JPH09226222A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH09226222A
JPH09226222A JP8036005A JP3600596A JPH09226222A JP H09226222 A JPH09226222 A JP H09226222A JP 8036005 A JP8036005 A JP 8036005A JP 3600596 A JP3600596 A JP 3600596A JP H09226222 A JPH09226222 A JP H09226222A
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JP
Japan
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film
image forming
ink
winding
forming apparatus
Prior art date
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Pending
Application number
JP8036005A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Toyama
徹也 遠山
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Publication of JPH09226222A publication Critical patent/JPH09226222A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ランニングコストが安く、微妙な調整を必要と
せずとも形成精度が高く、しかも、画像の大きさにかか
わりなく、画像形成を行えるようにする。 【解決手段】熱または光可塑性の長尺状フィルム33を
搬送しながら、搬送方向上流側で、長尺状フィルム33
に熱または光により穿孔画像を形成し、かつ、搬送方向
下流側で、形成された穿孔画像を介して記録紙A上にイ
ンクを塗布することで、記録紙Aに画像を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パソコン、ワープ
ロ等において画像や印字の出力に用いられる画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、フィルムを用いた画像形成装
置としては、ベースフィルム上にインクが塗布されたリ
ボンテープを用いたサーマルプリンタがある。これは、
サーマルヘッドを構成する加熱素子を加熱(電圧印加)
したうえで、このサーマルヘッドによってリボンテープ
を記録紙に押圧することで、加熱素子の加熱状態に応じ
てリボンテープ上のインク成分を記録紙に転写するもの
である。
【0003】また、フィルムを用いた他の画像形成装置
としては、特開昭54―33117号に開示されたもの
がある。この画像形成装置は、延伸された熱可塑性フィ
ルムをマトリクス状の発熱素子によって加熱すること
で、熱可塑性フィルムに穿孔を形成し、そのうえで、穿
孔形成した熱可塑性フィルム上にインクを塗布すること
で、穿孔に応じた画像を記録紙上に転写するものであ
る。
【0004】このような画像形成装置を応用したものと
しては、プリントゴッコ(登録商標)および、リソグラ
フ(登録商標)と呼ばれるものがある。これは、光の熱
を利用して、熱可塑性フィルム上に穿孔を形成した後、
穿孔形成した熱可塑性フィルムを、別途用意した印刷用
具に装着して熱可塑性フィルム上にインクを塗布するこ
とにより、穿孔に応じた画像を記録紙に転写するもので
ある。
【0005】また、プリントゴッコCDマスター(登録
商標)と呼ばれるものがある。これは、サーマルプリン
タを利用して熱可塑性フィルム上に穿孔を形成し、さら
に穿孔形成した熱可塑性フィルムを別途用意した印刷用
具に装着したうえでインクを塗布することにより画像を
記録紙上に転写するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の画像形
成装置には次のような課題があった。
【0007】サーマルプリンタの課題 フィルム表面にインク層を形成したリボンテープを用い
ているので、リボンテープのフィルム厚が厚くなってい
た。そのため、リボンテープを収納する容積が大きくな
り、これによりプリンタ内という限られた空間内に収納
可能なリボンテープのテープ容量を増大させることがで
きなくなっていた。リボンテープのテープ容量増減は画
像形成に必要なランニングコストに直接的につながって
おり、リボンテープのテープ容量を増大させることがで
きないサーマルプリンタでは、その分、ランニングコス
トを抑えることが構造的に困難であった。
【0008】また、テープとインク層とが―体となった
リボンテープを用いているので、精密な画像を形成する
ためには、リボンテープと記録紙との接着性および剥離
性を高精度に制御する必要があった。このような接着
性、剥離性の制御はインクを構成する成分の選定とか成
分比の調整等により行われるが、このような調整を行う
分、リボンテープのコストが高くなって、ランニングコ
ストを押し上げていた。
【0009】さらには、リボンテープでは、裏移り、す
なわち、巻回されている初期状態のリボンテープにおい
