JPH08242358A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH08242358A
JPH08242358A JP7045660A JP4566095A JPH08242358A JP H08242358 A JPH08242358 A JP H08242358A JP 7045660 A JP7045660 A JP 7045660A JP 4566095 A JP4566095 A JP 4566095A JP H08242358 A JPH08242358 A JP H08242358A
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JP7045660A
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Gururajiyu Rao
ラオ・グルラジュ
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】原稿の画像の複製画像を形成する際、その画像
内の複製不要な不要領域の除去や抑制が容易に行える画
像処理装置を提供する。 【構成】画像入力部1から原稿の画像を読取り、特徴量
算出部3で、読み取られた画像から物理的/論理的連結
する矩形領域(オブジェクト)を検出して、その特徴量
と不要領域を検出するために必要な不要領域情報を算出
し、不要領域識別部5で、検出された各オブジェクト毎
にその特徴量と前記不要領域情報をもとにした不要領域
識別用基準情報を比較して、そのオブジェクトが不要領
域であるか否かを検出し、出力処理部8で検出された不
要領域を指定された方法により除去や抑制するための処
理を施して、出力画像記憶部9に記憶し、その記憶され
た画像をもとに画像出力部10で前記画像の複製画像を
作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、画像の複製画
像を形成するための画像処理を行う画像処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、ドキュメント等の原稿をスキャ
ンしてその画像を読取り、その複製画像を形成する、す
なわち、原稿上の画像を複写する画像処理装置において
は、読取られた画像の画素単位に局所領域の特徴などを
調べ、領域分離を行い、画素ごとに加工を行って複写を
行うようになっていた。
【0003】このような画素単位の複写処理では、例え
ば、ドキュメントを複写する際にスキャン範囲は原稿サ
イズよりも大きい場合は、原稿の外側のかげも複写さ
れ、また、とじ穴、クリップ、ステープルなどのかげも
そのまま複写されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらのかげ
は実際のところ複写不要なものであり、原稿の外側、原
稿の厚みによるかげ、とじ穴、クリップ、ステープル
や、それらの跡等のかげをそのまま複写するということ
は、複写結果の質や見やすさを低減する要因と考えられ
る。
【0005】そこで、本発明は、画像の複写を行う際、
その画像領域から複写する必要がない領域を判定して、
その不要領域の除去や抑制を容易に行うことが可能な画
像処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の画像処理装置
は、原稿の画像を読取ってこの画像の複製画像を形成す
るための画像処理を行う画像処理装置であって、前記原
稿の画像を読取る画像読取手段と、この画像読取手段で
読取られた画像から前記画像が記録されている領域を抽
出し、この抽出された領域に記録された前記画像の形や
大きさを算出する算出手段と、前記画像を複製する際に
複製不要であると予め設定された画像の形や大きさに基
づいて作成された不要画像基準情報を記憶する記憶手段
と、前記算出手段により算出された前記画像の形や大き
さと前記記憶手段に記憶された不要画像基準情報とを比
較して、前記画像読取手段により読み取られた画像から
前記複製不要な画像が記録された不要領域を検出する検
出手段と、この検出手段により検出された不要領域に記
録された画像を補正して前記画像読取手段により読み取
られた画像の複製画像を形成するよう制御を行う制御手
段とを具備している。
【0007】また、本発明の画像処理装置は、原稿の画
像を読取ってこの画像の複製画像を形成するための画像
処理を行う画像処理装置であって、前記原稿の画像を読
取る画像読取手段と、この画像読取手段により読み取ら
れた画像から前記画像が記録されている領域を抽出し、
この抽出された領域に記録された前記画像の大きさや位
置を算出する算出手段と、前記画像を複製する際に複製
不要であると予め設定された複数の種類の画像の大きさ
や位置に基づいて作成された不要画像基準情報とを比較
して、前記画像読取手段により読み取られた画像から前
記複製不要な画像が記録された不要領域および前記不要
画像の種類を検出する検出手段と、この検出手段により
検出された前記不要画像の種類や位置に応じて前記不要
領域に記録された画像を補正して前記画像読取手段によ
り読み取られた画像の複製画像を形成するよう制御を行
う制御手段とを具備している。
【0008】また、本発明の画像処理装置は、前記制御
手段は、前記検出手段により検出された不要領域の画像
を除去して前記画像読取手段により読み取られた画像の
複製画像を形成するよう制御を行うことを特徴とする請
求項2記載の画像処理装置。
【0009】また、本発明の画像処理装置は、前記制御
手段は、前記検出手段により検出された不要領域の画像
に濃度調整処理を行い、前記画像読取手段により読み取
られた画像の複製画像を形成するよう制御を行うことを
特徴とする。
【0010】また、本発明の画像処理装置は、前記制御
手段は、前記検出手段により検出された不要領域の画像
にフィルタ処理を行い平滑化して前記画像読取手段によ
り読み取られた画像の複製画像を形成するよう制御を行
うことを特徴とする。
【0011】さらに、本発明の画像処理装置は、原稿の
画像を読取ってこの画像の複製画像を形成するための画
像処理を行う画像処理装置であって、前記原稿の画像を
読取る画像読取手段と、この画像読取手段で読取られた
画像から前記画像が記録されている領域を抽出し、この
抽出された領域に記録された前記画像の形や大きさを算
出する算出手段と、前記画像を複製する際に複製不要で
あると予め設定された画像の形や大きさに基づいて作成
された不要画像基準情報を記憶する記憶手段と、前記算
出手段により算出された前記画像の形や大きさと前記記
憶手段に記憶された不要画像基準情報とを比較して、前
記画像読取手段により読み取られた画像から前記複製不
要な画像が記録された不要領域を検出する検出手段と、
この検出手段で検出された不要領域に記憶された画像の
補正方法を指定する指定手段と、この指定手段により指
定された補正方法により前記検出手段により検出された
不要領域の画像を補正して前記画像読取手段により読み
取られた画像の複製画像を形成するよう制御を行う制御
手段とを具備している。
【0012】
【作用】原稿の画像を読取って、この画像の複製画像を
形成する際、読み取られた原稿の画像から前記画像が記
録されている領域を抽出し、この抽出された領域に記録
された前記画像の大きさや位置を算出し、この算出され
た前記画像の大きさや位置と、予め設定された複製不要
の画像の不要画像基準情報とを比較して、前記読み取ら
れた画像から前記複製不要な画像が記録された不要領域
を検出し、この検出された不要領域の種類や位置に応じ
た補正を行って、前記読み取られた画像の複製画像を作
成することにより、原稿の画像内に存在する複製不要な
不要領域の除去や抑制が容易に行うことが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は、本発明の画像処理装置の全体の
構成を示したものである。図1において、画像入力部1
はスキャナ等の画像入力装置により、与えられたドキュ
メント等の原稿から画像を読取るものである。
【0014】画像記憶部2は、画像入力部1で読み取ら
れた画像データを一時的に記憶するものである。特徴量
算出部3は、画像記憶部2に記憶された画像全体の射影
をもとに、例えば、文字等が物理的あるいは論理的に連
結されている各領域(以降オブジェクトという)の始点
座標、寸法(大きさ)等の特徴を検出して、各オブジェ
クトの特徴量として特徴量記憶部4に送信する。さら
に、その各オブジェクトに対し縦横射影などを行い、不
要領域を判断するための機可的特徴(不要領域特情報)
を算出し、それを不要領域情報記憶部6に送信する。
【0015】特徴量記憶部4は特徴量算出部3からの各
オブジェクトの特徴量を一時的に記憶するものである。
不要領域識別部5は、特徴量記憶部4で記憶された各オ
ブジェクトの特徴量と不要領域情報記憶部6に記憶され
る不要領域識別用基準情報から各オブジェクトを対象に
不要領域か否かを判断し、不要領域であれば、それに対
し施すべく出力処理を出力処理部8に指示するものであ
る。
【0016】不要領域情報記憶部6は、不要領域を判断
するために必要な情報があらかじめ記憶され、その情報
と特徴量算出部3からの不要領域情報をもとに不要領域
識別用基準情報を作成し、不要領域識別部5に必要なと
き供給するものである。また、マン・マシンインタフェ
イス7から与えられる出力処理指示情報をも不要領域識
別部5に供給するようになっている。
【0017】マン・マシンインタフェイス7は、本装置
の操作者に対し、入力指示案内を表示するとともに、操
作者がその案内に従って例えば、タッチパネル等によ
り、各種処理等を指示するための情報の入力等を行うも
のである。入力された指示情報は不要領域情報記憶部6
に送信され、ここに一時記憶される。
【0018】出力処理部8は、不要領域識別部5で識別
処理(不要領域検出処理)が施された後、各オブジェク
トに対応するもとの画像データを画像記憶部2から読み
出し、対象のオブジェクトが不要領域であれば、その不
要領域に対して、マン・マシンインタフェイス7、不要
領域情報記憶部6、不要領域識別部5を介して指定され
た処理を行った後、出力画像記憶部9に出力するように
なっている。
【0019】出力画像記憶部9は、出力処理部8からの
画像データを一時記憶するものである。画像出力部10
は、出力処理された画像を出力画像記憶部9から読み出
し、プリンタなど出力装置に出力する制御を行うもので
ある。
