JPH09224150A - 特定の画像領域を抽出できる画像処理装置 - Google Patents
特定の画像領域を抽出できる画像処理装置Info
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- JPH09224150A JPH09224150A JP8049586A JP4958696A JPH09224150A JP H09224150 A JPH09224150 A JP H09224150A JP 8049586 A JP8049586 A JP 8049586A JP 4958696 A JP4958696 A JP 4958696A JP H09224150 A JPH09224150 A JP H09224150A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 特定の画像領域を自動判別し抽出できる画像
処理装置を提供する。 【解決手段】 原稿1ペ−ジ分の画像領域Aの上で、編
集すべき画像領域を特定パタ−ンP(この例では黒丸
「●」)で識別し、その特定パタ−ンPを含む所定のサ
イズ(x軸方向の幅SX、y軸方向の幅SY)の仮の画
像領域Bを設定する。そして、仮の画像領域Bにおける
画像デ−タのx軸方向及びy軸方向の分布状態を調べ、
有効画像デ−タが検出されたx軸方向の特定画像領域の
幅RXと、y軸方向の特定画像領域の幅RYを決定し、
仮の画像領域Bの上に抽出すべき特定の画像領域Cを決
定する。
処理装置を提供する。 【解決手段】 原稿1ペ−ジ分の画像領域Aの上で、編
集すべき画像領域を特定パタ−ンP(この例では黒丸
「●」)で識別し、その特定パタ−ンPを含む所定のサ
イズ(x軸方向の幅SX、y軸方向の幅SY)の仮の画
像領域Bを設定する。そして、仮の画像領域Bにおける
画像デ−タのx軸方向及びy軸方向の分布状態を調べ、
有効画像デ−タが検出されたx軸方向の特定画像領域の
幅RXと、y軸方向の特定画像領域の幅RYを決定し、
仮の画像領域Bの上に抽出すべき特定の画像領域Cを決
定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像処理装置に
関し、特に読み取つた原稿画像から特定の画像領域だけ
を抽出することができる画像処理装置に関する。
関し、特に読み取つた原稿画像から特定の画像領域だけ
を抽出することができる画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の画像処理装置には、原稿の画像か
らその一部の画像領域だけを残してその周辺の画像領域
を消去してコピ−したり、原稿の画像からその一部の画
像領域だけを消去してコピ−したりする、編集機能を備
えたものがある。
らその一部の画像領域だけを残してその周辺の画像領域
を消去してコピ−したり、原稿の画像からその一部の画
像領域だけを消去してコピ−したりする、編集機能を備
えたものがある。
【0003】このような画像編集機能において編集すべ
き画像領域を指定するには、編集すべき画像領域の座標
値を指定する方法が一般的で、画像領域の4隅のxy座
標値、或いは対角線位置にある2点の座標値を操作パネ
ルのテンキ−から入力する方法や、エデイタと呼ばれる
座標値入力装置を使用して入力する方法がある(特開平
4−13156号公報参照)。
き画像領域を指定するには、編集すべき画像領域の座標
値を指定する方法が一般的で、画像領域の4隅のxy座
標値、或いは対角線位置にある2点の座標値を操作パネ
ルのテンキ−から入力する方法や、エデイタと呼ばれる
座標値入力装置を使用して入力する方法がある(特開平
4−13156号公報参照)。
【0004】また、原稿の上の特定の画像領域をマ−ク
ペンで閉ル−プにより表示し、複写機でこの閉ル−プの
