JPH09225255A - 有害成分除去剤の供給装置 - Google Patents
有害成分除去剤の供給装置Info
- Publication number
- JPH09225255A JPH09225255A JP8032543A JP3254396A JPH09225255A JP H09225255 A JPH09225255 A JP H09225255A JP 8032543 A JP8032543 A JP 8032543A JP 3254396 A JP3254396 A JP 3254396A JP H09225255 A JPH09225255 A JP H09225255A
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- Japan
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- slaked lime
- removing agent
- exhaust gas
- pipeline
- auxiliary agent
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 排ガス管路内に有害成分除去用の消石灰を供
給する際に、その詰まりを防止し得る除去剤供給装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】 ごみ焼却炉１より排出される排ガスをバ
グフィルター４に導く排ガス管路３の途中に、端部に送
風機12が接続された除去剤供給配管13を設け、この除去
剤供給配管13の途中に助剤を切出す助剤切出装置14を接
続するとともに、この助剤切出装置14の下流側に消石灰
を切出す消石灰切出装置15を接続したものである。
給する際に、その詰まりを防止し得る除去剤供給装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】 ごみ焼却炉１より排出される排ガスをバ
グフィルター４に導く排ガス管路３の途中に、端部に送
風機12が接続された除去剤供給配管13を設け、この除去
剤供給配管13の途中に助剤を切出す助剤切出装置14を接
続するとともに、この助剤切出装置14の下流側に消石灰
を切出す消石灰切出装置15を接続したものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ごみ焼却炉から排
出される排ガス中に含まれる有害成分を除去する除去剤
の供給装置に関するものである。
出される排ガス中に含まれる有害成分を除去する除去剤
の供給装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】産業廃棄物、都市ごみなどのごみ焼却炉
から排ガス管路を介して排出される排ガス中には有害成
分が含まれており、従来、これらを除去するために、脱
硫剤、脱塩剤として消石灰が消石灰切出装置より、消石
灰供給配管を介して排ガス管路内に供給されていた。
から排ガス管路を介して排出される排ガス中には有害成
分が含まれており、従来、これらを除去するために、脱
硫剤、脱塩剤として消石灰が消石灰切出装置より、消石
灰供給配管を介して排ガス管路内に供給されていた。
【０００３】また、この消石灰と有害成分とが反応して
生成した生成物は、バグフィルターで捕捉されている
が、このバグフィルターでの目詰まりの防止と、有害成
分除去機能の向上とを目的として、けい藻土を主成分と
する助剤も助剤切出装置より、助剤供給配管を介して排
ガス管路内に供給されていた。
生成した生成物は、バグフィルターで捕捉されている
が、このバグフィルターでの目詰まりの防止と、有害成
分除去機能の向上とを目的として、けい藻土を主成分と
する助剤も助剤切出装置より、助剤供給配管を介して排
ガス管路内に供給されていた。
【０００４】さらに、消石灰供給配管は、ホッパーから
消石灰が順調に切り出されているかどうかを確認し得る
こと、および供給管内に消石灰が付着堆積した場合に容
易に対処し得ることを考慮して、透明で可撓性のある塩
化ビニール（ＰＶＣ）が使用されており、また助剤供給
配管としては、管内の摩耗に対処するために、鋼管（Ｓ
ＧＰ）が使用されていた。
消石灰が順調に切り出されているかどうかを確認し得る
こと、および供給管内に消石灰が付着堆積した場合に容
易に対処し得ることを考慮して、透明で可撓性のある塩
化ビニール（ＰＶＣ）が使用されており、また助剤供給
配管としては、管内の摩耗に対処するために、鋼管（Ｓ
ＧＰ）が使用されていた。
【０００５】なお、消石灰供給配管および助剤供給配管
には、それぞれ消石灰および助剤を供給するため、すな
わち排ガス管路内に吹き込むための送風機がそれぞれ配