【0020】次に、図1に示した画像処理装置の各部に
ついてさらに詳しく説明する。まず、画像入力部1で与
えられた原稿から画像を読取る処理について説明する。
【0021】画像入力部1は、例えばスキャナ等によ
り、原稿の画像を読取るものである。例えば、10画素
/mm、8ビットで画像を読取るスキャナの場合、原稿
の情報が1mmあたり10画素(0.1mmピッチ)の
間隔でサンプリングされる。
【0022】図2〜図4は、このようなスキャナにより
例えば、「A」という文字C1が原稿Mから読み取られ
る場合について示している。まず、図2に示すようなA
3サイズ(420mm×297mm)の原稿Mをスキャ
ナで0.1mmピッチでサンプリングすると、サンプリ
ング後の画素数は(4199×2969)となり、1画
素あたりの画素値を256階調で表すと、約12メガバ
イトのデータとなる。図2に示す原稿Mの左上のコーナ
ーを原点としてX方向(横方向)に40mm、Y方向
(縦方向)40mmに「A」という文字C1が存在する
とする。
【0023】この文字C1は、図3に示すような4mm
×4mmの寸法であるとすると、サンプリング後、図4
に示すように、その文字の始点座標は(400、40
0)となり、終点座標は(439、439)となる。サ
ンプリングは図4に示す領域Q単位で行われ、その領域
を画素と呼び、その画素の値を画素値とする。例えば縦
方向41.8mm、横方向40mmの位置でのサンプリ
ング値は220とすればこの値を座標(418、40
0)の画素値とする。
【0024】図5は、このようにして文字C1につい
て、サンプリング座標と画素値の対応の具体例を示した
ものである。入力画像記憶部2は各々のアドレス、すな
わち、例えば、サンプリング座標に対応させて画素値を
記憶するものである。各々の画素値はその座標における
画素の濃度を表す。つまり画素が黒い程画素値が高い。
【0025】特徴量算出部3は画像記憶部3から画像を
読みだし、全体射影、部分射影などを行うことにより、
その画像内のオブジェクト数、各オブジェクトの始点座
標(Xs,Ys)、寸法(Δx,Δy)等をオブジェク
トの幾何的特徴量として算出し、それを特徴量記憶部4
に送信するようになっている。さらに不要領域と判断す
るために基準となるパラメタとして、スキャン開始・終
了座標、原稿開始・終了座標、とじ穴が存在すれば、と
じ穴に関する開始点、寸法、穴間の距離等算出し、それ
らを不要領域情報として不要領域情報記憶部6に送信す
るようになっている。
【0026】次に、特徴量算出部3について図6を参照
して説明する。図6において、CPU3aは、特徴量算
出部3を構成する各部に接続され、それら全体の制御を
司り、特徴量算出処理を実行するものである。
【0027】画像アクセス部3bは、アドレスを指定し
て画像記憶部2に記憶されている画像データ(すなわ
ち、画素値)を読み出すようになっている。2値化処理
部3cは,画像アクセス部3bにより画像記憶部2から
読み取った画像データを受け、2値化を行うようになっ
ている。すなわち、読み取った画素値を予め設定された
閾値と比較し、対象画素値が閾値より大きい場合は2値
化出力を1(黒点)とし、それ以外は2値化出力を0
(白点)とするものである。
【0028】2値化画像メモリ3eは、2値化処理部3
cによって2値化された画像を記憶するメモリである。
特徴量アクセス部3dは、画像記憶部2に記憶された画
像データをもとに、算出された各オブジェクトの特徴量
を特徴量記憶部4(図1参照)に記憶するためのアドレ
スと制御信号等を作るようになっている。
【0029】全画像射影部3fは原稿の画像全体の縦横
の射影を行い、予め設定された閾値をもとに、その閾値
より小さい値を0にし、それ以外のものをそのまま残
す。射影とは、縦横の画素の列から黒画素のみを積算し
てそれをその行や列の射影値とするものである。この処
理方法の原理を図7を参照して説明する。
【0030】閾値を、例えば加算する画素数の3%と設
定して、射影を求めることにより画像内の様々な情報や
寸法等が求められる。図7は、スキャナによる読取り範
囲が原稿範囲より広い場合を示したものである。縦横の
射影それぞれの各山の始点座標(縦方向はTyi,i=
1,2,…、ny、横方向はTxj,j=1,2,3,
…,nx)と幅(縦方向はΔTyi,i=1,2,…n
y、横方向はΔTxj,j=1,2,3,…,nx)を
求めることにより、画像内の文字列間隔、文字間隔、原
稿の外側の幅などを求めることができる。
【0031】まず、原稿範囲の算出について説明する。
図7に示したように、スキャンの開始値を(X0=0、
Y0=0)、最終値を(Xm、Ym)とする。このと
き、縦方向射影の第一番目の山の開始点Ty1の座標が
0(Ty1=0)であれば、原稿範囲の縦方向の始点座
標Y´0は、 Y´0=Y0+ΔTy1 ・・・(1) となり、一方、縦方向射影の第一番目の山の開始点Ty
1の座標が0でないときは、 Y´0=Y0 ・・・(2) となる。
【0032】縦方向の最後の山の終了点の座標が(Ty
ny+ΔTyn=Ym)であれば原稿範囲の縦方向の始
点座標Y´mは、 Y´m=Ym−ΔTyny・・・(3) となり、同じく、(Tyny+ΔTyn≠Ym)の場合
は Y´m=Ym ・・・(4) となる。同様に横方向の射影からX´0とX´mの計算
ができる。
【0033】以上の結果、スキャン範囲(X0、Y0)
〜(Xm、Ym)、原稿範囲(X´0、Y´0)〜(X
´m、Y´m)が求まる。スキャン範囲、原稿範囲を不
要領域情報として不要領域情報記憶部6に記憶される。
【0034】部分射影部3gは,全画像射影部3fから
縦横射影における山の開始点、山の広がり、スキャン範
囲、原稿範囲などの情報を受ける。そして、縦方向の射
影の各山の開始点とその広がりの情報に対応する2値画
像を2値化画像メモリ3eから読み取り、その2値化画
像において、例えば横方向のみの射影処理を行う。部分
射影により縦射影の各山における横方向のオブジェクト
数、各オブジェクトの始点情報MKZ、横方向の射影の
長さとして表される平均文字サイズ情報LHMSを算出
し、文字座標抽出部3mに入力される。
【0035】さらに、部分射影部3gは、原稿開始座標
と終了座標に最も近い(あらかじめ定められたある範囲
AS、例えば100画素以内にある)縦と横射影の山の
開始点と広がりに対応する2値画像データを読みだし、
それがとじ穴に相当する領域か否かをチェックする。そ
の方法の原理について図8を参照して説明する。
【0036】図8(a)は、とじ穴が原稿の縦方向にあ
る場合で、図8(a)に示すように、原点から横方向に
あらかじめ定めされた範囲AS以内(例えば、図8
(a)において、原点から横方向の座標がXTsの位
置)の横方向の射影の山に対して、その画像の縦方向の
部分射影をとることによりとじ穴領域をチェックする。
もし、部分射影の山(図8(a)においてS1、S2、
S3)のそれぞれにおいて、その山の積分値、山の広が
り、山間の間隔、などが一定であれば、とじあな領域と
し、とじ穴の総数NT、とじ穴の開始アドレス(XT
s,YTs)、とじ穴の寸法(ΔTx,ΔTy)、とじ
穴の間隔(DTx,DTy)等を算出し、これらを不要
領域情報として不要領域情報記憶部6に記憶する。
【0037】図8(b)は、とじ穴が原稿の横方向にあ
る場合を示している。図8(a)の場合と同様に、原点
から縦方向にあらかじめ定めされた範囲AS以内(例え
ば、図8(b)において、原点から横方向の座標がYT
sの位置)の縦方向の射影の山に対して、その画像の横
方向の部分射影をとることによりとじ穴領域をチェック
する。
【0038】さらに、特徴量算出部3では、2値化画像
メモリ3eに記憶されている2値化画像をもとに、読取
られた原稿の各文字座標を求めるようになっている。そ
の処理は、8近傍連結成分抽出部3h、ラベリング・グ
ルーピング部3i、文字座標抽出部3mにより、部分射
影部3gと同様に文字列ごとに算出する。この処理方法
について図9を参照して簡単に説明する。
【0039】ここでは、例えば、図9(a)に示すよう
に、2値化画像メモリ3eに記憶されている「2」と
「3」という数字の2値化画像をもとに説明する。8近
傍連結成分抽出部3hによる処理により図9(b)に示
すような連結成分を求めてラベル付けを行い、それをラ
ベリング・クルーピング部3iで図9(c)に示すよう
に等化グループの融合などを行い、それをもとに、図9
(d)に示す様に連結成分ブロックの始点座標と終点座
標が得られる。
【0040】8近傍連結成分抽出部3hにおける連結成
分算出方法について図10を参照して説明する。すなわ
ち、図9(a)に示した注目画素Pについて、その連結
成分を求めるに必要な近傍セルを図10に示す。画素P
の連結成分を求めるには以下の処理を行う。 1)画素Pの値が「0」のとき画素Pのラベルを「0」
とする。 2)画素Pの値が「1」で、すでに処理されている近傍
画素A、B、C、Dのラベルがすべて「0」であればP
に新しいラベルを付ける。 3)画素Pの値が「1」で、画素A、B、C、Dの中で
一つでも「0」以外のラベルを持つならばそのなかから
「0」以外のラベルを1つ選び(例えば一番小さいラベ
ル)、それをPのラベルとすると同時に、「0」以外の
ラベルを持つすべてのラベルが等化であることを記録し
ておく。例えば、図9(a)示すように座標(7、1
0)の画素Pを処理対象画素とすると、この時点では図
10(a)に示す近傍画素A、B、Cは既に処理されて
おり、図10(b)に示すようにラベルが付されてい
る。
【0041】対象画素Pの値は「1」なので、近傍画素
の中から「0」以外の最小のラベルを選ぶと、この場合
は「2」であるため、対象画素Pのラベルを「2」とす
る。さらに、近傍画素の中には「0」以外の対象画素P
と異なる「3」とラベルされた画素が存在するため、ラ
ベル2とラベル3が等価であることが記憶される。すな
わち、各画素のラベル値(連結成分ラベルデータ)と等
価ラベル情報(等価ラベルデータ)を連結成分情報メモ
リ3jに記憶する。
【0042】ラベリングとグルーピング部3iは,連結
成分情報メモリ3jから連結成分ラベルデータと等価ラ
ベルデータを読み出し、等価であるラベルをグルーピン
グするようになっている。すなわち、図9(c)に示し
たように新しいラベルに置換する。すなわち、図9
(c)の場合、ラベル「3」とラベル「2」は等価であ
るので、例えば「2」に置換される。この情報が、ラベ
リング情報メモリ3kに記憶される。
【0043】さらに、ラベリング・グルーピング部3i
