JPH09223225A - 読取り画像の向きを検出できる画像処理装置 - Google Patents

読取り画像の向きを検出できる画像処理装置

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JPH09223225A
JPH09223225A JP8049585A JP4958596A JPH09223225A JP H09223225 A JPH09223225 A JP H09223225A JP 8049585 A JP8049585 A JP 8049585A JP 4958596 A JP4958596 A JP 4958596A JP H09223225 A JPH09223225 A JP H09223225A
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JP8049585A
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Hideyuki Hashimoto
英幸 橋本
Shoji Imaizumi
祥二 今泉
Takamoto Nabeshima
孝元 鍋島
Kazutomi Sakatani
一臣 坂谷
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 読み取り画像の向きを自動判別できる画像処
理装置を提供する。 【解決手段】 予備処理として、特定パタ−ン格納メモ
リに画像の天地左右の判定に使用する特定のパタ−ンを
記憶させる。次にイメ−ジスキヤナにより原稿を走査し
て得た読み取り画像デ−タ上の特定パタ−ンの有無をパ
タ−ンマツチングの手法で探査する(ステツプP3、P
4)。特定パタ−ンが有る場合、走査開始点を原点とす
るx−y座標系の上で、発見された特定パタ−ンの中心
位置の座標位置(X、Y)を求め(ステツプP5、P
6)、特定パタ−ンを含む所定幅のx軸方向、y軸方向
の画像領域を決定し、特定パタ−ンの座標位置から座標
値の減少方向及び増加方向の4つの画像領域の画素の分
布状態を求め(ステツプP7)、その結果から読み取り
画像の天地左右を判定する(ステツプP8)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像処理装置に
関し、特に読取り画像の向き(天地左右)を自動的に判
定することができる画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の画像形成装置は、自動原稿給送装
置により給送される2枚或いは4枚の原稿を1枚の記録
紙上に記録するものや、画像形成された記録紙を丁合し
てステイプルで綴合する製本機能を備えたものなど、多
様な自動処理機能を備えるものが提供されている。
【0003】この様な自動処理機能を備えた画像処理装
置を効果的に使用するには、自動原稿給送装置により給
送される複数枚の原稿の天地が揃つていることが重要
で、1枚でも天地が逆になつた原稿が混ざつていること
に気付かないで複写物を作成した後、これに気付いた場
合は、作成した複写物を廃棄しなければならないことに
なり、多数部数の場合には多大の時間と費用を浪費する
ことになる。
【0004】このため、原稿画像の天地或いは横向きを
自動的に判別し、天地が逆或いは横向きになつたものが
発見されたときは、その原稿画像を正常な向きに回転処
理する画像形成装置が提案されている。即ち、原稿を走
査して得た画像デ−タから文字画像のサンプルを選択
し、このサンプルを別に用意された参照文字と比較して
原稿画像の天地或いは回転角を判別し、修正の必要があ
れば原稿画像を正常な向きに回転処理するように構成さ
れたものがある(特開平4−229763号公報参
照)。
【0005】また、原稿画像の中から予め指定されてい
る特定パタ−ンを複数抽出し、x軸方向、y軸方向の分
布状態から原稿画像の向きを判別する構成のものが本出
願人により提案されている(特願平7−347500
号)。
【0006】さらに、原稿画像の天地或いは横向きを自
動的に判別するものではないが、原稿画像中にマ−カペ
