JPH09223439A - ブレーカ装置 - Google Patents

ブレーカ装置

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JPH09223439A
JPH09223439A JP2780196A JP2780196A JPH09223439A JP H09223439 A JPH09223439 A JP H09223439A JP 2780196 A JP2780196 A JP 2780196A JP 2780196 A JP2780196 A JP 2780196A JP H09223439 A JPH09223439 A JP H09223439A
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handle
casing
movable electrode
fixed electrodes
fuse
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Kunihiko Watanabe
邦彦 渡辺
Kazumoto Chikada
一元 近田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H9/00Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H9/10Adaptation for built-in fuses
    • H01H2009/108Building a sliding and/or a removable bridging connector for batteries

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  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
  • Tumbler Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置をコンパクトにまとめる。 【解決手段】 ケーシング1内の一側には一対の固定電
極11a,11bが立設され、他側にはヒューズ12が
収容される。一対のルーバ端子32a,32bを互いに
接続してなる可動電極31が取付体35に設けられ、ル
ーバ端子32a,32bがケーシング1の天井面を貫通
して対応する固定電極11a,11bに抜き差しされる
ことで、両固定電極11a,11b間を切断または接続
するブレーカスイッチが構成される。ヒューズ12はブ
レーカスイッチと直列に接続される。取付体35の上面
にはハンドル40が傾倒可能に支持され、ハンドル40
は、取付体35との間に設けたばね部材47により起立
姿勢と傾倒姿勢で強固に保持される。使用状態ではハン
ドル40は傾倒され、ブレーカスイッチの入れ切りの際
にはハンドル40を立てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電気自動車
の動力電線等に介設して用いられるブレーカ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば電気自動車の動力電線には、メン
テナンスを行う場合等のために動力電線間を分断し得る
ブレーカと、過大電流の流通を阻止するためのヒューズ
とを併せて介設することが望ましい。そのため従来は、
ナイフスイッチ型のブレーカと、ヒューズを収めたホル
ダとを直列に接続して動力電線に介設することが行われ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電気自
動車の動力電線には大電流が流れることから、ナイフス
イッチ型のブレーカとヒューズホルダのいずれも大型と
ならざるを得ず、設置スペースに多くを要するという問
題があった。本発明のブレーカ装置は上記のような事情
に基づいて完成されたものであって、その目的とすると
ころは、装置をコンパクトにまとめることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、ケーシング内の一
側寄りには一対の固定電極が立設され、両固定電極の先
端側には、両固定電極に抜き差しされて両固定電極間を
切断または接続する可動電極が設けられることでブレー
カスイッチが構成され、その可動電極には、抜き差し操
作用のハンドルが傾倒可能に設けられるとともに、前記
ケーシングの残余空間内には、前記ブレーカスイッチと
直列接続されるヒューズが収容されている構成としたと
ころに特徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記ハンドルは、前記ケーシングの残余空間側に向
けて傾倒可能となっている構成としたところに特徴を有
する。請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発