マ−クを読み取らせることにより特定の画像領域を指定
する方法も知られている(特開平3−239268号公
報参照)。
ペンで閉ル−プにより表示し、複写機でこの閉ル−プの
マ−クを読み取らせることにより特定の画像領域を指定
する方法も知られている(特開平3−239268号公
報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た画像領域の指定方法において、前者の方法は編集すべ
き画像領域を指定する座標値を入力する手数があり、ま
た、後者の方法では編集すべき画像領域をマ−クペンで
閉ル−プにより表示する必要があり、手数のかかるもの
であつた。
た画像領域の指定方法において、前者の方法は編集すべ
き画像領域を指定する座標値を入力する手数があり、ま
た、後者の方法では編集すべき画像領域をマ−クペンで
閉ル−プにより表示する必要があり、手数のかかるもの
であつた。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決するため、原稿画像の上に特定パタ−ンがあるとき、
この特定パタ−ンを基準としてその近傍の画像デ−タの
分布から画像編集のために抽出する画像領域を指定する
ようにしたもので、原稿を走査して画像信号を発生させ
る画像信号発生手段と、前記画像信号に基づいて形成さ
れた原稿1ペ−ジ分の画像領域に相当する画像デ−タを
記憶する画像デ−タ記憶手段とを備えた画像処理装置に
おいて、前記画像デ−タ記憶手段に記憶された原稿1ペ
−ジ分の画像デ−タから特定パタ−ンを抽出するパタ−
ン抽出手段と、前記原稿1ペ−ジ分の画像領域の上に前
記パタ−ン抽出部により抽出された特定パタ−ンを含む
所定のサイズの仮の画像領域を設定し、該仮の画像領域
における画像デ−タの分布状態を検出し、画像デ−タ分
布情報を出力する画像デ−タ分布状態検出手段と、前記
画像デ−タ分布状態検出手段により検出された画像デ−
タ分布情報に基づいて前記仮の画像領域上に特定画像領
域を設定する特定画像領域設定手段と、前記画像デ−タ
記憶手段に記憶された画像デ−タから前記特定画像領域
設定手段で設定された特定画像領域の画像デ−タを抽出
する特定画像領域画像デ−タ抽出手段とを備えたことを
特徴とする。
決するため、原稿画像の上に特定パタ−ンがあるとき、
この特定パタ−ンを基準としてその近傍の画像デ−タの
分布から画像編集のために抽出する画像領域を指定する
ようにしたもので、原稿を走査して画像信号を発生させ
る画像信号発生手段と、前記画像信号に基づいて形成さ
れた原稿1ペ−ジ分の画像領域に相当する画像デ−タを
記憶する画像デ−タ記憶手段とを備えた画像処理装置に
おいて、前記画像デ−タ記憶手段に記憶された原稿1ペ
−ジ分の画像デ−タから特定パタ−ンを抽出するパタ−
ン抽出手段と、前記原稿1ペ−ジ分の画像領域の上に前
記パタ−ン抽出部により抽出された特定パタ−ンを含む
所定のサイズの仮の画像領域を設定し、該仮の画像領域
における画像デ−タの分布状態を検出し、画像デ−タ分
布情報を出力する画像デ−タ分布状態検出手段と、前記
画像デ−タ分布状態検出手段により検出された画像デ−
タ分布情報に基づいて前記仮の画像領域上に特定画像領
域を設定する特定画像領域設定手段と、前記画像デ−タ
記憶手段に記憶された画像デ−タから前記特定画像領域
設定手段で設定された特定画像領域の画像デ−タを抽出
する特定画像領域画像デ−タ抽出手段とを備えたことを
特徴とする。
【0007】そして前記画像デ−タ分布状態検出手段
は、前記仮の画像領域における文字列の配列方向及びこ
れに直交する方向における画像デ−タの分布状態を検出
するようにする。また、前記特定画像領域設定手段によ
り設定される特定の画像領域は、有効画像デ−タのみが
含まれる画像領域とする。
は、前記仮の画像領域における文字列の配列方向及びこ