では、等価ラベリングを新しいラベルにより再びラベリ
ングを行った後、ラベリング情報メモリ3kをスキャン
し、同じラベルを持つ最小座標と最大座標を読み取る。
同じラベルのものは1つに連結された物理ブロックを表
すので、最小座標はその物理ブロックの始点座標、最大
座標はその物理ブロックの終点座標となる。これらの座
標情報が文字座標抽出情報メモリ3lに記憶される。
【0044】もし原稿範囲(X´0、Y´0)〜(X´
m、Y´m)とスキャン範囲(X0、Y0)〜(Xm、
Ym)が異なる場合は、上下左右に不要領域ブロックが
現れる。例えば、上に不要領域ブロックが存在するとそ
の領域の座標は(X0、Y0)〜(Xm、Y´0)なる
ので、再ラベリングを行う前にこの領域に関するラベル
すべてを0とし、この物理ブロックの始点と終点を文字
座標抽出情報メモリ3lに記憶する。同様なことを他の
原稿外領域(不要領域)においても行う。
【0045】文字座標抽出部3mは、部分射影部3gか
らの平均文字サイズ情報LHMSと各文字の始点情報M
KZをもとに物理ブロックの融合化を行う。この処理に
より例えば複数の連結成分からなる1つの文字の座標が
算出される。この処理では文字始点から平均文字サイズ
の範囲内にある物理ブロックを一つの文字とするもので
ある。融合化される各々のブロックの座標データから一
番小さい座標データは対象文字の始点座標であり、一番
大きい座標データはその文字の終点座標となる。例え
ば、1つの物理ブロック(ブロック1)の始点座標を
(xs1、ys1)、終点座標を(xe1、ye1)と
し、もう一方の物理ブロック(ブロック2)の始点座標
を(xs2,ys2)、終点座標を(xe1、ye1)
とすると、これらを融合したときのブロックの始点座標
(xs、ys)と終点座標(xe、ye)、その寸法Δ
x、Δyは以下のようになる。
【0046】xs=min(xs1、xs2) ys=min(ys1、ys2) xe=max(xe1、xe2) ye=max(ye1、ye2) Δx=xe−xs Δy=ye−ys この処理を文字列毎にすべての文字列に対して行い、ド
キュメント内のすべての文字の始点座標とその寸法(Δ
x,Δy)を算出する。しかし、スキャン範囲の開始
点、終了点、原稿範囲の開始点、終了点を含むブロック
はその他のブロックと融合しない。
【0047】このようにして、1つの文字として物理ブ
ロックを融合化したものを、ここではオブジェクトと呼
ぶ。上記の方法で算出された全てのオブジェクトの特徴
量はCPU3aの指示に従って、特徴量アクセス部3d
により作成されるアドレスに基づき特徴量記憶部4(図
1参照)へ書き込まれる。
【0048】図11は、特徴量記憶部4において特徴量
算出部3で算出された各オブジェクトの特徴量(各オブ
ジェクトの始点座標(xs、ys)とその寸法(Δx,
Δy)等)の記憶例を示したものである。
【0049】図11に示したように、特徴量記憶部4で
は、特徴量が算出されてオブジェクトとして検出された
ものの総数On、検出された各オブジェクト毎に、その
特徴量として、それらの始点座標、寸法が記憶されるよ
うになっている。
【0050】次に、不要領域識別部5について図12を
参照して説明する。この不要領域識別部5は、特徴量算
出部3で算出され、特徴量記憶部4に記憶された各オブ
ジェクト毎の特徴量と、不要領域情報記憶部6に記憶さ
れた不要領域情報等の不要領域識別用基準情報とをもと
に、処理対象のオブジェクト(ブロック)が不要領域か
否かを判断し、また、出力処理としてどのような処理を
施すべきかを指示するものである。
【0051】図12で示した不要領域識別部5の構成
は、ドキュメント等の原稿の画像を複写する際に複写不
要の不要領域として、例えば、原稿の外側、本の厚み、
ステープル/クリップなどの影やその跡、とじ穴の影や
その跡、ステープルなどでとじたまま再現すると生じる
段差によるかげ、小さいノイズなどを検出する場合につ
いて示したものである。
【0052】図12において、特徴量読取部5bは、特
徴量記憶部4から対象オブジェクトの特徴量を読取るも
のである。読取られた特徴量は不要領域検出部5c〜5
fに出力される。また、出力処理部8(図1参照)に対
しても対象オブジェクトの特徴量として読取られたオブ
ジェクトの開始位置座標(Xs,Ys)、寸法(Δx,
Δy)等がオブジェクト位置信号OZSとして出力され
る。
【0053】不要領域検出部5cは、不要領域である原
稿の外側/本の厚みの影やその跡等を検出するものであ
る。不要領域検出部5dは、不要領域であるステープル
やクリップなどの影やその跡等を検出するものである。
不要領域検出部5eは、不要領域であるとじ穴の影やそ
の跡等を検出するものである。不要領域検出部5fは、
周辺回路の影響等により生じるノイズ等による不要領域
を検出するものである。 不要領域情報読取部5aは、
不要領域情報記憶部6から不要領域情報、出力処理指示
情報等の不要領域識別用基準情報を読取り、不要領域検
出部5c〜5fに供給するものである。すなわち、不要
領域検出部5cに原稿の外側/本の厚みの不要領域に関
する情報を供給し、不要領域検出部5dにステープルや
クリップの跡やその影等を検出するために必要な情報を
供給し、不要領域検出部5eにとじ穴の影やその跡等の
不要領域の検出に必要な情報を供給し、不要領域検出部
5fにノイズ等による不要領域の検出に必要な情報を供
給する。
【0054】各不要領域検出部5c〜5fからは、それ
ぞれ、不要領域検出信号S1、S3、S5、S7、およ
び、各部において検出された不要領域に対し、どのよう
な処理を施すかを指定する出力処理指示信号S2、S
4、S6、S8が出力される。対象領域が不要領域の場
合は不要領域検出信号S1、S3、S5、S7のうちい
ずれか1つのみが「1」となり、対象領域が必要領域の
場合は、それらのすべてが「0」となる。
【0055】不要領域検出信号S1、S3、S5、S7
のそれぞれは、オア回路5gの入力端子に接続されて、
それらの論理和がとられ、内部不要領域信号FRF1が
出力され、アンド回路5iの入力端子の一方に接続され
る。
【0056】内部不要領域信号FRF1は、対象オブジ
ェクトから不要領域検出部5c〜5fのいずれかにおい
て何等かの不要領域が検出されたときのみ「1」とな
り、それ以外のときは「0」となる。
【0057】アンド回路5iの他方の入力端子には不要
領域処理有無信号T1が接続される。不要領域処理有無
信号T1は、例えば、本装置のユーザによるマン・マシ
ンインタフェイス部7からの入力指示により、不要領域
除去/抑制機能を有効したときのみ「1」で、無効にし
たとき「0」となる。
【0058】アンド回路5iでは、不要領域処理有無信
号T1と内部不要領域信号FRF1の論理積をとり、不
要領域検出信号FRFを出力する。不要領域検出信号F
RFは、不要領域処理有無信号T1が「1」のときのみ
不要領域検出信号FRFが内部不要領域信号FRF1の
値となり、それ以外のときは「0」となる。
【0059】出力処理指示信号S2、S4、S6、S8
は、例えば、2ビットの出力信号で、例えば、「00」
(処理なし)、「01」(オブジェクト除去)、「1
0」(濃度調整)、「11」(空間フィルタリング)の
4通りの値のいずれか1つである。不要領域の種類、位
置等に応じて、出力処理指示信号S2、S4、S6、S
8のいずれか1つの信号が上記のいずれかの値をとり、
不要領域でない場合は必ず「00」となっている。出力
処理指示信号S2、S4、S6、S8はオア回路5hに
入力されて論理和がとられ、さらに、アンド回路5jで
不要領域処理有無信号T1と論理積がとられることによ
り、処理対象オブジェクトにおける出力処理指示信号S
SFが得られる。
【0060】このように、不要領域有無信号T1が
「1」となり、不要領域処理を有効と設定された場合、
不要領域識別部5は、各オブジェクトが不要領域かどう
かをチェックした結果を不要領域検出信号FRFを
「1」として出力し、さらに、その検出された不要領域
に応じた出力処理指示信号SSFを出力するようになっ
ている。
【0061】尚、本実施例では、出力処理として、「処
理なし」、「オブジェクト除去」、「濃度調節」、「空
間フィルタリング」という4つをあげたが、これ以外の
処理やそれらの組み合わせでも可能である。それに応じ
て出力処理指示信号のビット数も拡張すればよい。
【0062】次に、不要領域検出部5c〜5fのそれぞ
れの構成の具体例について説明する。まず、不要領域検
出部5cは,原稿の外側、あるいは本の厚み等を検出す
るもので、その構成の具体例について図13を参照して
説明する。
【0063】前述したように、不要領域検出部5cに
は、特徴量読取部5bを介して特徴量記憶部4から不要
領域の検出対象となるオブジェクトの始点座標(Xs、
Ys)、そのオブジェクトの寸法(Δx、Δy)が入力
される。
【0064】また、不要領域情報読取部5aを介して不
要領域情報記憶部6から原稿の外側等を検出するために
必要な情報として、スキャナの読み取り範囲(X0=
0、Y0=0)〜(Xm、Ym)と、対応する出力処理
指示情報GSSが入力される。対象オブジェクトが原稿
の外側と判断されるための条件を以下に示す。
【0065】 第1の条件:Xs=X0、Ys=Y0 かつ Δx=Xm 第2の条件:Xs=X0、Ys=Y0 かつ Δy=Ym 第3の条件:Xs=X0、Ys+Δy=Ym かつ Δx=Xm 第4の条件:Xs+Δx=Xm、Ys=Y0 かつ Δy=Ym 以上4つの条件のうちいずれか一つの条件を満たすと
き、そのオブジェクトは原稿の外側や本の厚みと判断さ
れる。これを実施するための構成の具体例が図13に示
すものである。
【0066】前記の条件では左辺が右辺に等しいかをチ
ェックする必要があるが、本実施例ではある程度の誤差
を吸収するために左辺と右辺の差をとり、その差をΔE
という閾値と比較し、小さいか等しい時は左辺と右辺が
等しいとし、大きいときは等しくないとする。上記の4
つの条件のうちいずれか一つの条件が満たされたとき、
原稿の外側が検出されたとして、不要領域検出信号S1
が「1」となる。それ以外のときは「0」となる。
【0067】さて、図13において、減算回路50aに
は、処理対象オブジェクトの始点位置のx座標Xs、ス
キャナ読み取り範囲の始点位置のx座標X0が入力さ
れ、その差分を出力し、比較回路52aの一方の入力端
子に入力される。比較回路52aの他方の入力端子には
閾値ΔEが入力され、減算回路50aの出力が閾値ΔE
より小さいときのみ比較回路52aから「0」が出力さ
