
量でペレット10が100に対し、アセトン14、又は
混合溶剤14−aを40〜80の割合で混入して指先で
数分間軽く圧しもむ様にしつつ溶解混合をすすめてか
ら、袋内の空気を出して開口部を閉じる。ついで閉じた
袋21の先端を数mm切断してその袋を持った手の先端
で加圧しつつ切断口よりモルタル状ペレット15を絞り
出す様にして、発泡膨張した図柄層16の上に任意の紐
状のモルタル状ペレット図柄22を設ける。 (ホ) 設けた紐状のモルタル状ペレット図柄が発泡膨
張した図柄層16のうえに付着して乾いてきたとき、こ
れらの図柄や図柄層の全面を任意の色に着色してから、
注型封入部(品)8の下端まわりなどに任意の加飾物1
7を接着剤などを介して貼着配置して仕上げ、裏面など
任意の部位に止め具を付着して装飾製品とする。 (3) 請求項3に係わる実施例。 (イ) モルタル状ペレット15を設け加工用ベース1
を成形するための成形枠23 ハート状形、四角形状、帯状形、断面が半円状の紐状な
どの任意の形状サイズからなるポリエチレン樹脂などの
射出成形などによるもの、或いはアルミ箔などの片面に
両面粘着テープを貼着して和紙などを貼着したシートや
ボール紙などの片面に粘着テープを貼って設ける。 (ロ) ついで注型封入部(品)を設ける。当該注型封
入部(品)は前記実施例(2)の(イ)の透明枠18で
もって前記実施例(1)の(ロ)〜(ハ)の要領で注型
封入部(品)8を設ける際、封入した乾燥花2−aの背
景色となる着色ポリエステル樹脂7を当該透明枠の底面
いっぱいに注入してから、その底面の縁枠19まわりよ
り数mm以上大きく裁断した肉厚が0,3〜2,0mm
のアクリル樹脂板を貼着して底面板24を設け、その底
面板面に接着している当該透明枠の縁枠19の外まわり
に加飾物17を接着剤を介して接着して注型封入部
(品)8を設ける。 (ハ) ついで加工用ベース1を設ける。当該加工用ベ
ースは前記(イ)の成形枠23を開口部位を上向きに平
に設置して、その枠内にアクリル樹脂ペレット10を散
入して数mmの厚さのペレット層11を設けてから、そ
の散入したペレットの容量100に対しアセトン14又
は混合溶剤14−aを40〜80の割合で注入混合して
平らなモルタル状ペレット層15−aを設け、その上を
ポリエチレンフィルム9などで覆って15〜20分程放
置する。 (ニ) ついで覆っていたポリエチレンフィルム9など
をめくり取ってそのまま2〜3分放置してから、当該成
形枠内より羊羹状、板状になったモルタル状ペレット層
15−aを取り出して加工用ベース1とする。その設け
た加工用ベースの任意の部位に、前記(ロ)で設けた注
型封入部(品)8の底面板24の外まわりサイズよりや
や小さくした穴20をナイフの先などで切り抜いてあ
け、ついで当該穴の片面より注型封入部(品)8を挿入
してから、電気鏝先12をその穴のまわりに当て底面板
24の外まわりとその穴20のまわりを加熱熔解着し
て、注型封入部(品)8が一体になっている加工用ベー
ス1を設け、その注型封入部(品)以外の表面全体を加
熱彫刻部位5とする。 (ホ) 設けた加熱彫刻部位5の表面層に電気鏝先12
を当て加熱彫刻してその断面が凹凸立体状の図柄13を
設ける。ついで空気乾燥性の不飽和ポリエステル樹脂6
−aを混合して粘度を調整し常温で硬化する様に調整し
たパテ状の不飽和ポリエステル樹脂26(以下単にパテ
状樹脂という)を、前記実施例(2)の(ニ)の円すい
状の袋21に入れて開口部を閉じその袋の先端を数mm
切断して、袋を持った手の指先で加圧しつつ切断口より
当該パテ状樹脂を紐状に絞り出しながら、加熱彫刻部位
5に設けた凹凸立体状の図柄13の上に画く様にして、
任意の立体状のパテ状樹脂図柄27を設ける。 (ヘ) 設けた立体状のパテ状樹脂図柄27が硬化する
間に、前記(ロ)で設けた注型封入部(品)8の底面に
設けたアクリル樹脂の底面板24の表面側の間合い面