ンにより所望の領域(閉ル−プ)とコマンドを指定し、
指定した領域を指定したコマンドに従つた画像処理、例
えば指定した領域を消去したり、指定した領域の画像を
指定位置に移動させるなどの画像処理を行うマ−ク認識
装置が開示されている(特開平4−170864号公報
参照)。
【0007】このほか、原稿画像の中から予め指定され
ている特定パタ−ンを識別すると、その特定パタ−ンを
白画像に変換したり消去したりする技術も提案されてい
る(特開平4−343570号公報、特開平4−245
860号公報参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た特開平4−229763号公報に開示されたもので
は、原稿を走査して得た画像デ−タから文字画像のサン
プルを選択し、このサンプルをメモリに記憶された参照
文字と比較して原稿の天地或いは回転角を判別するか
ら、莫大な記憶容量のメモリを必要とし、また高度の画
像処理技術と長い処理時間を必要とした。
【0009】また、特定パタ−ンを抽出して原稿画像の
向きを判別するものでは、特定パタ−ンに応じた画像処
理はできるが、特定パタ−ンを含む画像領域の画像デ−
タの分布情報に基づいて画像処理を行うことができず、
また特定パタ−ンを複数個抽出しないと画像処理ができ
ないという不便があつた。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決するもので、予め指定された特定パタ−ンを1個以上
抽出すれば、そのパタ−ンを含む画像領域の画像デ−タ
の分布情報から画像処理を可能とするもので、原稿を走
査して画像信号を発生させる画像信号発生手段と、前記
画像信号に基づいて形成された原稿1ペ−ジ分の画像領
域に相当する画像デ−タを記憶する画像デ−タ記憶手段
とを備えた画像処理装置において、前記画像デ−タ記憶
手段に記憶された画像デ−タから予め指定された特定パ
タ−ンを抽出するパタ−ン抽出手段と、前記原稿1ペ−
ジ分の画像領域から、前記パタ−ン抽出手段により抽出
された特定パタ−ンを含む所定幅のx軸方向の画像領域
及び特定パタ−ンを含む所定幅のy軸方向の画像領域を
指定し、該指定した所定幅のx軸方向の画像領域の画像
デ−タの分布状態及び所定幅のy軸方向の画像領域の画
像デ−タの分布状態を検出する画像デ−タ分布状態検出
手段と、前記画像デ−タ分布状態検出手段により検出さ
れた前記所定幅のx軸方向の画像領域の画像デ−タの分
布情報及び所定幅のy軸方向の画像領域の画像デ−タの
分布情報に基づいて読取り画像の天地左右を検出する画
像方向検出手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】そして、前記画像方向検出手段は、前記指
定した所定幅のx軸方向の画像領域及び所定幅のy軸方
向の画像領域に含まれる特定パタ−ンを基準位置とし
て、x軸座標値の減少方向と増大方向、及びy軸座標値
の減少方向と増大方向の4方向のうち、画像デ−タが最
も少ない方向を検出して読取り画像の向きを判定すると
よい。
【0012】
【発明の実施の形態】予備処理として、読み取り画像の
天地左右の判定に使用する特定のパタ−ンを抽出し、特
定パタ−ン格納メモリに格納する。次にイメ−ジスキヤ
ナにより原稿を走査して得た読み取り画像の上で特定パ
タ−ンの有無をパタ−ンマツチングの手法で探査する。
特定パタ−ンが有る場合は、走査開始点を原点とするx
−y座標系の上で、特定パタ−ンの中心位置の座標位置
(X、Y)を求め、特定パタ−ンを含むx軸方向の画像
領域及びy軸方向の画像領域を所定の幅で指定し、指定
した所定幅のx軸方向の画像領域及び所定幅のy軸方向
の画像領域において、特定パタ−ンの中心位置から、x
軸座標値の減少方向と増大方向、及びy軸座標値の減少
方向と増大方向の4つの画像領域の画像デ−タの分布状
態を求め、画像デ−タが最も少ない方向を検出して読み
取り画像の向きを判定する。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例について説明する。
まず、読取り画像の天地或いは左右を判別する手法につ