れ、減算回路50aの出力が閾値ΔEより大きいときは
比較回路52aから「1」が出力されるようになってい
る。従って、比較回路52aの出力は、Xs=X0のと
き「0」となり、そうでないとき「1」となる。
【0068】減算回路50bには、処理対象オブジェク
トの始点位置のy座標Ys、スキャナ読み取り範囲の始
点位置のy座標Y0が入力され、その差分を出力し、比
較回路52bの一方の入力端子に入力される。比較回路
52bの他方の入力端子には閾値ΔEが入力され、減算
回路50bの出力が閾値ΔEより小さいときのみ比較回
路52bから「0」が出力され、減算回路50bの出力
が閾値ΔEより大きいときは比較回路52bから「1」
が出力されるようになっている。従って、比較回路52
bの出力は、Ys=Y0のとき「0」となり、そうでな
いとき「1」となる。
【0069】加算回路51aには、処理対象オブジェク
トの始点位置のy座標Ys、オブジェクトのy方向の寸
法Δyが入力されて、それらの加算値(Ys+Δy)が
減算回路50cに出力される。減算回路50cには、ス
キャナ読み取り範囲の終点のy座標Ymが入力され、加
算値(Ys+Δy)とYmの差分が比較回路52cの一
方の入力端子に入力される。比較回路52cの他方の入
力端子には閾値ΔEが入力され、減算回路50cの出力
が閾値ΔEより小さいときのみ比較回路52cから
「0」が出力され、減算回路50bの出力が閾値ΔEよ
り大きいときは比較回路52cから「1」が出力される
ようになっている。従って、比較回路52cの出力は、
Ys+Δy=Ymのとき「0」となり、そうでないとき
「1」となる。
【0070】加算回路51bには、処理対象オブジェク
トの始点位置のx座標Xs、オブジェクトのx方向の寸
法Δxが入力されて、それらの加算値(Xs+Δx)が
減算回路50dに出力される。減算回路50dには、ス
キャナ読み取り範囲の終点のx座標Xmが入力され、加
算値(Xs+Δx)とXmの差分が比較回路52dの一
方の入力端子に入力される。比較回路52dの他方の入
力端子には閾値ΔEが入力され、減算回路50dの出力
が閾値ΔEより小さいときのみ比較回路52dから
「0」が出力され、減算回路50dの出力が閾値ΔEよ
り大きいときは比較回路52dから「1」が出力される
ようになっている。従って、比較回路52dの出力は、
Xs+Δx=Xmのとき「0」となり、そうでないとき
「1」となる。
【0071】減算回路50eには、処理対象オブジェク
トのy方向の寸法Δy、スキャナ読み取り範囲の終点位
置のy座標Ymが入力され、その差分を出力し、比較回
路52eの一方の入力端子に入力される。比較回路52
eの他方の入力端子には閾値ΔEが入力され、減算回路
50eの出力が閾値ΔEより小さいときのみ比較回路5
2eから「0」が出力され、減算回路50eの出力が閾
値ΔEより大きいときは比較回路52eから「1」が出
力されるようになっている。従って、比較回路52eの
出力は、Δy=Ymのとき「0」となり、そうでないと
き「1」となる。
【0072】減算回路50fには、処理対象オブジェク
トのx方向の寸法Δx、スキャナ読み取り範囲の終点位
置のx座標Xmが入力され、その差分を出力し、比較回
路52fの一方の入力端子に入力される。比較回路52
fの他方の入力端子には閾値ΔEが入力され、減算回路
50fの出力が閾値ΔEより小さいときのみ比較回路5
2fから「0」が出力され、減算回路50fの出力が閾
値ΔEより大きいときは比較回路52eから「1」が出
力されるようになっている。従って、比較回路52fの
出力は、Δx=Xmのとき「0」となり、そうでないと
き「1」となる。
【0073】ノア回路53aの入力端子には比較回路5
2a、52b、52fの出力が入力され、これらの反転
論理和がとられる。すなわち、ノア回路53aでは、比
較回路52a、52b、52fの出力が全て「0」のと
き前記第1の条件が満たされたとして「1」を出力し、
それ以外のときは「0」を出力するものである。
【0074】ノア回路53bの入力端子には比較回路5
2a、52b、52eの出力が入力され、これらの反転
論理和がとられる。すなわち、ノア回路53bでは、比
較回路52a、52b、52eの出力が全て「0」のと
き前記第2の条件が満たされたとして「1」を出力し、
それ以外のときは「0」を出力するものである。
【0075】ノア回路53cの入力端子には比較回路5
2a、52c、52fの出力が入力され、これらの反転
論理和がとられる。すなわち、ノア回路53cでは、比
較回路52a、52c、52fの出力が全て「0」のと
き前記第3の条件が満たされたとして「1」を出力し、
それ以外のときは「0」を出力するものである。
【0076】ノア回路53dの入力端子には比較回路5
2b、52d、52eの出力が入力され、これらの反転
論理和がとられる。すなわち、ノア回路53dでは、比
較回路52b、52d、52eの出力が全て「0」のと
き前記第4の条件が満たされたとして「1」を出力し、
それ以外のときは「0」を出力するものである。
【0077】オア回路54の入力端子には、ノア回路5
3a〜53dのそれぞれの出力が入力され、それらの論
理和がとられる。その結果、オア回路54の出力端子に
は、ノア回路53a〜53dのいずれか1つが「1」の
とき、すなわち、第1〜第2の条件のいずれか1つが満
たされていたとき「1」を出力するようになっている。
オア回路54から出力される信号が不要領域検出信号S
1である。
【0078】出力処理指示セレクタ55は、不要領域検
出信号S1が「1」のとき、不要領域情報記憶部6から
読み取られた出力処理指示情報GSSをそのまま、それ
以外は「0」を出力処理指示信号S2として出力する。
【0079】次に、不要領域検出部5dについて図14
を参照して説明する。不要領域検出部5dは、原稿の画
像データからステープルやクリップ等の影やその跡を検
出するものであり、その構成の具体例を図14に示して
ある。
【0080】前述したように、不要領域検出部5dには
特徴量読取部5bを介して特徴量記憶部4から読取られ
た不要領域の検出対象となるオブジェクトの始点座標
(Xs、Ys)、そのオブジェクトの寸法(Δx、Δ
y)と縦横射影の情報からの原稿内部の横方向最初の山
の座標XAS、最後の山の座標XAE、縦方向の最初と
最後の山の座標YAS、YAEが入力される。
【0081】また、不要領域情報読取部5aを介して不
要領域情報記憶部6からステープルやクリップ等を検出
するために必要な情報として、スキャナの読み取り範
囲、(X0=0、Y0=0)〜(Xm、Ym)、原稿範
囲(X´0、Y´0)〜(X´m、Y´m)、クリップ
の最大寸法(Lxm、Lym)、ステープルの最大寸法
(Sxm、Sym)、対応する出力処理指示情報CSS
が入力される。
【0082】対象のオブジェクトがクリップそのもの、
あるいはその影や跡と判断されるための条件を以下に示
す。 第5の条件:{Xs=X´0 か (Xs+Δx)=X
´m}かつ{(Δx<Lxm、Δy<Lym)} (例 Lxm=Xm/10、Lym=Ym/10) 第6の条件:{Ys=Y´0 か (Ys+Δy)=Y
´m}かつ{(Δx<Lxm、Δy<Lym)} (例 Lxm=Xm/10、Lym=Ym/10) 上記第5、第6の条件のどちらか一つの条件を満たした
場合、すなわち、原稿の4辺のうちの1辺からx方向あ
るいはy方向にクリップの最大寸法以内にあると判断さ
れた場合、そのオブジェクトはクリップそのもの、ある
いはその影や跡と判断される。
【0083】対象のオブジェクトがステープルそのも
の、あるいはその影や跡と判断されるための条件を以下
に示す。 第7の条件:Xs<XAS、かつ、(Δx<Sxm、Δ
y<Sym) 第8の条件:Ys<YAS、かつ、(Δx<Sxm、Δ
y<Sym) 第9の条件:(Xs>XAS、(Xs+Δx)>XA
E)かつ(Δx<Sxm、Δy<Sym) 第10の条件:(Ys>YAS、(Ys+Δy)>YA
E)かつ(Δx<Sxm、Δy<Sym) 上記第7〜第10の条件のうちいずれか一つの条件が満
たされているとき、すなわち、原稿の4辺のうちの一辺
に最も近い位置にある射影の山の位置にあり、しかもス
テープルの最大寸法より小さいと判断されたとき、その
オブジェクトはステープルそのもの、あるいはその影や
跡と判断される。これを実施するための構成の具体例が
図14に示すものである。なお、図14でも、図13で
説明した理由により、閾値ΔEを設けて、上記条件の左
辺と右辺が等しいか否かをチェックしている。
【0084】さて、図14において、減算回路60aに
は、処理対象オブジェクトの始点位置のx座標Xs、原
稿範囲の始点位置のx座標X´0が入力され、その差分
を出力し、比較回路62aの一方の入力端子に入力され
る。比較回路62aの他方の入力端子には閾値ΔEが入
力され、減算回路60aの出力が閾値ΔEより小さいと
きのみ比較回路62aから「0」が出力され、減算回路
60aの出力が閾値ΔEより大きいときは比較回路62
aから「1」が出力されるようになっている。従って、
比較回路62aの出力は、Xs=X´0のとき「0」と
なり、そうでないとき「1」となる。
【0085】加算回路61aには、処理対象オブジェク
トの始点位置のx座標Xs、オブジェクトのx方向の寸
法Δxが入力されて、それらの加算値(Xs+Δx)が
減算回路60bに出力される。減算回路60bには、原
稿範囲の終点のx座標X´mが入力され、加算値(Xs
+Δx)とX´mの差分が比較回路62bの一方の入力
端子に入力される。比較回路62bの他方の入力端子に
は閾値ΔEが入力され、減算回路60bの出力が閾値Δ
Eより小さいときのみ比較回路62bから「0」が出力
され、減算回路60bの出力が閾値ΔEより大きいとき
は比較回路62bから「1」が出力されるようになって
いる。従って、比較回路62bの出力は、Xs+Δx=
X´mのとき「0」となり、そうでないとき「1」とな
る。
【0086】減算回路60cには、処理対象オブジェク
トの始点位置のy座標Ys、原稿範囲の始点位置のy座
標Y´0が入力され、その差分を出力し、比較回路62
cの一方の入力端子に入力される。比較回路62cの他
方の入力端子には閾値ΔEが入力され、減算回路60c
の出力が閾値ΔEより小さいときのみ比較回路62cか
ら「0」が出力され、減算回路60cの出力が閾値ΔE
より大きいときは比較回路62cから「1」が出力され
るようになっている。従って、比較回路62cの出力
は、Ys=Y´0のとき「0」となり、そうでないとき
「1」となる。