置されている。
には、それぞれ消石灰および助剤を供給するため、すな
わち排ガス管路内に吹き込むための送風機がそれぞれ配
置されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記消石灰
供給管の内壁面に付着した消石灰は、供給管を時々叩い
たり、また揺らせたりして、その内壁面から脱落させる
必要があるが、付着量が多いときに脱落させると、脱落
した消石灰により、供給管自身が詰まってしまうという
問題があった。
供給管の内壁面に付着した消石灰は、供給管を時々叩い
たり、また揺らせたりして、その内壁面から脱落させる
必要があるが、付着量が多いときに脱落させると、脱落
した消石灰により、供給管自身が詰まってしまうという
問題があった。
【０００７】また、詰まった場合には、消石灰の供給を
中止して、供給管を取り外して内部を清掃しなければな
らず、その作業が非常に面倒であった。そこで、本発明
は、除去剤、特に消石灰の詰まりを防止し得る有害成分
除去剤の供給装置を提供することを目的とする。
中止して、供給管を取り外して内部を清掃しなければな
らず、その作業が非常に面倒であった。そこで、本発明
は、除去剤、特に消石灰の詰まりを防止し得る有害成分
除去剤の供給装置を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の有害成分除去剤の供給装置は、焼却炉より
排出される排ガスを塵埃捕集装置に導く排ガス管路の途
中に、有害成分を除去するための除去剤を供給する供給
装置であって、一端部が上記排ガス管路に接続されると
ともに他端部に送風機が接続された除去剤供給配管を設
け、この除去剤供給配管の途中に助剤を切出す助剤切出
装置を接続するとともに、この助剤切出装置の下流側に
消石灰を切出す消石灰切出装置を接続したものである。
め、本発明の有害成分除去剤の供給装置は、焼却炉より
排出される排ガスを塵埃捕集装置に導く排ガス管路の途
中に、有害成分を除去するための除去剤を供給する供給
装置であって、一端部が上記排ガス管路に接続されると
ともに他端部に送風機が接続された除去剤供給配管を設
け、この除去剤供給配管の途中に助剤を切出す助剤切出
装置を接続するとともに、この助剤切出装置の下流側に
消石灰を切出す消石灰切出装置を接続したものである。
【０００９】また、上記供給装置において、消石灰切出
装置の接続箇所よりも、下流側の除去剤供給配管の一部
を、透明部材により構成したものである。上記の構成に
よると、消石灰の供給と助剤の供給とを同一の除去剤供
給配管で行うようにするとともに、消石灰切出装置の上
流側に、助剤切出装置を接続したので、消石灰が除去剤
供給配管の内壁面に付着した場合でも、上流側から供給
される助剤により、その内壁面が擦られ、したがって内
壁面に付着した消石灰が自然に脱落される。
装置の接続箇所よりも、下流側の除去剤供給配管の一部
を、透明部材により構成したものである。上記の構成に
よると、消石灰の供給と助剤の供給とを同一の除去剤供
給配管で行うようにするとともに、消石灰切出装置の上
流側に、助剤切出装置を接続したので、消石灰が除去剤
供給配管の内壁面に付着した場合でも、上流側から供給
される助剤により、その内壁面が擦られ、したがって内
壁面に付着した消石灰が自然に脱落される。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態におけ
る有害成分除去剤の供給装置を図１に基づき説明する。
る有害成分除去剤の供給装置を図１に基づき説明する。
【００１１】図１において、１は例えば都市ごみ用のご
み焼却炉で、このごみ焼却炉１には、ここから排出され
る排ガスを煙突２から大気に放出するための排ガス管路
３が接続されている。なお、この排ガス管路３の途中に
は、バグフィルター（塵埃捕集装置）４、誘引ファン５
などが設けられている。
み焼却炉で、このごみ焼却炉１には、ここから排出され
る排ガスを煙突２から大気に放出するための排ガス管路
３が接続されている。なお、この排ガス管路３の途中に
は、バグフィルター（塵埃捕集装置）４、誘引ファン５
などが設けられている。
【００１２】そして、排ガス中の、Cl、Ｓなどの有害成
分を除去するために、有害成分除去剤すなわち消石灰お
よび助剤（けい藻土を主成分とする）を排ガス管路３内
に供給するための除去剤供給装置１１が接続されてい
る。
分を除去するために、有害成分除去剤すなわち消石灰お
よび助剤（けい藻土を主成分とする）を排ガス管路３内
に供給するための除去剤供給装置１１が接続されてい
る。
【００１３】この供給装置１１は、一端部が排ガス管路
３に接続されるとともに他端部に送風機１２が接続され
た除去剤供給配管１３と、この除去剤供給配管１３の上