に、電気鏝先12で加熱彫刻して凹凸立体状の図柄13
を設ける。 (ト) 立体状のパテ状樹脂図柄26が硬化して来たと
き、加工用ベース1の表面に設けた凹凸立体状の図柄1
3を任意の色に着色し、ついで当該パテ状樹脂図柄を金
色など任意の色に着色して、加飾物17を任意の部位に
接着剤を介して貼着して仕上げ、裏面など任意の部位に
止め具を付着して装飾製品とする。
【0006】
【発明の効果】
(イ) 任意の部位に被封入物2を透明な合成樹脂6で
封入するための開口中空枠部位3とその外縁に加熱彫刻
部位5を設けた、透明な合成樹脂で成形した加工用ベー
ス1を設け、注型封入部(品)8を一体的に加工しその
外縁の加熱彫刻部位5面に合成樹脂を介して設けたペレ
ット層11に加熱彫刻による凹凸立体状の図柄13を設
け、その任意の部位にモルタル状ペレット15を塗布し
て電気鏝先12を当て発泡膨張した図柄層16を設ける
ことを特徴とする加工法によって、従来の手作りや市販
の装飾製品にはなかったオリジナルな製品の手作りが出
来るようになった。 (ロ) 透明な合成樹脂で任意の形状サイズに成形した
透明枠18を設け、当該透明枠の中に被封入物2を透明
な合成樹脂で封入して注型封入部(品)8を設けてか
ら、合成樹脂板を電気鏝先12で切断して任意の形状の
加工用ベース1を設け、その加工用ベースの片面の任意
の部位に注型封入部(品)8を加熱熔解着して、注型封
入部(品)8が一体的になった加工用ベース1を設け
る。設けた加工用ベース1の加熱彫刻部位5にモルタル
状ペレット15を塗布して電気鏝先12を当て発泡膨張
した図柄層16を設ける。ついで円すい状の袋21の中
にモルタル状ペレット15を設け当該袋の切断口より絞
り出す様にして、図柄層16の上に任意の紐状のモルタ
ル状ペレット図柄22を設けることを特徴とする加工法
によって、従来の手作りや市販の装飾製品にはなかっ
た、オリジナルな手作り製品が出来るようになった。 (ハ) 成形枠23を設けて当該枠内にペレット10を
散入して溶剤14と混合してペレット10のみによる加
工用ベース1を設け、その加工用ベースの任意の部位に
注型封入部(品)8を加熱熔解着して加工用ベース1を
設け、その加熱彫刻部位5に凹凸立体状の図柄13を設
けその上にパテ状樹脂26を円すい状の袋21の切断口
より紐状に絞り出しながら、立体状のパテ状樹脂図柄2
7を設けることを特徴とする加工法によって、従来の手
作りや市販の装飾製品にはなかった、オリジナルな手作
り製品が出来る様になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1の実施例の平面、断面、斜視図。
【図2】 請求項2の実施例の平面、断面、斜視図。
【図3】 請求項3の実施例の平面、断面、斜視図。
【符号の説明】
1は加工用ベース。 2は被封入
物。2−aは乾燥花。 3は開口
中空枠部。4は溝状の縁枠。
5は加熱彫刻部位。6は透明な合成樹脂。
6−aは透明なポリエステル樹脂。7は着色合
成樹脂。 8は注型封入部
(品)。9はポリエチレンなど樹脂フィルム。 1
0は樹脂ペレット。11はペレット層。
12は電気鏝先。13は凹凸立体状のペレット
の図柄。 14は溶剤。14−aは混合溶剤。
15はモルタル状ペレット。15−a
はモルタル状ペレット層 16は膨張した図柄層。 17は加飾
物 18は透明枠。 19は縁
枠。20は穴。 21は
円すい状の袋。22は紐状のモルタル状ペレット図柄。
23は成形枠。24は底面板。
25は合成樹脂シート(板) 26はパテ状の樹脂。 27はパテ
状樹脂の図柄。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年6月19日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 加熱彫刻によって、樹脂ペレットと注