て、下層側に位置するテープのインク層が上層側に位置
するテープの裏面に貼着して、もとのテープ面から剥が
れてしまうことがある。このような裏移りが発生する
と、正常な画像形成が行えないばかりか、裏移りしたイ
ンク層が印字ヘッドに貼着してしまって、印字ヘッドの
故障の要因となっていた。
【0010】さらにまた、画像形成時には、リボンテー
プと記録紙とを微小な隙間を空けて対峙させた状態で、
リボンテープを記録紙に対して相対移動させる必要があ
る。そのため、画像形成時に、リボンテープが記録紙に
わずかでも接触すると、リボンテープのインクが記録紙
に不用意に乗ってしまって画像形成時の傷となってい
た。
【0011】また、サーマルヘッドを構成する加熱素子
が記録紙に対して均等に押圧できない場合には印刷の濃
度ムラ、印刷欠け等の問題が生じるため、リボンテープ
や記録紙に対するサーマルヘッドの密着性を高める必要
がある。一方、サーマルヘッドの押圧力を高めると、ヘ
ッドの摩擦が増えるばかりか、画像形成後、記録紙上に
ヘッド走行跡が残ってしまう等の問題がある。そのた
め、サーマルヘッドの押圧力の調整が非常に難しかっ
た。
【0012】さらには、リボンテープは再利用が不可能
であるので、その分でもランニングコストが高くなって
いた。
【0013】穿孔形成を利用した画像形成装置の課題 葉書等に対してイラストや図形の画像を形成することに
は適しているものの、その画像の大きさが限定されてい
るうえに、連続した文章等の画像形成(印刷)には応用
することができなかった。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を解決するた
めに、本発明においては、次のような手段によって上述
した課題の解決を達成している。
【0015】請求項1に係る本発明では、熱または光可
塑性の長尺状フィルムを搬送しながら、搬送方向上流側
で、前記長尺状フィルムに熱または光により穿孔画像を
形成し、かつ、搬送方向下流側で、前記穿孔画像を介し
て記録紙上にインクを塗布するようにして、上述した課
題を解決している。
【0016】請求項2に係る本発明では、請求項1に係
る本発明において、熱または光可塑性の長尺状フィルム
が巻回された巻回部と、巻回部に巻回された長尺状フィ
ルムを巻き取る回収部とを有するフィルム収納手段と、
前記フィルム収納手段を、前記長尺状フィルムのフィル
ム面を記録紙の紙面に対して対向配置させた状態で着脱
自在に保持する保持手段と、前記保持手段を前記記録紙
の紙面と平行に相対移動させる移動手段と、前記保持手
段によって保持されたフィルム収納手段の前記回収部お
よび/または前記巻回部に、フィルム巻き取り駆動力を
付与する駆動力付与手段と、前記回収部に向けて巻き取
り途中の前記長尺状フィルムに熱または光により穿孔画
像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段より巻
き取り方向下流側に設けられて、前記穿孔画像を介して
記録紙上にインクを塗布するインク塗布手段とを有し
て、上述した課題を解決している。
【0017】請求項3に係る本発明では、請求項2に係
る本発明において、前記駆動力付与手段を、前記回収部
および/または前記巻回部に対して、長尺状フィルムの
巻き取り方向正逆方向いずれの方向にも駆動力を付与す
るものとすることで、上述した解決を解決している。
【0018】請求項4に係る本発明では、請求項2また
は3記載の本発明において、前記インク塗布手段を、色
毎または、濃淡毎に複数備えることで、上述した課題を
解決している。
【0019】請求項5に係る本発明では、請求項2ない
し4いずれか記載の本発明において、画像形成手段を長
尺状フィルムにフィルム位置特定用穿孔を形成するもの
とし、かつ前記フィルム位置特定用穿孔を検出する検出
手段をさらに備えることで、上述した課題を解決してい
る。
【0020】請求項6に係る本発明では、請求項2ない
し5いずれか記載の本発明において、前記駆動力付与手
段のフィルム巻き取り速度を変動可能に構成すること
で、上述した課題を解決している。
【0021】請求項7に係る本発明では、請求項2ない
し6いずれか記載の本発明において、前記移動手段の保
持手段移動速度を変動可能に構成することで、上述した
課題を解決している。
【0022】請求項8に係る本発明では、請求項2ない
し7のいずれか記載の本発明において、インク塗布を行
わない場合に前記インク塗布手段を記録紙から離間させ
る離間手段と、前記インク塗布手段の記録紙離間時、イ
ンク塗布手段の塗布先端部を覆う遮蔽手段とをさらに備
えることで、上述した課題を解決している。
【0023】
【実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図面を参
照して説明する。図1は本発明の一実施の形態である画
像形成装置の全体構成図であり、図2はその内部構造図
である。
【0024】この画像形成装置1は、記録紙Aが巻き付
けられるとともに、記録紙Aが巻き付けられるプラテン
ローラ2と、後述する熱可塑性フィルムカセット3が着
脱可能に取り付けられるキャリッジユニット4とを備え
ている。プラテンローラ2はプラテン駆動機構5により
駆動されて記録紙Aを搬送するようになっている。キャ
リッジユニット4は、キャリッジモータ6により回転す
るベルト7に一体に取り付けられており、ベルト7の回