いて説明する。図1は左横書きの原稿を読み取つて得ら
れた読取り画像の一例で、符号Cで示した複数のアスタ
リスク「*」は一般文字を表す。また、読取り画像の上
で符号Pで示した複数の黒丸「●」は、文字列の先頭に
比較的高い頻度で出現する記号である。なお、以下の説
明では、図1に示す読取り画像は、図の上側が「天」で
あるものとする。
【0014】この発明は、上記したような読み取り画像
の上で比較的高い頻度で出現する記号(上記の例では黒
丸「●」、以下、特定パタ−ンという)を抽出し、その
特定パタ−ンを含む所定幅の画像領域の画像デ−タの分
布状態を調べ、その結果から読取り画像の天地左右を判
別しようとするものである。
【0015】図1において、読取り画像の左上を原点と
して図1に示すようにx−y座標系を設定すると、特定
パタ−ンである符号Pで示した黒丸「●」の位置は、こ
の座標系において座標値(X、Y)で表わすことができ
る。
【0016】そして、この特定パタ−ンPの中心座標位
置(X、Y)を通る所定幅のx軸方向の画像領域AX
と、所定幅のy軸方向の画像領域AYとを決定する。次
に、画像領域AXにおいて特定パタ−ンPのx軸方向の
座標位置Xから座標値の増大方向と座標値の減少方向の
画像デ−タの分布状態と、画像領域AYにおいて特定パ
タ−ンPのy軸方向の座標位置Yから座標値の増大方向
と座標値の減少方向の画像デ−タの分布状態を調べ、そ
の分布状態から、読取り画像の天地或いは左右を判別す
る。
【0017】図1において、BXは画像領域AXにおけ
るx軸方向の画像デ−タの分布状態を示す信号で、BY
は画像領域AYにおけるy軸方向の画像デ−タの分布状
態を示す信号の一例である。
【0018】画像デ−タの分布状態を判定した結果、図
2に示すように、y軸方向については特定パタ−ンPの
座標位置Yから座標値の増大方向と減少方向の両方に画
像デ−タが分布し、x軸方向については特定パタ−ンP
の座標位置Xから座標値の減少方向に画像デ−タが無
く、座標値の増大方向に画像デ−タが分布している場合
には、x軸座標値の減少方向(画像デ−タが無い方向)
を画像の「左」と判定する。
【0019】また、判定の結果、図3に示すようにy軸
方向については特定パタ−ンPの座標位置Yから座標値
の増大方向と減少方向の両方に画像デ−タが分布し、x
軸方向については特定パタ−ンPの座標位置Xから座標
値の増大方向に画像デ−タが無く、座標値の減少方向に
画像デ−タが分布している場合には、x軸座標値の増大
方向(画像デ−タが無い方向)を画像の「左」と判定す
る。
【0020】判定の結果、図4に示すようにx軸方向に
ついては特定パタ−ンPの座標位置Xから座標値の増大
方向と減少方向の両方に画像デ−タが分布し、y軸方向
については特定パタ−ンPの座標位置Yから座標値の減
少方向に画像デ−タが分布し、座標値の増大方向に画像
デ−タが無い場合には、y軸座標値の増大方向(画像デ
−タが無い方向)を画像の「左」と判定する。
【0021】また、判定の結果、図5に示すようにx軸
方向については特定パタ−ンPの座標位置Xから座標値
の増大方向と減少方向の両方に画像デ−タが分布し、y
軸方向については特定パタ−ンPの座標位置Yから座標
値の増大方向に画像デ−タが分布し、座標値の減少方向
に画像デ−タが無い場合は、y軸座標値の減少方向(画
像デ−タが無い方向)を画像の「左」と判定する。
【0022】図6は、この発明を適用するに適したデジ
タル複写機の画像処理回路のブロツク図である。CPU
11は画像処理の制御を行うCPUで、その入出力ポ−
トには表示装置12、原稿画像を走査して画像デ−タを
出力するイメ−ジスキヤナ13、キ−ボ−ド14、マウ
ス15などが、それぞれ入出力制御装置16、17、1
8を介して接続される。
【0023】さらに、CPU11の入出力ポ−トには画
像メモリ20、特定パタ−ンPの座標位置を格納する特
定パタ−ン座標メモリ21、特定パタ−ンPのイメ−ジ
を格納する特定パタ−ン格納メモリ22が、それぞれ入
出力制御装置25、26、27を介して接続される。
【0024】なお、この発明を適用するに適したデジタ
ル複写機の画像読取り機構、作像機構などは公知の構成