【0087】加算回路61bには、処理対象オブジェク
トの始点位置のy座標Ys、オブジェクトのy方向の寸
法Δyが入力されて、それらの加算値(Ys+Δy)が
減算回路60dに出力される。減算回路60dには、原
稿範囲の終点のy座標Y´mが入力され、加算値(Ys
+Δy)とY´mの差分が比較回路62dの一方の入力
端子に入力される。比較回路62dの他方の入力端子に
は閾値ΔEが入力され、減算回路60dの出力が閾値Δ
Eより小さいときのみ比較回路62dから「0」が出力
され、減算回路60dの出力が閾値ΔEより大きいとき
は比較回路62dから「1」が出力されるようになって
いる。従って、比較回路62dの出力は、Ys+Δy=
Y´mのとき「0」となり、そうでないとき「1」とな
る。
【0088】比較回路65aの一方の入力端子には、処
理対象オブジェクトのx方向の寸法Δxが入力され、他
方の入力端子にはクリップのx方向の最大寸法Lxmが
入力されて、それらの値が比較される。その結果、比較
回路65aの出力端子からは、ΔxがLxmより小さい
とき(Δx<Lxm)のみ「1」が出力され、ΔxがL
xmより大きいとき(Δx>Lxm)「0」が出力され
るようになっている。
【0089】比較回路65bの一方の入力端子には、処
理対象オブジェクトのy方向の寸法Δyが入力され、他
方の入力端子にはクリップのx方向の最大寸法Lymが
入力されて、それらの値が比較される。その結果、比較
回路65bの出力端子からは、ΔyがLymより小さい
とき(Δy<Lym)のみ「1」が出力され、ΔyがL
ymより大きいとき(Δy>Lym)「0」が出力され
る。
【0090】比較回路62a、62bの出力は、それぞ
れインバータ回路63a、63bにより論理反転されて
からオア回路64aに入力される。従って、Xs=X´
0、(Xs+Δx)=X´m のうち、いづれか1つの
条件式を満たすとき、オア回路64aの出力端子からは
「1」が出力される。
【0091】比較回路62c、62dの出力は、それぞ
れインバータ回路63c、63dにより論理反転されて
からオア回路64bに入力される。従って、Ys=Y´
0、(Ys+Δy)=Y´m のうち、いづれか1つの
条件式を満たすとき、オア回路64bの出力端子からは
「1」が出力される。
【0092】比較回路65a、65bの出力はアンド回
路66aに入力される。従って、Δx<LxmかつΔy
<Lymのときにアンド回路66aの出力端子からは
「1」が出力される。
【0093】オア回路64aの出力とアンド回路66a
の出力は、アンド回路68aに入力される。従って、前
記第5の条件を満たすときのみアンド回路68aの出力
端子から「1」が出力され、そのオブジェクトは、原稿
の4辺のうちの1辺からx方向にクリップの最大寸法以
内にあるクリップそのもの、あるいはその影や跡と判断
されたことになる。
【0094】オア回路64bの出力とアンド回路66a
の出力は、アンド回路68bに入力される。従って、前
記第6の条件を満たすときのみアンド回路68bの出力
端子から「1」が出力され、そのオブジェクトは、原稿
の4辺のうちの1辺からy方向にクリップの最大寸法以
内にあるクリップそのもの、あるいはその影や跡と判断
されたことになる。
【0095】一方、比較回路65cの一方の入力端子に
は、処理対象オブジェクトのx方向の始点座標Xsが入
力され、他方の入力端子には原稿内部の横方向の最初の
山の座標XASが入力されて、それらの値が比較され
る。その結果、比較回路65cの出力端子からは、Xs
がXASより小さいとき(Xs<XAS)のみ「1」が
出力され、XsがXASより大きいとき(Xs>XA
S)「0」が出力される。
【0096】比較回路65dの一方の入力端子には、処
理対象オブジェクトのy方向の始点座標Ysが入力さ
れ、他方の入力端子には原稿内部の縦方向の最初の山の
座標YASが入力されて、それらの値が比較される。そ
の結果、比較回路65dの出力端子からは、YsがYA
Sより小さいとき(Ys<YAS)のみ「1」が出力さ
れ、YsがYASより大きいとき(Ys>YAS)
「0」が出力される。
【0097】比較回路65eの一方の入力端子には加算
回路61aの出力である加算値(Xs+Δx)が入力さ
れ、他方の入力端子には原稿内部の横方向の最後の山の
座標XAEが入力されて、それらの値が比較される。そ
の結果、比較回路65eの出力端子からは、加算値(X
s+Δx)がXASより大きいとき((Xs+Δx)>
XAS)「1」が出力され、小さいとき「0」が出力さ
れる。
【0098】比較回路65fの一方の入力端子には加算
回路61bの出力である加算値(Ys+Δy)が入力さ
れ、他方の入力端子には原稿内部の縦方向の最後の山の
座標YAEが入力されて、それらの値が比較される。そ
の結果、比較回路65fの出力端子からは、加算値(Y
s+Δy)がYASより大きいとき((Ys+Δy)>
YAS)「1」が出力され、小さいとき「0」が出力さ
れる。
【0099】比較回路65gの一方の入力端子には対象
オブジェクトのx方向の寸法Δxが入力され、他方の入
力端子にはステープルのx方向の最大寸法Sxmが入力
されて、それらの値が比較される。その結果、比較回路
65gの出力端子からは、ΔxがSxmより小さいとき
(Δx<Sxm)「1」が出力され、大きいとき「0」
が出力される。
【0100】比較回路65hの一方の入力端子には対象
オブジェクトのy方向の寸法Δyが入力され、他方の入
力端子にはステープルのy方向の最大寸法Symが入力
されて、それらの値が比較される。その結果、比較回路
65hの出力端子からは、ΔyがSymより小さいとき
(Δy<Sym)「1」が出力され、大きいとき「0」
が出力される。
【0101】比較回路65g、65hの出力はアンド回
路66bに入力される。従って、アンド回路66bの出
力は、Δx<SxmかつΔy<Symのとき「1」とな
る。アンド回路66bの出力はアンド回路66b、66
c、66d、66eのそれぞれの一方の入力端子に入力
される。
【0102】比較回路65c、65d、65e、65f
の出力はそれぞれアンド回路66b、66c、66d、
66eの他方の入力端子に入力される。従って、アンド
回路66bからは第7の条件が満たされたとき、アンド
回路66cからは第8の条件が満たされたとき、アンド
回路66dからは第9の条件が満たされたとき、アンド
回路66eからは第10の条件が満たされたとき、それ
ぞれ「1」が出力されるようになっている。
【0103】アンド回路66b、66c、66d、66
eのそれぞれからの出力はオア回路67bに入力され
る。従って、前記第7〜第10の条件のうちいずれかい
づれか1つの条件式を満たすとき、オア回路67bの出
力端子からは「1」が出力され、そのオブジェクトはス
テープルそのもの、あるいはその影や跡と判断されたこ
とになる。
【0104】アンド回路66bの出力およびオア回路6
7bの出力は、さらにオア回路67aに入力される。オ
ア回路67aでそれらの論理和がとられた結果、不要領
域検出信号S3が出力される。すなわち、対象オブジェ
クトがクリップやステープル、あるいはそれらの影や跡
と判断されたとき、この不要領域検出信号S3が「1」
となる。
【0105】出力処理指示セレクタ68は、不要領域検
出信号S3が「1」のとき、不要領域情報記憶部6から
読み取られた出力処理指示情報CSSをそのまま、それ
以外は「0」を出力処理指示信号S4として出力する。
【0106】次に、不要領域検出部5eについて図15
を参照して説明する。不要領域検出部5eは、とじ穴の
影やその跡を検知するものであり、その構成の具体例を
図15に示してある。
【0107】前述したように、不要領域検出部5eに
は、特徴量読取部5bを介して特徴量記憶部4から読取
られた不要領域の検出対象となるオブジェクトの始点座
標(Xs、Ys)、そのオブジェクトの寸法(Δx、Δ
y)が入力される。さらに、不要領域検出部5eには、
不要領域情報読取部5aを介して不要領域情報記憶部6
から不要領域識別用基準情報として、とじ穴始点座標
(XTs、YTs)、とじ穴の数NT、とじ穴間の距離
DTx,DTy、とじ穴の寸法(ΔDx、ΔDy)と、
とじ穴領域における出力処理指示情報TSSが入力され
る。
【0108】不要領域検出部5eでは、各オブジェクト
の始点座標(Xs、Ys)がとじ穴の始点座標(XT
s、YTs)と一致しているかをチェックし、さらにと
じ穴の寸法(ΔDx、ΔDy)とオブジェクトの寸法
(Δx、Δy)が一致しているかをチェックし、両方の
条件が満たされとき不要領域検出信号S5が「1」とな
り、それ以外のときは「0」となるよう出力するもので
ある。
【0109】図15において、比較回路74a〜74d
は、各オブジェクトの始点座標(Xs、Ys)がとじ穴
の始点座標(XTs,YTs)と一致しているか、とじ
穴の寸法(ΔDx,ΔDy)とオブジェクトの寸法(Δ
x、Δy)が一致しているかえおチェックするもので、
これらには、ある程度の誤差範囲を吸収するために閾値
ΔEと比較し、誤差ΔEより小さいときのみ比較回路7
4a〜74dの出力が1となるようになっている。
【0110】レジスタ回路72aには、とじ穴のx方向
の始点座標XTsを一時保持するもので、その保持され
たとじ穴のx方向の始点座標XTsを減算回路73a、
加算回路70aに出力するようになっている。
【0111】一方、加算回路70aには、とじ穴間のx
方向の距離DTxが入力され、それと、とじ穴のx方向
の始点座標XTsとが加算されて、1つのとじ穴領域が
検出される度にロード信号発生部71から出力されるロ
ード信号の立ち上がりのタイミングで、加算結果である
次の閉じ穴のx方向の始点座標XTs、すなわち、 XTs=XTs+DTx をレジスタ回路72aに書き込むようになっている。こ
のとき、レジスタ回路72aでは、加算回路70aから
の閉じ穴のx方向の始点座標XTsを一時保持すると同
時に減算回路73a、加算回路70aに出力する。
【0112】同様に、レジスタ回路72bには、とじ穴
のy方向の始点座標YTsを一時保持するもので、その
保持されたとじ穴のy方向の始点座標YTsを減算回路
73b、加算回路70bに出力するようになっている。
【0113】一方、加算回路70bには、とじ穴間のy
方向の距離DTyが入力され、それと、とじ穴のy方向
の始点座標YTsとが加算されて、1つのとじ穴領域が
検出される度にロード信号発生部71から出力されるロ
ード信号の立ち上がりのタイミングで、加算結果である
次の閉じ穴のy方向の始点座標YTs、すなわち、 YTs=YTs+DTy をレジスタ回路72bに書き込むようになっている。こ