転により、プラテンローラ2の軸心に対して平行に移動
可能に設けられている。なお、図中、符号8はキャリッ
ジユニット4をプラテンローラ2の軸心に沿って移動可
能に支持するガイド棒であり、9はプラテンローラ2に
印刷用紙Aを供給する給紙部であり、10はプラテンロ
ーラ2の回転位置調整つまみであり、11は画像形成装
置1の動作制御用のスイッチ部である。
【0025】キャリッジユニット4は図3,図4に示す
ように、熱可塑性フィルムユニット3を載置するユニッ
ト台12を有している。ユニット台12には巻回リール
13と巻き取りリール14とが垂設されている。これら
リール13,14はユニット台12上に並列に配置され
ており、ユニット台12の下面側に取り付けられた巻き
戻しモータ15と巻き取りモータ16とによってそれぞ
れ回転駆動されるようになっている。これらモータ1
5,16は、ユニット台12に対して平行に取り付けら
れた取付板17に固定されている。また、モータ15,
16は、ギア部18Aないし18Bを介して巻回リール
13ないし巻き取りリール14を駆動している。
【0026】また、プラテンローラ2側に位置するキャ
リッジユニット4の端部にはベース板20と受け板29
とが設けられている。ベース板20はユニット台12の
下方に設けられており、ユニット台12と平行に配置さ
れている。ベース板20の巻き取りリール4側に位置す
る端部20aは支持軸21を介して回動自在に取付板1
7に支持されている。支持軸21はギア部22を介して
回動モータ23に連結されており、ベース板20は回動
モータ23の駆動を受けて回動するようになっている。
回動モータ23は取付板17に固定されている。
【0027】このようにして取り付けられたベース板2
0にはサーマルヘッド部24とインク塗布部25とが取
り付けられている。サーマルヘッド部24はベース板2
0の幅方向中央部に設けられている。インク塗布部25
はベース板20の回動先端側(巻き取りリール側)に位
置する端部20bに設けられている。
【0028】サーマルヘッド部24は熱可塑性フィルム
ユニット3に収納された熱可塑性フィルム33に穿孔を
形成するものであって、そのヘッド24aをプラテンロ
ーラ2側にしてベース板20に取り付けられている。な
お、サーマルヘッド部24の構成は基本的にはサーマル
プリンタに用いられるものと同様である。
【0029】受け板29はサーマルヘッド部24とプラ
テンローラ2との間にあって、キャリッジユニット4上
に立設されており、ヘッド24aを受け止める役目をし
ている。
【0030】インク塗布部25は図5に示すように、ケ
ース26の内部に塗布ローラ27と、インク吸収体28
とを収納して構成されている。塗布ローラ27はその軸
心を垂直にして回転自在にケース26に支持されてお
り、塗布ローラ27の周面27aの一部分はケース26
の開口部26aから突出している。インク吸収体28は
スポンジないしフェルトのブロックにインクを吸収して
構成されており、塗布ローラ27の径方向において、開
口部26aと対向する位置にあって、図示しない隔壁を
介して、塗布ローラ27に当接している。インクは前記
した隔壁に設けた穴を通って塗布ローラ27の周面に供
給されるようになっている。インクとしてはインクジェ
ットプリンタに使用される染料系や顔料系のインクが適
している。このようにして構成されるインク塗布部25
が開口部26aをプラテンローラ2側にしてベース板2
0に垂設されている。
【0031】また、サーマルヘッド部24と受け板29
とには穿孔マーク読み取り部36が設けられている。穿
孔マーク読み取り部36は、サーマルヘッド部24に設
けられた発光センサ36aと、受け板39に設けられた
受光センサ36bとからなっている。発光センサ36a
はヘッド部24aよりインク塗布部25側にあって、受
け板29に対向して設けられている。受光センサ36b
は発光センサ36aに対向して設けられている。
【0032】なお、この実施の形態では、サーマルヘッ
ド部24とインク塗布部25とを同一のベース板20に
取り付けていたが、それぞれ個別にベース板を設けて取
り付けてもよい。
【0033】熱可塑性フィルムユニット3は、図6に示
すように、ケース30内に巻回軸31と巻き取り軸32
とを有して構成されている。これら軸31,32の離間
間隔は巻回リール13と巻き取りリール14との離間間
隔と同一になっている。また。巻回軸31と巻き取り軸
32とは筒状をしており、それぞれ巻回リール13や巻
き取りリール14と回転一体に嵌合するようなってい
る。そして、巻回軸31には、長尺状をした熱可塑性フ
ィルム33が巻回されており、さらには、この熱可塑性
フィルム33の先端が巻き取り軸32に連結されてい
る。このようにして巻回軸31と巻き取り軸31との間
にわたって配設された熱可塑性フィルム33の中途部は
ガイドローラ34によってケース30の側面30aまで
引き出されている。ケース側面30aには、熱可塑性フ
ィルム33を露出させる開口部35が設けられている。
【0034】熱可塑性フィルムユニット3は、次のよう
にして、キャリッジユニット4に取り付けられる。すな
わち、巻回リール13に巻回軸31を、巻き取りリール
14に巻き取り軸32を、それぞれ嵌合させることで、
熱可塑性フィルムユニット3をキャリッジユニット4に
着脱自在に取り付ける。このとき、サーマルヘッド24
と受け板29との間に、開口部35に露出している熱可