型封入部品を一体的に仕上げた装飾品とその作り方。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ) 透明な合成樹脂で任意の形状サイ
    ズに成形した装飾品用の加工用ベース1を設ける。当該
    加工用ベースは、乾燥花、岩石鉱物、昆虫、天然貝片、
    着色した和紙や繊維などの被封入物2を透明な合成樹脂
    6で封入した、注型封入部(品)8を設けるための任意
    の形状サイズの開口中空枠部位3を 縁枠4を設け、その外縁が任意の形状サイズの加熱彫刻
    部位5になっている。 (ロ) 設けた加工用ベース1をその開口中空枠部位3
    を上向きにして油脂粘土などを介して水平に設置してか
    ら、被封入物2の種類サイズによって常温で硬化する様
    に調整した透明な合成樹脂6を、当該開口中空枠部位の
    深さの9/10程に1〜3回に分けて注入し、その中に
    被封入物2を表側より透視する部位を下向きにして配置
    挿入する。 (ハ) 開口中空枠部位3に注入した透明な合成樹脂6
    が流動性がなくなる程に硬化して来たとき、配置した被
    封入物2の背景色とするために、常温で硬化する様に調
    整した着色合成樹脂7を、当該開口中空枠部位の開口面
    一杯になる様に注入硬化させて、注型封入部(品)8を
    設ける。 (ニ) 注型封入部(品)8を設けてから、平面上に開
    いたポリエチレンシート9などの上に当該加工用ベース
    を反転して水平に置き、前記(ロ)と同様に調整した透
    明な合成樹脂6を筆先などにとって、加熱彫刻部位5全
    面にその縁まわりより垂れ流れない程に塗布してから、
    当該合成樹脂が流動性がなくなる程に硬化しない間に、
    合成樹脂ペレット10(以下単にペレットという)を、
    その塗布した合成樹脂面全体が覆いかくれて見えなくな
    る程にふりかけて、ペレット層11を設ける。 (ホ) ペレット層11を設けてから、その加工用ベー
    ス1面に塗布した透明な合成樹脂6が硬化して来たと
    き、当該ペレット層のうちその透明な合成樹脂面に接着
    していないペレット10を、ポリエチレンシート9面に
    払い落としてから、その透明な合成樹脂面に接着してい
    るペレット層11の上から電気鏝先12をあて加熱彫刻
    をしながら、任意のその断面が凹凸立体状のペレット図
    柄13を設ける。 (ヘ) ついで合成樹脂製カップの中で、容量でペレッ
    ト10が100に対して溶剤14を30〜90の割合で
    混合してモルタル状ペレット15を設け、それを平筆な
    どにとって凹凸立体状の図柄13面の任意の部位に塗布
    する。 (ト) 塗布したモルタル状ペレットの表面が指先など
    に付着しない程に乾いた てながら加熱発泡しつつ彫刻して、その断面が凹凸立体
    状に発泡膨張した図柄層16を設ける。 (チ) ついで当該加工用ベースの加熱彫刻部位5に設
    けた凹凸立体状の図柄13や膨張した図柄層16の全面
    を任意の色に着色してから、溝状の縁枠4にボールチェ
    ンやガラスなどのダイヤカットレーンなどの加飾物17
    を接着剤を介して接着して仕上げ、裏面など任意の部位
    に止め具を付着して装飾製品とする。 以上の構成と手順を特徴とする、加熱彫刻によって、樹
    脂ペレットと注型封入部(品)を一体的に仕上げた装飾
    品とその作り方。
  2. 【請求項2】(イ) 任意の被封入物2を透明な合成樹
    脂に封入した注型品を設けるため、透明な合成樹脂で成
    形した透明枠18を設ける。当該透明枠は水平な底面の
    まわりに縁枠19を設けその内側面が開口中空枠部位3