明において、前記ハンドルは、ばね部材を用いたトグル
機構を介して起立位置と傾倒位置とでそれぞれ保持可能
となっている構成としたところに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用および効果】
<請求項1の発明>可動電極を両固定電極に差し込む
と、ブレーカスイッチが入って導通路がヒューズを介し
て導通される。導通状態ではハンドルは傾倒させておく
ことができる。ハンドルを立てて引き上げると、可動電
極が両固定電極から引き抜かれてブレーカスイッチが切
れ、導通路が分断される。ヒューズの交換を行う場合
は、同様にハンドルを引き上げてブレーカスイッチを切
ったのち行われる。ケーシング内にブレーカスイッチと
ヒューズとが並べて収容され、かつハンドルも傾倒させ
ることができるので、装置を特に背丈の低いコンパクト
なものにまとめることができる効果がある。
【0007】<請求項2の発明>ハンドルがケーシング
の残余空間側に傾倒されるため、ケーシングの側方に突
出することなくよりコンパクトにまとめられる。
【0008】<請求項3の発明>導通状態ではハンドル
を傾倒させるが、その傾倒姿勢に保持されることによっ
て、自動車の走行時に振動等を受けても踊ることがな
く、異音が発生すること等を未然に防止することができ
る。またハンドルが起立姿勢で保持されることは、ハン
ドルを持って可動電極を固定電極に抜き差しする場合
に、可動電極がぐらぐらせずに安定されるため、抜き差
しの作業を円滑に行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。 <第1実施形態>図1ないし図8は本発明の第1実施形
態を示す。図1〜図3において、符号1は合成樹脂製の
ケーシングであって、下ケーシング2と上ケーシング3
とから構成されている。下ケーシング2は、有底で平面
略長方形の筒状に形成され、その底面4がほぼ中央深さ
部分まで迫り上がって形成されているとともに、下端部
の外周面に取り付け用のフランジ5が形成され、四隅に
設けられた取付孔6からねじをねじ込んで図示しない車
体上に取り付けられるようになっている。
【0010】一方の上ケーシング3は、下ケーシング2
の上端部に被着される蓋状に形成されており、その上面
の四隅に設けられた挿入孔に通したねじ8を、下ケーシ
ング2の上端面の四隅に設けられたねじ孔9(図4参
照)に螺合して締め付けることで、着脱可能に取り付け
られるようになっている。
【0011】上記した下ケーシング2内には、その縦幅
方向(図4の上下方向)の一側において一対の固定電極
11a,11bが立設され、他側にはヒューズ12が収
容されるようになっている。固定電極11a,11bを
立てるために、下ケーシング2の底面4には、図2に示
すように、一対の雌ねじ体13がインサート成形により
所定の間隔を隔てて埋設されている。固定電極11a,
11bはピン状に形成され、長さ方向の中央に六角部1
5が形成されているとともに、下端側には雄ねじ16が
切られている。すなわち、各固定電極11a,11b
は、それぞれの雄ねじ16を雌ねじ体13にねじ込むこ
とで立設されている。
【0012】一方の固定電極11a(図2の左側)に
は、図5にも示すように、電線aの一方の分断部分に接
続された端子金具18が共締めされて固定されている。
その電線aは、底面4に開口された第1の挿通孔19を
通して外部に引き出されている。また他方の固定電極1
1bには、後記するようにヒューズ12の一端と接続さ
れたバスバー20が、同じく共締めされて固定されてい
る。
【0013】下ケーシング2の底面4の他側には、上記
のようにヒューズ12が収容され、ヒューズ12と固定
電極11a,11bの間には、底面4から仕切壁22が
突設されている(図4参照)。ヒューズ12の両端には
それぞれ接続片23,24が突設されており、一方の接
続片23には、電線aの他方の分断部分に接続された端
子金具26がボルト27で締め付けられて固定されてい
る。その電線aは、底面4に開口された第2の挿通孔2
8を通して外部に引き出されている。なお両挿通孔1
9,28には、電線aの外周に設けられた防水ゴム栓2
9が嵌められてシールされている。またヒューズ12の
他方の接続片24には、上記のバスバー20の一端が直
交姿勢においてボルト27で締め付けられて固定され、
その他端が既述のように固定電極11bに共締めされて
固定されている。
【0014】上記した一対の固定電極11a,11bに
は、可動電極31が抜き差し可能とされている。この可
動電極31は、図2に示すように、各固定電極11a,
11bの先端がそれぞれに嵌合可能な一対のルーバ端子
32a,32bの間に、架橋部33が差し渡されて接続
された構造である。そして可動電極31は、合成樹脂製
の細長い取付体35に対して、インサート成形によって
各ルーバ端子32a,32bを下面から突出させた状態
で設けられている。
【0015】一方、上ケーシング3の天井面における各