れに直交する方向における画像デ−タの分布状態を検出
するようにする。また、前記特定画像領域設定手段によ
り設定される特定の画像領域は、有効画像デ−タのみが
含まれる画像領域とする。
【0008】
【発明の実施の形態】原稿1ペ−ジ分の画像領域Aの上
で、編集対象とする特定の画像領域を特定パタ−ンPで
識別し、その特定パタ−ンPを含む所定のサイズ(x軸
方向の幅SX、y軸方向の幅SY)の仮の画像領域Bを
設定する。そして、仮の画像領域における画像デ−タの
x軸方向及びy軸方向の分布状態を調べ、有効画像デ−
タが検出されたx軸方向の特定画像領域の幅RXと、y
軸方向の特定画像領域の幅RYを決定し、仮の画像領域
Bの上に抽出すべき特定の画像領域Cを決定する。
で、編集対象とする特定の画像領域を特定パタ−ンPで
識別し、その特定パタ−ンPを含む所定のサイズ(x軸
方向の幅SX、y軸方向の幅SY)の仮の画像領域Bを
設定する。そして、仮の画像領域における画像デ−タの
x軸方向及びy軸方向の分布状態を調べ、有効画像デ−
タが検出されたx軸方向の特定画像領域の幅RXと、y
軸方向の特定画像領域の幅RYを決定し、仮の画像領域
Bの上に抽出すべき特定の画像領域Cを決定する。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例について説明する。
まず、この発明による原稿画像の編集処理の手法につい
て説明する。図1の(a)は、ある報告書10を示して
おり、タイトル11の他、要点を記載した部分12、1
3、14、及び説明文15から構成されている。ここで
は、この報告書から、タイトル11と、要点を記載した
部分12、13、14のみを抽出して図1の(b)に示
す報告書要約20を編集する場合を例に、特定画像領域
の抽出処理を説明する。
まず、この発明による原稿画像の編集処理の手法につい
て説明する。図1の(a)は、ある報告書10を示して
おり、タイトル11の他、要点を記載した部分12、1
3、14、及び説明文15から構成されている。ここで
は、この報告書から、タイトル11と、要点を記載した
部分12、13、14のみを抽出して図1の(b)に示
す報告書要約20を編集する場合を例に、特定画像領域
の抽出処理を説明する。
【0010】タイトル11には、その前後に横線「−」
が設けられており、また、要点を記載した部分12、1
3、14には、その文字列の前に黒丸「●」が設けられ
ている。なお、符号Sで示した複数のアスタリスク
「*」は一般文字を表す。
が設けられており、また、要点を記載した部分12、1
3、14には、その文字列の前に黒丸「●」が設けられ
ている。なお、符号Sで示した複数のアスタリスク
「*」は一般文字を表す。
【0011】そこで、この発明では、編集すべき画像領
域の中心位置を特定パタ−ンP、この例では横線「−」
及び黒丸「●」であるが、特定パタ−ンPで識別された
位置の近傍の画像デ−タの分布状態を調べ、画像デ−タ
の分布状態から編集のために抽出する画像領域の大きさ
を決定しようとするものである。
域の中心位置を特定パタ−ンP、この例では横線「−」
及び黒丸「●」であるが、特定パタ−ンPで識別された
位置の近傍の画像デ−タの分布状態を調べ、画像デ−タ
の分布状態から編集のために抽出する画像領域の大きさ
を決定しようとするものである。
【0012】図2は、特定パタ−ンPで識別された画像
領域の大きさを決定する方法を説明する図である。以下
の説明では特定パタ−ンPとして黒丸「●」の場合につ
いて説明する。原稿画像の左上を原点として図2に示す
ようにx−y座標系を設定すると、特定パタ−ンである
黒丸「●」の位置は、このx−y座標系において座標値
(X、Y)で表わすことができる。
領域の大きさを決定する方法を説明する図である。以下
の説明では特定パタ−ンPとして黒丸「●」の場合につ
いて説明する。原稿画像の左上を原点として図2に示す