流側に接続されて助剤を切出すための助剤切出装置１４
と、同じく除去剤供給配管１３の下流側に接続されて消
石灰を切出すための消石灰切出装置１５とから構成され
ており、さらにこの消石灰切出装置１５より下流側の除
去剤供給配管１３の一部または全部が透明管（例えば、
塩化ビニール管が使用される）が使用されて、その内部
の様子が、外部から見えるようにされている。
３に接続されるとともに他端部に送風機１２が接続され
た除去剤供給配管１３と、この除去剤供給配管１３の上
流側に接続されて助剤を切出すための助剤切出装置１４
と、同じく除去剤供給配管１３の下流側に接続されて消
石灰を切出すための消石灰切出装置１５とから構成され
ており、さらにこの消石灰切出装置１５より下流側の除
去剤供給配管１３の一部または全部が透明管（例えば、
塩化ビニール管が使用される）が使用されて、その内部
の様子が、外部から見えるようにされている。
【００１４】したがって、ごみ焼却炉１の稼働時には、
誘引ファン５が駆動されるとともに、助剤切出装置１
４、消石灰切出装置１５および送風機１２がそれぞれ駆
動されて、助剤および消石灰が所定量づつ切り出され、
除去剤供給配管１３を介して、排ガス管路３内に供給さ
れる。
誘引ファン５が駆動されるとともに、助剤切出装置１
４、消石灰切出装置１５および送風機１２がそれぞれ駆
動されて、助剤および消石灰が所定量づつ切り出され、
除去剤供給配管１３を介して、排ガス管路３内に供給さ
れる。
【００１５】上記除去剤供給装置１１の構成によると、
消石灰切出装置１５の上流側に、助剤切出装置１４が接
続されているため、例えば消石灰が除去剤供給配管１３
の内壁面に付着した場合でも、後からすなわち上流側か
ら供給される助剤により、その内壁面が擦られ、したが
って内壁面に付着した消石灰が、自然に脱落されること
になる。
消石灰切出装置１５の上流側に、助剤切出装置１４が接
続されているため、例えば消石灰が除去剤供給配管１３
の内壁面に付着した場合でも、後からすなわち上流側か
ら供給される助剤により、その内壁面が擦られ、したが
って内壁面に付着した消石灰が、自然に脱落されること
になる。
【００１６】さらに、消石灰［Ca(OH)2 ］の主成分はCa
O で付着性があり、また助剤の主成分はSiO2で両者を混
合することにより相乗効果が得られる。すなわち、助剤
の摩耗性は、消石灰の付着性に対して抑制効果があり、
また消石灰の付着性は、助剤の摩耗性に対しての抑制効
果がある。
O で付着性があり、また助剤の主成分はSiO2で両者を混
合することにより相乗効果が得られる。すなわち、助剤
の摩耗性は、消石灰の付着性に対して抑制効果があり、
また消石灰の付着性は、助剤の摩耗性に対しての抑制効
果がある。
【００１７】具体的に説明すれば、消石灰が付着してい
ることにより、摩耗性がある助剤による、除去剤供給配
管１３の内壁面の摩耗を防止することができ、逆に、助
剤の摩耗性は除去剤供給配管１３の内壁面に消石灰が過
度に付着するのを防止することができる。さらに、助剤
と消石灰とを供給するのに、同一配管を使用しているの
で、助剤と消石灰との混合が非常に良くなり、したがっ
て有害成分との反応効率を向上させることができる。
ることにより、摩耗性がある助剤による、除去剤供給配
管１３の内壁面の摩耗を防止することができ、逆に、助
剤の摩耗性は除去剤供給配管１３の内壁面に消石灰が過
度に付着するのを防止することができる。さらに、助剤
と消石灰とを供給するのに、同一配管を使用しているの
で、助剤と消石灰との混合が非常に良くなり、したがっ
て有害成分との反応効率を向上させることができる。
【００１８】また、消石灰切出装置１５と助剤切出装置
１４とを、直列に配置したので、供給配管系統における
送風機１２を、配管系統が２系統である場合（従来例の
ように、消石灰と助剤の供給配管が別々である）より
も、少なくすることができ、したがってコストダウンお
よびコンパクト化を図ることができる。
１４とを、直列に配置したので、供給配管系統における
送風機１２を、配管系統が２系統である場合（従来例の
ように、消石灰と助剤の供給配管が別々である）より
も、少なくすることができ、したがってコストダウンお
よびコンパクト化を図ることができる。
【００１９】
【発明の効果】以上のように本発明の構成によると、消
石灰の供給と助剤の供給とを同一の除去剤供給配管で行
うようにするとともに、消石灰切出装置の上流側に、助
剤切出装置を接続したので、消石灰が除去剤供給配管の
内壁面に付着した場合でも、上流側から供給される助剤
により、その内壁面が擦られ、したがって内壁面に付着
した消石灰が自然に脱落される。
石灰の供給と助剤の供給とを同一の除去剤供給配管で行
うようにするとともに、消石灰切出装置の上流側に、助
剤切出装置を接続したので、消石灰が除去剤供給配管の