塑性フィルム33を通すようにする。
【0035】次に、この画像形成装置1の回路構成を図
7を参照して説明する。画像形成装置1は、外部から印
字データ等の画像データを受信する画像データ受信部4
0と、受信した画像データを記憶するための受信バッフ
ァ41と、受信バッファ41で記憶している画像データ
から変換された印字データを記憶する印字メモリ42
と、穿孔マーク読み取り部36で読み取った熱可塑性フ
ィルム33上の穿孔マークGの位置を位置番号として取
り出す穿孔マーク取り出し部43と、穿孔マーク取り出
し部43で取り出した穿孔マークGの位置番号の管理を
行う穿孔像位置管理カウンタ44と、各モータ6,1
5,16,23を駆動するモータドライバ45と、サー
マルヘッド部24を駆動するヘッド通電ドライバ46
と、印字フォントデータや制御を行うための制御ソフト
が格納されている制御ソフト格納部47と、キャリッジ
ユニット4の印字原点位置を検知するキャリッジ原点検
知部48と、回路全体の制御を行うCPU49とから構
成されている。
【0036】次にこの画像形成装置1の動作を説明す
る。
【0037】まず、この画像形成装置の動作の概略を説
明する。すなわち、図示されていないホストコンピュー
タまたは、ワープロ等の印字指示手段から画像または印
字データが画像データ受信部40に送信されると、CP
U49はその受信データを画像データ受信部40を介し
て―旦受信バッファ41に記憶させる。
【0038】そして、CPU49は、制御ソフト格納部
47に格納されている指示内容を読み出し、受信バッフ
ァ41に記憶されている受信データをシリアル印字に最
適な順序および構成に編集したうえで、印字メモリ42
に記憶させる。
【0039】次に、CPU49は、印字メモリ42に記
憶している印字データをヘッド通電ドライバ46に転送
する。ヘッド通電ドライバでは、転送された印字データ
に基づいて、ヘッド部24aへの通電を制御する。
【0040】このとき、同時に、CPU49は、モータ
ドライバ45に動作指令を出しており、モータドライバ
45は、その動作指令に基づいて各モータ6,15,1
6,23に通電する。これにより、熱可塑性フィルムユ
ニット3のフィルム33は送り出されてヘッド部24a
によって穿孔が形成され、さらに、穿孔が形成されたフ
ィルム33に対してインク塗布部25からインクが供給
されることで、記録紙Aに印字が行われる。
【0041】また、このとき、サーマルヘッド24は、
一定間隔毎に穿孔マークGを形成する。この穿孔マーク
Gは穿孔マーク読み取り部36によって読み取られて、
その読み取り情報は穿孔マーク取り出し部43に入力さ
れる。そして、ここで、穿孔マークGの位置を位置番号
として取り出される。穿孔マークGの位置番号は穿孔位
置管理カウンタ44でカウントされたうえで記憶され
る。この位置番号は次のようにして利用される。すなわ
ち、同一文章等が繰り返し出てくる文章等を印字する場
合等において、同一文章が繰り返し出てきたことを示す
指令が、ホストコンピュータまたはワープロ等の印字指
示手段から送られてくると、CPU49は、繰り返し出
できた文章に相当する穿孔画像形成位置まで、熱可塑性
フィルムユニット3を巻き戻す。その際、穿孔マーク読
み取り部36によって巻き戻し位置を正確に検出する。
そして、その文章を、上述したのと同様の画像形成動作
により、印字する。このようにすることで、熱可塑性フ
ィルム33の無駄な使用を無くす。
【0042】次に、画像形成動作についてさらに詳細に
説明する。まず、キャリッジユニット4に熱可塑性フィ
ルムユニット3を取り付けるとともに、プラテンローラ
2に記録紙Aを装填しておく。この状態で、CPU49
から印字指令が送られると、モータドライバ45はベル
ト7を介してキャリッジユニット4を、印刷開始位置
(プラテンローラ2の左端)まで移動させる。キャリッ
ジユニット4が印刷開始位置に達したことを、キャリッ
ジ原点検知部48が図示しない位置検出センサを用いて
検知すると、CPU49は、モータドライバ45とヘッ
ド通電ドライバ46とに印刷開始指令を出す。印刷開始
指令を受けたモータドライバ45はキャリッジモータ6
に搬送指令を、巻き取りモータ16に巻き取り指令を、
回動モータ23に正回動指令をそれぞれ出す。すると、
回動モータ23は、ヘッド24aと塗布ローラ27とが
熱可塑性フィルム33に当接する位置まで、ベース板2
0を図中、右方向に回動させる。また、巻き取りモータ
16は印字速度に応じて巻き取りリール14を駆動して
熱可塑性フィルム33の巻き取りを開始する。さらに
は、キャリッジモータ6は図中、印字方向(図中右回
り)に向けて印字速度に応じてキャリッジユニット4の
搬送を始める。
【0043】このときのサーマルヘッド24、インク塗
布部25、および熱可塑性フィルム33の状態を図8,
9に示す。塗布ローラ27は、ベース板20の回動動作
によって熱可塑性フィルム33を開口部35からプラテ
ンローラ2側に押しやっており、これによって塗布ロー
ラ27は熱可塑性フィルム33を挟んでプラテンローラ
2上の記録紙Aに若干圧接することになる。一方、ヘッ
ド24aは、熱可塑性フィルム33を挟んだ状態で受け
板29に若干圧接することになる。
【0044】このとき、同時に、ヘッド24aにはヘッ
ド通電ドライバ46から印字データに応じた通電指令が
送られており、ヘッド24aは、この通電指令に応じて
発熱することで、熱可塑性フィルム33に印字データに