ようにx−y座標系を設定すると、特定パタ−ンである
黒丸「●」の位置は、このx−y座標系において座標値
(X、Y)で表わすことができる。
【0013】原稿1ペ−ジ分の画像領域Aの上で、編集
すべき画像領域を特定パタ−ンP(黒丸「●」)で識別
し、この特定パタ−ンPの中心座標位置(X、Y)を通
り、x軸方向の幅SX、y軸方向の幅SYの仮の画像領
域Bを設定する。この仮の画像領域Bにおける画像デ−
タの分布状態を調べると、x軸方向の画像デ−タの分布
状態は図3に示すようになり、y軸方向の画像デ−タの
分布状態は図4に示すようになる。
すべき画像領域を特定パタ−ンP(黒丸「●」)で識別
し、この特定パタ−ンPの中心座標位置(X、Y)を通
り、x軸方向の幅SX、y軸方向の幅SYの仮の画像領
域Bを設定する。この仮の画像領域Bにおける画像デ−
タの分布状態を調べると、x軸方向の画像デ−タの分布
状態は図3に示すようになり、y軸方向の画像デ−タの
分布状態は図4に示すようになる。
【0014】ここで、xs、xeはそれぞれx軸方向に
おいて最初の画像デ−タが検出された位置と最後の画像
デ−タが検出された位置の座標値、ys、yeはそれぞ
れy軸方向において最初の画像デ−タが検出された位置
と最後の画像デ−タが検出された位置の座標値を示す。
この結果から、x軸方向の特定画像領域の幅を位置xs
とxeとの間の幅RXと決定し、y軸方向の特定画像領
域の幅を位置ysとyeとの間のRYと決定し、仮の画
像領域Bの上で抽出すべき特定画像領域Cを決定する。
おいて最初の画像デ−タが検出された位置と最後の画像
デ−タが検出された位置の座標値、ys、yeはそれぞ
れy軸方向において最初の画像デ−タが検出された位置
と最後の画像デ−タが検出された位置の座標値を示す。
この結果から、x軸方向の特定画像領域の幅を位置xs
とxeとの間の幅RXと決定し、y軸方向の特定画像領
域の幅を位置ysとyeとの間のRYと決定し、仮の画
像領域Bの上で抽出すべき特定画像領域Cを決定する。
【0015】なお、仮の画像領域Bのx軸方向の幅S
X、y軸方向の幅SYは、例えばy軸方向については隣
接する特定パタ−ンPが含まれず、且つ1行以上文字列
の空欄が残るように設定し、x軸方向については文字列
が途切れて余白部分が残るように設定するなど、原稿の
書式に応じて適宜設定するとよい。
X、y軸方向の幅SYは、例えばy軸方向については隣
接する特定パタ−ンPが含まれず、且つ1行以上文字列
の空欄が残るように設定し、x軸方向については文字列
が途切れて余白部分が残るように設定するなど、原稿の
書式に応じて適宜設定するとよい。
【0016】図5は、この発明を適用するに適したデジ
タル複写機の画像処理回路のブロツク図である。CPU
11は画像処理の制御を行うCPUで、その入出力ポ−
トには表示装置12、原稿画像を走査して画像デ−タを
出力するイメ−ジスキヤナ13、キ−ボ−ド14、マウ
ス15などが、それぞれ入出力制御装置16、17、1
8を介して接続される。
タル複写機の画像処理回路のブロツク図である。CPU
11は画像処理の制御を行うCPUで、その入出力ポ−
トには表示装置12、原稿画像を走査して画像デ−タを
出力するイメ−ジスキヤナ13、キ−ボ−ド14、マウ
ス15などが、それぞれ入出力制御装置16、17、1
8を介して接続される。
【0017】さらに、CPU11の入出力ポ−トには読
み取つた原稿画像の画像デ−タを格納する画像メモリ2
0、特定パタ−ンの座標位置を格納する特定パタ−ン座
標メモリ21、特定パタ−ンのイメ−ジを格納する特定
パタ−ン格納メモリ22、及び抽出した特定画像領域の
画像デ−タを格納する抽出画像メモリ23が、それぞれ
入出力制御装置25、26、27、28を介して接続さ
れ、さらに、作像機構24が入出力制御装置28を介し
て接続される。