固定電極11a,11bの直上位置には、可動電極31
の両ルーバ端子32a,32bをそれぞれに挿入可能と
する一対の挿入孔36が開口されている。すなわち、可
動電極31の各ルーバ端子32a,32bが、挿入孔3
6を通してケーシング1内の一対の固定電極11a,1
1bに抜き差しされ、これにより両固定電極11a,1
1bの間を切断または接続するブレーカスイッチ38が
構成されている。また上記したヒューズ12は、電線a
の途中においてブレーカスイッチ38と直列に接続され
て設けられたことになる。
【0016】可動電極31の取付体35の上面側には、
その抜き差しの操作を行うためのハンドル40が設けら
れている。このハンドル40は、外形が逆台形をなす枠
状に形成されている。取付体35の上面の長さ方向の両
端部には、軸受孔42を設けた軸受部41が突設されて
いるとともに、ハンドル40の取付側の端縁には、上記
の軸受部41を挟むように二股状をなし、かつ軸受孔4
4を設けた一対の軸受部43が突設されている。このハ
ンドル40側の軸受部43の軸受孔44は、軸受部43
の突出方向に細長い長孔状とされている。
【0017】そして、ハンドル40の二股状の軸受部4
3の間に、対応する取付体35の軸受部41を差し入
れ、両軸受部41,43の軸受孔42,44にわたって
支持軸45を挿入することによって、ハンドル40が取
付体35の上面側で支持軸45回りの揺動自由に支持さ
れている。
【0018】またこのハンドル40は、ルーバ端子32
a,32bの突出方向と反対側に立ち上がった姿勢を取
る起立位置(図3の鎖線参照)と、ルーバ端子32a,
32bの突出方向と直交するように寝た姿勢を取る傾倒
位置(同図の実線参照)でそれぞれ保持し得るようにな
っている。そのため、取付体35とハンドル40との間
には、図6に示すようなばね部材47が装着されてい
る。
【0019】取付体35の長さ方向の中心の上面には、
図6〜図8に示すように隆起部48が形成され、その隆
起部48の頂面に、取付体35の長さ方向と直角方向に
細長い平面長方形の角柱形をなす取付突起49が立設さ
れている。その取付突起49の上端の長さ方向の両端部
には、鈎部50が突設されている。
【0020】上記のばね部材47は、ばね鋼板をプレス
成形することで形成されており、帯状の基板52の両端
に、内方に向けて折り返された折り返し部53を対称に
設けた形状となっている。基板52の中心には、上記の
取付突起49が嵌合される方形の嵌合孔54が開口さ
れ、その長さ方向の両端部から係止片55が切り起こし
により形成されている。すなわちばね部材47は、基板
52を取付体35と直交させた姿勢において、その嵌合
孔54が取付突起49に嵌め込まれ、図7に示すよう
に、基板52が隆起部48に押し付けられるとともに、
両係止片55の先端が取付突起49の鈎部50に係止さ
れることで、抜け止め状態でかつ回り止め状態で取り付
けられる。
【0021】一方、ハンドル40における取付側の端縁
の外面中心には、取付体35に取り付けられたばね部材
47を収容可能とする収容凹部57が穿設されており、
その収容凹部57の奥面が、ばね部材47の折り返し部
53が当接する当接面58となっている。ばね部材47
の両折り返し部53は、詳細には、基板52の端部から
若干の円弧形部を介して略鉛直方向を向いて直線部53
aが所定寸法立ち上がり、そののち係止片55の先端か
ら少し内方に入った位置まで円弧形部53cが形成さ
れ、その先に略水平方向を向いて直線部53bが形成さ
れて、最先端が下向きに直角曲げされた形状となってい
る。
【0022】すなわちハンドル40は、その当接面58
にばね部材47の折り返し部53を当接させて弾縮させ
つつ支持軸45回りに揺動され、ハンドル40はその折
り返し部53の復元弾力を受けて外方への移動力が付勢
され、長孔状の軸受孔44の一端が支持軸45で係止さ
れることにより移動が規制される。ここで、ばね部材4
7の折り返し部53について支持軸45からの距離を見
ると、基端と先端側の直線部53a,53bよりも、そ
の間の円弧形部53cの方が距離が長い。そのため、当
接面58が折り返し部53に沿って当接しつつ揺動され
る場合に、円弧形部53cに対応した場合の方が折り返
し部53の撓み量が大きくそれだけ反発力が大きい。ま
た円弧形部53cの方が当接面58との接触面積も少な
い。そのためハンドル40は、当接面58が円弧形部5
3cと対応しているときには、円弧形部53cを滑りつ
つ、反発力が小さい直線部53aまたは53b側に逃げ
ようとする。
【0023】そして、当接面58が直線部53aまたは
53b側に対応すると、反発力が相対的に小さくて円弧
形部53c側に逃げようとせず、また当接面58と広い
範囲にわたってべた当たりするため、ハンドル40が安
定して保持される。すなわち一種のトグル作用を受け
て、ハンドル40は、ルーバ端子32a,32bの突出
方向と反対側に立ち上がった姿勢を取る起立位置と、ル