応じた穿孔を形成する。形成された穿孔は、熱可塑性フ
ィルム33の搬送によって塗布ローラ27側に移動して
いく。
【0045】このとき、熱可塑性フィルム33の搬送に
よる摩擦で塗布ローラ27は回転しており、インク吸収
体28からインクが供給されている塗布ローラ周面27
aのインクが熱可塑性フィルム33の裏面に付着する。
しかしながら、熱可塑性フィルム33に穿孔が形成され
ていないと、インクが熱可塑性フィルム33を通って記
録紙Aに付着することはない。
【0046】一方、穿孔が形成される熱可塑性フィルム
33の領域が塗布ローラ27に達すると、インク吸収体
28から塗布ローラ27の周面27aに供給されている
インクが穿孔を通じて、記録紙Aに転写される。これに
よって記録紙A上に印字データに応じた画像(文字等)
が形成されることになる。
【0047】印字動作を終了した熱可塑性フィルム33
の領域は、熱可塑性フィルム33の巻き取り動作に応じ
て、巻き取り軸32側に巻き取られ、これと同時に、次
の印字データを基にした穿孔形成領域が塗布ローラ27
上に搬送されてくる。また、このとき、熱可塑性フィル
ムユニット3はキャリッジユニット4の搬送に伴って、
記録紙Aに対して相対移動しており、塗布ローラ27に
は記録紙A上の次の印字位置が当接する。そのため、引
き続いて、次の画像データを構成する穿孔が塗布ローラ
27に当接して、その画像を記録紙A上の次の印字位置
に転写する。このような動作を繰り返すことで、記録紙
Aに画像(文字)を印刷する。
【0048】次に、同一の文章等の画像データを繰り返
し、画像形成する場合を説明する。上述したように、サ
ーマルヘッド24は、一定間隔毎に穿孔マークGを形成
している。この穿孔マークGの熱可塑性フィルム33上
での形成領域GEは図10に示すように、印字領域IE
とは異なる領域に設定されている。この穿孔マークGは
穿孔マーク読み取り部36によって読み取られて、その
読み取り情報は穿孔マーク取り出し部43に入力され
て、ここで、穿孔マークGの位置を位置番号として取り
出される。穿孔マークGの位置番号は穿孔位置管理カウ
ンタ44でカウントされたうえで記憶される。そして、
同一文章等が繰り返し出てくる文章等を印字する場合等
において、同一文章が繰り返し出てきたことを示す指令
が、ホストコンピュータまたはワープロ等の印字指示手
段から送られてくると、CPU49は、繰り返し印字す
る文章に相当する穿孔画像形成位置まで、熱可塑性フィ
ルム33を巻き戻す指令を出す。
【0049】熱可塑性フィルム33を巻き戻す指令を受
けたモータドライバ45は、回動モータ23を逆回動さ
せる。これにより、ベース板20は逆方向(図中左回
り)に回動して、ヘッド24aと塗布ローラ27とを熱
可塑性フィルム33から離間させる。その後、モータド
ライバ45は巻き戻しモータ15を駆動して、熱可塑性
フィルム33を巻き戻す。その際、穿孔マーク読み取り
部36によって巻き戻し位置を検出する。
【0050】穿孔像位置管理カウンタ44では、穿孔マ
ーク読み取り部36で検出した穿孔マークGの位置番号
(穿孔マーク取り出し部43で取り出される)の数をカ
ウントして巻き戻し位置を計算する。そして、繰り返し
印字する文章に相当する熱可塑性フィルム33の領域に
達したことを穿孔像位置管理カウンタ44が検出する
と、そのことをCPU49に知らせる。すると、CPU
49では、モータドライバ45を介して、巻き戻しモー
タ15の駆動を停止し、繰り返し印字の指令をモータド
ライバ45に出す。繰り返し印字の指令を受けたモータ
ドライバ45では、回動モータ23と巻き取りモータ1
6と、キャリッジモータ6とを繰り返し印字に応じた動
作をさせる。
【0051】繰り返し印字に応じた動作とは次のような
動作である。すなわち、回動モータ23は正回動して、
塗布ローラ27を熱可塑性フィルム33および記録紙に
当接させる。巻き取りモータ16は熱可塑性フィルム3
3の巻き取り駆動する。キャリッジモータ6は、キャリ
ッジユニット4を印字方向に搬送する。このとき、繰り
返し印字であるので、ヘッド24aは、熱可塑性フィル
ム33に対して穿孔を形成することはない。
【0052】このようにして、繰り返し印字を行い、繰
り返し印字が終了したことを、穿孔像位置管理カウンタ
44が検知して、そのことをCPU49に知らせると、
CPU49は、繰り返し印字動作を停止する。
【0053】ところで、この画像形成装置1では、塗布
ローラ27は常時外気に晒されたままとなっており、塗
布ローラ27に異物が混入しやすく、また、インクが蒸
発しやすくなっている。そこで、図11に示すようなシ
ャッタ機構60を設けることにより異物の混入やインク
の蒸発を防止して、インクの安定した補給とインクの補
充間隔の延長を行うことができる。このシャッタ機構6
0はケース26の開口部26aを覆うカバー61と作用
棒62とを備えている。カバー61は開口部26aを覆
うカバー本体61aと、カバー本体61の上下端から水
平に延出する支持片61bとを備えている。そして、支
持片61b,61bをケース26の上下面にそれぞれ回
動自在に取り付けており、これによって、カバー61
は、開口部26aを開閉自在に回動できるようになって
いる。作用棒62は一端がをカバー61に連結され、他
端がキャリッジユニット4に連結されている。
【0054】そして、インク塗布部25が熱可塑性フィ
ルム33に当接する位置に移動する(ベース板20が正