のとき、レジスタ回路72bでは、加算回路70bから
の閉じ穴のy方向の始点座標YTsを一時保持すると同
時に減算回路73b、加算回路70bに出力する。
【0114】このように、レジスタ回路72aからは、
とじ穴検出処理開始時と、とじ穴領域が1つ検出される
たびに、基準となる次のとじ穴の始点座標が出力される
ようになっている。
【0115】減算回路73aには、さらに、検出対象で
あるオブジェクトのx方向の始点座標Xsが入力され、
これと、レジスタ回路72aからの基準となるとじ穴の
x方向の始点座標との差分をとり、その結果を比較回路
74aの一方の入力端子に入力する。
【0116】比較回路74aの他方の入力端子には閾値
ΔEが入力され、減算回路73aの出力が閾値ΔEより
小さいときのみ比較回路73aから「1」が出力され、
減算回路73aの出力が閾値ΔEより大きいときは比較
回路74aから「0」が出力されるようになっている。
従って、比較回路74aの出力は、Xs=XTsのとき
「1」となり、そうでないとき「0」となる。
【0117】減算回路73bには、さらに、検出対象で
あるオブジェクトのy方向の始点座標Ysが入力され、
これと、レジスタ回路72bからの基準となるとじ穴の
y方向の始点座標との差分をとり、その結果を比較回路
74bの一方の入力端子に入力する。
【0118】比較回路74bの他方の入力端子には閾値
ΔEが入力され、減算回路73bの出力が閾値ΔEより
小さいときのみ比較回路74bから「1」が出力され、
減算回路73baの出力が閾値ΔEより大きいときは比
較回路74bから「0」が出力されるようになってい
る。従って、比較回路74bの出力は、Ys=YTsの
とき「1」となり、そうでないとき「0」となる。
【0119】比較回路74a、74bの出力はオア回路
75aに入力され、それらの論理和がアンド回路76の
一方の入力端子に入力される。減算回路73cには、検
出対象のオブジェクトのx方向の寸法Δxおよび基準と
なるとじ穴の寸法ΔDxが入力されて、それらの差分が
比較回路74cの一方の入力端子に出力されるようにな
っている。
【0120】比較回路74cの他方の入力端子には閾値
ΔEが入力され、減算回路73cの出力が閾値ΔEより
小さいときのみ比較回路74cから「1」が出力され、
減算回路73cの出力が閾値ΔEより大きいときは比較
回路74cから「0」が出力されるようになっている。
従って、比較回路74cの出力は、Δx=ΔDxのとき
「1」となり、そうでないとき「0」となる。
【0121】減算回路73dには、検出対象のオブジェ
クトのy方向の寸法Δyおよび基準となるとじ穴の寸法
ΔDyが入力されて、それらの差分が比較回路74dの
一方の入力端子に出力されるようになっている。
【0122】比較回路74dの他方の入力端子には閾値
ΔEが入力され、減算回路73dの出力が閾値ΔEより
小さいときのみ比較回路74dから「1」が出力され、
減算回路73dの出力が閾値ΔEより大きいときは比較
回路74dから「0」が出力されるようになっている。
従って、比較回路74dの出力は、Δy=ΔDyのとき
「1」となり、そうでないとき「0」となる。
【0123】比較回路74c、74dの出力はオア回路
75bに入力され、それらの論理和がアンド回路76の
他方の入力端子に入力される。アンド回路76では、オ
ア回路75a、75bの出力の論理積をとり、その結果
として不要領域検出信号S5を出力するようになってい
る。不要領域検出信号S5が「1」となるのは、オア回
路75a、75bの双方の出力が「1」のときである。
すなわち、検出対象のオブジェクトのx方向の座標Xs
と、基準となるとじ穴のx方向の始点座標XTsが一致
し、しかもそのオブジェクトのx方向の寸法Δxと、と
じ穴のx方向の寸法が一致したとき、そのオブジェクト
は、原稿のx方向の辺に沿って存在するとじ穴の影等で
あるとして、あるいは、検出対象のオブジェクトのy方
向の座標Ysと、基準となるとじ穴のy方向の始点座標
YTsが一致し、しかもそのオブジェクトのy方向の寸
法Δyと、とじ穴のy方向の寸法が一致したとき、その
オブジェクトは、原稿のy方向の辺に沿って存在すると
じ穴の影等であるとして、不要領域検出信号S5が
「1」となり、不要領域としてのとじ穴の影等が検出さ
れたことになる。
【0124】ロード信号発生部71には、不要領域検出
信号S5が入力され、さらに、不要領域検出部5eにお
ける検出処理の開始時にとじ穴の数NTが入力されて、
その値が一時保持されるようになっている。さて、ロー
ド信号発生部71では、不要領域検出信号S5が「1」
となるたびに、1インクリメントするカウンタを有し、
インクリメントされた時点でそのカウント値が、とじ穴
数NTより小さいとき、ロード信号を「1」として出力
し、このロード信号のタイミングで、前述の基準となる
とじ穴の始点座標(XTs、YTs)がレジスタ回路7
2aに書き込まれるようになっている。
【0125】出力処理指示セレクタ77は、不要領域検
出信号S5が「1」のとき、不要領域情報記憶部6から
読み取られた出力処理指示情報TSSをそのまま、それ
以外は「0」を出力処理指示信号S6として出力する。
【0126】不要領域検出部5eにおける検出処理は、
図15に示したようなハードウエアによる処理に限ら
ず、ソフトウエアによる処理も可能である。その場合に
ついて、図16に示すフローチャートを参照して説明す
る。
【0127】まず、ステップST1に進み、とじ穴の検
出に必要な基準となるとじ穴始点座標(xADD、yA
DD)として、不要領域情報記憶部6から不要領域識別
用基準情報として読み出されたとじ穴始点座標(XT
s、YTs)を設定する。すなわち、xADD=XT
s、yADD=YTsとする。また、不要領域情報記憶
部6から不要領域識別用基準情報としてのとじ穴の寸法
(ΔDx,ΔDy)、とじ穴の数NT、とじ穴間の距離
DTx,DTyを読出す。
【0128】次に、ステップST2に進み、特徴量記憶
部4から不要領域の検出対象となるオブジェクトの始点
座標(Xs、Ys)、そのオブジェクトの寸法(Δx、
Δy)を読出し、ステップST3に進む。
【0129】ステップST3では、検出対象となるオブ
ジェクトの始点座標(Xs、Ys)と、基準となるとじ
穴始点座標(xADD、yADD)を比較して、一致し
ているか否かがチェックされる。一致しているとき、ス
テップST4に進み、不一致のときはステップST5に
進み、そのオブジェクトはとじ穴でないと判断されたこ
とになる。
【0130】ステップST4では、さらに、検出対象と
なるオブジェクトの寸法(Δx、Δy)と基準となると
じ穴の寸法(ΔDx,ΔDy)を比較して、一致してい
るか否かがチェックされる。一致しているとき、ステッ
プST6に進み、不一致のときはステップST5に進
み、そのオブジェクトはとじ穴でないと判断されたこと
になる。
【0131】ステップST6では、とじ穴領域が検出さ
れたとして、例えば、不要領域検出信号S5を出力す
る。次に、ステップST7に進み、ここでは、ステップ
ST6でとじ穴領域が検出される度にそのとじ穴領域を
カウントする。そのカウント値がとじ穴数NTより小さ
いとき、ステップST8に進み、とじ穴数NTと等しい
ときは、ステップST9に進み、他の全てのオブジェク
トに対して前述のステップST2〜S8までの処理を実
行する。
【0132】ステップST8では、基準となるとじ穴始
点座標(xADD、yADD)を更新し、すなわち、x
ADD=XTs+DTx、yADD=YTs+DTyと
し、次に位置するとじ穴の始点座標(xADD、yAD
D)を設定してからステップST9に進む。
【0133】以上説明したような処理手順により、図1
5で説明した場合と同様な検出処理結果が得られる。次
に、不要領域検出部5fについて図17を参照して説明
する。
【0134】不要領域検知部5fは、原稿を読取ってオ
ブジェクトを検出する際に生じるような小さなノイズを
検出するもので、その構成の具体例を図17に示す。前
述したように、不要領域検知部5fには、特徴量読取部
5bを介して特徴量記憶部4から読取られた不要領域の
検出対象となるオブジェクトの始点座標(Xs、Y
s)、そのオブジェクトの寸法(Δx、Δy)が入力さ
れる。さらに、不要領域検出部5eには、不要領域情報
読取部5aを介して不要領域情報記憶部6から不要領域
識別用基準情報として、基準となるノイズの最大寸法
(ΔNx、ΔNy)と、それに対応する出力処理指示情
報NSSが入力される。
【0135】図17において、比較回路80aの一方の
入力端子には、基準となるノイズのx方向の最大寸法Δ
Nxが入力され、他方の入力端子には検出対象のオブジ
ェクトのx方向の始点座標Xs(あるいは、x方向の寸
法Δx)が入力されて、双方の値が比較され、ノイズの
x方向の最大寸法ΔNxより大きいときに比較回路80
aの出力端子から「1」が出力するようになっている。
尚、小さいときは、「0」が出力される。
【0136】また、比較回路80bの一方の入力端子に
は、基準となるノイズのy方向の最大寸法ΔNyが入力
され、他方の入力端子には検出対象のオブジェクトのy
方向の始点座標Ys(あるいは、y方向の寸法Δy)が
入力されて、双方の値が比較され、ノイズのy方向の最
大寸法ΔNyより大きいときに比較回路80aの出力端
子から「1」が出力するようになっている。尚、小さい
ときは「0」が出力される。
【0137】比較回路80a、80bの出力はアンド回
路81に入力されて、それらの論理積がアンド回路81
の出力端子から不要領域検出信号S7として出力され
る。すなわち、対象オブジェクトのx方向、y方向の座
標(あるいは、寸法)がいずれもノイズ最大寸法(ΔN
x,ΔNy)より大きいときのみ不要領域検出信号S7
は「1」となり、そのとき、対象オブジェクトのx方
向、y方向の座標(あるいは、寸法)にノイズが検出さ
れたことになる。
【0138】出力処理指示セレクタ82は、不要領域検
出信号S7が「1」のとき、不要領域情報記憶部6から
読み取られた出力処理指示情報NSS(例えば、フィル
タリング)をそのまま、それ以外は「0」(処理なし)
を出力処理指示信号S8として出力する。
【0139】次に、不要領域情報記憶手段6について説
明する。不要領域情報記憶手段6はあらかじめ設定され
た値、マン・マシンインタフェイス部7より設定される
情報、特徴量算出部3で算出される基準となる特徴(不
要領域情報)を記憶しておき、不要領域識別部5に不要