のものと変わらないので、ここでは説明を省略する。
【0025】次に、CPU11で実行される読み取り画
像の天地及び左右の判定の処理について、図7のフロ−
チヤ−トにより説明する。
【0026】まず、読み取り画像の天地及び左右の判定
処理に先立つ予備処理として、画像の天地及び左右の判
定に使用する特定のパタ−ン(前記の例では黒丸
「●」)を決定し、特定パタ−ン格納メモリ22に記憶
させる処理を行う。これは予め原稿を精査して画像の天
地及び左右位置の判定に使用するに適した特定のパタ−
ンを決定し、原稿をイメ−ジスキヤナ13で走査して対
象とする特定パタ−ンの画像を抽出して、特定パタ−ン
格納メモリ22に記憶させることで達成できる。また、
これとは別に、文字記号一覧表などから所望の特定パタ
−ンのみをイメ−ジスキヤナ13で走査して特定パタ−
ン格納メモリ22に記憶させてもよい。
【0027】次に、読み取り画像の天地及び左右の判定
処理に移る。まず、イメ−ジスキヤナ13により原稿を
走査し、読み取つた画像デ−タを画像メモリ20に読み
込み(ステツプP1)、特定パタ−ン格納メモリ22か
ら特定パタ−ンを読み出す(ステツプP2)。画像メモ
リ20から画像デ−タを読み出し、特定パタ−ンがある
か否かをパタ−ンマツチングの手法で探査する(ステツ
プP3、P4)。この場合、特定パタ−ンが複数ある場
合はその全てについて探査する。
【0028】特定パタ−ンが発見された場合は、走査開
始点(原稿シ−トの基準位置で、例えば左上隅とする)
を原点とするx−y座標系の上で、発見された特定パタ
−ンの中心位置の座標を(X、Y)を求め、特定パタ−
ン座標メモリ21に格納する(ステツプP5、P6)。
ステツプP5、P6による特定パタ−ンの中心位置の座
標値の決定と、特定パタ−ン座標メモリ21への格納
は、読み取つた画像の上で発見された全ての特定パタ−
ンについて実行する。
【0029】特定パタ−ンの中心座標位置(X、Y)を
通るx軸方向の所定幅の画像領域AXの画像デ−タの分
布と、y軸方向の所定幅の画像領域AYの画像デ−タの
分布を求める(ステツプP7)。この処理の詳細は、図
8のフロ−チヤ−トにより説明する。
【0030】画像領域AXの画像デ−タの分布状態と、
画像領域AYの画像デ−タの分布状態とを調べ、読み取
り画像の天地及び左右の判定を行う(ステツプP8)。
この処理の詳細は、図9のフロ−チヤ−トにより説明す
る。
【0031】処理速度を優先するか否かを、別途キ−ボ
−ドなどから入力された情報に基づいて判定し(ステツ
プP9)、処理速度を優先する場合は処理を終了する。
また、処理速度を優先せず、精度を優先する場合は全て
の特定パタ−ンについて処理を行うから、全ての特定パ
タ−ンPについての処理の終了を判定し(ステツプP1
0)、処理が終了していない場合はステツプP4に戻
る。また、全ての特定パタ−ンPについての処理の終了
であれば、処理を終了する。
【0032】ステツプP4の判定で、特定パタ−ンが発
見されない場合は、読み取り画像の向きを判定できない
旨の表示を行い(ステツプP11)、処理を終了する。
【0033】図8は、図7のフロ−チヤ−トでステツプ
P7として示した、特定パタ−ンの中心座標位置(X、
Y)を通るx軸方向の所定幅の画像領域AXの特定パタ
−ンの中心座標位置Xから座標値の減少方向及び座標値
の増大方向の画像デ−タの分布と、y軸方向の所定幅の
画像領域AYの特定パタ−ンの中心座標位置Yから座標
値の減少方向及び座標値の増大方向の画像デ−タの分布
を計数する処理の詳細を示すフロ−チヤ−トである。
【0034】まず、x軸方向の画像デ−タの処理のた
め、x軸方向の画素アドレス(座標値)の初期値として
零を設定し(ステツプP21)、そのアドレスに画素が
有るか否かを判定する(ステツプP22)。画素が有る
場合は、その画素のx軸方向の位置(アドレス)が特定
パタ−ンPの中心座標位置Xよりも座標値の減少方向に
あるか否かを判定し(ステツプP23)、減少方向にあ
るときはカウンタCFXに1を加算し、また増大方向にあ
るときはカウンタCBXに1を加算する(ステツプP2
4、P25)。