回動する)と、カバー61は作用棒62によって引っ張
られて開口部26aを開放するように回動する。一方、
インク塗布部25が熱可塑性フィルム33から離間する
方向に移動する(ベース板20が逆回動する)と、カバ
ー61は作用棒62によって押し戻されて、開口部26
aを閉鎖するように回動する。これにより、塗布ローラ
27は、印字動作時のみ、露出するようになって、異物
の混入とインクの蒸発とが防止される。
【0055】このように構成された画像形成装置1にお
いては、熱可塑性フィルム33にインク層を形成する必
要がないので、熱可塑性フィルム33の厚さを、サーマ
ルプリンタで用いるリボンテーブに比べて約1/2まで
薄くすることができる。
【0056】また、熱可塑性フィルム33とインクとを
分離して設けることができるので、従来のリボンテープ
で問題となっていた記録紙Aとの接着性や剥離性、裏移
り、リボンテープ走行時の傷といった問題が発生しな
い。
【0057】さらには、ヘッド24aは直接記録紙Aに
接触しないので、ヘッドが記録紙Aに接することで生じ
ていた印刷の濃度ムラ、印刷欠け等の問題が生じなくな
った。
【0058】インクを円筒体である塗布ローラ27を介
して熱可塑性フィルム33に供給するので、塗布ローラ
27と熱可塑性フィルム33との摩擦を低減することが
可能となり、安定したインク供給ができる。
【0059】また、この画像形成装置1では、キャリッ
ジユニット4の搬送速度と熱可塑性フィルム33の巻き
取り速度とをの個別に変動させることができるので、次
のような動作が可能となっている。すなわち、熱可塑性
フィルム33の巻き取り速度に比してキャリッジユニッ
ト4の搬送速度を相対的に速くすることで、簡単に横長
印刷を行うことができる。反対に、熱可塑性フィルム3
3の巻き取り速度に比してキャリッジユニット4の搬送
速度を相対的に遅くすることで簡単に横幅縮小印刷を行
うことができる。また、下書き印刷のような場合は、横
幅縮小した穿孔像を熱可塑性フィルム33に作成してお
いたうえで、熱可塑性フィルム33の搬送速度を通常よ
り遅くすることで、若干印刷精度は粗くなるものの、ほ
ぼ同様の画像形成を行うこができる。このようにして画
像形成を行うと、熱可塑性フィルム33の消費が少なく
なり、ランニングコストの低減が可能となる。
【0060】上記した実施の形態では、サーマルヘッド
24によって熱可塑性フィルム33に穿孔を形成してい
たが、光可塑性フィルムを用い、この光可塑性フィルム
に対してLEDヘッドのレーザ光で穿孔を形成してもよ
い。
【0061】次に、カラー印字を可能にした実施の形態
を、図12、図13を参照して説明する。この画像形成
装置70の基本的な構成は上述した画像形成装置1と同
様であるので、同一ないし同様の部分には同一の符号を
付して、それらに付いての詳細な説明は省略する。この
画像形成装置70はインク塗布部71の構成に特徴があ
る。すなわち、インク塗布部71はイエロー(Y)・マ
ゼンタ(M)・シアン(C)三色それぞれに応じて3つ
のインク塗布部71Y、71M、71Cを有している。
これらインク塗布部71Y,71M,71Cの構造は、
上述した画像形成装置1のインク塗布部25の構造と同
じであるのでその説明は省略する。ただ、これらインク
塗布部71Y,71M,71Cにはそれぞれ、イエロー
(Y),マゼンタ(M)、シアン(C)のインクが充填
されている。
【0062】インク塗布部71Y,71M,71Cそれ
ぞれはベース板72Y,72M,72Cの一端に取り付
けられている。これらベース板72Y,72M,72C
はサーマルヘッド部24’のベース板20’とは別途設
けられている。ベース板72Y,72M,72Cの他端
は支持軸73に回動自在に支持されている。ベース板7
2Y,72M,72Cは、引っ張りバネ74Y,74
M,74Cによって熱可塑性フィルム33から離間する
方向に付勢されている。引っ張りバネ74Y,74M,
74Cは支持ブロック75を介してキャリッジユニット
4に固定されている。ベース板72Y,72M,72C
の他端側近傍には回動カム76が設けられている。回動
カム76は支持軸73と平行となった軸心を有してい
る。回動カム76は図示しない回動モータによって回転
駆動されるようになっている。回動カム76は円柱状を
しており、その周面には、カム片77Y,77M,77
Cが取り付けられている。カム片77Y,77M,77
Cは回動カム76の周方向互いに異なる位置に配置され
ている。また、カム片77Y,77M,77Cは回動カ
ム76の軸方向互いに異なる位置に設けられており、カ
ム片77Yはベース板72Yと同一高さ位置に、カム片
77Mはベース板72Mと同一高さ位置に、カム片77
Cはベース板72Cと同一高さ位置にそれぞれ配置され
ている。そして、回動カム76が図中右回り方向に回転
すると、カム片77Y,77M,77Cそれぞれが、対
応するベース板72Y,72M,72Cに当接するよう
になっており、ベース板72Y,72M,72Cはカム
片77Y,77M,77Cの当接により引っ張りバネ7
4Y,74M,74Cの付勢に抗して回動して、熱可塑
性フィルム33に個別に当接するようになっている。
【0063】次に、この画像形成装置70の動作を説明
する。
【0064】ここでは、イエロー(Y)を印字する場合
を説明するが、他の色マゼンタ(M)シアン(C)の場
合も同様に動作するので、その説明は省略する。熱可塑