み取つた原稿画像の画像デ−タを格納する画像メモリ2
0、特定パタ−ンの座標位置を格納する特定パタ−ン座
標メモリ21、特定パタ−ンのイメ−ジを格納する特定
パタ−ン格納メモリ22、及び抽出した特定画像領域の
画像デ−タを格納する抽出画像メモリ23が、それぞれ
入出力制御装置25、26、27、28を介して接続さ
れ、さらに、作像機構24が入出力制御装置28を介し
て接続される。
【0018】なお、この発明を適用するに適したデジタ
ル複写機のイメ−ジスキヤナ(画像読取り機構)、作像
機構などは公知の構成のものと変わらないので、ここで
は説明を省略する。
ル複写機のイメ−ジスキヤナ(画像読取り機構)、作像
機構などは公知の構成のものと変わらないので、ここで
は説明を省略する。
【0019】次に、CPU11で実行される特定画像領
域の設定処理及び関連する処理について、図6のフロ−
チヤ−トにより説明する。
域の設定処理及び関連する処理について、図6のフロ−
チヤ−トにより説明する。
【0020】まず、予備処理として、編集すべき画像領
域を指定するときの基準とする特定パタ−ン(この例で
は黒丸「●」)を決定し、特定パタ−ン格納メモリ22
に記憶させる処理を行う。これは予め原稿を精査して編
集すべき特定の画像領域を指定するに適した特定のパタ
−ンを決定し、その上で原稿をイメ−ジスキヤナ13で
走査して対象とする特定パタ−ンの画像を抽出し、特定
パタ−ン格納メモリ22に記憶させることで達成でき
る。また、これとは別に、文字記号一覧表などから所望
の特定パタ−ンのみをイメ−ジスキヤナ13で走査して
特定パタ−ン格納メモリ22に記憶させるようにしても
よい。
域を指定するときの基準とする特定パタ−ン(この例で
は黒丸「●」)を決定し、特定パタ−ン格納メモリ22
に記憶させる処理を行う。これは予め原稿を精査して編
集すべき特定の画像領域を指定するに適した特定のパタ
−ンを決定し、その上で原稿をイメ−ジスキヤナ13で
走査して対象とする特定パタ−ンの画像を抽出し、特定
パタ−ン格納メモリ22に記憶させることで達成でき
る。また、これとは別に、文字記号一覧表などから所望
の特定パタ−ンのみをイメ−ジスキヤナ13で走査して
特定パタ−ン格納メモリ22に記憶させるようにしても
よい。
【0021】次に、編集すべき画像領域の指定処理に移
る。まず、イメ−ジスキヤナ13により原稿(例えば図
1の(a)に示す報告書)を走査し、読み取つた画像デ
−タを画像メモリ20に格納し(ステツプP1)、特定
パタ−ン格納メモリ22から特定パタ−ンを読み出す
(ステツプP2)。画像メモリ20から画像デ−タを読
み出し、特定パタ−ンがあるか否かをパタ−ンマツチン
グの手法で探査する(ステツプP3、P4)。この場
合、特定パタ−ンが複数ある場合はその全てについて探
査する。
る。まず、イメ−ジスキヤナ13により原稿(例えば図
1の(a)に示す報告書)を走査し、読み取つた画像デ
−タを画像メモリ20に格納し(ステツプP1)、特定
パタ−ン格納メモリ22から特定パタ−ンを読み出す
(ステツプP2)。画像メモリ20から画像デ−タを読
み出し、特定パタ−ンがあるか否かをパタ−ンマツチン
グの手法で探査する(ステツプP3、P4)。この場
合、特定パタ−ンが複数ある場合はその全てについて探
査する。
【0022】特定パタ−ンが発見された場合は、走査開
始点(原稿シ−トの基準位置で、例えば左上隅とする)
を原点とするx−y座標系の上で、発見された特定パタ
−ンの中心位置の座標(X、Y)を求め(図2参照)、
特定パタ−ン座標メモリ21に格納する(ステツプP
5)。特定パタ−ンの中心位置の座標の決定と座標メモ
リ21への格納は、読み取つた画像の上で発見された全
ての特定パタ−ンについて実行する。
始点(原稿シ−トの基準位置で、例えば左上隅とする)
を原点とするx−y座標系の上で、発見された特定パタ