【0035】x軸方向の画素アドレスをインクリメント
し(ステツプP26)、画素アドレスが画素アドレス最
大値(x軸方向の画像領域の最大値)よりも小さいか否
かを判定し(ステツプP27)、小さいときは更に処理
を継続するためステツプP22に戻る。また、画素アド
レスが画素アドレス最大値に達したときはx軸方向の画
像デ−タの処理を終了し、Y軸方向の画像デ−タの処理
に移る。
【0036】y軸方向の画素アドレス(座標値)の初期
値として零を設定し(ステツプP31)、そのアドレス
に画素が有るか否かを判定する(ステツプP32)。画
素が有る場合は、その画素のy軸方向の位置(アドレ
ス)が特定パタ−ンPの中心座標位置Yよりも座標値の
減少方向にあるか否かを判定し(ステツプP33)、減
少方向にあるときはカウンタCFYに1を加算し、また増
大方向にあるときはカウンタCBYに1を加算する(ステ
ツプP34、P35)。
【0037】y軸方向の画素アドレスをインクリメント
し(ステツプP36)、画素アドレスが画素アドレス最
大値(y軸方向の画像領域の最大値)よりも小さいか否
かを判定し(ステツプP37)、小さいときは更に処理
を継続するためステツプP32に戻る。また、画素アド
レスが画素アドレス最大値に達したときはy軸方向の画
像デ−タの処理を終了したので、このル−チンを終了す
る。
【0038】図9は、図7のフロ−チヤ−トでステツプ
P8として示した、領域AXの画像デ−タの分布状態
と、領域AYの画像デ−タの分布状態とに基づく読み取
り画像の天地及び左右の判定処理の詳細を示すフロ−チ
ヤ−トである。この処理は、先の処理(図8のフロ−チ
ヤ−トでの処理)で計数したx軸方向及びy軸方向の画
像領域の画素数を計数するカウンタCFX、CBX、CFY
びCBYのうち、最も小さい計数値を示したx軸或いはy
軸方向の画像領域を、読み取り画像領域の「左」、これ
より右に90°回転した位置を「天」と決定する処理で
ある。
【0039】まず、カウンタCFXとカウンタCBXの計数
値を比較する(ステツプP41)。比較の結果、カウン
タ計数値がCFX<CBXであれば、カウンタCFYとカウン
タCBYの計数値を比較し(ステツプP42)、CFY<C
BYの場合は、更にカウンタCFXとカウンタCFYの計数値
を比較する(ステツプP43)。CFX<CFYであればカ
ウンタCFXの計数値が最小であり、これは、図2に示し
た状態に位置する画像であると判定できるので、読み取
り画像の上を「天」と決定する(ステツプP50)。
【0040】ステツプP43の判定で、CFX<CFYでな
い場合はカウンタCFYの計数値が最小であり、これは、
図5に示した状態に位置する画像であると判定できるの
で、画像の右を「天」と決定する(ステツプP49)。
【0041】ステツプP42の判定で、CFY<CBYでな
い場合は、さらにカウンタCFXとカウンタCBYの計数値
を比較する(ステツプP44)。CFX<CBYであればカ
ウンタCFXの計数値が最小であり、これは、図2に示し
た状態に位置する画像であると判定できるので、画像の
上を「天」と決定する(ステツプP50)。
【0042】ステツプP44の判定で、CFX<CBYでな
い場合は、カウンタCBYの計数値が最小であり、これ
は、図4に示した状態に位置する画像であると判定でき
るので、画像の左を「天」と決定する(ステツプP5
1)。
【0043】ステツプP41の判定で、CFX<CBXでな
い場合は、カウンタCFYとカウンタCBYの計数値を比較
する(ステツプP45)。CFY<CBYであれば、さらに
カウンタCBXとカウンタCFYの計数値を比較する(ステ
ツプP46)。CBX<CFYであれば、カウンタCBXの計
数値が最小であり、これは、図3に示した状態に位置す
る画像であると判定できるので、画像の下を「天」と決
定する(ステツプP48)。
【0044】ステツプP46の判定で、CBX<CFYでな
い場合はカウンタCFYの計数値が最小であり、これは、
図5に示した状態に位置する画像であると判定できるの
で、画像の右を「天」と決定する(ステツプP49)。
【0045】ステツプP45の判定で、CFY<CBYでな