ーバ端子32a,32bの突出方向と直交するようして
寝た姿勢を取る傾倒位置でそれぞれ安定して保持される
こととなる。
【0024】なお、上ケーシング3の天井面におけるヒ
ューズ12の収容部分と対応する部分には、図1,3に
示すように受け台60が設けられ、その受け台60上に
それぞれL字形の受け具61が取り付けられており、可
動電極31が固定電極11a,11bに正規に差し込ま
れて、ハンドル40が上記した傾倒位置に倒された場合
に、ハンドル40の両側縁の略中央部を嵌めつつ受ける
ようになっている。
【0025】また、ハンドル40の両側縁の外面側に
は、マグネット63が対称位置に嵌着されている。一方
上ケーシング3の天井面にはリードスイッチ65が取り
付られており、このリードスイッチ65は、上記のよう
に可動電極31が固定電極11a,11bに正規に差し
込まれて、ハンドル40が傾倒位置に倒された場合に、
一方のマグネット63の直前に対応するように設けら
れ、マグネット63が直前に来た場合に検知信号を送出
し得るようになっている。リードスイッチ65は、上ケ
ーシング3の側面にブラケット66により取り付けられ
たコネクタ67を介して、図示しない制御用コンピュー
タに接続されている。
【0026】本実施形態は上記のような構造であって、
続いてその作用を説明する。ケーシング1内には一対の
固定電極11a,11bが立設されるとともにヒューズ
12が収容され、電線aの分断部分の間で既述した態様
で接続される。電線aを導通状態とするには、ケーシン
グ1の外部においてハンドル40を起立位置に起こす。
そうすると、図7に示すように、ハンドル40の当接面
58は、ばね部材47の両折り返し部53の先端側の直
線部53bの間にわたって当接され、既述したトグル作
用によりハンドル40が起立位置で安定して保持され
る。
【0027】続いて、ハンドル40を持って取付体35
から突設された可動電極31のルーバ端子32a,32
bを上ケーシング3の挿入孔36に差し込むのである
が、その際ハンドル40が取付体35に比較的強固に保
持されているので、取付体35すなわち可動電極31が
ぐらぐらせず、両ルーバ端子32a,32bを挿入孔3
6に差し込む作業がスムーズに行える。
【0028】可動電極31の両ルーバ端子32a,32
bが対応する固定電極11a,11bに嵌合されると、
ブレーカスイッチ38が入り、電線aがヒューズ12を
介して導通されて使用状態となる。この使用状態では、
起立していたハンドル40を受け台60側に倒す。ハン
ドル40は、当接面58がばね部材47の一方の折り返
し部53の円弧形部53cに当接して比較的大きな抵抗
を覚えつつ倒され、当接面58が直線部53aに対応し
たところで操作が軽くなった感触を覚え、このとき受け
台60の受け具61で受けられつつ、図3の実線に示す
ような傾倒位置に到る。
【0029】この傾倒位置では、図8に示すように、ハ
ンドル40の当接面58がばね部材47の一方の折り返
し部53における基端側の直線部53aに当接され、同
じく既述したトグル作用により傾倒位置で安定して保持
される。そのため、自動車の走行時に振動等を受けても
ハンドル40が踊ることがなく、異音が発生すること等
が未然に防止される。
【0030】また、上記のように可動電極31が固定電
極11a,11bに正規に差し込まれると、ハンドル4
0を傾倒位置に倒した場合に、ハンドル40に設けられ
たマグネット63の一方がリードスイッチ65の直前に
対応するため、リードスイッチ65が検知信号を送出し
て正規にブレーカスイッチ38が入ったことが検知され
る。これに対して、可動電極31の差し込み量が不足し
ていると、ハンドル40を傾倒位置に倒してもマグネッ
ト63がリードスイッチ65の直前に対応せず、検知信
号が得られないことから、挿入不良であることが判別さ
れる。
【0031】メンテナンスを行う場合等においてブレー
カスイッチ38を切る場合は、図3の実線に示す位置か
らハンドル40を起こす。ハンドル40は途中で比較的
大きな抵抗を覚えつつ起こされ、操作が軽くなったとこ
ろで、同図の鎖線に示すように起立位置に到って同様に
安定して保持される。そののちハンドル40を持って引
き上げると、可動電極31が固定電極11a,11bか
ら引き抜かれ、ブレーカスイッチ38が切れて電線aが
非導通状態となる。
【0032】またヒューズ12が切れた場合は、上記と
同様にして可動電極31を引き抜くことでブレーカスイ
ッチ38を切り、そののち、ねじ8を緩めて上ケーシン
グ3を外す。そうすると、ヒューズ12が露出された状
態となるので、ボルト27を緩めつつヒューズ12を外
して新しいものと交換すればよい。ここでブレーカスイ
ッチ38はすでに切られているので、安全に交換作業を
行うことができる。
【0033】以上説明したように本実施形態のブレーカ
装置は、ケーシング1内にブレーカスイッチ38とヒュ
ーズ12とが並べて収容され、また操作用のハンドル4
0も傾倒させることができるので、背丈の低いコンパク