性フィルム33の搬送を行いながら、ヘッド通電ドライ
バ46による印刷指示に伴い、ヘッド24aが、印字す
る色(Y)に対応する穿孔を熱可塑性フィルム33に形
成する。このとき、回動カム76が回動して印字する色
(Y)に対応するカム片77Yを、ベース板72Yに当
接させるので、インク塗布部71Yが熱可塑性フィルム
33に当接している。そして、イエロー(Y)色に対応
する穿孔が形成された熱可塑性フィルム33の領域がフ
ィルム搬送によってインク塗布部71Yと当接する位置
に達すると、穿孔を介してイエロー(Y)のインクが記
録紙Aに転写される。これにより、記録紙Aにはイエロ
ー(Y)の画像(文字等)が形成される。このとき、キ
ャリッジユニット4を搬送させるのはもちろんである。
【0065】印字が終了すると、回動カム76を、退避
位置に対応する回転位置まで回動させる。すると、カム
片77Yはベース板72Yに当接しなくなるので、ベー
ス板72Yは引っ張りバネ74Yの付勢を受けて退避位
置まで図中左回りに回動する。そのため、インク塗布部
71Yは熱可塑性フィルム33と当接しなくなる。
【0066】なお、加色法を用いたカラー印字を行う場
合は次のように行う。すなわち、まず、1色目のカラー
印字を上述した印字動作により行う。その後、熱可塑性
フィルム33を1色目の印字開始位置まで巻き戻す。こ
のとき、穿孔マーク読み取り部36を用いて、巻き戻し
位置を検知するのはもちろんである。さらに、キャリッ
ジユニット4を1色目の印刷開始位置まで逆搬送する。
【0067】そのうえで、2色目のカラー印字を上述し
た印字動作と同様にして行う。このとき、ヘッド24a
は熱可塑性フィルム33に穿孔を形成しない。すると、
1色目の印字の同じの穿孔を用いて2色目の印字を行う
ことになるので、2色目の印字は1色目の印字に重なる
ことになり、加色法により、1色目や2色目とは異なっ
た色の印字となる。このとき、同一の穿孔を用いるの
で、熱可塑性フィルムの使用量は最小限となる。なお、
3色目の印字を行う場合は、上述した2色目と印字と同
様にして行われる。
【0068】上記した画像形成装置70では、互いに異
なる3色のインク塗布部71Y,71M,71Cを備え
ていたが、これらインク塗布部71Y,71M,71C
に、同一色系(例えば黒)で濃度の異なる3色のインク
を備えさせるようにしてもよい。また、2色のインク塗
布部を設けてもよいし、3色以上の以上塗布部を設けて
もよいのはいうまでもない。
【0069】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、次のよう
な効果を奏する。
【0070】請求項1,2の効果 記録紙のサイズにかかわることなく、連続した文章等の
画像形成(印刷)を簡単に行うことができるようになっ
た。
【0071】また、熱または光可塑性フィルムにインク
層を形成する必要がないので、フィルム厚さを、サーマ
ルプリンタで用いるリボンテーブに比べて約1/2まで
薄くすることができた。そのため、熱または光可塑性フ
ィルムを収納する容積が小さくなり、それにより画像形
成装置という限られた空間内に収納可能な熱または光可
塑性フィルムの容量を増大させることができ、その分、
画像形成時のランニングコストを抑えることができた。
【0072】また、熱または光可塑性フィルムとインク
とを分離して設けることができるので、従来のリボンテ
ープで問題となっていた記録紙との接着性や剥離性、裏
移り、リボンテープ走行時の傷といった問題が生じなく
なり、精度の高い画像形成を行うことができるととも
に、このような問題が生じない分、画像形成装置や熱ま
たは光可塑性フィルムの設計が容易になった。
【0073】さらには、穿孔を形成するヘッド等の部品
が直接記録紙に接触しないので、ヘッド等の部品が記録
紙に接することで生じていた印刷の濃度ムラ、印刷欠け
等の問題が生じなくなり、その分でも画像形成精度を高
めることができるようになった。
【0074】請求項3の効果 同一内容の画像を繰り返し形成する場合には、前回形成
した穿孔を再度用いることが可能となり、その分、熱ま
たは光可塑性フィルムの使用量を削減することが可能と
なった。そのため、ランニングコストを低下させること
ができた。
【0075】請求項4の効果 簡単な構成でカラー画像を形成することが可能となっ
た。
【0076】請求項5の効果 熱または光可塑性フィルムの巻き取り位置、もしくは巻
き戻し位置を正確に検出することができるようになっ
た。そのため、熱または光可塑性フィルムの巻き戻しを
行って同一画像を形成するといった場合に、熱または光
可塑性フィルムの頭出しを容易に行うことができるよう
になった。
【0077】請求項6,7の効果 簡単に横長印刷や横幅縮小印刷を行うことができるよう
になった。また、横幅縮小した穿孔像を作成しておいた
うえで、熱または光可塑性フィルムの搬送速度を通常よ
り遅くすることで、若干印刷精度は粗くなるものの、ほ
ぼ同様の印刷を行うことがてきるようになり、フィルム
消費量を少なくしてランニングコストを低減することが
可能となった。
【0078】請求項8の効果 インク塗布手段からインクが蒸発することを防止でき、
その分、インク使用量を削減してランニングコストを低
減することが可能となった。さらには、インク塗布手段
に異物が混入するを防止でき、異物混入による画像形成
不良や故障を防げるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の外