    になっている。被封入物2の封入は、透明枠18の開口
    中空枠部位3を上向きにして油脂粘土などの上に水平に
    設置して、前記請求項1の(ロ)〜(ハ)の手順によっ
    て封入して注型封入部(品)8を設ける。 (ロ) ついで肉厚が0,5mm〜3mm程の合成樹脂
    板25を電気鏝先12で任意の形状サイズに切断して、
    加工用ベース1を設ける。設けた当該加工用ベースの片
    面の任意の部位に注型封入部(品)8の底面を密着する
    様に当て、その密着した底面の縁19の下端の外まわり
    に電気鏝先12を当てながら密着している加工用ベース
    1面と加熱熔解着して、注型封入部(品)8が一体的に
    熔解着した加工用ベース1−aを設け、その熔解着した
    注型封入部(品)から、縁まわりを加熱彫刻部位5とす
    る。 (ハ) 設けた加熱彫刻部位5面の任意の部位に、電気
    鏝先12で任意の形状サイズの上下貫通した切り込みや
    穴20を設けてから、当該加熱彫刻部位の全面に研磨紙
    などで粗面を付して、前記請求項1の(ヘ)の要領でモ
    ルタル状ペレット15を設け、それを平筆などにとって
    当該加熱彫刻部位の粗面上に塗布する。塗布したモルタ
    ル状ペレットの表面が指先などに付着しない程に乾燥し
    たとき、電気鏝先12を当てながら加熱発泡しつつ彫刻
    して凹凸立体状に発泡膨張した図柄層16を設ける。 (ニ) ついでポリエチレン樹脂などのフィルムで、開
    口したとき細長の円すい状の袋21を設け、当該袋の中
    に容量でペレット10が100に対し溶剤14を40〜
    80の割合で混入してから、指先で数分間軽く圧しもむ
    様にしつつ溶解混合をすすめ、袋内の空気を出して開口
    部を閉じる。閉じた袋の先端を数mmを切断して袋を持
    った手の指先で加圧しつつ先端の切断口よりモルタル状
    ペレット15を絞り出す様にして、発泡膨張した図柄層
    16の上に任意の紐状などのモルタル状ペレット15の
    図柄22を設ける。 (ホ) 設けた紐状のモルタル状ペレットの図柄2が、
    発泡膨張した図柄層16の上に付着して乾いて来たと
    き、これらの図柄や図柄層の全面を任意の色に着色して
    から、熔解着した注型封入部(品)8の下端まわりなど
    に任意の加飾物17を接着剤などを介して貼着配置して
    仕上げ、裏面など任意の部位に止め具を付着して装飾製
    品とする。 以上の構成と手順を特徴とする、加熱彫刻によって、樹
    脂ペレットと注型封入部(品)を一体的に仕上げた装飾
    品とその作り方。
  3. 【請求項3】(イ) モルタル状ペレット15を成形し
    て加工用ベース1−bを作るための成型 が円形、楕円形、ハート状形、四角形状、平らな帯状
    形、断面が半円状の紐状などの任意の形状サイズからな
    る、ポリエチレン樹脂などによる射出成形などによるも
    の、又は、アルミ箔などの片面に両面粘着テープを貼着
    してその上に和紙などを貼ったシートやボール紙の片面
    に粘着テープを貼って設ける。 (ロ) ついで注型封入部(品)8−aを設ける。当該
    注型封入部(品)は、前記請求項2の(イ)の注型封入
    部(品)8を、前記請求項1の(ロ)〜(ハ)の手順で
    設ける際、その被封入物2の背景色とする着色合成樹脂
    7を注入した上に、その底面の縁枠19まわりより数m
    m以上大きく裁断した肉厚が0,5〜1,0mmの合成
    樹脂板25を貼着して、その縁まわりに接した部位に加
    飾物17を接着剤を介して接着して設ける。 (ハ) ついで加工用ベース1を設ける。当該加工用ベ
    ースは、前記(イ)の装飾製品用の成形枠23を開口部