内壁面に付着した場合でも、上流側から供給される助剤
により、その内壁面が擦られ、したがって内壁面に付着
した消石灰が自然に脱落される。
【００２０】また、消石灰および助剤の供給を同一の配
管で行うため、助剤の耐摩耗性は消石灰の付着性に対し
て抑制効果があり、また消石灰の付着性は助剤の耐摩耗
性に対しての抑制効果があり、優れた相乗効果が得られ
る。
管で行うため、助剤の耐摩耗性は消石灰の付着性に対し
て抑制効果があり、また消石灰の付着性は助剤の耐摩耗
性に対しての抑制効果があり、優れた相乗効果が得られ
る。
【００２１】さらに、配管系統が１系統であるので、従
来のように、消石灰と助剤の供給配管が別々である場合
よりも、送風機の設置個数を少なくすることができ、し
たがってコストダウンおよびコンパクト化を図ることが
できる。
来のように、消石灰と助剤の供給配管が別々である場合
よりも、送風機の設置個数を少なくすることができ、し
たがってコストダウンおよびコンパクト化を図ることが
できる。
【図１】本発明の実施の形態における除去剤の供給装置
の概略構成を示す模式図である。
の概略構成を示す模式図である。
１ ごみ焼却炉 ３ 排ガス管路 １１ 除去剤供給装置 １２ 送風機 １３ 除去剤供給配管 １４ 助剤切出装置 １５ 消石灰切出装置
Claims (2)
- 【請求項１】焼却炉より排出される排ガスを塵埃捕集装
置に導く排ガス管路の途中に、有害成分を除去するため
の除去剤を供給する供給装置であって、一端部が上記排
ガス管路に接続されるとともに他端部に送風機が接続さ
れた除去剤供給配管を設け、この除去剤供給配管の途中
に助剤を切出す助剤切出装置を接続するとともに、この
助剤切出装置の下流側に消石灰を切出す消石灰切出装置
を接続したことを特徴とする有害成分除去剤の供給装
置。 - 【請求項２】消石灰切出装置の接続箇所よりも、下流側
の除去剤供給配管の一部を、透明部材により構成したこ
とを特徴とする請求項１記載の有害成分除去剤の供給装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8032543A JPH09225255A (ja) | 1996-02-21 | 1996-02-21 | 有害成分除去剤の供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8032543A JPH09225255A (ja) | 1996-02-21 | 1996-02-21 | 有害成分除去剤の供給装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09225255A true JPH09225255A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=12361858
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8032543A Pending JPH09225255A (ja) | 1996-02-21 | 1996-02-21 | 有害成分除去剤の供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09225255A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004086347A (ja) * | 2002-08-23 | 2004-03-18 | Giichi Takasaki | ネットワークタイムレコーダを用いた情報配信方法とそのシステム、装置、並びにプログラム |
| US10822442B2 (en) | 2017-07-17 | 2020-11-03 | Ecolab Usa Inc. | Rheology-modifying agents for slurries |
-
1996
- 1996-02-21 JP JP8032543A patent/JPH09225255A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004086347A (ja) * | 2002-08-23 | 2004-03-18 | Giichi Takasaki | ネットワークタイムレコーダを用いた情報配信方法とそのシステム、装置、並びにプログラム |
| US10822442B2 (en) | 2017-07-17 | 2020-11-03 | Ecolab Usa Inc. | Rheology-modifying agents for slurries |
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