領域識別用基準情報として与えるようになっている。
【0140】図18は、不要領域情報記憶部6における
記憶例を示したものである。図18において、原稿の外
側を不要領域検出部5で検出する場合、それに必要な情
報として、例えば、スキャナの読み取り範囲(X0、Y
0)〜(Xm、Ym)、また、出力処理指示情報GSS
として、例えば、フィルタリングにより出力処理を行う
旨が不要領域識別用基準情報として記憶されている。
【0141】さらに、クリップ、ステープルの領域等を
検出する場合、それに必要な情報として、例えば、原稿
範囲(X´0、Y´0)〜(X´m、Y´m)、クリッ
プの最大寸法(Lxm、Lym)等、また、出力処理指
示情報CSSとして、例えば、濃度調整により出力処理
を行う旨が不要領域識別用基準情報として記憶されてい
る。
【0142】図19は、マン・マシンインタフェイス部
7の表示および設定方法の具体例について説明するため
のものである。図19において、マン・マシンインタフ
ェイス部7の表示部には、通常複写、あるいは不要領域
の除去/抑制複写のいずれか一方を選択するような案内
D1が表示される。本装置の操作者により不要領域の除
去/抑制複写が選択された場合、表示部には、さらに、
不要領域の除去/抑制複写に関するメニュー一覧D2が
表示される。メニュー一覧D1には、例えば、不要領域
としての原稿の外側、クリップ/ステープル、とじ穴、
ノイズ、自動(装置にあらかじめ設定された不要領域を
検出する)の項目が表示され、いずれかを選択するよう
になっている。また、検出された不要領域についての処
理方法を指示するための出力処理指示情報として、検出
された不要領域の除去、濃度調整、フィルタリング(ぼ
かし)の項目が表示され、いずれかを選択するようにな
っている。以上の各項目から所望の項目を選択するため
に、例えば、タッチパネル等が使用できる。
【0143】さらに、指定された位置の画像について指
定された不要領域処理が行えるように、指定位置の座標
入力もできるようになっている。尚、このマン・マシン
インタフェイス部7で指定された不要領域の処理方法
は、出力処理指示情報として、前述したように不要領域
情報記憶部6に記憶されるようになっている。
【0144】次に、出力処理部8について図20を参照
して説明する。図20は、出力処理部8の構成を概略的
に示したもので、図17において、制御回路9aには、
不要領域識別部5からオブジェクト位置信号OZS(処
理対象オブジェクトの特徴量としての開始アドレス(X
s,Ys)と寸法(Δx,Δy))が入力され、その情
報をもとに、画像記憶部2に対し、アドレス(画素単位
のアドレス)を指定して画像記憶手段2からその処理対
象オブジェクトに対応するもとの画像を画素毎に読出
し、画像記憶部2からは画像データIIDとして出力処
理部8に入力される。また、制御回路9aでは、画像記
憶部2からの読出タイミングの生成や、その他、制御回
路9全体の制御は、それ専用のCPUを用いて行うよう
になっている。
【0145】画像記憶部2からの画像データIIDは、
セレクタ回路9gの4つのデータ入力端子のうちの1つ
に、また、濃度調整部9b、フィルタ9cに入力され
る。濃度調整部9bは、例えば、LUT(ルックアップ
テーブル)方式のもので、画像データIIDとして入力
される画素をアドレスとし、そのアドレスに対応して予
め記憶された濃度の画素データを濃度調整された画像デ
ータとして出力するようになっている。この濃度調整さ
れた画像データは、セレクタ回路9gの4つのデータ入
力端子のうちの他の1つに入力される。
【0146】ここで、濃度調整部9bについて図21を
参照して説明する。図21は、LUT(ルックアップテ
ーブル)の記憶例を示したものである。画像記憶部2か
ら読み出された画素の画素値は、例えば、1画素あたり
8ビットであるとする。これをLUT(ルックアップテ
ーブル)のアドレスとした場合、256のアドレスが可
能であり、256バイトのメモリを用い、各々のアドレ
スに対応してあらかじめ定められたデータを記憶してい
る。そのデータを読出してその画素の画素値とすること
より濃度調整を可能にする。
【0147】フィルタリング部9cは、画像データII
Dに対し、フィルタリング処理を施し、その結果として
の画像データをセレクタ回路9gの4つのデータ入力端
子のうちのさらに他の1つに出力する。ここでいうフィ
ルタリング処理とは、例えば、近傍の画素値を標本とみ
なしたとき統計量(例えば、近傍領域の画素値の平均
値)に相当する画素値を出力して、画素値の平滑化を行
うものである。
【0148】アドレス発生手段9eは、制御回路9aか
ら出力された処理対象オブジェクトのアドレスをもと
に、フィルタのサイズに応じて、フィルタリング部9c
でフィルタリング処理が施された画素のアドレスを発生
するようになっていて、そのアドレスはセレクタ回路9
gの一方のデータ入力端子に入力される。
【0149】ここで、フィルタリング部9cについて図
22を参照して説明する。図22は、説明を簡単にする
ために、サイズが(3×3)の簡単なフィルタの場合に
ついて、その原理を説明するためのものである。このサ
イズ内に含まれる各画素(a1〜a9)について、それ
ぞれの画素値に応じた重みb1〜b9がそれぞれ定めら
れている。
【0150】この中の画素a5についてフィルタリング
行うことは、例えば、次式(5)により画素値a´5を
算出することである。尚、式(5)において、各画素の
画素値は、画素に付された符号(a1〜a9)で表して
いる。
【0151】 a´5=bl×a1+b2×a2+b3×a3+b4×a4+b5×a5 +b6×a6+b7×a7+b8×a8+b9×a9 ・・・・(5) 実際に、このような処理を実行するには、図20に示す
ように、ラインバッファ9dを用いる。
【0152】ラインバッファ9dは、画像データIID
として入力される画素を一時的に記憶して、ここに記憶
された画素値をもとにフィルタリング部9cで前述の式
(5)の処理を実行するようになっている。すなわち、
図22の場合に、画素a5についてフィルタリングを行
う際、その画素がラインバッファ9dに入力されてから
さらに、画素a1〜a4までを入力して、すでに入力さ
れている画素a6〜a9を含めて全部で9画素を記憶す
るようになっている。
【0153】また、フィルタリング時には、アドレス発
生部9eで、縦横の画像遅延に合わせてアドレスを発生
する必要がある。例えば、図22の示したようなサイズ
が(3×3)のフィルタの場合、画素a5についてフィ
ルタリング処理を行うのに、その画素がラインバッファ
9dに入力されてからさらに4つの画素が必要であるた
め、4つめの画素a1がラインバッファ9dに入力され
た時点では、実際のアドレスは画素a1のアドレスであ
るので、実際の画素a5のアドレスとの間にずれが生じ
る。実際の画素a5のアドレスを発生するためには、ラ
インバッファ9d内に記憶された状態をもとにして説明
すると、画素を縦横1画素ずらす必要がある。すなわ
ち、注目される画素a5がラインバッファ9dに記憶さ
れているときの処理上のアドレスが(Xi、Xi)の場
合、実際のアドレスは(Xi−1、Yi−1)に対応す
る。
【0154】セレクタ回路9gの4つ目のデータ入力端
子には、出力処理として、その対象オブジェクトの「除
去」が指定された場合に、そのオブジェクトの画素値を
「0」にするため、接地されている。
【0155】セレクト信号発生部9fには、不要領域識
別部5から不要領域検出信号FRFと出力処理指示信号
SSFが入力され、それらをもとに、セレクタ回路9
g、9hに出力するための画像セレクト信号S10(例
えば、2ビットの信号)、アドレスセレクト信号S11
を生成するようになっている。
【0156】ここで、セレクト信号発生部9fの構成の
具体例について図23を参照して説明する。図23にお
いて、セレクタ回路100の一方のデータ入力端子に
は、例えば2ビットの出力処理指示信号SSFが入力さ
れ、他方は入力端子は接地され、常に「0」が入力され
ている。
【0157】セレクタ回路100には、さらに、不要領
域検出信号FRFが入力され、2つのデータ入力端子の
うちのいずれか1つに入力されたデータを選択するよう
になっている。すなわち、不要領域検出信号FRFが
「1」のときに、出力処理指示信号SSFが選択され
て、2ビットの画像セレクト信号S10として出力され
る。また、不要領域検出信号FRFが「0」のときに、
「0」が画像セレクト信号S10として出力される。
【0158】ここで、出力処理指示信号SSFは、例え
ば、対象オブジェクトに対し「除去」、「濃度調整」
「フィルタリング」のいずれの出力処理も指定されてい
ない場合は「00」(2進表示)、対象オブジェクトに
対し「除去」が指定された場合は「01」、対象オブジ
ェクトに対し「濃度調整」が指定された場合は「1
0」、対象オブジェクトに対し「フィルタリング」が指
定された場合は「11」である。
【0159】アンド回路101の2つの入力端子には、
出力処理指示信号SSFの各ビット値がそれぞれ入力さ
れ、それらの論理積がアドレスセレクト信号S11とし
て出力される。従って、出力処理指示信号SSFが「1
1」のとき、すなわち、「フィルタリング」が指定され
ているときにアンド回路101からアドレスセレクト信
号S11が「1」となって出力されるようになってい
る。尚、それ以外のときは、アドレスセレクト信号S1
1は「0」となる。
【0160】画像セレクト信号S10はセレクタ回路9
gに入力されて、4つのデータ入力端子のうちのいずれ
か1つに入力されたデータを選択するようになってい
る。例えば、画像セレクト信号S10が「00」(2進
表示)のときは、対象オブジェクトに対し「除去」、
「濃度調整」「フィルタリング」のいずれの出力処理も
指定されていない場合で、画像記憶部2から読み出され
て、そのままセレクタ回路9gに入力された画像データ
IIDが、そのにセレクタ回路9gの出力端子から出力
画像データOIDとして出力されるようになっている。
同様に、画像セレクト信号S10が「01」(2進表
示)のときは、対象オブジェクトに対し「除去」が指定
された場合で、画素値「0」が出力されるようになって
いる。画像セレクト信号S10が「10」(2進表示)
のときは、対象オブジェクトに対し「濃度調整」が指定
された場合で、濃度調整部9bからの出力である画像デ
ータが出力されるようになっている。画像セレクト信号
S10が「11」(2進表示)の場合は、対象オブジェ
クトに対し「フィルタリング」が指定された場合で、フ