    位を上向きに平に設置して、その枠内にペレット10を
    散入して数mmの厚さのペレット層11を設けてから、
    その散入したペレットの容量の100に対し、溶剤14
    を容量で40〜80の割合で注入混合して平らなモルタ
    ル状ペレット15層を設け、その上をポリエチレンフィ
    ルム9などで覆い15〜20分程放置する。 (ニ) ついで覆った当該合成樹脂フィルムをめくり取
    ってそのまま2〜3分放置してから、当該成型枠内より
    板状になったそのモルタル状ペレット層を取り出して、
    モルタル状ペレット15で成形した加工用ベース1を設
    ける。設けた当該加工用ベースの任意の部位に、前記
    (ロで設けた注型封入部(品)8の合成樹脂シート25
    の外まわりサイズより数mm小さくした穴20を、ナイ
    フの先などで切り抜いてあけ、ついで当該穴の片面より
    注型封入部(品)8を挿入して、電気鏝先12をその穴
    のまわりに接している合成樹脂シート25面に当てて、
    当該加工用ベースの穴のまわりと加熱熔解着して、注型
    封入部(品)が一体的に熔解着した加工用ベース1を設
    け、その熔解着した注型封入部(品)以外の表面層全体
    を加熱彫刻部位5とする。 (ホ) ついで加熱彫刻部位5の表面層に電気鏝先12
    を当て加熱彫刻しながら、その断面が凹凸立体状の図柄
    13を設ける。その設けた凹凸立体状の図柄の上に、容
    器のノズルや円すい状の袋の口より絞り出した際、紐状
    などの立体状を保ちつつ常温にて乾燥するか、又は硬化
    する様に調整したパテ状の合成樹脂26もって、紐状な
    どの立体状に構成された任意の図柄27を設ける。(以
    下単にパテ状樹脂図柄という) (ヘ) 設けたパテ状樹脂図柄27が乾燥又は硬化する
    間に、前記(ロ)で設けた注型封入部(品)8の底面の
    縁枠19まわりに設けた合成樹脂板25の表面側の合間
    面に、電気鏝先12で加熱彫刻して凹凸立体状の図柄1
    3などを設ける。 (ト) ついでパテ状樹脂図柄27が硬化してきたと
    き、加工用ベース1の表面に設けた断面が凹凸立体状の
    図柄13の全体を任意の色に着色し、ついで当該パテ状
    樹脂図柄を金色など任意の色に着色して、任意の加飾物
    17を任意の部位に接着剤を介して配置貼着して仕上
    げ、裏面など任意の部位に止め具を付着して装飾製品と
    する。 以上の構成と手順を特徴とする、加熱彫刻によって、樹
    脂ペレットと注型封入部(品)を一体的に仕上げた装飾
    品とその作り方。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2391789A (en) * 2002-08-17 2004-02-18 Antony Martyn Shepherd A modular item of jewellery
JP2009022494A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Maho Sato 装飾品の製作方法及びその装飾品
KR200458362Y1 (ko) * 2009-04-13 2012-02-15 배진우 다목적 수석

Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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GB2391789B (en) * 2002-08-17 2006-03-22 Antony Martyn Shepherd Jewellery
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