−ンの中心位置の座標(X、Y)を求め(図2参照)、
特定パタ−ン座標メモリ21に格納する(ステツプP
5)。特定パタ−ンの中心位置の座標の決定と座標メモ
リ21への格納は、読み取つた画像の上で発見された全
ての特定パタ−ンについて実行する。
【0023】特定パタ−ンの中心座標位置(X、Y)の
近傍にx軸方向(横方向)に幅SX、y軸方向(縦方
向)に幅SYの仮の画像領域B(図2参照)を設定する
(ステツプP6)。
近傍にx軸方向(横方向)に幅SX、y軸方向(縦方
向)に幅SYの仮の画像領域B(図2参照)を設定する
(ステツプP6)。
【0024】仮画像領域Bにおけるx軸方向の画像デ−
タの分布状態、及びy軸方向の画像デ−タの分布状態を
検出し(ステツプP7)、画像デ−タの分布情報に基づ
いて、有効な画像デ−タの存在する領域のx軸方向の始
端の座標値xsと終端の座標値xe、及びy軸方向の始
端の座標値ysと終端の座標値ye(図3、図4参照)
とを決定する(ステツプP8)。
タの分布状態、及びy軸方向の画像デ−タの分布状態を
検出し(ステツプP7)、画像デ−タの分布情報に基づ
いて、有効な画像デ−タの存在する領域のx軸方向の始
端の座標値xsと終端の座標値xe、及びy軸方向の始
端の座標値ysと終端の座標値ye(図3、図4参照)
とを決定する(ステツプP8)。
【0025】決定されたx軸方向の座標値xsとxe、
及びy軸方向の座標値ysとyeに基づいて特定画像領
域C(図2参照)を設定、特定画像領域Cの画像デ−タ
を抽出画像メモリ23に格納する(ステツプP9)。
及びy軸方向の座標値ysとyeに基づいて特定画像領
域C(図2参照)を設定、特定画像領域Cの画像デ−タ
を抽出画像メモリ23に格納する(ステツプP9)。
【0026】画像デ−タの上に未処理の特定パタ−ンが
あるか否かを判定し(ステツプP10)、未処理の特定
パタ−ンがある場合はステツプP5に戻り、全ての特定
パタ−ンについて上記ステツプP5〜P9の処理を行
い、処理終了の場合はステツプP11に移る。
あるか否かを判定し(ステツプP10)、未処理の特定
パタ−ンがある場合はステツプP5に戻り、全ての特定
パタ−ンについて上記ステツプP5〜P9の処理を行
い、処理終了の場合はステツプP11に移る。
【0027】ステツプP11では、特定画像領域の画像
デ−タの大きさから、プリントするに最適なサイズの記
録紙を選択する。さらに、色付け処理が求められている
か否かを判定し(ステツプP12)、色付け処理が求め
られているときは、所定の手順で色付け処理する特定画
像領域を決定し、抽出画像メモリ23に格納されている
該当の画像デ−タを所定の手順で色付け処理し、抽出画
像メモリ23に再格納する(ステツプP13)。
デ−タの大きさから、プリントするに最適なサイズの記
録紙を選択する。さらに、色付け処理が求められている
か否かを判定し(ステツプP12)、色付け処理が求め
られているときは、所定の手順で色付け処理する特定画
像領域を決定し、抽出画像メモリ23に格納されている
該当の画像デ−タを所定の手順で色付け処理し、抽出画
像メモリ23に再格納する(ステツプP13)。
【0028】抽出画像メモリ23から特定画像領域の画
像デ−タを読み出して所定の編集(報告書要約の編集)
を行い(ステツプP14)、プリント(報告書要約のプ
リント)を行い(ステツプP15)、処理を終了する。
像デ−タを読み出して所定の編集(報告書要約の編集)
を行い(ステツプP14)、プリント(報告書要約のプ
リント)を行い(ステツプP15)、処理を終了する。
【0029】ステツプP4の判定で、特定パタ−ンが1
つも発見されなかつた場合は、特定画像領域の設定不能
処理(ステツプP16)を行い、処理を終了する。
つも発見されなかつた場合は、特定画像領域の設定不能
処理(ステツプP16)を行い、処理を終了する。