い場合は、さらにカウンタCBXとカウンタCBYの計数値
を比較する(ステツプP47)。CBX<CBYであればカ
ウンタCBXの計数値が最小であり、これは、図3に示し
た状態に位置する画像であると判定できるので、画像の
下を「天」と決定する(ステツプP48)。
【0046】ステツプP47の判定で、CBX<CBYでな
い場合はカウンタCBYの計数値が最小であり、これは、
図4に示した状態に位置する画像であると判定できるの
で、画像の左を「天」と決定する(ステツプP51)。
【0047】以上説明したように、この発明では、図1
に示すような左横書きの原稿を読み取つた画像上におい
て、特定パタ−ンを含む所定幅のx軸方向の画像領域A
Xと所定幅のy軸方向の画像領域AYを設定し、それら
の画像領域でx軸座標値の減少方向と増大方向、及びy
軸座標値の減少方向と増大方向の4方向において画像デ
−タが分布していない方向を読み取り画像の左方向であ
ると判断する。読み取り画像中に特定パタ−ンが複数個
抽出された場合には、以下の2通りの処理方法のいずれ
かを採用して読み取り画像の向きを決定する。
【0048】まず、画像の向きの決定における処理速度
を優先するときは、1個の特定パタ−ン(例えば最初に
抽出された特定パタ−ン)を使用して読み取り画像の向
きを決定する。
【0049】また、画像の向きの決定における精度を優
先するときは、読み取り画像領域全域で検出された複数
の特定パタ−ンについて、それぞれの特定パタ−ンの中
心位置を通る所定幅のx軸方向及びy軸方向の画像領域
を設定して画像デ−タの分布を求め、それぞれについて
読み取り画像の向きを示す情報を出力しその結果を一旦
メモリに格納し、得られた複数の画像の向きを示す情報
に基づいて、例えば多数決方式などにより、読み取り画
像の向きを決定する。
【0050】以上処理では、特定パタ−ンの中心位置を
決定するのに、パタ−ンマツチング手法を採用している
が、読み取つた特定パタ−ンのエツジ(例えば円弧)を
抽出し、エツジからその中心位置(例えば円弧の中心)
を求めることもできる。上記の実施例では、特定パタ−
ンとして1種類のパタ−ンを使用しているが、複数のパ
タ−ンを同時に使用することもできる。
【0051】また、以上説明した実施例では、原稿は左
横書きで、文字列の先頭に特定パタ−ン(前記の例では
黒丸「●」)があることを前提として読み取り画像の天
地、及び左右位置を判定する例を示したが、縦書き原稿
であつても文字列の先頭に特定パタ−ンがある場合は、
前記実施例と同様な手法で読み取り画像の天地、及び左
右位置を判定することができる。左横書き、縦書きなど
文字列の方向に応じて特定パタ−ンの位置も異なるか
ら、これに応じた画像の天地、及び左右位置の判定手段
を複数設け、切り替えるようにしてもよい。
【0052】
【発明の効果】以上、説明したとおり、この発明は、読
み取り画像の上で比較的高い頻度で出現する記号を特定
パタ−ンとして抽出し、その特定パタ−ンを含む画像領
域の画像デ−タの分布状態を調べ、その結果から読取り
画像の天地左右を判別するものであるから、従来の原稿
画像の天地及び回転位置の判別手段のように、文字を読
み取り参照文字と比較する高度の画像処理を必要とせ
ず、僅かのコストの増加のみで、迅速容易に原稿画像の
天地及び回転位置の判別を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】読取り画像の天地及び左右の判別手法を説明す
る図。
【図2】読取り画像の天地及び左右の判別結果を説明す
る図(その1)。
【図3】読取り画像の天地及び左右の判別結果を説明す
る図(その2)。
【図4】読取り画像の天地及び左右の判別結果を説明す
る図(その3)。
【図5】読取り画像の天地及び左右の判別結果を説明す
る図(その4)。
【図6】画像処理回路のブロツク図。
【図7】読み取り画像の天地及び左右の判定処理を説明
するフロ−チヤ−ト。
【図8】特定パタ−ンの中心座標位置(X、Y)を通る
領域の画像デ−タの分布計数処理の詳細を示すフロ−チ
ヤ−ト。
【図9】画像デ−タの分布状態に基づく読み取り画像の
天地及び左右の判定処理の詳細を示すフロ−チヤ−ト。