ィルタリング部9cからの出力である画像データが出力
されるようになっている。
【0161】出力画像データOIDは、画像出力部10
に入力される。セレクタ回路9gの他方のデータ入力端
子には、制御回路9aから出力された処理対象オブジェ
クトのアドレス(画素単位のアドレス)が入力される。
また、セレクタ回路9hには、セレクト信号発生部9f
で生成されたアドレスセレクト信号S11が入力され
る。アドレスセレクト信号S11は、セレクタ回路9h
の2つのデータ入力端子のうちのいずれか1つに入力さ
れたデータを選択するための制御信号である。すなわ
ち、出力処理として、「フィルタリング」が指示されて
いる場合、例えば、アドレスセレクト信号S11が
「1」であって、そのとき、セレクタ回路9hでは、ア
ドレス発生部9eから入力されたデータが選択されて、
出力端子から出力アドレスOADとして出力される。ア
ドレスセレクト信号S11が「0」のとき、制御回路9
aから出力されるアドレスがそのままセレクタ回路9a
から出力される。
【0162】セレクタ回路9g、9hからそれぞれ出力
される画像データOID、アドレスOADはいずれも出
力画像記憶部9(図1参照)に入力される。結果とし
て、画像入力部1から入力されて、画像記憶部2に記憶
されている原稿の画像から、マン・マシンインタフェイ
ス部7を介して指定された不要領域として不要領域識別
分で検出された処理対象オブジェクトの画像を切り出
し、マン・マシンインタフェイス部7を介して指定され
た出力処理を施した後、そのオブジェクトのもとのアド
レスに対応させて出力画像記憶部9に記憶するようにな
っている。指定された不要領域として検出された対象オ
ブジェクトについて、このような処理を行うことにより
必要領域のみを残し、不要領域の除去または抑制ができ
る。
【0163】画像出力部10は、出力画像記憶手段9に
記憶されている出力処理手段8により処理された結果の
画像データOIDをもとに、画像の再生して用紙等に印
刷するレーザプリンタ等の画像データ出力装置である。
【0164】以上説明したように、本実施例によれば、
原稿の画像を画像入力部1で読取って画像記憶部2に記
憶し、特徴量算出部3で、画像記憶部2に記憶された画
像に対し、射影、2値化処理、8近傍連結成分抽出処
理、ラベリング・グルービング処理を行って物理的、論
理的に連結されているオブジェクト(矩形領域)を抽出
して、その特徴量を算出するとともに、不要領域を検出
するための機可的特徴量(不要領域特情報)を算出し
て、不要領域情報記憶部6に記憶し、不要領域識別部5
で、各オブジェクトの特徴量と不要領域情報記憶部6に
記憶された不要領域識別用基準情報とを比較することに
より、原稿の外側・本の厚みの影やその跡、ステープル
・クリップ等の影やその跡、とじ穴の影やその跡、小さ
いノイズなどの不要領域を検出して、出力処理部8で、
検出された不要領域の画像に対して、指定された処理
(「除去」、「濃度調整」、「フィルタリング」)を施
して、その結果、画像出力部10では、複写する必要の
ある領域の画像のみの複製画像を形成することになり、
複製不要な不要領域の除去や抑制が容易に行うことがで
きる。
【0165】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、原
稿の画像の複製画像を形成する際、その画像内の複製不
要な不要領域の除去や抑制が容易に行える画像処理装置
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置実施例に係る画像処理装置の構成
を概略的に示したブロック図。
【図2】画像入力部から入力された原稿の画像の座標表
示例を示した図。
【図3】画像入力部から入力される原稿上の文字の具体
例を示した図。
【図4】画像入力部から入力された原稿の画像上の文字
の座標表示例を示した図。
【図5】図4の文字の画像について、サンプリング座標
と画素値の対応の具体例を示した図。
【図6】特徴量算出部の構成を概略的に示したブロック
図。
【図7】画像の射影処理の原理について説明するための
図。
【図8】とじ穴領域を検出する方法の原理について説明
するための図で、(a)図はとじ穴が原稿の縦方向に沿
って存在する場合を示し、(b)図はとじ穴が原稿の横
方向に沿って存在する場合を示している。
【図9】特徴量算出部におけるオブジェクト(矩形領
域)の検出方法について説明するための図。
【図10】図6の8近傍連結成分抽出部における連結成
分算出方法について説明するための図。
【図11】図1の特徴量記憶部における特徴量の記憶例
を示した図。
【図12】図1の不要領域識別部の構成を概略的に示し
たブロック図。
【図13】図12の不要領域検出部5cの構成の具体例
を示した図。
【図14】図12の不要領域検出部5dの構成の具体例
を示した図。
【図15】図12の不要領域検出部5eの構成の具体例
を示した図。
【図16】とじ穴検出処理を説明するためのフローチャ
ート。
【図17】図12の不要領域検出部5fの構成の具体例
を示した図。
【図18】図1の不要領域情報記憶部における記憶例を
示した図。
【図19】マン・マシンインタフェイス部7の表示およ
び設定方法の具体例を説明するための図。
【図20】図1の出力処理部の構成を概略的に示したブ
ロック図。
【図21】図20の濃度調整部における濃度調整処理に
ついて説明するための図。
【図22】図20のフィルタリング部における処理を説
明するための図。
【図23】図20のセレクト信号発生部の構成の具体例
を示した図。
【符号の説明】 1…画像入力部、2…画像記憶部、3…特徴量算出部、
4…特徴量記憶部、5…不要領域識別部、6…不要領域
情報記憶部、7…マン・マシンインタフェイス部、8…
出力処理部、9…出力画像記憶部、10…画像出力部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像を読取ってこの画像の複製画
    像を形成するための画像処理を行う画像処理装置であっ
    て、 前記原稿の画像を読取る画像読取手段と、 この画像読取手段で読取られた画像から前記画像が記録
    されている領域を抽出し、この抽出された領域に記録さ
    れた前記画像の形や大きさを算出する算出手段と、 前記画像を複製する際に複製不要であると予め設定され
    た画像の形や大きさに基づいて作成された不要画像基準
    情報を記憶する記憶手段と、 前記算出手段により算出された前記画像の形や大きさと
    前記記憶手段に記憶された不要画像基準情報とを比較し
    て、前記画像読取手段により読み取られた画像から前記
    複製不要な画像が記録された不要領域を検出する検出手
    段と、 この検出手段により検出された不要領域に記録された画
    像を補正して前記画像読取手段により読み取られた画像
    の複製画像を形成するよう制御を行う制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 原稿の画像を読取ってこの画像の複製画
    像を形成するための画像処理を行う画像処理装置であっ
    て、 前記原稿の画像を読取る画像読取手段と、 この画像読取手段により読み取られた画像から前記画像
    が記録されている領域を抽出し、この抽出された領域に
    記録された前記画像の大きさや位置を算出する算出手段
    と、 前記画像を複製する際に複製不要であると予め設定され
    た複数の種類の画像の大きさや位置に基づいて作成され
    た不要画像基準情報とを比較して、前記画像読取手段に
    より読み取られた画像から前記複製不要な画像が記録さ
    れた不要領域および前記不要画像の種類を検出する検出
    手段と、 この検出手段により検出された前記不要画像の種類や位
    置に応じて前記不要領域に記録された画像を補正して前
    記画像読取手段により読み取られた画像の複製画像を形
    成するよう制御を行う制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記検出手段により検
    出された不要領域の画像を除去して前記画像読取手段に
    より読み取られた画像の複製画像を形成するよう制御を
    行うことを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記検出手段により検
    出された不要領域の画像に濃度調整処理を行い、前記画
    像読取手段により読み取られた画像の複製画像を形成す
    るよう制御を行うことを特徴とする請求項2記載の画像
    処理装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記検出手段により検
    出された不要領域の画像にフィルタ処理を行い平滑化し
    て前記画像読取手段により読み取られた画像の複製画像
    を形成するよう制御を行うことを特徴とする請求項2記
    載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 原稿の画像を読取ってこの画像の複製画
    像を形成するための画像処理を行う画像処理装置であっ
    て、 前記原稿の画像を読取る画像読取手段と、 この画像読取手段で読取られた画像から前記画像が記録
    されている領域を抽出し、この抽出された領域に記録さ
    れた前記画像の形や大きさを算出する算出手段と、 前記画像を複製する際に複製不要であると予め設定され
    た画像の形や大きさに基づいて作成された不要画像基準
    情報を記憶する記憶手段と、 前記算出手段により算出された前記画像の形や大きさと
    前記記憶手段に記憶された不要画像基準情報とを比較し
    て、前記画像読取手段により読み取られた画像から前記
    複製不要な画像が記録された不要領域を検出する検出手
    段と、 この検出手段で検出された不要領域に記憶された画像の
    補正方法を指定する指定手段と、 この指定手段により指定された補正方法により前記検出
    手段により検出された不要領域の画像を補正して前記画
    像読取手段により読み取られた画像の複製画像を形成す
    るよう制御を行う制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
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