【0030】以上説明した実施例では、特定パタ−ンの
中心位置を決定するのに、パタ−ンマツチングの手法を
適用しているが、円形の特定パタ−ンであれば、読み取
り画像から抽出した特定パタ−ンのエツジを検出し、そ
の円弧から中心位置を決定することもできる。
中心位置を決定するのに、パタ−ンマツチングの手法を
適用しているが、円形の特定パタ−ンであれば、読み取
り画像から抽出した特定パタ−ンのエツジを検出し、そ
の円弧から中心位置を決定することもできる。
【0031】また、以上説明した実施例では、原稿は左
横書きで、文字列の先頭に特定パタ−ンがあることを前
提として読み取り画像から特定画像領域を抽出する例を
示したが、縦書き原稿であつても文字列の先頭に特定パ
タ−ンがある場合は、前記実施例と同様な手法で読み取
り画像から特定画像領域を抽出することができる。ま
た、縦書き原稿の場合には、90°回転させてから左横
書きの場合の処理を適用しても、特定画像領域を抽出す
ることができる。
横書きで、文字列の先頭に特定パタ−ンがあることを前
提として読み取り画像から特定画像領域を抽出する例を
示したが、縦書き原稿であつても文字列の先頭に特定パ
タ−ンがある場合は、前記実施例と同様な手法で読み取
り画像から特定画像領域を抽出することができる。ま
た、縦書き原稿の場合には、90°回転させてから左横
書きの場合の処理を適用しても、特定画像領域を抽出す
ることができる。
【0032】さらに、以上説明した実施例では、色付け
処理は特定画像領域の画像デ−タ(文字)に色付けする
例で説明したが、座標値で指定された特定画像領域全体
に文字と異なる色付けをしたり影を付けるなど、特定画
像領域全体或いは特定画像領域の画像デ−タ(文字)に
種々の加工を加えることもできる。
処理は特定画像領域の画像デ−タ(文字)に色付けする
例で説明したが、座標値で指定された特定画像領域全体
に文字と異なる色付けをしたり影を付けるなど、特定画
像領域全体或いは特定画像領域の画像デ−タ(文字)に
種々の加工を加えることもできる。
【0033】
【発明の効果】以上、説明したとおり、この発明は、原
稿1ペ−ジ分の画像領域の上で編集対象とする特定の画
像領域をその領域にある特定パタ−ンで識別し、その特
定パタ−ンを含む所定のサイズの仮の画像領域を設定し
て、その仮の画像領域の画像デ−タの分布状態を調べ、
その結果から画像編集のために抽出すべき特定の画像領
域を設定するものであるから、従来の画像領域の指定手
段のように、画像領域を座標値で指定したり、マ−クペ
ンで閉ル−プを描いて指定するなどの手数が不要とな
り、簡単に抽出すべき特定の画像領域を指定することが
できる。
稿1ペ−ジ分の画像領域の上で編集対象とする特定の画
像領域をその領域にある特定パタ−ンで識別し、その特
定パタ−ンを含む所定のサイズの仮の画像領域を設定し
て、その仮の画像領域の画像デ−タの分布状態を調べ、
その結果から画像編集のために抽出すべき特定の画像領
域を設定するものであるから、従来の画像領域の指定手
段のように、画像領域を座標値で指定したり、マ−クペ
ンで閉ル−プを描いて指定するなどの手数が不要とな
り、簡単に抽出すべき特定の画像領域を指定することが
できる。
【図1】画像の編集処理の手法を説明する図。
【図2】特定パタ−ンで識別された画像領域の大きさを
決定する方法を説明する図。
決定する方法を説明する図。
【図3】x軸方向の画像デ−タの分布状態を説明する
図。
図。
【図4】y軸方向の画像デ−タの分布状態を説明する
図。
図。
【図5】画像処理回路のブロツク図。
【図6】編集すべき特定の画像領域の設定処理を説明す
るフロ−チヤ−ト。
るフロ−チヤ−ト。
11 CPU 12 表示装置 13 イメ−ジスキヤナ 14 キ−ボ−ド 15 マウス 16、17、18、25、26、27、28 入出力制