【符号の説明】
11 CPU 12 表示装置 13 イメ−ジスキヤナ 14 キ−ボ−ド 15 マウス 16、17、18、25、26、27 入出力制御装置 20 画像メモリ 21 特定パタ−ン座標メモリ 22 特定パタ−ン格納メモリ
フロントページの続き (72)発明者 鍋島 孝元 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 坂谷 一臣 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を走査して画像信号を発生させる画
    像信号発生手段と、前記画像信号に基づいて形成された
    原稿1ペ−ジ分の画像領域に相当する画像デ−タを記憶
    する画像デ−タ記憶手段とを備えた画像処理装置におい
    て、 前記画像デ−タ記憶手段に記憶された画像デ−タから予
    め指定された特定パタ−ンを抽出するパタ−ン抽出手段
    と、 前記原稿1ペ−ジ分の画像領域から、前記パタ−ン抽出
    手段により抽出された特定パタ−ンを含む所定幅のx軸
    方向の画像領域及び特定パタ−ンを含む所定幅のy軸方
    向の画像領域を指定し、該指定した所定幅のx軸方向の
    画像領域の画像デ−タの分布状態及び所定幅のy軸方向
    の画像領域の画像デ−タの分布状態を検出する画像デ−
    タ分布状態検出手段と、 前記画像デ−タ分布状態検出手段により検出された前記
    所定幅のx軸方向の画像領域の画像デ−タの分布情報及
    び所定幅のy軸方向の画像領域の画像デ−タの分布情報
    に基づいて読取り画像の天地左右を検出する画像方向検
    出手段とを備えたことを特徴とする読取り画像の向きを
    検出できる画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記画像方向検出手段は、前記指定した
    所定幅のx軸方向の画像領域及び所定幅のy軸方向の画
    像領域に含まれる特定パタ−ンを基準位置として、x軸
    座標値の減少方向と増大方向、及びy軸座標値の減少方
    向と増大方向の4方向のうち、画像デ−タが最も少ない
    方向を検出して読取り画像の向きを判定することを特徴
    とする請求項1記載の読取り画像の向きを検出できる画
    像処理装置。
JP8049585A 1995-05-23 1996-02-14 読取り画像の向きを検出できる画像処理装置 Pending JPH09223225A (ja)

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US08/652,180 US5889884A (en) 1995-05-23 1996-05-23 Image forming apparatus capable of recognizing top and bottom of document image
US09/276,750 US6266441B1 (en) 1995-05-23 1999-03-26 Image forming apparatus capable of recognizing top and bottom of document image

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100739711B1 (ko) * 2005-06-24 2007-07-13 삼성전자주식회사 특정 패턴 검출 장치 및 방법
US7426284B2 (en) 2004-06-04 2008-09-16 Ricoh Company, Ltd. Method, apparatus, and program for image processing capable of effectively preventing and detecting tampering, and a medium storing the program

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