形を示す斜視図である。
【図2】実施の形態の画像形成装置の内部構成を示す簡
略斜視図である。
【図3】キャリッジユニットの構成を示す平面図であ
る。
【図4】キャリッジユニットの構成を示す正面図であ
る。
【図5】インク塗布部の構成を示す斜視図である。
【図6】熱可塑性フィルムユニットの構成を示す平面図
である。
【図7】実施の形態の画像形成装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】インク塗布部およびサーマルヘッド部の動作を
示す平面図である。
【図9】インク塗布部、サーマルヘッド部、および熱可
塑性フィルムユニットの動作を示す平面図である。
【図10】穿孔形成状態を示す図である。
【図11】インク塗布部の変形例を示しており、(a)
は斜視図であり、(b)は平面図である。
【図12】本発明の別の実施の形態の要部を示す平面図
である。
【図13】別の実施の形態の要部を示す正面図である。
【符号の説明】
3…熱可塑性フィルムユニット 4…キャリッ
ジユニット 5…プラテン駆動機構 12…ユニット
台 13…巻回リール 14…巻き取
りリール 15…巻き戻しモータ 16…巻き取
りモータ 20…ベース板 23…回動モ
ータ 24…サーマルヘッド部 25…インク
塗布部 27…塗布ローラ 33…熱可塑
性フィルム 36…穿孔マーク読み取り部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/26 B41M 5/26 S

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱または光可塑性の長尺状フィルムを搬
    送しながら、搬送方向上流側で、前記長尺状フィルムに
    熱または光により穿孔画像を形成し、かつ、搬送方向下
    流側で、前記穿孔画像を介して記録紙上にインクを塗布
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 熱または光可塑性の長尺状フィルムが巻
    回された巻回部と、巻回部に巻回された長尺状フィルム
    を巻き取る回収部とを有するフィルム収納手段と、 前記フィルム収納手段を、前記長尺状フィルムのフィル
    ム面を記録紙の紙面に対して対向配置させた状態で着脱
    自在に保持する保持手段と、 前記保持手段を前記記録紙の紙面と平行に相対移動させ
    る移動手段と、 前記保持手段によって保持されたフィルム収納手段の前
    記回収部および/または前記巻回部に、フィルム巻き取
    り駆動力を付与する駆動力付与手段と、 前記回収部に向けて巻き取り途中の前記長尺状フィルム
    に熱または光により穿孔画像を形成する画像形成手段
    と、 前記画像形成手段より巻き取り方向下流側に設けられ
    て、前記穿孔画像を介して記録紙上にインクを塗布する
    インク塗布手段とを有することを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動力付与手段は、前記回収部およ
    び/または前記巻回部に対して、長尺状フィルムの巻き
    取り方向正逆方向いずれの方向にも駆動力を付与するも
    のであることを特徴とする請求項2記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記インク塗布手段を、色毎または、濃
    淡毎に複数備えることを特徴とする請求項2または3記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記画像形成手段は、長尺状フィルムに
    フィルム位置特定用穿孔を形成するものであり、かつ前
    記フィルム位置特定用穿孔を検出する検出手段をさらに
    備えていることを特徴とする請求項2ないし4いずれか
    記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動力付与手段のフィルム巻き取り
    速度を変動可能に構成することを特徴とする請求項2な
    いし5いずれか記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記移動手段の保持手段移動速度を変動
    可能に構成することを特徴とする請求項2ないし6いず
    れか記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 インク塗布を行わない場合に前記インク
    塗布手段を記録紙から離間させる離間手段と、 前記インク塗布手段の記録紙離間時、インク塗布手段の
    塗布先端部を覆う遮蔽手段とをさらに備えていることを
    特徴とする請求項2ないし7のいずれか記載の画像形成
    装置。
JP8036005A 1996-02-23 1996-02-23 画像形成装置 Pending JPH09226222A (ja)

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JP8036005A JPH09226222A (ja) 1996-02-23 1996-02-23 画像形成装置

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