御装置 20 画像メモリ 21 特定パタ−ン座標デ−タメモリ 22 特定パタ−ン格納メモリ 23 抽出画像メモリ 24 作像機構
御装置 20 画像メモリ 21 特定パタ−ン座標デ−タメモリ 22 特定パタ−ン格納メモリ 23 抽出画像メモリ 24 作像機構
フロントページの続き (72)発明者 鍋島 孝元 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 坂谷 一臣 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 原稿を走査して画像信号を発生させる画
像信号発生手段と、前記画像信号に基づいて形成された
原稿1ペ−ジ分の画像領域に相当する画像デ−タを記憶
する画像デ−タ記憶手段とを備えた画像処理装置におい
て、 前記画像デ−タ記憶手段に記憶された原稿1ペ−ジ分の
画像デ−タから特定パタ−ンを抽出するパタ−ン抽出手
段と、 前記原稿1ペ−ジ分の画像領域の上に前記パタ−ン抽出
部により抽出された特定パタ−ンを含む所定のサイズの
仮の画像領域を設定し、該仮の画像領域における画像デ
−タの分布状態を検出し、画像デ−タ分布情報を出力す
る画像デ−タ分布状態検出手段と、 前記画像デ−タ分布状態検出手段により検出された画像
デ−タ分布情報に基づいて前記仮の画像領域上に特定画
像領域を設定する特定画像領域設定手段と、 前記画像デ−タ記憶手段に記憶された画像デ−タから前
記特定画像領域設定手段で設定された特定画像領域の画
像デ−タを抽出する特定画像領域画像デ−タ抽出手段と
を備えたことを特徴とする特定の画像領域を抽出できる
画像処理装置。 - 【請求項2】前記画像デ−タ分布状態検出手段は、前記
仮の画像領域における文字列の配列方向及びこれに直交
する方向における画像デ−タの分布状態を検出すること
を特徴とする請求項1記載の特定の画像領域を抽出でき
る画像処理装置。 - 【請求項3】前記特定画像領域設定手段により設定され
る特定の画像領域は、有効画像デ−タのみが含まれる画
像領域であることを特徴とする請求項1記載の特定の画
像領域を抽出できる画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8049586A JPH09224150A (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | 特定の画像領域を抽出できる画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8049586A JPH09224150A (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | 特定の画像領域を抽出できる画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09224150A true JPH09224150A (ja) | 1997-08-26 |
Family
ID=12835337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8049586A Pending JPH09224150A (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | 特定の画像領域を抽出できる画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09224150A (ja) |
-
1996
- 1996-02-14 JP JP8049586A patent/JPH09224150A/ja active Pending
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