トなものにまとまる。上記実施形態のように、ハンドル
40を上ケーシング3の上面に沿って傾倒させれば、ケ
ーシング1の側方に出っ張らず、誤ってハンドル40に
引っ掛かるようなこともない。
【0034】上記のように使用状態ではハンドル40は
傾倒位置に傾倒されるが、トグル作用により安定して保
持されるから、自動車の走行時に振動等を受けても踊る
ことがなく、異音が発生することもない。またブレーカ
スイッチ38の入れ切りは、ハンドル40を立てて行わ
れるが、ハンドル40は起立位置でも取付体35に対し
て安定して保持されるから、ハンドル40を持って可動
電極31を固定電極11a,11bに対して抜き差しす
る場合に、可動電極31がぐらぐらせずに安定されるた
め、抜き差しの作業をスムーズに能率良く行うことがで
きる。
【0035】<第2実施形態>図9は本発明の第2実施
形態を示す。この第2実施形態では、ばね部材47aを
取付体35に突設した取付突起49aに取り付ける部分
の構造に改良を加えたものである。ばね部材47a側で
は、基板52に開口された嵌合孔54における長辺側の
両縁辺から、一対の係止片55aが切り起こしにより形
成されている。すなわち係止片55aは、折り返し部5
3が撓み変形する方向と直交する向きで設けられてい
る。一方、取付突起49a側では、上記に対応して長辺
側の面の上端にそれぞれ係止用の鈎部50aが突設され
ている。その他の構造は第1実施形態と同様であって、
同一部位については同一符号を付すことで重複した説明
は省略する。
【0036】ばね部材47aは、基板52を取付体35
と直交させた姿勢において、その嵌合孔54が取付突起
49aに嵌め込まれ、図9の鎖線に示すように、基板5
2が隆起部48に押し付けられるとともに、両係止片5
5aの先端が取付突起49aの長辺側の面に設けられた
鈎部50aに係止されることで、抜け止め状態でかつ回
り止め状態で取り付けられる。両係止片55aは、折り
返し部53の撓み変形方向と直交する向きで係止されて
いるので、折り返し部53が撓み変形した場合にも応力
が小さく、強度的に優れたものとなる。
【0037】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。
【0038】(1)ハンドル40はスペース等の関係で
その方が便利な場合は、上記実施形態とは逆方向に傾倒
させることもでき、その場合も同様にして踊ることなく
安定して保持される。 (2)マグネット63はハンドル40の両側縁の対称位
置に設けられているので、ハンドル40すなわち可動電
極31を左右反転させた姿勢で挿入した場合にも、同様
にリードスイッチ65による検知信号を得ることが可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のハンドルを傾倒させた
状態の平面図である。
【図2】ハンドルを立てた状態の断面図である。
【図3】ハンドルの抜き差し動作を説明するための側面
図である。
【図4】ケーシングの内部構造を示す平面図である。
【図5】ケーシングの内部構造並びに取付体側の構造を
示す斜視図である。
【図6】ばね部材の取付部分の構造を示す斜視図であ
る。
【図7】ハンドルが起立姿勢にある状態の拡大断面図で
ある。
【図8】ハンドルが傾倒姿勢にある状態の拡大断面図で
ある。
【図9】本発明の第2実施形態に係るばね部材の取付部
分の構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
a…電線 1…ケーシング 2…下ケーシング 3…上ケーシング 11a,11b…固定電極 12…ヒューズ 31…可動電極 32a,32b…ルーバ端子 35…取付体 36…挿入孔 38…ブレーカスイッチ 40…ハンドル 47…ばね部材 47a…ばね部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内の一側寄りには一対の固定
    電極が立設され、両固定電極の先端側には、両固定電極
    に抜き差しされて両固定電極間を切断または接続する可
    動電極が設けられることでブレーカスイッチが構成さ
    れ、その可動電極には、抜き差し操作用のハンドルが傾
    倒可能に設けられるとともに、前記ケーシングの残余空
    間内には、前記ブレーカスイッチと直列接続されるヒュ
    ーズが収容されていることを特徴とするブレーカ装置。
  2. 【請求項2】 前記ハンドルは、前記ケーシングの残余
    空間側に向けて傾倒可能となっていることを特徴とする
    請求項1記載のブレーカ装置。
  3. 【請求項3】 前記ハンドルは、ばね部材を用いたトグ
    ル機構を介して起立位置と傾倒位置とでそれぞれ保持可
    能となっていることを特徴とする請求項1または請求項
    2記載のブレーカ装置。
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